
男亡者の泣きぬるところ【当日券予約受付中!!】
赤星マサノリ×坂口修一
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2010/12/23 (木) ~ 2010/12/27 (月)公演終了
満足度★★★★★
「男亡者の泣きぬるところ」in→dependent1st
初日観劇。
http://blog.livedoor.jp/aka_saka/
ネタバレナシでどう面白かったかは語りづらい…けどとにかくいろんな「予想」をぶち越えてびっくりするくらいに盛りだくさんで、「予想」を越えた「2人芝居」でした。いろんな意味でお楽しみ満載! 本当におススメです。
現在大阪のみならず東京・北海道と公演予定が決まっていて、「他にも日本全国回ってみたい。海外でもいい」って役者さんが言っててそんな無茶な…と思ったけど、これならホントに海外でも…大丈夫じゃないかな?と思うくらい視覚的に面白いし、シチェーションや心理には不変的なものがあるかも。
とかとかむつかしい話はともかくも「『お芝居ってどんなのだろう』って興味はあるけど観た事無い」な人でも全然オッケーなストレートな面白さですよ。

こ こ ち り【ご来場ありがとうございました!!】
miel(ミエル)
atelier SENTIO(東京都)
2010/12/23 (木) ~ 2010/12/27 (月)公演終了

女優(おんなやさしい)
ろりえ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2010/12/22 (水) ~ 2010/12/26 (日)公演終了
満足度★★★★
剛腕奥山
ものすごい力技。
2時間50分が必要な長さとも、仕掛けが全編に効果的だったとも思わないんだが、
チャレンジ精神と心意気に感心した。
しかしまぁ、スタッフ大変だ。
ファーストシーンとラストシーンが気持ちいい(楽曲の力もあり)。
今回は徳橋さんが可愛いんだよなぁ。

おやすみなさい
うさぎストライプ
アトリエ春風舎(東京都)
2010/12/22 (水) ~ 2010/12/23 (木)公演終了

続・白夜月蝕の少女航海紀
月蝕歌劇団
風紋(東京都)
2010/12/05 (日) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★
レトロ感満載!
正編の10年後を描いた35年ぶりの続編。
全体を支配するレトロ感を堪能したのはもちろん、終盤のどんでん返しの連続に片岡千恵蔵の多羅尾伴内シリーズを、ラストに『明日に向って撃て』を連想してニヤリ。

TIC-TAC 終了いたしました。御観劇くださった方々、出演者、スタッフに心から感謝しています。アリガトウゴザイマシタ。
anarchy film
新宿歌舞伎町特設劇場(東京都)
2010/12/08 (水) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★
心を病んだ人物」の表現が独特で上手い
前々作に次いで2度目になるが、やはり「心を病んだ人物」の表現や大人数のキャストの使い方に独特の上手さがあり、そのアングラ系の味わいも好み。
また、あのおそろしく幅の広いステージに実際は上下左右に繋がっている空間を3つに切り分けて表現した装置もアッパレ。
さらにラストで登場する電車の装置、どうやって出したんだか?

空洞メディアクリエイター
芝居流通センターデス電所
テアトルBONBON(東京都)
2010/12/15 (水) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★
次回に更なる期待
いつもながら不道徳さ満載(笑)だが、個人的な好みから言えば前作に比べてマイルドな気がする分、物足りないような…。
そういえばここの公演、7回目くらいになるが、1勝1敗ペース…ってことは次回に更なる期待か?

スイッチ【公演終了】
東京アシンメトリー舘【閉舘】
渋谷 夜カフェLAX(東京都)
2010/12/17 (金) ~ 2010/12/29 (水)公演終了
満足度★★★★
おもちゃ箱みたいな作品
前回も観たけど、今回はキャスティングが良かった。特に巖大介さんの安定感と存在感が、作品全体を引き締めていたように思えます。初参加の宮崎優里さんも池上崇士さんもうまくて良かった。演出も盛り沢山で楽しかった。もう一度観に行くことにします!

『漂着』福岡公演!!
空間再生事業 劇団GIGA
あじびホール(福岡県)
2010/12/21 (火) ~ 2010/12/23 (木)公演終了
スタッフワークが素晴らしい
長岡さん目当てで。山田恵理香演出は苦手なのでどうかなーと思っていましたが、慣れたのか、大丈夫でした。装置・音響・照明のスタッフワークが素晴らしい!役者さんたちもみな達者で、満足して帰ってきました。

アベニューQ
キョードー東京
東京国際フォーラム ホールC(東京都)
2010/12/15 (水) ~ 2010/12/26 (日)公演終了
満足度★★★★
パペットならではの程の良さ
予想していたより、ずっと面白く、舞台に吸引力のある作品でした。
何しろ、楽曲がとてもいい!!
メロデイも、歌詞も、共に、記憶に残る楽曲がたくさんありました。
人種差別や、性描写等、かなり際どい表現がたくさんあっても、そこは、生身の人間ではなく、パペットなので、インパクトが程好く緩和されて、心への刺さり方が強烈でないのが、救われます。
キャストの皆さん、とても上手だし、久しぶりに、来日ミュージカルで、自分にとっての、及第点ステージでした。

おやすみなさい
うさぎストライプ
アトリエ春風舎(東京都)
2010/12/22 (水) ~ 2010/12/23 (木)公演終了
満足度★★★★
溶けて固まる
舞台空間の上で行われるやりとりに緩やかに溶けていく感覚。
楽しげだったり激しく動いたり。空間にたゆたう感じ。
最後にシーンでたゆたっていた感覚がふっと自分の体に戻る瞬間、 ぞわっと来るものがあった。

Re:トライカクテル
けったマシーン
小劇場 楽園(東京都)
2010/12/16 (木) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★
成長する過程なのかと
前回公演よりも、色々な面で向上がみえました。
ただ、観てきた人の多くが感じておられたように、自分も人間関係の繋がりの狭くてごちゃつき感は感じました。

ロボと暮らせば【ご来場ありがとうございました】
青春事情
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2010/12/15 (水) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★
無償の愛
無情なはずのロボットが、無償の愛を捧げると言う良い話でした。落とし所は、それしか無いと思っていましたが、やっぱりグッときました。

おやすみなさい
うさぎストライプ
アトリエ春風舎(東京都)
2010/12/22 (水) ~ 2010/12/23 (木)公演終了

あなたの部品 リライト
北京蝶々
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/12/14 (火) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かった
硬派なテーマをながらも、ふわふわしながら軽妙に進んで行く感じがして、とても楽しめました。
特にラストは、単純に救いと言っていいのか分かりませんが良かったです。

原野のささめき
NPO法人 魁文舎
スパイラルホール(東京都)
2010/12/21 (火) ~ 2010/12/23 (木)公演終了
満足度★★★★
死者たちの儀式
オペラと題されていますが、歌手は歌詞のある歌はほとんど歌わず、テキストは録音された台詞と字幕で出されるという特殊な上演形態の作品でした。
物語は断片的に提示され、明確には表現されないのですが、父を訪ねて行った土地で死者たちのこだまを聞くという内容で、孤独感や倦怠感を強く感じさせるものでした。
奏者もただ演奏するだけでなく、役が割り当てられていてボディペインティングとボロボロの衣装を纏い、客席内に入ってきて演奏することもあり、舞台を観ているというよりかは儀式に参加しているような感じでした。
ギターやコントラバスは普通に演奏されることはなく擦ったり叩いたりしてパーカッションと共にノイズを奏で、荒涼とした雰囲気をかもし出していました。
トロンボーンは権力者の役を担っていて、それにふさわしい破壊的でかつ滑稽な響きが、この作品の中で唯一活動的であるのが印象的でした。
田中泯さんの死の苦しみを表すようなダンスと子供たちのイノセントな佇まいの対比が美しかったです。
音楽的には新鮮でかつ心のに突き刺さる繊細な音響構成(いわゆる「音楽」とは全然異なるタイプの音です)で素晴らしかったのですが、劇作品として観ると弱く感じました。今回は作曲家自身の演出だったのですが、他の演出家によるプロダクションを観てみたいです。

蛇ヲ産ム
日本のラジオ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/12/22 (水) ~ 2010/12/26 (日)公演終了
満足度★★
単なる家族の視点から見た会話劇
最初は、激しい劇になると思ってましたが、実際は、家族愛、兄弟愛をテーマにした、会話劇でしたね。いい作品ではいえませんでしたが、これも劇団の特色でしょうか。

ベルリン・ドイツ座『野がも』
特定非営利活動法人舞台21
あうるすぽっと(東京都)
2010/11/26 (金) ~ 2010/11/27 (土)公演終了
満足度★★★★★
高水準の、美しい舞台
ドイツ演劇の伝統を担う主要劇場のひとつ、ベルリン・ドイツ座の公演。俳優陣の、言葉を際立たせる技術の高さ、演技のバリエーションの広さに圧倒されました。そして、タールハイマー演出が斬新。斜めに切断された巨大な円筒形の回転装置の上で演技する俳優の姿が、見事に戯曲の世界からエッセンスを抜き出していました。ダメ出しするところが見当たらない、レベルの高い舞台。

その指で
ピンク地底人
京都市東山青少年活動センター(京都府)
2010/12/17 (金) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★
眺めるカンジ
すごく個人的な感覚を、忠実に紡いでいる印象。
その感覚を共有できなければ、どうしたって舞台上を「眺める」ことになってしまいます。能動的には関われない。
サービス精神を排除するなら、もっとぶっちぎってほしいなぁ、と。
センスは感じます。

The Lifemaker【WEBサイトにて舞台写真公開中!】
DART’S
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/12/07 (火) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
境がなくなってゆく
初めてのDART'S観劇でした。
前作を観てなくて、続編なのでわからない部分もありつつ。
そのわからない部分が次第に明らかにされていくにつれ、どんどん引き込まれていって。
次第に、現実、ゲーム、小説、舞台、すべての境がなくなっていくような。
観ているわたしは、果たしてわたしなのか?とか思い巡らせてしまうような。
それくらい迫真の世界でした。
怖い怖いと聞いていたので、実は怖いのが苦手なわたしは恐れおののいておりましたが(笑)
前半はふきだすようなネタもちりばめらていたり。
後半もただ怖いだけではなく、暖かさや胸にくるようなものもあり。
役者さんの演技の観せかたがとても巧み。
それをおそろしく贅沢な見方させていただき、堪能できました。
とても楽しめました。良いものを観させていただき、ありがとうございました!