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有毒少年【劇団TheTimelessLetter】

有毒少年【劇団TheTimelessLetter】

劇団The Timeless Letter

ABCホール (大阪府)

2025/09/25 (木) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

既成戯曲
舞台美術には定評がある劇団で、今回も素晴らしい
但し、10周年としては少し物足りない内容
オリジナルが個人的には好きですが…
また10周年企画あるようなんで、次回に期待

パスタをゆでれば誰かが来る

パスタをゆでれば誰かが来る

劇団サービス

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2025/09/27 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

立命館大学系
起承転結が無く、暗転が多いので…
あるある話
4〜5のプロットがあり、最後に上手くまとめるパターン
旗揚げだから良しと
次回も期待してます😊

父と暮せば

父と暮せば

劇団演奏舞台

演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白い。
戯曲の力もあるが、演奏舞台らしい演出と演技がすばらしい。見応え十分。
(上演時間1時間50分 途中休憩なし)

ネタバレBOX

舞台美術は板敷、中央に出捌け口。上手に押し入れ襖 傍に卓袱台、机や行李など。下手は波トタンの壁際に薬缶や食器などが並ぶ棚。中央の柱には、8時15分を指したまま止まっている柱時計。シンプルな造作だが、戦後のあばら家と思えば納得できる。登場人物は父と娘の2人。

物語は、戦後3年経った夏の広島が舞台。美津江は「うちはしあわせになってはいけんのじゃ」と固い決意。原爆で多くの愛する者を失った美津江は、1人だけ生き残った負い目を持っている。いわゆるサバイバーズ・ギルト。最近 勤めている図書館に通ってくる青年に好意を抱くが、恋のトキめきからも身を引こうとする。 そんな娘を思いやるあまり「恋の応援団長」として現れるのが父・竹造。実はもはやこの世の人ではない。死者と生者、父と娘それぞれの抱える思いが交錯しながら紡がれていく日々、今を生きる人たちが観ておきたい物語。

父・竹造(浅井星太郎サン)と娘・美津江(池田純美サン)の自然体な演技に驚く。全編 広島弁、第二の故郷が広島であり、聞き慣れた広島弁に違和感は感じられなかった。それだけ方言指導と演技が確かということ。浅井さんは父親役ということで体形を変えたのだろうか。人格的には滋味溢れる雰囲気を醸し出していた。池田さんは遠くの一点を見つめるような目、そこに意志の強さを感じる。2人の演技に「柔和」と「剛直」といった反対の心情をみるようだ。この剛柔ある会話がお互いの思い、夫々 それを押し付けることが出来ない もどかしさ。その表現し難い感情が滲み出ていた。

美津江は、自分が幸せになることを諦めている、いや拒否している。一方、竹造は死をも乗り越え未来という希望を望んでいる。それは 自分を別の形(孫)として生まれ変わらせてほしいと。父から娘へ、その幸せと同時に親子、人と人の繋がりがしっかりと伝わる。
その情感を Key&Vo 佐々木多幸詩さんとGt 松岡信二さんの生演奏が支える。ちなみに佐々木さん、口をマイクに近づけ歌っていたが、音(声)が漏れ広がらないための工夫ー近接効果を利用していたような。アクシデントか? 自分の勘違いだろうか。
次回公演も楽しみにしております。
ワンマイク ONE MIC

ワンマイク ONE MIC

ホチキス

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2025/09/23 (火) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今回も面白かったです。結構臭い部分も多いし、オチが読める部分もあるけどそれでも笑っちゃうし、泣けてしまう。2時間飽きずに楽しめるエンタメ。

ネタバレBOX

最後普通に録音してるからそうなのかなぁと思ったけどやっぱり、という感じでした。
米津玄師みたいな人と監督のキャラクターも良いですね。
Toll the Bell

Toll the Bell

明治大学ミュージカル研究会

アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/09/28 (日) 18:00

大学生がミュージカル?「結構ハードル高いだろうなぁ」と思いながらも、自分自身が90年代にニューヨーク一人旅をした経験、ブロードウェイで見た初めての本場のミュージカルの体験、そしてその当時のサラリーマンの自分と今の大学生たちの姿を重ね合わせたくて、急遽、観劇を決めた。

予想通り、私以外はすべて大学生、観客は半分以上が女子大生と思われた。そんな中でまさに青春真っ只中の大学生たちが、見事なミュージカルを行って、観客を感動させてくれた。

個人的には、スターティングオベーションものです。素晴らしかった‼️ブラボー❗️
そして、受付から終演して出口まで、心地良い接客と対応も好印象。後輩たちは優秀です。自信を持って、人生の後半戦に臨んでください。応援しています‼️
君たちの人生の中で、忘れられない思い出になる事は間違いないでしょう。
1984年卒業の明大OBより。

草創記「金鶏 一番花」

草創記「金鶏 一番花」

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2025/09/20 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

【満月】:金原賢三役:藤原祐規/ 坂東天鼓役:宮原奨伍

2回目。
沢山の角材に混じって沢山のブラウン管TVが潜んでいる。

作品的に大好物というわけではないのだが、もう一回観たいと思わせる中毒性。今観終わったばかりなのに。作家は頭の中で思い付いたアイディアの実現の難易度が高ければ高い程興奮するタイプなのだろう。作家と観客との想像力の知恵比べ。これは戦いだ。作家がここまで頭の中身全部ぶっ込んで勝負してるのに観てる方も負けてはいられない。覚悟して観る。後に伝説になると思う。金払えばこれが観れることに感謝すべき。

金子侑加さんには何かしら賞を捧げないとまずい。『二番花』でふっくらしていたのも、今回の役の為の振り幅だろう。本当に何か憑いているんじゃないか?

ネタバレBOX

影絵の汽車。
遊び仲間の松井愛民(あみん)さんが可愛かった。
佐渡玄太役の藤尾勘太郎氏は要所要所で大活躍、物語の緒を締める。天下無双のとっちゃん坊や。
アコーディオン、島田大翼氏の美声。

北沢洋氏演ずる坂東天五郎がカッコイイんだよね。彼を主人公に観たかった。歪んでらあ。末代までお狐様と付き合う覚悟。「狐〜!当てやがったな!息子を頼んだ!」
弟子の坂東文七(小林大介氏)との遣り取りもカッコイイ。「ここからは生き死にですよ。」
小林大介氏はスマトラの鬼伍長、大蔵大和役も兼ねる。彼こそ二番花で内田靖子さんが演じた大蔵ハナの兄。

妖しく光る水ヨーヨーを突いた狐面の子供達、そこらここらにぼうっと浮かび上がる。
「狐の提灯、ぼうっ」との唄声がこだまする。
森の奥深く坂東天鼓(宮原奨伍氏)は夢遊病者のように歩き続ける。夜空に浮かぶ巨大な満月。

高熱に浮かされ、生死の境を彷徨う金原賢三少年(今村美歩さん)。母(藤吉久美子さん)はどうにか助けてあげたくておろおろする。そこに深夜の闇を切り裂くような一番鶏の高らかな鳴き声。飼っている鶏のサチ(中野亜美さん)だ。「お前を応援しているんだよ。頑張れって応援してくれてるんだよ。」その声に導かれて少年は回復し命拾いする。サチはずっと少年を見守り続ける。

悪戯好きの捻くれた狐(金子侑加さん)は坂東天五郎(北沢洋氏)の家に貰われる。魔性の技で三流歌舞伎役者に稽古を付けてやる。その6歳の息子が生死の境を彷徨う病。狐に命乞いをする天五郎。救ける代わりにその子を寄こせと要求。苦渋の決断を迫られる天五郎。

日本中皆、狐に憑かれたように戦争に邁進していく。どうにも人が変わってしまったかのように。

歴史には残らない狐と鶏の戦い。誰も知らず誰も信じない話。でもそれは本当のこと。

見立て
箸 色鉛筆
お茶碗 折紙
レンゲ 金魚すくいのポイ
歌舞伎の筋書 凧 
米 おはじき
お茶 重ね独楽
スコップ 虫取り網
けん玉もあった。
ナタは羽子板の形状。

「私はこれ程美しいものを見たことがございません。」
金子侑加さんはタイBL(ボーイズラブ)をこよなく愛するYガール(腐女子)なだけに台詞が真に迫る。タイ製作のBLドラマは高品質で世界的に人気となっている。

「ままならん、どうにもままならん。」
後頭部に上下逆に狐面を付けた金子侑加さん、頭を下げると狐になる。四つん這いで裏声の狐と久連子益次郎を同時にこなす。

昭和21年3月16日に起きた十二代目片岡仁左衛門一家殺害事件がモデル。薪割り用のマサカリで親子3人と使用人、子守りの5人が早朝午前6時頃殺された。座付作者見習いとして住み込んでいた飯田利明が逮捕される。減刑を狙って「食の恨みだ」と供述したが、その後金目的であったと獄中から遺族に詫び状を送った。無期懲役の判決を受けたが1960年代に恩赦で釈放されたらしい。

※自分が先行予約した時には【彗星】と【満月】の区分けはまだなかったと思う。こうなると【彗星】観たかった!

※佐藤弘樹氏は顔の系統がBreakingDownのSATORUっぽい。
ひのないところに

ひのないところに

青春事情

駅前劇場(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

消防署の火災が起こらない時の日常を描いた作品だが、やることが多くて大変そうだが笑ってしまった。
観たらジョアを飲みたくなる(多分)

勿忘草

勿忘草

シレネ

キーノートシアター(東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

セリフの無いダンス公演、見事ですね。事前にあらすじ読んでいたこともあって、概ねストーリーは理解できました。照明や音響もよくて、大いに楽しめました。

門番の秋

門番の秋

劇団ノックステージ

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

何でも言っちゃって何でも聞いちゃう、根掘り葉掘りの田舎の会話劇のようですね。フツーの事を言っているのに、妙にシュールで不条理劇を観ているみたい。ビール片手に楽しめました。

ワンマイク ONE MIC

ワンマイク ONE MIC

ホチキス

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2025/09/23 (火) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

かなり無理めでありえねー内容なのですが、サクサクと話は進んで、飽きが来ませんね。最後は大団円で、大感激。お見事。

ひのないところに

ひのないところに

青春事情

駅前劇場(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

きちんとした作品作りに感激。多岐にわたる消防署の仕事は大変だ。色々と考えさせられますね。

『天守物語 〜夢の浮橋〜』

『天守物語 〜夢の浮橋〜』

虹色ぱんだ

アトリエファンファーレ東新宿(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

和ダークファンタジー、グッときました。ざっくりとしたあらすじしか知らなかったですが、惹かれる世界観ですね。改めて原作も読んでみたいです。

VIVID

VIVID

Loneliness of the butterfly

イズモギャラリー(東京都)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

内容は寓話と言っていいんでしょうか。膨大なセリフをものともしない見事な一人芝居ですね。色々と考えさせられました。

勿忘草

勿忘草

シレネ

キーノートシアター(東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

台詞の無いダンス公演でしたが、とても良かったです。
私の好きなバレエをベースとしたダンスに目が釘付けでした。
役者さん達の動きや表情で、台詞はなくても、内容が伝わってきました。
約80分でしたが、ずっと踊りっぱなしなので、すごい体力だと思いました。
美しい舞台でした!

Letter2025

Letter2025

FREE(S)

ウッディシアター中目黒(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/10/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです。
過去にタイムスリップし、命の尊さを知り成長する主人公の姿に感動でした。
命をかけて大事な人の命を繋ぐラストは、切なくて涙腺が緩みました。
役者さん達の演技も良いし、現代風な音楽やアレンジで、とても観易いと思いました。
戦争は勿論、東日本大震災で、命を失った人達の事を決して忘れてはならないと感じました。
心に響く良い舞台でした。

勿忘草

勿忘草

シレネ

キーノートシアター(東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

良かったです。

Letter2025

Letter2025

FREE(S)

ウッディシアター中目黒(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/10/19 (日)公演終了

実演鑑賞

良かったです。

父と暮せば

父と暮せば

劇団演奏舞台

演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

不朽の名作ながら、今回も演奏舞台らしい技量のある熱演でした。幽霊ながら前向きな父とサバイバーズギルトから抜け出せない娘の対比が一層原爆の惨たらしさや悲しみを増幅させており、胸につまる舞台でした。

ネタバレBOX

浅井さんと池田さんの二人芝居であるため、今回は音楽の演出はないだろうと思っていましたので、熟練の方の深みのある演奏効果にお得感がありました。
勿忘草

勿忘草

シレネ

キーノートシアター(東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い、典型的なノンバーバル劇。
物語は、ダンス(ソロやアンサンブル)や音楽で綴った女性の生き様。その結末は観客によって捉え方が違うだろう。内容は、説明にあるように 誰とも深く関わらず、淡々と過ごすOL・恵。彼女に、定期的に届けられる『一輪の花』。暴力に支配された家庭、孤独な施設での生活、繰り返される心の傷を描いたもの。一輪の花は、容易に分かると思うが 勿忘草(ワスレナグサ)のこと。その花言葉は「私を忘れないで」、これが実に意味深なため 結末が…。

言葉はないが、ダンスと音楽で情況と情景を巧みに描き出す。そしてダンス以外の丁寧なしぐさで心情を描き、最小限の小物で状況を表す。例えば、傷ついた もしくは苛ついた心を癒すための癖ーささくれ・さかむけ を毟る。その原因はストレスや栄養失調らしいが、そうなったのは毒母の虐待。いわゆるネグレストである。それからは施設、学校そして職場での無視や苛めといった負の連鎖。そんな情景をダンスパフォーマンスで表す。

そして音響/音楽や照明といった舞台技術が物語を効果的に支えている。音楽はその状況に適した選曲、例えば 自分を奮い立たせる場面では、中島みゆき の「ファイト!」が流れる。照明は抒情的とも思えるような色彩ー青白色や白銀色ーを使ったスポットライトが心情を際立たせるような効果と印象を放つ。
(上演時間1時間20分) 

ネタバレBOX

素舞台、後ろは暗幕。情景に応じてテーブルや椅子、そしてパソコン、タバコ、カッター等の小物。

冒頭、上手から 横一列でゆっくり特徴ある足取りで登場。ラストも同じような足取りで歩む。力強いとは言えないが、確かな歩み(生)が感じられる。登場人物は6人---主人公の恵、その姉 樹美、2人の母、そして恵の同級生や同僚といった時代や状況に応じたアンサンブル3人。家族の3人は色彩ある衣裳、アンサンブルの3人はデザインが違うが皆 白地の衣裳。3人が暗幕の前に等間隔で並ぶと鯨幕(死)を連想する。ラスト、恵はどうなったのか、その結論は観客に委ねられたよう。

ダンスパフォーマンスという身体表現がメインであるが、例えば毒母(横関友希サン)から逃れるように家を出た姉(ちょいな サン)、いつも助けてもらっていた妹(塚本芽衣サン)の悲嘆。姉が出ていく後ろ姿を見た塚本さんの表情がすごい。このシーンでグッときた。ダンスも椅子に座りパソコンやボトルを使った表現力も巧い。その魅せるを意識した演出が印象的だ。
次回公演も楽しみにしております。
I, Daniel Blake ―わたしは、ダニエル・ブレイク

I, Daniel Blake ―わたしは、ダニエル・ブレイク

秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場

紀伊國屋ホール(東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/10/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/09/28 (日) 14:00

座席1階

イギリスと言えば「ゆりかごから墓場まで」の言葉に称される福祉先進国だが、サッチャー政権などを経てとんでもない状態になっているようだ。自己責任を掲げる新自由主義、それに伴う福祉予算削減。貧困対策としてのセーフティネットは形としてはあるものの、そこに容易に到達させない複雑な仕組み、さまざまなバリアを今作では嫌というほど見せつけられる。

だが、これは我が国だってある。先刻最高裁が違法と断じた生活保護政策は、役人が恣意的に調査項目を扱って保護費を削減する根拠に仕立てあげた。役所の窓口が「まだ働けるはずだ。怠けている」などと申請者を追い返す水際作戦はあちこちである。それどこか、保護申請をあたかも税金の食いつぶしのようにはやし立てる世間の空気。これらは舞台でも描かれ、英国も日本も同じ状況だと分かる。
原作者の執筆動機は怒りだという。そのやるせなさ、怒りのパワーが舞台からひしひしと伝わってくる。
映画化はされていたが、これを日本初演で舞台化した青年劇場はまさに、面目躍如。この怒りを、自分は関係ないと通り過ぎようとする一人一人に見てほしい。深刻化する格差社会。誰もが転落する可能性はあり、けして人ごとではないはずだ。

いい舞台だった。きびきびとした役者の動き、キレのいい演出もよかった。

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