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タン・ビエットの唄

タン・ビエットの唄

TSミュージカルファンデーション

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2010/08/13 (金) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

やはり名作「タン・ビエットの唄」
TSミュージカルファンデーションの名作「タン・ビエットの唄」
再々演を観に東京芸術劇場中ホールへ行って来ました。
開場の入り口で演出・振付の謝珠栄さんをお見かけしました。
パワフルですごく元気な方。会場は8割くらいの入り。

年末に見たシェイクスピアレヴューで
すばらしい歌と絶妙なコメディエンヌっぷりにすごく感動した
土居裕子さんが観たくて。

「タン・ビエットの唄」ヴェトナム戦争…悲しい…悲しいお話。
戦争…激動の時代を生き抜き、哀しみの再会と別れ。そして…。
タン・ビエット tam biet はヴェトナム語で 別れ の意味。
幕開けから終演まで心揺さぶられ続けのめり込んで観ました。
涙… 涙… 涙…。どれだけ泣いただろう。

ヴェトナム戦争の知られざる一面を描き、
メッセージがストレートに力強く伝わってくる脚本と演出、
すばらしい歌声、個性的なダンス、
15人の俳優陣の心身けずるかのように挑んでいる姿、熱演。

印象に強く残ったのは、ティエン役の土居裕子さん。
彼女の歌声はとても美しく可憐で透明感があり心の中にすっと
しみ込んでくる。「 また会うためのタン・ビエット… 」を
聞くたび心が締めつけられ自然に涙が溢れ出す。
トアン役の畠中様さんもすばらしかった。
(去年「ニュー・ブレイン」で観た以来。2作目。)
ハイン役の吉野圭吾さんの鬼気迫る演技も良かった。
(劇団新感線「SHIROH」で観た以来。2作目。)
もう一人、ビン/ビック役の駒田一さんがすばらしい。
なんていい歌声。観ながらパンフレットですぐに名前を確認した。
後半のビン/ビックの狂気の世界もすごかった。

心うたれた土居さんも畠中さんも吉野さんも音楽座出身。
音楽座ってあらためてすごいと思った。

少し気になったのはすべてのキャストは美男美女でありすぎること。
リアルさが少し感じられないのはこのせいかな。

でもこの作品は名作でした!

そしてこの作品を教えてくださったKAE様に感謝。

ネタバレBOX

フェイはヴェトナムへ姉ティエンを探しに20年ぶりに戻る。

ヴェトナム戦争アメリカ軍による大虐殺から逃れ解放民族戦線の
男たちに助けられた姉妹のティエンとフェイ。
姉ティエンの「世界の人たちにすべてを話して来て欲しい」と
強い要望によりフェイは大虐殺の事実を証言をするためひとりはなれて
使節団に加わりヨーロッパへ。
「また会うためのタン・ビエット…」別れ。
だがフェイはヴェトナムが怖く死にたくない一心で英国人の養女となり
ヴェトナムへは戻らなかった。

戦時中に助けてくれた先生、解放民族戦線のトアンを訪ねる。
そしてミンも。しかしティエンの手掛かりはない。
みな、なぜあの時帰ってこなかったのだとせめる。いまさらと。
しかしトアンはフェイが気がかりで彼女を追う。

ビンを訪ねる。ビンの父ビックから自殺したと聞かされる。
しかもティエンのせいで。
何かの間違えではと出家したゴクを訪ねる。
そしてティアンが銃殺された衝撃の真実を聞く。

ティエンが銃殺されたコトを知った安寿ミラさん演じるフェイの
絶望の絶叫で1幕が降りるのですが、泣きすぎて立てませんでした。

20分休憩

2幕のはじめは蓮の灯籠がたくさん。美しい。
フェイと幻のティエンが会話。

フェイは絶望しヴェトナムを去る決心を。
しかしスリ(小林遼介さん)にパスポートを盗まれる。
その後、スリが「お前に会いたいと言っている人がいる」と。
そして廃人のようになったハインに再会する。
トアンもハインをずっと探していた。
ティエンはスパイの子を身ごもり女の子を生み、
愛するスパイを逃がした事で捕まり銃殺。
生んだ子はハインがジャングルから、解放民族戦線から脱走し、
8歳まで命をかけてなんでもやり育てたと。
逮捕により、彼女の消息はその後わからず。

フェイは逃げ出した戦争とその悲劇、現実に向き合うことを決意。
二度と帰りたくなかったハンティン村へ。
「また会うためのタン・ビエット…」と歌うフェイに話しかける
姉にそっくりな少女。行方不明になった姉の子と再会。幕が下りる。

なんとなくラストはわかってしまったけれど感動です。

ちょっと変わったところでは、米兵の演出がおもしろい。
トリッキーな動きとダンスでみせるのですがとてもおもしろい。
同じく黒い男も。

二幕のパスポートをなくしたフェイは、、
何人?ヴェトナム?イギリス国籍だからイギリス人?
いやはや他のアジア人?
かごに顔の絵を描いた仮面をつけて、アジア人の特徴を
オモシロおかしく紹介するシーンのやりとりが楽しい。
ちなみに今日この会場に来ている私たちは「暇人」でした 笑。

近くに座っていた方が「このキャストでは最後らしい」と
話されていて、今回思い切って観に行ってよかった。
傷心館の幽霊(高梨由演出)

傷心館の幽霊(高梨由演出)

(株)喝采企画

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2010/08/12 (木) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しめました!
原作をまったく知らなかったので、サスペンス?、ホラー?と

勘違いして観始めたのですが(実際はコメディかな)、

テンポよく繰り広げられる話に

引き込まれ、たいへん楽しめました!


個人的にはリアルな演技の京子役「保母かおり」さんと

キャラが際立ったに美里役「黒沢加奈」さんに注目かと☆

01272125★たくさんのご来場ありがとうございました。★

01272125★たくさんのご来場ありがとうございました。★

ソテツトンネル

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2010/08/12 (木) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★

観てきた
リアルなキャラクタがそれぞれおいしすぎて、オチそのものもいいんだけど物語としてはなんか霞んでしまった感じ。

express

express

PLAT-formance

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/08/13 (金) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★★

更なる一歩に踏み込む力
ネタにしても、それを舞台上で具現化する力にしても、
さらにはシーンを束ねて物語に仕立てていく手腕にも、
観る側の期待や予想を凌駕する、
さらなる一歩の踏み込みがあって・・。

しっかりと切れをもったその時間に
がっつりと持っていかれてしまいました。

ネタバレBOX

冒頭の漫才が
リアルにしっかりと笑いを取れていることで
物語の基礎の部分ががっつりと固まって・・・。

それが単にネタの秀逸にとどまらず
演じる切れや絶妙な間のセンスに支えられているから、
物語を常ならぬように膨らませても
観る側がしっかりとついていけるのです。
創意が浮足立つことなく、
演者の切れを受け止めひろがっていく。

シーンごとのシチュエーションの作り方が
とてもしなやか。
束縛感や息苦しさのないネタたちの整合は
足し算ではなく乗数として
ある種のグルーブ感とともに
舞台の世界を膨らませていきます。

ネタの広げかたは
がっつりと観る側の想像を凌駕してくれるのですが、
それが、舞台の空気を拡散させず
密度を薄くしないのがすごい。

銀貨と引き換えにキリストを裏切ったユダのエピソードが
魔法のように話に溶け込んでいきます。
その演じ方にもバリがないので
彼らが旅をする2000年の質感が
不思議な立体感を持って観る側に伝わってくる。

創作の発想を縛らない演じる力が
観客をしっかりと舞台上の発想に縛りつけてくれて、
ぐいぐいと運び続けてくれるのです。

終演部分もしっかりとした着地で
観客を醒めさせることなく
たっぷりの笑いの余韻と物語の感触をそのままに残して・・・。

舞台美術や衣裳も
無駄に凝ることなく洗練がありました。
照明や音の使い方も小気味よくコントロールされていて・・。

なによりも
どこかソリッドな部分を持ちながら
二人芝居とはとても思えない
厚みにがっつりと取り込まれてしまう。

まあ、昨今の猛暑ですから、
かなりばて気味で劇場の階段を下ったのですが、
終演後はその常ならぬクオリティに
なにかしゃきっとして長い階段を上ったことでした。






「ロビンソン&クルーソー」 Robinson & Crusoe

「ロビンソン&クルーソー」 Robinson & Crusoe

TACT/FEST

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2010/08/13 (金) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

ぜったいすごい
ないた。
なんか、立ち上がったりしゃべったりする
クソガキどもにまじって、一緒に爆笑しながらも、
本当に感動する。
すごい場に居合わせた、そうおもいました。
演劇っておもしろいなあ。
人生変わった気がしたのでした。
つか、世界はすごいな。すごいのがたくさんいるみたい。

Spicy, Sour, and Sweet

Spicy, Sour, and Sweet

東京芸術劇場

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2010/08/13 (金) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★

流石にハチャメチャ度高し!笑
まあ、ハッピーオーラ集団「快快」と称されるくらいだから、本人たちはハッピーなんだろうけれど、んじゃ、観客はこれを観てどう?なんて聞かれたら、必ずしもハッピーではないから困ったものだ。むしろ、この間観劇したばかりの「富獄三十六系」を彷彿とさせるナリ。

そんなだから、本公演より、アフタートークでの中継中のタイから篠田に質問されたシビアな意見の方が余程面白かったのだった。アフタートークでのやりとりで本公演の演出が理解出来るという有様は演出家としてどうなのだろうか?

舞台は対面で設置された客席の間に舞台が挟まれた格好だが、客席の段差に高さが余りないため、舞台は観づらい。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

一部はタイ演劇「B-Floor」から。空港で乗客をチェックするシーンから始るも、その後から何を表現したいのかが理解不能。リラクゼーションとか言い出して観客に呼吸法を促しては一緒に軽く体操をさせて、挙句、タイランドは素敵なところで海は綺麗です!なんつーて自国の観光業者のように紹介してた。苦笑!
いあいあ、海が綺麗なのは一部だけで、タイランドは過去に4度渡航したけれど、プーケットは汚い。ホアヒンは綺麗だったけれど・・。つまり日本の海と似たようなもので美しいところも汚いところもある。

二部の「快快」X「B-Floor」コラボ。ピンク色のどこでもドア」が出てきたかと思うと、何処に行きたいか?などとありきたりの情景をかもし出し、更にタイランド名物の売り子が、事前に20バーツを渡されていた観客を相手に売り歩くのだが、時間の制限があった為か、10人くらいの観客を相手にしただけ。だから終演後、観客の殆どは使うことなく20バーツを出口で戻す格好。

終演後、アフタートークで明かされた謎、「味の素」を羅列したセリフだが、篠田曰く、「これはワークショップのときに出てきた言葉だが、観客には解らなくてもいいだろう。という着地点に至った。」とご本人が吐露してた。料金を支払って観に来ている観客に対して、随分ゾンザイナ言い草だった。苦笑!

タイ側の中継での質問から、メディアは政府によってコントロールされているという側面がタイにはあること。このコラボは構造的な問題があって、コラボといいながら、「快快」が演出上、上に居て「B-Floor」は下にあったのではないか、という指摘。更にカメラのポジションとかプロジェクトの設営に問題があったのではないか。「B-Floor」の作品はタイの政治的な問題を扱っていたが、二つ目の「快快」の作品は個人の生き方を扱っていたところにスタイルの違いがあり、コラボそのものにリスクが伴い、食い違いがあったのではないか。そういう意味ではこの作品は未完成だったと思う。もっとカッチリしたスタイルを魅せて欲しかった。

以上がアフタートークでのタイ側の意見と質問だった。素晴らしい質問で度肝を抜かれた。今まで様々なアフタートークを拝見してきたが、これほどの質問と意見はついぞ聞いたことがなかったからだ。
傷心館の幽霊(高梨由演出)

傷心館の幽霊(高梨由演出)

(株)喝采企画

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2010/08/12 (木) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

大変面白かったです。
他人が聞いたらなんということもないことだけど、本人からすると重大なことだというようなセリフがありました。強く共感できる言葉でした。

15 Minutes Made Volume9

15 Minutes Made Volume9

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/08/12 (木) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★★

取り合わせの妙+練られた構成
縛りや打ち合わせがあったワケではないのに前半3本に環境ネタがあったり前後半それぞれにバックステージならぬ「フロントステージもの」があったりと、偶然性と練られた上演順による全体の構成が各編の魅力をさらに引き出しており、存分に楽しむ。
また、観たことのある団体もガラリと変わった作風であったり、まんまだったりと特色があり、その取り合わせの妙にも感心。

01272125★たくさんのご来場ありがとうございました。★

01272125★たくさんのご来場ありがとうございました。★

ソテツトンネル

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2010/08/12 (木) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★★

距離感と関心度の描き方
表層的に齢を重ねていく感覚と、
その内側に積もっているものの存在感に目を見張りました。

タイトルがしっかりと物語の骨になり、
観る側の目を惹きつけて・・。

でも、観終わって、
回収されているものの
内側に埋もれていた様々な感覚にこそ
心を奪われました。

ネタバレBOX

10年とか15年という時間は
ディテールを着実に風化させる力があって
一方で十分に昔ではあるはずなのに
心に深く残されたものについて
埋め込んでしまうほどの力はない・・。

作り手は
数字の謎を物語のベースにおいて、
登場人物たちの小学校時代を掘り起こしながら
一方でその記憶にかかわった人々の今を
しなやかに描いていきます。

卒業担任の先生が事件に巻き込まれたことから、
次第にあからさまになっていく
当時の記憶たち。

15年たってから仕返しをするような
心の傷への囚われ方や
不治の病のなかでの想いの告白から露出する
異性の友人に対する距離感。

また、その一方で、
現在の親子、兄弟や恋人たちの関係から、
背負ってさらに次の時間に残るものや
風化するであろうものそれぞれの、
成り行きや必然までがしなやかに描かれて・・・。

それは、
距離感や関心度のデリケートで決定的な差異の表現。
心のなかで固まって時間に埋もれていくものと、
ほどけて時間の中に、霧散していくもの。
一つの刹那や事象から派生する、
個々の想いや感覚の差異が
それぞれの質感とともに
観る側にしっかりと伝わってくるのです。

タイトルの数字のなぞ解きも
したたかに回収されます。
理詰めで提示され
さらに偏光板を回すように
角度を変えて浮かんでくる別の画像に
目を見張る・・・。
作り手の鋭利な二つの質感の具象化の手腕に瞠目。

役者たちもメリハリがしっかりと効いたお芝居で
作品から滲み出る色をコントロールしておりました。。

タイトルの数字のなぞ解きに引っ張られていたはずが
終わってみれば
予想もしない感覚に心を満たされていて・・・。
作り手のどこか淡々とした表現に織り込まれた
深く鋭利な感性に、すっかりやられてしまった・・・。

この劇団、今回が旗揚げとのことですが、
もっとたくさんの果実を観たくなりました。

○○○●●☆☆






express

express

PLAT-formance

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/08/13 (金) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★★

センスの塊
おもしろかったです。

BARAGA-鬼ki- 再演

BARAGA-鬼ki- 再演

演劇集団Z団

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2010/08/06 (金) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

そうだったのか!池田屋以降
軽妙なテンポとロックな盛り上げ方で、飽きずに池田屋以降、函館五稜郭までのおおまかな新撰組通史が身に付いた3時間。
TVや映画やマンガや演劇やらで色々新撰組関連の作品は観てきたものの、いまいち全体の流れを把握してきていなかったので、池田屋以降の展開の前後の因果関係を初めて理解できた感じ。なるほどあの映画はここらへんの時代なのね!とか今ならわかる。
新撰組の土方を一応軸にはしていたが、新撰組の内情をメインにするよりも時代や政治の動向から新撰組という立ち位置を把握して構成されていく物語だったので、新撰組モノに食傷気味でも意外に入りやすいかも。

express

express

PLAT-formance

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/08/13 (金) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★★

解けない未完の話(笑
うん好きな笑い。お笑いアプローチの関東コント文化の偏愛者の立場からして、正直今お笑い側で彼らの年代でこれだけ意識を持ったコント師は見受けられない。
総合的な意識くばせや作品のスタイルにラーメンズへのリスペクトを感じさせつつも、「演劇」の身体を武器にするやり口は単なるフォロワーであることを越えていく可能性をすでに掴んでいるな、という印象。
意外とカルチャーショックだったのは、演劇文化にありがちな野暮ったさがない、こじゃれたセンスが空間や作品の外側の細部まで行き届き会場全体を覆っている舞台空間。雑誌に出てくるオシャレ空間にいる気分で舞台が観れるというのは、考えてみると演劇にももっとあってもいいと思うのになかなかないのだなと。
充分に笑い楽しみはしたのだが、照明や脚本の中に、芯を効果的に観せるためによりスマートにしていくべき余地がみえたのと、今後への期待を込めて☆4。

ネタバレBOX

夜光塗料入りのものがあたかも星のごとく散りばめられたクリップつなぎがあったり天体望遠鏡を配置してたりと、ラストの「銀河鉄道の夜」に滑り込んで行く作品の流れを補完する小道具のこだわりようににやにや。
そういえばもしかして完全に暗転にしたのってラスト一回だけだったのかな?
こういう趣向大好き。

(ほぼ)一人芝居の空想夫婦の作品、柿喰う客の一人or二人芝居を思い出させた。一緒にオムニバス公演してくれたら面白そう。
君の立つ光跡

君の立つ光跡

オフィス櫻華

中野スタジオあくとれ(東京都)

2010/08/13 (金) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★

惜しい。
物語をしっかり魅せる感じ。

純なストーリーに好感は持てるし、
ガツンとぶつかってる感じはいい。

ただ、かなりテンポを早く、
ギャグも沢山盛り込んで、みたいな感じになっていて、
せっかくのストーリーがよく頭に入ってこない印象か。

ギャグにしても見せ場にしても、
役者陣が力みすぎていて、
かえってセリフが聞きにくい、そして、かえってアクセントのない感じになってしまっているのがもったいない。

午後の銀河

午後の銀河

劇団東京イボンヌ

北とぴあ カナリアホール(東京都)

2010/08/13 (金) ~ 2010/08/14 (土)公演終了

満足度★★★★★

予想以上に
場所柄のどことなく高級感が、作品世界と合っていたと思う。過去公演の抜粋など、エッセンスを凝縮して魅せてきたにも関わらず、背後の全体のストーリーがすぐにイメージできるところが、一本筋が通っていて秀逸。

大掛かりな舞台装置はないものの、音と光で舞台演出がシンプルになされているところが、逆に色々な想像力をかき立てるようで、非常に楽しい。

前作から推して期待していたよりも面白い仕上がりで、余韻が綺麗で良かった。

15 Minutes Made Volume9

15 Minutes Made Volume9

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/08/12 (木) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★

各劇団のクオリティは高い
多様性という点ではVol.8の方がバラエティに富んでいた気はするけれど、6団体とも個々のクオリティは高めに揃っていて、各団体のイントロのような見方をすれば、見所は多かったと思う。

15分という時間をうまく使ったキレの良い作品というよりは、始まって15分で終わる短編のようなイメージの作品が多かったので、のめりこむ前に終わってしまったような感が若干あるけれど、「シンクロ少女」の『性的人間』は、個人的には短編として、トップスピードの盛り上がりまで巧くリズムを作って魅せられた感。

スリー・ベルズ

スリー・ベルズ

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2010/08/10 (火) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★

衣装が暑苦しいけれど
なんでいまクリスマス?!
という疑問はすっきり晴れないまま。。

子役が泣かせます。
あと子供の心が泣けました。

TEAM NACSの音尾さん、はじめて拝見しましたがイタリア人っぽいかんじがたいへん滑らかで、いかがわしくてよかったです。

めずらしく毒のないお話でした。
チケットのお値段のわりには地味めかな、
でもすっきりとして帰れました。

「THE LEFT STUFF」でもそうでしたが客いじり?はここまできたかと驚き。
パンフを買うと福引が引けるようです。

ネタバレBOX

石丸さんのダンスが華麗でした。
ナレーターだけな方じゃなかったんですねぇ。

子役絶対泣かそうとしているなと思ったのですが、でもやっぱり泣けてちょっと悔しい。。でもあれは勝負ついたのでしょうか。男と男の戦いにしては緊張感なかったかも。

15年ねむり姫?は遠目に見ると名倉潤にしか見えない…

ちょっとフランダースの犬を思い出しました。

飴はこっそり吐き出しているんだろうなぁとちょっと大変そうに思えました。
Spicy, Sour, and Sweet

Spicy, Sour, and Sweet

東京芸術劇場

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2010/08/13 (金) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

まあ
理解が出来なかったので評価のしようがないのだが、是非観てもらいたい作品ではある・・・かも。

15 Minutes Made Volume9

15 Minutes Made Volume9

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/08/12 (木) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇のつまみ食い
全く知らない劇団を観に行くのはちょっと抵抗があるのですが,こんなイベントはちょっとずつつまみ食いができて,気に入る劇団を探すにはいいですね.
犬と串とmrs.fictionsが特に良かったかなー

さらば八月のうた

さらば八月のうた

劇団M.O.P.

紀伊國屋ホール(東京都)

2010/08/04 (水) ~ 2010/08/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

ホントに最後かぁ
これが最後なんだと、来年から観れることは無いんだと
自分に言い聞かせながら観てました。

頭では分かっていても、やはり残念です、正直なところ。

作品自体ですが、マキノノゾミの真髄そのものではないでしょうか。

素敵な時間をありがとう。

01272125★たくさんのご来場ありがとうございました。★

01272125★たくさんのご来場ありがとうございました。★

ソテツトンネル

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2010/08/12 (木) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★

オチがもったいない
「非日常から日常に戻るための数式アンハッピーストーリー」という謳い文句に惹かれて観てきました。あまり謳い文句のような感じではありませんでしたが、旗揚げ公演としてはしっかりと方向性を打ち出せてる作品になっていたと思います。

序盤は軽いコメディータッチかと思わせ、じわじわとサイコホラー風味になって行く構成は、笑って良いのか悪いのか悩んでしまう独特の雰囲気を醸し出していて良かったです。伏線も上手く考えられていて、効果的でした。

ただ残念なことに、タイトルにもなっている数字にまつわるエピソードが弱かったです。どんでん返しがあるのかと期待させておいて、あのオチでは勿体なく思います。

セットや映像やダンスが中途半端に感じられたのですが、この劇団だったらそういう小細工がなくても充分にやっていけると思います。今後に期待しています。

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