満足度★★★★
この先の人生
女性二人の友情から分離、30代になってからの再出発までを、明るく直球で、しかし熱くならず、淡々と本音を探り合いながら二人の対比を見せてくれた15年の年月は、KAKUTAの歴史にも受け捉え出来るし、観客の歴史としても振り返らせてくれました。
出会いがあって、その個人と係わってきた状況により優勢や優劣をつけたくなるのが感情というもの。いろいろ経験して全てをぶちまけて一歩踏み出したその先は明るく、それが出来た二人が羨ましくも思った。
変に飾り付ける「希望」とか「未来」とかに括られそうだけど、そんなもんつけなくても充分活気あって、心豊かになれそうな舞台だった。