最新の観てきた!クチコミ一覧

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旬の観たいもの展2010

旬の観たいもの展2010

旬の観たいもの展

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/08/17 (火) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽園王+プロデュース「日射し」
じべ。さんがUPしてくださったので、そちらに移動しました。


http://stage.corich.jp/watch_done_detail.php?watch_id=76565

「せめて、またあの花が香るまで」

「せめて、またあの花が香るまで」

PocketSheepS

TACCS1179(東京都)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★★

時代物。
久しぶりに時代劇を観ました。

ネタバレBOX

一人の女性に一人の男性の魂が入りこむ。
残した思いを告げようと、成仏できずに舞い戻った。

妹への思いと、好きな女性への想いと―



初めはがちゃがちゃとした印象を受けました。
キャラが一人一人しっかりとみえているので徐々に好印象に。

刀が軽くて「カチャン」となるのは残念でしたが、動きはとても洗練されていました。

女性が強く、男性が弱い、そんなバランス。

役者さんの良い意味での必死さが伝わってきたので観ていてとても楽しめました。

ラスト、想いを告げられなかったけれど、伝わっていたのだ、というくだりは好きです。
傷心館の幽霊(高梨由演出)

傷心館の幽霊(高梨由演出)

(株)喝采企画

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2010/08/12 (木) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★★

キャラが際立つ
最初は遠巻きに観ていたのですが、キャラのおもしろさからどんどん惹きこまれていきました。

役者さんはもちろんよかったのですが、特に演出がよかったのではないかと思います。
若干長く感じましたが、最後までおもしろく観ることができました。

八月花形歌舞伎

八月花形歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2010/08/07 (土) ~ 2010/08/28 (土)公演終了

満足度★★

福助さんの粗さが目立つ
先日に続き、今日は、2部を観劇。

大好きな、劇作家、長谷川伸の「暗闇の丑松」には、またしても、泣かされました。丑松の心根が哀れです。お米の気持ちが切なくて、同情を禁じえません。残念なのは、福助さんのお今の演技。巧いんだけれど、内面の描き方に難があり、表層的演技なのが、この芝居の真の悲哀を薄めたように感じます。

「京鹿子娘道成寺」にしても、福助さんの身のこなし、特に手先にしなやかさが足りず、花子の気持ちの変化が所作に反映されず、いつになく退屈な道成寺でした。押し戻しの海老蔵さんの発声には、口アングリ。こんなに腹から声が響かない押し戻しは、生まれて初めて観ました。

ネタバレBOX

長谷川伸は、自らの母に捨てられた体験を「瞼の母」に重ねた作家だけあり、彼の作品の根底には、いつも贖い切れない、母への思い、女性に対する屈折した情念のようなものがあり、「暗闇の丑松」にも、それは、如実に描かれていて、だからこそ、他の殺人場面は、観客の目にさらされないのに、四郎兵衛の女房お今が、亭主を殺そうとやって来た丑松に対して、色仕掛けをして、そうすることで、敵討ちになると囁くのに、絶望し、殺人に至る場面だけが、客の面前に露呈されるのだと思うのです。

「女は、いつもそうだ。愛する人を守ろうとして、そうして、自分の身も守ろうとして、そのために、怖い人の言いなりになって、体を任せてしまうものだ」と、お今の申し出に、自分の不明のために自殺に追いやった愛するお米を重ねて、そのため、言うに言われぬ後悔と諦観から、自分に擦り寄るお今を殺すのだと思うのです。その、丑松の悔恨が、お今を演じる福助さんの、通り一辺等な芝居に邪魔され、浮き上がって来ないのが、大変残念でした。
遠いので、どなたか識別できませんでしたが、女郎旅籠で、丑松に、四郎兵衛の悪行を酒にほだされ、語ってしまう、使用人役の役者さんが、お見事でした。

「娘道成寺」は、後見の技術も影響したか、引き抜きも、手間取り、とにかく、福助さんの花子には、所作の全てに、大雑把さが感じられ、とても冗長な踊りになっていたように思います。

花道の、捕り手の「とう尽くし」も、あまり面白さがなく、残念!!
長唄の囃子連中の技量にも、首を傾げるところがあり、この「娘道成寺」は、役不足なのではなく、逆に、役者不足の印象でした。
今宵、宇宙エレベーターの厨房で【ご来場誠にありがとうございました。】

今宵、宇宙エレベーターの厨房で【ご来場誠にありがとうございました。】

隕石少年トースター

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/08/20 (金) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★★★

東京公演も期待大!
大阪で観たけど東京にも観に行きます!!だって、東京公演はますますパワーアップしてるみたいですから☆

コーラス・ガール

コーラス・ガール

劇団ING進行形

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/08/20 (金) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

ゴシックパンクなチェーホフ。
チェーホフの戯曲が素晴らしいのはわかるのだけど、チェーホフってなんとなく辛気臭いというか、もさいというか、一般教養としかみなしていない節があったのだけど、そんな考えが一気に吹っ飛んだ。チェーホフっておもしろい!とはじめておもった。
寺山修司のアングラ演劇のようなドロリとしたテイストを基調に西洋劇を斜めから考察したような振る舞いや、神輿をかつぐ日本の祭りの高揚感、ゴーオンジャー的ヒロイズム、さらにはブレイクダンスや組み体操まで巧みに取り入れ、それらをビジュアル系バントマン風男子と超美系のパンキッシュなゴシックガールで引き締めけなげなオカマで味付けし、殊更ナンセンスに舞台空間を暴れ回る。
無論、傍若無人ではあるのだが、演劇の作法と原作の基本はしっかりと抑えていることが私のような素人にも一目でわかる。つまり、ブレてないし、破綻もない、緻密に計算された破壊行為なのである。
そして、おきまりの(?)カタルシスやゆるぎないカオスもある。けれども決してうぬぼれで終始しておらず、ちゃっかりエンターテイメントとして出力されているから、ヤな感じがまったくしない。
今まで観た舞台のなかで最も衝撃的だったのは、バナナ女学園とロロだったけれどこのふたつを軽く飛び越えましたね。(少なくとも私にとっては。)
大槻ケンヂの小説が好きなひとなんかにはきっと気に入ってもらえる世界観なのではないかな、と。
本公演が待ち遠しい。
  ※渋谷ギャラリーLE DECOで開催中の『旬の観たいもの展』に参加している『劇団ING進行形』と『楽園王』は2団体がひとつの回で連続上演します。2作品に関連性はなく、違った趣を楽しめますよ。

悪名高き治助の恋

悪名高き治助の恋

劇団芋屋

萬劇場(東京都)

2010/08/18 (水) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

残念
初芋屋。力の差もはっきりと出てたしそれぞれがバラバラ。作品も眠くなってしまいました。期待していっただけに残念

メリッサのゆりかご ジルの監獄

メリッサのゆりかご ジルの監獄

メガバックスコレクション

あうるすぽっと(東京都)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

元気が出る舞台♪
キャストは子供たちが中心で、観に来ているお客さんも父兄や関係者が多く、全体的に児童演劇的な雰囲気。
正直子供向けの作品は苦手なので最初はう~んどうかなぁ、という感じで観てたけど、子供たちの演技やダンスも期待以上に素晴らしく、キャストの衣装も非常に華やかで、とっても楽しめる舞台だった。
主役の”メリッサ”と”ジル”も華があって良かったし、そのほかのキャストもそれぞれ適役だったと思う。
ストーリー展開はどちらかというとシンプル(王道)な感じではあるけど、なによりも来てくれたお客さんたちに楽しんで観てもらおうという意欲が感じられて、とても気持ちよく観劇出来た。
前半かなりセリフが聞き取りづらかったのが残念だったけど、上演時間2時間半(休憩15分含む)退屈することなく最後まで楽しめた♪やっぱり観終わった後気持ち良く帰れる舞台っていいなぁ。

ネタバレBOX

”前説の歌”が良かった(ちょっと前置き長いけど‥)♪
絢爛とか爛漫とか

絢爛とか爛漫とか

傑作を遊ぼう。rorian55?

テアトルBONBON(東京都)

2010/08/18 (水) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★★★

役者さんが良いです。
ナイスキャスティングといった感じでした。
調度品が素敵。

役者さんの表情がそれぞれなんともよかったです。
初日らしい硬さはあるものの、細やかな演出に魅せられました。

ジテキン見たことないんですが、脚本、よいですね。
秋のシーンで胸が熱くなりました。

もいっかいくらい観たいな。

メリッサのゆりかご ジルの監獄

メリッサのゆりかご ジルの監獄

メガバックスコレクション

あうるすぽっと(東京都)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/23 (月)公演終了

満足度★★★

子供向けミュージカル
セットも衣装も素晴らしい。キャストに子供が多かったせいか、全員での歌やセリフにズレが生じてよく聞き取れない。今回は、子供の指導に時間が費やされた為か本が単調でした。幕引きの20分前までは大きなうねりはなく、ただただ島での彼らの様子のみが描写される。
だから、ちょっと飽きてしまうも終盤の20分で大きなうねりがやっと訪れる。こんな情景から、子供向けと感じ、また公演も休憩を15分間挟んでの長丁場でした。
今回のヒットはジルこと雪乃さずきの歌が抜群だったこと。劇団四季にでも居たのだろうか?と思わせる歌いっぷりだった。会場いっぱいに通る歌唱力はお見事!更にキャストの人数も多かったしセットの豪華さも相成って舞台は華やかでした。


以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

物語は海賊船のキャプテン・メリッサと島の港にある食堂の女主人を軸に舞台を回す。二人は姉妹という設定だ。

ミナリー島に帰ってきた海賊達は争奪したお宝以外にニーナという西の島から来た少女を連れてきてしまっていた。ジルは驚き怒るも、もう島にきてしまったのだから仕方がないと諦める。ここからは島の中の人間模様なので、詳細に説明するほどでもないありきたりの風景だ。

終盤20分頃から、物語は動き出す。ちょっと遅いのだが・・。
やがて、海賊のボージが熱病に冒され、これが伝染病だとドクターから言い渡される。このままだと島全体がこの伝染病にかかり、やがて島には人っ子一人居なくなってしまうと。慌てた島の住民らは大騒ぎになり、そんな騒ぎに驚いたニーナは、秘密裏にしていた自分がここにやってきた理由を話し始める。

ニーナは西の島でこの伝染病にかかり感染する理由から地下室に閉じ込められていた。そんな折、海賊船が寄航したのでこれ幸いと、大人達に船に乗せられたのだと言う。これを聞いたメリッサは島を感染から守るために、ニーナとボージ、海賊らを連れて薬草があるという東の国に向かって出航することを決断する。

物語はこの出航で幕を降ろすのだが、感動するまでの2時間以上もの内容が実に浅いのだ。だから途中で飽きる。無駄な部分はかなりあって短縮できたのではないか、と思うと満点は付けられない内容だった。
吐くほどに眠る

吐くほどに眠る

ガレキの太鼓

APOCシアター(東京都)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/26 (木)公演終了

満足度★★★★★

ものすごい重厚感
遠いから少し迷ってはいたのですが、拝見しました。
予期していた作風とは異なり、非常に驚きました。観劇後、何と言葉にしていいかわからなかったのですが、一言、圧倒されました。重い大きな塊をドシンと受け取った感じです。

ネタバレBOX

舞台上で着替えられていく衣装、出番じゃない役者さんたちのシーンを見守る目、語られていく言葉の変化、全てが何重にも絡み合いひとりの人間の人生の重さを感じました。
暗いお話なのに、どこか愛を感じられる素敵な作品。見て良かったと、見させてもらえてよかったと素直に感じます。人間味溢れる作風は健全でした。やはり彼女の作品は愛に溢れててとても好きです。優しい、優しい作品ですね。ああ、人間って、いい!
『CHORIKO』 チョリ子

『CHORIKO』 チョリ子

anarchy film

新宿アシベ会館B1(東京都)

2010/08/12 (木) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★★★

パワーが好き。
前回、出演させていただいた繋がりで観に行きました☆今回は沢山の共演者のまた新たな一面が見えて気がします!音楽もいい!舞台セットにあんなものがっ!?

今回はダブルキャストなので、また違う作品を見ているような感覚に陥ります。それぞれ、「あぁ!ここが良い」という部分も違うので見比べてみるのもいいかと思います。

なるべく早めにいって、前よりの席を保持することをお勧めします。表情がすごくいいので、後ろの席だともったいない。

物語も前回の話よりも、構成が分かりやすくなっていたのですが、最後の衝撃が前回のほうが強かったか。

でも、途中の感情・パワー100%、涙なんだか汗なんだかわからない、この夏に暑い舞台です(^^)22日までひた走ってほしいな♪

ネタバレBOX

台詞は線香花火のくだりが一番好き。

ココアの写真をとるフラッシュの瞬間が好き。

学ラン姿の女優が気になる。

最後のジュナコの長セリはきまっててカッコよかったぁ☆

トラックでの生活臭がもっとでるとステキだなぁ(^^)とか思ったよ☆
十六夜-いざよい-【全日程終了!ご来場ありがとうございました】

十六夜-いざよい-【全日程終了!ご来場ありがとうございました】

劇団5本指ソックス

ART THEATER かもめ座(東京都)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★

うーん・・・
全体的に間延びしていると思いました。
特に前半から中盤にかけて、会場が異常に暑かったせいか観ているのがしんどかったです。
後半やっと楽しくなってきましたが物足りなさが残りました。
人間らしいさがでてるとか人間が好きだとか謳っているわりにはそこまで印象に残りませんでした。
ただ、ミズシマ役の女優さんが良かったです。登場すると不思議と目を奪われてしまいました。素敵な女優さんに出会えたので☆をつけます!

吐くほどに眠る

吐くほどに眠る

ガレキの太鼓

APOCシアター(東京都)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/26 (木)公演終了

満足度★★★★

半生を語りきる力も凄いけど
押し込めた感覚も、
端折られた雰囲気もなく、
語られていくものの厚みに引き入れられて・・・。

戯曲や表現方法、
さらには役者たちの秀逸からやってくる
女性の半生のボリューム感に魅入られつつ・・・。
でも、そのふくらみから
精緻に浮かびあがり
溢れだしてくるものの質感、
さらには、
あからさまになった深淵と向き合う
女性の姿に訪れる心情にこそ、
息を呑みました。

ネタバレBOX

開演前から、
役者たちがときどき舞台で衣裳を扱ったり・・・。
やがて舞台中央の台に6人の役者が乗って・・・。

舞台上手に座った女性の語りから
物語は始まります。
その語り口が、いきなり飛びきりのしなやかさ。
誘いこまれるがことく
彼女の世界に包み込まれる。

女優達によって演じられる記憶たちが
冒頭の女優の語りに束ねられていきます。
エピソードの一つずつに
その女性の個性が織り込まれて・・・。
幼少時代の記憶、彼女にとってやさしい兄へのあこがれ、
母親への想いと、母親からの距離感。
ランドセルのこと、
縄跳び歌とともに広がるその時間たち。
断片から、家族の肌合いが浮かび上がる。

やがて中学生になって、
兄の引きこもりの顛末や
母親が出ていくシーンの違和感なども、
しなやかに織り込まれていきます。
さらには高校生になって
男性とのこと、サークルや友人のこと、
バイトとのこと、そして就職のこと。

彼女の匂いを感じさせる表現が
時間の流れにむすばれていく。、
役者たちが舞台上で衣裳を次々に変えながら
ロールを組み替えて演じていくことで、
舞台上に様々なアスペクトと変化が生まれていく。
その広がりが
そのまま彼女の人生の質量というかボリューム感として
伝わってくるのです。

すべてが暗い色合いに塗りこめられているわけでもなく、
明るい刹那もしっかりと描かれていきます。
幼いころの毎日も、世間から見れば格別不幸だったわけではない。
学生の頃のことにしても
バンドの抜けるような明るさに目を奪われたり・・・。
(演奏がしっかりと作りこまれていてびっくり)、
花嫁衣装を夫に見せる時の小芝居の
心浮き立つ感じなど、
どこかこっぱずかしくて
観る側までときめかせてくれる。

でも、それらの日々が浮かぶのと同じ肌合いで、
彼女の奥底の満ちていない部分が
自身が解きほどく記憶のなかに
しなやかに込められていて。

その欠落感にゆがめれた事象たち、
兄の留学や母の出奔への誤解、
遠距離恋愛の拒絶、友人への依存、
就職を決め方も・・・。
抱えきれず溢れだすそれらの感覚が
ときには深くから滲みだし
あるいは突出して観る側を染めていく。
きっとそれは、
そこまで語って部屋に戻る
語り部が思い出すのと同じ色をしていて・・・。

そう、そこまでが、
そこまでに語られ描かれているから、
結婚後の時間を思い出す彼女の内心も
観る側にそのままに伝わってくるのです。
兄の留学のことも、
兄の死のことも、
自らの抑制から離れるように
満たされない部分に流し込まれる自責の想いも、
抑制の出来ない部分が招いたその事件のことも・・。

終盤の、彼女から醸し出される想いには、
冒頭から綴られる物語の背景を悟った観る側を、
さらにしっかりと捉える力がありました。
最後に彼女からやってくるものは
観る側にとって、
言葉に置き換えたりとか、
涙を流したりとか、
怒りを感じるとか
そんなことができるほどシンプルな感覚ではない。
しいて言えば、感覚の失せたような、
立ちつくすような、
抑制できないものに
抗い疲れたような感じなのですが、
それは、彼女の半生を潜り抜けない限り
きっとわからない(表現されえない)類の質感にも思えて。

彼女の遺書のような手紙の言葉や、
そのあとのひと時の所作の間が
すうっと腑に落ちて息を呑みました。

よしんば、
話題となった前回の公演とは違ったテイストであっても、
この作・演出の手練、
さらには浮かび上がらせる空気や質感の非凡さを
終演後の余韻のなかで
しっかりと再認識することができました。

まあ、作品として、さらに昇華する余白が
皆無ではないとは思います。
初日の常で、
前半は役者にかすかに空気を探るような部分も
感じられたり・・・。
でも、公演を重ねるに従って
必ず伸びていくお芝居でもあるようにも思う。

APOCシアターも
慣れれば
思ったほどは遠くない劇場でもあり・・・・。

木崎さんの語り口には、
最初の一行からがっつり魅せられるし
お芝居を貫く存在感を感じるだけですごい。
他の役者たちの舞台を構成する力も秀逸で、
張りをしっかり持った演技や、
主人公の半生の質量を感じる段階で、
もう、常ならぬものにたっぷり満たされて・・・。

そして、終演前の長い暗転に至るまでのあの想いは、
この舞台でしか、体現できない気がする。

ほんとお勧めの一品かと思います。

○○○●●◎☆☆
ぼくの好きな先生

ぼくの好きな先生

enji

小劇場 楽園(東京都)

2010/08/18 (水) ~ 2010/08/24 (火)公演終了

満足度★★★★

死んだ人は年を取らないの。。。
「奥様は魔女」のクララおばさんが間違えてベンジャミン・フランクリンを呼び出しちゃった回とか(却ってわかりにくいか。。。)、「シックスセンス」(幽霊とは違うけど)をちょっと思い起こさせる。
偉人さんたちの意見を聞きたくなるような難しい問題。ずっと馬場君や高橋さんを引きずってるのも「自業自得だろ!」とは、ちょっと言えない微妙な年齢の中学生。文部省推薦にして、現役の小学生から中高生が見て、考えてほしい作品。(ゲンバクは使えないかな。。。)
 結構たくさんの役者が舞台にいるときに、全員が観客に背を向けているときがあったので、ちょっと気をつけてほしい。馬場君と高橋さんの二役を演じた方は年はいくつなの?と、思うほど、はまってました。

ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」

ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」

ホリプロ

J:COM北九州芸術劇場 大ホール(福岡県)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/19 (木)公演終了

満足度★★★

必要以上に楽しんでしまった
ファミリー向けのミュージカル、しかも夏休みということで子供だらけなのは覚悟していた。
行ってみれば当然子供、子供・・・。

会場が暗くなるだけで騒ぎ、ピーターパンが後にいれば「後ろー!」と騒ぐ。

芝居をみるのにはあまり適さないと思いながら見ていたが、キャストからの「妖精を信じると言って!」には一斉に大声で「信じるー!」とのレスポンス。
みんなで声を出したり、踊ったりという中にいると、ファミリーで楽しめるミュージカルとはこういうものか・・・。と思い始めた。

実際、トイレの為の休憩をこまめに取ったりして子供の集中力が切れないような工夫がされている。
海賊たちはコメディーリリーフとして子供たちを楽しませ、怖がらせる。
よくできているものだ。

カーテンコールのピーターパンのフライングは、真下のいい席だった為か見上げる角度でワクワクした。


難点を言えば、子供の反応をもう少し考えた演出にするべきだったと思う。
ラスト近くの本来ならしっとりするはずのシーンで、子供たちの歓声に負けないためとばかりにウェンディがセリフを絶叫していた。

子供を楽しませるばかりではなく、それこそ子供たちへの劇的効果をもっと考えて欲しい。

ネタバレBOX

ピーターパンが飛ぶ真下にいたため妖精の粉を浴びまくってしまった。
粉は銀色の固めの紙でできていたため浴びた瞬間チクリとした。
妖精の粉は痛いと初めて知った(笑)。
「ひつじ」 Les moutons

「ひつじ」 Les moutons

TACT/FEST

東京芸術劇場ロワー広場(東京都)

2010/08/11 (水) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

魔法が染み込んできたー
「えー、なんか奇をてらいました、みたいのだったらどうしよー」
なんていやらしくいぶかしんだのだけど、感激。
いぶかしんでごめんなさい。
お兄さんめちゃかっこいいし!

あれだけの技術はなかなか身につかない。派手ではない部分にすごさがちりばめられまくってて、もう、ね、あきらめた。

こどもモードにスイッチオンして、
ポケーと観てました。つか、居ました、かなぁ。


魔法がかかってきます。
慣れてくるというか、月並みに表現するなら
「本物みたいな気がしてくるー」というのか、
“人間ヒツジ”たるおニューな生命に出会ったというか、
へんな気持ちになってくる。

しあわせでしたよね。
なんかそれがとてつもなくすごいや。
みんなで花火をみて一緒に「たーまやー!」
のときみたいな、隅田川の奇跡!みたいなのとそっくりな、
ニコニコづくしの、一週間はひとにいじわるをしたくなくなるような、
戦争する気力なくなるような、
「めぇへ~~ぃ」て呪文でした。
義務教育に組み込んで、月に一度「ひつじになる日」を制定したらいいです。

「名無しのエリーゼ」 Niemand heißt Elise

「名無しのエリーゼ」 Niemand heißt Elise

TACT/FEST

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2010/08/10 (火) ~ 2010/08/12 (木)公演終了

言葉はわからないけど言葉はわかった
洋画やディズニーランドで育った身として、まず、外人が舞台上にいると「あ、ホンモノの役者だ!!」みたいな気になってしまう、ということに気付く。
て、そんなのはどうでもよくて、
美しいし、わかりやすくて、何よりも幸せな気持ちになる。

背負ってきた歴史(演劇的に、世界史的に)のせいもあるのだろうけれど、やはり彼らにしか作れないような、それでいて、俺らも公約数として持ってるような、なんかそんな大切なお芝居でした。
子供向けであることと、単純馬鹿エンタメであることとの葛藤は必要なかった。

役者、ちがうーやっぱ。
目を見て話す国のひとたちだからかな。
と、やっぱ、鍛錬されてる。
がんばれ日本。ららら。

W〜ダブル

W〜ダブル

キューブ

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2010/08/17 (火) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

あ~面白かった!!
ひやひやどきどき、Wの意味、意味深でした。

ネタバレBOX

どんでん返しの連続に満足しました!!

舞台で血糊を使う…、贅沢だとかリアリティがあるなとか思っていましたが、それを逆手に使った手法に、キタナイというか完璧にやられました。

「推理小説は嫌いだ。犯人が捕まるから」みたいな台詞がありました。意外性も少し期待しました。

中越さんが署長に話したことがことごとく否定され、それまで彼女はどのような罪になるのだろうと心配していたのが、今度は病院送りになってしまうという驚きの展開に、私も本当にひやひやドキドキしました。

ただ、あれだけ時間を掛けて悪事の真相を話したら、警察が戻って来ると思いました。まさか、中越さんがインターポールだったとは知りませんでしたが…。

「W」は、「二役」でもあり、「二役を演じる人」でもあったわけです。ころっとだまされました!

どんな終り方も可能だったのに、作者は悪は許すまじの思想を貫きました。

ところで、舞台はモノトーンっぽい色調でしたが、大道具の端が赤く縁どられていて、とても綺麗でした。
ぼくの好きな先生

ぼくの好きな先生

enji

小劇場 楽園(東京都)

2010/08/18 (水) ~ 2010/08/24 (火)公演終了

満足度★★★★

結構胸にぐさっとくる
チラシのイメージとはかなり違った内容でした。いじめを主題にした、現実と妄想が交錯する芝居で、コメディタッチですが、結構胸にぐさっとくるもので、色々考えさせられて、十分満足できました。一瞬だけ登場のサリヴァン先生クールでした。

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