
Under Water Over Revival
GOKAN。
銀座小劇場(東京都)
2009/12/24 (木) ~ 2009/12/27 (日)公演終了
満足度★★
微笑ましいが・・・
言葉のチョイス、キャラクター、演技、演出、残念ながらコメディとしてのセンスと完成度は学生演劇の域を出ていないように思う。何人か面白く観ることができる人はいた。

ちきゅうばこ
to R mansion
座・高円寺1(東京都)
2009/12/23 (水) ~ 2009/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★
ほほえましい。
開演前から泣く子がいてもそれもBGMにしてしまうくらいの包容力。変に道徳的だったりするのでなく、本当にわくわく、どうなっちゃうの、と身を乗り出されるような物語、技術の高いパフォーマンスで満足です。クリスマスシーズンにぴったり!子供のいる友達にお勧めしたいと思いました。
今日は幼稚園前の小さな子が多かったように思いますが、せめて幼稚園、小学校低学年くらいのほうがより楽しめるんじゃないかな。

りぷれい
どて劇団
テアトルBONBON(東京都)
2009/12/23 (水) ~ 2009/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
楽しかった〜!!!
今回も最高でした♪♪
どて劇団o(^-^)o
本編はもちろん、おまけのスペシャル企画まで楽しませてもらいました♪
まだの方絶対、絶対オススメですよ〜っ!!

みなぎる血潮はらっせらー
渡辺源四郎商店
アトリエ・グリーンパーク(青森県)
2009/12/23 (水) ~ 2009/12/26 (土)公演終了
満足度★★★★
【聖夜の贈り物】
ほたて組を観賞。工藤両女優の役の早変わりと、店主畑澤のツバ飛ばしながらの熱演が見もの。舞台中央のペンタゴンがいろんな役割を果たす。
自分的にはラジオの方が想像力を掻き立てられて好きだが、とても面白かった。こんななべげんも「有り」だと思う。ラジオ版を知らない世代でも楽しめる。〆のお歌はモチロン唱和いたしました。「アオモレンジャー」でググってみてください。面白い絵・音が堪能できます。

曲がれ!スプーン
ヨーロッパ企画
紀伊國屋ホール(東京都)
2009/12/10 (木) ~ 2009/12/22 (火)公演終了
満足度★★★★
なんて楽しい
本当に楽しい時間を過ごしました。
映画よりやっぱり舞台ですね。
ただ、紀伊国屋ホールはちょっと大きすぎた感じがありました。
もっと近くで観たかったなぁ。

サディスティック 殿様 ダブルダウン
village80%
ぽんプラザホール(福岡県)
2009/09/26 (土) ~ 2009/09/27 (日)公演終了
ナチュラルなのに生々しい
「素」とは違うナチュラルさ。
舞台を見ているはずなのに、
現実の誰かの生活を垣間見るような生々しい感覚。
身体がウソをついていない。
とにかくこのまま突っ走ってほしい。

『白波の食卓』リーディング公演(追加公演決定!)
大野城まどかぴあ
大野城まどかぴあ(福岡県)
2009/11/14 (土) ~ 2009/11/14 (土)公演終了
リーディングだけじゃもったいな~い!
この豪華なキャスト!それをまとめる演出家!!
ほんと贅沢で楽しい公演でした。
リーディングと言いつつ、かなり動きが入っていたので
「ああつ!もういっそのこと、完成した舞台がみたい!!」とじれったかったです。
ストーリーは、静かな生活にさざ波がたつような感じでした。
佐世保の風景とあわせて、NHKの地方局のドラマになりそうf^^:
落ち着いた大人の作品だと思います。

「翼をくださいっ!さらばYS-11」全国ツアー
ギンギラ太陽's
西鉄ホール(福岡県)
2009/10/20 (火) ~ 2009/10/28 (水)公演終了
「震電」とセットで見ると
「翼をくださいっ!外伝」を夏に見たあとに、本編を見る形になりました。
「震電」とのリンクも、「あぁ、こうなっていたのかぁ!」と新たな感動がありました。

『スピーカー』 ※土曜完売、日曜残わずか!!
グレコローマンスタイル
大野城まどかぴあ(福岡県)
2009/10/08 (木) ~ 2009/10/11 (日)公演終了

森蔭アパートメント
劇団大樹
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2009/12/09 (水) ~ 2009/12/13 (日)公演終了
満足度★★★
セットと音楽と猫ちゃん◎
雰囲気のよいまとまりのあるブタイセットと
音楽がとてもよく意識されていることと
猫ちゃんが
とてもよかったです。
優しいものをますます作れそうな劇団さん♪
ネコちゃん、またどこかでお会いしたい。

メリーゴーラウンド トーキョー4 スクラップ ラブ
遊々団ブランシャ☆ルージュ
SPACE107(東京都)
2009/12/23 (水) ~ 2009/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★
おひとりさまにもおすすめ?
猫ちゃんみたいな女性が ウジャウジャ(゜0゜*) ドキドキ。
でもブタイはシンケン!
ちょっとドキドキしてかわいくて、
オトコの子も、女の子も楽しめる。
開場前から列もすごくて大人気ステージでした。今年のイブがいまいち
だったオトコの子には
本当にたのしい時間になりそう。
1人のひとも、カップルもおこちゃまづれもいて、お客様も多彩でした。
♪とってもエンターテイメント♪

加賀見山旧錦絵
日本伝統芸能振興会
みらい座いけぶくろ(豊島公会堂)(東京都)
2009/12/24 (木) ~ 2009/12/25 (金)公演終了
満足度★★★
さまざまな感想が錯綜して・・・
豊島公会堂に来たのは子供のころ以来、数十年ぶりで「みらい座いけぶくろ」というから新しくなったのかと思ったら、建物は古色蒼然としたまま。公会堂前に着くと、何人もから「チケット余ってますが買ってください」と声をかけられました。
会場も「タダの切符ありがとうね」「いえいえ」と言葉を交わすおばさんグループでごったがえしていた。
この公演の実情がかいまみえるような。
舞台創造研究所のこれまでの活動も見てきましたし、NPO法人立ち上げへ向けての署名活動にも参加した1人なので、「伝統芸能としての歌舞伎普及の草の根活動を大切にする」主催意図は理解していますが、観客動員には苦戦しているようだ。
もともと、舞台創造研究所の企画は、昔盛んだった小芝居の上演に力を入れていて、松竹のやっている大歌舞伎とは違う面白さをアピールしていたのですが、興行採算面で苦労が大きかったと聞く。
近年は、「歌舞伎ルネサンス」と題して、古典歌舞伎に現代的味付けをし、
有名俳優をゲストに迎えて上演しているようだ。
それが歌舞伎紹介の草の根活動として功を奏しているかといえば、
今回の内容を見た限り、疑問を感じる。
「本来の歌舞伎とは似て非なるもの」だからで、新作歌舞伎とも違うし、どっちつかずの印象だった。

りぷれい
どて劇団
テアトルBONBON(東京都)
2009/12/23 (水) ~ 2009/12/27 (日)公演終了

冬のジャンゴフェスタ2009
劇団S.W.A.T!
「劇」小劇場(東京都)
2009/12/09 (水) ~ 2009/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★
新たな趣向を惜しげもなく投入(II)
パート2は1作目と同工異曲に仕上げておき新機軸を打ち出すのは3作目から…というのが一般的(←私見)な中、本作の場合は2作目なのにもかかわらず新たな趣向を惜しげもなく投入して見事、基本的にはコメディながら終盤でホロリとさせ、さらにジャンゴの決断はどちらなのかハラハラさせるのが巧い。
…なんぞと思っていたら、07年12月の初演時は「続編としてはフツーながら、単品としては上出来」などと書いており…。(はにゃ?)
思うに初演時は1作目を観てから2年も経って記憶が薄れていたのに対して今回は中4日という非常に短いブランクで1作目をハッキリ覚えている状態で観たので印象も変わったのではないかと。

カラクリ雪之JOE変化
劇団ヘロヘロQカムパニー
前進座劇場(東京都)
2009/12/13 (日) ~ 2009/12/19 (土)公演終了
満足度★★★★
今回は満足満足ぅ
剣術指南役の謀反により父を殺され自らもピンチに陥ったところをお抱えのカラクリ師が作った人形・雪之丞に救われたりん姫は、万一に備えて侍女として仕えていたくノ一・楓らとともに隣国を目指して山を抜けようとするが、山賊に襲われ…な物語。
雪之丞を演じた小西克幸のいかにもからくり人形な動きが何とも良くて、それによってリアリティとまでは言わないけれど(笑)、説得力的なモノ(爆)が与えられている、みたいな。
また、一見天守閣内部風の装置ではありながら、舞台下手後方の壁と左右(とちょっとだけ上方)の額縁部分に城の外観や青空・夕空などの映像を投射することによって山中や城内の牢なども表現するのがナイスアイデア。
しかもスチルではなく動画で、時に歪めたりネガポジを反転させたり、さらには終盤で燃え盛る城とかも(照明との相乗効果で)見せてしまうという…。
内容的にも、コメディ風味の娯楽アクション時代劇としてよくできており、山賊たちの素性とか、終盤で立ち上がる部分、それにヘロQ版『T2』なカラクリ人形が感情を持ちラスボスと共に城に残るあたりなんざ巧いやね。
前回は期待が大きかったこともあって少なからざる不満が残ったが、今回は満足満足ぅ。

カラフルな猫
はぶ談戯
高円寺バーボンタコス(東京都)
2009/12/07 (月) ~ 2009/12/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
臨場感ありまくり
OLから転身した女性がオーナーであるカフェの2階を舞台にオーナーの元カレである居候やバイトの女性、オーナーの妹、オーナーに想いを寄せる出入りの酒屋などを描いた「日常系」。
それでなくとも会話自体が自然でリアリティがあるのに「リアルタイム」ならぬ「リアルプレイス」の芝居なこともあって臨場感ありまくり。
各登場人物も若干誇張されているものの「あ、そういう人っている(あるいは「いそうだ」)よね」でキャラがたっているのでなおさら。
で、先日の鈴舟の『ベイビー・フェイス』が昭和のホームドラマな味わいだったのに対してこちらは平成のホームドラマ(平成であってもトレンディドラマではない(笑))っぽい雰囲気。作家の世代が如実に表れているのかしら?
ってなことで、基本的には笑いながら、時には共感し、時には羨望(?)しての85分、楽しかったなぁ。

狂鬼~桜舞う春の夕暮れ~転生~
黒虹produce
劇場HOPE(東京都)
2009/12/10 (木) ~ 2009/12/13 (日)公演終了
芝居の本編は星3つだが…
芝居自体は玉石混交と言おうか一長一短と言おうか「良いところもあるが残念な部分も散見される」(←「良くも悪くもない」よりはずっとイイ)出来ながら「遅れているお客様がいらっしゃいますので」という呪文を(それも定刻を10分近く過ぎてから)唱えさえすれば1人か2人の迷惑客のために本来の開演時刻に席についていた60~70人の真っ当な客を20分くらいは待たせても構わないと勘違いをしている無神経なスタッフに星を3つ減点して差し引きで星無し。

『プルーフ/証明(Repirse)』
DULL-COLORED POP
SPACE EDGE(東京都)
2009/12/12 (土) ~ 2009/12/12 (土)公演終了
満足度★★★★
演技がクローズアップされて濃密
舞台となる家をしっかり建てこんだコロブチカ版とは対照的にテーブルと3脚の椅子のみという可能な限りそぎ落とした装置で演ずるのは映画で言えば全編「寄りの画」、演技がクローズアップされて濃密な印象。
そんなこともあり全体がよりシリアスな中、第2幕第1場が回想シーンということもあってかユーモラスなのは上手い気分転換と言おうかアクセントと言おうか…。
しかし、第1幕の幕切れは「先がすぐ知りたい!」系なのに、その続きを見せる前にこの場を置いてじらすのはズルくね?(笑)
その第2幕第1場は7年くらい前の回想で、キャサリンとハロルドがそれぞれまだ若く(というよりコドモに?)見えるのは見事。
他に、1幕にしても2幕にしても照明がストンと落ちる(実際には若干のズレおあったが)幕切れも潔いと言おうか切れ味が鋭いと言おうか、鮮やか。

海獣
劇団桟敷童子
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2009/12/05 (土) ~ 2009/12/16 (水)公演終了
満足度★★★
ヤマ場が分散気味
開国前後の横浜村のはずれ、いずれ羅紗緬となる少女たちと、彼女たちをしばらく預かった漁師たちの物語。
羅紗緬哀歌を中心に、開国という時代の流れに押し潰されそうになりながらも生き抜いて行く庶民の力強さ・良い意味でのしぶとさ(特に女性たち?)も描いて骨太な印象なのはここの持ち味。
で、普通ならばクライマックスになりそうな少女たちが死にかける場面の後にまだ複数の波乱があるのが従来と異なるところか?(そこをクライマックスにすると尺が短くなってしまうしなぁ…(笑))
また、その少女たちを介抱する場面にドラマ「赤ひげ」(72~73年)で長屋の井戸に向かって帰って来いと叫ぶ住民たちの図を思い出したりも。
さらに、それまでに登場していた浪人風の男たちが実は尊皇攘夷派で…なんて展開は予想外で「そう来たか」的な。
ただ、その構造によってヤマ場が分散して重点が定まらない、な感なきにしも非ず。
いつものレベルと比べるとそんな不満もあるものの、絶対評価では悪くないかな。
ちなみに椅子はベニサンピットのものを再利用したようで、そう言えば客席のツクリや全体的な印象もベニサン風だったりして。

冬のジャンゴフェスタ2009
劇団S.W.A.T!
「劇」小劇場(東京都)
2009/12/09 (水) ~ 2009/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★
スタンダードな原点(I)
魂と引き換えに契約者の望みを叶える悪魔、ジャン・デビール・ジャンゴ・ファンバステンが結果的に契約者を助けてしまう三部作の1作目、05年12月の初演も観ていたが、記憶が風化していたので再見できて嬉しい。
で、こうして改めて観ると、ジャンゴとそのしもべ、それにジャンゴのライバルである悪魔ジャン・デビール・シンゴ・セバスチャン以外の登場人物は3人だけと非常にシンプルながらシッカリ作られており、基本に忠実と言おうか「スタンダードな原点」という感じ。
また、大ピンチに壁を叩き続けることによってサタンならぬ隣人・佐藤を召喚(笑)するという思わぬ解決法が愉快だし、『続・荒野の用心棒』(66年)の主題歌である「DJANGO」ほかの替え歌を、カラオケではなく原曲を流しながら声量で上回らせるなんて文字通りの力ワザもイイ。
さらに、悪魔法第1127条の扱いもちょっとズルい気はするがやっぱり上手いんだよなぁ。