最新の観てきた!クチコミ一覧

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Turning Point 【分岐点】

Turning Point 【分岐点】

KAKUTA

ザ・スズナリ(東京都)

2012/02/23 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

この先の人生
女性二人の友情から分離、30代になってからの再出発までを、明るく直球で、しかし熱くならず、淡々と本音を探り合いながら二人の対比を見せてくれた15年の年月は、KAKUTAの歴史にも受け捉え出来るし、観客の歴史としても振り返らせてくれました。

出会いがあって、その個人と係わってきた状況により優勢や優劣をつけたくなるのが感情というもの。いろいろ経験して全てをぶちまけて一歩踏み出したその先は明るく、それが出来た二人が羨ましくも思った。
変に飾り付ける「希望」とか「未来」とかに括られそうだけど、そんなもんつけなくても充分活気あって、心豊かになれそうな舞台だった。

ネタバレBOX

キローランさんの鋭い眼光がまさに東欧というかヨーロピアン。
海老原さんが新納に抱きつき「種蒔いたんでしょ」の台詞と行動は、格好良過ぎて思わず肝が冷えそうになった。
「ひとよ」の意外な人物の登場の仕方は15周年のファンサービス?もう一度見たい人だったので、嬉しかったw。
トミ子の足

トミ子の足

開座

開座 森下アトリエ (都営新宿・大江戸線「森下」駅 徒歩5分)(東京都)

2012/03/06 (火) ~ 2012/03/08 (木)公演終了

満足度★★★★★

無題313(12-066)
19:30の回。久しぶりのアトリエ公演です...万有引力の七生さんが出演された「お照さん」は8月なのでおよそ半年ぶり。19:00会場着、受付。先日の「奴婢訓」でチケットを手配していただいたのであらためてお礼をします。今夜は手前が舞台で、奥に座席が用意されています。台に座布団、座って眺めると天井やら壁には半紙に書かれた文字、各国の都市名や、必要、不在、仏頂面、美、引力、艶...などの文字、かかっている音楽は女性の物憂げなボーカル曲。座席両サイドにはカメラマン、お隣は外国の方、入口のほうをみると、亀、「寺山修二著作集(クインテッセンス出版)」。畳3畳ほどの絵...女性2人の裸体画、後ろ姿ですが首から上がみえません...描かれていないのか黒髪に隠れているから見えないのか。

さて、谷崎潤一郎、「富美子の足」を検索してみると映画のものがたくさん出てきます。谷崎は読んだことがありません...「源氏物語」なら1-2巻を持っていますが、ちゃんと読んだことがないのです。
19:36開演、一段と暗い照明、衣装が黒なので輪郭が薄れ、闇に半分溶け込んでいるように見えます。20:42終演。

ネタバレBOX

夜空、遠くの星をながめると、瞬きながらもハッキリ見えるものがあり、ぼやけているけど何とか見えるものもある。お芝居やダンス・舞踏でも同じように感じます。最近「宇宙のダークエネルギー」「宇宙はなぜこんなにうまくできているのか」を続けて読んだせいか(どちらも読みやすいです)、遠い、遠くにあってもそこにあるもの(あったもの…届く光は何億年前のものなので、「今」をみているのではないのですね)、そんなものを想像します。開座の舞踏でも、みていながら、ずっと昔のこと、ずっと先のこと、あるということではなく、ないということでもない、そんな心境になります。
『ウサドラ』

『ウサドラ』

超人予備校

舞道ダンスシアター(大阪府)

2012/03/04 (日) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

観てよかった。
『ウサドラ』 最高でした。
2時間です てんこ盛り
いごごちが悪い様な、良いような そんな 他に無い超人予備校ワールドです。 
ひょっとしたら、観ていて “ いらいらする だけ ” って人も居るかも、そのすれすれな線を突いてきます。

★11日にもう一度あります。 少し席があるようですよ、★

ほんっま おもろいです、すれすれな線を突かれると、病み付きになります。
ウサドラってウサギのドラマ? 観れば分かります。
超予備の皆さん、おもろいイベントを ありがとうございました。

うれしい悲鳴

うれしい悲鳴

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★

もう一回観たいなぁ~
群舞が素晴らしかったです!初めて観た公演が最終公演というのは残念でしたが(>_<)一度では全部を消化できなかったので、できたらもう一回観に行きたかったなぁ~

「ザ・シェルター」「寿歌」2本立て公演

「ザ・シェルター」「寿歌」2本立て公演

加藤健一事務所

本多劇場(東京都)

2012/03/02 (金) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

良かった
良かった

飛んで孫悟空

飛んで孫悟空

NAGOYAダイアモンズ

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

NAGOYAダイヤモンズ「飛んで孫悟空」観ました。
 名古屋演劇教室の発表公演「NAGOYAダイアモンズ」、今まで二回観たけれど、今回は今までとは異色。仕掛けや道具に凝った、まさに大人も子どもも楽しめるエンタメ公演(うりんこっぽい?)。別役実戯曲は、普通に楽しむことも深く考える事もできる内容。アイデンティティの拠り所を放り出したり探したりの、多重構造ドタバタ。クライマックスで手に汗握り、ラストに茫然、気を抜かれる。今年も、可能性を求める新しい活力と、積み重ねを生かす経験者とが力を合わせるベストミックスでした。

【公演終了!】グッドモーニング・マイ・ヴィーナス

【公演終了!】グッドモーニング・マイ・ヴィーナス

GAIA_crew

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/03/02 (金) ~ 2012/03/06 (火)公演終了

満足度★★★

千秋楽観てきました!
舞台セットの使い方、照明&効果音がよかったです!そして、お目当ての田中優也さんはやっぱり素敵でした(^^)お芝居にグイグイ引き込まれて、2時間楽しませて頂きました!

Boogeyman ブギーマン ~灰色の街~

Boogeyman ブギーマン ~灰色の街~

FRANK AGE company

内幸町ホール(東京都)

2012/02/29 (水) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

サスペンス?コメディ?
初日から千秋楽まで全9公演拝見しました。

キャストの皆さんをほとんど存じ上げているので、
学芸会にでる子供を見守る母親のような心境で初日は始まりました。

緊張感からなのか皆さんかっちかち・・・
私自身も最前列という幸運な席だったにもかかわらず
かなり緊張して拝見しました。

2回3回と回が進むにつれて自然体な演技になりました。

サスペンスな作品?と聞かれたら???だけど、
いろんな感情を抱くことができるいい作品だと思います。

以前は正直この演技じゃ~なんて思っていた役者さんも
見違えるほど素敵に演じられていたし、
次の舞台が待ち遠しいです。

キャストの皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

スターラインエクスプレス

スターラインエクスプレス

劇団有馬九丁目

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白いお芝居を有難うございました。
物語が最高に面白いです。
2時間半と長丁場そして登場人物が多いが、無駄は無い。
少しシンドイ芝居かもしれないが、脚本ありきで観る私にとって最高です。
多くの人が演者の回りで、大きな輪になって場面のイメージの動きをし回ります、この演出も良かった。

禁じられた惑星間渡航 その中、星から星へ渡航するアンブラスターライン、ひかり、のぞむ、アンドロイド哲彦

 □ それぞれの星での出来事、それぞれの星の個性、  □ 奴隷の子供たち、海賊 権力を振り回す警察。   星から星へと移動していく 物語は楽園惑星ターミナスタキオンへそこは楽園?
 □ 嫌な事からの逃避、記憶の削除。
実験衛星ハーマサイトで分かったアンブラの過去と誕生 作られた頭脳
アンブラのすべてを理解し助言するフレア アンブラも子供の頃の記憶を一分なくしていたのか、  すべてを取り戻す、  人間が生きる中での物語に観えました。 徐々に自分の意思を強く持って生きる方向に変わる、ひかりが主人公の様にも見えました。

レディ!? GIRL!! on air THE GOLDEN

レディ!? GIRL!! on air THE GOLDEN

劇団コダマ

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★

好きだから厳しい事を言います。
音楽と物語とダンスと殺陣と、てんこ盛りで面白いです。

しかし あと少しの所で、あと少し入ってこない所が有ります。
もったいない、 もっともっと面白い最高のお芝居に出来るはず。

一年後にもう一度観てみたい。

好きだから厳しい事を言います。 御免なさい。

うれしい悲鳴

うれしい悲鳴

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

最後かぁ?
劇団・ひょこと乱舞の【うれしい悲鳴】を観劇。
以前から聞いていた名前の劇団で、やっと観る機会に恵まれた。

観劇の際には誰もが、チラシに書かれたあらすじなり、演出家の言葉なりから内容を想像して観劇に挑むと思うのだが、そこで自分の想像が外れる事で新たなる世界を感じられて、体感、感動というのが生まれ出てくるのだが、今作はまさしく始まりから見事に想像を外してくれて、これは行けるぞ!と思って行ったら後半から思わぬ方向に行ってしまい、別な意味での外し方を体感してしまったようだ。残念ながら、これは演出というより戯曲の出来の悪さが露出してしまったようだ。だがこの劇団、たまたま今作は上手くいかなかったような気がする。全体のレベルはかなり高いと見た。

でも劇団は今回で解散らしいのだが・・・・。

ユーリンタウン

ユーリンタウン

Seiren Musical Project

早稲田大学学生会館(東京都)

2012/03/01 (木) ~ 2012/03/03 (土)公演終了

満足度★★★★

空組を拝見しました。
クオリティの高さに驚きました!少々、客席は窮屈でしたが…大満足です。帰り道は、やっぱり「Run, Freedom, Run!」がエンドレスでした( ´艸`)

The Doll

The Doll

坂本企画

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

ふしぎなくうかん
始めて観た坂本企画さんの舞台がこの作品で良かったと思います。人形は持つ人によって扱う人によって『いきもの』にも『ただのもの』にもなる。生きた人形として生まれた彼は何者か。白と黒。雪と夜。相対象でありながら、どこかで繋がっている気もしなくはない。個人的には夜の遠心力の方が好きかもしれません。

A級MissingLink第19回公演 『悲惨な戦争』

A級MissingLink第19回公演 『悲惨な戦争』

A級MissingLink

AI・HALL(兵庫県)

2012/03/02 (金) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度

私には難しすぎた。
アメリカ人が 内戦中のサラエボで「後藤を待ちながら」を上演したように・・・とチラシに有りますが、そのようには観えなかった。
ごめんなさい、分からなかった。

【公演終了!】グッドモーニング・マイ・ヴィーナス

【公演終了!】グッドモーニング・マイ・ヴィーナス

GAIA_crew

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/03/02 (金) ~ 2012/03/06 (火)公演終了

満足度★★★★

卓馬のキャラクターがとてもよかった
暴力団、ギャング、警察とくればお決まりのパターンかなと思いきや、それぞれの世界にも愛すべき(かっこいい)キャラが描かれていて、一風変わった
抗争劇になってて目が離せません。それでいてリラックスできる場面、笑いの場面もあり、とてもよく出来た脚本。そして卓馬が変化/成長していく演技に魅せられました。

平成中村座 三月大歌舞伎

平成中村座 三月大歌舞伎

松竹

隅田公園内 仮設会場(東京都)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/27 (火)公演終了

満足度★★★★★

勘九郎襲名公演ですが
仁左衛門様目当てで行ってきました。夜の部です。
最近、3000円前後のチケット代に慣れてしまったので、歌舞伎の、特に今月の平成中村座のチケットは高すぎると思っていたのですが、やはり観てしまうと、全然高くない。というか、もう一度見たいと思いました。

傾城反魂香、通称吃又。
仁左衛門さんの又平に勘三郎さんのおとくという組み合わせは、もうこの先、観られないと思うのですが、本当によかったです。
「腕も二本、指も十本」のくだりでは、本当に涙が出たのですが……その涙が、引くおそろしいできごとが!

いえ、大したことじゃないのですが(私的には大したことだった)、石の手水鉢の後側に描いた絵が表に抜けて浮き出てくる、あの名場面で、出て来た絵があまりにもお粗末だったのです。
まず、なかなか抜けてこないので、大丈夫かしら 「かか、抜けた」に間に合うのかしら とドキドキしていましたら、出て来たのが、昔、私が落書きで書いたツルハマルマルムシみたいな顔(笑)
筆を持った手だけがやたらはっきり書かれていましたが、あとは薄くてふにゃふにゃで見えない。
あれ、中の人が描いているという話、本当だなと思いました。
今まで吃又は何回となく観ていますが、今回の絵には衝撃を受けました。笑撃というか。
とにかく、涙が引っ込みました。が、まあその後はめでたい場面なので良しです。

土佐将監の奥方の役が無くなっていて代わりに下女になっていたのです。なんでだろう?と思っていたら、わかりました。
又平が将監から貰った着物に着替える場面、普通ならおとくが甲斐甲斐しく着付けるのですが、おとくではなくその下女が着付けているのです。

ああ、勘三郎さん、普段こういう役しないから。

着替える夫を見つめて「いい男だねぇ」とか言って笑いを取っていました。着付けはできませんでしたが(失敬)、その後の鼓は立派でしたよ。


そして、勘太郎改め勘九郎の御所五郎蔵、仁左衛門さんがご指導されたそうですが、すごく基本に忠実。新勘九郎丈の芸に対する真剣さが窺われました。
それがややもすると、真面目にやりすぎていて面白みに欠ける。
というか、ちょっと華がない。
華だけはある海老蔵と並ぶと、五郎蔵と土右衛門「いい男対決」では負けてしまうところもありました。
でも、だんだんよくなると思います。まだ初日三日目でしたから。千秋楽近くになると違う印象になると思います。  
それもあって、もう一度観たいと思ったんですよね。
(あと手水鉢の絵の進化にも期待・笑)

この演目では、笹野高史さんが出ていて、とてもいい味出していました。大向こうさんからも、ちゃんと「淡路屋」と声がかかっていましたよ。


歌舞伎なんで、基本ネタバレというものは無いと思いますが、口上は楽しみにしている人のために隠して下に書きます。

ネタバレBOX

中村座の口上、面白かったです。
やっぱり、ホームでの口上で良い感じの身内の雰囲気からか、砕けていますね。
初日は笹野さんが大泣きだったと言う話も聞きましたが、この日はどちらかというと我當さんが泣いていました。
でも、その息子の進之助は勘九郎の足首を誉めたりして笑いを取りにいってました。

でも本当に笑ったのはこの後、海老蔵が「初日も昨日も勘九郎さんが真面目だ真面目だという話​ばかりなので、今日は真面目じゃなかった話をいたします」と、日韓ワールドカップの時に、勝利に浮かれた勘九郎が、渋谷の信号​機に上って「トルシエ日本ドンドドンドドン♪」と音頭をとったという話​をし、「勘九郎さんは真面目だけでなく、はじけることもできる素晴​らしい男でございます」と笑いをとったら、その直後の仁左衛門さんが​「変なことをいってるのがおりますが、勘九郎は大変真面目でご​ざいます。役者が芸に真面目なのは当たり前ではございますが、中​にはそうでないのもおります」って。
となりで海老蔵が頭を下げているから、いかにもあてこすりという感じでおかしかったです。
仁左衛門さんのこういう口上は初めてですね。珍しいやり取りを見せていただきました。

勘三郎さんは、何かど忘れしたのか、後半グダグダになってましたが、それも御愛嬌。とても楽しい口上でした。

この後見た方には、叱られた海老蔵が翌日以降はどんな口上をしたのか教えていただきたいです。
うれしい悲鳴

うれしい悲鳴

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

やや不完全燃焼?でも面白い
全部の要素が奇跡のように絡まりながら光っていた前作と比べ、今作では政治劇的な部分がうまくはまっていない、混ざり合えていないような印象があって残念。
世界がぐっと収斂していく「(自分の思う)ひょっとこ乱舞の魅力」的な部分が薄く、とっちらかったまま終わってしまったのも期待とは外れてしまったかなあと。
ちょっと長かったんじゃないか?な気もしたし。

ただ。
その「とっちらかってる」さまこそが、とても美しい作品だったのではないか、とも思う。
ラストシーンの「東京」の景色についてのモノローグは、ポリフォニックなさまざまな要素を、その不揃いなベクトルそのままに包み込むスケールの大きさを感じさせて印象的。

中盤の「感覚」「呼吸」についてのモノローグも印象的。
広田さんは毎回毎回素敵な台詞書いてくるなあ。

しかしまあ何はともあれ、ひょっとこ乱舞って集団はすごいなあということも再確認。
役者一人一人の身体が空間的な説得力をしっかり持ってるせいか、広さを持て余しがちな吉祥寺シアターの空間が今作では狭く感じてしまった。

ゲストさんだと、倉田さん西川さんは前回に引き続き大活躍。青☆組の荒井志郎さんも面白い。柿の永島さんはもうちょっと目立つ役でもよかったのではとか思わなくもない。

「感覚」についての話だっただけに、上演中のフォグマシーンの音が結構気になってしまったのはどうにかしてほしかったなあ、静かなシーンでは止めておくとか。

お伽草紙/戯曲

お伽草紙/戯曲

劇団うりんこ

ぽんプラザホール(福岡県)

2012/02/03 (金) ~ 2012/02/05 (日)公演終了

満足度★★★★

素晴らしい舞台だった。
素晴らしい舞台だった。

三浦さんの演出は、もっと間口の狭いものになるとばかり思っていたが、エンターテイメント(とまではいかないまでも)的な、演出もほどこされ、リラックスしながら、自然と舞台に引きつけられた。

役者さんも、世界観を体現するすばらしい造形だった。

ネタバレBOX

子供が楽しめるのか?
といわれたら、楽しめる子供もいるだろうが、ボリュームゾーンの子供が楽しめるとあまり思わなかった。

方向性的に、舞台を初めて見る方におすすめではないと思うけど、ここまでクオリティが高いとオススメしてみたい。
レシピエント

レシピエント

ドリームプラス株式会社

紀伊國屋ホール(東京都)

2012/02/29 (水) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

一本の筋と、
それにまつわるサブストーリーも面白く、良くできたストーリーでした。

ネタバレBOX

腎臓が本人の意識を持って、回りくどいように見える方法ですが、結局目的を達成しようとする話。

弟が姉に腎臓を移植したいと願い、二等親間では認められないので、まず借金の連帯保証人として取り立てに来た街金の幹部の体の中に、自分は自殺、幹部は付近で交通事故に遭うことによって入り込み、次に幹部は姉との婚姻届を勝手に出した後、組織の抗争で死ぬ…。さて姉は一等親である夫の遺言に従って腎臓移植を受け容れるかというところで終了。

腎臓の意志です、さあお姉さんの中に入りましょう。

腎臓が宿主を動かす、それどころか周囲の環境にも影響を与える不気味さが真骨頂ですが、幹部の性格がオタクっぽくなったり、それこそアキバ系アイドルが登場したり、裏社会の雰囲気もプンプンしていたりで、良くできたストーリーでした。
LOST & FOUND (ロストアンドファウンド)

LOST & FOUND (ロストアンドファウンド)

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/03/02 (金) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★

親の・・
有難さを改めて考える事ができるような温かなストーリーでした。ただ淡々としているので、少し退屈な所もありました(隣の席の方はイビキをかいていました)。主人公のトラウマ(?)の原因が薄くて、何となく理解できない面もありましたが、安定した舞台だったと思います。

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