最新の観てきた!クチコミ一覧

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デザート出しちゃってもいいですか!?

デザート出しちゃってもいいですか!?

劇屋いっぷく堂

劇場MOMO(東京都)

2010/10/07 (木) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★★

コメディなのにスリリング
騒動の原因が原因だけに非常に難しい笑いとシリアスのバランスを見事なまでにとる様は高所の綱渡りの如くスリリング。
また、解決に向かいながらももう一波乱ある構造と、そこでのデザート関連のネタも上手い。

愛知のオンナ

愛知のオンナ

Theatre劇団子

座・高円寺2(東京都)

2010/10/08 (金) ~ 2010/10/10 (日)公演終了

満足度★★★★

三演きぼんぬ
70分の中編だけにプロローグの後いきなりハイテンションで飛ばして引き付け、ラストまで逃げ切り、みたいな?(笑)
また、背面の全面ホリゾントを活かしての夕刻の照明表現もステキ。
ただ、エピローグは蛇足ではないが微妙にすわりが良くない気がしないでもない。
で、三演があるとすれば『東京のオトコ』との交互上演がイイなぁ。セット券があればなおよし。

Project BUNGAKU 太宰治

Project BUNGAKU 太宰治

Project BUNGAKU

ワーサルシアター(東京都)

2010/09/30 (木) ~ 2010/10/10 (日)公演終了

満足度★★★★

豪華なお弁当を食べているような。
そんな気分になる舞台でした。現在を未読の自分にはしっくりこなかった作品もあったけど、しっかり太宰色を残しつつ演劇という手法で物語をここまで立ち上がらせられるのはスゴい。

ネタバレBOX

谷演出がべらぼうに良かった。25分間、口がずっと開きっぱなしだった。のめり込むってこういうことなんだな。
火蝶於七

火蝶於七

快楽のまばたき

タイニイアリス(東京都)

2010/10/08 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★

言葉あそびなアングラ
まさにアングラ。だから好き嫌いは割れると思うが、ワタクシはアングラ好きなので楽しかった。
それから、いちいち役者がやってることが面白くて、芝居を観てると言うよりも役者を観察して面白がってしまった舞台だった。こういったお面も皆で作ったんだろうか?とか、もうちょっと露出してくれても良かったな。とか、お歯黒は何を塗るんだろ?とか・・・笑)

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

物語は廓「よだか屋」で働くお七と他の女郎達らの物語。
女郎小屋では今日も男衆を相手に手練手管を披露していた女郎達だが、彼女らは普通の女ではないのを売りに「目が見えない、耳が聞こえない、言葉が話せない、心がない」というちょっとした憐憫と一緒に春を売っていた。

男衆は同情にも似た感情で女郎を見下し、むしろ目が見えなく余計なことは言わないのを好都合と考え、醜男には人気があったのだった。

一方で「よだか屋」のお七に願いや許しを請うとそれが叶う、という噂で祭り上げられたお七に「春を売らずに言葉を売れ。大人になると罪の意識と勘違いが多くなるから、繁盛する」と企むお上さん。(女郎小屋の主)

しかし、女郎のなかには贔屓にしてくれる客を好きになってしまい恋に溺れてしまう女や一目ぼれしてしまう女も居た。そんな女郎をお上さんは商売の邪魔になると引き裂こうとし更に代官の申し入れを受けてお七の身売りを決めてしまうのだった。

そんな代官にお七は因果応報の意味を悟らせ、惚れてしまった吉三郎と自分が幸せに暮らせるように策略するも、今度は吉三郎の気持ちが離れてしまう。禁断の恋をしてしまったお七は抑えられない激情が頂点に達すると廓に火を付けて己の情念と一緒に過去をも燃やしてしまう。

男を操り自分にも客にも大芝居を売っていた女郎達は赤く燃え盛る情念の火でやがて灰になる。

キャッツの導入歌も奏でながら終盤の終わり方は絶妙で伏線もきっちり回収していたが、すこーしだけセットが質素だったため、全体の廓の情景が削がれたような気がする。古い和服を散らばせる工夫やごちゃごちゃ感や、雑多なものが溢れかえっていてもいいような気がした。提灯とか。笑

更に欲をいうならエロいシーンも欲しかった。(欲望!)
Project BUNGAKU 太宰治

Project BUNGAKU 太宰治

Project BUNGAKU

ワーサルシアター(東京都)

2010/09/30 (木) ~ 2010/10/10 (日)公演終了

満足度★★★★

緊張感があって濃密で
競演、競技でもあるため、緊張感のある濃密な20分×4本+トークの20分でした。

ネタバレBOX

20分という制約の中で太宰を語ろうとすると、太宰を象徴する行為を表現するので少し重なったところはありますが、ここ1、2年の太宰をモチーフにした舞台に描かれていたことも思い出したりして、あまり太宰を読まない私にも、太宰が薬物に溺れていたこと、精神病院に入ったこと、盗作騒動を起こしたこと、心中未遂をしたこと、人間皆そうですが内面に明るい面、暗い面を持っていたことなどを知ることができました。

金魚鉢からビニール袋という狭い精神病院に入れられて、またそこから金魚鉢に戻されても、金魚鉢という世間自体が舞台全体からみると何て狭い空間なんでしょう。女性が演じていましたが、金魚鉢の中でひょうきんな男や慎重な男たちが、太宰の心の中でああでもないこうでもないとガラスにぶつかっていたんですね。

総天然色的オールスター総動員、少し緊張していましたか。小説にはモデルがあるのは当然ですが、人の振り見て書けってんですよね。人の日記は文章表現ですから、許可も取らずにそれをまとめるってのは、そりゃあ誰もが素晴らしい作品に仕上げる能力があるとは言いませんけど、やはり太宰の行為はルール違反って言われても仕方ないですね。福寿奈央さんのキリッとした演技が光っていました。

金にルーズで家に帰らず女と遊び呆ける夫、子供に八つ当たりしそうだった妻でしたが、ひょんなことから小料理屋で働き始めるようになって明るくなって、なんかこちらも楽しくなりましたが、元々夫と知り合う前から明るかったのでしょうね。自分を大切にしたいものです。

田舎から出てきた金持ちのぼんぼんが、利用されて、薬物やって、心中未遂して、悪びれて、そして冷静に見ているもう一人の自分がいて、薬物は止められないものなんですねというのは、この間、田代まさしさんのトークショーに行ったばかりだったのに、その後逮捕されちゃったりして、私は煙草を4年前に止めましたけど、煙草を止められないような人が薬物を止めろなんて言っているのが可笑しくて、言うなら煙草を止めてからにしろって、それくらい止めるのは大変なんだから、人間失格にならないためにも薬物には手を出すなってことで、時代は変わって煙草もかっこいいものじゃないから吸ってない人は今更手を出す必要はないですよと。

トークショーの小夏さん、茶系素敵、ブーツ素敵でした。原きよさんの朗読は空気を一変させましたね。江戸弁っぽい迫力がありました。原さんから原きよ賞を言い渡されたときの、谷賢一さんの予想外で驚いた顔が印象的でした。
Project BUNGAKU 太宰治

Project BUNGAKU 太宰治

Project BUNGAKU

ワーサルシアター(東京都)

2010/09/30 (木) ~ 2010/10/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

是非シリーズ化を!!
豪華 でした。

こういういっぺんに色々なものに触れられる企画は本当に素敵。
15mmにも感動したけれど、こっちは普段まったく舞台を観ないひとが劇場に足を運ぶキッカケになる要素が多かった。

太宰をキッカケに演劇に触れる。演劇をキッカケに太宰に触れる。アフタートークゲストに惹かれて演劇を観る・太宰を読む。

観劇人口を増やすような企画があまりにも少ないと感じていたので、とても感動しました。もちろん芝居も面白かったです。

個人的ベストは『HUMAN LOST』

『三姉妹の罠』

『三姉妹の罠』

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

テアトルBONBON(東京都)

2010/10/06 (水) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しませてもらいました。
初見でしたが、期待どおり楽しませてもらいました。話が転がり始めるまでは、う~んと思いましたが転がり始めると怒涛の展開で大いに笑わせてもらいました。なるほどコメディ劇団として評判が高いのも納得の舞台でした。

気付かない奴は最強

気付かない奴は最強

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/10/06 (水) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★★

熱い
開演前の30分で、劇団代表の古川さんの10年を振り返る熱い前説があります。
ある団体を運営する個々の事情、思惑を演出する芝居は新鮮でした。
タイトルの「気付かない奴は最強」とはどう最強なのか、終演ごしばし考え込みました。

ウラの目と銀杏の村【公演終了・ご来場誠にありがとうございました!】

ウラの目と銀杏の村【公演終了・ご来場誠にありがとうございました!】

キコ qui-co.

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/10/09 (土) ~ 2010/10/13 (水)公演終了

ぐんと
溢れ出る熱
想い

特に
清水那保さんの 投げる
こちらへの
剛速球

眠れる森の死体

眠れる森の死体

ワンツーワークス

テアトルBONBON(東京都)

2010/07/15 (木) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

満足度★★★★

不思議な世界
テレビでやったらしいのですが、観ていませんでした。

舞台でも、音楽や映像・照明を効果的に使った演出でとても楽しめました。

お話は、とても不思議な世界でした。

椿版『天保十二年のシェイクスピア』

椿版『天保十二年のシェイクスピア』

椿組

花園神社(東京都)

2010/07/16 (金) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

いやあ凄い!面白い!
花園神社での舞台、初めての体験でしたが、「凄い!」 の一言でした。
そして、面白い! あっという間に引き込まれ、時間のたつのも忘れました。
こりゃあ、来年から毎年観に来なきゃっていう気にさせられました。

サブトロピカル クリミナル

サブトロピカル クリミナル

熱帯

シアター711(東京都)

2010/10/07 (木) ~ 2010/10/10 (日)公演終了

満足度★★★★

気軽に観られるポップなオムニバス。
しゃれた音楽、しゃれたダンスを含んで、明るいオムニバスになっている。それぞれの短編は、問題意識の低い現代人に、落とし穴がいっぱいあることの警鐘だが、テーマ性を前面に出さず、コメディ風味で包み込んでいるところが秀逸。

役者が若手からベテランまでバランスがとれていて、なおかつ、それぞれ個性的。その中で森田ガンツの演技力と、岩崎純子の明るい魅力に特に惹かれた。

夕立【作・演出 赤堀雅秋(THE SHAMPOO HAT)】

夕立【作・演出 赤堀雅秋(THE SHAMPOO HAT)】

劇団姦し

ザ・スズナリ(東京都)

2010/07/28 (水) ~ 2010/08/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

この3人でぜひまた!
那須さんにお誘い受けて、観に行ってまいりました。

終わった後に何ともいえない、感動を頂いた作品でした。赤堀さんの脚本も良かったですし、3人の女性がそれぞれの味を出してとても楽しめました。
客演の方、特に清水さんのユニークな役も良かったです。


ぜひまた、この劇団姦しの次回作 観たいです。 楽しみにしてます。

エネミイ

エネミイ

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2010/07/01 (木) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

期待以上に楽しめました
蓬莱竜太さんの新作ということで、あまり内容もわからず観劇に行ったのですが、大変楽しく観ることが出来ました。

無邪気で邪気なみんなのうた【総製作期間2週間終了しました!】

無邪気で邪気なみんなのうた【総製作期間2週間終了しました!】

ぬいぐるみハンター

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/10/08 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

すごくかわいくて、かなり邪気あり!
今回は、ぬいぐるみハンター らしく大人数で大迫力!!
すごくかわいくて、かなり邪気あり!
歌って、踊って、喧嘩して、恋してエキサイティング!
テンション高くて、もぉ〜楽しい!!

★10/10限定の特別企画公演
『 神戸アキコのひとりでできるもん 』も最高でした!

くわしくは後日。

気付かない奴は最強

気付かない奴は最強

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/10/06 (水) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★★

演技に見入る
ビルの1部屋に事務所を構える社会人サークルの話で、冴えない登場人物たちのそれぞれの思惑が渦巻く作品でした。

あまりドラマチックな展開があるわけでもなく、立ち代わり事務所にやって来る人たちの会話が続くのですが、役者たちの演技が素晴らしく全然飽きることもありませんでした。シリアスなシーンの緊張感はもちろん、日常会話のちょっとした一言から起こる笑いまで、役者のアンサンブルが気持ち良かったです。どの役も一癖あるキャラだけど、それがあざとくならないギリギリのラインでの演技で、リアリティがありました。

丁寧に作り込んだセット(特にエレベーターが演出効果的にも秀逸)も良かったです。窓の外に本当に外部空間があるような空気感が出ていました。

僕の彼女はスナイパー

僕の彼女はスナイパー

演劇部隊Chatter Gang

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/10/07 (木) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★

そんなもんか
なんか物足りず

僕の彼女はスナイパー

僕の彼女はスナイパー

演劇部隊Chatter Gang

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/10/07 (木) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★★

とっても・・・
楽しい作品でした。

以下ネタバレBOXにて。

ネタバレBOX

実際に起こった國松長官狙撃事件をベースに、なかなかよく考えられた構成、展開だったと思います。


あの近くて遠い隣国の秘密警察をイメージさせる謎の組織、面識ない者同士の交換殺人等、幾度か実際に話題になった事件もスパイスに取り入れ、最後まで楽しませて頂きました。


時折挿む時代劇のパロディも、誰もが知ってるメジャーな人物、シーンをコミカルに表現されていて面白かった。
大河ドラマの龍馬が出て来たり、信長の子孫信成の話題でさりげなく笑いを誘ったり、旬の話題を上手く採り入れてるなって感じ。


事件やテーマ、人物が出て来る度に、「あ~、あの・・」とすぐ思い起こさせてくれるのも、最後まで飽きさせず興味を誘われた要因。


またどの役者さんのキャラもとても鮮やかで、埋没する役柄がなかったのも印象的。
比較的幅広い世代の役者さんを役柄に応じて上手く起用されていて、それも安心して観ることができた要素かと思います。


努力してもせいぜい苦笑までしかできなかったのですが、時折挿む、ほんとに、ほんとに、しょーむないダジャレも、まあご愛嬌。


全編飽きることなく惹き込まれましたが、個人的には、度々出て来るシモネタがちょっと・・。
あの手は使うとしても1回で十分。
あれで笑いを取ろうとするのは、少々志が低いように思いました。



一方、肝心の本筋が時々飛んでしまい、どこまでが伏線なのか、少し解り難かったところも。
何度か出て来る白昼夢のシーンも、最初意味がわからず、少々戸惑いました。


ラストのクライマックス、あれはあれで素敵で象徴的なシーンだと思うのですが、そこへ至る物語の密度がやはりちょっと薄いかな。
他の方も指摘されていますが、その辺り、少しオチが甘いと言う印象を与えるのかも知れません。


ただ、それを割り引いても、とても楽しい、よくできた作品だったと思います。


最後、主宰さんの挨拶も、なかなか軽妙でコミカル。
エンターテイメントな作風、作品を大切にして、最後まで観ている観客を楽しませようとする劇団のサービス精神がよく伝わって来て、それも好感が持てました。



最後に、これは劇団、作品には関係ないことかも知れないのですが・・・。

自分が観たのは土曜でしたが、当日は生憎冷たい雨がふりそぼる最悪のコンディション。
確か、気温も前日より急に低くなった日だったのかな。
それもあってか、館内のエアコンが効き過ぎて作品世界に集中できないことも・・。
ジャケットを羽織って臨んだのですが、個人的には少々サブかったですね。

こういう細かい点にもお気遣い頂ければ、もっと嬉しいな・・。


来年は劇団10周年とのこと。

また素晴らしいエンターテイメント、期待しています。
気付かない奴は最強

気付かない奴は最強

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/10/06 (水) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

じわじわと効いてくる
隅々まで舞台装置にこだわりながら、光と闇を操って、シーンが脳裏に焼き付くほど印象的。リアリティのある会話が、不自然さのかけらもない役者陣たちによって繰り広げられ、観終わったあとも心地よいしびれが残った。みなさん素晴らしかったですが、個人的には須貝さんが良かった!

ヘッダ・ガーブレル

ヘッダ・ガーブレル

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2010/09/17 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

主演:大地真央が素晴らしい! 将軍の娘ヘッダが巻き起こす事件の顛末。
プライドの高さゆえに行動したことが巻き起こす、周囲の人間への衝撃の波紋。
とにかく主演の大地真央が素晴らしい。
大規模ミュージカルの主演女優とは思えない、小劇場に合ったキメの細かい心理描写、心の動き。
だからと言って複雑に演じているわけではなく、極めてわかりやすいのに、まさにヘッダそのものの存在を思わせ、その佇まいに貴族のスケールを感じさせる。

奥行きを感じさせる舞台美術もイイ。
非常に内容の濃いパンフレットにも感心。
新国立小だからか、普通なら大きく載るであろう大地真央の写真すら、小さな稽古場風景のショットしかないストイックな作り。

(一点だけ、「普通するかぁ」っていうセリフは現代風すぎないだろうか?)

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