最新の観てきた!クチコミ一覧

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第2回せんがわ劇場演劇コンクール

第2回せんがわ劇場演劇コンクール

せんがわ劇場

調布市せんがわ劇場(東京都)

2011/02/11 (金) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

CMどうなんだろ?
オープニング前夜祭を観た。開会式では市長及び関係者らの挨拶が短くて本当に助かる。その後本選出場劇団のCM大会が行われたが、こちらは2団体が稽古のため欠席。他の劇団も5分程度なのであまり意味はないように感じた。

また第一回グランプリ受賞作品の感想はトランジスタoneのほうに記録します。

公演時間30分ではやはりもの足りない。演劇コンクールという企画の30分枠なので仕方がないが、きょうび、高校演劇コンクールでも上演時間は60分だ。そのくらいは必要だし、そうでないと観客は満足できないのではなかろうか。



不思議なバーバ

不思議なバーバ

名取事務所

シアターX(東京都)

2011/02/09 (水) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★

おもしろかった!
戯曲が変わってて面白かった。
この作家のほかの作品も見てみたい。
水野ゆふさんおもしろかった。
演出もよかった。

恋する、プライオリティシート

恋する、プライオリティシート

コメディユニット磯川家

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/02/05 (土) ~ 2011/02/14 (月)公演終了

満足度★★★★

ドタバタコメディ最高です。
磯川家は二度目の観劇。
前回の「レストランじゃないっ!!!」のラブコメ感を期待して観ました。

期待通り、いや期待以上でした!
相変わらずドタバタしてるなーって(笑)

笑顔が耐えないお芝居で、気持ちがよかったです!
また次も観たいなーと思わせる。

ただせっかく面白いのに、ちょいちょい隙が見えるのが残念。
最後の方の演出は少しやっつけなんでしょうか?

話の本筋に関わる人たちは全然緻密で良いんですが、
魅力的なはずの脇役陣が雑。もったいない!
あとはネタバレへ。

ネタバレBOX

突っ込みどころは、衣裳がメイン。

・岡野氏のスーツの色とサイズが合わなすぎる。
あんな金融の人いません!私的にはお気に入りのキャラクターで、
せっかく面白いのに…観ていて悲しい。

・プロデューサー堀越氏のセーター。
アーガイルはおかしい。やっぱ無地だろう。
靴もアディダスおかしい。革靴かデッキシューズあたりでしょ?
アディダスだったら衣裳はポロシャツとかにしたらいい。

・甘粕さんの衣裳は絶対に妊婦ではない。
最後一緒にドタバタするのは、許せるけど、せめて衣裳を妊婦らしく。

と、いろいろ書いたんですけど、
結局磯川家大好きなので、あと一回観に行きます。
グレート、ワンダフル、ファンタスティック

グレート、ワンダフル、ファンタスティック

ロロ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/02/09 (水) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★

スイート、エロティック、ファンタジック
ロロの魅力の、ドキドキするような台詞や動きはやはり顕在で、独特な世界観が楽しい。あと、毎回見るたび思いますが役者さんの体の張り方がハンパないっっ!!あんなに暴れて大丈夫なのだろうか。見てるほうは楽しませてもらってるけれども、楽日までケガがありませんように。

ただ本作は、ファンタジー色が強くて、すごく良いなと思うシーンと、ふと我に返ってしまうシーンが混在していて、過去作品と比べると今ひとつって感じました。好みの問題かもしれませんね。

ネタバレBOX

自分の頭を整理したくて、あらすじをまとめてみましたが…うろ覚えでも。でも、思い起こすと、あのシーンはああいう意味があるのでは、って理解が深まって面白いです。そしてあらすじにすると本当、ファンタジー。でも、この荒唐無稽さに観客をひきつけてしまうから、やっぱロロはすごいっっ。

ミラクル男は、空から落ちてきた拍子に女子高生の真琴に持っていた自分の誕生日ケーキをぶつけてしまう。学校に遅刻しそうな真琴はその場をすぐに後にするが、後日再開してミラクル男の作ったケーキが美味しいという所から仲良くなる。

眠りながら死んで腐ろうとしている女子高生の春香は、自分のにおいを探していた。そこに遭遇した、真琴・一穂・せつなさは一緒に探す事にする。せつなさは博士に拾われて色々な動物と融合した生物で人の1000倍の嗅覚を持っているが、その鼻を落としてしまう。

博士が作ったアンドロイドの秋冬は、テープレコーダーを持ちながら街のポジティブな言葉を集めている。砂漠の箱にテープレコーダーを埋めて、また掘り起こすと、春香とテープレコーダーを介して話が出来るようになる。恋をした秋冬は春香に告白しようとするが、グラサンの男にいちゃもんをつけられ壊されてしまう。博士の元にいた志郎丸とせつなさの3人の手で修理され、強くなるための修行をしたが、再びグラサン男にやられてしまい、春香の元に辿り着くと壊れてしまうのだった。力尽きた秋冬からは匂いがして、春香はその匂いを嗅ぐ。

合成獣なので飛べるせつなさや、せつなさのしっぽに吹き飛ばされて宙を舞う一穂や、何故か飛べる志郎丸を見て、真琴は「万物の根源は飛ぶ事にある」と考え、海苔を飛ばそうと試みる。ミラクル男と共に様々なやり方を試したがうまくいかず、ミラクル男はあきらめたが、真琴はやり続ける。その姿に仲間がいつの間にか集まり一緒にうちわで海苔を空に扇ぎ、ついに海苔は空を飛ぶ。空の上でミラクル男はそれを見つける。

誰も生きてないんじゃないかと思うほど人間らしさの無い登場人物が色々なものを探すシーンが続く。冒頭でミラクル男が自ら真琴に投げつけたケーキを食べたり、アンドロイドの秋冬と春香がお互いの匂いを嗅ぎあったり、せつなさの鼻をつけた一穂と自分の鼻をつけられたせつなさがおかしくなるシーンとかエロチックだった。
キョム!【公演終了しました。ご来場ありがとうございました!!】

キョム!【公演終了しました。ご来場ありがとうございました!!】

悪い芝居

駅前劇場(東京都)

2011/01/14 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度

えー。
自分の年齢のせいなのか、若い子って…という感想。
っていうか、演出家のドヤ顔が見え過ぎ(笑)
こういうのが最近のブームなのでしょうか?

役者さんはみなさん素晴らしかったです。
刑事役の女の子が良かったです。もっと良い役でもいいのでは。
良くも悪くも話題には成りそうです。

僕を愛ちて。~燃える湿原と音楽~【沢山のご来場ありがとうございました!次回公演は7月青山円形劇場にて!】

僕を愛ちて。~燃える湿原と音楽~【沢山のご来場ありがとうございました!次回公演は7月青山円形劇場にて!】

劇団鹿殺し

本多劇場(東京都)

2011/01/15 (土) ~ 2011/01/23 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった!
初めて鹿殺しを観ました。
規模がほどほどで、本多劇場によく合っていた。
これくらいがちょうどいい。
ストーリーもウォーミング系で救いがあるので
ほっとしてウルッと来ました。

そしてダンスが異常に上手な人が。観ていて感動。
小劇エンタテインメントとしてはすばらしい完成度。

永野宗典不条理劇場「虚業」

永野宗典不条理劇場「虚業」

ヨーロッパ企画

リトルモア地下(東京都)

2011/01/19 (水) ~ 2011/01/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

すき
虚業の世界観をすきすぎて、2回観た。
2回目はネタバレしてるはずなのに、また新鮮な感覚だった。
中毒性があるのが虚業。不条理。楽しかったです。
次回も永野宗典に期待します!!

投げられやすい石

投げられやすい石

ハイバイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/01/19 (水) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかった!
観劇史上でもかなりの上位の作品に。
演者それぞれ感情が美しくて、打たれました。
ハイバイは初めて観ましたが、笑いの感覚が気持ちよくて、
這い上がれる絶望感が心地よかったです。

グレート、ワンダフル、ファンタスティック

グレート、ワンダフル、ファンタスティック

ロロ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/02/09 (水) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★

様々な広がりを収めたひととき
作り手が舞台に重ねていくものを
知らず知らずのうちに追いかけて、
やがては圧倒されていくような感触があって。

なんだろ、
たとえばシャガールの絵の前で
想いを馳せるような時間がやってきました。

ネタバレBOX

劇場の長辺に舞台が切られていて。
入場するとすでに、役者がひとり舞台にたたずんでいる。

舞台が始まると
冒頭のシーンでケーキが女性の顔面にぶつけられて・・・。
そこから舞台上に様々な感覚や思索が描かれる。

登校の道端にある様々なもの。
それらが次第に舞台を占める要素となって立ちあがっていきます。

六角形のプレートが随所に
プラットフォームのように並べられて。
様々なものがのせられて
舞台に描かれるもののベースというか形へと組み合わされていく。

そこには様々に心に浮かぶ態で
繋がっていく世界があって。
最初は浮かぶものの変遷をただ追いかけていくのですが、
やがて、その流れに取り込まれていくのです。

巡るように繋がるエピソード。
時に広がったり戻ったり、
あるいは示唆に富んだ表現が差し込まれたり。
ステレオタイプに描けば
切り落とされてしまうような感覚が
想いが展開していく道程で
あるがごとくに拾われていく。

アニメを連想されるもの
お伽噺からの借景、
役名からべたに伝わってくるキャラクターのコンセプトなどや、
センチメンタルに沈む想い、
ちょっとしたプライド、
焦燥と高揚・・・。
いろんな色、
どこか独りよがりだったり
子供っぽさも
そのままに・・・。

「秋冬モデル」や「合成獣 せつなさ」といった
名付けや動きにしてもそうなのですが、
それぞれのキャラクター設定に根があって、
だからこそ、
あるがままに移ろい変わっていくエピソードたちを
追いかけてしまうのです。

たとえば「せつなさ」の改造・・・。
付けられた尻尾。
さらにその尻尾は切れたりもして。

記憶を「臭い」と感じる。
匂いを追い求めつづける気持ち。
せつなさにつけられた「鼻」。
沈みたたずむ風情や
海苔を飛ばそうという想いの高まり・・・・。
様々や揺らぎや変化の中で
浮かび上がる端境の今。

飛ぶことやとべないことへの気持ちなども、
どこかあからさまで、
でも、そのそこからの高揚が質感を伴ってやってくる。

シーンが積み重なっていく中で
物語を追うよりも
むしろ一枚の絵を眺めるような感触で
どこかあやふやで、
揺らいで、
かっこよくなくて、
なにか掴みきれないけれど
でも前に進んでいる主人公の今が
あるがままに伝わってくるのです。

それらが冒頭のシーンのリプライズで
誕生日のひと時の刹那に落とし込まれて・・・。
闇のなかで台詞を聴くながで
良い絵が観る者をその前に立ち止まらせるごとくに
舞台上の空気に心を捉われてしまいました。

役者たちには
自らのキャラクターを貫くにとどまらず
舞台全体にテンションを満たすための
献身的な演技があって。
その密度だから、
散らばったり埋もれたりしないニュアンスが
しなやかにやってくる。

これまでの作品に比べて
この舞台は、
若干具象のフラグが若干少なめかなとは思うのです。
でも、だからこそ、
観る側に伝わる肌触りがあるようにも感じて。

終演、
作り手の表現ならではの
思考をすっと乗り越えて
ダイレクトにつたわってくるものにも満たされて・・・。
カーテンコールが終わっても
暫く舞台を見つめておりました。
冬

劇団トゥルーパ

東演パラータ(東京都)

2009/12/02 (水) ~ 2009/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★★


寂しいおはなしでした。わかりやすく割り切れる娯楽劇ではないのですが、シンプルな演出と演技が、じわじわと、こちらの感情を浸していきました。

風来

風来

TheatreGroup“OCT/PASS”

白鳥ホール(宮城県)

2011/02/10 (木) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★

抜群の安定感
20代前半の若手の俳優さんがすごく魅力を増していて、「劇団力」がアップてました。一つのカンパニーで継続してクリエーションを行うことの良い面が出ていると思います。

グレート、ワンダフル、ファンタスティック

グレート、ワンダフル、ファンタスティック

ロロ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/02/09 (水) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★

「若さ」は能力だと思う
「若い」、つまり、「今」に対して誠実に向かい合っている姿を観たように思えた。
それは、決してカッコよくなんかなくって、がむしゃらだったり、もがいていたりする。
カッコ悪いけど汗とかも流したりしてしまう姿だ。

ネタバレBOX

思い切って言ってしまうと、「若さ」は能力だと思う。
そして、「若さ」は、青臭くって、惨めで、薄汚れていて、情けない。
さらに、混乱している。

マコトは、ミラクルオとともに時間に閉じ込められている。つまり、来る日も来る日も同じことの繰り返し。毎日毎日、同じ時間に学校に通って、の繰り返し(毎日毎日、会社に通って、も同じだ)。飛びたいと思うが飛ぶことはできない。「今」の自分は「別」の自分とは違うと叫んでも、繰り返しからは抜け出すことはできない。1年や1カ月や1日さえも長く感じる若い時間にとって、それは永遠の苦痛かもしれない。

セツナサは、博士に身体のパーツをいろいろ付け加えられてしまい、どれが自分なのかわからない。自分の不確かさからくる不安。
博士の側からすれば、自分の好み(セツナサの好みと言うけど)を相手にストレートに投影してしまうことの快楽。

そして、ハルカは、無臭であると言う。それは、「人の記憶」に残らないことにつながってしまう。自分が「ここにいる」ということの証がないのだ。自分の匂いを探して、匂いのないロボットと出会う。

こうした彼女たちが抱えている不安は、若い時間にあって、いつでもどこにでもあることなのだ。
かつて誰にでもあって、それは(たぶん)ずっと同じだったはずだ。
もう十分に年齢を重ねた私だって、若かったときは同じことを感じていたし、今だって、うっかりするとそんな気持ちが、ひょっこり顔を出すことだってある。

クールにと思うイチコと、何かにいちいち首を突っ込んでしまうマコトは、どちらも本音であろう。熱くなることも、もちろんある。

ロロと言う劇団は、そうした、若い時間にありがちな、なんとも言えないモヤモヤ感に対して、誠実に向かい合っているのではないか。
評論家が言う「○○世代」なんていうウソっぱちな世代論から導き出された、「このへんでいいや」的な落としどころに着地させたり、適当に答えを出したりするのではなく、もがいて、混乱して、今考えられる方向に顔を向けたのではないだろうか。

そんなことを感じた。

もうちょっと思い切って言ってしまうと、これは、ドロシーだけの『オズの魔法使い』だったり、ドロシーと一緒に旅をする、心の無いブリキの木こり、脳のないカカシ、臆病なライオンだけの(ドロシーのいない)物語とも言える。
「やっぱりお家が一番」というラストにいたるまでには、後何年も歳を重ねる必要があるのかもしれないが。

多賀麻美さん、望月綾乃さん、山崎明日香さん、森本華さんの4人は、それぞれに託された、役割をきちんと前向きにこなしていて、好感度が高い。また、シロウマルを演じた板橋駿谷さんがとてもいい味。
不思議なバーバ

不思議なバーバ

名取事務所

シアターX(東京都)

2011/02/09 (水) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★

中編不条理劇
ロシアの現代戯曲。わずか65分の上演時間ながら、なかなか味わいのある作品。
スケール感もあるし、テーマもはっきりしている。

ネタバレBOX

ストーリーは、フライヤーにあるとおり(公演をリンクしているサイトに飛ぶと読める)。

わずか65分の中編ながら、うまい役者の台詞バトルによって、観劇の楽しみは十分に味わえたと言っていいだろう。

現実的な世界から、不条理な世界にするりと滑り込み、主人公と同じに苛立ち、不安になっていく。
主人公をそうした世界に導くのは、バーバと言う女性。
この「バーバ」とは、「バーバ・ヤーガ」(ムソグルスキー『展覧会の絵』)のような魔女のことなのかもしれない。ロシアではそれを想起させているのだろうか、ちょっと気になった。

シンプルな舞台だが、バーバの存在感は十分で、いきなり壮大なスケール感に襲われたりする。
そして、さらに、自分の存在への不確実感、不安感を増大させていく。

設定は、ロシアではなく、ソ連時代のようなので、その不条理さは、体制そのものなのかもしれないと、深読みをしてみたり。

ロシアでは、愛称の語尾に「チカ」を付けて呼ぶときには、(異性間だけでなく)愛情を込めているらしいのだが、台詞の中でバーバが主人公を最後に呼ぶときにそれを付けて呼んでいた。これって、日本語にうまく訳さないと(「愛しの〜ちゃん」とか)、少々ニュアンスが伝わりづらいのではないだろうか、と思った(皮肉さを含めて)。
にしても、ロシア人は相手の前を呼ぶときには、愛称以外はフルネームで呼ぶようだ。この間の『ニーナ』もそうだった。名前を入れて会話するの大変そう(笑)。

「ロシア現代劇連続上演シリーズ」の第3作だったのだが、これからも10人の作家を予定しているとのこと。今回観て、少々気になってきたのだ。
恋する、プライオリティシート

恋する、プライオリティシート

コメディユニット磯川家

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/02/05 (土) ~ 2011/02/14 (月)公演終了

満足度★★★

高い完成度のコメディ
とにかく評判が良いので期待して見てきました。
まず、開演前のセットが凄くしっかりと出来てるのに感心しました。

と同時に、きっちりセットを作るコメディは面白いけど目新しさがない、やや古い感覚で終始する場合が多いのでどうなるかな、と思ってみていたけど、オーソドックスなコメディだったと思います。
120分でした。

ネタバレBOX

大きな窓を作って、ビルから飛び降りようとする人を見せたり、エレベーターを作ったり、空間の広がりを感じる作りはとても良かったです。
でも、どうもこのコメディセンスが少し前の小劇場的なもの、という感じであまり心が踊らなかったです。

勘違いやドタバタの連続の末、かなり強引にハッピーエンド。
でも、あれは彼女との結婚のために一生懸命働いて、倹約して1000万円貯めた彼があまりに可愛そうな気が・・・。
結婚すれば、相手が必死になって貯めたお金を全部勝手に使って良いって考え方がどうなのか・・・。

あれじゃあ、あのカップルは結婚しても幸せになれそうもないなぁ。
ゾウガメのソニックライフ

ゾウガメのソニックライフ

チェルフィッチュ

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2011/02/02 (水) ~ 2011/02/15 (火)公演終了

満足度★★

現代アート
「フリータイム」以来久々に見ました。
正直なところ、演出面では「フリータイム」とそれほど変わったという印象はなかったです。
日常会話風に話される言葉。
でも、ずっとモノローグの連続で会話はなし。
セリフを喋る役者さんは身体をゆらしたり、変わったリズムで動かしたり、フラフラさせたり。
芸術としての演劇と見るとレベルが高いのかもしれませんが、舞台上で起こること全てに興味を持てず、セリフにも全く引きつけられず。
約90分、眠気との戦いに終始しました。

チェルフィッチュは演劇ではなく現代アートのパフォーマンスと考えて見に行く心の準備が必要だと感じました。
「それを見た人がどう感じるか」が大事なようなので、漠然としたものから積極的に意味を考えるのが好きな人にはお奨めします。

ネタバレBOX

セットもシンプルと言えばそうなのだけど、単に安っぽく寂しいようにしか見えませんでした。
「世界的に評価の高い芸術作品を鑑賞しに行きたい」方々向けです。
演劇に物語や感情の揺れ動きの表現を求める人には、何のこっちゃな舞台でしょう。

劇団員の山縣太一さんの存在が逆に浮いているように感じられました。唯一人間くさい存在感を出していたからだと思うけど。

あと、チェルフィッチュは現代の日本の若者の姿を表現しているように言われる事も多いけど、岡田さんはもう若者という歳でもないので、もっと成熟したものを作らないと、段々「岡田さんの頭の中だけに作られた現代日本の若者像」になってきてしまっている気がしました。
さめるお湯

さめるお湯

あひるなんちゃら

OFF OFFシアター(東京都)

2011/02/09 (水) ~ 2011/02/14 (月)公演終了

観てきた!
おつかれさまでした。

恋する、プライオリティシート

恋する、プライオリティシート

コメディユニット磯川家

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/02/05 (土) ~ 2011/02/14 (月)公演終了

満足度★★★★

初雪に初見
寒かったけど雪の中、行って良かったと思える、ハートフルラブコメディでした。

磯川家さんの魅力は、この道で生きていく、強い意志と覚悟と努力が、伝わってくることだと思いました。美術含め作品の完成度を高める努力や、価値ある客演を呼んだり、観客への感謝の気持ちや、サービス精神の旺盛さは、凄いと思いました。
特に、『こりっち』への書き込み等も含む、『こりっち』の宣伝も大事なことだと思います。生まれて初めて観劇する方や、誘われた時しか観劇しない方には、『こりっち』の存在自体、知らない方も、いらっしゃると思います。(私自身、一年前は知らず、ネットでいろいろ調べていたら5月頃『こりっち』に、たどり着き、気が付いたら、1年足らずで観劇数100本に、なりそうです。)いろんな方が、今回の公演を機に、他の公演を知り観劇数が増えたり、改めて磯川家の魅力を実感したりと、新規顧客の開拓増員に、なるはず!と思います。新規顧客の開拓増員は、どの業界でも課題のはずですが、演劇界の方々は、あまり興味無いよう?で、とても不思議です。せっかくの公演という最大のチャンスを、活かさないのは、もったいないと思います。そういった意味でも、磯川家の姿勢は、お客様サービスでもあり、演劇界にも貢献してると思います。今後も、期待しています。

ネタバレBOX

あるバーで、常連客の女の子とバーテンの恋愛に、女の子の姉夫婦や常連客カップルのそれぞれの愛の形や問題、店の従業員が絡まり、本当にあった、ちょっと良い話として、物語は進みます。

バーらしい雰囲気作りが良かったです。エレベーターや、非常口から続く窓の外、ピアニストの生演奏と、作品によく合い、活きていると思いました。
ただ、ボトルの本数が多すぎたかな?やや、圧迫感がありました。

ややドタバタ感は、あるものの、力量のある役者さん達なので、楽しめました。豪華な客演の方々を呼べるのも、磯川家の魅力だと、思いました。

当パンの配役名、何て読むのか悩む名もあるのですが、藤生敏太(島岡壱丞さん)と来筑鈴(白石廿日さん・ナイロン100℃)には、名前に真剣な悩みも隠されている。2人の真剣さが、可笑しかったです。
みんな、ちょっと、お馬鹿ップルな面白さの中、久利淳一(菊池祐太さん)が、松舞子(前園あかりさん・バナナ女学園純情乙女組)に、デレデレな感じも良かったです。
前園さんを以前拝見した時、少年の本音を、繊細に演じてたのがとても良く、今回のギャル系天然な感じは、意外な役と思ったが、前園さんの力量を痛感しました。このカップルが、もう少し物語に絡んで欲しかったものの、他の方々の展開に反応する様が、騒ぎ過ぎの様でいて、それ以上の細やかな演技が可笑しく、目を奪われました。

三倉珠(信原久美子さん)の地味めな里香の姉が、赤のドレスで歌う姿の晴れやかさぶりも、良かったです。

ピアニスト(山口紗貴さん)優雅な感じなのに、突然、走りだしたのにも、ウケました。

ラスト、やや強引さもあるが、コメディーならではのハッピーエンドなので、許せちゃうかな?
我儘な三倉里香(物延結さん)のトゲトゲ感も良かったが、もう少し柔らかくなる姿も見たかった。彼女を支えるバーテン迫田智志(渡辺毅さん・ゲキバカ)の、誠実な感じも良かったです。カーテンコール後、迫田が里香をお姫様だっこして、消える姿が素敵!と思いきや、頭ぶつけて、又、笑い!
TheStoneAgeヘンドリックス「富士山ゾンビ」たくさんのご来場ありがとうございました!

TheStoneAgeヘンドリックス「富士山ゾンビ」たくさんのご来場ありがとうございました!

The Stone Age

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2011/02/11 (金) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

まさに唯一無二
夜の公演を観劇させて頂きました。
相変わらず緒方さんの正しい発音の関西弁と、中井さんの自由奔放な演技が心地良かったです。
出演者の方達全員、いい意味で自由過ぎる…と言うかやりたい放題の作品だった気が…。
出来る事なら是非とも続編、または番外編をお願いしたいです…。

サイキックバレンタイン

サイキックバレンタイン

たすいち

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2011/02/11 (金) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★

2/12
前作に続き観劇。チョコ一つに一喜一憂。恋も成就すれば良いが変な勘違いをされると大変な事に。気持を伝えることの難しさ、素直になれない自分にイライラ。正に心理戦と化す。「スペック」必要ですか?

恋する、プライオリティシート

恋する、プライオリティシート

コメディユニット磯川家

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/02/05 (土) ~ 2011/02/14 (月)公演終了

満足度★★★★

初磯川家
初めて観ました。
とても面白くて、でも、ホロッとくるところもあってよかったです。
また、みたいなあと思います。

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