最新の観てきた!クチコミ一覧

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お目出たい人

お目出たい人

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2011/12/20 (火) ~ 2012/01/27 (金)公演終了

満足度★★★

さすがに評判の良い劇団ですね
Corichの評判を見て本日観劇しましたが、流石に評判の良い劇団だけあって、演技は皆さん一流の方ばかりでした。ストーリー展開やセットもよく、楽しく拝見させていただきました。あえて一言言わせていただければ、動きが少ないお芝居だったので、途中で少し冗長な感じを受けました。しかし後味の良いお話でした。

no title~ノータイトル

no title~ノータイトル

発条ロールシアター

タイニイアリス(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

サムとアッくん
ショート。単純に割り算すると1作5分位か。観進めて行く内面白いドラマに膨らむ構成が楽しい。面白かったです。

時刻表のない駅

時刻表のない駅

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2012/01/21 (土) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★


荻窪閉館以来。少々社会派のテーマ。例によって感動の盛り上げ方がよい。立ち位置、照明、セリフの細かいところでちょっとだけ粗があった。お茶の味わい。

お伽草紙/戯曲

お伽草紙/戯曲

劇団うりんこ

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★

なかなか楽しめた
個人的には、なかなか楽しめた。
創立約40年の歴史ある劇団。
本格的であり、たまにはこういう芝居もいいと思った。
上演時間90分。

ネタバレBOX

公演前の老人の方の味のある語りは、なかなか面白かった。
話ながら途中で急に静かになり、「あっ寝てしまった」と言っていたが、
本当に寝ていたのかな(笑)

この方は舞台途中で、急に歌を歌うのだが、味わいがあって面白い。
一見、舞台を邪魔しているようにみえるのだが、趣があった。
こういう感覚は初めて(笑)。

舞台美術がまた楽しい。客席前まで動いてきたのは、驚いた。
乳首鎹【ご来場ありがとうございました】

乳首鎹【ご来場ありがとうございました】

桃尻犬

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★

達磨
前作を観て心の準備ができているので、「なんだこりゃ」とは思うところ無く面白く観劇。人の性癖を変態って言えないし個性的で有りと感じて苦笑。

乳首割の写真をチラ見して座席へ。

ネタバレBOX

生きている(動く)達磨を観た!!渡辺さんを見て思った。
熱海殺人事件~モンテカルロイリュージョン~

熱海殺人事件~モンテカルロイリュージョン~

THE EDGE

EPOK(大阪府)

2012/01/20 (金) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

髪切りデスマッチはいらない。芝居がかわいそう。
髪切りデスマッチが前面に押し出され、芝居が陰に隠れがち。だから芝居を観たいと純粋に思った人の足が遠のいてしまった感じです。ですが、芝居は4人が織りなすシンプルだからこそ広がる、素晴らしい芝居でした。芝居だけなら☆5です。それにしても髪切りを楽しみに見に行く人なんているのだろうか。そのような人が居たら、芝居は合わなかったかもしれません。

風に乗れ!私の想い…

風に乗れ!私の想い…

演劇集団Nの2乗

中野スタジオあくとれ(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★

有り難う
最近は小劇団もレベルが上がって来てる。特にキラキラした存在がいるわけではないけど、キャラのバランスが良く芝居もなかなかイイ。
リアル狙って、それがいい具合に乗っかっている。まぁそうそうご都合よく、理由ありのみんなが一箇所に集まってくる・・・・・はないと思うが、話としては上手くまとまっていたと思う。
なにより、前向きなラストに“有り難う”と言いたい気持ちになった。






乳首鎹【ご来場ありがとうございました】

乳首鎹【ご来場ありがとうございました】

桃尻犬

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★

真剣なふざけ方
面白かった。学生演劇みたいにゴチャゴチャしたように見えて、全部ちゃんと作り込まれていたと思う。十分な技術をもって馬鹿なことを真面目にやっている感じ。まあ、内容はほとんど無意味だったと思いますが。

お伽草紙/戯曲

お伽草紙/戯曲

劇団うりんこ

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★

多重構造の投影がなんたら
お伽話→太宰治の小説→舞台化 という多重構造があるせいか(どうかわかりませんが)奥行きの深さを感じる作品ではある。ただ観客として受け止めるのはそれらの重なり合った投影図であるため、そこからもとの深さを測るのはかなりの観察眼を必要とするだろう。つまり私には難しかった。ただ幻想的な雰囲気を表面的に味わうことしかできなかった気がする。それはそれで良かったけれど。

ガールズロック!

ガールズロック!

lovepunk

テアトルBONBON(東京都)

2012/01/17 (火) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

268(12-021)
19:00の回、今夜は音楽モノ、チラシでは楽器を持っていますが、実際に演奏したのはアコースティックギター、どこのギターでしたでしょう、ヘッドにカポをとめているのでよくみえませんでした、焦茶のサンバースト…あっと、もうひとつトライアングルがありました。女性のバンドあるいはメンバー(ヴォーカルのみは除く)というと…ライヴをみたのは、SHOW-YA、M.ジャクソンのG(Jennifer Batten)、J.ベックのB(Tal Wilkenfeld)、オリビア・ニュートン・ジョンのB(Gail Dorsey)くらいです。ランナウェイズとかS.クアトロ、K.キング(キャロルじゃなくて、カーキ)あたりは聴いていました。ちなみに、クラシックの場合、ピアノもヴァイオリンも女性しか聴きに行きません…(爆)、指揮者はさすがに西本さんおひとり。

ネタバレBOX

フォークvsロック。アコースティックもエレクトリックもどちらも好きですし、ヴォーカルが女性のロックもよく聴くのでとてもお得。J.ヘンドリックスはちゃんと左利きでしたね。お話の内容はあるようでないようで…はじけたパフォーマンスを楽しませていただきました。でもですね、終わりかたとして男どもをひれ伏すくらいのノリがあったらいいなと思いました。でもでも、男の役者さんいないですし、難しいですね。

マイクを通した時、もっとライヴ会場っぽい音にするとさらに雰囲気でたとおもいます。
オオカミトラム ●望という名の電車

オオカミトラム ●望という名の電車

UDATSU

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/01/20 (金) ~ 2012/01/24 (火)公演終了

満足度★★

期待しすぎたか
「観てきた!」コメントを見て,面白いんだろうと行きましたが・・・。期待を高めすぎたのでしょうね。自分には合わなかったようで,残念な結果となってしまいました。蛮勇というのならもっともっと弾けてほしかったです。

乳首鎹【ご来場ありがとうございました】

乳首鎹【ご来場ありがとうございました】

桃尻犬

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

お葬式
お葬式とは亡くなった御方も含め、人間の表も裏もすべて見えてしまうだけに、題材としてとりあげられやすいと思うのですが、

この「乳首鎹」は人間の裏の部分を見せて嫌な気持ちにさせる以上に、観る者の予想を凌駕して、突拍子もない奇抜さを見せてくれたので、笑って楽しめました。 

奇抜さも、話がうまく組み立てられているからこそ、素直に受け入れられたと思います。落ちも何だか“らしい”なと。 

プロレス技をかけられたり樹液を出したりと、パーフェクトボディを駆使しつつ、喪服姿で物憂いな堂本佳世さんの表情が艶っぽかった!

風に乗れ!私の想い…

風に乗れ!私の想い…

演劇集団Nの2乗

中野スタジオあくとれ(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

好演でした!
役者がそれぞれ役のをしっかり捕らえていたと思います。風も感じれました。お疲れ様でした。

オオカミトラム ●望という名の電車

オオカミトラム ●望という名の電車

UDATSU

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/01/20 (金) ~ 2012/01/24 (火)公演終了

満足度★★★★

楽しい時間を過ごさせて頂きました。
前説での俳優さん達の、はにかんだ様子が印象的でした。舞台がはじまるとその時とは別人のようで、そのことにも驚きを感じ、楽しめました。これが、演技をする人達の、Art(技)なのでしょうか。

Recit(語り)がそんなにないのかなと予想していたのですが、実際はしっかり語られていて、それが話を分かりやすいものにし、途中から、最後どうなるんだろうと話にのめり込んでいきました。


登場人物も、それぞれのキャラクターが生きていて、物語の中に上手く組み込まれていて、面白かったです。

ネタバレBOX

登場人物を紹介する時にスクリーンを使用されていたのですが、それも好きでした。ただ、私の文字を読むスピードが遅いのか、文字が上下に分かれていたり、俳優さんを見たりと目線移動が忙しかったからか、全部読めなかったのがちょっぴり残念、舞台が終わってからでも、エンドロールのように、じっくり見てみたかったです。

最後のセワシくんとのやりとりで、観客と運転士だけに会社の行く末が語られるというのが、想像力をかき立てられて好きでした。

ーオタクの方の説明がなかったら、きっと「???」となっていたと思います。色んな知識を頂きました。
ー運転士さんの語りも良かったです。
ーサラリーマンの方が放つ台詞が笑いのツボでした。
ー吉お母さん、なんて嫌な女なの〜!と思いましたが、それも演技力がなすワザ?なのかと、感心しました。
イエスタデイ

イエスタデイ

ブラジル

座・高円寺1(東京都)

2012/01/18 (水) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

いつもと違うハチャメチャ感
物語の内容を追うというよりも無鉄砲な演出を楽しむ舞台。みんな楽しんでやってる感じが伝わった。壮大なコントといってもいいのかも。

深呼吸する惑星

深呼吸する惑星

サードステージ

キャナルシティ劇場(福岡県)

2012/01/15 (日) ~ 2012/01/15 (日)公演終了

満足度

残骸の底から
 第三舞台は80年代後半から90年代にかけて、演劇界において確かに天下を取った。しかし、第三舞台とは何だったのか、演劇界におけるその功罪は、と考えた時、罪の方がはるかに大きかったと判断せざるを得ない。未成熟なアダルトチルドレンの自己肯定(=甘え)を、それらしい社会的なテーマやキワモノ的なガジェットで粉飾して、傷つきぶりっこな観客に媚を売ってきた、結局はそれが第三舞台の正体ではなかったのか。
 90年代後半当りから、鴻上尚史の舞台に失望させられることが多くなっても、それでも先入観は捨てようと思って観劇した。だから冒頭のキレのよい“いつもの”ダンスパフォーマンスには、懐かしさも含めて好意的に観始めることができたのだ。しかし、期待感はすぐに失速する。陳腐で幼稚な物語、学生演劇特有の間を無視したデタラメな演技、ぐちゃぐちゃな場面転換、虚仮威しの照明、既製作品及び自分たちの過去作からのパクリ寸前の引用と、「演劇がやってはいけない」ことのオンパレード。
 しかし、かつて彼らと「同世代」だった我々が応援していたのは、そのデタラメさゆえにであった。新劇などの既製作品にない爆発的なエネルギーだったのだ。だから「これは本当はもの凄く下手くそでつまらないのではないか」と感じつつも、あえて旗を振ってきたのだ。しかしデタラメは結局デタラメでしかない。そのことに観客は次第に気付いていく。この20年あまりで、第三舞台のメッキはすっかり剥げてしまった。元のファンの多くは自らの不明を恥じつつ、彼らのステージから離れた。
 「時代の寵児」でしかなかったことを痛感しているのは鴻上尚史自身であろう。第三舞台から産み出される新しいものはもう何もない。第三舞台は変わらない。変わり続けもしなかった。解散公演は、みっともなくモダモダと愚作を発表し続けてきた鴻上の、最後の潔さだと言えるだろう。

ネタバレBOX

 舞台となる惑星の名前が「アルテア」と聞いて、なんだ『禁断の惑星』のパクリかとガッカリしてしまった。「人間の意識が具現化する」という設定も全く同じ。もっともこれはSF作品にはよく見られる設定ではある。しかし既製作品のアイデアを借りるのであれば、そこに独自のアレンジを加えるのが作家としての矜持だろう。鴻上尚史にはそれがない。
 同じアイデアを元にしていても、フレドリック・ブラウン『プラセット』はスラップスティック・ギャグとして昇華させていたし、スタニスワフ・レム『ソラリスの陽の下に』は哲学的深淵まで覗かせてくれていた。梶尾真治『黄泉がえり』はリリカルSFの一つの完成形を見せてくれもした。『深呼吸する惑星』は先行作のどれと比べてもはるかに劣っている。

 鴻上尚史がSFファンであることは、これまでの作品に「引用」されてきたキーワードから容易に理解できることであった。それこそ藤子・F・不二雄『ドラえもん』からフィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』、ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』あたりまで、幅広い読書量を誇っている。『ドラえもん』に至っては、自身で舞台化までしたほどの入れ込みようだ。
 しかしそれらのSFガジェットは、戯曲自体のテーマと殆ど絡むことなく、単に「自分が好きだから作品に引用してみました」程度の意味しか持ってはいなかった。それはそうだろう。それ以上にSFの提唱するテーマを自らのものとして内省し、作品として昇華させる能力が鴻上にはなかったからである。
 柴幸男『わが星』が岸田戯曲賞を受賞した時、選考委員の中で鴻上だけが唯一「ワイルダー『わが町』のままではないのか」と受賞に反対した。しかし、鴻上がこれまで何をしてきたかを熟知している者には、彼の発言の裏が容易に理解できるはずである。『わが星』は確かにワイルダーやブラッドベリ『火星年代記』をベースにしてはいるが、その上に幾重にも柴自身のオリジナルアイデアを積み重ねている。鴻上の「引用」にはそれがない。鴻上は自らの劣等感から、柴に嫉妬したのだ。

 もともと、自作に好きな作品をこれでもかというほどに引用しパロディ化する手法は、80年代、吾妻ひでおやいしかわじゅんら「ニューウェーブ」の漫画家たちが好んで行っていた手法だ。文学畑では栗本薫が評論『文学の輪郭』や『エーリアン殺人事件』でそれを試みていたのだが、鴻上は演劇でそれを大々的にやって見せた。それだけのことである。
 ところが演劇界の人間は、昔から文学方面にこそ眼を向けてはいたが(稚拙な文学コンプレックスゆえであるが)、漫画やSF、それらを含めたサブカルチャーの動きにはとんと疎かった。だから「鴻上尚史が新しく見えた」のである。単なる模倣に過ぎない底の浅さに気がつかなかったのだ。
 『テアトロ』2月号では、小山内伸が『第三舞台、「深呼吸する惑星」までの30年』と題して、その活動を包括し賞賛している。しかし、そこで小山内氏が指摘する第三舞台の三つの特徴、「複数の世界を並行してゲーム的に描く」「一人の役者が状況に応じて即興的に別の役に早変わりしたりする入れ子構造」「日常や社会を戯画化する一方で、物語は虚実の反転を繰り返して核や深層に到達せず、あくまで状況をオータナティブに示す」などは、全て、“漫画の中で吾妻ひでおがとっくにやっていた”ことなのだった。

 それでも鴻上尚史と同世代である我々は、彼とそして第三舞台を支持した。その「罪」は、結果的に、小劇場演劇に安易な笑いとベタな人情話を浸透させる結果となってしまった。
 更なる第三舞台エピゴーネン、たとえば演劇集団キャラメルボックスや劇団☆新感線、ヨーロッパ企画といった劇団に至る、「演劇って、この程度でいいんだ」という「極めて低いライン」を産み出してしまったのだ。
 鴻上は、『深呼吸する惑星』のパンフレットの角田光代との対談で、「阪神淡路大震災以後、観客が難解な作品を拒むようになった」と発言している。確かに、ここ20年ほどの観客の低レベル化は私も実感していることではあるが、その原因を震災による人々の現実逃避に求めるのは短絡的に過ぎるだろう。アニメーションの世界などでは、むしろ95年以降では難解な作品が増えているくらいで、それはもちろん大震災と同じ年の『新世紀エヴァンゲリオン』の影響下にある。『エヴァ』を自作中に引用したこともある鴻上なら、その事実に気付いていないはずはない。観客が幼稚化したのは、鴻上の芝居が難解でも何でもなく、もともと幼稚だったためで、マトモな観客が呆れて次第に離れていったのは当然の結果だったと言えるだろう。言葉を装飾して小難しく見せかけたところで、所詮、「虚仮威し」は見透かされてしまうのである。
 鴻上の『朝日のような夕日をつれて'97』に、象徴的なシーンがある。既成の演劇を登場人物たちがマネをしてからかうシーンだが、「新劇病」「ミュージカル病」「小劇場病」などに続いて、平田オリザの現代口語演劇を「イギリス静かな演劇病」と称して演じてみせるのだ。皮肉なことに、これが役者たちの演技力が一番発揮されていて面白かったのだ。それまでの絶叫型演技が覆され、役者たちが接近し、普段の口調で喋るのだが、緊張感は倍増ししている。鴻上は平田オリザをからかったつもりで、自らの演出が平田の足元にも及ばないことを露呈してしまっていたのだった。

 90年代後半からの鴻上の凋落は、目も当てられないほどであった。
 熱狂的なファンでも、鴻上が映画畑に進出した『ジュリエット・ゲーム』や『青空に一番近い場所』の惨憺たる出来に茫然とした。90年代に入る頃から、「鴻上尚史って、実はただの馬鹿だったんだ」ということに気がついて、去っていった者が少なくなかったと思う。近作『恋愛戯曲』に至っては、映画、演劇界の双方で酷評ないしは黙殺と言った状況になってしまっている。

 私が、それでも「何か引っかかるもの」を感じて、鴻上作品を追いかけてきたのは、鴻上作品の底流にある“喪失感“、この正体は何なのだろうと気にかかっていたからだ。寡聞にして、私は商業演劇化する以前の、早稲田大学時代の第三舞台を知らなかった。旗揚げメンバーの一人、岩谷真哉が事故死していた事実を知らなかった。それを知ったのは、10年前の活動封印作『ファントム・ペイン』を観劇したあと、戯曲の後書きを読んだ時だった。
 鴻上の劇作の多くに、「失われた友」の影が、形を変え、さながら変奏曲を奏でるように描かれていく。『深呼吸する惑星』でも、冒頭は「葬儀」のシーンで始まり、放置されたままのブログ内の小説の話が語られ、そして幻想惑星アルテアで、神崎(筧利夫)は死んだ友(高橋一生)に出会う。それは確かに『ソラリス』からの引用ではあるが、同時に自作『天使は瞳を閉じて』や『トランス』などの変奏曲でもあるのだ。
 第三舞台にいる限り、鴻上は、帰ってこない友への思いから逃れることはできなかった。その「進歩の無さ」を、進歩がないゆえに批判することは簡単である。しかし、進歩ならざることがまさしく鴻上の「人間性」なのだ。理性として、鴻上作品が駄作のオンパレードであることはもっと指弾されなければならないだろう。しかし「情」においては、それはまた別の問題なのである。
イエスタデイ

イエスタデイ

ブラジル

座・高円寺1(東京都)

2012/01/18 (水) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

役者の力
怪優たちの快(怪?)演を楽しむ舞台。
中川さんをもっと見たかったが、それくらい贅沢な布陣。
俳優の持つキャラクターや演技を活かすことを優先しているからか、ストーリーとしての面白さがあまり感じられなかったことが少し残念であった。

宇宙船

宇宙船

3.14ch

東演パラータ(東京都)

2012/01/18 (水) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

想像力の世界
駅からの道順で戸惑い、ぎりぎりに。そのため最前列で観ました。

まず、セットに驚き、設定に驚き、音楽に驚き、役者さんに驚く。
丁寧にかつ刺激的につくられている。

全体に引き込まれやすいし、「ほう、そんな考え方があるのか!」と思わせてくれるメッセージがあり。

お話自体もとても面白い。

役者さんは、少しバラツキがあるように見えたが、それももしかして狙い?
そう考えると、ちょっと"怖く"なってきた。とてつもなく"計算"された作品に思えてきた…。

今後も絶対に観に行く劇団に確定!

ネタバレBOX

まず、話の設定がすごい。
350年?(だったかな?)かけて別の生命体がいる星に2000人でいく。
しかも相当大きな宇宙船で、自給自足の生活がおくれるようになっている。
人もその中で再生産することが前提。
これ自体、あり得ない話ではない。(技術的にできるとは思わないが)

最初の出だしでノニニャンニャンが出てきたときは、話がそっち系なのかと思ったが、相当しっかりしたお話だった。

社会構造の話、世代間の話、人の関わりあいの話、そんなことが、エピソードの中に"それとなく"組み込まれている。
それがデフォルメして描かれているので、楽しい。

随所随所、そんな考え方があるのかといい刺激になった。例えば、私たちは中間世代、という部分にはっとさせられた。宇宙船の中で生まれ、そこで死んでしまう。

言葉の乱れの表現も面白かった。Whyニッタ、とか語尾と英日混ざりで。
段々なれて、あとのシーンで、ユキヒコと同じ感覚を持てた。

到着前後のシーン、りんごについては、まだよくわかりきってないが、
他の人のコメントとか見てすこしわかってきた。
もう一回観たかったなあ。

役者さんについて、
斉藤さんは以前2回ぐらい観て気になっていたのだが、今回はとても凛々しい感じでよかった。
上松さんも動きもセリフもキャラも"切れる"。かっこいい。
あと、ブロッコリーとペッパー役の方のセリフ回しと声がものすごく伝わってきた。
(私は個人的に結構、声フェチかも。声の響き・大きさ・流れに気がいってしまう。)
ある女

ある女

ハイバイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/01/18 (水) ~ 2012/02/01 (水)公演終了

満足度★★★★

“境”を描いた演劇
中盤までは苦笑・爆笑。帰宅してからゆっくり考えて、やっと咀嚼できたように思います。私は菅原さんの回でした。

オオカミトラム ●望という名の電車

オオカミトラム ●望という名の電車

UDATSU

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/01/20 (金) ~ 2012/01/24 (火)公演終了

満足度★★★

なかなか楽しめた!
個人的には、なかなか楽しめた!
音楽の選曲、映像、役者のテンションの高さから期待感が高まる。
上演時間90分。

ネタバレBOX

小劇場特有の楽しさを感じれる舞台であった。
元気溢れる役者陣、公演前の話は本音なのか、ネタなのか(笑)。

しかし、本編に入ると、「あれ」と思った。
ニヤリ、ニヤリとなかなか面白いし、楽しい雰囲気もあるが、
最初から弾ける笑いを期待してしまったからだ。

チンチン電車ジャックで始まり、実はチンチン電車会長による
会社再建のための人材探しというお話であった。

ちょっと残念だったのは、セリフが少ない役者さんがいたことかな。
あと、最初から最後までほとんど役者全員が出ずっぱりだったので、
ちょっと単調な感じがしてしまった。

今回の作品で楽しい雰囲気は感じたので、次回公演に期待したい。
役者陣は初見の方ばかりであったが、顔覚えた(笑)

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