
犬と独裁者
劇団印象-indian elephant-
駅前劇場(東京都)
2023/07/21 (金) ~ 2023/07/30 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
こちらも未記入だった。劇団印象のこのかんの舞台(テーマ:芸術と戦争の連作)全て配信で見ている。広い舞台で上演したチャペックを題材にした「水のあしおと」の次か。小さな劇場に戻り、今度はロシア文学者ミハイル・ブルガーコフという小説家が題材である。ロシア・ウクライナの文学者である事から掘り下げたものだろうか・・。帝政ロシア時代のウクライナ・キエフに生まれ、ソ連時代を生きた文学者だが、作品が発禁処分となる長い期間が今作の舞台になっている。来歴を見ると興味深いので調べてみるのはお勧め。

老いらくの恋
秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場
紀伊國屋ホール(東京都)
2023/05/24 (水) ~ 2023/05/31 (水)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
感想が未記入だった。こちらは配信で鑑賞。ほぼ正面からの撮影で寄りの距離は切り替えているが凡そ劇場観劇している見え方に近い。俳優の顔も小劇場のように間近でまじまじと見る瞬間はないが、音声がしっかり録れているので支障ない。
なので「劇場で観たっけ?」と記憶が混濁しそうになる。
さてお話はこの作家がシリーズ的に執筆しているらしい農村を舞台にした物語。都会から勉強だか実習だかでやってきた若い女性の働き手が場を明るくしている「時期」を切り取った舞台になっている。これがデフォルトで実際には「お寒い」農村事情を覗かせるという事ではなく、農業に勤しむそれぞれの世代の若者たちの現在進行形を描く。無論ドラマには葛藤と対立があり、舞台となる農家の居間で説教臭くなく自説を語っている相手、その若い彼女のつぶらな瞳を媒介に「あるべき農業」のイメージを膨らませた観客は、青年グループのリーダー的存在が「厳しい現実に対応する道として」その逆を行こうとするのがフラストレーション。やがて終盤に至りその対立は超克され大団円に向かうが・・舞台で語られる素朴にそうだな、と思える言葉が、あっさりと、バッサリと両断される今の日本が(そこには描かれていないが)思われる。これだけでは足りない、もっと言葉をもって跳ね返さなければ・・・と、大団円に悦ぶ一方で脳の片隅でもう一人の自分がぐずっている。

The VOICE
ブス会*
遊空間がざびぃ(東京都)
2022/11/24 (木) ~ 2022/11/30 (水)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★★
観られず悔しかったブス会の本作を、一年後の今配信で鑑賞できた。ラッキーである。ペヤンヌ女史の映画公開に合わせた模様。
その映画の題材とも通じる舞台でもありそうだ。
氏の居住する住宅地区には「変わらなさ」を象徴する木々たちがあり、20年住み続けた結果としての歴史も地域にあった。それに気づかせた突如現前した道路計画、区行政の存在がペヤンヌ氏の視界に入って来る。
従来とは作風を大きく変え、題材に即して地域住民の言葉を拾い登場人物とした。南阿佐ヶ谷の風景が(どこがどうと知っている訳ではないが)瞼に浮かび、共に想像する時間。風が吹き、国道を通る車の音を遠くで聴く・・。異儀田女史はどんな芝居にもあの風情で収まるな・・と感心したり、土地に根差して暮らす人たちの声を本人に代わって発する俳優たちも同志に見え、演技エリアを示した輪っかの外に一人体操座りして見続けるペヤンヌ氏に「見届ける人」のモデルをチラ見しながら観客もその目線を彼女に倣いつつ送る。何か見えない線で繋がれた「関わり」を感じる体験に浸った(映像鑑賞にも関わらず・・)。

夜を歩く
劇団肋骨蜜柑同好会
新宿眼科画廊(東京都)
2023/12/08 (金) ~ 2023/12/12 (火)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
映像にて拝見。久々に観た肋骨蜜柑の今作はフジタ氏作でないので比較評価する基準がないが、フジタ氏特有の難しいフレーズ、概念を橋渡しに用いる手法?は封印。新宿眼科画廊というスペースを活用した趣向とテキストが有機的として独自に立ち上がっていた感触。喧騒の都会の深夜が時限的に異次元となったのか、迷い込んだ者の実は錯覚か幻覚か、何組かの会話・エピソードが並行して群像劇風。奇妙でいて懐かしいような体験に誘われた。
映像鑑賞の一度目は得てして抜けが多。二度目の視聴をしようと思っていたらPCトラブル、期限が来てしまった。何かもっと発見がありそうだったんだが・・

境界
劇団夢現舎
新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)
2024/01/06 (土) ~ 2024/01/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
コロナ期に配信でみた一人芝居で知った劇団。劇団の歴史はそれなりのようだが出演陣は益田喜晴氏(喜頓と読みそうになる)がベテランの域である以外は4名とも若手(と見えてover thirtyかも)の男女。皆が劇団員風情であるが、にしては?中々の実力。短編は既存作品とオリジナルを織り交ぜた11編。「境界」とは格差、無理解の壁といった幅広い概念だが、冒頭の「笑顔」は教団信者の作り笑いで教会に引っ掛けたな、とふと彼らの手にあるビラを見ると「ものみの・・」おっといきなり実名??と窺っていると、徐に客席にそれを配り出す。見れば「ものみの櫓」、なんじゃこりゃであるが開けばおみくじであった。・・といった正月らしいのがこの公演の趣向、一つ一つが楽しめる短編集としたのもそうした事のようで最後はプチ獅子舞も登場した。チェーホフの短編や、思わずぐっと来る山本周五郎「壺」、トリは落語「井戸の茶碗」(要諦を押さえつつ最短化して上出来)。等織り交ぜながらオリジナルも気の利いたお話。中でもやや長尺の「消防民営化」(近未来)「国境」(現実)は現今の「問題あり」な風潮を抉って笑わせ、何気に秀作であった。
こういう風刺の効いた劇は例えばロシアだとか、どこか「後れた国」の融通の利かない役人や金欲性欲に弱い地主、地方領主はたまた王様など煮ても食えない権力を揶揄する話だと昔は思っていた。
今はわが国の話である。

ヴィヴァルディ 四季
アーティストジャパン
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2024/01/06 (土) ~ 2024/01/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/01/07 (日) 16:30
音楽は知ってましたが(「春」だけ)バイオグラフィーは知りませんでした。生演奏もふんだんに使用され、音楽もお芝居も両方楽しめる素敵なステージでした。当時のヨーロッパの情勢にも触れていたので、歴史の勉強にもなりました。

宮沢賢治朗読短編集
J-ROCK
浅草九劇(東京都)
2024/01/10 (水) ~ 2024/01/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/01/12 (金) 14:00
3作品が1つのステージのなかでメドレー的にスムーズにつながっていたと思います。会場のスケールに合った、アットホームな作品に仕上がってました。

舞台「Go back to Goon Docks」
舞台 「 Go back to Goon Docks」 2024 製作委員会
EX THEATER ROPPONGI(東京都)
2024/01/11 (木) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/01/14 (日) 18:00
「十三夜」と「桜の森の満開の下」を見ました。ベースとなってる物語とオリジナルな部分の噛み合い方が最後の最後に明かされる部分がカタルシスでした。ロックのコンサートでも使われる会場だけに、音響に迫力がありました。

すいません、どうかしてました。
大人の麦茶
新宿シアタートップス(東京都)
2024/01/12 (金) ~ 2024/01/17 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白かったです。
最初は分かりにくさを感じましたが、次第に惹き込まれました。
不思議なストーリーの中に、自分にとって大事な事は何か、愛や友情、諸々が詰まっていました。
笑いあり涙あり、感動ありの舞台でした!

鍵泥棒のメソッド→リブート
ニッポン放送
本多劇場(東京都)
2024/01/11 (木) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
風呂場での転倒事故に乗じて被害者のロッカーキーを自分のと取り替えてしまう売れない若手俳優
そんな出来心のせいでとんでもない展開に…
売れない若手俳優 望月歩さんと転倒で記憶喪失になってしまった伝説の殺し屋 少路勇介さん
何といってもこのお二人が肝(きも)になった物語でこれが絶妙に素晴らしく、別々のアプローチで二人と深く関わっていく女性、秋元真夏さんと鈴木杏樹さんの存在もそれぞれに違った魅力があってとても良かった
どの役者さんも主役を食ってしまいそうな勢いだけれど決してそうはならないナイスなパワーバランス
おかげで全部のシーンが見どころかっ!てくらいにどこを取っても、誰を観ても面白く、まさに文字通り のけぞっての笑いまくりでした
同作品は過去に映画でもやっていますが、演劇でしか表現できないオモシロの仕掛けでいっぱい
なぜ演劇が映画より縛りが多く料金が高いとしても観に行く価値が充分にあるのか、とても理解できる公演でした

ストレンジャーズ イン ザ ナイト
スラステslatstick
駅前劇場(東京都)
2024/01/16 (火) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしかったです。派手な演出もなく、ほんと、役者さんの力量だけで魅せる舞台に感服しました。いろんな状況を想像しながら観劇できました。観客の頭にいろいろ絵を思い浮かばせる舞台が本物の舞台だな…と思った次第です。

すいません、どうかしてました。
大人の麦茶
新宿シアタートップス(東京都)
2024/01/12 (金) ~ 2024/01/17 (水)公演終了

オデッサ
ホリプロ
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2024/01/08 (月) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/01/13 (土) 18:00
いやぁ、ホント面白かった!
言葉とコミュニケーションを真ん中に据えて、こんなに笑える舞台になるなんて。
いや笑いだけでなく伏線も緊張感もキレイに折り込まれて、しっかり楽しめる1時間45分だった。
追加席の補助席で前方下手側の端だったけど、舞台が近くキャストの表情もよく見えて大満足。

アンネの日
serial number(風琴工房改め)
ザ・スズナリ(東京都)
2024/01/12 (金) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/01/13 (土)
それぞれの初潮体験から始まり、日本における女性の立場や地位に関して考えさせられました。
もうこの年になり、それぞれに「あるある」頷きながら、だからこそ今後どうしていったらよいのかと問題提起されたとも感じました。
演劇ならではのことですね。

舞台「Go back to Goon Docks」
舞台 「 Go back to Goon Docks」 2024 製作委員会
EX THEATER ROPPONGI(東京都)
2024/01/11 (木) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「十三夜」観ました。シェイクスピアの「十二夜」を劇中劇として、笑いとシリアスが渾然一体となった群像劇、グッときましたね。ミュージシャンのライブでは何回か来たことのある会場でしたが、芝居は初めて。音響が良くて、重低音が響きますね。

ひとえに
シニフィエ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2024/01/13 (土) ~ 2024/01/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/01/15 (月) 18:30
丁寧に描かれる「理不尽」の詳細。ちょっと痛い。(3分押し)127分。
5人の俳優が丁寧に描く現在の「理不尽」。言葉が多すぎて圧倒されるけれども、リアルはある。

フェスティバル#4 Match up
プロトテアトル
Live-art-bar MagaYura(大阪府)
2024/01/13 (土) ~ 2024/01/14 (日)公演終了
満足度★★★★
会場がとても狭い反面、役者との距離がとても近く毛穴まで見える(嘘です…)女優が複数と男性一人で演じる会話劇 千里ニュータウンや多摩ニュータウンを意識しているのか、その場所の栄枯盛衰を上手く表現していた 香川さんが可愛かった

フェスティバル#4 Match up
プロトテアトル
Live-art-bar MagaYura(大阪府)
2024/01/13 (土) ~ 2024/01/14 (日)公演終了
満足度★★★★
ワンドリンクをビールハイ(ビールにブラックニッカをかなり混入)を飲んだせいか、テンションはハイに
二本立て
まずは地球の誕生を自分の人生❔(産まれてから死ぬまで)に例えた話 悩みは色々有るけど、地球誕生基準で考えるとちっぽけなモンなんだと、改めて認識させて頂きました

Ms. YAMA-INU
劇団鹿殺し
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2024/01/12 (金) ~ 2024/01/15 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/01/12 (金) 13:30
正直、観劇前は、元SKE48/AKB48に所属していた木崎ゆりあさんと、元乃木坂46所属の伊藤純奈さん、能條愛未さんと演出家兼劇作家で俳優の丸尾丸一郎さん含め、男女6人中元国民的アイドルが3人もいるということで、とても豪華で、すごく期待すると共に、不安も感じていた。
なぜなら、元国民的な女性アイドルや2·5次元舞台俳優が、あらすじを読んだり、チラシの雰囲気を見ても、かなりアングラ劇というか、ゴシック?サイコ?ホラーミステリーな感じが漂っていたので、よほど殻を破るというか、体を張った、良い意味で今までのイメージを打ち壊さないとできない劇だと思うので、なかなか大変なのではないかと感じた。
実際に観劇してみて、6人しか出て来ない劇というのもあって出ずっぱりの役者がほとんどということもあるだろうが、ハマダマコトという男か女なのかもわからない同級生を巡って、共通の手紙を受け取っていた先生含め3人の男女が裏山に埋めたタイムカプセルを掘り起こし、それぞれ背後から何者かに襲われて、気が付くと、山小屋に閉じ込められ、そのすぐ外を野良犬が徘徊している模様の極限状態中で、狂気に襲われたり、人肉を食べたり、料理する場面、人を刺し殺す場面、虫がたかったチョコレート、何とかハマダマコトのことについて思い出そうとする服部先生と、狂気とグロテスク、エロを彷彿とさせる描写や、生々しい殺人描写に、所々笑える場面含め、背後から襲われる前後や閉じ込められている時など、そういう微々たる差や表情に至るまで元SKE48/AKB48や元乃木坂46、2·5次元俳優とは思えないほどの体を張った演技にただ、ただ、圧倒させられ、劇世界にのめり込んだ。
また、木崎ゆりあさんや伊藤純奈さんの仲万美さん演じる出自からしても野良犬のような或る女に対して、容赦ない蹴りや罵声が意外にもかなりハマっていた。
終演後の現役AKBの岩立沙穂さんを交えた、ぶっちゃけていて、時々のほほんとしたトークもかなり笑えた。
特に、現役AKB48岩立沙穂さんと元SKE48/AKB48の木崎ゆりあさんとの絶妙なボケ突っ込みで、かなりズケズケと言い切る木崎さんと劇中とはまた違った面も見れて面白かった。
演出家兼劇作家兼俳優の丸尾丸一郎によるそこ聞いても大丈夫なのというような、聞いてるこちらが冷や冷やしてくる質問を木崎さんや岩立さんにしていて大いに楽しめた。

ビバ!小町さん
劇団ドラマ館
多摩市立関戸公民館・ヴィータホール(東京都)
2024/01/13 (土) ~ 2024/01/14 (日)公演終了