最新の観てきた!クチコミ一覧

157161-157180件 / 189814件中
女中たち

女中たち

劇団 風蝕異人街

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/08/28 (土) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★★

テンポ良く進展!
舞台はキンキラなドレスも掛かっている衣装部屋。贅沢な暮しが窺えます。

ネタバレBOX

奥方と女中のやり取りでスタート。女中が屋根裏部屋に牛乳屋をつれ込んだことなどを揶揄する奥方だったが、実は二人は姉妹で、二人とも女中だったことが判明する。姉妹は奥方の帰宅時間まで女中ごっこに興じていたのだ。
常に不満を持つ二人は警察に告発状を送付し、ご主人は逮捕されていた。しかし、ご主人から保釈された旨の電話が入り、このままではばれてしまうと思った女中は奥方の殺害を計画する。
帰宅した奥方が筆跡鑑定を行うようなことを言い出すので、女中は急いで睡眠薬入りお茶を飲まそうと試みたものの、奥方は飲まずに夫の待つ飲食店に出掛けてしまう。その後、妹が冷めたお茶を飲み自殺し、姉が逮捕される。

なんでこうなるのという気はしましたが、活舌が良くテンポ良く進み、楽しめました。
『まばたき』

『まばたき』

ポムカンパニー

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/08/25 (水) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇ということで
観に行きました。
三組の話が上手いこと物語の中でかみ合っていたような気がします。
内容自体はとても好きで、演技も好感が持てました。

ただ見せ方が単調だったので少し疲れました。

街【公演終了!ご来場誠にありがとうございました!】

街【公演終了!ご来場誠にありがとうございました!】

ヲカシマシン

タイニイアリス(東京都)

2010/08/27 (金) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★

渇望する愛
雑多な人々が無機質な街で生きてる様子をまんま、表現したような舞台。しかし、そこで息づく人々の関わりがあまりないから、ってか、ないのが現実のまんまの描写なのだろうけれど、個人的には、もっと飛躍した物語性が欲しかった。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

現実の街での雑事や雑踏のように、今日も豆腐屋に豆腐を買いに行く小僧。世の中を遠めで観るホームレス。幸せでないリッチマン。何か食わせろと男にせびり挙句、身を売る少女。別れる事になる恋人たち。それらを無関心に見つめる大衆。しかし、誰もが愛を渇望する。

愛は永遠ではないが、永遠の愛を欲しがる女。「愛して」と口に出し、また自分の想いと同等の愛を男に要求する。そんな欲望うごめく個々の想いを飲み込むように街は存在する。街はワタクシ達が形成したものだが、幸せはそこにはない。「月並みだけど、私の幸せは家族です。」と言い切るホームレス。かたや、自殺を試みるリッチマン。距離を置いて見ている者だけに解る真実だ。

街に飲み込まれてその空間に鎮座していると解らないものも、誰にぶつけていいのか解らない憎悪やこれから先の自分自身の不安も街へ転化して、まるで街全体が悪いかのように誰もが幸福を前に敗北してしまう。

それでも我々は街でしか生きられない。愛が欲しいなら努力しろ。それだけ。




カノン

カノン

アシカツ(明日カツ丼!企画)

萬劇場(東京都)

2010/08/25 (水) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★

そこそこ面白かったです
そこそこ面白かったです。セリフの妙味を楽しみたいのに、聞き取りにくかったのが残念。これではただのアクション活劇になってしまう。

宝塚BOYS

宝塚BOYS

東宝

シアタークリエ(東京都)

2010/08/06 (金) ~ 2010/09/01 (水)公演終了

満足度★★★★

おもしろかった
普通に面白かったです。
というのは、やはりこちらが、ストーリーを知っているので初見のときのインパクトはなかったのですよね。
でも、やはり、泣くところは泣いちゃったし、笑えたし、考えさせられたし良かったと思います。

街【公演終了!ご来場誠にありがとうございました!】

街【公演終了!ご来場誠にありがとうございました!】

ヲカシマシン

タイニイアリス(東京都)

2010/08/27 (金) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★

残念ながら
どこかで観たような話で、なんとなく表面的な感じがして、残念ながら入り込めませんでした。

そこか、遠くか

そこか、遠くか

各駅停車

OFF OFFシアター(東京都)

2010/08/27 (金) ~ 2010/08/31 (火)公演終了

満足度★★★★

期待以上
期待以上に満足できました。とある高校の空部室でのセンセイ達の会話劇(この劇団の場合これだけでもネタバレになってしまいますかね?)。尽きるところ色恋沙汰の話でしょうが、シニカルで、笑えて、なんとなく世紀末的な怖いところもあって、十分楽しめました。夏から春への時間の流れもよかったです。もうちょっと内容の宣伝してもいいんじゃないかな。

猫のサロン ~奇譚集~

猫のサロン ~奇譚集~

猫の会

小劇場 楽園(東京都)

2010/08/26 (木) ~ 2010/08/30 (月)公演終了

満足度★★★

すっきり
ちょっと怖いけど、涼しげでなんとなく爽やかな猫にまつわる短編3作。短い時間ですっきり終わってよかった。とくになんというわけでないけど、楽しかったです。

かなりあノ声

かなりあノ声

張ち切れパンダ

サンモールスタジオ(東京都)

2010/08/25 (水) ~ 2010/08/31 (火)公演終了

満足度★★★★★

怖い!
しょっぱなから、怖くて背中がぞくぞくしました。
オカシサ(狂気)がとてもうまく表現されていた舞台だと思います。
狂気だけじゃなく、すっごい笑えるシーンも容易されていて、2時間弱があっというまに過ぎていきました。

猫のサロン ~奇譚集~

猫のサロン ~奇譚集~

猫の会

小劇場 楽園(東京都)

2010/08/26 (木) ~ 2010/08/30 (月)公演終了

満足度★★★★

語り綴られるよう・・・
ベースにある綴るというか物語る感覚に惹かれて、
すいっと暑さを忘れて見入ってしまいました。

リラックスして、
夏の風情を味わうように、
ちょっと浮世から離れた物語に浸って
時間を過ごす。

すっと猛暑を忘れてしまうようなひとときでした。

ネタバレBOX

猫つながりの3席を
肩肘張ることなくゆっくりと観ることができました。

前説と一人芝居が、実はものすごく効いているのだと思います。
なにか、夏の夜に、
本を読んでいるうちに
暑さを忘れていくような気分・・・。

一人芝居は
なんというか、男のはまり感がとても秀逸。
猫よりも人が怖くなるようなところもあって。

二人芝居では
男が追い詰められていく風情のなかに、
猫流の生きざまがすっと現れて
ぞくっとなる。

三人芝居では、
猫のもののけを狂言回しにして
姉妹たちの想いの機微が描かれていきます。

三品とも、常ならぬものが
絶妙なスパイスになって
したたかに観る側を
ひと膝前に引き寄せる。

観終わって、
癖になるような良さに満たされていて・・・。

上演時間は1時間と短めなのですが、
猛暑の中、劇場にたどり着いたものにとっては
それがまた、絶妙によいのですよ。

役者たちも、それぞれに、
メリハリのつけ方に長け、
滑らかに物語を運んでくれる。

なにか、
暑苦しかった心が
すっと物語に満たされて・・・。

作り手たちの、
センスに感嘆したことでした

○○●●☆☆
口紅を初めてさした夏『ご来場ありがとうございました。』

口紅を初めてさした夏『ご来場ありがとうございました。』

TOKYOハンバーグ

千本桜ホール(東京都)

2010/08/25 (水) ~ 2010/08/31 (火)公演終了

満足度★★★

みた
開演前の丁寧な案内が良かった。
開演15分前くらいにはトイレの案内や室温設定、上演時間についての説明をしている。アンケートも、上演時間や劇場についての意見を問う内容で、客のニーズを探ろうとする姿勢は素晴らしいと思った。

物語だけでは★1つ。
子役の存在に寄りかかりっぱなしの内容に見えた。
主演の相原さん、増田さん、それを支える長澤さんの芝居が安定していたから観ていられたものの、興ざめする場面も多かった。

ネタバレBOX

登場人物が多く、その割にいなくても問題無いような人物が何人もいて、作家が初めに想定していた物語設定と、大きく変わってしまったのではないかと想像した。
海の場面は、そのものを描くのでなく、客に想像させてもらいたかった。あそこまでトーンが変わると、興ざめしてしまう。
イギリス云々は、フジの月9なみに唐突で、呆気にとられた。

前々作の『髪結う時』から観ていて思うこと。
今回の物語を褒めている方々には特に言うことは無いものの、そうしたコメントを見て劇場に出かけ、首をかしげた方たちには、いつかこの劇団が『髪結う時』を再演したなら、どうか再度、劇場に足を向けていただきたいと思う。
R 学 級 の 中 心

R 学 級 の 中 心

荒川チョモランマ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/08/20 (金) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

観劇
しました。

勝手な葬列【ご来場ありがとうございました!】

勝手な葬列【ご来場ありがとうございました!】

くロひげ

STスポット(神奈川県)

2010/08/27 (金) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

観劇
初見です。

君といつまでも

君といつまでも

バジリコFバジオ

駅前劇場(東京都)

2010/06/17 (木) ~ 2010/06/21 (月)公演終了

満足度★★★★

人形が違和感ない
劇中で人形を使うとの事でしたが、物語の流れを壊すのでもなく、また、雰囲気を壊すのでもなく、不思議と物語に違和感なく溶け込んでおりました。
後、あまり殺陣とは無縁そうな(失礼ww)役者達の、あの動きはお見事でしたし、驚かされました。

物語はちょっと登場人物が多いか?とか、もう少し描いて欲しかった人物が居たかなと感じましたが、面白かったですし、なんかあの人形達や、ちょっと気味悪い(笑)映像は、ちょっと癖になりそうです(笑)

ノア版 桜の園

ノア版 桜の園

ノアノオモチャバコ

サンモールスタジオ(東京都)

2010/06/10 (木) ~ 2010/06/14 (月)公演終了

満足度★★★★

綺麗で幻想的
チェーホフの「桜の園」をノア版として、基本なストーリーは変更せずに、設定を日本に置き換え、日本の旧家を舞台としての公演。
よい戯曲に、ノアお得意の照明・効果音、そして役者の独特な動きがミックスされ、綺麗で幻想的な作品に仕上がっていました。よかったです。

しかし松倉さん、強靭な腰だな(笑)

クモ ≪公演、無事終了いたしました。ご来場ありがとうございました☆≫

クモ ≪公演、無事終了いたしました。ご来場ありがとうございました☆≫

どろっぷすプロデュース

d-倉庫(東京都)

2010/08/27 (金) ~ 2010/08/31 (火)公演終了

満足度★★★★

うらやましい。

自分が芝居を始めたばかりの頃に憧れていた方や、
最近気になる役者さんが出てた。

華とかオーラとか、あんまり言いたくはないけれど
素敵な人はどこにいても埋もれない。
台詞を発していなくても、照明に当たっていなくても
そこに存在していると目で追ってしまう。。。

どの方かは・・・ご想像にお任せしますー。

Genius Writer~本物と偽物・シェイクスピア~

Genius Writer~本物と偽物・シェイクスピア~

One on One

ザ・ポケット(東京都)

2010/08/18 (水) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり好きだ。
ここの作品は、やっぱり大好きだ★

前の船の時の、コックさんと見習いの子がわかったりとか
段々役者さんの顔を覚えてきたので余計に楽しいです♪

BOXをガションガションめまぐるしかったのが
すごくワクワクしました。

さらば八月のうた

さらば八月のうた

劇団M.O.P.

紀伊國屋ホール(東京都)

2010/08/04 (水) ~ 2010/08/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

改めて
本当に面白かった。
去年も8月5日に観たのでした。

ラストの西暦が光りながら声が聞こえてる所で
ボロボロ泣いてしまった。
悲しいとか、単純な感情ではなく涙を流させるのって
本当にすごいと思って仕方ない。

サーフィンUSB

サーフィンUSB

ヨーロッパ企画

ももちパレス(福岡県)

2010/08/28 (土) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★

美術がよかったと
サーフィンをやってるていをみせるための演出もなかなか。
人物設定も良かったと思うが。

ネタバレBOX

人魚のくだりは楽しめた。出番は少ないがおいしい。
食事のグダグダは素直に笑えずつらかった。
女中たち

女中たち

劇団 風蝕異人街

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/08/28 (土) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

秘密の花園のような舞台空間が印象的。
『旬の観たいもの展2010』参加作品。
ジャン・ジェネの『女中たち』は他者への羨やみが妬み→恨み→殺意へとステップアップしていく姉妹の心理模様と『ごっこ遊び』の多層的な演じ分け、そしてこれらを補佐する視覚的な道具が見物の作品だと個人的にはおもうのですが、3点目の視覚的な道具(舞台美術含む)以外では、戯曲の持ち味を堪能することが少々困難な結果になりました。(※原作に忠実なB班の感想です)

ネタバレBOX

色とりどりのゴージャスなドレスと花々に囲まれた奥さまのお部屋で、奥さまが外出中なのをいいことに仕事をサボり『ごっこ遊び』に夢中の姉のソランジュと妹のクレール。

奥さまのお気に入りのドレスを身につけてフカフカのソファーに寝そべり牛乳屋との恋を妄想したりなんかして日ごろの憂さ晴らしをしていた彼女たちは、奥さま役と姉妹役とをとっかえひっかえ演じ分け、奥さまから怒られたり罵られたりしたあの日のことを繰り返し『再現』していくうちに、奥さまへの羨望は憎悪と悪意に変わっていく…。

憎悪は手紙という形で発露され、旦那様を罪びとに仕立て上げとソランジュにカミングアウトをするクレール。
そんな時に部屋にかかってきた一本の電話。
旦那様がもうすぐ帰ってくるらしい。
奥さまを懲らしめるためとはいえ、旦那様を冤罪にしたことがバレたら私たちは死ぬしかない!というパラノイアに冒されて慌てるソランジュ。

考えた末、ふたりは紅茶に毒を混ぜ奥さま殺しへシフトチェンジ。しかしあっさり奥さまに見破られ、奥さま役を演じたままで紅茶をすすり自殺するクレール。その後を追うようにしてソランジュは窓を開け放つ・・・。


旦那様からの一本の電話に慌てふためく姉妹がなんとかその場を取り繕うとしてバタバタと奔走する滑稽さはみていて面白かったのですが、少々表情に乏しいのが気になりました。わざと無にしていたのでしょうか。

また、『ごっこ遊び』の終わりを告げ女中としての現実がはじまる合図のめざまし時計はただ鳴っていたように見え、現実に戻る『虚しさ』や『失意』がみえにくかったです。もちろん、夢から現実に戻るための形式的な支度をしていることは仕草ではわかりましたけれど。

致命的だったのは、クレール役の方の滑舌、声量、抑揚のつけ方。特に早口で発話する場面では、台詞のほとんどが聞き取れませんでしたね。
ソランジュ役の方はよく通る声で目に表情がありました。
特に終盤のモノローグシーンでは自暴自棄になって最後の悪あがきをする惨めな女を豊かに演じておられました。

奥さまのキャストの方もものすごい存在感でしたが、シガレットのふかし方に少し気品が欠けているようにおもえました。

イントレに布を張り、小部屋に見立てた舞台美術は不思議な華やかさがあってみていて飽きませんでした。

ソランジュの方のグリーンのドレスの衣装が奥さまの着用しているドレスよりもなんだかゴージャスで、女中らしいみすぼらしさがなかったのは少し気になりました。
ヴァイオリンの演奏が劇中ほとんどなかったのも少し残念でしたね・・・。

このページのQRコードです。

拡大