最新の観てきた!クチコミ一覧

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非実在少女のるてちゃん

非実在少女のるてちゃん

笑の内閣

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2010/12/11 (土) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑えたし…
条例や法案など小難しくて苦手な私にも、わかりやすくて面白い芝居でした。

芝居を観て久々に後から、「噛み締めて…反芻して…」って感じで色々考えましたね。
昔はこういう感覚が楽しくて芝居を観てたな。
久々の感覚を、ありがとうって感じです!

TIC-TAC 終了いたしました。御観劇くださった方々、出演者、スタッフに心から感謝しています。アリガトウゴザイマシタ。

TIC-TAC 終了いたしました。御観劇くださった方々、出演者、スタッフに心から感謝しています。アリガトウゴザイマシタ。

anarchy film

新宿歌舞伎町特設劇場(東京都)

2010/12/08 (水) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

ヨリコワールド最高です!
まずタイトルがカッコイイですめっちゃ鳥肌が立ちました!!自分もタイトルシーンの中に加わりたかったです!
それに音楽の壮大さとセットがとても良くて作品の中に引き込まれていきました!
一つ一つの演出にもオリジナリティがあり、ライブハウスからの音漏れなんか全然気にならなかったです!
是非観に行っていただきたい作品ですね!

ネタバレBOX

今回も暗転の数が多かったですが、それを気にさせないストーリーと演出です。それに暗転が長くても明転したときの期待感がありました。
井戸を使った場面転換や幾つものキャラクターの過去が一本に繋がっていく展開も良かったです。
特に強面の夫と上手く喋れない妻のシーンはめっちゃステキでした!!妻の手話を使いながらの「私もあなたとセックスしているよりも、殴られているほうが気持ちいい」という言葉。だから夫も殴らなくちゃいけない、殴りたくなくても殴らなくちゃいけない。DVという問題を愛溢れる形に持ってくる芝居と、メッセージ性いっぱいの台詞。このシーンには最初から最後まで引き付けられました。
そしてピエロの風船パフォーマンスはチャレンジ性のあるシーンとなっています。芝居の生ものとはまた違った生を感じさせてくれます♪
ホントに個性の詰まったカッコイイ作品です!
演劇入門

演劇入門

青年団リンク 本広企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/11/27 (土) ~ 2010/12/13 (月)公演終了

満足度★★★★

演劇との出会いかた
開演前の客席では自分の演劇体験を話し合う中高年観客の声が聞こえてきた。平田さんの芝居を駒場で長年支えてきた常連客たちなのだろう。自分も、無名時代の演劇活動を始めたばかりの平田さんに仕事で関ったことがあるので著書の『演劇入門』はまだ読んだことがないけれど、興味を持って観にきた。
本作は一人の青年の演劇体験の変遷を追体験しながら、観客自身も自分の演劇に対する姿勢を改めて問い直すことができるような優れた企画だと思った。
何人もの俳優が岩井さんを演じるなど、岩井さんの好みの形なのだろうか。本広監督の演出にも興味があったが、特に本広さんらしさを感じ取れなかった。自分だけかもしれないが。

ネタバレBOX

カルチャーセンターでの七五調の台詞の抑揚に特徴ある演劇や、桐朋時代の「熱い芝居」は、同様のスタイルで現在も演じている劇団を知っているので、こうして客観的に解説されると思わずふきだしてしまったが、こういうスタイルがネタにされて笑いの対象になってしまうというのも複雑な気持ちになった。
前者は昔の新劇系がこんな感じだし、後者はアングラ劇団がいまでもやっている。現代口語演劇に慣れた若い観客は、新劇系の演技を「不自然な抑揚」とか「棒読み」と受け取るようで、CoRichでもそういう感想を読んだことがある。
平田さんの「どちらにも受け取れるような台詞の言い方をさせる」という演出法も興味深かった。これについては以前、CoRichで私に教えてくださったかたがいたので、一層「このことなのか」と理解しやすかった。感謝します。
もし現代口語演劇というジャンルがなかったら、岩井さんはいまも演劇をやっていただろうか。彼にとって平田オリザと出会ったことは幸運だったのだろう。
今回、岩井さんの芝居の一場面上演を見て、岩井演出に感じる自分の違和感のようなものも改めて認識できた。岩井さんの芝居は自分にとって「すわりが悪く」戸惑うことが多いのだ。
自分の場合、演劇に興味を持ったのは、小学校で同級生に演劇関係者の子女や学校非公認のサークルを作ってWSをやるほど熱心な子がいてよくエチュードをやらされたこと、中高も演劇が盛んだったなど「学校環境」の要素が大きかった。そしていまも周囲からいろいろ学ぶことが多い。有り難いと思っている。
マイルド・セブンティーンズ・スター

マイルド・セブンティーンズ・スター

椿組

ザ・ポケット(東京都)

2010/12/08 (水) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

「ベタ」だからこそ。
楢原さんの、秀逸な脚本に舌を巻きました。
チャリT企画も何回か拝見してますが、
ここまでの具象セットは観たことがなく。

加えて、いつも野外劇しか観たことがなかった
椿組の劇場公演も初めてだったので新鮮でした。

端的に言って、非常に好み、どストライクな作品でした。
ウェルメイドばんざい!!

ネタバレBOX

正面、一段あがった廊下のセット。窓の外には木々が生い茂り。
左右の扉と、正面上部の鴨居。
壁の張り紙、序盤の廊下を往来する人々。

この作品を観て、やっぱり私は具象セットでウェルメイドでベタな作品が好きなんだなと実感しました。(要するに自分の劇団がだいすきだと言うことか、笑)

終演後、ワクワク感が止まらなくて、後ろで観ていた楢原さんをとっつかまえて「面白かったです!!!」と力説しました(笑)


今年面白かったお芝居の5本に入れたいと思います。

尾崎の生きていた時代を知らない高校生が、尾崎スピリットに触発されて
ギターをかき鳴らす。昔を思い出してノスタルジックになる教師。

確かに、喫煙所のある高校(特に進学校)は現代ないんでしょうね。
でも、稽古場でも劇場でもスタジオでも、喫煙所は思わぬコミュニケーションスポットになっていて
嫌煙家のあたしは、いつもうらやましかった。
だからこそ、今作の舞台でもあるこういった喫煙所は、アリだと思います。(教育上良くはないんだろうけど)
いい場所だなぁ、と思いました。

喫煙所と暗室を守りたい人が3人いて。
排除したい人が2人いて。
中立(かなりのひねくれた、笑)の人が1人いて。
ってゆうバランスもいいな。

田渕さん扮する田中先生のキャラクターがとてもいとおしかったです。
カッパの姿で足を踏まれて、タイツを伸ばして逃れる様子も可笑しくて。

ラストシーンのこっそり一服して見つかって、逃げまどう姿とか
本当に書ききれないですが、ひとつひとつパッケージングして
残しておきたい素敵なシーンが満載でした。

1年の終わりに、いい作品に出会いました。

(…って、楢原さんこんなホンも書けるんじゃん!!って思っちゃいました、笑)
椿版『天保十二年のシェイクスピア』

椿版『天保十二年のシェイクスピア』

椿組

花園神社(東京都)

2010/07/16 (金) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

椿組の迫力
たまたま散歩をしている時に、花園神社でみかけて行ったのですが^^
本当にすごかった!!
まず小屋の雰囲気もなんだか昔ながらな感じできっと江戸時代の見世物小屋ってこんなかんじなんだろうなと♪
舞台も真夏の暑さにも負けない迫力!
ぼくは特に幕兵衛の殺人現場の演出が堪らなく好きでした!斬新だった!!
蜷川もいのうえ版も観てきましたが、椿組のあれはその場で感じなきゃ味わえない魅力を感じました♪

py.

py.

コメディユニット磯川家

pit北/区域(東京都)

2010/12/10 (金) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

満足度★★★★

ワロタw
シュールな笑いが、押し付けでなく、いいあんばい。
欲をいえば、コント一本の時間がもう少し短い方がいいかな。
次回もたのしみにしてます。

空にはあのひこうき雲

空にはあのひこうき雲

リブレセン 劇団離風霊船

吉祥寺シアター(東京都)

2010/12/08 (水) ~ 2010/12/11 (土)公演終了

満足度★★★★

映画関連ネタ満載
映画版バックステージコメディ。
いくつかのシーンに既視感はあるものの、出てくる映画関連の元ネタがかなりわかったこともあり、そんな部分も含めて大いに楽しむ。
また、装置の騙し絵的な部分にまんまとひっかかる。(笑)

さよなら渓谷

さよなら渓谷

演劇企画集団THE・ガジラ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2010/12/05 (日) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

満足度★★★★

「薮の中」
いわば吉田修一(原作:未読)版「薮の中」。
冒頭で別の人物を示唆しておきながら主人公にも容疑がかかる出だしから不安感と緊張感に支配され、以降、密度の高いドラマに引き付けられる。
また、三方囲みで水を張った浴槽まで使う演出も印象的。

猫と針

猫と針

東京農業大学 農友会演劇研究部

農大劇研アトリエ(東京都)

2010/12/09 (木) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

コミュニティ
同好会の同窓会というコアなコミュニティ内の行き違いすれ違い、重なり合いを描く、という物語がまず最初にあって、
それを見た観客がそれぞれの個人史と重ね合わせ、共感なり反感を感じたり、忘れていた記憶を呼び覚ます、
それぞれの観た人々が何を感じられるか・・・・・・
というのが恐らくこの舞台において大事な成果となるのだろう、と思う。
しかし、そのコアなコミュニティ、が成立していなければ、観ている側は戯曲の言葉を聞いているしかなくなってしまう。
今回の舞台では、それが残念。
舞台上の造形、視覚効果は一定の世界を形作ることに成功していただけに、生身の人間がもいったいない、と感じてしまった

ネタバレBOX

もっと「演劇」を楽しめるような気がする、裏を返せば楽しめてないように見えてしまう。
国道五十八号戦線異状ナシ(再演)/国道五十八号戦線異状アリ(友寄総市浪短編集)

国道五十八号戦線異状ナシ(再演)/国道五十八号戦線異状アリ(友寄総市浪短編集)

国道五十八号戦線

サンモールスタジオ(東京都)

2010/12/08 (水) ~ 2010/12/13 (月)公演終了

満足度★★★★

異状ナシ
ラストだと思うと勢いやらで、感慨深く見えてくる。ふさわしい作品なんだな、やはり。

国道五十八号戦線異状ナシ(再演)/国道五十八号戦線異状アリ(友寄総市浪短編集)

国道五十八号戦線異状ナシ(再演)/国道五十八号戦線異状アリ(友寄総市浪短編集)

国道五十八号戦線

サンモールスタジオ(東京都)

2010/12/08 (水) ~ 2010/12/13 (月)公演終了

踊らにゃ損
退廃的な生活風景の中で、一見は若者たちのエネルギーってすごいな~、元気だな~、っていう騒ぎっぷりなのだけれども、なんとなく切なくなった。彼ら、国家とか大きな話題を対象にしながら、その矛先が絶対に届かないことをみんな知っている。何にも変わらないことがわかっていて、パワーを出し続けていたようで・・。それが、60、70年代の闘争していた世代と比べて、闘う相手がどうにもならない遠く大きなモノになってしまった今を感じさせた。ガチガチで、選択肢のないからこそ、しらけないで盛り上がってやれ、そんな若者の賢いパワー享受。

py.

py.

コメディユニット磯川家

pit北/区域(東京都)

2010/12/10 (金) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

満足度★★★★

2回目は更に面白く
初日より完成度は格段に上がってまして、非常に面白かったですし、1回目より大笑いさせていただきました。
特に2本目のコント、初日はギャクとして聞こえさす微妙なニュアンスのエセハングル語が、半分ぐらいギャクと聞こえなかったが、今回はギャクとして聞こえました。また、ギャクとして聞こえたため、斎藤コータのエロイ手つきが生きてました(爆笑)
あとは、ライターネタ(ある1本のなかの一部のシーンですが)は、ガチハプニングもあり、面白さ倍増でした。(物延結さんの、全身タイツも似合いすぎだしww)
ラストのコントも、面白くなってましたね。

いやー、2回目行ってよかったです。

国道五十八号戦線異状ナシ(再演)/国道五十八号戦線異状アリ(友寄総市浪短編集)

国道五十八号戦線異状ナシ(再演)/国道五十八号戦線異状アリ(友寄総市浪短編集)

国道五十八号戦線

サンモールスタジオ(東京都)

2010/12/08 (水) ~ 2010/12/13 (月)公演終了

満足度★★★★

そして「異常アリ」
まず場内入って、異状ナシとはうって変わった綺麗な状態にセットに驚かされる。
観終わって、これは終わりの芝居ともいえるし、新しい事というか始まりの芝居とも言えるなと感じました。
面白かったです。

ネタバレBOX

「さっき終わったはずの世界」
もう、まずは朝倉先輩の暴走が凄すぎ(笑)
そして、中村梨那のぶっ飛び衣装が面白すぎ(笑)
そのためか、15MMで観たときよりコメディよりの仕上がりになってたと感じました。

「テンパってる奴」
もう終始笑いっぱなしでした。単純に面白かった。
また、佐野さんが、異状ナシとはうって変わったキャラがよすぎ。

「三鷹の女」
伊神さんの一人芝居。
面白かったが、前2本が割りとハイテンションできたので、急激なテンション変更にしばらく着いていけず(笑)

「三鷹の男」
ハマカワさんにより一人芝居。
いやー面白かった。
しかし、短い時間ではあったが、役者の負担は相当だなとも思えた。
The Lifemaker【WEBサイトにて舞台写真公開中!】

The Lifemaker【WEBサイトにて舞台写真公開中!】

DART’S

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/12/07 (火) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

満足度★★★★

今回も濃密な物語
前作は実在する渋谷という町を使っての鬼ごっこ的なお話でしたので、場面の描写をリアルに感じる度が高かったですが、今回その点は薄かったですが、物語の展開・内容は、もう手に汗握る展開で、瞬きなどするのが惜しいぐらいでした。
今回も非常に濃密な物語で時間があっという間でした。面白かったです。

嗚呼、青春が僕に輝かない。君にも輝かない。

嗚呼、青春が僕に輝かない。君にも輝かない。

コーヒーカップオーケストラ

明石スタジオ(東京都)

2010/12/03 (金) ~ 2010/12/06 (月)公演終了

満足度★★★

バカらしい面白さ
基本的な物語はありましたが、もうバカらしいけど面白いの方が勝ってました。
ただ、面白いのですが、世界観には入り込めなかったかな。

【AchiTION!AorB】

【AchiTION!AorB】

シネマ系スパイスコメディAchiTION!

しもきた空間リバティ(東京都)

2010/12/03 (金) ~ 2010/12/05 (日)公演終了

満足度★★★★

残りの2エピソードも気になる
残りの2エピソードが気になる~、面白さでした。

ネタバレBOX

詐欺師のエピソードが、ドジな詐欺師を選択しての物語があまりなく、ベテランの詐欺師を選択してその物語の続き的な物語になってたで、少し分かりにくいというか、あれ?、ドジな詐欺師を選択してないような錯覚を感じてしまった。(エピソード的にはどちらを選んでも同じにしたかったようだが)
その他の物語は面白かったです。笑わせていただきました。
小学3年生が見事にはまっていた荻原智子さんもよかったですが、オイラ的にはエヴァな母親を演じたさとう波子さんがドツボでした(笑)
もう、周り気にせず笑わせてもらいました。(お父さんの指を組んで顎をのせる、ゲンドウスタイルもツボww)
想い出パレット~ぬぷぬぷ高田馬場編~【旗上げ公演無事に終幕致しました!ご来場まことにありがとうございました♪】

想い出パレット~ぬぷぬぷ高田馬場編~【旗上げ公演無事に終幕致しました!ご来場まことにありがとうございました♪】

タマコロ

高田馬場ラビネスト(東京都)

2010/12/02 (木) ~ 2010/12/05 (日)公演終了

満足度★★★★

元が男の物語と思えない
小学生のある夏休みの出来事を回想する物語なので、8割ぐらいが小学生時代の物語であったが、演じる女優陣が見事に違和感なく演じきっておりました。
明るく笑えるネタも随所に散りばめられており、面白かったです。

しかし物延結さん、やはり関西キャラか。でも似合うな(笑)

py.

py.

コメディユニット磯川家

pit北/区域(東京都)

2010/12/10 (金) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しかったです\(^o^)/
3回目のコントライブ、面白かったです!!

静かな感じのUMA、結構、好きです。

まぁ、1番は韓国ですが(笑)
好きだわ~、ああ言うの(^_^)

組曲 【満員御礼!】

組曲 【満員御礼!】

劇団MAHOROBA+α

RAFT(東京都)

2010/12/11 (土) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しい作品
各キャラクターが個性豊かで、それらをつなぎ合わせるお話の展開が見事でした。あっという間に過ぎた上演時間。楽しませてもらい、また幸せな気持ちにさせてもらいました!

国道五十八号戦線異状ナシ(再演)/国道五十八号戦線異状アリ(友寄総市浪短編集)

国道五十八号戦線異状ナシ(再演)/国道五十八号戦線異状アリ(友寄総市浪短編集)

国道五十八号戦線

サンモールスタジオ(東京都)

2010/12/08 (水) ~ 2010/12/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

駆け抜けた若者たち-『異常ナシ』
解散公演ということもあるけれど、いろんな意味で思い出に残りそうな作品です。
国道五十八号戦線が本作でグランプリを獲った年のシアターグリーン学生芸術祭は全く観ていないのですが、今回観てこれならグランプリも納得の力作だと思いました。
劇団の解散を知ったのは友寄さんのブログの文章で、彼の胸の内を想像するに、読んでて苦しくなるほどでしたが。
活動期間はけっして長くなかったけれど、「記憶に残る」劇団となることでしょう。
大学の先輩にあたる谷賢一さんが演出し、自分の見知った他の劇団員さんたちも蔭でスタッフとして公演を支えていたようで、厚い友情を感じました。
最初で最後の観劇となりましたが、解散に立ち会えて本当によかった。
HPの劇団員たちの写真を見ても、みんな「面魂」という言葉がピッタリのいい表情をしている。
駆け抜けてきたカッコよさを感じる。
俳優たちは解散後も個々に活動を続けるのだろうから今後の活躍が楽しみだ。

ネタバレBOX

ここで描かれてる「オキナワ」はあの沖縄と思ってもいいし、架空の地だと思って観てもいい、と思った。
現実の沖縄が抱えている問題や日本の核保有、防衛問題も描かれ、社会的な視点もしっかりしているが、笑いもあり、臨場感があって飽きさせない。
オキナワ復帰闘争を闘って挫折を経験した住民のスージー(詩森ろば)が自ら述懐しながらセイテツ(山本卓卓)を説得する場面が特に印象に残った。
彼らの根城の小屋は復帰闘争時代にも使われ、ドアを開けたら、なぜか壁が迫っているが、セイテツはその向こうに何かあると信じて闘いたいと言う。私には70年安保の時代の活動家の若者を連想した。
しかし、ラストのアナーキーで突き抜けたノーテンキな明るさは21世紀の若者だ。そこに救いを感じた。
「何事もヴィジョンがないとダメなんだな」ということを痛感した芝居。現在の政治状況にも通じる。
女優としての詩森ろばを観るのは初めてなのでワクワクした。スージーはシャーマンの能力がある女性だが詩森は力むことなく驚くほど淡々と演じるので、役の人物に信頼感を抱いてしまう。しかし、炊飯器と米を使った妙チクリンな呪術で同じ劇団の浅倉洋介演じる外務省のガモウに米をぶつける場面、風琴工房ファンの私は思わず笑ってしまった。浅倉は翻弄されながら必死に抵抗するさまが面白い。ハマカワフミエが楽天的な南国の娘を好演。
こういう床にゴミがちらかってるような埃っぽい芝居は本来は苦手だが、脚本が面白いので気にならなかった。
観られなかった家族へのお土産と記念に初演のDVDを買って帰りました。自分で公演DVD買ったのは初めて。
記憶に残る舞台をアリガトウ、さらば国道五十八号戦線!

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