最新の観てきた!クチコミ一覧

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ぱくっと! 2023(パフォーミングアーツ&コンテンポラリーシアター大阪 2023)

ぱくっと! 2023(パフォーミングアーツ&コンテンポラリーシアター大阪 2023)

大阪市立芸術創造館

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2023/02/04 (土) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★

うーん😔これも評価ムズい
個人的ににほひが、ベスト 恋人を亡くした女性と恋人の妹の刹那さがとても上手く表現できていた もう少し長くしたら…これからが楽しみ
後は言葉一つ一つを大切にしている劇団と、漫談

ぱくっと! 2023(パフォーミングアーツ&コンテンポラリーシアター大阪 2023)

ぱくっと! 2023(パフォーミングアーツ&コンテンポラリーシアター大阪 2023)

大阪市立芸術創造館

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2023/02/04 (土) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

満足度★★★

うーん
参加した全ブロックの中で、一番…😓特に睡眠のやつは、観客を眠らせたかったの…理解できなかった
他も何だかな〰️

ぱくっと! 2023(パフォーミングアーツ&コンテンポラリーシアター大阪 2023)

ぱくっと! 2023(パフォーミングアーツ&コンテンポラリーシアター大阪 2023)

大阪市立芸術創造館

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2023/02/04 (土) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★

入場順はクジ…
クジ運悪い僕は…
マイクロはいつもながら良かった‼️もう一度観たいくらい
カラ/フルもいつもながら重いけど、良かった 今注目の劇団かも
後はそれなり

磁界

磁界

オフィスコットーネ

小劇場B1(東京都)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

緊迫感があり、気の抜けない作品でした。
人、組織の悪い一面が上手く表現されており、深く考えさせられました。
組織に染まっていく様は薄ら寒さをも覚えます。

ゲマニョ幽霊〜本公演〜

ゲマニョ幽霊〜本公演〜

おぼんろ

ゲマニョの芝居小屋(東京都)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです。怖かったけど、思ったよりは怖くない。自分の目で観ることに意味がある呪法劇だと感じました。幕が上がる前からは全く想像できない物語に触れられる、特異な公演です。
...いいえ、クチコミしといてなんですがクチコミなんか全くあてになりせん。結局は自分の目で確かめるしかないので。

ひとり語り芝居『土神ときつね』他

ひとり語り芝居『土神ときつね』他

お茶祭り企画

space korallion (スペースコラリオン)(大阪府)

2023/02/10 (金) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初めてのお茶祭り企画さんの公演でしたが、
一人芝居とは思えない迫力とピアノの生演奏が独特な宮沢賢治ワールドを表現しており、本当に良かったです!これからも応援していきたいと思います。ありがとうございました。

推しのためなら死ねる!!

推しのためなら死ねる!!

guizillen

萬劇場(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

🅰️チーム観劇
めちゃオモロい笑笑!
あっという間に時間が過ぎてしまいました。
シーン立てが秀逸すぎる、このパターン分かりやすくて良い!
すっごい楽しめます。

生活と革命

生活と革命

マチルダアパルトマン

OFF OFFシアター(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

#松本みゆき #坂本七秋
#大垣友 #小久音
#久間健裕 #葛生大雅
#冨岡英香 #樋口双葉
#マチアパ #池亀三太(敬称略)
初日。20分程の短編が5作のオムニバス。今回の演出は主宰の池亀三太さんと共に、キャストも関わっている作品が多く、楽しんで演じていることが伝わってくる。
ライトな笑いが良さだけれど、どの作品も掘り下げて長編にしても面白そう。
大垣友さんと小久音さんのアノ作品のその後とか、その前とかも見てみたい。
大好きな松本みゆきさんの活躍も楽しい。
映画『ノッティングヒルの恋人』のテイストを感じるアノ作品がお気に入り。

反転するエンドロール

反転するエンドロール

ムケイチョウコク

space café ポレポレ坐(東京都)

2022/08/25 (木) ~ 2022/10/08 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

キャンセル待ちをして、ダメ元で大阪から傍観者として参加できました。
楽しくて楽しくて一度では観きれません。目が足らないとはこういう事かと思いました。
1人でも多くの方に観ていただきたい作品です。

推しのためなら死ねる!!

推しのためなら死ねる!!

guizillen

萬劇場(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/02/09 (木) 19:30

価格4,000円

Bチーム観劇。ブラックな設定でテーマ的に笑い辛いところもあったが、達者な役者陣の力で話に引き込まれていく。
矢吹ジャンプ氏のツッコミは本領発揮。ただ前半に比べ後半は破茶滅茶で、ラスボスはなんだろなあとは思った

ネタバレBOX

父親、食べてしまうのか…
まっくらやみ・女の筑豊(やま)

まっくらやみ・女の筑豊(やま)

椿組

新宿シアタートップス(東京都)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 素晴らしい! タイゼツベシミル。華5つ★ 自分は基本的に開演前には作品の解説資料等は読まない主義だから今回も無論読まなかったが、帰宅後ざっと目を通してみると良い資料である。炭鉱の歴史などはご存知ない方には一読してからの観劇をお勧めする。

ネタバレBOX


 板上は、ホリゾント・両側壁に短辺を床につけた状態の黒板が埋め込まれており、スト決行時のスローガンや舞台上で起こっている事件争議等の年次がその都度書き込まれる。登場人物のうち子供・赤子は総て人形が用いられているがこの演出も実に効果的だ。
板上のテーブルや椅子として用いられる小道具には数十年前迄用いられていた林檎の木箱等も転用されておりレイアウトは適宜変えられるが色彩は総て石炭に煤けたような色合いで炭鉱の状況・雰囲気を醸し出している点も秀逸。トロッコの音や炭塵爆発の音等の用い方、昏目の照明もグーだが物語の進展に応じて流れる山崎ハコの歌が作品にマッチして身に沁み、物語と歌とのコラボレーションも秀逸である。
 嶽本あゆ美さんの脚本は、彼女の描くいつもの作品からも推定できるように取材力の確かさや本質的な時代考証、時代を象徴する事件や人物の選び方がその基礎を為していると思われるが、これらの土台の上に築き上げられる物語は、各挿話が見事な連環を為しているが故に観客に必然性を感じさせる。作品が自然な流れと見える所以であろう。唯でさえこのような構造を持つ彼女の作品が、今回は、現代になって漸く一般の人々にとっても身近な概念となってきたジェンダー的視座からも見返され、その深く本質的な互いの性差と共通項を炙り出し問題の根深さを描き出してみせた点も高く評価したい。即ち現代でこそ浮き上がらせることのできる視点から照射する手法の確かさ手堅さを評価する次第である。この優れた脚本を見事に身体化している役者陣の演技が素晴らしい。更にこの脚本と役者陣の演技双方を時には異化効果等も用いつつ繋いだ高橋正徳さんの演出も見事なら、加藤ちかさんの舞台美術も素晴らしい、振り付けにスズキ拓郎くんが携わり宣伝には黒田征太郎さん凄いメンバーが揃っているのも椿組公演の魅力だ。プロデューサーも兼務した外波山文明さんは、演技にも生き様が自然に顕れて役者さんの歳の取り方として見事だと感心させられた。無論、お名前は挙げなかったが出演している他の役者さんたち、関わっている方々皆さんとても素晴らしい。
推しのためなら死ねる!!

推しのためなら死ねる!!

guizillen

萬劇場(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/02/10 (金) 13:00

Bチームを観劇。実は初見のユニット。面白い。112分。
 コメディかと思ったら、ちょっとディストピア風味もあり、面白い芝居になっていた。推しに全財産を残す「保険」ができたという設定で、推しを応援するために自殺する人が増えて…、の物語。冒頭でラストを示唆する…、と思わせて肩透かし的に物語が動く辺りが特に面白い。推しの(流石に死ねませんが…(^_^;))藤真廉は保険会社の責任者をクールに演じ、もう一人の推しの井本みくにもさまざまな役割をしっかり演じてた。推しを持つ人をヲタクと認識する、というのはチョット違う気がする。

推しのためなら死ねる!!

推しのためなら死ねる!!

guizillen

萬劇場(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

Bチーム観劇。当日パンフにも事前にシーンタイトル等の記載がありますが(過度なネタバレは無いです)、展開が早く実にスピーディな舞台。基本コメディですが、幾つかのメッセージ性も感じ、楽しめました。「推し保険」が想像以上に在りそうで怖くもなりました(笑)

愛犬家

愛犬家

甲斐ファクトリー

ザムザ阿佐谷(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い、お薦め。
サスペンス・ミステリー風であり、再々演を考慮して、あらすじではなく概要だけにする。本作は、劇団の旗揚げ<6年前>作品の再演だという。当日パンフに甲斐マサキ氏が「それゆえに劇団の世界観が最も色濃く反映した作品にもなっている」と記している。続けて 大きく改訂してほとんど新作とあるが、自分は未見のため どこが変わったのか分からない。

6年という歳月は平成から令和へ、そしてコロナ禍を経験している。この状況を物語に取り込んでいたのだろうか、少なくとも台詞にはなかった。一方、甲斐ファクトリーらしい描きーー苛めという心身の痛み、見下しながらも見下されているような捻じれーーそれがリアルに立ち上がってくる。変わる環境(状況)、変わらない関係(愛情)が、何か目に見えない うねりによって軋み崩壊していくようだ。

物語は、現在と過去が並列して紡がれる。勿論、演劇的には交差させ、重層的に観せている。
家庭を築きながらも家族としての温もりが得られず、もがき続ける鈴木一家。一方、興味を持ちつつ客観を決め込む隣家の佐々木夫婦。鈴木一家に個人の観点を、そして佐々木夫婦に社会(世間)という観点を担わせているようだ。物語に潜む不気味で得体の知れない怖れは、捉(抑)えようがない人の感情であり、不寛容な社会状況によるものか。
何らかの「家族のかたち」を求めて生きようとするが、いつの間にか正常と狂気の境が崩れて…。
(上演時間1時間45分 途中休憩なし)

ネタバレBOX

舞台美術は、二層で上部は道であり蔦草が垂れている。上手にドア(鈴木家の玄関)、玄関灯 そして数個の箱馬があり場面に応じて配置を変える。二層の上から滑り台のように傾斜した道ー坂道を表している。この高さの上り下りによって会話だけではなく、単調になりがちな日常<生活>にアクセントを付ける。

凡庸で不器用な中年男が、高嶺の花の女性(20歳も年下)と結婚し子供(女の子)が生まれる。その際、英国の諺にある「犬を飼うこと」にした。幸せを絵に描いたような…しかし妻は結婚前から異性関係にだらしなく、子はあるコンプレックスを抱くことになる。思春期になり、娘は美しい母に嫉妬し自身と比較し悲観する。それが「ママは本当にきれいだね。死んでしまえばいいのに」。一方 友達からの苛めもあるが…。

夫は妻に見下されながら、実は内心 見下しているような捻じれた自尊心が垣間見える。それが洗濯物を仕舞ながら ほくそ笑む表情。日常の不満、偽善に鬱屈しながら家族ごっこをする。そんな仮面家族を”普通”の家族へ、そんな当たり前の気持と行動が…。このへんの描きは、甲斐ワールドらしい。
さて、コロナ禍で労働環境も激変し、テレワーク(自宅での業務)が増えた。夫婦間の物理的距離は近くなったが、一方 精神的な隔たり煩わしさが増したとも聞く。この鈴木家に当てはめてみた時、初演時と今作品との間で変化があったのか否か。

鈴木家の夫:イチロー(トラ丸<伊藤順サン>)の卑小で無様な中年男の哀しみ、妻:カオリ(安藤紫緒サン)の自尊心が高く、厭らしい女性、娘:レイコ(辻村妃菜サン)の激情・激昂する感情。三者三様の迫真ある演技が素晴らしい。勿論、鈴木家以外の登場人物も熱演、全体のバランスは言うまでもない。

舞台技術ーピアノ演奏による音響効果、照明はピンスポットによる心情効果、階調による情景変化、そして ラスト映像による回想シーン〈伏線があり見事な回帰⇨幼い頃 娘のビデオ鑑賞〉が登場しない父の慟哭を表すようだ。
隠れテーマとして、当たり前の日常を生きようとする人々への人生賛歌かも知れない。
次回公演も楽しみにしております。
対話

対話

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2023/02/10 (金) ~ 2023/02/24 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

観客と非常に近接した演技空間で、あれほど緊迫したドラマを演技できる俳優たちの力量に舌を巻いた。
サイコパス的な性犯罪者をめぐる加害者側家族と被害者側家族の対話で、最後はやや都合よく物語がまとめられてしまうきらいがあるが、登場人物たちが対話の果てに事実と自分の後悔や責任に向き合っていく模様が描かれる。第1弾のときほどマニングは誘導的でない。

運動会をやりたくない

運動会をやりたくない

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

駅前劇場(東京都)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

客入れSEがandymori。「モンゴロイドブルース」なんかいい感じ。「都会を走る猫」のメロディーが耳に残る。「ベンガルトラとウィスキー」なんてカッコイイ。

友田宗大氏の降板の為(理由は未公表)、初日と二日目のマチネを中止。二日目のソワレから作・演出の川口大樹氏を代役として開幕。全く先月の艶∞ポリスと同じ展開。

しかしこれが面白かった。ネタとしては『ナイゲン』+アンジャッシュの勘違いコントなのだが、人の描き方に感心した。

福岡の寂れたシャッター商店街。そこに新たに店をオープンする脇野紗衣(さえ)さん。地元の町内会に手厚く歓迎される。この脇野紗衣さんのキャラが面白い。読めそうで読めない。掴めそうで掴めない。波風立たない静かな田舎町に落とされた、誰にもコントロールの効かないインフルエンサー。
ここから町の何かが狂い出す。
会長代理のスポーツ用品店の石井実可子さんと文房具屋の野間銀智(うち)さんの幼馴染みコンビが実質観客目線を担う。こういうところが巧い。
和菓子屋の椎木樹人(しいきみきひと)氏、居酒屋の杉山英美(えみ)さん、ガラス屋の川口大樹氏、カフェの千代田佑李さん、コンサルタント業の澤柳省吾氏は竹内涼真っぽい。

ありふれているようでありふれていないキャラクターの織り成す独特な喜劇。

ネタバレBOX

クライマックスの運動会の構成がイマイチ、テンポが悪い。あれよあれよと畳み掛けてカオスに導いて欲しい。
野間銀智さんのデザイン画のエピソードが秀逸。

※4月8日に劇団からアナウンス。友田宗大氏の降板理由が、公演初日に問題行為が発覚した為とのこと。一体、何が起きたのか?
愛犬家

愛犬家

甲斐ファクトリー

ザムザ阿佐谷(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

衝撃の展開でした。

ネタバレBOX

いくつかの節目での衝撃的な場面で深く多くのことを考えました。登場人物の複雑な人間関係が、いっそう、人が感じる幸せには、いろいろな形があること、そして、生き方にも多くの道があること、どんな状況に見舞われようとも人生は流れていくこと、を熟考しました。きれいごとやハッピーエンドでない展開に、この物語の奥深さ、渾身の力で込められたメッセージを感じずにはいられません。
ストリッパー物語

ストリッパー物語

Project Nyx

ザ・スズナリ(東京都)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

里中満智子さんがチラシのイラストを描いていることの不思議。
昨年10月に観た『酒乱お雪』、主演の藤田怜さんにやられた。元男装アイドル『風男塾』で藤守怜生として活躍。ルックス、演技、バレエ・・・、全てが揃った完璧(パーフェクト)超人。今回は主演の安藤瞳さんが体調不良の為、降板。急遽1月中旬から稽古に合流。その凄まじさは今作を観た人全員に焼き付いている筈。つかこうへいが原稿用紙に刻み込んだ情念の陽炎が鬼火となって立ち昇り実体化したような存在。

ストリッパーの明美(藤田怜さん)とヒモのシゲ(伊原農〈みのり〉氏)のつか流純愛劇。シゲが捨ててきた娘の美智子(星野李奈さん)が高校生になって巡業に訪ねて来る。

選曲のセンスが良い。定番「夜桜お七」から始まり、「イルカの日」のサントラ、「ホット・スタッフ」に「メモリー」、ビヨンセの「クレイジー・イン・ラブ」。暗いシャンソンからグラインドコアにテンポチェンジする曲なんか良かった。
脳梅にかこつけて、泉谷しげるの「おー脳!!」を歌う伊原農氏。
五十嵐明氏はルー大柴や“リーダー”渡辺正行を思わせる動き。
能面をかけて踊る椿紅鼓(つばきべにこ)さんの舞踏も印象的。
本職のストリッパーでもある若林美保さんの技、エアリアルフープ。もうエロスを超えた技術。これに挑む藤田怜さんの身体能力の高さ。

のぐち和美さん一座のショーとして完璧な出来。つかこうへい作品の正しい解釈。

ネタバレBOX

公演後、地元のヤクザやら議員やらに明美を要求され、車でホテルまで送り届けるシゲの述懐。車の中でことが終わるのを煙草を吸ってじっと待つ。明美の部屋に懐中電灯で合図を送るとSEX中の明美が窓越しに手を振る。懐中電灯によるモールス信号のメッセージに、明美はライターの火の点滅で返す。「愛してる」「私もよ」。
もの凄い詩だ。誰にも汚せない、二人にしか触れられない絆。

SION 「夜しか泳げない」
 夜しか泳げない魚は影を連れて歩かない
 だけど光だけが光じゃないことだけは太陽より知ってる
愛犬家

愛犬家

甲斐ファクトリー

ザムザ阿佐谷(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

何となくこの舞台はこれを伝えたいのかなと思ったが、自分の解釈は合ってるかな…。もう少しだけ短ければな。

ほどよく洒落たチョコレート

ほどよく洒落たチョコレート

劇団4ドル50セント

シアター・アルファ東京(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

艶∞ポリスの岸本鮎佳さんが脚本、流石に面白い。三本のオムニバスなのだが、一本目のセンスにやられた。ずっとこれで通して欲しい位。トム・クルーズ主演の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』が大好きな人は劇場に足を運んで欲しい。こういう笑いのセンスこそが求められている。

石原さとみ似で話題になった安倍乙(おと)さん、エースの風格。
前田悠雅さんはすでにベテランの貫禄、首が長い。
岡田帆乃佳さんは総監督、たかみなの域。自分が何をすべきかが俯瞰的に見えている。

正統派アイドル劇団、ガチガチにシリアスな古典なんかを演って欲しい。

①「大友デパート地下食品売り場」
バレンタインデーの日に合わせ、デパ地下和菓子屋で「らぶらぶ饅頭」を販売することに。前日に追加の発注を掛けた筈が倉庫に在庫はない。

②「人生オーディション」
あるドラマのオーディション、監督の到着が遅れていて受験者達は控室で呼ばれるのを待っている。

③「男と女と犬と猫」
腹を壊した愛犬をペットクリニックに連れてきた女。そこに愛猫を連れて現れた男は、長年推し続けてきた人気俳優であった。

ネタバレBOX

前説は後藤めぐみさん。
スケッチ①浮気した彼氏の軽薄な言い訳にキレてボコボコにする女(吉川真世さん)。

①「大友デパート地下食品売り場」
2/13から2/14までの日々を何度も繰り返しループしてしまうバイトの安倍乙さんと店長の罍(もたい)陽子さん。安倍乙さんが営業の内田航(わたる)氏に告白された喜びで「らぶらぶ饅頭」を発注し忘れたのが原因と睨む。バイトの本西彩希帆(さきほ)さんの口が悪くて面白い。罍陽子さんは流石の貫禄、柴田理恵みたいなキャラで見事に笑わせる。メチャクチャ面白い。

スケッチ②男との飲みの席でドン引きされる女(吉川真世さん)。

②「人生オーディション」
売れない女優(前田悠雅さん)、少し業界に顔が利く女優(宮嶋璃乃さん)、かなり売れている女優(國森桜さん)などの人間模様。他には前田悠雅さんの元彼(宮地樹氏)、場違いな劇団員(辻本耕志氏)、猛烈に腹を下している中村碧十(みんと)氏。この6人が何かの手違いで外から鍵を掛けられてしまい密室に閉じ込められる。
一人だけ世界観の別な辻本耕志氏の味が効く。都合いい便失禁ネタなど後半が雑な展開。宮嶋璃乃さんの脚が長い。

スケッチ③わがままな夫との結婚生活。全く趣味嗜好が合わず、うんざりする妻(吉川真世さん)。

③「男と女と犬と猫」
岡田帆乃佳さんのキャラが秀逸。愛犬あずき(小谷皐月さん)への粗雑な扱いがいい。ドMのイケメン俳優(瀬谷直矢)と愛猫チョコ(田中音江さん)。岡田帆乃佳さんのおばさん演技が場内を沸かせる。
矢張り、後半の展開が雑なのが勿体無い。

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