解散(仮) 【公演終わりました。ご来場ありがとうございました!】
PP1
スンダランドカフェ(東京都)
2010/09/01 (水) ~ 2010/09/11 (土)公演終了
満足度★★
脚本が面白くない
大根健一さんは女性心理を描くのがうまい作家だけれど、今回の会話劇の脚本、ぬるくて私はあまり面白くなかった。
こういう狭いカフェでの俳優個人の公演が最近よく開かれてるけど、収容人数も少ないし、お客は出演者の知人、友人ばかりなので、公演目的がいまいちわからない。有料の余興付き懇親会みたいなもの?席では次の自分の公演の宣伝してる劇団関係者がいたり(笑)。
倉田知美が「働く大人の応援団めざします」みたいな挨拶文書いてたけど、「働く大人」って奥にいたサラリーマン客のことだろうか?(笑)
おじさまファンには、美人女優2人を至近距離で拝めるのがメリットかもしれない。
厳しいことを言うようだが、「公演」と銘打つなら、昔、渋谷のジァンジァンでやってたピン芸人や歌手たちみたいに、もっと芸で客惹きつけようという真剣さがほしい。場所の狭さは関係ない。
ネタバレBOX
PP1というユニット名、これはこの会話劇に出てくる「パイナップルパッション」にちなんでいるのか。
「パイナップルパッション」は1995年にデビューした架空の4人組アイドルユニットで、1人は既に脱退。そのうちのミーナ(倉田知美)とチャッピー(塚原みほ)が解散の相談をするという設定の2人芝居。ブリっ子で、いまだに自意識過剰のキャピキャピしたミーナとサバサバしたチャッピーという対照的な性格の女の子、といっても、もう三十路という設定。実名の「のりピー」が出てきたり、わざとらしいヒット曲の題名「眠れる森の熊さん」など、ギャグが笑えない。
だいたい、芸名が90年代というより60年代GS時代みたいで古すぎる。
ミーナは解散後、ヌードになる映画出演の話があり、チャッピーは介護士への転職を迷っている。もう1人のメンバー、リンができちゃった婚をするという連絡がミーナのケータイに入り、2人は解散を取りやめ、いまできること、「メインボーカルを探そう!」というところで終わる。
このアイドルユニットの2人の話が今後も続いていくということなのだろうか?
何より時代設定がずれてるのが気になった。ミーナがデビュー当時、業界人とリッチなデートをした自慢話をするが、95年といえばもうバブルがはじけている。ジュリアナ全盛で業界人が広尾や六本木で派手に遊んだのは92年くらいまでで終わってるんですけど。
あなたに似た人
mitsudomoe
SIMスタジオ(東京都)
2010/08/14 (土) ~ 2010/08/16 (月)公演終了
満足度★★★★
面白かった
須貝さんと玉置さんの組み合わせはとても魅力的。
期待を裏切らないものでした。
ネタバレBOX
あえて台本は読まずに観ましたが、楽しかったです。
後で台本読みました。
蘭の役は川村紗也さんかなぁって思いました。
ヴィジョン
ミームの心臓
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2010/09/01 (水) ~ 2010/09/06 (月)公演終了
満足度★★★
早熟の才
高校演劇で既に注目された新人劇作家ということで、早熟な才能の持ち主なのでしょう。
私のような素人が観ても、まだ18歳でこれだけの劇を作れるのは感心します。
パンフの裏に「文筆のお仕事なら何でもござれ」とPR文が載ってたので、劇作に限らずそちらの方面でも活躍を希望しているようですね。
メッセージは明確なのですが、頭の良い若者にありがちな、観念論的な作りが少し感じられました。でも、まだまだこれから伸びていくことでしょう。
ネタバレBOX
天才少女画家(令奈)がプレッシャーから手首を切って自殺を図るが死に切れない。切ったのが絵筆を持たない左手首ということで、画家の生への未練を暗示してる。平行して、神の啓示を受けた聖少女ジャンヌ・ダルクの物語が描かれる。両者の世界が交錯して描かれ、2人の少女の生き方が重なっていく。登場人物も2つの世界で俳優が兼ねている。ジャンヌは少女のもうひとつの深層心理、夢想体験なのか。
ジャンヌも少女も天賦の才能を持つ共通点があり、「神の言葉を聞く」才能を利用されて処刑されてしまうジャンヌの生を通して、自らのアイデンティティーを意識し、自分の描きたい絵を描いて生きていこうという明確な意志を持ち、希望の光を見出す。
少女のアイデンティティーに目覚める過程が、私には少々わかりにくかった。
2つの世界の場面転換がスピーディーで、ひとつの物語のように進展していく。それだけに観ていて疲れてしまい、体感時間が長く感じられた。
一度にわめく場面、台詞が聞き取りにくい俳優もいた。看護師とアニエスの毛利悟己、天皇を名乗る男とシャルルの小池惟紀が印象に残った。
「天皇を名乗る」精神病患者というと、鴻上尚史の「トランス」を想起したが、あれほど作りこんだキャラクターではなく、ちょっとした息抜き場面になっていた。
自殺を思いとどまって希望を見出すというラストに、ほさかようの「遠ざかるネバーランド」との共通点も感じた。
ダミーサークル
花まる学習会王子小劇場
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/08/25 (水) ~ 2010/08/29 (日)公演終了
UFOcm
あひるなんちゃら
駅前劇場(東京都)
2010/08/25 (水) ~ 2010/08/29 (日)公演終了
マルチメディア
ペピン結構設計
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/08/28 (土) ~ 2010/08/31 (火)公演終了
満足度★★★
す、すいません、遅くなりました!
ってなわけで、すいません。
感想書くのがかなり遅くなってしまいました。
なかなか難しい話でした、なにかと。
ネタバレBOX
正直最後まで悩み通しな作品でした。
どうなるのかな?だとか、どうしたいのかな?だとか言ったところで。
あの弟が取り続けたビデオ、最後は面白い編集でもされて上映されるのかなと思っていたらそうでもないし、市川(でしたっけ?)兄と声の出せない女の子は最後絡むのかなと思っていたらそうでもないし、なにかとすっきりしない部分がありました。
役者さん達はみなさん上手でした。
それだけにもう少しなんとかして欲しかったです。
コンピューターおばあちゃんや、美空ひばりの音楽は良かったです。
やっぱり音楽の力ってすごいなって思いました。
瀕死の王さま Le Roi se meurt
東京演劇集団風
レパートリーシアターKAZE(東京都)
2010/09/01 (水) ~ 2010/09/05 (日)公演終了
満足度★★★★
深刻な話だが楽しかった!
死は当事者には深刻な問題ですが、他人にとっては他人事だということが良く分かりました。そして、私も他人ですから、深刻な題材を楽しく観させて頂きました。
ネタバレBOX
死を宣告された王さまが戸惑い、慌てふためき、最後は死を受け入れる話。王女、第二王女、次女、衛兵、医師は…、第二王女が悲嘆に暮れる以外は皆冷静に見ている様がとても興味を惹かれます。
舞台の両側が客席になっており、客席の後ろも含めて出演者がコミカルに走り回ったりしていました。
王さまは200年に亘る独裁者や国王の象徴でした。王さまはさんざん戦争や弾圧をしてきたのにまだ何もしていないと言い、たった5分前に生まれ、わずか3分前に結婚したばかりだ愚痴をこぼします。
わめき、愚痴をこぼすことは、自分の死を認める第一歩だと、医師は終末期医療の解説をします。しかし、このような冷静な判断も死が他人事の所以です。
最後、王女が死を導くような形で、王さまは白い衣装で丸い光の中に向かって行きました。西洋演出家がイメージする衣装なのでしょうが、少し新興宗教的な感じでした。
王さまの少し崩れた体型が、このお芝居にぴったりでした。
解散(仮) 【公演終わりました。ご来場ありがとうございました!】
PP1
スンダランドカフェ(東京都)
2010/09/01 (水) ~ 2010/09/11 (土)公演終了
満足度★★★★
どこかビターで可笑しくて・・・◎
必ずしも
微笑ましいとか暖かいといった会話ではないにも関わらず、
キャラクターの想いが
その空間にゆたかに動いて、
最後には親しみに近いものすら感じるようになる・・・。
作り手の物語の編み上げ方のしたたかさに
舌を巻きました。
ネタバレBOX
女性二人の会話劇、
冒頭からの噛み合わない雰囲気に
まず取り込まれます。
二人はアイドルグループのメンバーをしていたらしい・・・。
というか今もしているらしい。
人目を意識するような風貌や仕草とは裏腹に、
すでにほとんど忘れ去られた存在であるという現実が
あって。
その「ほとんど」具合が絶妙なのですよ。
想いと現実のギャップからこぼれるような
個性の異なる二人の女性それぞれの、見栄やいらだちや互いへの反発心、
さらにはそんな日々への懈怠といまさらの「解散」の言葉が
幾重にも重なって舞台に満ちる。
役者それぞれのキャラクターの作り方や間の取り方がしたたかで、
観る側は次第に、場の空気感やキャラクターの個性に囚われていくのですが
でも、そこでかもし出された雰囲気は実はお芝居にとってはベースにすぎない・・・。
作り手は、
そんなふたりの刹那を描くに留まらず
それをがっつりと動かしてみせるのです。
ツイッターの書き込みによって
外からの視線が差し入れられることで
アイドルだった二人に刷りこまれた感覚が
掘り起こされていく・・・。
彼女たちの自意識が
その世界の人間の業とでもいうように
浮揚していきます。
舞台の奥の窓から見える夜景に、
閉塞したその場と
見知らぬファンの存在の妄想が
不思議な広がりをもって繋がって。
ファンの存在を意識して
一旦脱いだ帽子とサングラスを再び身にまとい
存在を再び隠すのも上手いと思う。
さらには出来事が重なって
彼女たちをじわりと内から高揚させていきます。
彼女たちの目撃情報はツイッター上でRTされていくし、
店内の有線からは唐突に
彼女たちの曲が流れる・・・。
お互いの会話には
息絶えかけていたアイドルの自意識と
アイドルとはいえない、
むしろチープなリアリティが混在し
べたなウィットやペーソスへと色を変えて
観る側に流れ込んでくる。
脱ぐだの介護士を目指すだのという
現実の世界を話していたふたりが
アイドルの世界の徳俵に踏みとどまる中
メインボーカルの女性の妊娠という
さらなる事態に直面して・・・・。
で、そこで思いが収束するのかと思いきや
もう一段の箍が外れて・・・。
これだけ、波長の合わない二人が
グループの解散に振れるのではなく
メインボーカルを新たに探すという
別の共通したベクトルに歩みをそろえる姿に
愕然となるのです。
でもカーテンコールの拍手をするなかで、
物語の意外なラストが
不思議に納得できてしまうのがすごい。
特に意識なく観客が観る中で、
実はキャラクターたちのコアの想いを伝える
様々な仕掛けが組まれ、
回収された作品なのだと思う。
拝見したのは初日とのことで、
ほんのすこしだけ場のテンションが切れる部分や
舞台の温度に抑制が聞かない部分もありましたが、
でも、よしんばそうであっても、
観客を惹きつけきる舞台の空気の動きには、
常ならぬものがあって。
公演を重ねるにつれて
さらなる空気の閉塞やはみ出し方のしなやかさが
生まれていくような余白も感じて。
役者の場を作る切れにも瞠目。
細かい表現にたくさんの秀逸を感じる。
うまくいえないのですが、
この舞台には
説明なんてなにもないのに事情がすっと伝わってきて、
観る側の耳をさらにダンボにさせてしまうような力があるのですよ。
笑えるというのとはすこし違うのですが、
でも胸の奥でビターな可笑しさが重なって、
さらに前のめりになってしまうような
そんな面白さをもった作品。
そして、会場を後にする時には
作り手の腕の確かさをがっつりと
思い知らされた公演でありました。
もうチケットはほとんどないようですね・・、
ほんと、お勧めなのですが・・・。
できることなら、私ももう一度観たいです。
☆☆☆★★◎◎△
ヴィジョン
ミームの心臓
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2010/09/01 (水) ~ 2010/09/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
かわいい〜!
友人に誘われ、訳がわからぬまま小劇場初体験。
白衣の天使がいた!かわいい!主演の16才もかわいくてびっくり!こんな可愛い子たちがいるのなら小劇場も悪くない。彼女たちを観にもう一度劇場に足を運ぶよ!
あやかし相談承りマス。萬屋ツジモリ
回転OZORA
「劇」小劇場(東京都)
2010/08/25 (水) ~ 2010/08/31 (火)公演終了
満足度★★★★
伏線の張り方と回収の仕方、構成が巧み
伏線の張り方と回収の仕方、それに全体像がほぼ判明したところでクライマックスを迎える構成が巧み。
祖母を殺して(!)泣かせるのは反則だが、照明による満開の桜の表現が見事だったのと泣かせた後に長めの暗転を配した温情に免じて許そう(爆)
クモ ≪公演、無事終了いたしました。ご来場ありがとうございました☆≫
どろっぷすプロデュース
d-倉庫(東京都)
2010/08/27 (金) ~ 2010/08/31 (火)公演終了
満足度★★★
後味の悪さといったら!(笑)
100年ほど先の未来、「大きな爆発」があった後のシェルター内での物語。
顔合わせの妙に加えて「裏・マクロス」的な味もありそれなりに楽しめたが、殺伐とした終盤から大逆転、爽快な結末と思わせてからのどんでん返しの後味の悪さといったら…(笑)
傷心館の幽霊(浅野泰徳演出)
(株)喝采企画
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2010/08/25 (水) ~ 2010/08/29 (日)公演終了
満足度★★★★
基本の高梨、応用の浅野?
高梨版もこちらも共にアレンジが施してあるようだが、総じて言えば基本の高梨、応用編の浅野、な感じ?
それぞれ特色が出ていて面白く、こういった企画はちょくちょくやって欲しいモンだと思うことしきり。
ログログ
キリンバズウカ
シアタートラム(東京都)
2010/08/26 (木) ~ 2010/08/29 (日)公演終了
今更ですが
三軒茶は好きな街での観劇。
次回も期待してます。
クモ ≪公演、無事終了いたしました。ご来場ありがとうございました☆≫
どろっぷすプロデュース
d-倉庫(東京都)
2010/08/27 (金) ~ 2010/08/31 (火)公演終了
満足度★★★★
楽しめました
閉鎖された空間で疑心暗鬼になってしまう話は、サスペンスのようで飽きさせない。ラストはどんでん返し、また逆転と最後まで気が抜けません。楽しめました。
ヴィジョン
ミームの心臓
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2010/09/01 (水) ~ 2010/09/06 (月)公演終了
満足度★★★
演技が硬かった
初日という事もあってか、キャストらの演技がちと硬い。とある少女画家の物語。ちなみに当日配布するパンフの「声明」の内容は社会的なコメントが書かれてあって読み応え満点なのだが、ち、ちっさい字だー。。笑)....
ちなみに「出る杭は打たれる」けれど、「出すぎた杭は打たれない」と思う。
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
物語は少女が左手首を切って自害しようとした場面から。
かつて少女は絵が好きだった。しかし、絵画のコンクールで少女の描いた「ジャンヌ・ダルク」が優勝してから彼女の周りは一変してしまう。マスコミは賑わい、世の中も学校も家族も彼女に期待し、少女の母親も少女の才能に溺れ、その重圧に負けてしまった少女は自ら絵を焼いて自殺未遂に至る。
少女は精神病院に入院し、妄想の中でジャンヌ・ダルクになった自分と現在の自分を行き来する。ジャンヌ・ダルクの世界に行った場面で、嫌われ者のロベールと村人を仲良くさせようと仲介するシーンの説得の仕方が面白い。「ロベールはバカだから忠告しても直らないの。そういう場合、賢い人が1歩引いて愛を与えればいいの。皆は賢いのだから出来るでしょ。」とチクリと刺す哲学!笑
悲劇のヒーローと現況に置かれた自分を同調させながら、病院内での場面では鴻上尚史の「トランス」をも盛り込む。ここで登場する天皇は金魚のアロハシャツをお召しになった、イッチャッテル天皇だ。しかし、彼が吐くギャグは受けなかった。苦笑!
少女は母に「私を見てよ。私の才能じゃなくて。」と訴える場面はそこはかとなく甘いと感じた。才能も「私」の一部だからだ。しかし少女の年齢で多くの人から期待されるプレッシャーはあまりにも重く現実逃避しながら「普通であることの幸せを」を噛み締め願う。たまに有名人が「普通になりたい」と訴えるが普通にしか生きられないコッチ側の人間にとっては羨ましい限りだ。笑
こうして終盤、ジャンヌの言葉によって復活した少女は「絵を描かなきゃ、絵を描かなきゃ・・・、私が認められるには絵しかないもの・・。」と言いながら闇から立ち直り「人々に希望を与えるような絵を描くの。」と、しっかりと地に足をついて生きる決意を固めるのだった。
今回は舞台の空間が目立った為、全体的な演出が前作と比較して雑だったような気がする。更にキャストが頭を入り口にぶつけて顔面まで血が滴り落ちて引いた。(・・!)
そしてキャストの演技力の格差が目立った。一人の少女にスポットを当てて物語を丁寧にみついではいたものの、色んな所作を盛り込み過ぎた為か、ワタクシには響かなかった。次回に期待!
ピープル・ゲット・レディ【公演写真アップしました!】
Minami Produce
小劇場 楽園(東京都)
2010/09/01 (水) ~ 2010/09/05 (日)公演終了
満足度★★★
面白い試みだが…
ちょっと危ないサイコ女と言われそうな強烈な個性を持ったあの現実世界の女と、列車を待っているはっきり言ってまったく無個性な夢の中の女とがつながっているように見えない。
Sea on a Spoon
こゆび侍
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/09/01 (水) ~ 2010/09/05 (日)公演終了
満足度★★
うーん・・・
冒頭でなんとなく方向がわかり、そのままいってしまった感じかなあ・・・
ヴィジョン
ミームの心臓
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2010/09/01 (水) ~ 2010/09/06 (月)公演終了
満足度★★★★
勝どきをあげろ!
18歳にして、主宰の引き出しの多さにあきれる。前作とは趣向を異にするので、それを期待すると裏切られる。しかし、劇団の求める「現代社会に生きる希望を確かに感じられる作品」という意味では、同じこと。
帰宅時の電車で、主人公の一年間を、これからを考える作業は楽しい。上演時間だけバタバタしていておもしろい劇団は多いが、後を引きずり噛めば噛むほどおいしい、こういう劇団が大きくなっていくのは楽しみ!
瀕死の王さま Le Roi se meurt
東京演劇集団風
レパートリーシアターKAZE(東京都)
2010/09/01 (水) ~ 2010/09/05 (日)公演終了
満足度★★★
イヨネスコ劇場によるイヨネスコ作品
テンション高めな台詞回しや大袈裟なジェスチャーが、いかにも「演劇」という感じでした。
それをパロディとしてやっているのか、大真面目にやっているのか分かりにくく、どう観れば良いのか悩みました。
音楽はシュニトケの『ゴーゴリ組曲』(クラシックの曲をパロディにした作品)をメインに使っていたので、おそらくパロディ的な意図があったと思うので、もっと振り切れた感じがあった方が良いと思いました。
独特な客席配置で正面性のない空間にしていたのは効果的で良かったです。王さま役の熱演が印象的でした。
戯曲自体は面白そうなので、異なる演出で再度観てみたいです。
Sea on a Spoon
こゆび侍
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/09/01 (水) ~ 2010/09/05 (日)公演終了
満足度★★★★
当選、ありがとうございました。
初めての舞台。
あんな、目の前で演技をするとは思わなく、びっくり!
内容もなかなか面白く、けっきょく最後は人のせいにするのかって、人間の本質をうまく描いた作品だったと思います。
ありがとうございました。