最新の観てきた!クチコミ一覧

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組曲「空想」

組曲「空想」

空想組曲

OFF OFFシアター(東京都)

2010/06/16 (水) ~ 2010/06/22 (火)公演終了

満足度★★★★

たしかに短篇集「的」作品。
いやぁ、面白かった。
いくつもの話を続けて上演する形をとった、短篇集「的」な公演。
構成がうますぎて、もはや短篇集というか、一つの作品のように思える。
一つ一つの話も個性豊かで魅力的でした。

ネタバレBOX

核となるのは、どこかの人気レストラン。
存在感のある、チャーミングなウェイター(=中田顕史郎)の働くこのレストランには、様々な恋人たちが来店する。

色の異なる短篇が数本挟まれた後、舞台は再びこのレストランに移る、という作りで、
ウェイターが出てくる度に、観ていて、どこか懐かしい場所に帰ってきた気分になる。
芝居全体の案内役・観客と舞台との橋渡し的役割にも見えるこのウェイターの、抜群に安定感のある演技も、
こういった安心感にぴたりとはまっていた。

そして久々に観たハマカワフミエ。暗めの演技なイメージが強かったが、今回は暗くない。
素敵な雰囲気をまとったハマカワフミエと齋藤陽介のカップルの初々しさが良かった。

ラストシーンでは涙ぐんでしまいました。愛ですな、愛。
Wannabe

Wannabe

柿喰う客

アトリエ春風舎(東京都)

2010/06/29 (火) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

満足度★★★★

かわいい柿
韓国と中国の女優は皆かわいかった。すれていないというか。何かピュアな感じがする。外国人だからだろうか。それとも若いからだろうか。
こういう演劇を創るのはとても楽しかったろうな、と思う。そういう雰囲気は出ていた。こういうメンバーで二時間くらいのがっつり本気の公演をやってくれたら、それも面白そうだな、と思う。

ネタバレBOX

アフタートークで、演出家としての中屋敷が、登場人物全員が幽霊なんじゃないかと言っていたのが面白かった。中屋敷が言うように、文化の壁や言葉の壁なんて本当には存在しないのかもしれないが、実際には、その本当はないかもしれない壁の前で立ちすくんでばかりだ。いや、それどころか、壁に近づこうとさえしないのがほとんどだろう。この演劇の登場人物たちは、皆とても楽しそうだった。文化や言葉の壁なんて知らないとばかりに、同じ時間を楽しそうに過ごしていた。それには素直に憧れる。憧れるけれど、実際にはやっぱり難しいから、全員が幽霊みたいな演出になったのかな。
七味は今すぐ映画に出れそうな格好よさだったし、コロはグレイのタクローみたいだったし、深谷の存在感を消すような演技が妙に心に残った。
女ともだち

女ともだち

劇団競泳水着

「劇」小劇場(東京都)

2010/06/30 (水) ~ 2010/07/06 (火)公演終了

満足度★★★★★

また見たくなった!
本番を見て2日経ちました。
アンケートには前回、前々回の方が良かったという感想を書いてしまいましたが、何故かふとあとになりいろんなセリフが思い出され、言葉使いのリアルさ、情景に感動してしまっています。
もう一度見たい!

ネタバレBOX

登場人物の女性一人一人の人間性がとってもわかりやすくリアルだった。
平凡なのにしっかり個性があって面白い。

2日経って見てあっそうだよな。って思い出すところがたくさんあって、なんか嬉しくて書き込みしてしまいました。

また次の作品楽しみにしています。

電車は血で走る(再演)

電車は血で走る(再演)

劇団鹿殺し

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2010/06/18 (金) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

観てよかった!
激しい音量とけったいな衣装の人々。
びっくりしてしばし状況把握に時間がかかりました。
子供いたら泣いちゃうかもしれない。つっこみどころ満載の見世物小屋のぞいてしまったような、愛すべきお芝居でした。

ネタバレBOX

奇人歌劇団なにげに衣装が豪華でかっこよかった(笑)
河野まことさんだし!

けなげな鉄彦の姿か哀しくて泣けました。
ラスト、車掌になれてよかったね。
元気で行こう絶望するな、では失敬。

元気で行こう絶望するな、では失敬。

パラドックス定数

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2010/06/25 (金) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★★

元気もらいました
男子校のイメージでした。
あの決してせまくはないホールを駆け回って、いいなぁ。楽しそう。

誰もが通る(と思う)太宰的だった時代を思い出しました。

大人になるって切ないことです。

ネタバレBOX

みなさん本当に36歳なんでしょうか??
とてもそうは見えませんでした。(一部絶対違うと思うけど)

パンフのあだ名で呼ばれていなかった人いましたね…。
なんでその名前になったのか気になって仕方なかったです。

最後に一冊だけ残された教科書が印象的でした。
ペレーヴィンの卵

ペレーヴィンの卵

絶対安全ピン

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2010/06/25 (金) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★

ナンセンスではなく
完全なセリフ劇だが、物語はあってないようなもので
けれど慣れてくると勝手に脳が保管し始める不可思議な舞台。

村上春樹のくだりとか、引きこもりのくだりとか
そのあたりを入れるのが良かったのやら悪かったのやら

志村魂 — 新作 初午(はつうま)の日に—

志村魂 — 新作 初午(はつうま)の日に—

アトリエ・ダンカン

天王洲 銀河劇場(東京都)

2010/07/01 (木) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★★

コントあり演奏あり喜劇あり
笑いあり泣きありの、この舞台。志村けんさんはやはり経験がものを云うのか、兎に角、間のとり方とかプロなのですよね。舞台上では神さま的存在ですよね。今回はコントの部分が減ってしまったような残念感がありましたが、どうか続けいただきたいものです。昨年は水兵さんのダンスが、今年はデッキブラシダンスとレベルupしたように思えました。まぁ、おなじみの笑いを直に出来ることは至福なひとときでもありました。

荒野の三猿

荒野の三猿

劇団 EASTONES

駅前劇場(東京都)

2010/06/23 (水) ~ 2010/06/30 (水)公演終了

満足度★★★★

スゴかった!
自分のボキャブラリの無さにがっくりしますが、、、
本当にスゴいお芝居でした!
としか言いようがない。。。

ネタバレBOX

見えない聴こえないしゃべれない。
表現の仕方によっては重たくなったり、
不快になったりするテーマだと思いましたが、
さらりとそして気持ちよく、演ってくれちゃいました!
という感じ。

色々な人が登場するのが効果的で、
どの人にも「あ~あたしもあるある」みたいな部分があり、
感情移入しやすかったです。
そして徳留さんの悪役っぷり、私は好きでした。
飄々としすぎた感じがなんともツボでした。
死んじゃったときは「え~終わり~!?」って思ってしまった(笑)

お芝居とは全く関係ないですけど、
ヘレンケラーって見えなくて聴こえなくてしゃべれなかったんですよね。
そう考えると本当に偉人ですね。。。
あなたのひとみにうつらない

あなたのひとみにうつらない

たすいち

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/07/01 (木) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★

消えたい二人
私にはここがツボでした。後半は三輪さんを追って観ていた。

女ともだち

女ともだち

劇団競泳水着

「劇」小劇場(東京都)

2010/06/30 (水) ~ 2010/07/06 (火)公演終了

満足度★★★★

ほっとする話
前回のミステリーなんかより、こういう話の方が「競泳水着」って感じがしました。
まったく背伸びしてない感じがいいです。

ほのぼのとした雰囲気が・・・というのはだれしもが書いているので
その他でこれは!と思ったところ。

・川村さんのコスプレはとても似合っていて、大人Verより違和感がない件。
 子供っぽい動きや、コミカルな演技も良かった。
・川村さん以外の、コスプレの似合わなさ!
 子供Verだけ髪がぼっさぼさとか工夫されていて、そういうの見つけると嬉しくなります。
・大川さんの気持ち悪いほど細い体。
 (梅舟さんの超健康体と並ぶとギャップが凄い)
・梅舟さんのすねの怪我。これは素ですな。若いです。
 というか、いつも似たような役やってませぬか?
・藤原さん、、、きもったま母さんって感じが凄い様になってます。
 なんか見たことあるなと思ったら、黒いインクの輝きの甲高い声の人か。
 すごい幅ですこと。

女ともだち

女ともだち

劇団競泳水着

「劇」小劇場(東京都)

2010/06/30 (水) ~ 2010/07/06 (火)公演終了

満足度★★★★

清流に身を任せるような感覚
淡々と四季を感じ、美月たちの成長を見守ってるように観ていた。美月とすみれの微妙な距離感が良い。

「運命/未完成」・「真夜中の訪問者ほか」

「運命/未完成」・「真夜中の訪問者ほか」

ブラジル

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/06/29 (火) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★★

「苦笑系」がいい
「苦笑系ホラー短編集」の言葉とチラシに惹かれた。男3人の会話、楽しかったです。

愛死に【ご来場ありがとうございました。】

愛死に【ご来場ありがとうございました。】

FUKAIPRODUCE羽衣

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2010/06/12 (土) ~ 2010/06/22 (火)公演終了

満足度★★★★

楽しさを味わう
観てて「楽しいなー」と思えた。その瞬間が楽しく、また観てみたい、体験してみたいと思えた。内田さんかっこよかった…。

青ひげ公の城

青ひげ公の城

青蛾館

座・高円寺1(東京都)

2010/07/01 (木) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度

期待しすぎた
主役の女優さんのみ、普通にやっていて良かったと思います。 他の役者さんはテンション高く、弾けてやってこそだと思うのですが皆さん半端な印象。 音楽がダサく感じました。

あなたのひとみにうつらない

あなたのひとみにうつらない

たすいち

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/07/01 (木) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★

なるほどね
オムニバスのようでそれだけではない。最終的に話が繋がっている。役者さんには若さがあり,勢いがある。舞台装置もなかなか工夫されている。ただ,最後にきてストーリーがいきなり組織的で政治的で黒幕陰謀的になっていません?その割には背景事情とかの説明が無かったような気もするし。話としては嫌いではありません。でも,そこらの状況説明をしっかりやってくれればもっと面白くて不快物語になったように思えます。

私的解剖実験-5

私的解剖実験-5

手塚夏子

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/06/25 (金) ~ 2010/06/28 (月)公演終了

なるほど「実験」ですね・・・
いろんな意味で、これは、なるほど「実験」でした。

Wannabe

Wannabe

柿喰う客

アトリエ春風舎(東京都)

2010/06/29 (火) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

満足度★★★

観ました
まあまあかな。

女ともだち

女ともだち

劇団競泳水着

「劇」小劇場(東京都)

2010/06/30 (水) ~ 2010/07/06 (火)公演終了

満足度★★★★

幅のある劇団ですねぇ!
前回2月にサンモールスタジオでの「Excelを駆使して作ったミステリー」・・・の印象がとても強かったので、今回のような「直球勝負」の作品は意外性が(勝手に)高くて、ビックリ!で、少し調べてみると、どうやら「トレンディードラマ」という売りもあるらしい・・・うーん、幅があるなぁ。スゴイですねぇ。

東京ノート

東京ノート

BeSeTo演劇祭

新国立劇場 特設会場(東京都)

2010/07/02 (金) ~ 2010/07/17 (土)公演終了

満足度★★★★★

『青年団版』観ました
よかったです。特設会場もうまく使ってました。

空いっぱい

空いっぱい

アンティークス

OFF OFFシアター(東京都)

2010/07/01 (木) ~ 2010/07/05 (月)公演終了

満足度★★★

ちゃんと見てるよ。

佐々木拓也(パセリス)の役者っぷりを見たかった公演。
いあいあ、中々、演技派でした。
序盤、ばらまいた伏線を終盤にきっちり納める手法なので、序盤の描写はぼやーっとして観てはいられない。笑

以下はネタばれBOXにて。。


ネタバレBOX


ちっさい頃から内気な波男は学校でも苛められっ子で言いたいことの半分も言えない子だった。そんな波男は母子家庭で育ったが、その母も亡くなって、今は独りぼっち。そのうえ、余命半年とガンの宣告を受けた。なんだか、ぼんやりとして広場の椅子に腰かけてパンなんかかじっていたら、幼馴染の凛子に出会う。

これがきっかけとなって波男は自らの空想の世界に迷い込む。そこでは幼い時代の波男ら家族の風景が見えた。まだ若い母、生まれてこなかった妹と弟。それらは波男がもっとも欲していた家族の風景だ。そして母親が営んでいたペンションでの泊まり客の情景などが飛び込んでくる。

しかし、それらは波男が望んだ架空の世界だから、それぞれの登場人物のポジションが波男の感情によって変化してしまう。まるで時空がいびつに歪んで、ぐにゃりと変形し、加速し、また正常な形に戻るような空間の流れだ。その時空軸を支配するように、ソラという「ケケケケケケケ・・。」と奇妙な声を発する架空の人物が、たぶん、童話などで良く登場する生きてる人間を見守る神の存在だ。こういった物語に登場する神ことソラは大抵、何らかの楽器を持っていることがお決まりのパターンだが、今回もカリンパを独特のリズムで奏でる。そして、「ケケケケケケ…。」と発する。

独りぼっちの波男は自らの孤独を打ち消すように、ペンションでの賑やかな光景を想像し、また母親のように自信もペンションの経営をしたかった希望を夢想する。しかし、空想の中の母親は、「お前は独りじゃないよ。ちゃーんとみずきとひろし(生まれなかった兄弟)が見てるんだからね、いつも見守ってるんだから、強くならなきゃダメだよ。」と励ます。

こうして序盤に撒いた伏線に戻って波男は広場の椅子でぼんやりとしている。そこに先ほど、通りかかった人々の光景も現われるが、今の波男は以前の波男とは違う。他者を受け入れず、自分の枠の中で閉じこもって生きていた波男は少しずつ、外に向かって心を開放してゆく。それは大きく広がる空のようだ。空いっぱいに広がる青は波男の記憶とともに、かつて母親と見た空を、星を、天の川を思い出す。そうしてこうして今年も天の川を見る。天の川は自分と自分を見守るモノを繋ぐ煌めく星の川だ。

ナンセンスな笑いもあり、ホロリ・・とさせられる場面もあり、楽しかった。しかし中盤の人間関係のぐるぐる変化する展開が解りづらかったように思う。きっともっとシンプルにドカン!と響く描写のほうが良かったかもしれない。だから、初心者向けではないと思う。

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