私は、またひっくり返りそうになった
んです。4演目で1ヶ月連続公演だとかいううちの、最初の「EGO-WRAPPIN`とメス豚の太股」を観たら、ただただ登場人物が怒鳴り合っているみたいな芝居だったので(キレイな女優さんが多かったんだけど)ひっくり返りそうになった。で、今回も心配しながら観たんだけど、また、ひっくり返りそうになった。ただし、今回は面白くて。舞台中央の3匹の金魚の入った水槽。そのエアポンプの音。ほとんどが薄暗い照明で、しかも演者の表情が影になるようなときも多い。そんな中で展開する、ダークで重い物語。最初から最後まで途切れない緊迫感。深まる謎。どんでん返し。論理的に苦しい印象のところもあったし、最後のシーンの後味は決して良くなかったのだけれど、それでも充分に面白かった!