
土管2011
劇団B級遊撃隊
姫池052スタジオ(愛知県)
2012/04/12 (木) ~ 2012/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★
B級遊撃隊「土管2011」観ました。
東京公演の時期に、初演の戯曲は読みましたが、今回はより分かりやすい物語に。様々なやりとりが綿密に計算された舞台。基準の違う二つの世界の、それぞれの世界内の住人のハーモニーや、違う世界の住人のズレた交わり。そして、意図せざる赦しが、末来に希望を感じさせる清々しい物語。不思議と「震災後」を意識させられる…北村想さんの「寿歌」のイメージも重なって見えました。

時代劇「椿版・どん底」
椿組
ザ・スズナリ(東京都)
2012/04/18 (水) ~ 2012/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
暗さにひたれます!
見ごたえのある人生の救いようのない暗さを見事に表現しているかと思います。
江戸、日本に置き換えることで、落語の長屋のようなある種の明るさも加わるのかと勝手に思っていたら、そういうことはなくやっぱり暗いです。
が、だからこそそんな中でも生きていく人間というものが鮮明に描かれていたと思います。
見ごたえがありました!!

舞台版「ミラクル☆トレイン~大江戸線へようこそ~」2nd approach
CLIE
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2012/04/13 (金) ~ 2012/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
ミラクル☆
1stもステキな舞台でしたが、2ndアプローチも感動的な空間でした。
大笑いして、泣かされました。
駅メンも駅じゃないキャストも、みんなイケメン。(笑)
両国さんが地球を守りに行っているお留守もちゃんとカバーされてました、愛で。
今回も、迷うことなく全通しますが、このシリーズは、ずっと続いて欲しいです。
この作品は愛で出来ています。

深海のカンパネルラ
空想組曲
赤坂RED/THEATER(東京都)
2012/04/15 (日) ~ 2012/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
今さら言うまでもないですが
二時間経ったとはとても思えないくらいの、濃縮された、それでいてまろやかで負担のない幻想的な時間。
最初とてつもなく嫌な顔に見えた主人公の顔に、最後にはどうしようもないくらいの愛着を感じる不思議。
主演級の役者があちこちで諸々のエピソードを紡いでるのに、違和感のない一体感。予想の一歩先を斜め上にいかれる展開の安定感と爽快感。
マンネリ化の気配も衰える気配もみじんもない。。。

オーシャンズ・カジノ
北京蝶々
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/04/18 (水) ~ 2012/04/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしい初日。
このテンションで13日間続くなんて・・・!!まるで夢の船の出航そのもの。ド派手なセット、ド派手な照明、ド派手な照明音楽、ド派手な照明アクション。そして実力派揃いの役者さん達が攻める攻める。リズミカルなスピード感に観ているこちらもついついリズムを取り、終始ノリノリで観てしまいました。楽しかったー!!!リピートします!

HIDE AND SEEK
パラドックス定数
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2012/04/13 (金) ~ 2012/04/22 (日)公演終了
満足度★
観念を笑い飛ばす芝居?
うーん?
申し訳ありませんが,私の口には合わないお芝居でした。
いつものシリアスオンリーのパラドックスの方が好みです。
役者さんの台詞も聞き取れない部分が多く、残念でした。

【21ステ無事終了!】とーく・おぶ・ざ・でっど 弐【次回は夏か秋!】
JOHNNY TIME
エビス駅前バー(東京都)
2012/03/22 (木) ~ 2012/04/02 (月)公演終了
満足度★★★★
回を追うごとに
今回は休憩時間ほぼなしの
ほぼガチ芝居でしたね!
しっかりとガッツリ演劇になってました。
まぁあのユルユルな空気も好きなんだけどね…

HOTEL CALL AT “杉並演劇大賞”受賞
メガバックスコレクション
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2012/03/16 (金) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

自慢の息子
サンプル
J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)
2012/04/14 (土) ~ 2012/04/15 (日)公演終了
アパートの一室
広がりはあったのでそうは感じにくい舞台。
兄妹の影シーンは、のばしすぎではなかったか。
心の暗闇を表現しながら、笑いも入っている。
最終的には3組できちゃったということだろうか?

「約束するぜと笑って言えよ」(千秋楽満員御礼!)
エビス駅前バープロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2012/04/12 (木) ~ 2012/04/18 (水)公演終了
満足度★★★★★
きゅんと
すごくきゅんとするお芝居でした。
予想以上に間近でのお芝居、そしてすごくきゅんとするストーリーにあっという間に引き込まれていました。何度か見させて頂いたのですが、見る角度によって見え方が全然違い、見える表情も違いました。このようなお芝居は初めてで、すごく新鮮で虜になりました。
役者さん達もすごく輝いていらっしゃいました。
素敵なお芝居を拝見させて頂きました、ありがとうございました。

だだこねるハル
ひよどり山
アトリエ春風舎(東京都)
2012/04/13 (金) ~ 2012/04/19 (木)公演終了
満足度★★★★
だだこねてました
シンプルなセットを使いながら舞台を上手く見せていたのがとても良かったです。作品の中での時間の流れが少し話としての危うさを感じさせつつギリギリの所で踏みとどまっているのは狙っているのかわからないですが、それによってグッと話に引き込まれたような気がしました。個人的には最後のシーンがとても好きです。

絶頂マクベス
柿喰う客
吉祥寺シアター(東京都)
2012/04/14 (土) ~ 2012/04/23 (月)公演終了

オーシャンズ・カジノ
北京蝶々
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/04/18 (水) ~ 2012/04/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
最高!
美術イイです。もう始まる前から期待でわくわくしてましたが、案内から楽しかったです。かわいらしいダンスも良かったですし、ずっとドキドキです。帯金さんにもドキドキでした。鬼頭さんの演技も上手かった。大塩さんと池亀さんのタッグに脱帽です。30日までなので、是非観て欲しい。

白痴
ユニークポイント
atelier SENTIO(東京都)
2012/04/15 (日) ~ 2012/04/22 (日)公演終了
芸術
空間とか、見せ方とか、雰囲気とか楽しめたけど・・・
これって、演劇???
ん~、台詞ないし、だいたい演じてもないしなぁ 朗読とパフォーマンスだよなぁ これだと、アクシデントも失敗でも何でも成立しちゃうし、 ん~、感じればいいのかな、きっとこれは芸術なんだろうなぁ。

白痴
ユニークポイント
atelier SENTIO(東京都)
2012/04/15 (日) ~ 2012/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★
詩的
白痴役の女優が一切喋らず、身体表現だけに終始した点を評価する。然し、せっかく壁まで白く塗ってセンスを高めているのに、モニターをあんなに置く必要はない。視覚的に観客の視線を散らす狙いがあるなら兎も角、モニターをあのようにセットする必然性は感じられなかった。
職人夫婦役は、演出をもう少し工夫すべきだろう。白痴役は良かった。スタッフの感じも頗る良い。無駄を削ぎ、必然だけの裸にして見た上で、更に膨らみを持たせる工夫が必要だろう。

深海のカンパネルラ
空想組曲
赤坂RED/THEATER(東京都)
2012/04/15 (日) ~ 2012/04/22 (日)公演終了

俺以上の無駄はない
MCR
駅前劇場(東京都)
2012/04/12 (木) ~ 2012/04/17 (火)公演終了
満足度★★★★★
格好良過ぎでした。
はぁ?だとか、
めんどくせぇ・・・だとか、
相変わらずの櫻井節炸裂でした。
その言葉がやけに耳に心地よくて最高でした。

OTOGI
touch my brassiere? company
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/04/05 (木) ~ 2012/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★
おおまかな
ストーリーは、悪くはないのだけれど、いくつかの人間関係の描き方が弱かったように感じました。
あと、ミュージカルであれば、歌のシーンももう少しあったほうが良かったのでは!?と、思いました。

裏YAGYU
Project JAX
座・高円寺1(東京都)
2012/04/11 (水) ~ 2012/04/15 (日)公演終了
満足度★★★
切れのあるアクション!!
JAXの第一回公演、行ってきました。
徳川時代の二代将軍・秀忠の跡目をめぐり子の、家光と忠長の再び戦乱の世に戻るかもしれないという争いを描きます。
春日局、出雲の阿国、柳生十兵衛、なとなど登場人物もバラエティー豊かなストーリーでした。
JAXだけあって、殺陣やアクションはキレがありましたねえ!!
あと4人のダンサーもいて、おそらくバレエの基礎ができているキャストなのでしょう、クオリティの高いパフォーマンスを見せてくれました。
2時間10分 笑いもほとんどないガチな時代アクション、徳川時代がまだ確立されていない時期の それぞれの思惑、野心、陰謀、大儀などが絡み合い見ごたえはありました。
織田信長を「右府様」 秀吉を「豊公様」など 本格的な時代劇台詞になっていたので、歴史好きにはツボ的な作品でありましたが、映画ならごく自然なんでしょうが・・
暗転まではないものの かなりシーンの切り替えが多く 舞台版では もう少し1シーンをじっくりと見せるほうが良かったなぁ・・・

鬼の生活
ブルーエゴナク
SUBビル(802-0081北九州市小倉北区紺屋町7-15JMNビル1F)(福岡県)
2012/04/12 (木) ~ 2012/04/17 (火)公演終了
満足度★★★★★
次回作も期待してます。
「鬼の生活」の情報を最初に知ったとき
まずタイトルの付け方がうまいなぁ、と感じた。
市井の人の物凄く忙しい生活を描いたものなのか、
バイオレンスに生きる裏社会の世界を描いたものなのか・・・
いろんな想像を巡らすことができるものだった。
実際は、意外にもそのまんまの意味だった。
平日夜の公演にも関わらず50席程度の会場は満席(ほとんどの回で満員だったようだが)。
アフタートークを主に平日公演で設定した効果もあるのだろうか。
前回の公演では座席の足下の狭さにやや閉口したが今回はゆったり座れる広さ。
なので136分(この回は実際には140分)+アフタートークの計180分もそれほどまで長く感じられず。
それはもちろん公演全体のクオリティの高さによるものだったろう。
旗揚げして間もない劇団ながら、地元劇団の実績のある俳優や熊本の劇団からの客演、多彩な顔ぶれのアフタートークゲスト。
周囲の協力もあってのことだと思うが、
この団が短い期間に放出してきたエネルギーも大きかったのだろう。
次回作は早くも7月初旬に上演される。
新しい劇団としては異例のハイペースだと思われるが
今回をさらに上回るおもしろい作品を観せていただけるはず、と期待している。