最新の観てきた!クチコミ一覧

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バベルノトウ

バベルノトウ

国道五十八号戦線

サンモールスタジオ(東京都)

2010/01/20 (水) ~ 2010/01/25 (月)公演終了

満足度★★★★

構成に唸った
国道五十八号戦線はずっと見たいと思っていて、今回ようやく見れました。
見終わって、期待以上のつくりの上手さに興奮しました!

緻密な構成の戯曲をうまく作り上げてます。
でも戯曲先行かというとそうでもなくて、登場人物も印象的です。

これからは見れる限り見たいです。

ネタバレBOX

「バベルノトウ」と呼ばれる無害の幻覚作用を起こさせる葉っぱをめぐって、ある製薬会社の研究所と学校とが交互に描かれていきます。

2つのシーンが交互に現れるけど共通して出てるキャストもいるし、でも「先生」だけは何も変わらずそのままで、色々な伏線がうまくちりばめられて、それが伏線のための伏線だけで終わってなくていいですね。

構成も内容も非常に緻密で、作演の力量を感じます。

キャストも魅力的で、福原冠さんの自由な勢いのある演技が印象的でした。
癖の強い演技をされていた中村祐樹さんも思わず目が行く不思議な存在感でした。

今まで見ていなかったことを後悔しました。
演劇を見たことのない、映画好きの人とかに見せてもハマりそうな舞台でしたね。
黒いインクの輝き

黒いインクの輝き

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2010/01/07 (木) ~ 2010/01/18 (月)公演終了

満足度★★★★

しゃべるしゃべる
なんとも、女たちのおしゃべりが心に残る芝居でした。
ここがよい!とかそういう感じではなくて、全体で作り出している雰囲気がとても好きです。
DVDでもっかいみたい、と思っています。

最後に入る夢の中のシーンは個人的にとってもよかったと感じます。
全員、しゃべるだけしゃべらせといて、夢の中で本音を語った時に、
ハッとさせられました。特に第3アシスタント。
どうして、妹役はシーンにはでなかったんでしょうね。ちょっと期待してたのに。

そうそう、最前列のミニ椅子は、クッションを置いてほしいです。あれがあるだけで、随分違います。

私が踊るとき

私が踊るとき

珍しいキノコ舞踊団

世田谷パブリックシアター(東京都)

2010/01/22 (金) ~ 2010/01/25 (月)公演終了

満足度★★★★

私も踊るダンス
面白い、のではなく、『楽しい!!」ダンス。序盤と終盤のカタルシスは自然にこちらの体が動き出してしまいますとも。遊び心、を超えて遊びそのものが満載。いってみれば「盆踊り」の楽しさ。ああ、ダンスってこれでいいんだぁ、と再確認。もちろん、身体強度の強いダンスを、さも簡単そうに踊れる実力がダンサーにあるから実現できているわけであるが。それにしても、世田谷パブリックシアターの客席で、キノコダンサーズと一緒に、スタンディングで両手を振り上げて踊ることが出来るとは。クラブなどとは違う感覚でトリップしてしまいそうな、至福のひとときでした。

音楽劇「雨を乞わぬ人」

音楽劇「雨を乞わぬ人」

黒色綺譚カナリア派

ザ・ポケット(東京都)

2010/01/20 (水) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

観劇
観劇いたしました。

『カガクするココロ』『北限の猿』

『カガクするココロ』『北限の猿』

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/12/26 (土) ~ 2010/01/26 (火)公演終了

満足度★★★

「北限の猿」安心して観ることはできましたが・・・
満席。客席の年齢層はやや高めだったような気がします。芝居は、「カガクするココロ」同様、大きな破綻もなく、安心して観ることができます。若手だけの座組みにもかかわらず、このクオリティは、やはり劇団の層の厚さを感じます。ただ、大きな破綻がない一方、戯曲のポテンシャルを引き出す、優れた演技をした俳優も特に見当たらなかったかな。その点では不満も残りました。

ネタバレBOX

大学生の吉川さん(先輩の子どもを宿してしまった人)役の役者さんは、がんばってはいたが、正直、あの役をやるには力不足だった気がします。最後の見せ場のシーンが効いていませんでした。
音楽劇「雨を乞わぬ人」

音楽劇「雨を乞わぬ人」

黒色綺譚カナリア派

ザ・ポケット(東京都)

2010/01/20 (水) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★

世界の縮図
万人受けする作品ではなさそうですが、おもしろかったです。
ふとおもったのは世界ってこうなんだという事でした。
ジャングルの奥地で育っている民族にとって世界はそこだけで…その民族にとって虫を食べるのも、狩りをするのも、なにやらわけのわからない儀式をするのも普通の事で。
外から見て奇異なこともそこでは奇異ではなくて。
そんなのは違うって外部が言うのは自己満足じゃないか?
時代が進むにしたがって新しいチェンジも必要ですが。

ケプラーの憂鬱

ケプラーの憂鬱

シアターノーチラス

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/01/22 (金) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★

セリフが哲学的
全編に渡って哲学的なセリフが小気味良く響きました。所長失踪の謎が最後にもっとはっきりと解明されればよかったのに、とも思いましたが、登場人物のそれぞれ異なる宇宙観、星観、人生観、職業観などが上手く描かれ、会場内は独自の軌道を持つ星が集合した小宇宙と化していました。なくなってしまった天文台は、たとえるならブラックホールといったところでしょうか。

戦国 SHINOBI -忍・偲- 満員御礼

戦国 SHINOBI -忍・偲- 満員御礼

劇団ヘラクレス

明石スタジオ(東京都)

2010/01/22 (金) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★

心地よい
主役の汐崎アイルさんが爽快で気分がいい。
独自の世界観があって、いい男だけどイヤミなく見れました。
アクションの力の入れ方も、凄まじい汗も、すがすがしかった。

潮見勇輝さんも体格からは創造できない流麗な動きと
体の安定感から生まれる威圧感がとても素晴らしい。

これは劇場の問題ですが、座席の段の高さがあまりなく、
前に背の高い人が座ると、見辛いシーンがあるかもしれません。

ネタバレBOX

話はむしろ単純で、わかりやすく
それだけにヒーローものの最後はだれでも想像がつくけど、
そのとおりの展開になっても満足できました。
倒した瞬間に拍手したくなったくらいに(笑)

演技力と殺陣の実力と声量の差が、俳優によって差があるのは
少し気になりましたが、全体的にそれを払拭するエネルギーで
素晴らしいチームだと感じました。
荒削りなところも味だと思わせてくれる。

それぞれにプライドをかけて舞台にあがっているのがよくわかり
俳優同士の真剣なぶつかりあいがとても良かった。
エンディングでは素直に拍手できました。
楽日も怪我に気をつけて、大成功の舞台にしてほしいと思います。

あと個人的に、ことぶき和子、頑張ったなあ。
冬のライオン

冬のライオン

幹の会+リリック

東京グローブ座(東京都)

2010/01/15 (金) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

満足度★★

すごい!でも見えない!
麻実れいさんと平幹二郎さんの掛け合いは迫力満点。
親子、夫婦それぞれの愛憎が本当にしっかり伝わってきました。

しかし!!
舞台上両脇に暗板を配置しており、舞台が見えない!!!
まるで「ラジオ演劇」を聞いているよう。
サイドの席だと、せっかくの芝居も満足感半減(それ以上かも)。
座席を確認の上、観劇に望まないと。
センター席でないなら、観劇はおすすめできません。

音楽劇「雨を乞わぬ人」

音楽劇「雨を乞わぬ人」

黒色綺譚カナリア派

ザ・ポケット(東京都)

2010/01/20 (水) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

満足度★★

残念
音楽劇と言うフレーズに惹かれ観に行きましたが、思っていたのと少し違ったかな~。

アンチクロックワイズ・ワンダーランド

アンチクロックワイズ・ワンダーランド

阿佐ヶ谷スパイダース

本多劇場(東京都)

2010/01/21 (木) ~ 2010/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

おもしろかった。
虚構、過去、未来、現実が入り混じって物語が進行していく。
それを前提に観た方がわかりやすいし楽しめると思う。
観客も物語の主人公達と一緒に物語の中に入ってこの状況はどういうことなんだろうと考えられる作品。
観ていてわくわくする作品だった。
ミステリーを体感しているみたい。
今回プレビュー公演だったのでこれからどうなっていくのか楽しみ♪

インコは黒猫を探す

インコは黒猫を探す

快快

シアタートラム(東京都)

2010/01/20 (水) ~ 2010/01/22 (金)公演終了

満足度★★

ふむ
いや、でも嫌いじゃない


気づいたら途中から身を乗り出して観てたし。


友情-Friendship-秋桜のバラード

友情-Friendship-秋桜のバラード

「友情-Friendship-秋桜のバラード」上演実行委員会

博品館劇場(東京都)

2010/01/05 (火) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台の中身を上物ですが
なんといっても客入りが悪い。それが残念無念。
ホームページで粗筋はおさえて行きましたが、それでも涙が止まりませんでした。書かれていない、アナザーストーリーがあって、そこでも泣かされました。
中学生役の子どもたちは、ほんとに女の子も含めて剃髪して舞台に臨んでます。本気の度合いが違います。
大人役の役者も、ごめんなさい、名前は知りませんが、演劇をみる限り、ベテランクラスが揃ってます。

またあの中学生の子たちに会いたい。

そう思わせる素晴らしい作品でした。

ちっぽけなタイヨウ

ちっぽけなタイヨウ

陽なた

シアター風姿花伝(東京都)

2010/01/20 (水) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★

心に染みる小劇場のミュージカル
貴重な小劇場でのミュージカル公演です。
ストーリーは分かりやすく、入り込みやすいと思います。
キラリと光る役者に出会いたければ是非。

バベルノトウ

バベルノトウ

国道五十八号戦線

サンモールスタジオ(東京都)

2010/01/20 (水) ~ 2010/01/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

安心してハラハラできる
面白い。言い方変だが普通に面白い。
物語のフレームもワードも隙がない。そして口語的な演技力水準の高さが台本の本質的なシニカルさをがっちり支え、メッセージが人を喰った角度から突然ガツンと入ってくる。
世の中を斜めから観る人ためのスタンダード。

ダンスがみたい! One Year Program & 新人シリーズ8

ダンスがみたい! One Year Program & 新人シリーズ8

die pratze

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2010/01/06 (水) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

満足度★★★

パトラッシュ、ごらん。あれがルーベンスの2枚の絵だ…~「新人シリーズ8 Jグループ」
3番手の客の総見のオバハンたちがおにぎりを、菓子を、ミカンを食うてをり。
暗くなるまで待って!

『カガクするココロ』『北限の猿』

『カガクするココロ』『北限の猿』

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/12/26 (土) ~ 2010/01/26 (火)公演終了

『カガクするココロ』
設定が2009年だったことや、けっこうメリハリ(ドンシャリ?)の効いた演出だったことに、驚く。

アンチクロックワイズ・ワンダーランド

アンチクロックワイズ・ワンダーランド

阿佐ヶ谷スパイダース

本多劇場(東京都)

2010/01/21 (木) ~ 2010/02/14 (日)公演終了

満足度★★

どうしてだろう、全然話に入っていけない…
まったく、話についていけなかった。残念

シャドーランズ

シャドーランズ

加藤健一事務所

本多劇場(東京都)

2010/01/06 (水) ~ 2010/01/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

帰って、「ナルニア国物語-魔術師のおい」を読みました。
大好きな加藤健一事務所、前回の「高き彼物」から日を置かず、もうこんな作品を作り上げるとは、さすがです。子供のころ夢中で読んだ「ナルニア国物語」の作者、C・S・ルイスにこんな話があったなんて!帰宅してすぐに「ナルニア国物語-魔術師のおい」を読みました。なんだかお話の背後を感じて、切なくなりました。 装置もとてもすばらしく、鵜山さんの演出がとても生きていたと思いました。加藤さん、春風さんもとても良かったのですが、斎藤晴彦さん、新井康弘さん、少年役の石田麻織恵さんがとても良かったと思います。特に斎藤さんを舞台で拝見するのは、私は30年ぶりくらいで(黒テントの「夜と夜の夜」以来)とても印象深いよいお芝居をされていると思いました。

バベルノトウ

バベルノトウ

国道五十八号戦線

サンモールスタジオ(東京都)

2010/01/20 (水) ~ 2010/01/25 (月)公演終了

中毒になりそうだにゃ☆☆☆
先輩劇団で、お手伝いついでに観させていただいたので、
「観てきた!」を書くのは気が引けるところもあるのですが、
単純に面白かったんで書かせていただきます。

もう一度言います。

面白かったです。

詳細はネタバレBOXへ。。。

ネタバレBOX

脚本が良かった☆☆☆
ミステリーじゃないんだけど、ミステリー小説を読んでいる気分。
ストーリーの中にパズルのピースがいくつか散らばっていて、
先が全く読めない展開の中から、
ちょっとずつがピースがハマっていく。
そのハマった瞬間「そうだったんだ!!!」
って思うのは当たり前だけど快感。
だから舞台にくぎ付けになっちゃう。
集中力マックスで、
ピースを、ピースがハマる瞬間を、
見逃さず、見落とさず、とにかく観る観る。
最後までその調子にさせられる。

なんかうまく表現できないんですが、
ようはとことん観る側を騙しているってこと。

ばらばらになったパズルを目の前に
頭を抱えてるお客をみて、
トモヨセソウイチロウはニタニタ笑ってるんだろうなと思った(笑)
お客はまんまと、
酔ったくらいの気持ちよさで騙される。

イイナァー、スゲェナァーって思った。

あっ、物語に具体的に触れてない・・・

まぁそこは他の方にお任せします。
こんな「観てきた!」を読んでくださった方、
すみません。

一つだけ言いたいこと言います。

劇中に出てくる「バベルノトウ」はノーリスクで
幻覚・快楽を味わえるハッパとして出てくる。
まぁ、それも物語後半でそうじゃなくなるんですが。
で、思ったのは

「国道五十八号戦線=バベルノトウ」

なんじゃないかなぁ~。
人を騙して(もちろん良い意味で)、
良い芝居という夢を観させる。
ただの良い夢じゃなくて、
中毒になっちゃうような毒のある夢。
それを観せるのが国道五十八号戦線。
いや、魅せるのだ!!!!

うまくまとまりそうにないんでおしまいです(汗)

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