最新の観てきた!クチコミ一覧

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十二夜

十二夜

東京シェイクスピア・カンパニー

イワト劇場(東京都)

2010/02/18 (木) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度★★

大方満足だが大きな減点要素も
かなり昔に観て面白かった記憶はあったもののいくつかの場面と基本設定以外はほとんど忘れており、こうして改めて観たら前年に観た『間違いの喜劇』と設定がソックリなのにニヤリ。
しかしここまで似ていたとは。さすがの沙翁にも「手を変え品を変え」には至らず「手を変えるも品は変えず」あるいは「手は変えず品だけ変え」にとどまった作品があるのね…(笑)
とはいえ、いろんなスタイルの勘違いや想いのスレ違いが交錯する内容はやはり愉快で、兄妹の再会を筆頭にあれこれが丸く収まるハッピーエンドも心地好いのでかなり満足。
おっと、内容だけでなく、動作が独特で歌も巧い道化を筆頭とした出演陣もそれぞれハマっていて見事。
がしかし最近よくある翻案やアレンジものと違って古典的なスタイルの演出なのに、動きだけならともかく「ムーンウォーク」「EXILE」なんて単語を口にしたり「世界に一つだけの花」「また逢う日まで」「さよなら」のような現代の曲を使(歌)われたりすると違和感を禁じ得ず、その度に現実に引き戻されて醒めてしまうのが残念。
ましてやオープニング(とエンディング、さらに途中も)がリュートの生演奏なのでそのギャップもあり評価半減と言っても過言ではない。何故そんな中途半端なことをするのか理解に苦しむ。

止まらずの国

止まらずの国

ガレキの太鼓

サンモールスタジオ(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/30 (火)公演終了

満足度★★★★★

「観てきた!」
ワクワク感あり緊張感ありで心底楽しめました。
ラストも個人的には後味が良い感じで最高でした。

ここから、

ここから、

play unit ココカラ。

@quos(東京都)

2010/02/05 (金) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度★★★

旗揚げにふさわしくスタートを表現
父親が転勤族だったために「幼な馴染み」というものがいない身としては、互いに幼い頃から知っている間柄の親しさに憧れのようなものを感じ、しかし、そんな中に何かが欠けている感覚があり、それが後半での展開に効いてくるのが上手い

煙が目にしみる

煙が目にしみる

PLUS

アイピット目白(東京都)

2010/02/16 (火) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

Bキャスト
演出家は同じながら完全ダブルキャストで、場面によっては立ち位置まで違っていることもあり、これまた印象を異にして、それぞれの面白さアリ。
面白さといえば、鈴置・カトケン・あかぺらともベテランを起用しての上演だったのに対して今回(とファルスシアター)は若い(相対的に?(笑))キャストが中心で、しかし芝居のウソと言おうか演技によってちゃんと相応の年齢に見える(「見せる」?)のが舞台の面白いところ。
また、泉は今まで観たものでは「貫禄のある」(笑)女優が演ずることが多かったものの、今回はむしろ小柄な女優が演じ、口八丁的にカカア天下らしさを表現していたのも◎。
礼子についても、今回を含めて今までに観た12のバージョンの中で一番よく泣いていたが、そういう解釈もまたアリ。
そんな風にいろんなバージョンを観ていると、目の前の舞台を観ながらそれまでに観たキャストが目に浮かんだりするのも楽しからずや。

煙が目にしみる

煙が目にしみる

PLUS

アイピット目白(東京都)

2010/02/16 (火) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

Aキャスト
この名作戯曲を選んだ時点で半分以上成功と言っても過言ではない(←私見)一方、σ(^-^) にとって過去4団体で通算10回(鈴置P5回、カトケン3回、あかぺら倶楽部、ファルスシアター各1回)観ている大好きな作品なのでその分ハードルも上がるゾ、などと思って観たら、過去に観た4団体のものともまた違ったアプローチながら、それが芝居の面白いところで、十分に「これもアリ」に仕上がっており、結果はやはり大満足。
また、ラストに流れるのが「Smoke Gets in Your Eyes」なのは当然ながらカーテンコールで「Knocking on Heaven's door」というのもイイ。

7ストーリーズ

7ストーリーズ

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

満足度★★★★

遊び心
満載でした。


というか、役者さんが皆達者!
連れが、大家さんの3変化に気付かずという位の達者っぷり。
千葉哲也さんの声の出演も素敵。
石橋さんの女役(?)も素敵でした。

もちろん、役者さんだけではなく、演出、美術、照明、音響、衣装などのスッタッフさんの仕事も素晴らしかったです。

6階でも8階でもない。
7階のお話。
楽しませていただきました。

ぐるぐる"guruguru"

ぐるぐる"guruguru"

PARC 国際舞台芸術交流センター

座・高円寺稽古場(B3F)(東京都)

2010/03/20 (土) ~ 2010/03/28 (日)公演終了

満足度★★★★

すばらしいです。
観慣れている人にもそうでないひとにもいっぱい参加して欲しい作品でした。何回でもやりたい!すっごく楽しい!

ネタバレBOX

そこで出会った5人にそれぞれ適当に役割が振られます。部屋につくとイヤホンを付けさせられ、それぞれ役割に合った動作や台詞を指示されてやっていく、というもの。全く全体像は見えないし、自分のやることしゃべることの位置取りもわからないけど、どんどんわくわくはつのっていくんです。

どこまでが真似すべき台詞で、どこが説明なのかはっきりわかるともうちょっとすっきりやり遂げた感があるかな。わかりにくいからずいぶん失敗した感が残り、参加した人が仲間ならそれをぶつけあえるのに一人だとちょびっともやもやする。
新光電影館

新光電影館

横浜未来演劇人シアター

横浜中華街・同發新館(神奈川県)

2010/03/26 (金) ~ 2010/03/28 (日)公演終了

満足度★★★★

どこか繋がる。
市電うどんと何か繋がるような、繋がらないような。


やたら体力を使う舞台だと思いました。
観ている側は想像力を使い、楽しむ。
映画に詳しい人とか、楽しめて観れるんじゃないですかね?

飲み食いしながらOKの観劇スタイルや良し。
美味しい日本酒や良し。

楽しませていただきました。

ルーベンスタイン・キス

ルーベンスタイン・キス

古川オフィス

銀座みゆき館劇場(東京都)

2010/03/26 (金) ~ 2010/03/29 (月)公演終了

満足度★★★★

ドラマティック・リーディング
リーディングと題された作品を拝見するのは初でしたが、自分の中にあるリーディングとはかけ離れた舞台でした。

最小限の動きと台詞、想像力をフル回転で観ました。

欲深い私は、これをリーディングではなく、ストレートで観てみたいと思いました。

ネタバレBOX

実在にあったローゼンバーグ事件が元だそうです。
どこか、『るつぼ』を思い出させるような内容。
スリープ・インサイダー(ありがとうございました!またいつか!)

スリープ・インサイダー(ありがとうございました!またいつか!)

boku-makuhari

アトリエヘリコプター(東京都)

2010/03/26 (金) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

満足度★★

作品としては嫌いじゃないんだけど。
なんだか押し付けがましい雰囲気を感じて途中からひどく退屈に感じました。自分としては自然に膨らむはずだったところが、膨らませるスペースを探している間に疲れてしまいました。

ネタバレBOX

前半、ある一部屋に閉じ込められているのか閉じこもっているんだか、の男女。その二人の関係性がすごくおもしろかったです。パワーバランスの変化とか。二人は同じ人間じゃないかとか。

奥田洋平さんのまるで別人のようにも見える、聞こえる佇まいや声色がすごくよかったです。人間とも思えない不自然な身体の扱いとか。
止まらずの国

止まらずの国

ガレキの太鼓

サンモールスタジオ(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/30 (火)公演終了

満足度★★★★

この感覚、なんだろう?
結構な数のお芝居を観ているのに、この作品はなんだかよくわからない感覚に捕われちゃいました。演劇を観ているというより。。。なんだろう?異空間に誘われて、思考する暇ないまま最後までずずっと。ドキュメンタリーでもあるようで完全にどこにもない世界。集中してその世界に浸ってるのに一歩引いて冷静でもあるっていうのが両立しちゃう作品でした。

ネタバレBOX

最初はやっぱり青年団の「冒険王」と比べちゃったりもしたんですけどね。でももっと生々しく、うそ臭い。全く自分の知らない世界だけど実際に存在している本物の世界ってことなのかしら。

爆撃後の展開はややシラケたところもあるけど。味わったことのない感覚は心地よかったです。
GIFT FICTION

GIFT FICTION

ATTENTION, PLEASE!

TOKYO FM HALL(東京都)

2010/03/26 (金) ~ 2010/03/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

上質のショート
今回のアテプリの舞台は、演劇バトル。
その為、持ち時間は30分と短い。
しかし、その30分の中にアテプリらしい、感動させる要素が詰まっていた。
アテプリ初めてのラブストーリーという事だが、いつものアテプリの様に、極自然にストーリーが深化する。
今回の脚本も良い。
アテプリの脚本は、いつもクライマックスで胸に熱いものがこみ上げて来る。
今回も「歌うたいのバラード」が流れた瞬間、目頭か熱くなった。
今回のラブストーリーも奇をてらった所が無く、純粋に恋の内幕へと入って行く。
アテプリらしい、感動的な脚本。
舞台の上で、本当に素晴らしい演技を見せてくれた俳優・女優達。
まるで上質のショートムービーを観ている様だった。

モグラの性態

モグラの性態

ぬいぐるみハンター

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

満足度★★★

かわいいの。
木更津キャッツアイが大好きな私としましては、こういう男子の秘密な集まり的な世界は魅力的でした。ぶっ飛んでる尖り具合と、土臭さのバランスと全体を突き抜けるダッシュ感がいい。

ただ、作品以外でちょっと気になることはちょこちょこあり。

ネタバレBOX

壁とか床とかの落書きやコラージュを眺めてるだけでも楽しい。
開演前から俳優は舞台上にいるので、早めに行ってじっくりみるのもいいかと思います。

泣き虫なまいき石川啄木

泣き虫なまいき石川啄木

ハイリンド

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/03/27 (土) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

満足度★★★★

さわやかな井上作品。
 いつも大笑いして見る井上ひさし作品だが、今作は少しテイストが違い、胸をしめつけられたり涙を流したりしながら観た。喜劇を観たという感じではない。それでもやはり笑いどころ満載で、たっぷり楽しませてもらったのだが。

 多根周作は晩年の石川啄木をさまざまな悩みを抱えながらも前向きに生きる人物として演じている。とてもさわやかで独特の品がある石川啄木だ。多根周作が演じると人物に気品が出てくる。さすがだ。そして金田一京助を演じた伊原農がこれまたとてもいい。スーパーお人好しの金田一氏を、魅力たっぷりに演じた。

 この作品をさわやかに仕上げるところがハイリンドの持ち味か。愛すべき劇団だ。

月並みなはなし[2010]

月並みなはなし[2010]

時間堂

座・高円寺2(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

ふわ~っと
した感覚。
ふつうの演劇なんだけど、普通じゃない。ふつうって何だろうなぁ。

モテハン・オンライン

モテハン・オンライン

ファントマ

ブディストホール(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しく笑えました
えー説明からして、
けっこうキワモノ系の固まった笑いになるのかと思いきや。
判り易い導入に、愉快な登場人物たち。
かっこいい戦士姿の、お兄さん等など。
ジェットコースターに乗っていくような楽しさがありました。

ネタバレBOX

細かい小ネタ遊びの、
FF(ファイナルファンタじじぃ)とか。
前説での、楽しめるパンフレット売りとか。
観客を笑わせよう、楽しませようとする姿勢が、
よーく伝わってきました。
その分ストーリーが、判り易さ前面で。
ちょっと奥行きを欠いたきらいがありましたが。
かなりな高齢の連れも楽しめる内容でしたので、よしとしましょう。
ですので星1つおまけです(^^)
モグラの性態

モグラの性態

ぬいぐるみハンター

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

満足度★★★

ん?ってとこもあったけど。
ニヤニヤしながら観てました。

ゴルゴダ・メール

ゴルゴダ・メール

劇団俳小

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/29 (月)公演終了

満足度★★★

テーマの投げかけは成功です
アスペルガーの人たちの演技は、
なかなかわかりやすい代表的な性格(でいいのかな?)
にて演じられていましたね。
「説明」にある通りの表現は出来ていたと思います

ネタバレBOX

なのですが、重きがコミュニケーションとうたいながら。
観客には説明不足な点が多く感じられました。
なんで劇始める事になったのか。とか
監督さんと彼女さんの関係の説明があまり無かったかな
(観客の想像でよいのかな?)
劇中劇の進展と、周りの人間の関係性が。
いまひとつ時間概念希薄で、週単位の事なのか。
日にち単位の事なのか、わかり辛かった。
(演劇に携わる方々だと、劇稽古の進行具合で日数の想像がつくのかな?)
詰め込む要素も、話のテーマも良かったと思うけど。
切り取って削り、形を整える方法が荒かったように思えました。
個人的には、収集癖のあるアスペさんの話も観たかったかな。
で、観客に分かり易く説明してくれた。
解説アスペの子(いろいろ上手で美味しい方ですね)と、
最低男さんの行く末やら。
現在の関係について知りたかったなーって思いました。
眠りのともだち

眠りのともだち

イキウメ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2008/02/27 (水) ~ 2008/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

イキウメ初見で、即ファンになりました
昔から、変な夢を観ることでは、人後に落ちない自信があるので、この作品、人事には思えず、見入りました。
サスペンスタッチでありながら、SF的でもあり、夫婦の愛憎劇でもあり、こんなにひとつの作品に、たくさんの魅力を加味できる、前川さんの才能に、一目で、熱狂的ファンになりました。
夫役の浜田さんも、素敵な役者さんで、小劇場にこんなにも愛着を感じることができる劇団が存在したことに、至福の喜びを感じました。

タン・ビエットの唄

タン・ビエットの唄

TSミュージカルファンデーション

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2008/02/10 (日) ~ 2008/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

畠中さんと駒田さん、そして土居さん、吉野さん
ストーリーもさることながら、キャステイングが、これ以上望みようもない程、素晴らしく適材適所で、終始、役者さん達の熱演に心を奪われ続け、見入りました。
土居さんの可憐な美しい歌声、畠中さんと吉野さんの、鬼気迫る掴み合いのシーン、駒田さんの思いを抑えた秀逸な演技…。
謝さんが、きちんと演出して下さるなら、TSミュージカルは今後何年も、素晴らしい舞台を世に送り出して下さると、確信が持てる、感動舞台でした。

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