最新の観てきた!クチコミ一覧

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べじたぶるーす

べじたぶるーす

劇団光希

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しくリアルな農村群像劇
自然な台詞と程よい声の大きさで、とてもリラックスして見られる劇でした。台詞を噛んだり出だしがあれ?と思うところもままあったが、声の程よさがそれを目立たせなかったかも。ストーリーもいいですが、小さなところまで良く観察されていて、好感度UP。例えば、農作業用の靴。長靴あり、スニーカーあり、きれいに拭いてあるのあり、埃で汚れているのあり・・・・。実際に農村に行って作業を手伝った経験が生きているし、劇団が農村の問題を一緒に考えているのが良く分る。お芝居だけれど、絵空事じゃない、自分の問題ではないかもしれないけれど他人事じゃない、というスタンスがまっすぐ伝わってきて気持ちよかったです。そして、
みんな、色々考えさせられたと思います。私たちが何気なくスーパーで買っている野菜の一つ一つに色んなドラマがあることを・・・こういうのを、いいお芝居というんだろうなぁ・・・・。

INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR

INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR

インディペンデントシアタープロデュース

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/08/04 (木) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★

dスクラップ・ベイビィ
Sun!!×坂本見花

外見はそっくりなのに性格はまるで正反対の良く似た捨て子オズとアズ。二人は即興の物語を街で演じ日々の糧を得ていた。毛布代わりの新聞紙から言葉を広い集めながらオズは世界の成り立ちと隠されたアズの秘密に近づいてゆく。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

きゃわいらしいマスクと実力のある舞台だった。悲しいファンタジーもので、捨て子を乗せる列車の場面や労働として登録される場面は美しい童話の世界だ。

音楽導入、演出で魅せた。惜しむらくはオズとアズの声音が同じトーンのシーンがあったこと。それでも素晴らしい舞台だった。
パール食堂のマリア

パール食堂のマリア

青☆組

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/07/29 (金) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

祈り、とどきました。
観たあと、ふと気が付くとなぜか人に優しくなっている。それが吉田小夏の世界!

INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR

INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR

インディペンデントシアタープロデュース

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/08/04 (木) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★

i或るめぐらの話
山田百次

戦後に飲んだメチルアルコールでめくらになった主人公の半生の語り。自暴自棄になり自殺しようとするところを助けられ、それから精神的に立ち直っていく再生の物語。

ネタバレBOX

津軽弁丸出しの方言での公演だった為に、言葉が解らない箇所があった。それでも、いくつかの聞き取れる言葉と、俳優の佇まいだけで人情劇を演じたが、やはり、完璧に観たいワタクシには少々の不満が残った。
INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR

INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR

インディペンデントシアタープロデュース

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/08/04 (木) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度

h赤猫ロック
ヤマサキエリカ×戎田竜冶
ウエディングドレスで失踪する女、貧しくても明るかった我が家、家族の優しかった記憶、失われつつある原風景に訪れる悲劇を背に嬉しい日も悲しい日も走り続ける。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

説明どおりに、ただただ、30分間をウエディングドレス姿で走りながら家族の事を語るだけの舞台。まったくうねりもなく、これといって面白い展開もなく、ただただ走る。たいした演出もないくだらなさ。

これってどうよ?!観るのが苦痛で退場したかった芝居。きっついわ!
INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR

INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR

インディペンデントシアタープロデュース

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/08/04 (木) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★

bマラソロ
加藤智之×山崎彬×伊藤拓
あれ?「最強の一人芝居フェスティバル」ってはずなのだけれど・・。
AV制作会社で働く童貞男のもとに、幼い頃から知っている隣の女子中学生が家出してくる。性欲と純愛の間に揺れる男。信頼と安心を隠そうとしない彼女の前で、はたして男はどう行動するのか・・。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

舞台上でオナニーシーンからオナニーシーンで終わる。苦笑!
「マラソロ」の意味はマラがちんこの隠語で、ソロが独り、だとか・・。
だから通してオナニーの意味だそうで、男がキモ満点で女子中学生とセックスしてる妄想を下半身とともに膨らますシーンを描写する。

いいのか、こんな猥褻な解説で!苦笑!

全体的に面白い芝居ではない。好みの問題なのだろうけれど、緩く普通な舞台。
ケージ

ケージ

ミームの心臓

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/04 (木) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★

さてどうしたものか
旗揚げから2回目の公演で、シアターグリーンという劇場に進出し、舞台美術も照明も音響もきっちりと準備して、客席もほぼ満席状態という環境は立派だと思います。ただ肝心の作品が高校演劇の域を脱しきれていなかったのが残念です。17歳の時に書いた脚本ということですが、知識や情報量が豊富にあったとしても、それを脚本に起こすためのレベルが17歳の時のままだったことが悔やまれます。「書き言葉」と「話し言葉」は違うわけで、「語る」ことと「説明すること」はやはり別物なんです。時代背景を説明するためにはある程度仕方のないことかも知れませんが、その後もすべての心情を書き言葉で説明されたのでは、物語そのものに感情移入がしづらい。ですから当然役者にも共感することが難しかった。笑いに関しても身内受け的なものが多くて、残念ながらついていけませんでした。とはいえ、まだ2回目です。5年後、10年後にどのように化けているのか、劇団名だけは覚えておこうと思います。

再/生

再/生

東京デスロック

KAIKA(京都府)

2011/08/05 (金) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★

場所と作品があっていた
東京デスロックはもちろんお名前はよく聞いていたんですが、あまり足を運ぶ機会に恵まれず、昨年KAVCでやっていた多田さんが演出されていた作品を拝見したくらいでした。その時は、集めた俳優さんたちとワークショップを通じて作品を作っていたので、どこらへんまでが多田さんの魅力か分かりにくい部分がありましたし、観るにもすこし体力が必要だったように記憶しています。

今回は非常にちいさなスペースで、間近に役者がいるということがとても魅力的に集中力を保っていたように思います。

こういった作品…と言うと怒られますが、観客を突き放したような? 実験性のある? 作風は関西でも増えてきているように思いますが、東京周辺の劇団ではそれが観やすくなってきているような気が近年します。単純に自分が見慣れてきただけかもしれませんが。

終演後のアフタートークもカフェスペースのようなところで、いろんな人とお喋りしながら感想を言い合えたのも、大きなプラスだったと思います。

とにかく、場所と作品がよく合っていて、とてもいい作品でした。

ブループリントの岬

ブループリントの岬

ナマイキコゾウ

「劇」小劇場(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★

見るとタイトルの意味が分かります.
最初の前説の方の雰囲気で,すこしいつもの感じとは違うなとは思いましたが,イーグルなんとかはちょっと笑ってしまいました.
演じている人は若いのですが,なんだか今の若者とは違う感じな演技でした.でもそれも面白かったです.
途中は気の緩んだところもありましたが,途中から急に面白くなり,一気にみれました.
テーマとした、在日 の方の気持ちの一つに触れることができたような気がします.お母さんの気持ちは共感が持てました.
主人公の人の自然体な感じも無理なくてよかったです.
お兄さんは極端ですが,芝居だからいいと思います.
楽しいばかりでなく、こういういいたいことがはっきりしているお芝居もいいと思いました.

ケージ

ケージ

ミームの心臓

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/04 (木) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

新鮮に感動!
全共闘世代と現代の若者が議論する話だとは思っていましたが、このような展開になっているとは考えてもいませんでした。

ネタバレBOX

全共闘世代と現代の若者のどちらもが大学生で、即ちSF仕立てで遭遇するとは思ってもいなかっただけに新鮮に感動しました。

女性闘士が主人公のおばあさんで、男性闘士二人が内ゲバで死んだことになっていたことや、なるほど三億円事件の犯人が捕まらなかった理由などを明らかにするためのイベントだったとは!

私なら2011年の年号を聞くだろうな、ここをスルーするのは不自然だと思いました。更には、自分たちの将来と密接に関連する全共闘運動の衰退についても尋ねるだろうなと思いました。

鳥籠のような山荘のセットは良かったですが、鳥籠のケージと神の啓示は、ああやっちゃったーって感じのつまらない言葉遊び、即ちダジャレでした。

美少女から少し普通の大人になったようなイメージの毛利悟巳さんは、クッキンアイドルが成長して女子大生になったらこんな感じだろうなと思わせるとても素敵な女優さんでした。
「カリガリ紳士」+「ジュリアーノ警部2nd#2」

「カリガリ紳士」+「ジュリアーノ警部2nd#2」

劇団芝居屋かいとうらんま

OFF OFFシアター(東京都)

2011/08/05 (金) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

終盤に起こるシリアスなどんでん返し
ひじょうに素晴らしい舞台だった。鉄橋下を根城とする一件ホームレスの男が、謎のノートを頼りにある事件を追う心理サスペンスだったが、屈折度の高い歪んだシリアスもの。この劇団は岐阜県から毎年、東京にやってきて年に一回の割合で公演するという。来年も必ず観たいと心に決めた。元)新宿芸能社で現)昭和芸能社の中山と高橋を観られて嬉しかった。

以下はネタばれBOXにて。。


ネタバレBOX

ある事件の張り込みの為に、電車の鉄橋下で暮らす刑事のレン。レンの手元にはいつ誰が何の為に置いたのか解らない一冊のノートがあった。そのノートにはこれから起こりうるレンの未来が書き綴られていた。ノートに引き寄せられるかのように、レンを中心に深く関ってくるホームレスらと同僚の刑事・山根。

やがてノートに書いてある通りに事が進むように登場人物たちが現われる。物語が進むうちにレンは暴力団・市川会と政治家・横田を利用する悪徳刑事で山根の妻・ミナに横恋慕する男のように描かれ、「ミナが自分の手に入らないなら、いっそ殺してしまおう」と決心する。またそのように思い込んでいたレンだったが、終盤に、精神病院にレンを見舞いに訪れた山根は狂人と化したレンに、「市川会と横田の内通者だったのは俺だ。それを嗅ぎつけたミナが俺を止めようとして事故にあって死んだ。」と耳打ちする。

しかし、自分がミナを殺したと勘違いして病み狂人となったレンは今も心の闇を抱えながら自分の妄想の世界で刑事として生きている。そこにはホームレスの仲間達と狂っているゴローが居る世界だ。だけれど現実の世界ではホームレスらとその他の登場人物の全てが狂人だ。ゴローは精神科医なのだった。

現実の世界では狂人でも妄想の世界では真逆なのだ。勘違いしながら生きるのも人生なら、どちらの世界が本当なのかも解らない。序盤に撒かれた伏線を終盤で見事に捩らせながらの回収だ。

ゴローの狂人ぶりも屈折した演技力も素晴らしかった。そうして脚本を書いた後藤卓也の物語りも素敵だ。終盤で狂人となったレン役もお見事だった。
前向きに生きようと思いながらも精神的に病んでしまう弱者の病巣の表現力も素晴らしかった。来年も観たい。

『ナツヤスミ語辞典』

『ナツヤスミ語辞典』

演劇集団キャラメルボックス

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/11 (木)公演終了

満足度★★★

ナツヤスミ語辞典ほしいな
小劇場で活躍する役者と有名なキャラメルボックス(の若手陣)、演出も注目の中屋敷という公演だったが、期待ほど満足できなかった。中屋敷演出は語れるほど観てないけど、残念ながら肌に合わないのかもしれない(9月の柿公演は行くつもりだけど)。

もちろんつまらなくはない。イマイチ乗り切れないだけ。

ネタバレBOX

深谷由梨香はやはり良い女優さんだと思う。(柿の看板女優だけあって)
ウラシマ(鍛冶本)とナナコ(渡邊)が柿役者で観たかったかな(乱痴気verだと柿役者がやるみたい)。
ミドリ先生役の川田希は相変わらず美人だったし、コミカルな演技も上々だった。
アオタ先生役の村上誠基も面白い演技だった。ハマッてた。
七味、森下も存在感ある演技で○。

観客は、キャラメルのお客さんより小劇場のお客さんが多かったのかな。そんな雰囲気を感じた。
べじたぶるーす

べじたぶるーす

劇団光希

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

情熱
突飛な事がおきるわけではないが、光希さんの魅力がいっぱいの作品でした。

農業に情熱をかけて従事してる人々と、彼らのいきつけの居酒屋の人々の物語。情熱からの理想や現実は、時に残酷だが、情熱があるからこその実りや、やりがいは、何よりも勝ると思いました。又、それを支えてくれる人々の大切さや有り難さも感じた作品でした。

私の見た会は、皆さん自然で安定した、好演でした。客演陣も好演でした。史枝役(宮本万里恵さん)は、『幸せのカタチ』に出てたよね~おかえりなさい♪史枝の、無邪気さ可愛さ加減が良かった。継続客演、是非お願いしま~す♪

祈る速度

祈る速度

Cui?

新宿眼科画廊(東京都)

2011/07/29 (金) ~ 2011/08/03 (水)公演終了

満足度★★★

中々難解な作品
中々難解な作品。
おそらく、引きこもり(登校拒否)と思われる男性・女性と、
その周囲の人々の物語。
狭い空間の端部分に椅子が並べられているだけで、
同じ高さの狭い空間が「舞台」である。

開演前から、無数の黄色い積み木がY字を歪めたような会場で並べられ、
また、黄色い人型のぬいぐるみ(枕?)も置かれている。

そういう中、必ずしも理路整然としていない台詞が、あるいは元気なく、時には激情的に語られていく心理劇。
もちろん、その台詞や動きは、少々精神病理的…。

ということで、評価も難しいし、観る人ごとに
当然印象も大きく異なるであろう演劇作品である。

私見では、もう少し観る者のイメージを膨らませる方向で
作って行った方が良いかなあ、という気がした。
それから「間」をもっと工夫して…。

しかし、冒頭から出ている黄色い積み木や、
後半に出てくる死んでしまった猫を象徴する赤い積み木などは、
何とも印象的であった。

今後、この劇団がどういう方向に進んでいくのかは分からないが、
良い個性を出していければ、と思う。

クレイジーハニー

クレイジーハニー

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2011/08/05 (金) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

初・本谷さん舞台観劇
とにかく怒濤の2時間15分。
笑えて、目頭が熱くなり、考えさせられ、大変素敵な時間を過ごすことができました。
長澤さんは初舞台初日にも関わらず、長台詞も完全に決めて、リリーさんは(今まであまり好きじゃなかったが)完全にはまり役で、惚れてしまう。そして、ソンハさんの安定感。
このご時世にそぐわないと思われる方もいるかもしれませんが、こんな時だからこその舞台。薄っぺらな言葉をぶった切る、本谷さんの作品。

それにしても、生・長澤さんはかわいい。TVでは観られない彼女が舞台を楽しんでいそうで、これからも舞台に出て欲しい。

滑稽を好みて人を笑わすことを業とす

滑稽を好みて人を笑わすことを業とす

毛皮族

リトルモア地下(東京都)

2011/07/23 (土) ~ 2011/08/09 (火)公演終了

満足度★★★★★

おひゃさま
NHKのおひさまが古き良き時代の乙女たちを毎日みているので、そのギャップでよけい笑えた。
ハプニングも笑いにかえるたくましさを感じた。

spelling09『縁の鵺(よすがのぬえ)』

spelling09『縁の鵺(よすがのぬえ)』

VARNA -The Another Words-

TACCS1179(東京都)

2011/07/28 (木) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★

役者と演出に問題が・・・
千秋楽に観ました。
すでに多くの方から指摘がでているように、役者の実力の問題と、
台本・演出の問題が大きいように思われる。

特に、後者については、唱和部分と、普通の台詞回しの部分とを、
交互に登場させて劇を進行させていく手法が、
まったく上手く行っていない、と思えた。
そういう手法は、例えば武勇伝もののような、もっと派手派手しい
ものの方が合っていると思われるし、最初から最後まで使うのではなく、
「ここぞ!」という場面で、効果的に使うべきではないだろうか?

何となく、そのパターンが見えてきてしまって、
「ワンパターン」になってしまい、飽きを感じさせるようでは、
逆効果になっていると言わざるを得ない。

正直、とても長く感じ、「早く終わらないかなあ…」と思ってしまった。

この芝居では、死ねないながらしかし滅びて行く(行かざるを得ない)者の
悲哀を、特に最後では感じさせるべきはずで、そうであれば、
どういう台本・演出をもっと洗練させたものにして、
かつ良い役者を揃えてみたら、
筋の流れや取り扱っているテーマ自身は良いものであるだけに、
全く違った印象を受けたかもしれない。

【全ステージ無事終了!ご来場ありがとうございました】みきかせプロジェクトvol.3 「流星群アイスクリン」

【全ステージ無事終了!ご来場ありがとうございました】みきかせプロジェクトvol.3 「流星群アイスクリン」

みきかせworks

ワーサルシアター(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★

あずき組
ラムネ組とは対照的に蜂寅企画(初見でした)は、リーディングっぽくなくて台本を持たない方が観やすいと思いました。
本公演も観たいと思うくらい自分にはヒットしました。

今公演の4組の中で一番コンセプトに沿っていたと思われるのが、味わい堂々でした。
リーディングと動きのバランスがとても良かったと思います。
台本を持つと言うルールもカルテだったり手紙だったり凝っていて面白かった。
何より脚本が良く出来ていて、「味わい」らしさがきちんと出ていて楽しかったです。

【全ステージ無事終了!ご来場ありがとうございました】みきかせプロジェクトvol.3 「流星群アイスクリン」

【全ステージ無事終了!ご来場ありがとうございました】みきかせプロジェクトvol.3 「流星群アイスクリン」

みきかせworks

ワーサルシアター(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★

ラムネ組
初みきかせプロジェクト。
チャリT企画も8割世界も本来の力を発揮できていない印象でした。
リーディングとみきかせの違いがイマイチわからず、動きがほとんど無いので、集中力が続かなかったです。

愚鈍起承転浪漫譚

愚鈍起承転浪漫譚

シンクロナイズ・プロデュース

吉祥寺シアター(東京都)

2011/07/28 (木) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★★★

後半の多重的性格が素晴らしい
漢字八文字のお堅いタイトルが付いているだけに、どんな内容なのかな、と思っていたが、ドン・キホーテを素材とした中々面白い内容だった。
劇団を題材にしていて、劇団員対象の自虐ネタなども織り交ぜながら、
芝居が進んでいく…。

私など、演劇は観るだけの人間で、演劇関係者の舞台裏など中々知る機会
もないのだが、やはり一癖ある人間同士(?)、色々あるんだろうな
と感じ入った次第。

初めは、稽古開始前の、ベテラン劇団員の変な習性に、
若い団員たちは引いてしまっているのだが、そこにさらに変な人(?)
姫路が登場する(笑)

自転車の車輪やら掃除用のモップ(?)を持ち、かつ(前の座席でしか
見えないと思うが)鎧はビール缶で作ったもの(ある意味凝ったもの)で、
これも笑ってしまう。

一応、設定では、姫路は演出家らしいが、そういう設定が不要と
思われるほど、ドン・キホーテ(ドン・キショーテ)役に成り切っている。
それで、若い役者はさらに引いてしまい、冷やかに見ながらも、
何とかやめさせようと試みる。
私としては、正直、前半のこの辺りでは、落ち着いている若い役者の
冷やかな台詞が、興ざめに感じられて、劇の雰囲気や進行の妨げに
なっていたような気がした。これがちょっと残念。

しかし、話が佳境に入るにつれ、この話が、ドン・キホーテの話そのもの
なのか、それともその話を「演じている」話なのか、あるいは
「演じるための稽古をしている」話なのか、分からなくなってくる、
というか渾然としてくるのである。

ドン・キホーテも、妄想で自分が騎士と思い込み、そして佳人を思慕する。
姫路も、妄想によってドン・キショーテになってしまったのは、
ある意味同じ現象で、そういう意味で、この芝居が二重(いや三重以上?)構造性を有している。
こういう多重的構造を感じさせる演劇には、そうはお目にかかれるもの
ではなく、貴重な鑑賞体験をしたと思った。

音楽には、クラシックのいわゆる「後期ロマン派」と呼ばれる辺りの曲を
中心に用いられていた。R.シュトラウス(ドン・キホーテも)、マーラー、ショスタコーヴィッチ、さらには、ブラームス、チャイコフスキー等々も。
こういうクラシック音楽の使用は、普通は上手く行かないことが多い。
なぜなら、劇の付随音楽として書かれたもの以外は、そのクラシック音楽
自体、独立した芸術作品であり、劇の内容と齟齬を感じさせられることが
ほとんどである。まして、この作品では、マーラー5番のアダージェット
に歌詞まで付けて歌ったりして…(ふつうは悪趣味になるのだが…)。
ところが、今回は不思議なほど違和感を感じさせなかった。
思うに、その場その場に合うだけでなく、劇全体の雰囲気を醸し出させる
ためにも役立つ曲(の部分)が選ばれていたと思う。
選曲者の音楽の素養の深さと見識を感じさせる。

なお、この作品はR.シュトラウスで言えば、むしろオペラ「ナクシス島のアリアドネ」(あまり有名な作品ではないが)との類似性を感じさせる。
このオペラも、芝居の舞台裏の話が前半(ここの台本はモリエール)で
あるし、この前半部分のドタバタおふざけの後、陶然としたアリアが歌われる辺りも、今回の芝居との共通性があるように思われた。

5Pに近い4P。

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