グレート、ワンダフル、ファンタスティック 公演情報 ロロ「グレート、ワンダフル、ファンタスティック」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    スイート、エロティック、ファンタジック
    ロロの魅力の、ドキドキするような台詞や動きはやはり顕在で、独特な世界観が楽しい。あと、毎回見るたび思いますが役者さんの体の張り方がハンパないっっ!!あんなに暴れて大丈夫なのだろうか。見てるほうは楽しませてもらってるけれども、楽日までケガがありませんように。

    ただ本作は、ファンタジー色が強くて、すごく良いなと思うシーンと、ふと我に返ってしまうシーンが混在していて、過去作品と比べると今ひとつって感じました。好みの問題かもしれませんね。

    ネタバレBOX

    自分の頭を整理したくて、あらすじをまとめてみましたが…うろ覚えでも。でも、思い起こすと、あのシーンはああいう意味があるのでは、って理解が深まって面白いです。そしてあらすじにすると本当、ファンタジー。でも、この荒唐無稽さに観客をひきつけてしまうから、やっぱロロはすごいっっ。

    ミラクル男は、空から落ちてきた拍子に女子高生の真琴に持っていた自分の誕生日ケーキをぶつけてしまう。学校に遅刻しそうな真琴はその場をすぐに後にするが、後日再開してミラクル男の作ったケーキが美味しいという所から仲良くなる。

    眠りながら死んで腐ろうとしている女子高生の春香は、自分のにおいを探していた。そこに遭遇した、真琴・一穂・せつなさは一緒に探す事にする。せつなさは博士に拾われて色々な動物と融合した生物で人の1000倍の嗅覚を持っているが、その鼻を落としてしまう。

    博士が作ったアンドロイドの秋冬は、テープレコーダーを持ちながら街のポジティブな言葉を集めている。砂漠の箱にテープレコーダーを埋めて、また掘り起こすと、春香とテープレコーダーを介して話が出来るようになる。恋をした秋冬は春香に告白しようとするが、グラサンの男にいちゃもんをつけられ壊されてしまう。博士の元にいた志郎丸とせつなさの3人の手で修理され、強くなるための修行をしたが、再びグラサン男にやられてしまい、春香の元に辿り着くと壊れてしまうのだった。力尽きた秋冬からは匂いがして、春香はその匂いを嗅ぐ。

    合成獣なので飛べるせつなさや、せつなさのしっぽに吹き飛ばされて宙を舞う一穂や、何故か飛べる志郎丸を見て、真琴は「万物の根源は飛ぶ事にある」と考え、海苔を飛ばそうと試みる。ミラクル男と共に様々なやり方を試したがうまくいかず、ミラクル男はあきらめたが、真琴はやり続ける。その姿に仲間がいつの間にか集まり一緒にうちわで海苔を空に扇ぎ、ついに海苔は空を飛ぶ。空の上でミラクル男はそれを見つける。

    誰も生きてないんじゃないかと思うほど人間らしさの無い登場人物が色々なものを探すシーンが続く。冒頭でミラクル男が自ら真琴に投げつけたケーキを食べたり、アンドロイドの秋冬と春香がお互いの匂いを嗅ぎあったり、せつなさの鼻をつけた一穂と自分の鼻をつけられたせつなさがおかしくなるシーンとかエロチックだった。

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    2011/02/12 12:02

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