最新の観てきた!クチコミ一覧

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めぐるめく

めぐるめく

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2010/05/21 (金) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

すごくよかったです!
もう1回、見に行きます!

ネタバレBOX

リッちゃんと陽子さんが二人でお墓参りするシーン、
泣きそうになりました。
PARTYせよ

PARTYせよ

東京おいっす!

「劇」小劇場(東京都)

2010/05/25 (火) ~ 2010/06/01 (火)公演終了

満足度★★★★★

うむ満足じゃ
ストーリーはドロドロなのに、明るく笑える芝居でした。演技陣の安定した力が感じられ、初見ながら次作が早くも楽しみになりました。多崎オリエさんのヴェテランらしい力量と、??歳には見えない可愛らしさも光っておりましたぞ。

アンゲーテッドコミュニティ

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北京蝶々

テアトルBONBON(東京都)

2010/05/26 (水) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

満足度★★★★

安心
あれ、終わってしまった。消化不良。でも好き。
心の傷ありつつも、それぞれの方法でどうにか消化しようとしている様子が痛々しいけれどドロドロしていなくて気持ち的には満足でした。
時間あれば公演終盤ごろまたみなおしてもいいかもと思うくらい最近では珍しい作品でした。

客演陣が豪華。とくに何かありげなお母さんとコンビニ店長に注目してしまいました。双数姉妹の小林さんがよい味を出していました。この役すごい似合う。

ネタバレBOX

セットどうなっているんでしょう。
若干ズレて後ろを人が通ったときみえたのと上を歩くときミシミシいうのが若干気になりましたけれどもステキでした。

ファミマの制服は本物??
露出狂

露出狂

柿喰う客

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/05/19 (水) ~ 2010/05/31 (月)公演終了

満足度★★★★

計算された雑さの「乱痴気」
見てきました!
出演者がシャッフルされていました。初見だったので通常版を見ておくべきだったかな?
でも面白かった!役者の皆さん個々の魅力がスゴイ!

ネタバレBOX

出演者を入れ替えての公演というチャレンジ素晴らしいですね。
セリフが飛び、テンポを損なってもなお余りあるメリットも出せると思います。

作り込まれた心地よいテンポとスピード感がありつつ、良いところでところどころ流れがとまるのは、確かに物語に没入することの妨げにもなりますね。
演出的にはそういう狙いの回なのでしょうが。
ノーミスとはいかないでしょうが、残りの公演も是非限界に挑戦を、キャストの皆さん!

最後の「何故出会ったのか」の回答のセリフ。
このやりとりを100%成立させる事が出来ていれば、私の中では間違いなく今年最高の作品の一つになったと思います!表現の難しいテーマだと思います。

次は通常版の公演日をしっかり調べて見に行きたいですw
露出狂

露出狂

柿喰う客

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/05/19 (水) ~ 2010/05/31 (月)公演終了

満足度★★★

そして「乱乱痴気」
26日とはまた異なり、ガールズナイトの際に各自の立候補によって決まった配役とのことながら結果的に四天王が劇団員と一番出演回数の多いメンバーとなったことで安定感もありつつ、別キャラありハプニングありでノーマルを観た後で「番外的なもの」として観るにはやはり楽しい。

マクベス-シアワセのレシピ-

マクベス-シアワセのレシピ-

THEATRE MOMENTS

シアターX(東京都)

2010/05/20 (木) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

観て来ました!
戯曲の古典であるシェイクスピアを原作どおりに演じると、もしかしたら退屈なものになってしまうかも知れません。
新しい感覚で、現代にも通じるような演出を加えることにより新たな息吹が吹き込まれ、新たな作品として存在する「マクベス」を見たような気がします。いつもながら、シアターモーメンツの皆さんの、舞台に対する意気込みを感じることが出来た作品でした。新聞紙を使った演出が気に入りました。
また、次の作品が待ち遠しいです。

アンゲーテッドコミュニティ

アンゲーテッドコミュニティ

北京蝶々

テアトルBONBON(東京都)

2010/05/26 (水) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

満足度★★

これではまだ浅い。
まず全体を通して緊張感が芝居上に感じられず、物語の深い部分が見えてこない。
これは演者同士のアンサンブルが弱いのが原因か。

登場人物が皆自分の都合だけで行動しているので、あまりキャラクターに共感が持てなかった。

舞台の見せ方は斬新で巧いなと感じたが、それに頼りすぎて場面が変わりすぎな面も否めない。

物語に、そして人物にもう少し筋がほしかった。

ネタバレBOX

詳しい感想、意見、苦言などは当ブログにて


new stage21~劇評ブログ~

http://blog.m.livedoor.jp/new_stage21/?sso=729dc57b416040dd25693aee189285302622c1e7
マクベス-シアワセのレシピ-

マクベス-シアワセのレシピ-

THEATRE MOMENTS

シアターX(東京都)

2010/05/20 (木) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

泣きました〜
 すごく面白かった!
 こーれはイイ!
 すでに私が観劇したのが再演だったのですが、まだまだ再演する値打ちがあると思う。
 この劇団の他の公演も観たいと思いました。
 話がすごく練り込んであるし、小道具の使い方が素晴らしく、役者が上手い人ばかりで観てて本当に気持ちよかったです。

 絵理さんのファンで三日間3回観劇したのですが、千秋楽は泣いてしまいました。
 

ネタバレBOX

 夫人の声をきかず、夫人が赤い糸を床に落としたのにも気づかないマクベス。
 予言の言葉で人生を踏み外してしまったマクベスが新聞(言葉)の中から確かなものを探そうとする様は痛々しくて切なくてたまりませんでした。
 マクベスが新聞の中から確かなものを探している時にやっと、小道具としての新聞の重要性に気づけました。
 だからこそ、新聞だったんですね。

 大量虐殺を新聞のてるてる坊主で表現してたのがすごく上手いなあと思いました。
PARTYせよ

PARTYせよ

東京おいっす!

「劇」小劇場(東京都)

2010/05/25 (火) ~ 2010/06/01 (火)公演終了

満足度★★★★

キッチリ笑わせてくれました
「東京おいっす!」初見です。俳優さんたちの演技が自己満足ではなくキチッと客に伝えているのでちゃんと笑えるし安心しました。コメディの場合は特に「自己満足の笑い」かそうでないか、俳優の表情に出てしまうので、いつもチェックさせていただいている。
早めにロビーに入ると、入場を待つ婦人客たち相手にスタッフがグッズ販促をやっているのを、アットホームな感じだなと思って聞いていた。座長(最近では懐かしい肩書きだ)の奥原氏の来場挨拶文を読み、率直さに好感を持った。言わずもがななのか、「異性との出会い」に縁がないことなど公表しない主宰がほとんどだもんね(笑)。
カーテンコールの際にも全員額に手を当て「東京おいっす!」の決めポーズをするのを見て、「昔の軽演劇みたいで、いまどき珍しい劇団だなー」なんて感心してました(笑)。詳しいストーリー紹介は既にされているので、省かせていただき、感じたことをいくつかネタバレで。

ネタバレBOX

冒頭で、英語で泣きじゃくる喪服姿の金髪の女性を男がなだめて2人は濃厚なキスを交わす。「何?」と思ったら、2人は隣家の夫婦で、妻(吉岡のえ)はれっきとした日本人だとあとでわかる(吉岡はもう少し出してほしかった 笑)。
隣家の三宅家は葬儀だというのに、小瀬家では友人らを招いて納涼花火見物がてらホームパーティー。引っ越してきたばかりの小瀬の夫(久松信美)が挨拶に行った三宅家の当主が玄関先で倒れ、小瀬が前に住んでいた家の住所に救急車を呼んでしまったため、現住所に救急車が到着するのが遅れ、「もう少し早かったら助かったかも」と医師に言われたなんて三宅家の婿養子の夫(奥原邦彦)が言う。実際だったらものすごくわだかまりの残りそうな事態なのだが・・・(笑)。
小瀬の愛人ノゾミ(前田ユキ)が「小瀬(おぜ)さん」と呼ぶのが「おじさん」と聞こえてしまい、最初のうち、親戚の娘なのかと思ってしまった。
葬儀に乗り込んできた三宅の愛人のホステス(恩田裕子)が小瀬家のテラスに来て気持ちを整理すると言いつつ、ぬる燗で酔いながら髪を振り乱して獅子舞のように顔を振る姿や、小瀬の妻(多崎オリエ)が呼んだ出張料理人の平川(ロン佐藤)を、ノゾミが紹介される予定の小瀬に似ているという職場の若い後輩と勘違いする場面が可笑しかった。この料理人は何かというと「NASAで開発された」という商品を売りつけようとするインチキくさい男(挙句の果ては香典泥棒を働いて逃げてしまう)。小瀬がノゾミに紹介しようとした鈴木(須藤淳一)は胸の上で帯を結んだヘンな男で、喪服を着せられ、庭で三宅の妻のお使いをさせられるはめになり、入れ替わりに愛人の行動を心配する三宅が浴衣に着替えて小瀬家のテラスにやってくる。奥原の浴衣姿の腰が決まっているのがよい。この人は稽古着でも浴衣をきれいに着られる役者だと思う。小さなことだが、大切だ。
料理人が作った料理は、交通渋滞で仕出し料理が間に合わないという理由で、ことごとく三宅家のほうへ回されてしまう。鈴木が料理を運ぶたびに三宅家の居間から「ほぅー」と歓声があがる(笑)。三宅は3号までいたことがわかるが、3号の包んだ香典袋をホステスのものと勘違いして香典1万円+39万円で40万円の手切れ金を渡して別れようとする(上乗せ分はサンキューの洒落とか?笑)。
小瀬の妻は新居を設計した工務店の伊吹(伊東敦志)と関係を持ち、身ごもっている様子。夫の浮気にも気づいており、男2人に愛想が尽きている。遊びに来た新婚の松月夫妻(小林大介、にしそのゆう)のラブラブぶりが対照的。松月の夫がシックハウスのアレルギーからか家に入るとくしゃみが止まらず、小瀬家の庭先で「男女の幸せ美学」を説く。花火見物に興じる小瀬の後ろを家を出ていく妻がキャリーケースを引いて通るラストシーンはほろ苦く、ただ笑わせて終わるコメディではないのが良かった。
全体にそつなくまとまって面白いが、不倫カップルがたくさん出すぎて話題が不倫一色になるのが少々もたれ気味。中心に不倫以外の問題を抱えている人物がいてもよいのでは。料理人の平川とか。
音楽が場面にそぐわないところもあって、わざわざ流さなくてもよかったかなと思った。
ザ・パワー・オブ・イエス

ザ・パワー・オブ・イエス

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2010/05/10 (月) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

濃厚な2時間!
やはり金融危機という実際に起こった出来事を題材にしたドキュメンタリードラマだけあり、正直見終わった後は脳味噌がかなり疲れました(笑)。
でも上演時間2時間という長さを感じさせず、ところどころで笑いもあったりして…楽しかったというよりは勉強になったなーと思います。
海外のドキュメンタリー・ドラマって日本では上演されること自体珍しいと思うんですが…それをあえて上演している燐光群と坂手さんはすごいなぁと思うし、それが見れる機会は貴重だと思います。
CoRichのみなさんの見てきた!の意見を見ても賛否両論あるみたいですが、私は見てよかったしこういう舞台こそより多くの人に見てもらうべきだと感じました。

アンゲーテッドコミュニティ

アンゲーテッドコミュニティ

北京蝶々

テアトルBONBON(東京都)

2010/05/26 (水) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

満足度★★★★

考えさせられた。
題材やストーリーの展開は面白かった。場面転換も非常にテンポがあって良かったし。登場人物はみな過去に犯罪を犯してしまった人や、過去の罪悪感など心に傷を負った人たち。前科を持った人たちがその後、社会の逆風の中でどんな生活を送ることになるのか。いままであまり関心を持たなかった題材だけに考えさられた。

ネタバレBOX

ただ、ストーリーの展開やテンポを重視したためなのか、登場人物たちの内面があまり描かれていなかったというか人物描写が薄く感じてしまった(リストカットのシーンとか特に)。

中野で上演したのも意味があったのかなぁ。
背馳【公演終了しました!ご来場誠にありがとうございました!】

背馳【公演終了しました!ご来場誠にありがとうございました!】

ヲカシマシン

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/05/19 (水) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

予期せぬ涙
舞台は、ルデコの一室。

何も描かれていない、生成のキャンバスを思わせる。

そこに現れる、6人の役者達。
開幕と同時に、脳裏に現れる、鮮やかな、色。
それは、原色に染まった筆を、役者達がキャンバスにたたき付けるからだ。

無色の空間に描かれていく、原色の強烈なる競演。

二次元を飛び出し、多次元の世界へと観客を連れて旅立つ。

役者達は、(驚いたことに)観客の一人ひとりの目を見て、訴えかけてくる。
「これが、人間だ」 「これが、私たちだ」 「これが、あなたなのだ」と。

私たちは、観客ではなかった。
気づいたら、観客も、舞台の中に取り込まれていたのだ。

つまり、そこに展開する、様々な人生を、共に生きることになる。
さらに、そこに生じる、輝きも苦痛も寂寥も、共に味わうことになる。

青春の頃、自分の将来に抱く、漠然とした不安。
人生輝く時、見失ってしまった、本当の自分への焦燥。
黄昏の頃、再び抱く、過ごした人生への寂寥。

それらが、(過去から未来へ、の一方向ではなく)多方向に同時に流れる
時間の中で展開されていく。

作者の意図通り、これが、「混乱」なのか。

けれども、不思議なことに、本当に、予期しなかったことに、
この「混乱」のまっただ中で、涙が溢れた。

まるで、探し続けていた、ずっと探し続けていた、大切な、何かを
見出せたような。
「これだったのか・・・」 或いは、「ここだったのか・・・」
そんな、心から安堵できる瞬間が、
その「混乱」の中にあったのです。

もしかしたら、
人間は、 
人間の思考や、意識とは、
こんなにも、途方もないくらい、大いなるものに抱かれているのでしょうか?

まるで、宇宙のような・・・大いなる存在に抱かれて、
人間は、命をまっとうする生き物なのでしょうか?

感動しました。

ヲカシマシン、そして、今回のカンパニーの皆様、
皆さんが描こうとしていた世界は、すごい。途方もない。果てしない。

20代前半と思われる皆様の、限りない可能性に、
鳥肌を立てて、期待しています。

ありがとうございました。





露出狂

露出狂

柿喰う客

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/05/19 (水) ~ 2010/05/31 (月)公演終了

満足度★★★★

まずはノーマル版
毎度ながらの疾走感(サッカーに似合うと思ったが試合場面はなかったのだった(笑))が心地好く、95分間を一気に駆け抜ける印象。
また、猿山を意識したという(←アフタートークより)装置で立体的に配された女優陣、な構図も各場面それぞれにステキ。

マクベス-シアワセのレシピ-

マクベス-シアワセのレシピ-

THEATRE MOMENTS

シアターX(東京都)

2010/05/20 (木) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

幸せって難しい
客席さえも緊張している「初日」の雰囲気をほぐす様な役者さんたちの笑顔と、飴くばり。。。そしての即興のおちゃらけ芝居。
『???』
こんなにくだけた感じになってしまって、いきなりマクベスの世界に入り込めるだろうか?
そう思っていたら・・・そう来ましたか…(笑)。
さすがです!!
なんといっても小道具の使い方が印象的な舞台。
そして、役者さんたち上手!
マクベスもマクベスの奥さんもただ幸せになりたかっただけなんですよね、きっと。
それが段々とズレていく様子は、観ていてせつなくなりました。
モーメンツの舞台を観たのは初めてですが、いろいろな部分が凝っていて、次は現代劇が観てみたい!
でも、シェークスピア時代劇版とかもおもしろいかも…などと妄想をふくらませています。

PARTYせよ

PARTYせよ

東京おいっす!

「劇」小劇場(東京都)

2010/05/25 (火) ~ 2010/06/01 (火)公演終了

満足度★★★★

恋のいろは
なんてタイトルを書くと随分と高貴なイメージがあるがここでの「いろは」は世俗的だ。だからこそ、コメディやら焦燥感を練り込めるのかも知れない。隣の芝生も同じ色!笑

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

物語の序盤、三宅のタドタドシイ英語から始まる。そしてぶちゅーーー!%#?$なんつって、ぶたさんのような口付け!綺麗とか美しいとか絵にもかけないとかとは程遠い世にもオゾマシイキッス!笑
ワタクシ、一瞬、なんかの魔よけの儀式かと思った!!しかしキッスのお相手はモンゴル風の三宅の女房。このきちゃないキッス男・三宅と隣の家のダンナ・小瀬が不倫していることから織り成す物語。

どちらの不倫男も影の主である妻にばれないようにひた隠しに隠しながらオンナと不倫しているつもりだったが、小瀬の妻は夫の不貞を知っている。が、知らぬふりを装っている。それは当の妻も一度だけ伊吹という男と不倫したからだった。つまり夫婦揃ってのダブル不倫というやつだ。その妻が妊娠しどうやら、伊吹の子供らしいが、夫は自分の子だと思って妻を労わる。

一方で三宅の愛人が三宅家の葬式に現れ、驚いた三宅は隣の小瀬家に一時避難させる。別れたい男たちと別れたくないオンナたちが小競り合いをしながら、結局薬局、不倫カップルは別れることで収まるが、小瀬の妻は家を出て行ってしまう。当然の結果なのだが、何も知らない夫は目の前の色とりどりの花火に一喜一憂しながら、おおはしゃぎしてる場面で終わる。

トコトコとボストンバックを転がして去っていく妻と無神経な夫の感情の違いがあまりにも哀れで悲しい最後だったが、心が離れてしまった夫婦が一緒に居る事自体、意味がないように思えて、ってか、不倫した時点で一緒に居る事の意味があるのだろうか?そんな風に考えながらも、不倫を「ケースバイケース」で片付ける男たちのグダグダ感や、オタオタ感が絶妙でこの世はオンナで持ってるんじゃないか?なんて思ったりもした。
だって世界ってそうじゃな~~い!!笑



露出狂

露出狂

柿喰う客

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/05/19 (水) ~ 2010/05/31 (月)公演終了

満足度★★★

これが、柿喰う客か…
初見でした、やっと観れました、柿喰う客。
バナナ学園は何度か観させて頂いた事はありましたが…。
おもろかったです。

ネタバレBOX

スピード感溢れる演技。だけどスッキリと観られる芝居。
個々の役者サンがしっかりとしていて、飽きがこない。
芝居の内容は、正直極々ありきたりな感じがしました。
ただし、そこに中屋敷サンのスパイスなのでしょうか、非日常的なモノがあって、よくよく考えてみたら、人間の心理なのか。
面白くも爆笑が起こる中、台詞だけに目を凝らしてみたら、深かったり。。。

気になったのが、あれだけエネルギッシュな演技をされているのに、ほんの少しだけ役者の方が共演者の方へ遠慮しているのでは?と思える隙があったように、私には感じられました。

もっとメチャメチャにして頂きたかったです。

観れて良かった。
『星合(ほしあい)』

『星合(ほしあい)』

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シアタートラム(東京都)

2010/04/17 (土) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

『星合』は、一生の、心のお守りです。
公演が終わって、1ヶ月以上になりますが、今でも、星合の様々な場面を思い出しては、感動を新たにしています。
何度も心の中で、読み解くことによって、新たな発見や、気づきがあり、より深く、星合島の人々と繋がっていくような気がしています。

観劇してから、こんなにも長い期間、心の中に在り続ける作品。

『星合』を生み出された方々の想いが、どんなにに強く、熱いものだったかを、
こうして、1ヶ月も過ぎた頃に、改めて知り、深く感動しております。

『星合』の舞台が風と共に去ってからの時間が、過ぎれば過ぎる程、
カンパニーの皆様が私たちに伝えようとされていたことが、輝きを増しているのです。

どんなに人が生きていく中で、知っておくべきことか、感じておくべきことか。
どんなにこれからを生きていく中で、大切に大切にするべきことか。
そうすることが、どんなに、自分やまわりの人々のしあわせに繋がることなのか。

観劇した直後よりも、想いを深めて過ごした、今、の方がわかる。

まるで、遠い遠い宙の彼方から時を越えて届く、星の光を見るようです。

素晴らしい、ほんとうに、心のこもった舞台を、ありがとうございました。

『星合』は、一生の、心のお守りです。

アンゲーテッドコミュニティ

アンゲーテッドコミュニティ

北京蝶々

テアトルBONBON(東京都)

2010/05/26 (水) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

満足度★★★★

近未来の社会派告発物!!
スピーディな展開と個性的な登場人物で楽しませ、社会問題を扱うとともに人々の生き方をも問う作品でした!

ネタバレBOX

業務拡大のために犯罪経験者を住民に知らせ不安を煽る警察OBの天下り企業。情報漏洩と天下り問題があり、身内による摘発の限界を示す近未来社会派告発物でした!!

セキュリティに守られた町も息苦しく、脱出を手助けする地下組織があるというのも凄い!

監視カメラの位置を知り尽くし写らないようにしていた犯人(?)…、気付いた方も偉いけど、いつも写らないというのでは逆に目立ってしまいますよね。

可動式の扉と壁が左右に動くことで場所が変わり、部屋の外にも内にもなり、上段と下段の別々のシーンも階段を使って一体化して地下室になったりと、舞台の上下左右をスピーディに使い、役者さんもスムーズに移動していました!
マクベス-シアワセのレシピ-

マクベス-シアワセのレシピ-

THEATRE MOMENTS

シアターX(東京都)

2010/05/20 (木) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

再演
初演も見ましたが、初演とは出演されている方が違って、違った感情表現でお話が進んでいくのが面白かったです。
モーメンツの舞台を見てると、無理に考えなくても、想像力が勝手にかき立てられていく感じがして、とても好きです。10月も楽しみにしています。

守り火(まもりび)

守り火(まもりび)

FINE BERRY(ファインベリー)

ザ・ポケット(東京都)

2010/05/25 (火) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

泣いちゃったよ!
家族とは何も血の繫がりばかりを言うのではない。ここでの桐島家のお母さん役の松本紀保がひじょうにいい。家族の中で常に太陽のような存在なのだ。そして、グワイニャオンの尾形雅宏の演技も相変わらず素晴らしい。言い知れぬ無言の圧力を醸し出し、立ってるだけで絵になる。勿論、他のキャストの演技力もあってのこと。
導入音楽も独特の郷愁を誘い、照明は魅せた。

以下はネタばれBOXにて。。


ネタバレBOX


「守り火」という、松明の火で人形を燃やし悪霊を追い払い、町の安泰を願う、その土地伝統の祭りはその昔、村に災いをもたらすといわれた捨て子を焼いていたと言い伝えられていた。そしてこの土地には何故か昔から捨て子が多い土地だったのである。

そんな地域でゴミ収集業を営む夫婦の妻・志津子は4回も流産してしまう。夫婦は生まれて来なかった4人の子供の代わりに4人の女の捨て子を拾って育て、愛しむ。こうして家族は貧しいながら幸せの形を築くのだったが、時は流れ、事業は借金が膨れ上がり志津子は入院してしまう。志津子の入院費やら借金の清算の為に、父・啓次郎はヤクザが絡んだ不法投棄に手を染め、ドンドン深みにはまり込んでニッチモサッチモいかなくなってしまう。

そんな折、志津子は入院先で亡くなり、一家は家を燃やして、ヤクザの手から逃げるという末路だったが、終盤の描写は追い詰められた家族が手を汚しながら、更に人をも殺しかねない状況になっていくさまは、ハラハラドキドキの連続でまさに追い詰められた鼠は猫をも襲う心境だ。

舞台は過去と現在の落差を繰り返しながらも、その見せ方は上手い。特にここでの照明が大活躍だった。春夏秋冬の移り変わりの演出も素晴らしい。風が吹いて窓からゴミが入ってくるシーンは、もうお見事としか言いようがなく、藁人形のそのふくよかな形もなんとなくリアル感があった。

個人的にこういった因習ものは好みということもあり、そしてそこに家族が崩壊していくさまや、崩壊しそうになりながらも、亡くなった母が「子供たちを守ってあげて」と吐くセリフなど、終盤はホロリとさせられ涙ぐみながら観ていた。独特の描写、色あせ、くすんで湿ったような赤茶けた鉄の匂いのする舞台だった。素晴らしい!!

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