ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶
チェルフィッチュ
ラフォーレミュージアム 原宿(東京都)
2010/05/07 (金) ~ 2010/05/19 (水)公演終了
満足度★★★
空虚な言葉がコミカルに浮き彫りに
まず、あの繰り返されつつも、微妙に細部が異なっている厄介な台詞を
語りつつ、切れの良い動きを見せ、もとい魅せてくれた俳優達にエール。
何度も何度も執拗に繰り返される、一見意味の無い言葉の数々、
「ホットペッパーって役に立つんですよねー」「クーラーが寒くて地獄
みたいなー」「女性ってそうですよねー」…
何回も繰り返される動きと共に、見ているうちに俳優達がまるで
「演技している人間」というよりも「律動するゼンマイ人形」か何かのように
見えて仕方がありませんでした。
ネタバレBOX
結局、派遣の社員達はクビにされた同僚の送別会をやる、といいながら
その実皆自分のことで頭が一杯で、同僚をタネにしてどれだけ自分のことを
語る、というか、押し付け合うか競っている。 そんな空虚過ぎる風景。
正社員達も互いのことなんてどうでもいいし、クビになる同僚も会社の
人間なんて素でどうでもいい。 どうでもいい人たちが開いてくれる
送別会より、それにかこつけて自分のことを話す方が大事。
暗転直前、派遣の「小松さん」がクビになる「エリカさん」に、
「私達も遅かれ早かれ後を追いますんでー」って言った時笑った。 ヒドッ。
『ホットペッパー』が一番面白かったかな。 登場人物が三人と
三者三様違う動きを見せてくれるし、台詞もヴァリエーションがあったし
一人が躍るような動作で自己主張してる時の、他の二人の反応も
何気に面白かった。 うちわであおぎ出したりするし(笑
ぎこちなく、不穏なjohn cageの音楽もマッチし過ぎです、本当に。
『クーラー』『別れの挨拶』は動きの切れは凄く良いのだけど
いかんせん人物が二人ないし、一人なのでどんなに良くても
基本同じ動作の繰り返しなので冗長にはなった、かな。
少し時間も長いような気がした。
でも、動き的には『別れの挨拶』が一番良かったと思います。
甘え
劇団、本谷有希子
青山円形劇場(東京都)
2010/05/10 (月) ~ 2010/06/06 (日)公演終了
満足度★★★★
ぎりぎりに攻めた演出
伝わるか伝わらないか、ぎりぎりを攻めきった演出。鳥肌もの。
Hello-good bye
ピルココ
OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)
2010/07/09 (金) ~ 2010/07/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
感動しました!
前回公演、観ました!
奥田さんがすごくかっこいいなと思いました。
今度も楽しみです。
2人の夫とわたしの事情
シス・カンパニー
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2010/04/17 (土) ~ 2010/05/16 (日)公演終了
満足度★★★
コメディーだ!
松たか子は好演でしたね。可愛らしい。嫌いではないけどコメディーは少し苦手。なので、少々長く感じました。
ザ・パワー・オブ・イエス
燐光群
ザ・スズナリ(東京都)
2010/05/10 (月) ~ 2010/05/23 (日)公演終了
満足度★★★
少し退屈でした
連れの都合により、当日券を買って観るしかなかったので、席が最前列。ベンチシートの低さが腰痛をもろに直撃し、首は疲れるし、堅い内容なので、少々辛い観劇となりました。
デイヴィッド・ヘアーって「ダメージ」や「めぐりあう時間たち」の映画脚本も担当したかたなんですね。2作とも観てます。好きな作品です。以前、燐光群で上演した「パーマネント・ウェイ」に興味があって行けなかったので観たいと思ったのですが。
本作は日本経済新聞社主催の読者ご招待企画にして、お土産に「日経経済用語解説」でも配ればよろしかったかも(笑)。
本作の感想としては、経済とHさんの「言葉の使い方とか、金融商品の捉え方とか、デビッドヘアーの元の台本にちょっと疑問点があるんですよね。あまりにも短絡的な捉え方で、本質まで迫っていないのではないかと、、、、。ステレオタイプになっているのではないかとです。手法などはいつものように面白いのですが、金融商品の専門用語や、実際に起きたことをどうとらえるかということで、この作品の評価は変わるでしょう。 」というご意見に共感しました。
仕事上で経済関連の記事も長く担当し、日経読者の私でも、正直、退屈でした。ドキュメンタリーの要素が濃く、登場人物によるステレオタイプの用語解説が続き、それが短絡的な印象があるので、「はたして本当にそうなの?」という疑問が残りました。演劇仕立てにはなっているけど、もう少し面白い趣向があるのかなーと期待していたので。「では、もう少し面白い趣向って何よ」って聞かれたら、言葉に詰まるんですけど。こういう手法はドキュメンタリー映画によく使われるので、演劇では、平板に感じて、退屈してしまったものですから。
ネタバレはたいしたこと書いてないですが(笑)。
ネタバレBOX
tetorapackさんと違って、私の足りない脳ミソで書く、別になくてもよい陳腐なネタバレなので、呆れないようにしてください(笑)。
登場人物の中で、本人の顔をはっきり知っている人がほとんどいないし、ときどき日経新聞でみかける外国の経済人など私にはどれも似たような印象でほとんど区別がつかないのであーる(笑)。
観劇の連れにいたっては、デイヴィッド・ヘアーを演じた俳優John Ogleveeをデイヴィッド本人だと信じて、「演技も巧いし、日本語も上手」なんて言う始末(笑)。
この芝居に出てくるノーベル経済学賞を受賞したマイロン・ショールズ(鴨川てんし)なんて、ご当人の性格は知らないが、インチキくさくて、とっぽい親父って印象に見えてしまった。いいんでしょうか(笑)。
未公開株投資家のスコット・ラドマン(杉山英之)は、黒革のジャケットに白いシャツ、ジーンズと、変身前の仮面ライダーの普段着みたいな格好でやけにワイルドでカッコイイんだけど、本人はどんな顔してるんだろう。
一番笑えたのはロナルド・コーエン(中山マリ)。コーエンは私でも知ってるし、小柄なスーツ姿、一応金髪にしてるけど、どう見ても何か田舎の売れない漫才師みたいで、とうとうと演説するのだけど、「これがコーエン?」って違和感がありました(笑)。中山さんはベテランだから演技は達者ですけど。
こうなると、いっそのこと、ホリエモンとか、ソフトバンクの孫さんとか、楽天の三木谷、インサイダー疑惑の村上世彰、SBIにいた元ホワイトナイトのおっさん北尾吉孝とかの「役」も日替わり出演させちゃったら、どうかねと思いました(笑)。
女優では説明役のマーシャル・セルダレヴィクの安仁美峰のしゃべりかたが心地よく、集中できて彼女が出てくるとホッとした。もう一人、金融ジャーナリストの松岡洋子もなかなかチャーミングでした。
・・・ってなると、市場の金を動かしてる当事者以外、あまり魅力的じゃないんだよねぇ(笑)。
題名のとおり、作者のデイヴィッドに金融関係者がまことしやかに持論を吐いて、「はい、わかりました」と言わせる話。
この話の最終幕は市場経済の混乱により、犠牲者が死屍累々ということで、ほら、シェイクスピアの芝居みたいで演劇と似てるでしょう、ってオチなんです。
確かに、こういう金融市場のしくみって素人にはねずみ講同様、入り口で説明されてもよくわからないし、黒幕の当事者は結局金持ってて、懐は痛まない。米国の銀行家も高給取りで、まだ年金がほしいなんて寝言言ってるわけだし。踊らされた小規模の個人投資家や、本来、マネーゲームに参加してないのに、余波をかぶるわれわれ庶民が迷惑をこうむるだけなんだよねって話。
でも、そういう結論はわざわざお芝居にしなくても、普通に新聞読んでればわかりきったことで、「ええ、そうなの!」という新たな見方が提示されるわけでもない。
一部インテリの人たちが「ふむふむ、クスクス。おれは意味わかるから面白いけどね」って優越感にひたれるお芝居に思えたのです(笑)。
加えて、海外で上演するとか、演劇の専門家が観れば、また受け止め方も違うのでしょうけど、日本では、もう少し、とっつきやすいかたちにしないと、金融知識の啓蒙にもならないと思います。
金融業界にせもののオンパレードというか、知らない人のそっくりさん大会の中で手探りで金融のお勉強がてら観劇するもよし、ってとこでしょうか(笑)。
別に演劇好きでなくても、就活の学生さんにはおススメかもね。
Do!太宰
ブルドッキングヘッドロック
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2010/05/14 (金) ~ 2010/05/23 (日)公演終了
満足度★★★★
全然長く感じなかった。
最初に2時間越えると聞かされ、お尻痛くなるな~と
覚悟していたのですが、美術も面白いし映像も良いし
ストーリーも、喜安さんの熱い気持ちが伝わりました。
さすがです。
もちろん太宰さん知らなくても大丈夫です、十分に楽しめます。
投げられやす~い石
ジェットラグ
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2008/01/24 (木) ~ 2008/01/27 (日)公演終了
満足度★★★
再演
するんですよね?
やはり「喝采」は卑怯だと思う。
かもめ‐愛を紡ぐ人‐」
六舎企画
シアターX(東京都)
2010/05/11 (火) ~ 2010/05/16 (日)公演終了
満足度★★★
かみまくる主役
むしろ脇役の演技が秀逸!
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
美しい湖のほとりにある伯父ソーリンの田舎屋敷が舞台。
そこへ著名な作家トリゴーリンを連れて、モスクワから有名女優である母アルカージナが華やかな空気と共に帰ってくるところから始まる「かもめ」のストーリーは知らない方は居ないと思うので割愛。
「かもめ」の最大の見せ場は苦悩だ。だから、心理劇にふさわしい物語の舞台化を何度となく観ている。
トレープレフの苦悩は、アルカージナやトリゴーリンが少々の才能で華々しい成功を収めていることに対する不満と、自分の愛するニーナがそのアルカージナやトリゴーリンにあこがれて自分を捨ててモスクワへ行ってしまったことを主な内容としているが、彼は変化のない草深い田舎でこの単純な不幸に繰り返し浸っていただけでこれ以外何も経験することがなかった。
雑誌に取り上げられて小説家として、そこそこ有名になってはいたが、ともかくこういう環境の中で書斎にひきこもり、ニーナに対する愛情だけをたよりに生きていたトレープレフは妄想と幻影の混沌のなかをふらついて、ただただ、出口のない単調な苦悩で神経をすり減らしてしまったのだった。
今回はこの主軸となるトレープノフ役のセリフの噛み(とちり)が多かった事と演技力がまだ未熟だったことから、その世界観に浸れなかった。しかし、脇に徹するキャストらの演技が秀逸だったので、救われた舞台だった。
ソネザキシンヂユウ
日本のラジオ
東京ビッグサイト・デザインフェスタ会場内(東京都)
2010/05/15 (土) ~ 2010/05/16 (日)公演終了
20100516
。・`ω´・)ノ よい。短いけど3回見ても飽きなかった
ミブロ! ~新撰組転落記~
劇団バッコスの祭
アドリブ小劇場(東京都)
2010/05/13 (木) ~ 2010/05/19 (水)公演終了
満足度★★★★
大胆な解釈・構成・メッセージ性
2歳のとき、初めて映画館で観た映画が東映時代劇、昭和30年代の東映時代劇映画は、大人に混じってリアルタイムでほとんど全作品を観てきた私は、筋金入りの時代劇ファンだが、いや、だからこそ、最近のTV時代劇はあまり観たいと思わないし、たまに観ても満足できない。小劇場の時代劇もおもはゆくてむしろ苦手なジャンルだ。「殺陣がスゴイ」「役者がステキ」と聞いても、まず食指が動かない。
その私が唯一楽しめるのが「バッコスの祭」なのだ。小難しい時代考証なんかすっ飛ばして、大胆な解釈・構成で突っ走る爽快さがたまらない。
やたら時代考証にうるさい自分が、「いいぞ、うんと壊せ!もっとやれやれ!」と心の中ではしゃいでいる(笑)。
しかし、森山智仁という人は、史実の肝はきちんと押さえ、明確なメッセージを伝えてくるのが流石だ。
私はいまから何十年も前に日本史が好きという単純な理由で史学科に進んだ、いまどきの「歴女」の草分けで、高校生のときは毎日「新撰組」のことばかり考えていて親に怒られたクチ。当然、本作には興味津々だったが、前回の「忠臣蔵」に続いて、また泣いてしまった。私は芝居を観てもまず泣かない、というより映画と違い、芝居では泣けない人間なのだが。
中盤で、涙がポロッとこぼれ落ちて焦った。「芝居はまだこれからだぞ、いまから泣いてどうする!」自らを叱咤し、舞台に目を凝らした。そしてラストシーン。うーーん・・・・巧い!脱帽である。
時代劇や日本史に興味ない人にもおススメです。
ネタバレBOX
冒頭、斉藤一役の丹羽隆博が新撰組について回顧するように語り始めるが、これには仕掛けがあり、ラストにつながる。
入隊希望の藤堂平助が「新撰組」屯所を訪ねてきて、股旅物の仁義を切るのには唖然。こりゃないだろと思ったが、それは壬生にいた当時の新撰組がまるで暴力団のような存在だったデフォルメなのかもしれない。
今回、新撰組に不可欠の土方歳三が出てこないが、それは、この物語のテーマに関係がある。斉藤は「自分の行く道をなかなか決められない男」、彼が主役だから。そして、「局中法度」で「事の善悪、各々にて思案すべからず」と、隊士にいらぬことを考えず、人斬りに徹するよう仕向けたこの集団において、斉藤は忠実に動いたのである(本作では)。
組織に忠実という点では土方が一番だが、土方は積極的に隊のシステムを考えて動き、最期まで次々に決断して行った男だから、土方を出すと今回のテーマを明確にできないのだろう。このあたりの思い切った決断は見事で、森山は土方並みの非情さをもって作品に取り組んだと言えよう。今回の設定に私が反発を感じないのは、森山が司馬遼太郎の「燃えよ剣」を読みながら「土方の扱いをどうするか」と思案していたことをブログで読んで知っているからである。決して単純なご都合主義の削除ではないのだ。
土方を廃した代わりにと言っては何だが、斉藤一に土方的なニヒルな面を入れ込んで土方ファンのガス抜きをしているとさえ感じた。
丹羽の何かに取り憑かれたようなアブナイ演技を見ていると、ふだんはどんな人なのか興味が湧いてくる(笑)。
近藤・斉藤と対立する芹沢鴨(上田直樹)は史実とは反対に、草食系男子で、芹沢というより、むしろ本作には出ない穏健派の山南敬助に近い。
そして山南とも共通する文系論客だった伊東甲子太郎と同一人物にする、これまた大胆な創作も面白かった。
沖田総司(雨宮真梨)の青白い魅力が良かった。雨宮は口跡が良く、目ヂカラがある。沖田が初めて人を斬るという興奮のさなか、女を斬ってしまうというのも、史実ではない別のリアルさがあった。
その女、お雪(濱坂愛音)は京の町の女子アナ?兼大和屋のお内儀で、妻を殺された主人(小林裕介)は伊東一派を支援する。小林は短い出番だがこの役らしく実直な演技で印象に残る。
藤堂平助の辻明佳は明朗な爽やかさを出して好演。いままでバッコスで観た役どころとは違い、とても新鮮だった。
藤堂の母親(柿谷広美)のいまふうお母ちゃんぶりが笑える。松本良順(稲垣佳奈美)をお良という女医にしたり、恋愛場面をお梅(金子優子)に絞って、よけいな恋愛噺を入れなかったのも名案。
近藤勇(石井雄一郎)は幕府に使い捨てにされながらも、容保に深々と頭を下げ、幕府への想いを表現する場面がよかった。
今回、近藤勇役の石井と斉藤役・丹羽のクセ者?コンビの芝居が観られたのも嬉しい。セットの関係もあるのか、松平容保(小澤雄志)が会津藩邸に隊士を呼びつけず、まるで鬼平の長谷川平蔵のように着流しで気軽に自ら出向いてくる(笑)。小澤は森本レオと長谷川朝晴を足して2で割ったように飄々としている。
山崎烝は、俳優の宇佐見輝に不満はないが、どうせなら監察方という史実を生かして描いてほしかった。
原田左之助の飛山裕一は槍の使い手ぶりを発揮。
服部武雄(深月要)は若年だが剣の腕が立ち、史実では伊東甲子太郎にとって、武市半平太の岡田以蔵的存在だったようだが、本作では新撰組内の剣の流派の対立が離反組を生んだという史実も踏まえている。「深月要って人は男?女?」という疑問が観客に湧くらしく、隣席でも話題になっていたが答えは女性です(笑)。彼女をバッコスに紹介したのは私だが、主宰は殺陣が得意な彼女の長所を生かして起用してくれ、深月自身も期待に応え、他劇団に出ていたときは見違える成長ぶりで驚いた。主宰をはじめ劇団員・スタッフ、客演陣に感謝です。
終盤、出番のない俳優たちが官軍側を黒子姿で演じたのにも感心。すっぽり顔を隠した状態での激しい殺陣は見事。女優陣の着付けが前回より数段、きれいになっていた。
ラスト、東京高等師範学校・卒業式での斉藤の訓辞は、生徒だけでなく現代の観客へのメッセージにもなっている。そして隊規に忠実だったであろう隊士全員の心情をも代表していると思う。生徒たちの「仰げば尊し」の斉唱も美しくそろっていて素晴らしかった。
メリーゴーラウンド☆トーキョー5
遊々団ブランシャ☆ルージュ
SPACE107(東京都)
2010/05/02 (日) ~ 2010/05/05 (水)公演終了
満足度★★★★
お色気たっぷりなのに女性客多し!
これがブランシャの強みですよね。女が観ていやだなって思う色気じゃないんです。健康的って言うか、却ってあこがれちゃうというか。最前列には男性客がズラリと座っていたので、この微妙なお色気をくれぐれも失わないように!歌唱力の向上は課題です。うまい人と下手な人の差がありすぎ。でも、大ファンです!
モジョ ミキボー
モジョミキボー上演委員会
OFF OFFシアター(東京都)
2010/05/04 (火) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
リピートするべきかも
鵜山さん、浅野さん、石橋さんの組み合わせで、下北OFFOFFシアター。贅沢すぎるわけですが、やはり脚本の面白さと役者さんのパワーの勝利と感じました。
モジョとミキボーがベースですが、おふたりがそれぞれの両親や、敵対する悪がきを演じ分けるので、最初は少し混乱しますが、小さな舞台を有効に使っているのが楽しかったです。
贅沢ついでに、2列目とは言え、最前列の真ん中だったので、もう少し後ろからちょっと引いて観たいと思っています。
Y時のはなし 【Vacant公演終了!Y時は次 5月に山口県YCAMとシンガポールにいきます!!!YCAM公演チケットは4月3日より発売!!!山口で会いましょう~~ぜひ】
快快
山口情報芸術センター YCAM スタジオB(山口県)
2010/05/15 (土) ~ 2010/05/16 (日)公演終了
楽しかったー
入口でうろうろしていた私に親切に声をかけてくれた。
元気のいい若者がみんなで挨拶してくれる。
もちろん最前列ゲット。話は学童保育での出来事。
人形劇形式だったのだが、いろんな試みがあって
全く飽きなかったし、笑った、いろいろ考えた。思い出した。
開演前のcontact Gonzo パフォーマンスは観れなかったけど、終演後の
蓮沼執太のライブはちょっとだけ観れた。飲みながら観たかった。
ネタバレBOX
山口はもとよりYCAMも初めて。新幹線を乗り継いで行くと、
山口線にあぜん・・・ 2両?
も、もしかしたら駅からタクシーなんてないのでは?
と以前、大谷短大に行ったときを思い出した。
無謀ないきあたりばったりだったけど、
そんなプチ旅行も楽しかった♪
タクシーのおじちゃんも親切でいろいろ教えてくれたしね。
YCAMはとてもきれいでいろんなイベントを行っていた。
甘え
劇団、本谷有希子
青山円形劇場(東京都)
2010/05/10 (月) ~ 2010/06/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
色々な甘えが満載
初の円形劇場での観劇。
今公演はこの円形劇場をうまく利用していたと感じました。
役者の登場の仕方、逆に舞台からはける手法まで見事です。
主演の小池栄子ちゃん、かなりの好演です。
静と動がうまく表現できていてあっぱれでした。
女性が描く、女性の世界観。
自己だったり、価値観だったり、表だったり、裏だったり。。。
そこに女性の、男性の色々な甘えが凝縮。
男性も女性もともに楽しめる作品です。
バイ・バイ・ブラックバード
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2010/05/13 (木) ~ 2010/06/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
新しい取り組みにも満足
ストーリー的には今までのキャラメルと同じ、人が人を想う気持ちがいっぱい溢れている作品。
演出的には他の劇団であっても今までのキャラメルにはなかった手法が取り入れられている。
照明の使い方が今回特にいい。光と影のコントラストは観ていてとてもきれい。
音楽がまたいいキャラメルボックス。今回は少し使い方を変えていた。
いずれにせよ、新しいキャラメルと今までのキャラメルがうまく融合。
まずは皆様の目で確かめてみてください。
ネタバレBOX
今回の特徴は映像を使ったところ。
映像を使った手法はキャラメル自体は好まないところ。
しかし今回はそれをうまく使っていた。
映像と役者をうまく絡ませひとつの演技にしているところは満足。
また記憶というところと映像を絡ませた演出にも満足。
ストーリー的にも家族愛、友情愛、恋人としての愛が上手く表現。
相手に対して反発し、なかなか愛を受け入れることはできないけど、最後にはきちんと相手を理解し、相手を想う。まさにキャラメルボックスの王道。
今回もたっぷり組み込まれていました。
「ユー・アー・マイン」
クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)
駅前劇場(東京都)
2010/05/12 (水) ~ 2010/05/16 (日)公演終了
満足度★★★★
笑いました!
はじめて拝見しましたが、勢いがあってとても面白かったです。
登場人物が多いので、ウソや誤解がそれだけ複雑になり、関係性を把握するのがちょっとたいへんでしたが、そのぶん「こう来るか!」という面白みがあって楽しい。
ありえないような強引な展開も、勢いでなんとなく「あり」に見えてしまうところが笑えるんですよね。見ながら何度もツッコミをいれたくなりました(笑)
本当にモデルルームに見えるセットで、それがまた良かったですv
暴くな
INUTOKUSHI
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2010/05/15 (土) ~ 2010/05/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
エンターテイナー
これぞまさに1000%エンターテインメント!!
何より舞台セットが素晴らしい!!
入り込んじゃいました。
すんばらしい~~!!
ネタバレBOX
回るあの土俵!!私も乗ってみたい!!
座布団はブーラメんちっくに投げるとよく飛びます☆
プランクトンの踊り場
イキウメ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2010/05/08 (土) ~ 2010/05/23 (日)公演終了
満足度★★★★
満足
前川作品を観始めてまだ3年ほどだが、その中のベストだった。
広げた風呂敷をきちんと畳んでくれて気持ちよい。
終始笑い、爆笑も多々あり。
役者は文句なしに安井順平。おもしろキャラをひょうひょうとした演技で。
ノーブルな顔立ちと現代っ娘なセリフのギャップが楽しい伊勢佳世。
このふたりで兄妹探偵モノを作ってほしい。
ネタバレBOX
よくよく考えると、チラシ等の説明でネタバレしているという。
題材は「ドッペルゲンガー」と言った方が間口は広がるはずなのに、
それを言わないところが心憎い。
情熱タイツ
劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2010/05/13 (木) ~ 2010/05/16 (日)公演終了
満足度★★★★
タイツシリーズ
タイツ万博もみましたが、今回の情熱タイツも面白い出来上がりでした。演技や踊り、タップなどどれも演技者が一体になって表現されていました。駄洒落やCMをパロっていて、楽しませてくれました。SETはいつ観ても楽しませてくれます。ありがとう。
バイ・バイ・ブラックバード
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2010/05/13 (木) ~ 2010/06/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
文句なし
脚本、演出、照明、演技、すべてにおいてすばらしかった。文句なしの☆5つ