最新の観てきた!クチコミ一覧

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3人おじさん

3人おじさん

劇団わらく

中野スタジオあくとれ(東京都)

2011/11/25 (金) ~ 2011/11/29 (火)公演終了

満足度★★★★

こっち方面になってきましたね。
しょうもなくバカバカしいところが面白かったです。

ネタバレBOX

前作もそうでしたが、能狂言のような所作ハマってます。

おじさんの仕事がインモラルの摘発って、要するにおばさんの行動をチクることですか。そんな理想のおじさんもあっという間におじいさんになってしまう、命短し恋するなおじさん、非常に寂しい。

女性上役のホトトギスを操りながら眉間にシワを寄たような真面目な顔が素敵でした!

おじさん喫茶ホトトギスの接客・サービス内容を具体的に見せてほしかったですね。

ところで、看板に「゛」をつけるいたずらは何だったのでしょう。消化しきれていないような気がしました。
劇読み!Vol.4

劇読み!Vol.4

劇団劇作家

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2011/11/23 (水) ~ 2011/11/29 (火)公演終了

満足度★★★

「街の灯」見ました
とある今風青年の一週間のお話。ありそうな出来事の中に不条理さと言葉遊びをMIXした脚本で、一時間弱の脚本のせいかなんだか物足りなさを感じた。でもこれで90分もあったらやっぱり退屈だっただろうと思う。「面接」のお話が面白かった。こんな風に腹の探りあいをしないでいい面接だったら楽だろうな~と・・・・。

検察官

検察官

柿喰う客

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/11/12 (土) ~ 2011/11/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

連劇美はすごい・・
自分は・・柿がフランス遠征で出逢った劇団というので、
遠征時の作品(仙行寺で上演した『The Heavy User /ヘビー・ユーザー』)
が割と念頭にあったので、すんなり入っていけた気がします。
(向こうの劇団が全く見たことのない作風の作品じゃいきなり一緒に作れないですもんね・・)

連劇美さんが韓国の劇団ということも頭にあってか、
彼らが演じる劇中の人物たちも、
ロシア人というよりかは、韓国映画などでよく見る類の人物そのままのようにも
自分には感じられて、それらを非常に生き生きと演じながらも全くぶれない韓国人の俳優たちに、凄く力強さのようなものを感じていました。

・・そもそも自分がロシア文学が割と好き(プラトーノフなんか特に・・(苦笑
なため、物語も頭の中に入ってた(・・というかシンプルなストーリーですもんね・・
せいか、日韓の俳優たちが音楽に合わせて存分に舞台上で遊ぶ様子を、
自分も少しリズムを取りながら字幕も全く気にならずに楽しんで観れていました。

ポレシュなんかの上演時とはまったく字幕の印象も違っていて、
小劇場の有利さを実感していました。

・・いや、なんというか、外国であれだけ自信を持って演じられる
韓国の役者たちの凄さを肌で実感できて良かったです。

ディズニー映画みたいに円を描くようでいて力強い動きとか・・。

あと、ボヴェ太郎さんがよく使うような、顔と手を露出させて(あとは黒衣)、
暗闇の中で表情と手とを浮き上がらせる演出もとても良かった。

ハイスクール ハイコー!!

ハイスクール ハイコー!!

チャーミーゴリラ

小劇場 楽園(東京都)

2011/11/25 (金) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★

期待以上のクオリティ
初の作、演出ということで内容まで期待してなかったのが正直なところでした。

冒頭の会話など文章的だなと感じたところはあったのですが、登場人部のかいわさにきゅんとしはじめたと思ったら生き生きとしてきて、素敵な世界を見せてくれました。
ドタバタコメディは見ていて白けてしまうことも多いのですが、飽きさせずずっと楽しませてくれるのはなかなか体感できることではありません。
切なさが入り混じっているのですが、それで感動を取ろうとせず、幸せな気持ちのまま終わることが出来たのが良かったです。

出演者さん同士も仲の良さが感じ取れます。
それも新しい魅力を引き出してくれるキャラクターで、改めて好きになってしまいました。
久しぶりに観ることができた役者さんもいたので嬉しかったです。人徳のおかげでしょうか。ありがとうございます。
1回しか行けませんでしたが、他の日替わりゲストの回も観たかったです…!

また素敵な舞台を見せてくれることを楽しみにしています。お疲れさまでした。

八月のシャハラザード

八月のシャハラザード

ピンポロ

いわてアートサポートセンター・風のスタジオ(岩手県)

2011/11/26 (土) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

大入り
僕が10年以上前、毎週のように盛岡でお芝居を見ていた当時の熱気を、おもいだした客席でした。

ソウル市民五部作連続上演

ソウル市民五部作連続上演

青年団

吉祥寺シアター(東京都)

2011/10/29 (土) ~ 2011/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

「サンパウロ市民」(初心者にはお薦めできない気が・・)
客席の空きにくらべると恐ろしく完成度の高い芝居でした。

室内劇でありながら、そこにうつしだされていたのは、
ドアの向こう側の左翼が潜む街角、
新聞やラジオを通してゆがめられて伝わってくる、戦闘状態の赤く燃える世界、
階層化が進行し、同じ日本人同士でも差別化が進みつつある現実。

あえて会話劇の形をとりながら、ひとつひとつの歴史を直接描かず、
コトバの陰影だけで世相を描ききっている。

ただ、何気ない言葉の端々を拾い上げながら、常に想像をめぐらせないといけないので、
ただなんとなくテレビだけ眺めていればいい状態から
いきなりこの行間の世界に飛び込むのは、
なかなか骨が折れるに違いないと思ったり・・(というか眠くなるのでは?

ちなみに、この作品だけ観ても十分に楽しめるとので、
観る順番をわざわざ最後に回す必要はないと思われます!

時間の空いた方は是非!(別に営業ではありませんがこの日は空席が目立ったので、つい(汗

たった一人の戦争

たった一人の戦争

燐光群

座・高円寺1(東京都)

2011/11/18 (金) ~ 2011/11/28 (月)公演終了

満足度★★★★

みてきました!
導入部分は好きです。10分間、私たち観客が舞台上に立ちっぱなしでしたが、別世界につれていかれました。
SF、ダム、原発、ちょっと情報量が多かったように思います。

深呼吸する惑星

深呼吸する惑星

サードステージ

紀伊國屋ホール(東京都)

2011/11/26 (土) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★

見なかった間が悔やまれる
やっぱりメジャーになった劇団は違うなと思った。
芝居自体は、最近観ている小劇場と、そんなに大きく違ったことはしていない。(最近観ている方が第三舞台や他の先達の真似なのかもしれないけれど)むしろ、芝居の内容は、古くさい印象すら与える。
しかし、多くの小劇団が客を呼ぶのに汲々としているのに比べて、紀伊國屋ホールは満員御礼、カーテンコールは鳴りやまない。
三回のカーテンコールの後、大高洋夫が出て来て「明日もあるから、もう帰ってください」というのに、まだ呼び出す。
みんなが「第三舞台のサヨナラ」というイベントを楽しんでいた。

私が初めて第三舞台を見たのは、およそ四半世紀前の「朝日のような夕日をつれて」で、まさにここ紀伊國屋ホールだった。ホールは、あの時とちっとも変っていないのに、舞台の上の人たちは、私と同じだけ、ちゃんと年を取っている。
実は、あれっきり観ていなかった。
ちゃんと追いかけて観ていれば、このイベントをもっと楽しめたのにな。
残念。

ネタバレBOX

筧利夫と大高洋夫のダンスや、長野里見の着ぐるみなど、昔を知っているからこそ、会場はおお受け。
お芝居ももちろんそれなりに面白いんだけれど、8400円(+プレミア)というチケット代は安くはない。
今時の人代表で入った高橋一生は、やっぱりちょっと浮いている。
(しかたないよね、他のメンバーの80年代オーラが強すぎるんだよね。ところで、あの常に笑いながらしゃべっているのは演出ですか?)

それでも、観る価値はありました。
偶然でも、この劇団の最初と最後に立ち会えたというのはラッキーだと思います。

テーマは、意外にも良く伝わりました。
鴻上尚史さんの大学ノートに書きなぐったような(修正テープでの書き直しあり)「ごあいさつ」があって、上演前に読めたので良かったです。
これ、本当にコピーですよね。直筆のコピー、却って貴重な感じです。

「祖国なき独立戦争は始まる」
あの言葉の対となる答が、この筧利夫さんですね。

直接会えなくても、思い出して会話できるというのは、完全な喪失ではないということ。人の死にたとえていましたが、「第三舞台」もそういった存在でありたいということですよね。

昼間、「日本の問題」という4劇団によるお芝居を見たばかりだったので、支配を受ける惑星は、日本人個人でもあり、日本という国自体にも見えました。

さようなら。ありがとう。
オアシスの旅人たち

オアシスの旅人たち

ぱるエンタープライズ

TACCS1179(東京都)

2011/11/25 (金) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★

笑って泣きました!
27日のAキャストを見ました。

お芝居をそんなに見たことがないのですが、とても面白く、随所で感動しました。

ネタバレBOX

かおり役のあの叫びにはぐっときましたし、由希が自ら死を選んでいってしまうところは自然と涙が出ました。
ゾンビが実はバイトだったオチも良かったです。

でも正直、主人公の人の演技はうまくなかったので残念でしたが、全体を通して、とても楽しい時間でした!

黄金時代(仮)~【公演終了致しました。皆様、有難うございました。次回作もご期待下さい。】

黄金時代(仮)~【公演終了致しました。皆様、有難うございました。次回作もご期待下さい。】

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2011/11/19 (土) ~ 2011/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★

こーゆーの好き
ホントいろんな所で凝りまくっていて、劇中世界に惹きこまれました。こんなワクワク感のある芝居は実にいいですね。ちょっと難を言えば、後半謎解きの部分で少し冗長に感じたこと。自分が気に入った芝居なのに、客入りが寂しかった(自分の観た回は10人程度か)のは残念です。もっと多くの人に観て欲しい。

日本の問題

日本の問題

日本の問題

ザ・ポケット(東京都)

2011/11/27 (日) ~ 2011/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★

B班観劇
劇場にはいつも開演30分前には到着するつもりで動いてます。
この日もその計算で武蔵小金井の駅に着きましたら、たった今高円寺駅で人身事故があり中央線が上下とも運転停止、復旧時間は約1時間後の13時40分と言うじゃないですか!
その時間からじゃ絶対に14時に中野には着かない。振替輸送のバスも中野方面には無い。呆然としましたら、一緒にいた家人が言いました。
「ひと駅でも中野に近づいておこう」
はい、歩きました。中央線の一駅区間って、都心と違って結構あるんですけどね。
それで、電車時間にして5分ぶん稼ぎ、この事故を考慮して開演時間を10分遅らせていただけていたことのダブル効果で、幸いにも最初から見ることができました。
関係者の皆様、ありがとうございます。
会場内でお待たせしていた皆様には、すみません。

さて、お芝居。B班から観ました。
思っていたよりも、わかりやすく楽しめました。
震災の後だからか、設定は似たところもありましたが、受け取るメッセージはそれぞれ違いました。詳しくはネタバレで。

行って良かったです。歩いた甲斐もありました(笑)
A班も楽しみです。

ネタバレBOX

「指」

一緒に見た家人は「まんま羅生門じゃん」とパクリ扱いでしたが、私はそうは思いません。まさに3.11後の東北で「羅生門」に通じる行為をした人がいるという事実。それが「日本の問題」だといわれたら、その通りだと思うのです。
最近、電車のつり革広告から「物事の善悪の基準」について、真剣に考える機会がありました。私は「他人を幸福にすることかどうか」と定義してみましたが、あっさり矛盾を突かれました。
そんな後なので、この芝居で女が「何が良くて何が悪いことかって、他人に決めてもらうことじゃない」と言ったのが、とても印象に残りました。

ただ、叫び合っている会話はいただけなかった。
夜明け前のシンとした東北のがれきの中、もっと押し殺した会話の方が、濃密な世界になった気がします。
叫びあって言い争っている時間を無くして、心理面を掘り下げてくれたら、より良い舞台になったと思います。



「日本の終わり」

東京には田舎の神童が集まるれれど、必ずしも全員が優秀な働きをしていないというのは、この間まで勤めていた会社で痛感していたので、大きくうなづきました。それを地元に強制送還するという発想は面白く、「日本解散」もインパクトありました。
でも、女子高校生の「お父さんが末期癌で」のお涙ちょうだい的演説から急にシラケました。
「触れられるところまで」が世界ってのは、どうなんでしょうか。300藩に分けても全員と触れあうのは無理だとおもいます。
『地縁血縁が無くなってきた今だからこそのネット縁』という方が、むしろピンときます。ミク友たちとは「70過ぎたら生死確認つぶやこうね」とか言いあってます。「生きてるなう」みたいな。



「枯葉によせて(仮)」

本当の家族と偽の家族とか、分離と再会とか、無防備な女子高校生と完全防御の風俗嬢とか、パワフルな母さんと寝た切り父さんとか、色々と対比させているのは面白いのですが、いかんせん私は「テ●キ」とか「チン●ン」とかを連呼するような芝居は嫌いなのです。すみません。



「甘えない蟻」

働き蟻の法則、(パレートの法則とたまに一緒に語られますがちょっと違います)『働き蟻の中でも本当に働いているのは8割で、あとの2割は働いていない。この2割の蟻を取り除いても、今まで働いていた蟻の中から働かなくなる蟻が出て来て、結局、全体の中で働いている蟻は8割になる』というものです。
この話を聞いたとき、最後まで働き続ける蟻というのはどういう蟻なのかなと思いました。
幸雄さんはそんな甘えられない不器用な蟻だったんですね。
「もっと甘えていいんだよ」「甘える自分を許していいんだよ」というメッセージは、疲れた日本人にグッとくると思います。誰にも甘えられずに自殺していく人たち、これも「日本の問題」の一つですよね。

しかし、パソコンのスクリーンセーバーに「幸雄」の名前があったのは、興ざめ。
あれは遺書なんですか?遺書だとしたら、スクリーンセーバーというのは奇をてらいすぎだし、幸雄の人物を想像するに、違和感があります。
思わず漏れたつぶやきとした方が沁みます。その場合、名前は不要です。


色々書きましたが、いつものように個人的感想です。
面白い芝居をありがとうございました。
20分という短い時間のなかに、これだけのメッセージを込められる皆さんはやっぱり素晴らしいと思います。
2時間のお芝居も見に行きたいです。
ノーアート・ノーライフ

ノーアート・ノーライフ

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2011/11/05 (土) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★

対象年齢25〜65歳
2幕、しょっぱなから最後までプレッシャーをかけ続ける演出。
考えさせられる時間が充分にあって楽しめた。
逆転の構造を重ねて重ねてくる。

演出の方はシャイな方なのかな、1幕がやや長い。

1幕は笑い。観客が訓練されている印象。笑いが分からなかった。

源氏物語

源氏物語

ドワンゴ

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2011/11/16 (水) ~ 2011/11/23 (水)公演終了

満足度★★★★

紫式部物語
非常に面白い。
脚本が良い。

芝居好きにも観に行って欲しい舞台に仕上がっていた(数人のキャストの問題は除く)。
客をあまり選ばない内容だった。

十二人の怒れる男たち

十二人の怒れる男たち

俳優座劇場

俳優座劇場(東京都)

2011/10/12 (水) ~ 2011/10/12 (水)公演終了

満足度★★★

ラスト
建築家役が部屋を出る直前の芝居が印象的だった。
台詞のない良い芝居。

雑種愛

雑種愛

角角ストロガのフ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/11/24 (木) ~ 2011/11/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

ただ事ではない!!
本音と建前を使い分けず、欲望に忠実であり動物的で本能的でもある常識から一歩ズレた人間模様と主人公のピュアネスの対比が万華鏡のようにくるくると鮮やかに彩られ、夢から突き放されても尚、夢のなかを永遠に漂っていてるようなあの感覚をあんな風に描けるのはすごい。

ネタバレBOX

早熟性早老症を煩うひとりの少年と彼をとりまく世界のはなしが少年の自室、リビングルーム、病院の診察室、バイト先の漫画喫茶のカウンター/フロアー、路上というあらかじめ、舞台装置によってセッティングされた6つの場所で展開される。
それはなんだか青年の脳内を具象化した迷路のような雰囲気で、これらの場面が同時多発的に描かれることにより、物語がより重層的で複雑な構成をなす。
このような方法自体には斬新さや新鮮味はないかもしれないが、その空間設計や、横断する群像の描き方は一目で角田さんのものだとわかる独創的な世界観だ。
それは愛されたいのに、愛せない、愛したいのに、愛さない。なんてアンバレンツだったり、どうして自分ばかり?という身のつまるおもいがするような過剰な被害妄想からはじまる。
そういったフラストレーションの『種』の蓄積が意識下に宿るエゴイズムに触発されると、正しいとされてきた『常識』から意識が一歩ズレる。
そのズレによる溝は歪みを生み、それは深くなるごとに本音と建前を使い分けるという『理性』を失い、欲望に忠実であり動物的で本能的でもあるという『新しい価値観』が『開花』する。
しかし本人たちはそれに気がつかない。
『エゴ』はあらゆる喜怒哀楽をしのいで増殖していく。
そしてエゴに染まった人間は善悪の判断がまったくつかない。
だから、出会ってはならないひとと出会ってしまったときに運命を感じてしまったり、やってはいけないことをすることに美徳を感じる。それらに良心の呵責は伴わない。
だから、行き着く先は破壊であり、破滅的でもある。
それを、ギリギリのところで食い止めるのが主人公の少年のピュアネスだ。
しかし、ピュアであるが故に彼はある罪を犯してしまう。
『愛されたい気持ち』とは『エゴ』にしかすぎないのだろうか。
そしてそれは、愚かであるものか。

この作品はそんな風にしか生きられない人間たちの暴力的な不器用さが右往左往するさまを、まるで蟻の『生態』を観察するかのような視点を観客側に持たせて快楽を与えていた。
終盤、突拍子もない事故で少年の父親死んだり、彼の恋した女の子が実は年をとらない病気だったという驚きのカミングアウトは「もっと酷いことが起こればいい。」「ここで人が死んじゃえばいい。」という観客側の『エゴ』に応えるためのサービスだったのだろう。
そんな『ありえないこと』がつづいていく妄想チックなドラマに家族、恋人、障害というシリアスな問題を乗り越え、生まれ変わろうとする少年の心象風景が『草原の芋虫が羽化する瞬間にみた夢』としてメタ化され、その夢が現実に突き放されて、誰かに踏みつぶされたとしても尚、夢のなかを永遠に漂っていたい願望やその心地よい感覚を、記憶のフィルムをひきのばしてなんども再生しているかのようにも受け取れる。そんな風にして、観る者の想像力を羽ばたかせる角田さんのセンスはやはり、すごい。そして、それは、唯一無二のものだ。
オアシスの旅人たち

オアシスの旅人たち

ぱるエンタープライズ

TACCS1179(東京都)

2011/11/25 (金) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

初めて観ました。
舞台というものを初めて観ましたが、とても感動しました。
そして、面白い、笑える部分もたくさんありました。

是非、また観てみたいと思いました。

オアシスの旅人たち

オアシスの旅人たち

ぱるエンタープライズ

TACCS1179(東京都)

2011/11/25 (金) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★

バーオアシス
面白い話しでした。

新人さんが多い公演でしたので、これが芝居の上手な方でやったらどうなるのかな?是非、やってみてい欲しいです。

帰ってきた ザ・バックストリート・シャイニングス

帰ってきた ザ・バックストリート・シャイニングス

スクエア

HEP HALL(大阪府)

2011/11/02 (水) ~ 2011/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★

すみません!
遅い感想になりますが、ダメダメサラリーマン楽しかったです。つい賛同して、先日東京に行ったとき、そこで乗り換えなくても!の大手町でワザワザ乗り換えを実行し、ありえへんやろ!体験をしました。ダメダメ共感路線。。。続行お願いしたいです。

駄々の塊です

駄々の塊です

悪い芝居

ギア専用劇場(京都府)

2011/11/02 (水) ~ 2011/11/09 (水)公演終了

満足度★★★★

ザワザワ
感想が遅くなりました。アートコンプレックスでの公演は音声が聞き取りにくい部分もあったのですが、観劇後1か月近く経った今も、鮮明に印象が残っており、心ザワザワです。

雑種愛

雑種愛

角角ストロガのフ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/11/24 (木) ~ 2011/11/28 (月)公演終了

20111128
201111281330@王子小劇場

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