最新の観てきた!クチコミ一覧

128861-128880件 / 189764件中
15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/11 (月)公演終了

満足度★★★★

Satisfaction
やめちゃったんだね。
見応えあったよ。

ネタバレBOX

■月刊「根本宗子」
王道って感じです。
10年選手みたいな芝居作りやがる。まだ若いはずなのに。

■宗教劇団ピャー!!
なんだか痛々しかった。世俗に戻ってこいよ。

■Mrs.fictions
いつもながらウェルメイドないいもん作るね。
中嶋康太とfictionsメンバーの関係が、
北条早雲と御由緒家になってきている気がする。

■MCR
面白いけど、こんなもんじゃないだろう。
と思う。本公演観てほしい劇団。

■あやめ十八番
堀越涼がいい役者で高評価なのも理解できるけど趣味じゃなかった。

■梅棒
そりゃまぁ、テンション上がりますわな。
なんちゃって本田役の人は最後の告知の時、
両腕に腕時計して出てきたらいいのに。

乙女ごころ三人姉妹【閉幕いたしました】

乙女ごころ三人姉妹【閉幕いたしました】

直子あんりタイタイ

CCAAアートプラザ ランプ坂ギャラリー ランプ3【四ツ谷】(東京都)

2012/06/02 (土) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

お見事
手作り感たっぷりで体当たり演技、こういう公演好きです。

【全日程終了!】鬼畜ビューティー【ありがとうございました!】

【全日程終了!】鬼畜ビューティー【ありがとうございました!】

ロ字ック

サンモールスタジオ(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★

破壊
壊れっぷりが好きだが、さらなる破壊力がほしい。

Hysteric・D・Band「神様の観覧車」

Hysteric・D・Band「神様の観覧車」

LDH JAPAN

青山円形劇場(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

切なさがたまらない
泣ける物語です。途中までは笑いの場面もあったのですが,後半は思わず感情移入してしまい,胸が締め付けられる思いです。円形劇場の使い方も工夫されていて,観劇を楽しめた2時間でした。

鈴木の行方

鈴木の行方

タテヨコ企画

駅前劇場(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/12 (火)公演終了

満足度★★★

独創的な世界
とにかく独創的な世界観であった。
ちょっと観念的で伝わりずらいかな・・・とも思えた。
上演時間115分。

ネタバレBOX

公演前に脚本/演出の横田修さんから挨拶があった。
私は劇団主宰や脚本/演出家の人が、公演前に挨拶してくれると嬉しい。
どんな人が物語を作っているのかが分かるからである。

40歳前後に見えたので、もしかしたら自身の体験も交えているのかと
思いながら観劇。
すると、主人公が40歳の作家であった(笑)。

<内容>
一言でいうと、、過去を懐かしむ主人公の記憶が曖昧で、
まるでファンタジーのような、パラレルワールド仕立ての物語になっていた。
40歳でこんなことは有り得ないはずだが、それはそれ(笑)。

40歳の主人公が、久しぶりに田舎へ帰った。
記憶が曖昧となっており、旧友を鈴木でないのに鈴木という苗字と
思い込んでしまう。

芝居では、主人公の回想シーン(小中高の頃)と現実がごちゃごちゃに
入り乱れ、展開していく。
コミカルなシーンも所々散りばめられているが、
物語が断片的な流れの組み合わせであり、分かりずらい。

良く言えば、「過去を振り返った時の、人の記憶の曖昧さ」を芝居に
取り入れているのかもしれない。

物語は静かに、そして唐突に進んでいった印象。
楽しめるところもあったが、それも鮮やかな感じではなく、
人の頭の中を覗き込んだ感じであった。
きっとこんなことを表したいのだろうな・・という推測をしながら。

断片的でありながら、繋がりをもった作品であるが、
観念的で、作り手の独りよがりになっている面もあると思えた。

しゃぼん玉と最後の魚の演出は好きかも。
ストレンジャー彼女

ストレンジャー彼女

tsumazuki no ishi

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/03/28 (水) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★

「暗黒面」に向き合おうとする真摯な作品
 霊を召喚できる一家が奇妙な難事件を解決していくミステリーとして、テレビドラマとかにシリーズ化できそう。内容が陰惨すぎておそらく無理だろうけど……。当日パンフに書かれていた通り「暗黒面」に向き合おうとする陰惨な芝居だった。世の中の悪事や犯罪を列挙し、内蔵やら血やらを描写し、加害者や被害者の心理をトレースしていくのだから、脚本を書くのは相当しんどい作業だったのではないかと想像する。わたしはこの「なぜ人を殺してはいけないのか?」という90年代の呪いみたいな問題に対して、個人的には猟奇的な面ではあまり強い興味を持ってないんだけれども、世の中のダークサイドはむしろ見えないところで拡大しているのかなとも感じています。
 照明からしてとにかく暗い舞台だけど、地底人(寺十吾)が出てくるあたりからコミカルさが投入されて面白くなる。神なのか? 悪魔なのか? 人間を遙か遠くから見下ろすこの地底人キャラには、人間社会のウジウジした日常を突き放すような痛快さがあった(かなりキャラ濃かったな……)。淡々とした表情で的確にツッコミを放つ女(とみやまあゆみ)も、探偵ミステリーにおける助手的役割として印象に残ったけれども、後半は出番が急に減って、今ひとつ全体の中での位置づけがよく分からなかった感じ。登場人物の数のが多いせいもあるのかしら? もう少し、配役や、ひとりひとりの人物造形が丁寧であってほしかった。とある人物を演じた福原冠は、感情というものを表に出さない「透明な存在」を抑制した演技で好演していたと思う。へええ、こういう演技もできる人なんだ、と驚いた。ただ欲を言うなら、もうひとつ恐ろしい狂気を見せてほしかった。神戸の関西弁としてこれで果たして正しいのだろうか、とかそんなことが妙に気になってしまった。  
 囲み舞台ではあるけれども、人物の動きがあまりないので、場所によっては見え方がどうなのか、ということも気になった。特にディスカッションの場面になってくると、動きのなさが気になった。照明が暗いのも、演出上の効果を狙ったものとはいえ、あまり役者の表情が見えなくて少し残念。音楽の使い方もややもっさり(?)している感じ。若い観客にアプローチするにはそうした面での洗練が必要だとも感じる。現状では、演劇に馴染みの薄いお客にとっては敷居がかなり高いのではないだろうか。(以下、ネタバレボックスに続く)  

ネタバレBOX

 ラストシーンで、ビールが飲みたいから買ってこいとか、あとご飯と味噌汁を登場させるというのは、ある種の定番とはいえ生理的に訴えかけてくるものがあった。まあ、あんな暗くて死人に近い場所でご飯を食べたいとは思いませんけども……(笑)。
くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】

くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】

DULL-COLORED POP

アトリエ春風舎(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★

愚かすぎる母の造形は何のため?
 うーん、こんなにも人生は牢獄めいていたんでしょうか。この物語が何を救うんだろうか? あるいは何を壊したいのか? 誰に見せたい芝居なのかよく分からなかった。エンタメとしては共感に乏しいし、逆に単に無理解な母や家族への恨みを果たしたいのだとも思えないし……?
 とにかく主要人物たる母親が、「内助の功」を絶対的な価値として信じる超保守的なジェンダー観の持ち主であるのがキツい。もちろんこの過剰に類型的なキャラクター造形は故意になされたものに違いないが、にしても、まったくそこに厚みがなく、「家庭=主婦=母親」を絶対視するあまり、盲目的で愚かすぎて、まいった。いくらなんでもこれはないと思う。物語が人間賛歌である必要はもちろんなくて、人の醜さを描いたり、時には何かを激しく糾弾したりしてもいいけど、人間やその生きる世界を過度に低く見積もるようなことは、作家としてやってはいけないことだとわたしは思う。作家はなんでも書けてしまうのだから(演劇の台本は、編集者や書評家の厳しい目に晒される小説に比べてチェックが緩すぎるとしばしば思う……)。もちろん「あえて」書いているのは分かる。しかしその「あえて」がどこに向かうのかの倫理的なタガは必要ではないだろうか。
 彼女の記憶を呼び起こし、その気持ちを代弁する二匹の猫(?)は、生き生きとしていて愛嬌もあったけれども、ギスギスする空気を和らげるという緩衝材以上の効果は感じられなかった。とにかく彼女たちがいなかったら相当キツかったのは確か。開演前には希望者に猫たちが紅茶を振る舞ってくれるサービスがあり(わたしもいただきました、美味しかったです)、フレンドリーな開演のアナウンスも含めて親近感を抱かせるものになっていた。アトリエ春風舎は地下にあり、ともすれば息苦しい雰囲気も帯びかねない劇場ではあるので、アットホームな空間へと読み換える演出は面白かったと思います。
 ただ「劇中で使用する煙草の煙は少なめのもので云々……」というエクスキューズがあるにも関わらず、開演前に主宰者が喫煙所でタバコを吸っていたのは、狙いなのかなんなのか。アトリエ春風舎は構造上、タバコの煙の中を通って劇場に入らざるをえない。あそこでしか吸えないのかもしれないが、あまり気持ちのいい感じはしなかった。穿った見方かもしれないけども、それが一種の反骨精神を示すポーズなのだとしたら、闘う方向を間違っていると思います。(以下、ネタバレボックスに続く)  

ネタバレBOX

 愚かな母だけではなく、周囲の人間の描かれ方も微妙だった。例えば家政婦(?)がキレるシーンで、雑巾を投げつけるのをためらうまでは良かったが、その後の罵倒がちょっと言い過ぎではないかと思う。まともにコミュニケーションもとらなかったくせに勝手に不満を抱え込んでキレるのは、幼稚としか思えない。そもそも雇い主の元夫の死(それも亡くなったばかり)に対して、「自殺の可能性が云々……」とか平然と口にしてしまうのは家政婦(?)として(人間としても)かなり無作法ではないだろうか。「最後にキレる役」として配置されたとしか思えない。
「4 1/2」 「キッチンドライブ」

「4 1/2」 「キッチンドライブ」

劇団子供鉅人

ポコペン(大阪府)

2012/03/25 (日) ~ 2012/04/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

アイデアとガジェット溢れる豊かな世界
 大阪の若き雄・子供鉅人の『キッチンドライブ』は、フレッシュなパワーと、築100年の古民家ポコペンという時空間的スペックとが融合して素晴らしく面白い舞台になっていた。同居するある貧しい男女の気持ちのすれ違い。その、色を失ってしまった寂しい世界に、愉快な乱入者たちが現れ、世界を豊かで華々しいものに変えていく。これは、一種の魔法ですね。日常がいかようにも変幻自在であることを証明した。個体として生まれた以上は原理的に孤独でしかありえない人間の、しかし「どう生きてもいいのだ!」という自由を感じさせてくれた。
 左右の2つの部屋で展開される同時多発会話も、近しいはずの部屋同士の「遠さ」を感じさせる演出として効いていた。他にも、モールス信号、ラザニア、クリオネ、チープなフランス映画、ごま油の匂い、ロールキャベツ、シャンパンとワンカップ酒、両開きの冷蔵庫、押し入れ(笑)、電子レンジの音……様々なアイデアとガジェットが『キッチンドライブ』の世界を豊かなものにしている。築100年のポコペンは床が抜けそうなボロい家屋で、役者が歩くたびに軋む。階段を駆け上っていくシーンは底が抜けるのではないかと思った(それはあの家の長い歴史を感じさせた)。
 何より、リリー役の益山寛司の身体能力の高さは類を見ない傑出ぶり。あのバイセクシャル感はちょっと真似できるものではない。また乱入者たちに共感した女(キキ花香)の表情がパッと明るくなるのも、この物語世界の渇きと潤いとを表現していて良かった。
 開演前にはドリンクのサービスがあり、友達の家にお邪魔しているようなアットホームな雰囲気をつくりあげていた。寒い夜に観たので、ブランケットの貸し出しなどのサポートも有り難い。芝居の最中、あんまり面白くてつい手を叩いて笑ってしまった場面があったけれども、それもこのアットホームな雰囲気があったからこそだと思う。例えばもしデートで観に行ったら、帰り道のご飯がいつもより美味しくなりそう。
 今回は築100年の長屋という特殊な場所での上演だけれども、次回作『バーニングスキン』(再演。2012年6月末@原宿VACANT)はもう少し広い場所になるし、わたしは大阪の芸術創造館で観たけど、もっと幻想的なイメージの世界がひろがっていた。秋にはなぜかチャンバラ劇もやるらしい……(笑)。とにかくまだまだ底が見えない人たちだなと思います。

NOVEL lie’s

NOVEL lie’s

super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船

ブディストホール(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/11 (月)公演終了

満足度★★★★

ドラマ1クール分のボリューム
初めての劇場は、舞台に幕があり小劇場とはまた違った雰囲気、客席の年齢層も幅広い。
ミステリーとしては最後まで謎を引っ張る力があって面白かったが
饒舌な台詞による説明でキーワードが埋もれてしまいそうな危うさも感じられた。
主役2人の緩急ある台詞が生き生きしていて2時間以上を飽きさせない。

ネタバレBOX

雨宿りしていた男2人が、その家の芸者置屋に上がらせてもらう。
一人は小説家の野良犬先生(清水勝生)、もう一人は友人の民俗学者(石田滋)だ。
置屋の芸者が親切にもてなすうち、男たちは徳川の埋蔵金の話など始める。
このあたり、野良犬先生の江戸弁と芸者阿璃栖(ありす・金村美波)の口調がそれらしくて古き良き時代劇を観ているような感じ。
民俗学者の話し方が、言葉は古風だが比較的現代風のさらりとした台詞回しなのも心地よい。

やがて居候が集まる謎の洋館に場面が移ると、レトロとはまた違う”違和感”を覚えた。
屋敷に居候している人々、留学先から戻った息子や友人の探偵など総勢十数人が入れ替わりたち替わり登場するのだが、声良しなのは素晴らしいとして、声を張ったまま大仰な長台詞は少々キビシい。
野良犬先生の、寝ているうちに自分でない誰かが原稿を書いている…という悩みや、どうやらその原稿に出てくる面々が、実際の洋館に集まっている人々を指しているらしいことなど、謎やら伏線やらを全てその長台詞からくみ取るのが難しいのだ。
演出の方針かもしれないが、常に歌舞伎のような朗々とした話し方だと
キーワードを聞き逃すまいとするには少し疲れる。

それにしてもストーリー自体はとても良く出来ていると思う。
美術品ばかりを狙う怪盗「アマツキツネ」や、思いがけない血のつながり、
上海を舞台にした意外な過去、徳川幕府の埋蔵金など
テレビの連続ドラマにしたら1クール十分に持ちそうなボリュームだ。

ちょっと残念だったのはラスト、肝心な事件の発端である阿璃栖の心情が
「愛を確かめたかったから」みたいな一言で説明されていたこと、
それと全てが明らかになった後、野良犬先生が自分の言葉で語らなかったこと。
そこが一番聴きたい、と思ったのは私だけだろうか。

働く女性の権利主張などに時間を費やすよりも
2時間ドラマの崖のシーンみたいに、“まとめの時間”が欲しかった。
要はそれだけ複雑な登場人物と謎解きの面白さが満載だったということだ。
良く出来た「ピカレスク小説」のようでとても楽しかった。

野良犬先生役の清水勝生さん、情けない小説家も良いが
上海でブイブイ言わせていた頃も、もっと見たかったなと思う。
硬軟どちらも素敵な役者さんだと思う。
阿璃栖役の金村美波さん、あだっぽい姉さんの存在感大。

奇想天外な話だからこそ、私たちは日常を離れて芝居の中に遊ぶことができる。
ダイナミックなストーリーが楽しい舞台だった。
【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/03/09 (金) ~ 2012/03/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

実は(?)詩的な言葉!
 冒頭から心をつかまれた。羽衣は「妙〜ジカル」と名乗る演劇界の異端的存在ではあるけれども、これはまぎれもなく「演劇」だと思う。糸井幸之介(作詞・作曲・演出)は非常に優れたリリカルな言葉のセンスを持っているのだな、とあらためて。あけすけな男女のセックスの歌を書きながらも、細かい心情の機微を突いてくるのが素敵だった。
 今作はいつにも増して「生への肯定」に溢れていたように見えたけれども、とはいえやはり死(タナトス)の気配が根底にあってこそと感じる。あっけらかんとして生き、死んでいく人たちの業をやさしく捉えている。生殖によって子孫をつくり生き延びていくしかない人類が、何千年何万年と繰り返してきた行為だと考えると、なるほど、セックスとはつまりは永劫回帰なのだと思ったりもした。
 俳優陣の好プレーが目立ったが、特に素晴らしいと感じたのは日高啓介だ。少年の感受性のまま大人になり、楽観的に、だがたくましくキラキラと生きている自称ミュージシャン(?)を好演。28万円のエレキギターを買ってくれる母(西田夏奈子)や、うらぶれた旅館の女将(伊藤昌子)との絡みも非常に良く、糸井の描くまっすぐで詩的で、それでいて根の深い絶望を抱えているような世界観をよく体現していた。また、旗揚げ時から長年所属していた劇団ハイバイを卒業し、新たな道に踏み出した金子岳憲と、羽衣メンバーの鯉和鮎美とが、中学生に扮して初体験を果たす「ロストチェリー」の場面もしみじみと。笑えて、泣ける(しかも同じ場面で)、実にエンターテインな舞台だった。
 ぜひカップルで観てほしいとオススメしたい作品。ただし微妙な時期のカップルの場合、その恋がその夜のうちに一気に成就するか、あるいは完全に破綻してしまうかのどちらかと思われます。決め手に欠ける人は清水の舞台から飛び降りる気持ちでえいやっとどうぞ。
 ひとつだけ気になるのは、ヘテロ的な異性愛を前提にしすぎているのではないかという感じが、今回はいつも以上に気になってしまったこと。わたし自身が、夫婦別姓で全然いいし、むしろあなたの苗字になりたいとか言われても別に嬉しくないと思っちゃうタイプだからでしょうか。もっと旧来の「男/女」観では割り切れないラディカルな存在が入ってくれば、羽衣の描く世界はもっと広がっていくようにも思うし、今や仮にそうしたものが入ってきたとしても、性の悦びと哀しみにあふれた羽衣の持ち味が消えることはないはず。
  あと完全に蛇足になりますが、高橋義和による「高橋名人の冒険」のシーンが超愛らしかった。なんか、がんばれ、と応援してしまうあの感じはなんだろう……。

うれしい悲鳴

うれしい悲鳴

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★

群舞はお見事、しかし……
 得意としているのであろう群舞シーンはお見事だと思いました。本公演のパンフレット(面白かったです)によれば「全員で動く」ことは彼らの重要なメソッドであるらしいので、劇団名をアマヤドリに変えても、今後も何らかの形で継承・発展されていくんでしょう。
 しかし残念ながら物語はわたしには退屈だった。「感度」が今作のテーマとのことだが、登場人物たちの「痛み」が今ひとつ伝わってこない。それは、あるセリフを吐く時の(吐かざるをえない時の)根拠が不足しているせいではないか。もっと逃れようのない場所にまで踏み込めたのではないか。「敵の見えない現代」を描きたいという意志は感じるけども、「自分にしかそれを描けない」というやんごとなきパッションまでは感じられなかった。
 この物語は、いわゆる管理社会型ディストピアSFだけれども(ジョージ・オーウェル『1984年』や、レイ・ブラッドベリ『華氏451度』、テリー・ギリアム『未来世紀ブラジル』、最近では伊藤計劃『ハーモニー』etc.)、その設定がどうにも幼稚に見えてしまった。例えば「アンカ」という処置執行システムを遂行する「オヨグサカナ」のメンバーの議論には、思想的葛藤や知的蓄積がほとんど感じられず、とてもこの人たちが国家の命運を左右しているエリート官僚だとは思えない。SF的な発想には今後も可能性があると思うし、個人的にも嫌いではないけども、リアリティが必要なところはしっかり描いてほしい。誤解のないように言い添えれば、リアリズム演劇が見たいわけでは全然なく、荒唐無稽で一向に構わないのですが、なまじロジカルな説明によって世界観を構築しようとしているのに、その論理が幼稚なのでは説得力に欠けてしまう。ただ、(小説や映画と違って)演劇でそれをやることの難しさも分からなくはないので、だとしたら思い切って説明的な部分を書かない、とかの英断もアリなのかもしれない。
 演出・演技の面では、肝心の「感じない男」の長ゼリフが魅力的ではなかった。実力ある俳優たちはいたはずなので、個々の場面が生きてくれば、もっと豊かで起伏のある舞台にできたのではないかと思ってしまう。観た回がとりわけ良くなかった、という可能性もあるかもですけど。

翔べ翔べ翔べ!!!!!バナ学シェイクスピア輪姦学校(仮仮仮)

翔べ翔べ翔べ!!!!!バナ学シェイクスピア輪姦学校(仮仮仮)

バナナ学園純情乙女組

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/05/24 (木) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★

感覚を閉ざさせてしまうもの
 シェイクスピアの各作品のカットアップに加え、なぜか『三人姉妹』や『ゴドーを待ちながら』(どこでやってたの?)をミックスさせた混成軍が、例によって水やワカメを投げつけてカオティックな世界を顕現させる。過去に観たバナナ学園の中でいちばん水に濡れました。油断した……。まあでもそれは笑い話になるわけです。
 わたしがバナナ学園の良さだと思っているのは、完全に複製物や偽物まみれになってしまった現代における、その、もはやイミテーションでしかありえない身体の絶望を、オリジナルへの懐古や回帰によって埋めるのではなく、むしろ過剰に複製/模倣していくことによって死屍累々を築きながらも乗り越えていこうとするその無謀さである。殉死、殉死、それも大量の殉死……。それが感動を呼び起こす。
 しかし今回は、確かにディズニーランド的な楽しさはあったけども、やや狂騒的なアトラクションの方向に傾きすぎた印象も。そして今ひとつ「圧」が足りなかったと感じるのは、方向性が明瞭ではなかったせいでは? 二階堂瞳子自身、あるいは参加する役者たちは、自分たちの狂騒ぶりをどのように考えているのだろうか? 今回は、舞台上で役者が観客にセクシャルハラスメントを仕掛けるという事件が発生したらしい。わたしは性犯罪というものを心底憎んでいるし、被害者がそれを告発することが相当な勇気を要するであろうこともできるだけ理解したいと思って日々を生きているけれども、この事件をもってバナナ学園の(過去作品も含めた)全てを否定しようとは思わない。ただ6月10日現在、その行為が演出家の指示もしくは容認だったのか、役者個人の暴走によるものだったのかは明らかにされておらず、二階堂瞳子自身の肉声(?)が聞けてないことも含めて、正直ちょっとモヤモヤした気持ちは残る。なぜそこに誰も歯止めをかけられなかったのか、と組織の在り方にこれ以上不安を抱かせないためにも、できうるかぎりの事実は明るみに出したうえでの再出発を図ったほうが、今後バナナ学園に関わっていくかもしれない人たちも、気持ちに整理がつくのではないかしら。
 劇場は、観客の価値観が揺らぐような場所であってほしい。その意味においては「危険」だし、決して「安心・安全」な場所ではないとわたしは思っています。しかし肉体的な危険性はできうるかぎり排除してほしいし(できれば俳優たちにとっても)、その責任が主宰者側にはあると思う。バナナ学園が水やワカメを飛ばすのは、それが服を濡らすことはあっても、観客の身体を傷つけるものではないからだと思っていた。とにかくこれを機に自分たちがやりたいことの原点を見つめ直して、また元気に暴れ回ってほしいと思います。あとは当人たちの判断だと思うので、現時点でわたしから言えることは以上です。
 ちなみに今回、わたしは上記のような行為を直接は目撃していないのですが、そもそも舞台で何が起きているのか、感じられる時間が少なかったように思う。レインコートを過剰に気にして防御的になり、感覚をひらいていくことが難しかった。できうるかぎりそうしようと努力したのですが……。
 役者では、「菊池」の名札を胸に貼り付けたブルマー姿の浅川千絵の勇姿を久々にバナナ学園で見たけれども、やっぱり水を得た魚というか、群を抜いた存在感を発揮していた。今回は謎の黒人(!)とのコンビネーション……。七味まゆ味の『三人姉妹』演説はさすがの存在感。中林舞のダンスもこのカオスの中にあって異彩を放っていた。ただ全体的に群舞がモヤッしていた印象もあり、相対的に、個々のプレイの持ち味も100%は活きなかったような。
 最大のネックとも思えるのは、せっかくシェイクスピアを使ったわけだけれども、セリフやシーンを聞かせるのか、聞かせないのかもどっちつかずだった感じ。うまくいけばシェイクスピアを成仏させることさえもできた気もするんだけど……。

ことほぐ

ことほぐ

intro

生活支援型文化施設コンカリーニョ(北海道)

2012/05/31 (木) ~ 2012/06/04 (月)公演終了

満足度★★★★


盆踊りの音楽はセミの声よりちょっと遅い夏を感じます。まだ6月で長袖なのに、夏が終わりそうな寂しい気分になりました。そんなにあつくはない。

オーシャンズ・カジノ

オーシャンズ・カジノ

北京蝶々

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/04/18 (水) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★

暴力の気配が感じられず
 カジノ船を舞台にした物語だが、いかんせんギャンブルのリアリティに欠けたのが残念。億単位の金額が動く話にしては、「暴力」の描かれ方があまりに浅薄ではないでしょうか。ボディガードも連れず飛び道具も持たずに単身であの中国人実業家が乗り込んでくるというのは、(どんなに彼がカンフーの達人であったとしても)ありえない。ギャンブルは、どんなに額面で稼いでいたとしても、それだけではただの紙切れ。最終的に実際にそのお金もしくはそれに見合うだけの担保を手にして無事に持ち帰れるかどうかにかかっている。権力だってそう。それ相応の見返りなり実効性なりがないと、人を支配下に置くことはできない。そこにはヒリヒリした暴力の気配があるはずなのだ。そうしたものが乏しいまま、命やら町やら愛やらを賭けてますと言われても「ギャンブルごっこ」としか見えなかった。フィクションであっても(フィクションだからこそ)物語世界を支えるための最低限のリアリティは確保する必要があるのでは? 特に今作はロジック(論理)で物語を動かしているわけですから。
 演出面では、派手さ・楽しさはあったけれども、テンションがひたすら高く、しかもシーンごとにブツ切れてしまうので、劇全体のグルーヴを見出すことが難しく、野放図なエネルギー過剰といった感じで疲れてしまった。こうしたいかにも小劇場的な狂騒ぶりは、言い方はアレですが、もはや古くさいのではないかとわたしは思ってしまいます。そんなことをしなくても、人と人とが見つめ合っているだけでも演劇になるかもしれない。や、もちろんそれだけでは演劇にならないんだけれども、だとしたら演劇とは何か?といった考察なり感性の錬磨なりを通じて、もっと恐ろしいものを舞台に乗せることができるのではないでしょうか。舞台美術とか、中国人実業家(鬼頭真也)の存在感とか、興味を惹くところもあったけれども、全体に、役者や物語が粗雑に扱われているという印象を受けてしまった。(以下、ネタバレボックスへ続く)

ネタバレBOX

 何しろあの負け続けてるダメ青年がヒーロー気取りになってる理由がよく分からない。そこにみんなが町の命運を賭ける動機付けも弱かった。そもそも、あの最後の大勝負でポーカーを選ぶのは無理があるのでは? レイズありなら、掛け金が足りなくなるって最初から分かることじゃないのかな……。
深海のカンパネルラ

深海のカンパネルラ

空想組曲

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/04/15 (日) ~ 2012/04/22 (日)公演終了

満足度★★

オマージュは危険
 宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を原案にした芝居は何作か観たことがあるけれども、大体あまり面白くないのは、どうしてもジョバンニとカンパネルラの「友情」に引きずられてしまうせいでしょうか。もともと空想組曲はファンタジーを扱う劇団だと聞いてはいたので、やや寓話的な傾向はあると予想はしていたけども、にしても、宮沢賢治の世界に無批判に寄りすぎたのではないか。オマージュというものは、いつも命取りですね……。
 2つの世界を行き来するのはファンタジーの常套手段で、『オズの魔法使い』でも『果てしない物語』でも『ピーターパン』でも『千と千尋の神隠し』でもなんでも「別世界に行って帰ってくる」ことを通して成長が描かれるわけですが、今作はこの妄想に囚われた男の子の未熟な自意識というものが、わたしには全然響いてこなかった。現実からひきこもって逃避することで生まれる暗い妄念の恐ろしさを、もっと丁寧に描いてほしかった。表層的な世界に留まってしまった感があります。ただ、同級生(渡邉とかげ)が感情を爆発させるシーンは心を打つものがありました。
 あと、うーん、わたしにはどうもこの「やおい」に近い男の子同士の友情(恋愛?)になんだか気恥ずかしいものを感じてしまう。また、テーマや公演規模を考えると、上演時間2時間超えは長すぎたという印象も。冒頭の照明は美しく、期待感はあったのですが。

夢!サイケデリック!!

夢!サイケデリック!!

範宙遊泳

アトリエ春風舎(東京都)

2012/04/25 (水) ~ 2012/04/29 (日)公演終了

満足度★★

自由すぎた夢
 そもそも自由で無軌道すぎる「夢」を演劇でそれをどう統御するのか、あるいは逆にどう爆発させるのか。そこに今回の山本卓卓の挑戦があったんだろうし、誰が主体なのか不明瞭なまま物語を展開させていく語り口には、今後さらに掘り進めるだけの可能性もあるでしょう。しかしながら想像力が飛翔するタイミングを見失い、そのまま終わってしまった感じ。特に彼らの持ち味である遊び感覚が、今回は幼稚としか見えなかったのが残念。ヒロインである熊川ふみが頑張ってはいたものの、彼女の性別を消失・超越したような感じは、本来であればもっとこの「夢」の設定にハマれたはずなのになあと思ってしまう。他の役者さんたちもみな好きなのですが……。
 範宙遊泳の良さのひとつは、世の中のブラックな部分をユーモラスなやり方で舞台に引きずり出すところだとわたしは思う。決して綺麗でもなく、美しくもないもの、時としてどうしようもなくダメダメなものを、なんだか愛らしいと思わせてしまう。今作はその愛嬌が鳴りをひそめた。アトリエ春風舎の狭い空間であるにも関わらず、そしてわりと騒いでいるにも関わらず、終始どこかスカスカした感じがしたのはなぜだろう?
 山本卓卓は毎回手を変え品を変えいろんなことをやっていて、それはそれで素晴らしいアイデアの宝庫だと思うのだが、やはり長い物語を書いて上演するには、それ相応の筋力が必要だと思う。単発のアイデアを連射しても付かないような筋力が。長い物語では、うねうねしたグルーヴが生まれないとただのブツ切れの集積になってしまう。次回、再演となる『東京アメリカ』(2012年7月@こまばアゴラ劇場)はこれまで観た範宙遊泳の中で最も好きだった作品。彼らならではのグルーヴをぜひ見せて暴れてほしいなと思っています。

ことほぐ

ことほぐ

intro

生活支援型文化施設コンカリーニョ(北海道)

2012/05/31 (木) ~ 2012/06/04 (月)公演終了

満足度★★★★

北国のダークホース
 わたしにとってまったく未知の、名前すら聞いたことのない劇団だったintro。今回のCoRich舞台芸術まつり!のダークホース的存在。「ロストジェネレーション」問題が勃発して久しい、もはや貧しさがデフォルトになった現代的な町の片隅を舞台に、異なる価値観をぶつかり合わせながら、女が(人が)この先ゆき不透明な時代をどのように生きていくかを描いた物語。
 キャラクターとそのバックボーンがやや類型的に描かれすぎていると感じるところもあった。しかし貧しさの中にもささやかな幸福を追求しようとする人々への温かな眼差しには、同時代を生きる人間としてシンパシーを感じます。特に、北海道の盆踊りの特徴であるらしい「子供の部/大人の部」という二部構成をモチーフにした物語の構造は秀逸(だからこそディテイルはもっと冒険していい気もする……)。そして簡単に物語を投げてしまわない粘り腰がある。なるほど妊娠というのは、2つの生命体が特別な共存関係を持ちうる特殊な時間であり、にも関わらず、結局は人間はひとりなのだあ、と感じさせるものがあった。そのことはむしろ希望であり、清々しいもののように思えます。イトウワカナ(作・演出)の別の作品もまた観てみたい。『ことほぐ』は東京でも上演されるそうです(2012年9月@こまばアゴラ劇場)。
 ただ、序盤の時間があまりスリリングではなく、しばしば入るツッコミもグルーヴを損なっていたと思う。もっとアブストラクトでシュールな不条理劇に接近してみるとかいう方法もあるのかも。余談ながら、まだ全貌を把握しているわけではないので断言はできないのだが、地方演劇の弱さのひとつは、そうした抽象性への耐性が弱いところにあるのかもしれない。よく「分かりやすくしないとお客さんに通じない」と地方の演劇関係者が口にしているのを耳にするのですが、しかし、それは本当にそうだろうか? 観客のポテンシャルをもっと信じていいのではないか? 意外と大丈夫、という手応えを感じる実例に接することが、増えてきているので。(以下、ネタバレボックスに続く)

ネタバレBOX

 演劇のガジェットのひとつに「ちゃぶ台」がある。生活感も表現できるし、空間的にも(サザエさん的な)求心力をつくることができる。しかしこの『ことほぐ』ではおそらくわざとちゃぶ台を登場させていないのだと思う。安易に道具に頼らないそのこだわりはなんか、いいことのような気がした。
 3人の良き理解者にも思えた隣家の貧乏青年(今回の座組に単身大阪から参加した俳優・加藤智之が好演していた)が、突如裏切って妊婦たちを罵り始めてどんづまりになったところで、炊飯器の炊けた音がチャララーと鳴るシーンも印象に残った。善や悪、敵や味方といった区分けがすべて無効化されるような静けさがあり、あの時間がずっと続いてもいいなと思った。ラスト、力強く鳴り響く太鼓の生音がGood。
看板娘ホライゾン

看板娘ホライゾン

ホチキス

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/05/31 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★

人情喜劇でしたね。
寂れた和菓子店の復興話。色々問題もかかえている家族に不思議世界を混ぜ合わせたお話しで笑いよりも、人情話の色が私には濃くうつりました。華もありよくまとまってると思います。OPの看板を持って登場する所は好きですね

【全日程終了!】鬼畜ビューティー【ありがとうございました!】

【全日程終了!】鬼畜ビューティー【ありがとうございました!】

ロ字ック

サンモールスタジオ(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

後味良い感じ
主人公と妹、そして女子中学生等が騒がしく、時には残酷でチョット真理っぽい言葉が飛び交う。主人公が滑稽とも言える展開を見せてくれて、切れない腐れ縁「姉妹」がそれでも付き合う道が垣間見えるような舞台。性的な部分も出て来ますが、軽くて清々しい印象が残る作品でした。

飛龍伝〜革命という名の愛のために〜【全公演終了いたしました。ご来場ご声援ありがとうございました】

飛龍伝〜革命という名の愛のために〜【全公演終了いたしました。ご来場ご声援ありがとうございました】

演劇サムライナンバーナイン

タイニイアリス(東京都)

2012/06/08 (金) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★

チーム9観劇
「あんた東大生なのに、なんで、そんなにヤンキーなんだよ!」というストーリー予告に惹かれて観劇。確かに美智子は少しばかりヤンキーっぽかったけど、ストーリーは極めて原作に忠実であった。
個人的にはもつとデフォルメした新しい飛龍を観た
かったのだがなぁ。山崎一平役、台詞の間違いが目立ち、その都度気分が萎えてしまう。練習不足か。
其れにしても、タイニーアリスのあの椅子は何とかならないものか、腰が2時間もたない。

このページのQRコードです。

拡大