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RAIL RULE ROOTS -レール ルール ルーツ-(盛況の裡に幕を閉じることができました。ご来場に感謝いたします。)

RAIL RULE ROOTS -レール ルール ルーツ-(盛況の裡に幕を閉じることができました。ご来場に感謝いたします。)

THEATRE MOMENTS

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2012/11/07 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

よかったです!!!
ストーリー 動き やりとり 毎回思う 楽しさ
また見たい!
でも、日程的に
多分無理・・・。
ものすごく残念。
行ける人がいるなら
ぜひ行って欲しい。
今 こんな時だからこそ 見て欲しい
感じて欲しいです。

ということで、いつもながら人に伝える書き方じゃないなと思いつつ。
やっぱり モーメンツ大好きです。

ネタバレBOX

私の感想が相変わらずまとまらないのはまとめる気がないのか
お話の始まりがいつもと違う。
アクティブさと 音楽と ざっくりとした全体の雰囲気はいつもと一緒
だけど ところどころ とってもなにか違う印象が どついてくる感じでした。

忘れてはいけない 忘れられないはずなのに 少しづつ薄まりつつある記憶を
ぐっと ぐぐっと 突っつかれた感じです。

今までの あの役かっこいいなぁとか
ではなく 違う感覚というか 必死ぶりにお話ではなく涙が出そうでした。

終演後
後ろを振り返って・・・
あれ、ここってこんなに狭かったんだ
なんであんなに大きく感じたんだろう。

劇なんだけど 舞台なんだけど なにか ちょっと違うものを見た
そんな気持ちにもなれる舞台でした。

ありがとうございました。
『熱狂』・『あの記憶の記録』3月に完全再演致します!!詳しくは劇団ページをcheck!!

『熱狂』・『あの記憶の記録』3月に完全再演致します!!詳しくは劇団ページをcheck!!

劇団チョコレートケーキ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★

あの記憶の記録
面白い。チラシデザイン思い出してウッってなる。

ネタバレBOX

ポーランド出身のイツハク(岡本篤)と兄アロン(根津茂尚)は、アウシュビッツ収容所にて、ユダヤ人の死体から髪を剃ったり金歯を抜いたり、その処理や、騙してガス室に送ったりした過去を持つ。終戦後イスラエルに移り、体験を打ち明けず家庭をそれぞれ持つも、アロンはそれを忘れようとし、イツハクはSS(ナチス親衛隊)ビルクナー(浅井伸治)の亡霊に悩まされていた。25年間ずっと…。

子の徴兵と学校の教師・サラ(川田希)の件で、過去を告白するイツハク。ナチスの暴虐だけでなく、自分らの振る舞いも赤裸々にするが、やはり現れる亡霊のビルクナーは、イハツクの「罪」を問う。そしてアロンはイツハクが、ビルクナーを残虐なSSだという記憶へ書き換えていることを指摘。隠れていろと助言するビルクナーを絞め殺した事実を受け止めるイツハク…。

単なるナチスの虐殺話に終わらない点が良い。家族に会いたかったビルクナー(の亡霊)からのメッセージで、妻・デボラ(竹田りさ)に「助けて」とかすかに言うラスト。憎しみの溢れる世界で、「家族」が美しく輝く瞬間だった。

上の亡霊がイツハクの妄想であれば、憎しみは世界にあるものと言ったビルクナーの憎しみは、その家族の憎しみは、やはりまだこの世界に存在しているのだろうか。それとも誰かが癒したのだろうか。そうならいいなと。

無くせないのなら分け合え、そして生きろ、という人間賛歌だった。
エキスポ

エキスポ

ハイリンド

d-倉庫(東京都)

2012/11/01 (木) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

満足感に浸る
終わった後、「芝居を観た」という満足感が非常に高い!
昭和の万博のころの宮崎の田舎を時代背景に、「母」の葬儀に集まった家族と多種多様なご近所さん達。

ネタバレBOX

14名の人々が、団結することもなく、それぞれの事情や都合や成り行きや習性でお葬式を過ごして、交差していきます。
親戚や客との色んな組み合わせの会話を聞いていくうちに、それぞれの人間関係とストーリーの進行が分かってくるという、計算しつくされた脚本でした。

特に、出戻り娘と元夫の復縁の有無、連れ込み宿を経営していた母の日記に何が書かれどこにあるのかというサスペンス要素、サンマリンでのオカマ事件が、交差する中でグッと興味を掴むエピソードでした。

役者の年齢が全体的に高いのも特徴的で、酔っ払う場面、トイレに行く場面、世間話をする場面、挨拶の仕方、スーツの着こなし方など、癖のあるご近所さん達の演技において、とても秀逸で説得力抜群でした。

気弱なおじさんキャラクターや機嫌の良いおじさんキャラクターにクスリとさせられることも多々。途中、4人ほど、どこかしらで歌を口ずさみましたが、全員やたら上手くてちょっと驚きます。

いつの間にか緊張感を持って引き込まれていたようで、最後のシーンで万博の喧騒とお父さんの宮崎弁が視覚化された時、人情に訴える素敵なラストにジーンと胸が熱くなりました。

舞台美術も、居間(台所)の様子がとてもよく再現されていて、テレビが映される様子が、懐メロを利用しながらとても上手く表現されていたのが印象的でした。

僕から見れば僕が正しい、君から見れば君が正しい

僕から見れば僕が正しい、君から見れば君が正しい

MacGuffins

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/11/07 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★

楽しめました
コントのような短編集、笑わせてもらいました。ちょっとシリアスなところもよかったです。役者さん達動き回って大汗かいてましたね。体育会的ノリを感じました。

公開リハーサル

公開リハーサル

sunday

ABCホール (大阪府)

2012/11/08 (木) ~ 2012/11/08 (木)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい!!!
フライヤーに記述されてる通りの世界が広がるグルリルワールドに終始釘付け!頭の中、まだ、グルグルしてますが(汗)この世界は、是非とも体感すべきかと(^^)b

テノヒラサイズの飴と鞭と罪と罰

テノヒラサイズの飴と鞭と罪と罰

テノヒラサイズ

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2012/11/06 (火) ~ 2012/11/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

アメ村でも観たけど
今回は三鷹・・。

前回は大阪の中心部で、今回は三鷹と、
「・・イヤ、なんか本来だったら下北とかで全然大丈夫だと思うんだけど、
東京の演劇エリアから外れててちょっと残念」とか思ったり(苦笑

正直、行くまで初演を観ていたことを完全に忘れていた
(ヒドミといい最近物忘れが多いな・・(汗
けれど、劇場入って舞台上のセットを見た瞬間に、完全に思い出した(笑

テノヒラサイズを何度か観た人なら分かると思うのだけれど、
役者さん達が非常に個性的(そういう意味ではスクエアに似てるかな・・)なので、
東京ではそのあたり、ちょっと演技が「クサイ」とも見られそうだけれど、
大阪ではこの位分かりやすくないと通じない(お調子者の街だからか(笑
し、その安定感のある演技に支えられ、
役者のポジション(舞台の中での立ち位置とでも言うのかな・・)が目まぐるしく変わっても
安心して見ていられる(そこが意外性という点で物足りなさを感じる人がいる理由かもしれない

演技が役者の地に結構支えられている部分が多い気もするから、
台詞で「私がやった」
的なことを言っても、
観ている観客は
「・・男前やな、この女性(ヒト」
位な柔らかい空気が観客席を包む。

そういうのは、全部自分が2年前(だったか?)アメ村で体験したことだ。

「どうやって俺を楽しませてくれるんだ?」
的なBlurの歌詞でも聞こえてきそうな(Entertain me!)
雰囲気で腕を組んでいる人にはちょっとアレかもしれない(笑

「自分は楽しみに来たんだ、楽しまなきゃソンだ!」
みたく前のめりになって、大阪チックに娯楽にガツガツしてた方が良いと思う。

大阪の観客は、テノヒラサイズが自分たちの意気込みにキチンと応えてくれる劇団だと知っているから、
安心して舞台に身を委ねている。

その空気がまた心地よかったり(笑

物語は、完璧。

ただ、初演と再演と二回観た経験から言うなら、
出来れば二回観た方が絶対に良いと思う。

あまりに完成度が高いため、
宝塚並に舞台のあちこちに見どころがちりばめられている(それこそテノヒラサイズの視界のなかに(笑

この作品を1回観ただけで全てを把握するのは難しい(どんな舞台でもそうだけれど、今回は特にそうだと思う。面白いところが一杯あるよってことです

自分も割と舞台を観て、舞台を分析する力的なものは割とある方だと思いますが、
2回観て、大阪の観客たちが笑っていた所で自分が気づいてなかったところにようやく気付いてきました。テノヒラサイズについてはまだまだです(苦笑

別に営業でもなんでもなく、2回観るのがおススメです
(一応チケプレ的ななんかでも、知り合いがいるとかでも全然なく、純粋な感想です(笑

ネタバレBOX

場を収めるために罪をかぶるのは、大阪では「カッコいいこと」らしい(笑
石棺~チェルノブイリの黙示録

石棺~チェルノブイリの黙示録

劇団昴

座・高円寺2(東京都)

2012/11/08 (木) ~ 2012/11/14 (水)公演終了

満足度★★★

石棺
人間が怖いのか、放射能が怖いのか。

ネタバレBOX

モスクワの放射能研究室(兼病室?)では、被曝者のベスメルトヌイ(奥山隆仁)の研究・治療をしている。そこにインターンの女性3人がやってきた日、原発事故が起こり、被曝者たちが運ばれてくる…。

一幕は、乳牛や鶏を気にかけるおばちゃんのクラーワ(竹村叔子)が死ぬまでを描く。二幕、やはり被曝者が死ぬ中、査問官(宮本充)やアメリカの研究者・カイル(宮島岳史)が訪問。ベスメルトヌイが、被曝した所長(山口嘉三)へのドナーを申し出る。
一幕前に舞台設定の説明や二幕が一幕のラストから始まるって親切設計。

舞台で「システムがシステムを止めた」ってあったのが印象的。原発関係者の被曝者が告白する自分の責任は果たしたってのが、折り重なって起きた事故なのか。そして、舞台には現れない責人者たちも。人が責任取れるレベルではないシロモノで、(原因究明に意味はあるけどそれとは別に)そら恐ろしい存在ってのは伝わった。
ベスメルトヌイがドナーとなり、所長を生き続けさせようとする視線が痛い。そして、動物を想うクラーワのあっけない死が痛い。

台詞が覚束無いような印象。1~10号室のセットと照明は良かった。
『熱狂』・『あの記憶の記録』3月に完全再演致します!!詳しくは劇団ページをcheck!!

『熱狂』・『あの記憶の記録』3月に完全再演致します!!詳しくは劇団ページをcheck!!

劇団チョコレートケーキ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

熱狂
難しいお話でしたが、パワーと熱があって面白かったです。

ピアソラ-タ

ピアソラ-タ

劇団 浪漫狂

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2012/11/08 (木) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★

初日観劇でっす
確かに人情喜劇でしたが、ストーリーが王道過ぎるキライを感じました。
(江口洋介にいちゃんの家族・街もの人情ドラマ好きな人にはドツボかも(^^)
丁寧に出来ていて役者さんも楽しめたのですが、
もう一ひねり欲しかったかなーという1時間40分でした。

ネタバレBOX

舞台は「洋食屋アストル」(ご近所でもオムライスが評判)の店の裏。
いつの間にかその裏にダンボールハウス(なかなか芸術的な出来でした(^^)を築いた4人のホームレスのゴミ漁り→食事から物語りは始まります。店裏に居つかれて困る店主の高木総介ですが、強制退去させるわけでもなく黙認です。そして同じ商店街のメイド喫茶トゥインクルハートの3人娘(仕事の制服=メイド服での営業ですが、約1名高齢者あり(^^)も宣伝ティッシュ配りなどしていますが、アストル同様客の入りも少なく㈱GOTOの巨大ショッピングモール建設による立ち退きの圧力を感じる日々です。今日もスーツ姿の3人組=㈱GOTOの専務、前園女史と部下の原田+吉田が、あと1軒となったアストル立ち退きを8000万円でどうかと持ちかけますが、総介は従業員の伸行と共に追い返します。男手一つで育てた息子の歩も10歳と成り遊びたい盛りですが、店が閉められず遊園地に行く約束も父総介は守れません。ゴミ箱の中からその話を聞いていたホームレスのリーダーはこっそりと歩を夜の遊園地へ連れて行き貸し切り状態で遊ばせ、このことは皆には内緒と話して歩も守ります。いなくなった歩を、総介の幼馴染ちなみも探してくれますが。無事に帰ってきた歩に一同安心します。帰る前に歩は父の知り合いという女の人に出会います。実は歩の生みの親貴子であり、8年前に食育ジャーナリストの仕事を続ける為、歩を置いて家を出ていたのですが、仕事が軌道に乗り、息子と暮らしたいと総介の元に来たのでした。歩は同級生と同じゲームを持っていないので遊べないと、また店に来た貴子にもらし、うちに来ればゲームが出来るし父には連絡すると家に歩を連れて行きました。電話を受けた総介は息子が母を選んだならと傷心し店を売ることも決意したのですが、ちなみが歩みを連れて店に来ます。貴子をかーちゃんと呼ぶように言われて出来ないとと返答した歩は父からも家に戻るなと言われたと思って駅でぼーっとしていたとちなみは総介を叱り歩は父が大好きで、かーちゃんと呼んでもいいのはちなつネーチャンだと言い。元に戻ったのですが、1度店を売ると言ったのだから守れと前園が迫り、2週間で閑古鳥の鳴く店を客でいっぱいにできたら立ち退きも諦めると約束し、ホームレス4人組や街の皆の協力で行列のできる店にしたのですが、ついに㈱GOTOの社長が店に来て部下の約束は所詮個人の口約束と言い1億出すので立ち退くように迫ります。がそこへホームレスのリーダーが実は4年前に失踪した元㈱GOTOの田所会長と判り、諭された後藤社長は立ち退きをやめ、自分が親から捨てられたと思っていた総介は死んだ親父の遺品を伸行と取りに行く(いままで連絡の手紙すら捨てていたが、今回は従業員の伸行が手紙読んで説得した)その事で男気をみせた総介はちなみとの賭けに勝ち、負けたちなみは賭けの条件である花火を打ち上げることになり、歩の願いも聞くことになります。遺品を伸行と受け取り帰りの電車の中で遺品の中から総介が父に捨てられた日の日付の手紙を見つけ読みます。実は総介の父は長くなく施設に総介を預ける以外に方法が無かった、もしできればお前も家族を築いていくようにとしるしてあり。街に近づく車両から花火が見られ、ちなみの花火と気づく二人。戻った街では歩の願いでウェディングドレスを着たちなみが総介を出迎えて歩が二人をとりもって終劇です。

ベタに、ちなつと後藤社長の縁談があったり。
縁談場が部下のオタク吉田のセッティングでメイド喫茶になり、
ももクロの唄が出てくるお笑いも楽しめたのですが・・・。

店長が立ち退きを拒否する理由が不明というかあやふや?
もっと明確に強く観客に訴えるものが無く共感できなかった!
(お袋を病気で無くし、父は愛人と家を出て一人施設で育ち、
やっと持った自分の初めての一国一城なので動きたくないとかねぇ。)

店の周囲にトグロ巻く位の行列のできる洋食屋になったら、
集客望めるんだから、後藤社長もショッピングモールに取り込んでとか。
妥協案で話し合い重視とした解決法の方が理にかなってると思う。
諭す会長もいるんだし・・。 金積むだけのバカ社長という役はいまいち。

「ショッピングモール完成で社長辞任に追い込める」という専務の台詞は必要無いような気がする。社長の影響力が削げるとか、その程度のほうが納得しやすいです。(どうせなら使えないオタク社員のフリをし、社長の密偵として吉田社員が専務の下にいるというような設定がええと思いました)

従業員ノブ君のバカキャラは楽しかった
メイドのヨネさんと共にね

また会長の影響力で遊園地貸切というのは、ちと行き過ぎ?。
時間制限とか点検員に眼をつぶってもらってとか台詞足した方が・・。
(この区画のみとか、このいくつかの乗り物だけとかね。)

いかんせん昭和テイストの浪花節=キライでない(^^)=でしたかな

左右に開く幕で場面転換したり、花火の照明や音での効果に加え。
ちなみ+総介のカップル祝福のクラッカーは演出よかったー(^^)

みなさんの役の掘り下げは成功と云えると思いますが(^^)
歩くんの下ネタ発言は無理してるかなーと感じました

南沢博子 バレエとフラメンコによる

南沢博子 バレエとフラメンコによる

株式会社アンクリエイティブ

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2012/11/08 (木) ~ 2012/11/08 (木)公演終了

満足度★★★★★

15時の回観賞
なぜかフラメンコは眠気を誘うが、頑張って観賞できました。

第1部は純粋に幕前でのソロであり、
生演奏も幕の後ろにシルエットで見えるだけ。
よく動けるなぁと感心
竹の芸術的な生け花状態が2本大きくアクセントになっていました
(専門のフラワーアレンジメントさん協賛とのこと)
<20分>

~休息15分~

第2部は物語仕立てで、
不思議な国のアリスのマッドハッターのお茶会の様相でした。
(衣装がユニークでした)
わかり易くユニークで、フラメンコに持っている固定のイメージ=
赤いドレスに黒い平帽の装いで、見事に決めてくれていました。
またタップダンスの披露もあって楽しめました。
<60分>

ちなみにバックでの生演奏の楽師サン達も、
ユニークな帽子被ってたりして可笑しさ出されていました。

4/12

4/12

AnK

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/11/06 (火) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★

無題509(12-252)
19:30の回(晴)。暖かい夜、階段踊り場の窓も開場時間まで開けられていました。19:00受付、開場。床には大きめのラグが何枚も敷かれています。入って左の椅子席に座りますが、今夜は椅子席より、壁際のパイプで組まれた席のほうが多かったかも。下手の階段には白い布が掛けられ、上手に向かって、籐製の収納BOX、柱の後ろにはベッド、黒色のテーブル、木製のBOX、タンス、TVとDVDデッキ、入り口は玄関、WCも舞台の一部(ここでの演技はみえませんが)。BOSSのスピーカーが3箇所に。天井からは電球。

19:27場内アナウンスで前説(ここでのアナウンスは初めて)、19:33開演~20:59終演(役者さんの挨拶なし)。みていてあまり気持ちがいいお話ではありませんでした...いきなり別れる場面。でも、終わって、電車に乗って、バスを待っている間...思い出すと、結構よかった。

ネタバレBOX

んーと、これは「時間」を遡っているのですね。それが(きっと)終わりまで続くのだろうなと気づくのに時間がかかりました。結果を先に提示...それをしっかり押さえていないと、肝心の「その場面」に気がつかず時間が遡ってしまいます。それが起こった直後に視線を移しても...時間はもどらない(これで結構落ち込む)。でも、面白い展開だと思いました。

「ぴあ」をみて、というのはずっと前のように感じる。平井さんはパワフル、四宮さんは、感情の切り替えがうまくて、人格の変容がリアルだった。

でもこういった関係って何年も続くのだろうか...と考えるのでした。
この中に裏切り者がいますよ

この中に裏切り者がいますよ

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

ぽんプラザホール(福岡県)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★

脚本が弱く、平板な舞台
ていねいに作り上げられた舞台だが、脚本のできがイマイチだ。小ネタばかりが並置されているだけで、それらが結びついて立ち上がるところまで練り上げられていない。
演出は、デテールにやたら力を入れて小技ばかりを過剰演技で見せようとして上滑りになっていた。小ネタ・小技は楽しめないこともないが、平板で緊張感に乏しい舞台だった。

詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。

遭難、

遭難、

劇団、本谷有希子

J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)

2012/11/06 (火) ~ 2012/11/06 (火)公演終了

満足度★★★★

人間の暗部に手を突っ込んでつかみ出した
人間の暗部に手を突っ込んでつかみ出したという舞台だ。
性格の悪い女の行動が前倒しにドンドン展開していって、じわじわとまわりの人間の真実までが露わになって、人間の醜悪さをこれでもかとばかりにさらけ出されていく。さらけ出されてしまえば大したことはなく、さらけ出されたことで浄化されたという感じさえあった。

詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。

バラバラ姉妹に憐れみを

バラバラ姉妹に憐れみを

水素74%

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/07 (水)公演終了

満足度★★★

俺は俺だという主張
 本作品は、家族や世間の人間関係なんてはかないものであり、信頼に足るものでないとする残酷な面をこれでもかと描いている。
 親や兄弟姉妹、恋人、友人全てが裏切り、無視、拒絶している断絶の世界。
 観ていて何でこんなにすれ違ってばっかり、合わせようとせず、嫌みと暴力に終始してしまうのだろう。
 不安と同居している男、DVな男、うそつきな女、セックス依存な女、愛情過多な女、血縁主義な女。
 異常というのはこうだと言っている感じ。あまりに異常だからこそ、笑ってしまう。
 
 ちんこを切ってまた新しいちんこが出てくるなんてことを大まじめに言う。
 それで、新しい人間関係を築こうとしている男になったりする。
 セックスが唯一の男女関係を成立すると考えている女。
 血のつながりこそ、家族のあかしとする姉。

 相手を信じない。信じたくない。信じても何も変わらない。
 それよりは始めから相手にしないか、反対のことを言う。それに限る。
 間違って相手すると、自分に負担をかける。
 そうならないため、予防線を張って対応する。
 関係そのものを分断することにきゅうきゅうする。
 それだけで大変なはず。考え過ぎなんだよ。素直に考えればいいのにと助け船出すと、余計なお世話となる。
 ひねくれることに生きがいを感じている人間のぶつかり合い。それがここのテーマ。
 バカだなあと俺なんか思う。
 どうでもいいことに情熱かけるオタクがいる。ここでは、人間関係を引き裂くオタクたちがいっぱいである。
 救われない人たち。そうした人たちをこれでもかと描いた貴重な作品。
 誰がなんと言おうと、こういうのがいるんだぞと主張した作品でもある。
 はたからみると、かわいそう。本人はだめだなあと思いもあるに違いない。
 それでも、人からやいのやいの言われれば反抗する。
 俺は俺だという主張である。

バラバラ姉妹に憐れみを

バラバラ姉妹に憐れみを

水素74%

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/07 (水)公演終了

満足度★★★★

承認願望
自分は変わらずに、それでもありのままの自分を肯定して欲しい、自己肯定感の低い今の青年の共通の思いだと思う。入れ替わるように連鎖していく人間関係をつなぐバトンは「寂しい」なのかな。この不条理劇は、心に素直にストンと落ちる。不思議だけど受け入れやすい。わかりやすくてクスクス笑うけど、クルリと世界が反転してゾッとしたりもする。共感の多い内容でした。

おじクロ

おじクロ

ラッパ屋

紀伊國屋ホール(東京都)

2012/11/08 (木) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

今、日本を元気にしてくれる演劇がここにある。
芝居が終わったあと、誰も席を立たない。拍手が鳴り止まない。こんな見事なダブルコールはない。ラッパ屋史上最高のラストシーンかも。

ともかく元気を与えてくれる。演劇の力、演劇の素晴らしさを教えてくれる。元気がない人、疲れている人、悩んでいる人、そして全ての日本人に今見てもらいたい作品だ。

『熱狂』・『あの記憶の記録』3月に完全再演致します!!詳しくは劇団ページをcheck!!

『熱狂』・『あの記憶の記録』3月に完全再演致します!!詳しくは劇団ページをcheck!!

劇団チョコレートケーキ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

ァの記憶の記録を観ました
さすがですね。芸のうまさに辛くて重くて暗い話であるにもかかわらず、感動しました。 まさに今そこで体験してるような・・すでに良く見知ってると思っていたナチのゲットーの事、実はあまりよく知らなかった事にもきずかされました。場面転換もスマートでさすがです。

高橋ギロチン

高橋ギロチン

劇団鋼鉄村松

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/11/07 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★

ボスの思考回路が窺える?(笑)
無差別殺人事件と死刑廃止論を中心に据えて、その周辺…どころか大きく逸脱したネタを練り込んだ不思議な味わい。
よって話の筋を追うには向かないが、ボスの思考回路的なものが見えるようで、共通項があればあるだけ楽しめるか?
メタフィクション的な部分(ボス曰く「言い訳」(笑))も好み。

 新譚サロメ   (改訂版) 

 新譚サロメ   (改訂版) 

ウンプテンプ・カンパニー

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/10/29 (月) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

観た
劇団もサロメも初見。
劇場の使い方が面白い。
不思議な世界観で生演奏や照明、セットが幻想的な空間を作り出す。
日本の神話や昔話のようで美しくも切ない物語だった。

イントレランスの祭

イントレランスの祭

サードステージ

シアターサンモール(東京都)

2012/10/30 (火) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★

観た
設定がとても面白い。
鴻上作品らしく、抜群のテンポの良さとダンスの切れや笑いを織り交ぜて、重いテーマである現代社会の問題を提示する。
新しさは無いが安定した舞台。ファンには堪らないだろう。

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