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僕らの心象風景における、いくつかの考察【公演終了いたしました。ご感想お待ちしております。】

僕らの心象風景における、いくつかの考察【公演終了いたしました。ご感想お待ちしております。】

Minami Produce

新宿眼科画廊(東京都)

2012/02/11 (土) ~ 2012/02/21 (火)公演終了

満足度★★★★★

観終わりは☆4つ、後からプラス
Bのみ観劇。

冒頭の軽快なダンスみたいなもの面白いね。

実は深刻で複雑な心の内側を表に出さずに、記憶の書き換えを淡々とテンポ良く描き出すところが抜群にいい。

ただ、観ている間は何故かとても冷めていて舞台上との距離感を感じました。
しかしながら、夜中に目が覚めるくらい後からジワジワきましたよ。
自分の心象風景が物語の世界のどこかで交わりでもしたかのように・・・・・。

ロマンサー-夜明峠編-

ロマンサー-夜明峠編-

モダンスイマーズ

シアタートラム(東京都)

2012/02/23 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

MSの最高傑作!!
大好きな劇団さんのひとつ、モダンスイマーズ!!

「血縁」からのFAN でその後は ずっと観ているのですが、蓬莱くんの 劇団としては1年半ぶりの新作。

モダンスイマーズとは縁の深い客演キャストさんも魅力的で 楽しみに行ってきました。。

とにかく・・・ めっちゃ良かったーー!!!
今後のMSのライフワークとすべく三部作の序章としての 「夜明け峠編」

最近は ちょっと難しい表現や解釈が必要な作品があった感を持っていたけど、

とにかく 完成度がめっちゃ高んったぁ~。。 クオリティの高さは 凄い!! の一言でした。

全体には ドタバタ感は少なく、笑いの要素も必要最小限、 ゆったりとした口調が お芝居がすすむにつれて

感情の起伏とともに 変化していく様子は どんどん舞台に集中していってしまいます。

さすが伏線の蓬莱 っていう感じでした。
山奥でひっそりと暮らす家族と 里の人間の確執。それは人間のエゴを表現しているようで 自分がどっちの側の人間なのか 問われているような気がしました。

一度も登場はしない ヒグマ を中心に 各人がいろいろな思い・思惑が交錯して展開してゆくストーリーは ムダがなく 完璧でした。 

上演時間は2時間ですが、ラスト近くは まさに 鳥ハダもの!!!
時間の経過がまったく意識からなくなりました。。

シアタートラムの広さと高さを旨く利用しての舞台美術・演出も 絶品です。
また、キャストさんたちが これまた すーーっごく良くって 感動しっぱなしでした。

誰がとかじゃなく 全キャスト素晴らしかったです★

そして あのラストシーンは・・・・ これはやっぱり言えませんよねぇ

まだ2月だけど 今年度の優秀作品になるように思います。 モダンスイマーズの公演としは 今後においても 代表作になるにはちがいないでしょうね。

この後の2作品も めっちゃ期待です!!!

ハーフマイルビーチボーイズ

ハーフマイルビーチボーイズ

劇団SHOW&GO FESTIVAL

新宿シアターモリエール(東京都)

2012/02/22 (水) ~ 2012/02/26 (日)公演終了

満足度★★★★

笑えたよ!
ヲタクがヲタクとしてちゃんと芝居していたので、その点は笑えましたよ。
本当のヲタクはもっとキモ〇けどね。
座長の存在感が抜群ですね。

狂おしき怠惰

狂おしき怠惰

TRASHMASTERS

駅前劇場(東京都)

2012/02/18 (土) ~ 2012/02/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

190分 1本勝負!!
「Convention hazard~奇行遊戯」 「背水の孤島」 に続いて3回目となるTRASH MASTERS 本公演。

毎回 あのガチな舞台に虜になっている今回も観ていてひとつとして息を抜けない濃い作品でした!!!

昨年の作品は あの震災へのメッセージ色が濃かったように思えましたが、今回も最後の最後に福島の原発が事の発端だった・・・という伏線がありました。

休憩なしの3時間10分、いつものスタイル、一幕は大学病院を舞台にしたエピローグ的なお話し。中津留さんらしく細部までリアリティを追求した見事なセット。

病室、廊下、流し台、トイレなどなど・・
トイレでの会話にはエコーを効かせてましたよ、それとカゴシマジローくんが30万円くらいの札束を数えるシーンでは、多分本物の万札。

がん患者の家族と大学病院、そして製薬会社という 医療の現在と製薬会社の抱える問題を扱った

社会派としての作品性と 人間の"エゴ" をうまくMIXされたものだと感じました。

いつもながら 中津留さんの おそらくかなり調査をしたであろう 台詞や事実 が 難しい単語が多い割には とてもわかりやすくなっていて 難しさを感じませんでした。

人間の”死” と そこには必ずあるであろう 営利的利害 表裏の立場を旨く 表現されていたことに

やっぱり すごいぞ!!!! と思ってしまいます。

Turning Point 【分岐点】

Turning Point 【分岐点】

KAKUTA

ザ・スズナリ(東京都)

2012/02/23 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白いぞ!
北沢スズナリで劇団・KAKUTAのターニングポイントを観劇​。
巷では実力派と言われている作・演出の桑原裕子だけに初見だが観​劇を決意。

今作は劇団結成15周年記念らしく、3人の演出家によるリレー形​式のオムニバスで展開している。物語自体は二人の女性の長い期間​に渡る友情物語で、特別に目新しい物はない。だが始まりの表現方​法、役者の実力と小劇場というより商業演劇の様な華やかさと圧倒​的な力強さを感じさせてくれる。スズナリが驚くほど狭く見えたほ​どだ。明らかに最近観ている劇団との格の違いを感じる。この劇団​、パルコ劇場辺りで公演するのが向いているのでは?と思わせてく​れるぐらいだ。

そして観て良かった、次回作も観よう!と思い劇場を後にした。

ベルが鳴る前に

ベルが鳴る前に

ペンギンプルペイルパイルズ

本多劇場(東京都)

2012/02/16 (木) ~ 2012/02/22 (水)公演終了

満足度★★★

初PPPP
初PPPPでしたが、ストーリー的には近未来の感じだけど シチュエーションは ちょっと昔の日本の田舎町なのかなぁ??

ステージの中央にドーンと置かれた大きなマシーン。 これがいろいろなシーンで転換されていくものでしたが・・
観ながら なぜだかとっても ナイロン100℃っぽいなぁ~・・との印象を受けました。。

設定をなかなか飲み込めずにいたので お芝居の中に グッと引き込まれにくかったみたいです。

その分、キャストの演技とか表現とか 演出の意図 なんかをちょっと引いた感じで観れたので別の意味で 興味深かったです。

ラストは "ノアの箱舟" みたいなエンディングでしたが 盛り上がりも それほどは感じられなかったかも・・

初PPPPだったので、かなり期待していたので 少々拍子抜け・・感が正直残ってしまいました。

でもでも、奥菜恵ちゃんは やっぱり かわゆす でした☆ 

一握の紲

一握の紲

集団as if~

萬劇場(東京都)

2012/02/22 (水) ~ 2012/02/26 (日)公演終了

満足度★★★

薄っぺらく、
表面ズラをなぞっているだけのようでした。

ネタバレBOX

最初は大声で早口で何言っているのか聞き取れませんでした。即興も当然ですがウケ狙いばかり、進行に困ると客から集めた台詞を言うんじゃ受けても滑ってもつまらない。

死体をミンチにするというのも口先ばかり、脅すための大袈裟な表現ということではありましたが、先日の角角では本当にミキサーにかけていました。

何でも死刑だと、他人の罪を見逃すと今度は自分が死刑に問われかねないので、裏切り、密告の恐怖からどんどん深みにはまっていき、疑心暗鬼が新たな事件を起こす負のスパイラルに陥ってしまう。そんな話でしたが、だからそもそも罪を通報することが義務だと教育されてきた庶民がしかも市長の息子がいるときに見逃すなんてことするかー。少なくとも一回くらいはこの国らしい一連の流れを見せてからにしてほしかったです。

そして、権力者だって足元すくわれることがあるだろうに市長の息子などは全くの無警戒で悪のし放題、薄っぺらく現実味のない話でした。

階段を前にして他人の子を身ごもった女性と結婚するのは蒲田行進曲を思い起こさせ、ラストシーンの生首へのキスは正にサロメそのもの、オリジナリティが感じられませんでした。
ヘッドライン×デッドライン ダッシュ

ヘッドライン×デッドライン ダッシュ

劇団東京都鈴木区

遊空間がざびぃ(東京都)

2012/02/21 (火) ~ 2012/02/23 (木)公演終了

満足度★★★★

イキオイで駆け抜ける
いささか強引な部分もないではないが、イキオイで駆け抜ける感じ?
また、業界を目指す若者に先輩たちがさりげなくエールをおくる内容が現実とラップするようで(ズルいけれど(笑))ステキ。

一握の紲

一握の紲

集団as if~

萬劇場(東京都)

2012/02/22 (水) ~ 2012/02/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

美しい
お初でしたが見ごたえがありました!役者陣のレベルも高い!!
始まりは明るく、でもこの段階で既に観ているこちらにザワザワとしたものがうずき始め、インプロで会場を和ませた後に来る“生臭さ”“えげつなさ”徐々に最初のザワザワ感がズキズキ感に変わっていく。観ているほうが切羽詰っていくような痛みを感じてしまった。ぎゅーっと、心圧迫するような、追い詰められていく苦しさが観ていて辛くて、なのに気持ちは引きずり込まれた。脚本・演出ともに“ここまでやるのか”と、観客を上手く裏切りを始める。
ラスト、主役の姿は何かを越えてしまった人間の傍から見たら“怖さ”のような美しさがあったように見えた。役に同化した彼女の凄さ、拍手である!






セルフポートレート

セルフポートレート

colorchild

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/02/15 (水) ~ 2012/02/21 (火)公演終了

満足度★★★★

映像化された画面が見えるよう
諸般の事情により初演(未見)に沿った演出になったとのことだが、お得意の「想像力刺激演劇」の手法で見せる海洋冒険譚はその演技から映像化された場合の画面が目に見えるよう。
なお、今回のツボは序盤での伝声管を使った会話の表現や「ライトセーバー」(!)などの小ワザ。

SAD SONG FOR UGLY DAUGHTER

SAD SONG FOR UGLY DAUGHTER

大人計画

本多劇場(東京都)

2011/06/10 (金) ~ 2011/07/10 (日)公演終了

満足度★★★★

違う違う、そうじゃない
テンション高めの演技。みんな飛ばしてる~!
うんこ連発に小学生男子精神を感じます。
田辺誠一と宮崎あおいの破壊的な歌、クドカンは人の弱点いじくるの大好きだなぁ。
(希薄をきうす、琴線をことせんと読んじゃう小雪にドラマでは漢字の読めない役を与えたりね。)
松尾スズキが立ったり座ったり気が触れたりと持病の腰が心配になりました。

ラストは、ええ…?なんて思ったけどありっちゃあり。
おもしろかっただけにもっと観ていたいと物足りなさを感じた。

ネタバレBOX

良々がTENGAMANで現れ心を鷲掴み!
けんちゃん体操では中指立て「コージーコーナー クソ食らえ!」
あおいちゃんにキチガイの見本として石原真理子のマネをさせたのはスゴイ!笑
懐かしいネタが多く、アラサーの私でギリギリだったように思います。

ZAZEN向井の曲とセットの蛍光文字が効果的でした。
一握の紲

一握の紲

集団as if~

萬劇場(東京都)

2012/02/22 (水) ~ 2012/02/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

酷い話だが優れた作品だった
音響が少し音が大きく、一部聞き取りづらい部分があったが、新鮮な舞台だった。
インプロは衝撃的だったし、ネガティブコメディには心を揺さぶられた。
前情報で聞いていたとおり、確かに酷い話ではあるが、
逆にこの現実が酷いものであるからではないか?と思わされた。
ただ、いわゆるバイオレンスなシーンもあるので、
そういう耐性のない人や、過去になんらかのトラウマがある人には
おすすめするのに厳しい部分があるかもしれない。
しかし作品としては非常に興味深かった。
役者の個性も立っており、バラエティに富んでいて、
女性陣はキレイな人が多かったし、キャラクターとしては片瀬が好きだ。
店長の存在が最後までホッとさせてくれる。道徳は声と立ち居振る舞いがいい。
また最後に挨拶した代表の方、インプロを見て、演技をもっと見てみたかった。
インプロシーンの頭の回転の良さには舌を巻いた。
本当に事前に打ち合わせがないのか?と疑ったぐらいだ。

ネタバレBOX

冒頭から、死刑をまるで薄っぺらに軽く扱い、「こりゃなんて軽薄なんだ」と思った。
脚本家の趣味の悪さは多少ある。だからこそこのような作品ができるのだろうと思うが。
インプロ後の笑えるシーンから道徳(この名前!しかも父の名が「倫理」!?)が
カナを殴る場面(SEではなく本気で思い切り殴っている)で会場が凍りつく。
冒頭のコメディ色から一転、舞台を支配するのは狂気と恐怖。
ずるずると恐ろしい世界に引きずりこまれる。人の業をまざまざと見せつけられる。
そういうのを見たくない人もいるはずなので、ここが賛否両論なんだろう。
お金を払い座っている観客に、その場所から動けない者に、嫌なものを見せるというのだ。
人によってはこれこそ横暴だと感じるかもしれない。
最後、セリの一番の理解者で、セリの罪をかぶり、ギロチン(!)にのぼった
唯一の救いかと思われた恋人さえ、死の恐怖に火がつき命乞いと責任をセリに擦り付ける。
みっともないが、誰も彼を責められはしないだろう。しかし後味は非常に悪い。
最後は日常が流れ、もしかしたら私たちがすごしている日常の中にも
ひどい不幸が埋もれているのかもしれない、と思わされた。
昨今、ネットなどで「炎上」などという現象が起こる。
大して事情も知らず、誰かに石を投げるような行為をするものがいるが、
そういう者に、石を投げ返すような痛快さはあった。
しかし誰しもそのようになる可能性があることをまた思い知る。

力のあるものとないものの悲哀が見事に描かれていると感じた。
みんなが見ないようにしているものを突きつけてくるこの作者は、やっぱり趣味が悪い(笑)
慣れの果て

慣れの果て

演劇チーム 渋谷ハチ公前

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/02/22 (水) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★

閉鎖環境での人間関係がよく出ていた
のだが、息の詰まるような閉塞感が観ていて辛い芝居であった。
役者さんは上手で、舞台セットも丁寧に仕上げてあったが。
誰が誰やらの表現(はっきりとした性格や格好などでの)分けと、
過去・現在の表現の仕方など、判り易くして欲しかったかな。

スイートメモリーズ【ご来場ありがとうございました!】

スイートメモリーズ【ご来場ありがとうございました!】

GENKI Produce

笹塚ファクトリー(東京都)

2012/02/21 (火) ~ 2012/02/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

感情の振幅が大きかった
というか、揺さぶられ方がデカかった(^^)。
笑って泣いてと忙しい2時間でしたが、
無理の無い展開に、生き生きとした役者陣が合っていました。
古い世代には懐かしく、
若い世代には新しく思えるであろう「昭和」が楽しく描かれたいました。
面白かったー(^_^)

ネタバレBOX

主人公の一人である漫画家さんのデビュー作が、
”皆の青春と重なってて”というので読み返すのだが・・・。
それが全て17歳時の役者さん達が、
43歳の舞台上の現実の中で重ねて見せる演出が秀逸でした(^^)。
特に「つっこみ」の入れ方!
また、ネタが漫画な分大きくデフォルメされても、
笑いが取れるというオマケ付き! 
なんか漫画のキャラの描き分けできない=
同じ役者さんが使えるという小ネタの2段重ねにも笑えました。

明け透けなハッピーエンドでもなく(観客の受け取り方ですが)
手術は成功したけど”延命”のみか、
完治または寛解など深読みできるトコも気に入りました。

離婚の理由なども感情移入し易い話であり純粋に感動できました。


終演後に緊張感取れてカミカミになった団長さんが可愛かったな(^^)
ワンダース・インベーダー

ワンダース・インベーダー

ジャイアント・キリング

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/02/17 (金) ~ 2012/02/21 (火)公演終了

満足度★★★★

知的
ワンダース★インベーダー
 シナリオ、音楽、新旧の価値観とギャグの処理、時間と空間の相違等を、ドラマを構築する際の要素としてキチンと認識し、且つ上手に構成している。これらの処理の手際の良さが、物語の展開を頗る自然に運ぶ縁になっている。非常に知的な舞台構成だ。
 シナリオライターが、演劇に必要な、また演劇を成立させる要件を良く知っていることと演出家が、舞台でそれを現実化する技術を持っていることの証である。男・女、若さ・老い、過去と現代、リアルとヴァーチャルなどとの対比が見事である。これらの対立こそが、ドラマを生み、成立させる。舞台を作る側は、想像のきっかけを与え、観客がそれを補完して舞台芸術が存在し始めるのだが、その当たり前のことをキチンとこなしている劇団は、残念ながら少ないのが現状である。それに引き換え、劇団ジャイアント・キリングは、各々のファクターが知的に按配され、劇の展開に無理が無い。その結果、俳優達の演技も自然で、そのことが更に筋の展開に必然性を齎すというプラスのスパイラル効果を生んでいる。効果音や曲の選択に見せるセンスの良さも知性の高さを感じさせる。
 更に言うならば、諸要素を統括する視点はあくまで現代にあると言う点を評価すべきだろう。登場人物の設定を見ても、ゲーマーVS過疎のムラ社会という所から始まっているのだ。この対立軸に双方の側から其々のアプローチがあるわけだが、アプローチに於ける腑分けに仕方には、並々ならぬ力を感じる。
 これら総体の上に、困難で閉塞的な時代状況を越えようとするテーゼが、作品の筋を通している。そのテーゼを、人間は遊ぶ動物だ、と言い換えても良い。今更、挙げる必要も無かろうが、ホイジンガやロジェ・カイヨワの著作、日本では、後鳥羽法皇の編ませた梁塵秘抄の一節、“あそびをせむとや生まれけむ”が余りに有名である。
 この困難な時代、人間の最も本質的な要素を用いて、時代を切り開こうとする姿勢に未来に対する覚悟を見、好感を覚えた。

一握の紲

一握の紲

集団as if~

萬劇場(東京都)

2012/02/22 (水) ~ 2012/02/26 (日)公演終了

満足度★★★

世界観
ネガティブコメディの世界観好きです
ただ観る回にもよるとは思いますが、今回のインプロは前回よりも
グダグダで相変わらず必要性を感じなかったです。
インプロに時間を割くよりも、序盤の導入部分をもっと丁寧に
演じて欲しかった、スピード感はあって良いのですが
初めて観る立場からすると単純に聞き取れない部分も多く
必要な説明が理解できず、物語後半で最初に言ってたのはこの事かな?
となりました、最初から理解できていれば、もう少し深く世界観を感じられたかなと思い残念。

PRESS~プレス~

PRESS~プレス~

キューブ

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2012/02/17 (金) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

笑う事の素晴らしさ
どこまで台本でどこからアドリブなのか全く判らないくらい、といって乱痴気騒ぎのようになる訳でなく、徹底された笑いに溢れた舞台。
過去4作品の時々入るシリアスさも良かったけど、今回のようなシュチェーションとスラップスティックさが上手い具合に混じり合った舞台は流石に演者の本領発揮と入った観があり、とても面白く見入る事が出来た。ちょっと吉本新喜劇風のクドさもあるけどw
万人を一斉に笑わせる力のある人達は、いずれにせよ素晴らしい事だと思う。

相武さんの昭和のヒロイン役がよく似合っていた。
少しさんまさんの声がカスレがちで台詞が聞き取り辛かったかな。
それにしても60〜70年代って、新聞はもうカラー化してたんだろうか(笑)

ネタバレBOX

身体を駆使し、笑いのスピード感があリ過ぎるくらいのチームプレイといった感じ。
才谷劇団の劇中劇シーンは、つい、そとばこまち?と思い出してしまった。かつてのメンバーが関西弁で喋り倒してるんだもんw。

なでしこの弟がキーワードになっているが、最後に弟は彼かと思っていたら、その考えは安直でした。家族や人間関係が希薄に見えるようで、実は言葉では言えない分の思いを想像力で包んだ人間愛が溢れる舞台だった。最後の才谷の哀愁ある後ろ姿が印象的。
編集長、昭和の頑固親父風の実直さと清濁併せ持ったバランスのよい大人といった感じで良い。
森田=アラーキー(風貌が)に笑わせてもらいました!
慣れの果て

慣れの果て

演劇チーム 渋谷ハチ公前

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/02/22 (水) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

イケメン演劇
優れた役者、スタッフでした。ただし、前半冗漫にながれ、群像劇で感情移入しずらい。ラストはあと20分ほしい。感動のミッドポイントの場所がズレてます。戯曲完成時点で他の作家に有料でよんでもらうようにして、てなおしする習慣をつければ、今回のようなことはさけられる。

一握の紲

一握の紲

集団as if~

萬劇場(東京都)

2012/02/22 (水) ~ 2012/02/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

暗いですね
ネガティブコメディというのがどのようなものかわかりませんでしたが、
こういうことなのですね。お腹の中にズシーンときます。
最初明るい分、余計に響くというか。
でもその分いろんなことが考えられたので良かったと思います。
みなさん個性的な方ばかりで、笑えるところは笑えてとても良かったです。

ネタバレBOX

あえて暗くして考えさせるというショック療法的な話でした。
たとえば家族が殺されたとき、犯人には死んで償ってほしいと思うのは人間として理解できます。でもその感情さえも利用しようとする人間たちがいるということですよね。それを教えてくれる話だと勝手ながら解釈しました。
個人的には、店長役の方とヨシキ役の方がとても好感度が高かったです。
セリも、感受性が強いというか表情が魅力的で繊細で、すごく良い女優さんだと思いました。なによりもインプロって頭の回転がよくないと出来ないですよね。
歳岡さんは、マーベリックの方でいつも見させていただいているのですが、
インプロも面白くて凄かったです。時々、人形みたいな(?)ゾクっとするような動きをするので、目が離せませんでした。
ただ、強烈に印象を残すためとはいえ、残酷に殺すシーンは、ちょっときつかったですね。しばらくお肉が食べられなさそうです。。(苦笑)
内容に賛否両論あるとおもいますが、私はとてもよかったです。
会場に入るまでの受付でたくさん並んでいて入場に時間がかかりましたが、
受付の方もてきぱきとされていて、とても印象が良かったです。
ロマンサー-夜明峠編-

ロマンサー-夜明峠編-

モダンスイマーズ

シアタートラム(東京都)

2012/02/23 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

恐ろしい
三毛別羆事件がベースになっています。
熊の話とは知っていたけどこの事件を持ってくるか。
それとは別に盛りだくさんの交差が。

初日だからか演技がこなれていない気がしました。
モダンファンなので贔屓目もあるかもしれませんが、面白かったです。
そして恐ろしかった。涙があふれ出た。

最前列だったので役者さんが近くで見れて嬉しいことこの上ないが、高さと奥行きを使った舞台になっているため全体の動きを把握できず。

来週もう一度観にいきます。

蓬莱さん、素晴らしい。ありがとう。

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