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あなたに似た人

あなたに似た人

mitsudomoe

SIMスタジオ(東京都)

2010/08/14 (土) ~ 2010/08/16 (月)公演終了

満足度★★★★

脳内に場面が浮かぶように雄弁
ほぼ動きを封じた朗読劇だが、円周上に120°の角度で配置された3つの椅子を移動しながら進行することがアクセントにもなり、各場面が脳内に浮かぶように雄弁。
冒頭とラストが同じ台詞で始まりながら状況が違い時制も逆(実は全体の進行が時間軸を遡っていることは後で言われて膝ポン)という構造も好み。

ネタバレBOX

ちなみに勝手に思い浮かべた蘭は津留崎夏子さん。
ぼくの好きな先生

ぼくの好きな先生

enji

小劇場 楽園(東京都)

2010/08/18 (水) ~ 2010/08/24 (火)公演終了

満足度★★★★

説明文通りでしたが予想外
いじめをテーマとした作品でした。チラシの印象から軽い感じを予想していたら、意外に重い内容で、良い意味で裏切られました。

過去の、あるいは小説や映画の中の著名な先生たちが出てくる前半はコメディータッチで、少々滑り気味にも感じたのですが、中盤からグッとシリアスな話になって引き込まれました。
いじめられた少年を演じた磯貝さんがとても良かったのですが、調べてみたら本当の中学生だったんですね。素晴らしい演技でした。

個人的な話になりますが、主要な登場人物の年齢設定が自分と同い年で、小・中学生時代に流行っていたアイテムが色々と出てきたのが懐かしかったです。

ロロ vol.4 ボーイ・ミーツ・ガール

ロロ vol.4 ボーイ・ミーツ・ガール

ロロ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/08/18 (水) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★★★

怪作にして快作
「異性を想う気持ちがあれば何でもできる・何にでもなれる」なテーマを核に、時に思い切りシュールやナンセンスな方向に振れ(踏み外し?)て楽しい。
また舞台ならではの変幻自在な表現や恋愛コンピレーションアルバムの如き選曲も◎。

ネタバレBOX

それにしても王子小劇場で吊りをやるとは恐るべし。
吐くほどに眠る

吐くほどに眠る

ガレキの太鼓

APOCシアター(東京都)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/26 (木)公演終了

満足度★★★★

記憶と罪と贖罪
とにかくうまい、役者も演出も構成も。
役者のパフォーマンスの引き出し方や、舞台での配置&構成、そして、それらすべてを含めた演出が巧み。
それに、きちんと応えている役者もいい。
装置(セット)もとてもうまい配置で効果を上げている。

ネタバレBOX

ある女性のモノローグから始まる。
どう見ても普通の状況ではない状態で、自身のこれまでについて語る女性。

女性の記憶の中で、彼女と家族、主に「兄」について語られていく。
しかし、「兄」について語っているようで、実は、その先には確実に「母」がいた。
表層的には、兄との暗い記憶の中で、母とのねじ曲がってしまった関係が、語られていくのだ。
それがいつも彼女の根底にあり、「家」から離れられない。つまり、「家」=「母」なのだ。

その関係によって、彼女の友人との距離感がうまくいかない。
ただし、友人には恵まれていた。
記憶はいつも美しい。その時代は輝いてしかいないのだ。

彼女の輝ける時代は、「家」を意識しなくてすんだ、つまり、家から通える範囲に生活があった高校生のときまでで、それは彼氏の遠距離によって少し歪んでくる。

これは、あくまでも「女」の物語であり、「男」には「顔」がない。父親の存在も希薄だ。

舞台の上で、女性たちは衣装を頻繁に着替える。
そして、着終わった衣装は、記憶のように舞台の上に脱ぎ散らかされる。それは記憶の中に澱のように堆積していく。
友人が過去の男について、語るときに、1枚1枚衣装を脱ぐたびに男が変わっていくのだ。
「服」というのは、とても大切なメタファーであり、具体的なモノでもあるということ。
男性には理解しがたい感覚だと思う。
このあたりの表現方法は、さすが女性ならではだと唸る。

役者もとてもいい。
同じキャラクターを瞬時に別の役者が演じてみせる。
しかし、違和感は一切ない。体型も年齢も、もちろん顔もまったく違う女優が演じているのにだ。
女優さんの名前はわからないが、主人公の友人を演じて、付き合った男を語ったり、結婚式のスピーチをした方が、特に印象に残った。その明るさと優しさが主人公を支えていたのだと実感できる演技だったと思う。

ただし、あのラストは好きではない。というより嫌いだ。
冒頭から、普通の状態ではない場所と状況にある主人公が、とる、最悪の選択ではなかっただろうか。
あの重苦しい雰囲気からは、そのラストが直線で結ばれているようにしか見えなかったからだ。安直だ、とまでは言わないが、もっと考えてほしかったと思う。それは、演劇のストーリー展開という意味においても、主人公の記憶を見せられた観客の気持ちにおいても、だ。
主人公は、兄対する罪の意識と、後に判明する母に対する罪の意識が重なり合ってくる。それによってさらに追い詰められたとしても、赦しはどこかにあるのではないだろうか。「眠る」は「赦し」ではないのか。
甘い、と言われるかもしれないが、ラストは、彼女が本当に愛していた家族に救われるべきではなかったのか。
それは幻であったとしても。
ロロ vol.4 ボーイ・ミーツ・ガール

ロロ vol.4 ボーイ・ミーツ・ガール

ロロ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/08/18 (水) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★★

ふーん
これがロロの作風なんだろうね。理解できるところもあったけど,個々のシーンでは何をやりたいんだろうと思ったり,結局のところよくわからなかった。芝居への好みの違いなんだろうと思うけど,1時間半程度に凝縮してくれたら,エッセンスを感じられたかも。あと,演技はともかくも女性はみんな素敵でした。

吐くほどに眠る

吐くほどに眠る

ガレキの太鼓

APOCシアター(東京都)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/26 (木)公演終了

満足度★★★★★

新・舘そらみワールド
「さあ、次はどんな作品を作るんだろうか」
終演後さっそく様々な期待を次回作に持たせられてしまいました。まさにターニングポイントになる作品ではないでしょうか。
前作『止まらずの国』から2度目の観劇となる方は、前作との違いに戸惑うのではとも思います。第4回公演にして早くも新境地を開拓したかのような今作、でもそこには確実に「舘そらみの世界」が広がってます。
…舘そらみサンの世界って、スゴく魂を感じます。物語を観て楽しむというよりも、個人的にはその「作り手の魂」に触れられるのがもう楽しくてなりません。
さて。終演後、すぐに席を立ちづらかった自分がいまして。『わが星』を観た多くの人から「すぐには立てなかった」というような感想を聞いていたので「え?これがその感覚!?」とかチョット思ったりもしたのですが…終わり方が予想と、好みと違った為に消化するのに時間かかっていうのが、今思えば、のトコロです。
どうなんだろ…終わり方、個人的にはもうちょっとなんか欲しかった気がするのですか。なにかもう一歩ブッ込んで頂けてたら、それこそ「すぐに立ちづらい」衝撃を頂けた気もします。

『ムサシ』 ロンドン・NYバージョン

『ムサシ』 ロンドン・NYバージョン

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2010/05/15 (土) ~ 2010/06/10 (木)公演終了

満足度★★

蜷川味の井上ひさし脚本ということで
面白かった。

井上ひさし脚本はいつもこまつ座で見ているので、ホリプロの興行+蜷川の演出で観るのは初めて。そういう点で"個人的に""新しさ"が感じられて面白かった。しかし二度は通用しないだろう。

意外だったのは蜷川演出ベタベタじゃなく、結構井上ひさしにお株を譲ってたこと。譲れないとこだけ蜷川になるって感じでマダラだった。ちょっと変かも。
井上ひさしの脚本にしては珍しく完璧度が足りないと感じた。井上ひさしの芝居じみた芝居を芝居にしちゃぁだめじゃないかしら。
能をネタにしすぎ。多分ニューヨークを意識しすぎたんだと思う。
結局、脱稿当時はNY公演は実現しなかったということなので、脚本もそういう出来なのかもしれない。

個々の役者の演技については言いたいことがある。後日キチンと感想をまとめたい。ほとんどダメしか出ない予定。

他の方の感想を観て敢えて書くが、本当にチケット代が高い。内容に対する評価として。

アウコトバ

アウコトバ

風花水月

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/08/17 (火) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★★★

無責任で身勝手な大人たち。
『旬の観たいもの展2010』参加作品。
様々な事由により子どもを保護する養育施設から養育希望者への橋渡しを行う民間企業が舞台。
社会貢献事業ではあるものの、ビジネスとして請け負っていることから実質的には子どもを商品として流通し取引している、という揺るがない事実を念頭に置きつつ、そうはいっても綺麗事だけではまかり通らないよね、とばかりに大人の事情と歪みが複雑に絡み合う。
いつの時代も、大人の都合によって子どもが犠牲になり続けている。そんな子どもは、幸せになるための旅に出る。たとえその子自身がそれを望まなかったとしても。
子どもを育てられないのなら生むな。とは昔からよく言われること。しかし、生んだ後にこれ以上育てることが困難だと判断した親は、果たして特別なケースであるのだろうか。私は我が子をちゃんと愛して育てられるだろうか。見終えた後、そんなことを考えた。
きっと立派に子育てをした経験を持つひとたちからすれば、信じられないような倫理観を見せつけられる内容なのではないかな、とおもう。だけれどこの話で描かれていることは常識から一歩足を踏み外したら、誰にでも当事者になる可能性を秘めている。そんな気がしてならないのです。
   ※8/18に『旬の観たいもの展』のページから投稿した内容をこちらに登録し直しました。

ネタバレBOX

漆黒に塗り込められたル・デコ5の空間に白いデスクと来客用の白いテーブル、白い棚がとても映えるどこかの街の清潔なオフィス。
その民間企業では当初、教育センターへ保護された、脳に発達障害を持った子どもたちに数か月間かけて育成プログラムを実施した後、養育者(新しい家族)のニーズにあわせて提供する、いわば仲介業を主としていたのだが短期間で社の利益をあげるため、表向きには子供の情操教育の一環として一日十万円で子どもをレンタルするサービスを開始した。富裕層でひとり暮らしのお年寄りを中心に社内きってのやり手の営業マンである内村が次々と契約をとる一方で東野は『子どもの幸せ』よりも社の利益を重視する社の方針に疑問を抱く。しかし皮肉なもので社で実用されている育成プログラムは教育センターに勤務していた頃に東野が考案したものなのだった。
求めた福祉の理想像が子どもを守るために活かされないばかりか、自身もそれに加担していることへの罪悪感に苛まれたのか、やがて東野は体調を崩し休職することに。

ある日、子どもの虐待が認められた幼稚園に通う5人の子どもたちの保護と教育を目的に(実質的には子どもたちを買い取ってもらうために)社を訪れた社会福祉士の鬼塚は、三年前まで部下だった東野の実情を知り、13年前に死んだ妹にしてやれなかったことを悔やんでいるのでは、と推測する。

いかに収益をあげるかということを考慮して経営する企業側といかにして団体を存続するための収入を得ようか、と思案する特別有益団体(?)である教育センターの思惑が重なり合う点が子どもを守るための最善の措置であったと言わんばかりに傲慢な内部事情を軽やかに露呈されていく様は、かなり衝撃度が強い。が、東野が妹にしてやれなかったことの具体的な何かは劇中のなかで明かされなかった点についてはやや消化不良。もう少し東野の更に深い闇へと迫る手掛かりがほしかったところではある。ともあれ、このような内部事情を描写することは、やや過剰な形でありながらも、福祉の在り方を投げかけているという点において、秀逸である。

また外部の視点として、交互に登場する二組のクライアントは何かが決定的に歪んでいて非常に恐ろしい。
娘のカスミを育てる責任感と愛情に欠落しているばかりか、我が子を自分の自由を奪う邪魔者でしかなく挙げ句の果てには、「これ以上一緒に居たらカスミを殺す!」と宣言して、社に娘の買い取りを迫る相沢。過剰な育児ストレスがそうさせるのか、彼女の言動すべては殺気立っており、とても尋常な精神状態だとはおもえない。むしろ、彼女が保護されるべきなのではないのかな、と思われるほど。しかし彼女の心をケアする者は最後まであらわれず、かわりに新たな生命を孕んでしまう。「またかよ」だなんて残酷に言い放ち、舌打ちをして去っていく彼女は、またも名もなきその子を憎むのだろうか。その子をまた売るのだろうか。すべての観客から背を向けた、彼女の後姿からはその表情や本心を伺い知ることはできなかった。彼女のやさしさが回復する日は訪れるのだろうか。

そして、前述した会社を設立するために多額の寄付金を出した黒田氏の息子夫妻、いわば上顧客的な存在であるブルジョワジーな黒田夫妻。奥さんは「生きるために子どもが必要なんです。」と主張はしているものの結局、お金にものを言わせて自分の『願望』(欲求)を満たしたいだけ。付き添いで来た旦那の方は人の話真剣に聞くことをまったくしない、欲求の虜。自分にしか興味のない夫が唯一、関心を示したのが、育児放棄して子どもを売り払った相沢の娘、カスミ。

黒田夫妻に一時だけだがレンタルしてもらったカスミは、ある時、黒田さんの旦那さんの手に噛みついたことがきっかけで、グシャっとつぶされて死んでしまった。その死体がトランクにある、と報告しにやってきた夫妻に、社員は
「子どもを守るためには黒田夫妻のもとへ行かせるしかなかった」と言い訳をする。解決の糸口はみえない。

ラスト、会社をフェードアウトした東野が小汚い恰好をして会社に戻ってくる。とにかく養育施設にいる子どもを自分に寄こして欲しい、心に傷を追い、悲しいおもいをしてきた子どもたちと村をつくり、自然に囲まれた環境下で共に暮らしたいのだという。それは彼の本心だったのだろうか。
これまでと同じことが繰り返していく予兆としかおもえないのだが。
このくだりは、『子どもの村』を少し前に福岡で実施されたというニュースを報道で目にした光景とリークした。

劇中、社員が自分らのやっていることが『児童派遣法』ではイマイチしっくりこない、業界に『合う言葉』がみつからない。とうわ言のようにつぶやく場面がある。『合う言葉』はすなわち、自分の気持ちに見あった言葉がみつからない、という副次的な要因もある。このふたつの意味を兼ね合わせたタイトルもまた、非常に秀逸である。

ただ65分という時間配分からか、全体を通じて駆け足過ぎて行ったような印象を持ってしまったのも事実。誰に焦点を当てているのか、イマイチ見えにくかったです。

黒田氏の寄付金で会社が設立された、というくだりが中途半端なままで流れてしまったようにおもえました。
『社会福祉はお金になる』ことはもう少し深い領域まで言及してほしかったです。

租筋にはあまり関係がないのですが、養育施設が教育センター直属の施設であり、更に民間企業も間接的に携わっている共同の施設であるのか、民間企業は独自で待機施設のようなものを所有しているのか、序盤の説明的な台詞が早口でわかりにくかったです。
最後にもう一点、同僚に買ってきてもらったカフェオレをうまい・まずい・まずいとしたのは、どうしてでしょうか。どんなマズさも慣れてしまえばマズイという感覚すら忘れてしまう、という意図があるのでしたら最後はうまい、だとおもったのですが・・・。まずいとする意図がわかりませんでした。

挿入歌、舞台美術、登場しない子供の気配とそれぞれの登場人物たちの影を感じられる演出はほんとうに素晴らしく、団体の意志がしっかりと伝わりました。
次回作も是非拝見させて頂きたくおもいます。
私と踊って

私と踊って

ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団

新宿文化センター(東京都)

2010/06/08 (火) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★

私と踊って!踊って!踊ってくれなきゃグレちゃうぞ!
ヴッパタール舞踊団の公演を初めて観た。
ピナ・バウシュも初めて。

かなり不快で、残念な印象。
もともと、言葉で簡単に表せる演目じゃないんだろうけど、
それでも、かなり不親切だったように思う。
観ただけで「確かな何か」を訴える力のある舞台ではなかった。

ピナ・バウシュがいないことが問題なんじゃないかと、勝手に思ってみる。未見だがカリスマだったのだろう。

異物たる1人がすべてを変えることがある。
残念ながら今はもういない。
もっと早く知りたかったな、ピナのこと。

ロジェ

ロジェ

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2010/08/13 (金) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★

はじめてのたからづか
歴史があり、熱心なファンが多いことで知られる宝塚であります。ここで、初めて観てきたってだけの私が感想を披露するのは慢心の過ぎる行為。
なので、控えめに、端的に述べたい。しかし、それでも反論があると思うが、どうせ何も分かってない若造の世迷い言くらいに思って頂きたい。


「ロジェ」
・・・・・

「ロックオン!(L/ROCK ON!)」
休憩を挟んで始まったショーで驚いたのは、みんながいきなり、こっちで、活き活きしてること!! 思うに、雪組はお祭りに特化した組なのではないかな? 本当に楽しそうにしているので。

今回はトップの退団公演ということで、熱いサービス演出が満載。劇場は一種の祝祭ムードで、特別な空気だった。それが楽しかった。

特に印象にのこったのは退団する娘役トップ・愛原実花さん。
ロックオンでは様々なテーマのダンスショーが続くような演出で、むちゃくちゃお得な感じ。そして、愛原さんはそれぞれ違う顔、違う雰囲気を演じていて、観ていてとても面白かった。ダンスのシーンでも、全身に芝居がついていて、彼女1人、超"演じ"てる!! その解釈はユニークでクリエイティビティが感じられた。

ともかく、宝塚の舞台をもっと観てみたいと思った。この公演だけでは分からないことがありまくる。雪を観たから、次は月かな?




メリッサのゆりかご ジルの監獄

メリッサのゆりかご ジルの監獄

メガバックスコレクション

あうるすぽっと(東京都)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/23 (月)公演終了

満足度★★

拡大コピーは細部が荒くなる
という感じがしました。
人数が多くなった分、練成も甘くなったのかな?
割とお話も一本調子で、抑揚が小さかった。
まぁ子供向けライトミュージカルとしては入門しやすい話かな、
とは思いました。

ネタバレBOX

流行のワンピースみたいな海賊ものって感じで、
少年漫画っぽくできればよかったのに。
ジルさんの歌や演技と、他の方々のレベルが差がありすぎた気がしました。
前作見まして、小さいながらも感動ひとしおでしたので、
舞台大きくなったらどうなるのるか、興味あったのですが。
残念な感じを受けました。
(結構睡魔に何度も襲われまして、負け続けていました・・。)
伏線少なく、起承転結の幅やリズムが小さかった気がします。
結局、説明の最初の1行でオチとして終わってしまい。
そこに至るまでの盛り上げ方が、上手ではなかったと思う。
バランスと組み立ては重要だな。とつくづく思いました。

休憩時間の入り方と、観客の相手して下さった演出は笑えました。
絢爛とか爛漫とか

絢爛とか爛漫とか

傑作を遊ぼう。rorian55?

テアトルBONBON(東京都)

2010/08/18 (水) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★

本歌取・・・?
【総評】書斎一間に4人だけで演じる芝居だが、縁側の抜けや壁をスクリーンにFLASHアニメを投影したり影絵を用いて対話したりと楽しい仕掛けもあって、狭さや人の少なさをカバーする舞台演出になっていた。

長台詞ではこちらの腰が浮いてしまい、決まりが悪い感じ。演出の役者への信頼が厚すぎたのではないだろうか?

【本題】
傑作をあそぼう という”シリーズ”のようなのだが、その傑作がなんだか全然分からなかった。こういう遊びはみんなが知っているものを自分風にいじってその違いを楽しむものだと思うのだけど、私の教養が足りず観劇中にそれを判別することが出来なかった。

=============
時代は近代、大正・昭和初期。4人の青年小説家の卵たちが1人の家に集まりドタバタを繰り広げるストーリーで、それぞれが銅鑼息子というかボンボンでなんとなく小説家をしながらモラトリアムしてる。
=============

私は、こういう話がきっとヨーロッパ文学の方にあるのだろうと思った。演劇人なら、養成所や演劇部とかで一度はやってきたような、そういう有名なもの、かなと。元ネタはパリを舞台に芸術を志す貴族のボンクラ息子たちを描いたもので、本作はそれを大正時代の日本の文学青年に置き換えたのかもしれないなどと想像していた。

しかし、聞けばそれは見当違いで、自転車キンクリートの作品が元なのだという。自転車キンクリートは観たことがないが、確か、90年代に元気なイメージがあった小劇場系の劇団だったかと。
・・・・えーーー?

話の運びは、春夏秋冬を切り取って描いていた。そういうものは井上ひさしをどうしても思い浮かべてしまうのだけど、あれほどの時間の重みはなかった。役者に変化がなさ過ぎるのかな? 主役だけがやけに成長をひけらかしていたように思う。あとは情況が変化しただけ。青年にとっての一年がジェットコースターのように早いことを思わせて欲しかった。

それから、文脈を読み込もうとしたら大変残念な点に気付いた。4人は皆いいとこのボンボンなのに、全然それが感じられない。これは痛い。私の見聞きするリアルボンボンはそういう"もの"がある。
もっと、生活に苦労しないボンボンたちの憂いとか不満とか悩みを表現して欲しい。本作は、タダの、1人の小説家男子の成長物語で終わってしまった。4人もいたのにもったいない。言葉だけで表現しないで、そういう風情を演じて魅せて欲しかった。もしかしたら、原作で描こうとしたテーマが薄くなっているんじゃないかな? それも現代風に、モダンに。

さて、もっと本作を読み込もうとすると、実は、この4人もモデルがいるんじゃないかと考える。文学をネタにするなら、そういう遊びも意識して当然。しかし、私は太宰くらいしか分からなかった。私は本当に話にならないくらい日本文学の素養がないのです。きっとそれが分かったら違う楽しみ方も出来たのかな、と惜しく思う。

ネタバレBOX

朗読・・・・・
ぼくの好きな先生

ぼくの好きな先生

enji

小劇場 楽園(東京都)

2010/08/18 (水) ~ 2010/08/24 (火)公演終了

満足度★★★★

チラシ絵に騙された・・
説明気にせず、チラシから家庭教師ものの王道少年ラブコメかなぁ。
などとと思っていたら・・・。
さまざまな教師たちが群雄闊歩(ちょっと違うか)する話でした。
イジメというテーマを真正面から捕らえた、
重厚なストーリーに脱帽しました。
またその重い話になりがちなトコロを、
上手に明るく愉しく見せていただきました。

ネタバレBOX

成長しない、自殺した中学の同級生の霊
(実際は主人公の妄想らしいのですが)にとりつかれている主人公。
という設定にプラスして、舞台の壁側のスライド式本棚を扉にして、
次々と登場する、理想の先生たち!
登場の仕方や、そのらしさは。すごい存在感ありました!
実は名前の無い”ぼっちゃん”や、
本として世に出したのは2冊しかない”宮沢賢治”とか、
(うーむつかみどころ無さそうな宮沢賢治は、
一歩間違えると裸の大将みたく感じました)
映画「今を生きる」も結構、教師ものの定番だったのですね。
コルチャック先生は、なかなか髭が存在感UPさせていました。
ちょっと出で終えてしまいましたが、
教師ものでハズせない金八先生も出てきたし、
サリバン先生も黒板届けるだけな感じでしたが、インパクトありました。
その教師たちが、
イジメについていろいろ討論するシーンは見応え充分でした。
苛める側の軽さと、苛められた側の重さの対比や。
時間が経過しても風化しない人の感情などを、
明るい芝居ながらも丁寧に見せていった手腕に拍手です。
自殺した馬場君のお父さんも、登場の理由といい。
台詞の重さといい、考えさせられる事多くラストでの締めに相応しかった。

結構キャストを後で見返すと、
皆さんWキャスト上手に演じ分けられていて驚きました。
コルチャック先生と金髪の俳優さんは、ホントに体型以外別人ですね(^^)。
また馬場くん、可愛かったです。
詰襟の学ラン似合っていました。
(う~んショタ系にハマルお姉さん達の気持ちがわかります)

舞台が主人公の部屋で、
出入りする時に金属の扉の開閉音するのは凝っていましたが。
たまに、ある筈であろうその音が無かったり。
出待ちで暗幕の陰に待機中に、暗幕ズレて足とか見えていたので、
星ひとつマイナスです。
(せまい舞台で大変でしょうが、細かい所も頑張ってください!)
コーラス・ガール

コーラス・ガール

劇団ING進行形

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/08/20 (金) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

パワーが物凄い
前回公演の『かもめ』に引き続きまたも魅せてくれました。
かなり激しく、過激に演出をしたなと感じました。

彼らの身体表現にはこれからも期待をしてしまいます。
ビシビシ感じる作品をつくり続けてほしい。

メリッサのゆりかご ジルの監獄

メリッサのゆりかご ジルの監獄

メガバックスコレクション

あうるすぽっと(東京都)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/23 (月)公演終了

満足度★★★★

歌とダンスが良かった
なんとなく想像はしていたけれど、キャストに子供が多く、内容もファミリーミュージカル的でした。
最初の子供たちのセリフが聞き取りにくくて、途中でもそういう場面があり残念でした。でも歌もダンスも良かったし、物語も驚きの展開というのはなかったけれど楽しかったです。メリッサとジルはもちろん、海賊たちが魅力的でしたし、開演15分前と休憩15分のミシュランとボージそれぞれの芝居も楽しめました。
素敵な歌もたくさんあったし、とても楽しい気分で観ることができました。気持ち的には☆5つにしたいところですが、やはりちょっと引っかかるところがあったので1つ減らしました。

今宵、宇宙エレベーターの厨房で【ご来場誠にありがとうございました。】

今宵、宇宙エレベーターの厨房で【ご来場誠にありがとうございました。】

隕石少年トースター

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/08/20 (金) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

超怖いSPが
意外な過去とカワイイ1面を持っていてビックリ。
質の高い知的コメディーで、思わずプッの箇所が多数。
大阪の劇団らしいが、またステキなストーリーと笑いを持って来てください。

メリッサのゆりかご ジルの監獄

メリッサのゆりかご ジルの監獄

メガバックスコレクション

あうるすぽっと(東京都)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/23 (月)公演終了

満足度★★★★

子供向けではあるけれども
大人だって十分楽しめる内容です。たしかにストーリーには難しいところもドラマチックなところも少なく,後半途中まではどうやってまとめるんだろうか不安に思った部分もあります。また,最初の子供たちの声が聞き取りづらく,子供だから仕方ないかのような諦めの思いもありました。しかし,観劇後感は良いです。それはやはり子供たちのダンス,歌が予想以上に良かったから。頑張ったね。もちろん主役の2人は歌も芝居も文句は付けられません。そうしてみると,小難しいストーリーも好きではあるけど,こういうストレートなプレイも良いと思ってしまうのです。結構オススメかもしれません。

W〜ダブル

W〜ダブル

キューブ

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2010/08/17 (火) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

ターゲットは明確
物語は二転三転しながらコミカルかつテンポ良く進むが
“水戸黄門”的オチには、少々唖然。
脚本のベタな部分を
演出力と役者陣の力業とで凌ぎ
広範な客層に楽しめる作品に仕上がっているとは思う。
赤いプロセミアムが印象的。

旬の観たいもの展2010

旬の観たいもの展2010

旬の観たいもの展

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/08/17 (火) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★★

異なるテイストの舞台を堪能。
『楽園王+プロデュース』と 『劇団ING進行形』の連続同時上演。1枚のチケットで前述の団体を観ることができます。それだけでもちょっと得した気分。(爆)
『楽園王+プロデュース』の「日射し」は2008年にSPIRAL MOONに提供した戯曲の第一部を再構成したものだそうです。家族の話なのですが、ふんわりとしたとても不思議な雰囲気で独特の息づかいが印象的でした。
『ING進行形』はアントンチェーホフの「コーラスガール」をパンキッシュに描いたものでした。
『ING進行形』の方は団体ページの方に投稿させていただきました。(http://stage.corich.jp/stage_done_detail.php?stage_id=22802)

ネタバレBOX

『日射し』 楽園王+プロデュース
夫婦のなれそめから家族のはじまり、そして突然訪れる永遠の別れ・・・。
とある家族がこれまでにあるいてきた道。その軌跡を、三人の娘の視点から点描的に紡いでいく話。

物語のはじまりは『いつ』であるとは明示されず、『その時』『あの時』の出来事を、心のなかにしまいこんだ本心を姉妹は心のなかの日記に綴り、その想いを共有し合あう。過去を見つめ直すために。

事の発端は、以前から病気がちだった母が倒れ入院していた頃のこと。
時々母を見舞っていた二女のヒジリとは対照的に、長女と三女は一切病院に顔を出さなかった。どうして?と二女はふたりに直接言わない。
その時は、あの時はあぁだった、こうだった、と淡々と写実的に振り返る。
それに反発するかのように、長女のヒナタはその頃、将来有望視された画家・ヒヤマとの交際をしていたことのあらましを、三女のヒカリは海外旅行に行くためにバイトに明け暮れていたということを、それぞれヒジリに報告する。
ふたりとも『忙しくて行けなかった』のだ。

やがて母は死に、二女と父だけが死に目に立ち会う。
やはりここでもふたりの娘は『忙しくて行けなかった』のだ。
安らかに眠る母の手を取り父は何度も何百回もありがとう・・・と繰り返す。

ふたりが子を宿したことをきっかけに結婚したこと、生誕した日がとても日差しが眩しかったので太陽と名付けたこと、その子が3歳で死んでしまったこと、自責した母が離婚を考えたこと、そして何があろうとも互いに寄り添い歩いていこうと決めた日のこと・・・。ヒジリはふたりの人生を反芻し、母はとても幸福であったことを、確かめる。

そして現実がやってきた。
母に頼ってばかりだったやもめの父はこれからひとりで大丈夫だろうか?
三姉妹は父を心配し、誰が実家にもどり父親の面倒をみるのか話しあう。
結果、自分たちにはそれぞれの『生活』があり、『戻れない』という結論に至る。

三姉妹と父とがひとつ屋根の下、共に暮らす日は訪れるのだろうか?
なにも素性が明かされないまま、そんな家族たちをやさしい眼差しでみつめる青年になった太陽のまなざしだけがこの家を美しく照らしだす。そう、ここにいない彼だけが。

観終わった後この家族は家族の『絆』についてどう考えていたのだろう、という
考えが纏わりついた。というのも、二女をのぞくふたりの娘の身勝手さが目立っているようにおもわれて、なんだかイマイチ腑に落ちなかったのだ。

けれども、ほぼ素舞台の空間のなか、みえないものを見えるように存在させる、たとえばモノクロの世界から、すべてが色鮮やかに映し出されるかのように想像させるような役者の仕草、台詞の間合い、行間の読み方がとても独特で、今度は是非、本公演を観たいとおもった。
ネコ目 HYPHY!! 鎮魂歌【ご来場ありがとうございました】

ネコ目 HYPHY!! 鎮魂歌【ご来場ありがとうございました】

桃尻犬

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/08/20 (金) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

ナンセンスな2時間のようでいて...
人間の成長を見事に描いている。悪ふざけのおバカなことを恥ずかしがらずに2時間やり通しただけでなく、生の本質に生々しく(時々カワイく)迫った心に残る力作!これぞアングラ小劇場!その場に居合わせることが出来て幸せすら感じた。

ネタバレBOX

最後にドバ〜ッと出た白いドロドロヌルヌルの液体は飲むヨーグルト?掃除が超大変そう。

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