最新の観てきた!クチコミ一覧

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トランスフォーム、ゴーホーム

トランスフォーム、ゴーホーム

tsumazuki no ishi

ザ・スズナリ(東京都)

2009/11/04 (水) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★

ギクシャクした感が払拭できず
近未来系・バックステージ系の個々のパーツはそれぞれ面白く、こういった構成も好きなのだが、何か全体的に木に竹を接いだようなギクシャクした感が払拭できないのが残念。
上演時間が135分もあるのだから、バックステージの部分を入れずに未来のタワーマンションロボだけで2時間弱にまとめても良かったような気がする…。
それだけだといつもと作風が違うのでテレ隠しにバックステージネタ(これとて通常とは異なるが)も盛り込んだのか?
一方、遠景にある別のタワーマンション、まずは腕が出て動くのに笑わせられたが、その後ちゃんと巨大ロボットにトランスフォームする(!)のには感服。
事前情報からは惑星ピスタチオの『Believe』における「大阪城ロボ」の現代版かと思ったが、どちらかと言えばマクロスのトランスフォーメーションに近い感じ?

おんな

おんな

劇団虎のこ

萬劇場(東京都)

2009/11/04 (水) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

昭和の大映映画のようなオモムキ
遊郭を舞台にそこの「おんな」たちのプライドや嫉妬、ズルさや哀しさをクローズアップした物語、昭和の大映映画、あるいは最近なら山田洋次監督作品のようなオモムキ(「格調」と言っても良いか?)あり。
「悪人(あるいは悪役)」はいず、「おんな」たちのみならず登場人物全員がそれぞれどこかしら哀しい部分をもっているのがイイし、終盤に仕込まれた親子ネタはトドメ?(爆)
また、唐傘をアクセントに使った装置もステキ。

華々しき一族/お婿さんの学校

華々しき一族/お婿さんの学校

ハイリンド

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/11/18 (水) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★

ポップで軽妙な古典劇
中野茂樹演出で古典作品に新たな息吹が吹き込まれた。
古典作品を現代の日本で上演することのずれを強調し、軽妙な笑いを作り出しつつ、古典作品の持つ普遍的な魅力もしっかりと伝える優れた演出。
巨大なレゴブロックのセットも楽しい。
ハイリンドの役者たちも中野演出をくみとって、誤意訳の奇妙な空気を巧みに表現し、洗練された現代のクラシックを具現していた。
お勧め。

て

ハイバイ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/09/25 (金) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

これは傑作です
これは傑作です。劇の世界に引き込まれました。おばあちゃんの手の岩井さんの説明にも大納得です。 今年一番の収穫です。

世田谷カフカ 

世田谷カフカ 

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2009/09/28 (月) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

これぞ劇的世界
ナイロン100℃「世田谷カフカ」。不条理とは、演劇的世界とは、を存分に感じさせてくれる芝居でした。 とても面白かった。やはりケラはすごいし、ナイロンが劇団である意味もよくわかった。

コースト・オブ・ユートピア-ユートピアの岸へ

コースト・オブ・ユートピア-ユートピアの岸へ

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2009/09/12 (土) ~ 2009/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

壮大な人間ドラマ
3部作を一気に鑑賞。19世紀ロシアの知識人を主人公にした壮大な人間ドラマ。休憩を含めて10時間を超えるが、本当に引き込まれました。当時のロシア社会やゲルツェン・バクーニンなどの人物に対する若干の予備知識はあった方がよいが、それがなくても十分に楽しめる芝居であった。チェーホフの芝居を彷彿とさせる舞台世界から世界が大きく広がる。蜷川の今年の芝居の中でも最高の作品だった。

ブロークン・セッション【公演終了・ありがとうございました】

ブロークン・セッション【公演終了・ありがとうございました】

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2009/11/18 (水) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

満足度★★★

おはつ。
今までのチラシが肌に合わず興味を持てなかったけど(すみません)やっと観ることができました。1時間20分。

ネタバレBOX

後半の展開。普通の動物的な感覚を思えば邪魔者は消すというのはわかりやすい。動揺そこそこに手は動かすよ、強制されなくったって人くらい刻めるよ、やるときゃやるのよ誰だって、解体するにしたがって人間が物体に変化し、魂はどこへやら目の前にあるのはただの肉片。ざくざくざく。

あとお恥ずかしながら、どなたも触れてらっしゃらないようなので私の完全な見間違い、妄想違いがあり・・・・
酒巻さんのお腹に人間の手のシルエットが浮かび、その指が時々動いて見えたんですね。なので片腕が義手でど根性ガエルみたいに笑いをとるのかしらと待ってしまったあんなに緊張している場面だのに。それかその手がボトッて床に落ちて自分も人を殺してることがばれる・・・・の展開があるのかと思いきや、全く違ったわけですが・・・ 薬、酒やりません。
最後もう一声!と感じました。たとえば15秒くらいでたたみかけるような追い込みがあれば良かった。終わりの予感があってから、あのラストがあればまた違った後味に。小林タクシーさんが静かに光る。いい意味で彼はこわい。
生きてるものはいないのか

生きてるものはいないのか

五反田団

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/10/17 (土) ~ 2009/10/31 (土)公演終了

満足度★★★★

初見です「生きてるものはいないのか」
「生きてるものか」を先に見て、こちらを後に見ました。なるほど。私は「生きてるものか」の世界観の方が好きですが、「生きてるものはいないのか」にも納得。人が生きることって…

河の向こうで人が呼ぶ

河の向こうで人が呼ぶ

劇団昴

あうるすぽっと(東京都)

2009/10/31 (土) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

山田太一の世界ですね
50を過ぎると、ふとそんな気持ちになる。懐かしい人がすぐそばにいる気が…、西本さん・一柳さん・田中さん、よい味をだしていました。

今日もいい天気

今日もいい天気

渡辺源四郎商店

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/11/05 (木) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

ほのぼの…「猫の恋、昴は…」に通じる世界
畑澤さんが昴サードステージに書き下ろした「猫の恋、昴は天にのぼりつめ…」につながる世界を感じました。満足です。 宮越さんの芝居が見られてとてもよかった。

定年ゴジラ

定年ゴジラ

文学座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2009/11/05 (木) ~ 2009/11/14 (土)公演終了

満足度★★★★

安定した舞台で楽しめた
重松清氏の小説の舞台化。
ベテランたちの安定した舞台で、安心して観られる。
特に加藤武さんの、最後まで衰えない、存在感のある声の張りは見事。

ネタバレBOX

定年を迎え、特にすることがない主人公山崎が、地域の自治会のひとたち、つまり、定年の先輩たちに出会う。彼らから、定年後の過ごし方のアドバイスなどを受けたりしながら、自治会の仕事に精を出す。
自治会の仕事をしながら、自分たちのニュータウンについて再確認し、さらに同じ世代のせつなさ、やるせなさを感じる。
そんな中、ニュータウンをランク付けするという雑誌の取材を通じて、ニュータウンとともに歴史を刻んできた自分たちの歩みを確認する。
そんな物語がビートルズの旋律に乗せて、繰り広げられる。

とにかく、安定した演技と演出で、すっと内容に入ることができ、まったく飽きずに楽しめた。

小説は読んでいたのだが、実際に動き会話する登場人物たちを観ていると、「ああ、こういう世代の方たちの話だったんだなあ」と改めて思ったり。話す速度とか、テンションとか。
小説のように泣けるという感じはなかった。悲哀とか切実さを感じなかったためだろう。
それは、舞台の上の主人公たちが、溌剌としていて、エネルギーがあったからだとも思うのだ。観客は、そういうエネルギーを感じ、希望のようなものを得たのではないだろうか。

観客には舞台の上と同世代またはそれに近い世代の方がかなり見受けられ、共感のまなざしとともに温かい笑いに包まれていたのが印象的だった。

ただ、30年前の私鉄沿線にあるニュータウンというと、一戸建てではなく、団地であり、一流企業をリタイヤして、悠々自適で有り余った時間を何に使うのかだけが悩みのタネっていうのは、贅沢だなあと思ったり。
そのような定年を迎えることのない私にとって、なんかピンとこないというのが、ホンネでもある。
海に浮かぶメトロポリス

海に浮かぶメトロポリス

とくお組

新宿シアターモリエール(東京都)

2009/11/18 (水) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

黒木
泥臭い良い男がばかりが集まってる話。
草食系?なんだそりゃ?
ワイルドに21世紀を生きてゆけそうになる世界。

岡田以蔵

岡田以蔵

劇団め組

「劇」小劇場(東京都)

2009/11/04 (水) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

演出が・・・

岡田以蔵の舞台は

マジよかった!すっげーよかった!!
とかみたいな激しい良さと言うよりは

ああ、よかったな
あーいいなぁ
っていう、静かな良さがありました。


芝居も人間味があって
人間臭さがとてもよかった

また師弟愛が泣けた。


歴史ものの、日本のよさが伝わってくるような舞台でした

言葉もよかったし格好良かったです

ネタバレBOX


以蔵の「先生」の言い方、刀の持ち方、抜刀の仕方がよかった

なによりも最後のシーン以蔵が可愛くみえて仕方がなかった

最後に武市先生と共に桜をみて、「春雨じゃき、濡れて参ろう」(?間違ってたらすいません)と言うシーンや
2人で並んで傘さして立っていて、桜の花びらがあとからあとから降りしきるシーンがとてもよかった!
思わず涙があふれ出ました

最初の洞窟の中の芝居?もよかった!
反響する声が格好良かった。そういう演出があることを知れた。

殺陣のシーンで効果音が無かったのが少し残念だったけれど、こういう演出方法もあるんだな。と勉強になりました!


以蔵という人物が大好きになりました。
15 Minutes Made Volume7

15 Minutes Made Volume7

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/11/12 (木) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

どれも個性
が際立っていて、15分間の使い方が興味深かった。

ろじ式〜とおくから、呼び声が、きこえる〜

ろじ式〜とおくから、呼び声が、きこえる〜

維新派

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2009/10/23 (金) ~ 2009/11/03 (火)公演終了

すごかった
初見。昔からある団体なのに、古さを感じさせない技術があった。

smallworld'send

smallworld'send

時間堂

王子スタジオ1(東京都)

2009/10/21 (水) ~ 2009/11/03 (火)公演終了

緋の鳥

緋の鳥

少年かしこ

OFF OFFシアター(東京都)

2009/11/18 (水) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★

観てきた☆
とても観やすかった☆
一観客としてかしこを観たのは三回目(出演を除く)だったけれど、今までの作品と比べ、伝えたいことが明確で、照明や音響も交えて上手くまとまっていたように思う。
前説の時は思わず過去を振り返り祈ってしまったが(笑)

もう少し大きなところで、小道具や舞台装置を用いるともっと面白くなるのではという印象を受けた。

あと正直なところを言わせてもらえれば、始まってから30分位までのところは少しだれてしまった。
もう少しテンポよくまわしてみたら、もっと場がしまるのでは?

そんな老婆心も含め、久しぶりに芝居らしい芝居を見せていただいたので、満足でございます☆
残りのステージも勢い欲駆け抜けていってください☆

鬼の棲み家

鬼の棲み家

CLIE

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2009/10/15 (木) ~ 2009/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

格好良かった!

DVDがあったら欲しいなと思いました!

照明、音響効果。殺陣。どれも格好良かったです!

話や動きも面白くてついつい魅入ってしまいました。

効果音と殺陣の勉強になりました。

ネタバレBOX


愛すべき3馬鹿?やじぃさま婆様。

敵をあしらうじぃさまの立ち回りが特に印象的、印象深かったです!

最後に美鬼が小太郎を名乗って終わったというのがよかった!格好良かったです!
高き彼物

高き彼物

加藤健一事務所

本多劇場(東京都)

2009/11/18 (水) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

作品、演出、出演者、全て好し
期待以上に良かったです。
海宝君、ありがとう!
あなたのお陰で、素敵な舞台を見逃さずに済みました。

高橋長英さん主演の舞台もよかったけれど、あの時は、俳優さん全員、計算で演技をされるタイプだったせいか、かなり舞台が重い印象でした。

でも、今回のカトケン版は、皆さん、ナチュラルな演技で、だから、最後の告白シーンも、変に過剰に生々しくならず、気付いたら、涙を誘われていました。

久しぶりに、占部さんの素敵な演技を観られたし、物心ついた時から活躍されている滝田さんが、いいお爺さんぶりで、和ませて下さったし、期待の海宝君が、実年齢に近い等身大の好青年を好演していたし、本当に心がほっこりする舞台でした。それに、小泉今日子さん、「楽屋」の時も思いましたが、本当に素敵な、得がたい女優さんになられたなあと同性ながら、惚れ惚れしました。

観客の満足に満ちた温かい拍手が、観客である私にも嬉しく響いた、超一級舞台です。

4.48サイコシス(演出:飴屋法水)

4.48サイコシス(演出:飴屋法水)

フェスティバル/トーキョー実行委員会

あうるすぽっと(東京都)

2009/11/16 (月) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

満足度★★★

サラ・ケイン
イメージ・感覚的に研ぎ澄まされている。28才の若き劇作家。その死がセンセーショナルなだけにそちらにどうしても寄ってしまうのか。作家がほんとに求めていたのは果たして・・・よく考えてみる。

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