最新の観てきた!クチコミ一覧

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わが星

わが星

ままごと

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/04/15 (金) ~ 2011/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

これは好きだ!
まるで「音楽」だ。
当事者になれない虚しさ。
耳がいい、音に敏感。

重力、遠心力、そしてそのバランス。

ネタバレBOX

配役は「声質」で選んだのではないかと思ってしまう。宇宙の広がりが、個人的な心、気持ち、にじんわり染みてくる。

ただ、3.11以降の観客としては、去る者、残る者、それらを遠くから見守る者、3.11以降の世界を重ねてしまう。
つまり、初演とは確実に違うモノを受け取ったのではないかと思う。そう考えると初演見とけばよかったなぁと思うのだ。
元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら)

元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら)

国立劇場

国立劇場 大劇場(東京都)

2011/12/03 (土) ~ 2011/12/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

「日本的」な「察し」
討ち入りなどはない、「静かな忠臣蔵」。

ネタバレBOX

「元禄忠臣蔵」 《江戸城の刃傷》
 《御浜御殿綱豊卿》
 《大石最後の一日》
という内容。
つまり、討ち入りなどはない、「静かな忠臣蔵」と言っていいのではないだろうか。
「江戸城の刃傷」も内匠頭が吉良に斬りつけるシーンはなく、すでに内匠頭は取り押さえられている。

この「静かな忠臣蔵」で見せてくれるのは、「日本的」な「察し」だ。
「何も言わずにわかる(だろう)」ということ。顔を見て、目を見て、互いに察し合い、「うむ」と頷く。
それは、観客にも必要なモノでもある。

「ここでは、彼らはわかっているのだ」ということを「察し」なくてはならない。
例えば、内匠頭が刃傷に及んだ理由を語らないことや、「刃傷なのか喧嘩なのか」という言葉の使い方、また、綱豊が助右衛門に尋ねているのはどういう意図なのか、そして、十郎左衛門が語らないのはどうしてか、さらに浅野家再興との関係など。
「大石最後の一日」での、男の姿で現れたおみのの心情、それを最初は断るが「偽りを誠に」と言うおみのの言葉に揺り動かされた内蔵助の心情。磯貝の「婿に相違ない」と言わせるまでのやり取りなど、気持ちの襞を見せるような
美しく無駄のない台詞。

そう、この舞台は、洗練された台詞を楽しむ舞台でもある。
台詞の間に隠されたり、現れてくる感情、本音や建前に隠れている感情、露わになる気持ちなどを読んでいくというところが肝であるのだ。

討ち入りのカタルシスはないものの、そうした「心情のやり取り」が、美しい台詞の中から聞こえてくるのだ。

中村吉右衛門はさすが、「ここだ」という場所をきちんと観客に伝えてくる。
記念オペラ「古事記」

記念オペラ「古事記」

東京文化会館

東京文化会館 大ホール(東京都)

2011/11/20 (日) ~ 2011/11/23 (水)公演終了

満足度★★★

重厚
オーケストラの音と歌をきちんと聴かせる。
ただし、少し短いかな。
本当ならば、ニーンベルンゲンのようになったのではないか。
もっと壮大なものを期待していた。

同じ黛敏郎のオペラ『金閣寺』が内へ内へと向かう作品だったのに対して、外に向かっていくように感じた。

八岐大蛇は残念。

CDが廃盤なんだよなあ。

お伽草紙/戯曲

お伽草紙/戯曲

劇団うりんこ

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

これを子ども向けとして上演していることにかなりの驚き
押さえておかないと、雀のように飛び立ってしまう昔話。
手の指の間からポロポロとこぼれ落ちてしまうお話。
子どものように真剣に観た。

ネタバレBOX

チラシが楽しい。

冒頭の老人の独り言から舞台に引き込まれる。

子どもたちは、埋め込まれた、よく知っているお伽噺の断片を、舞台の上から見つけ出す楽しさもあるのだろうか。
また、あるいは、断片から作られたお芝居に、自分ならではの「物語」を見つけ出しているのかもしれない。

まあ、自分が小学生とかだったら、目の前で大人たちが一生懸命やっていることは、同じように一生懸命見るだろうなと思うけど、大人は、つい、いろんなことを考えすぎてしまうのだな。
 新譚サロメ   (改訂版) 

 新譚サロメ   (改訂版) 

ウンプテンプ・カンパニー

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/10/29 (月) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

(いい意味で)まるで古典のようで
骨太で洗練された戯曲。
因縁や因習を軸に織り成す物語。
セットも生演奏もとてもいい。

当日パンフレットには、この舞台に関連する情報が丁寧に書かれていたが、これはそこまで説明する必要があったのか、と思ってしまう。
確かにそれがあるとないとでは、内容を理解するのに違いが出てしまうのだが、舞台は舞台で簡潔してほしいと思うので、ここまで必要はなかったように思う。

ただし、役者がこの戯曲には若すぎた(年齢ということではなく)のではないかと思った。
彼らにふさわしい戯曲か、戯曲にふさわしい役者だったら、と思った。

この劇団、今後も注目したい。

激情版!1.2.3ショットマンレイ

激情版!1.2.3ショットマンレイ

劇想からまわりえっちゃん

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/08/24 (金) ~ 2012/08/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

見応えあり。
役者の力と本の力で物語に引き込まれた。二本がそれぞれ作風が違いながら二本見るとさらに感動という作りが秀逸。

『つまんなかったら言ってね、死ぬから』【ローション・ペペと提携!】

『つまんなかったら言ってね、死ぬから』【ローション・ペペと提携!】

あんかけフラミンゴ

Geki地下Liberty(東京都)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

作家の個性が際立つ
ようやく島田真吾のやりたいことが形になってきたと感じた。これからが楽しみ。

不敬罪

不敬罪

早稲田大学演劇研究会

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2012/02/03 (金) ~ 2012/02/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白い!
一色洋平を中心に役者の配置が見事。とても面白かった。

ドグラ・マグラ

ドグラ・マグラ

劇団霞座

アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)

2012/03/01 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

意欲作
学生演劇で、ドグラ・マグラが観られるとは思わなかった。
しかも、完成度が高い。

チャレンジ精神も含めて高く評価したい。

A MIDSUMMMER NIGHT'S DREAM

A MIDSUMMMER NIGHT'S DREAM

声を出すと気持ちいいの会

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2012/03/10 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

可能性を感じた
311に上演することを意識した作品。
力みが少し感じられたが、それにしても大きな可能性を感じた。

新年工場見学会2013

新年工場見学会2013

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2013/01/02 (水) ~ 2013/01/04 (金)公演終了

満足度★★★★

ダークサイド
面白い。

ネタバレBOX

「黒田、演劇やめるってよ」
とある映画のセリフについて、過去回想を始める監督の話。
初台の貧民街にマッカーサーが新国立劇場をつくることになるが、貧民の投げた石があたったことで、怒り、貧民街を焼こうとする。元演劇人の金子は、演劇で友人を亡くしたことから演劇を封印していたが、初台のピンチに演劇で周囲の人間やマッカーサーを突き動かす…。
黒田大輔降板で、金子が役を代わるという実際のハプニングも、芝居の中にドンドン突っ込んできて、どんどん笑いに変えていく。ゆるい空気の芝居だけど、笑えて芝居っていいよね的なぬくもりが好き。

「ザ・プーチンズのお正月」
曲間のネタは前田司郎の提供だろうかしら。面白かった。

「大作映画のニセモノ-多分スターウォーズ-」
飛鳥と影(チャゲ)のデビュー話はさておき、メインはスターウォーズのダースベイダー審査の「暗黒面」談義。バカな話を真面目な空気の中繰り広げるという、爆笑の舞台。最終的に「ダークサイド」って言葉だけでもなんか笑えてくる、そんなチカラのある作品だった。

「ポリスキル」
黒田降板により上演なし。とても残念。

あと、前田らがワイン片手に会話する転換時、握手会しか女性と触れ合ってないってネタは大いに笑った。
初雪の味

初雪の味

青☆組

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/12/28 (金) ~ 2013/01/06 (日)公演終了

満足度★★★

観劇初め
鎌倉編を観劇。大晦日の4年間の家族の会話劇にもかかわらず、オムニバスの短編集を見ているような感覚でした。とくに男のエプロンおじさんを演じた(?)二人の怪演は、今回の見せ場だったし、今年の観劇初めにふさわしい内容でした。

心の病ちゃん

心の病ちゃん

スマッシュルームズ

シアター711(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

いい話だねー
とにかく生き延びたからには生きてみようよ。笑えて、切なく、ちょっとエロくて、いい話であった。

蛍、紫陽花、百日紅。

蛍、紫陽花、百日紅。

劇団はんなりふるぼっこ

【閉館】(東京都)

2012/12/06 (木) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★

う~ん・・・
なんとなくハッキリしない感じに、ちょっとイラついたけど、悪くはないんだよなー。

二人芝居

二人芝居

劇団 東京フェスティバル

OFF・OFFシアター(東京都)

2012/11/29 (木) ~ 2012/12/04 (火)公演終了

満足度★★★★

やっぱり選挙は面白い
いつもながらのタイムリーさには脱帽。今回は二人芝居で、より簡潔に話が伝わってきました。満足、満足。

年末

年末

ろりえ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/12/28 (金) ~ 2012/12/30 (日)公演終了

満足度★★★★

劇団員公演
2012年の観劇納めとなる、ろりえの新作。7月の「㐂(よろこび)」以来。劇団員4名だけの作品は、「暖かそうな場所」以来かな。本当は夜に青☆組の「初雪の味」を観に行く予定だったのだが、急用でキャンセルをする事に・・・かなりショックだ。

とてもよく出来ていた。出演者が4人だけだったという事もあって非常にコンパクトにまとめられた作品になっていて、同時に劇団員のみで演じ切る作品なので奥山雄太さんが仕込んだろりえ的小ネタが至る所に散りばめられていた。女性4人の恋愛ストーリーを、淡い目線や接触で紡いでいく。良いですなあ。志水衿子さんへの評価がUP!

あの巨大サイズの鐘が、後半何かなるのではないか・・・と思わせておいて、最後までビターな思い出の象徴でしかなかった。うまいなあ。某作品での巨大ゴジラを思い出して、無駄にハラハラしてしまったではないか。

大女優祭【ご来場有難う御座いました!】

大女優祭【ご来場有難う御座いました!】

江古田のガールズ

「劇」小劇場(東京都)

2012/12/28 (金) ~ 2012/12/31 (月)公演終了

満足度★★★★

最高でした。
最高におもしろく、最高にエロかったです。
いや、というか、女優魂みました。

手ぶら姿が目から離れません。

いい年越せました。

あざす。

ネタバレBOX

女装の男性の方、歌うますぎてびびりました。
埋める日

埋める日

スポンジ

OFF・OFFシアター(東京都)

2012/12/26 (水) ~ 2012/12/30 (日)公演終了

満足度★★★★

よかったです。
遅くなってしまいましたが、とても良かったです。

舞台セットの良さと、役者のうまさ、突然やってくる狂気、からの抜けた感じ。

飽きのこない作品でした。
90分程できっちり終わったところも余分を省いた良さだったと思います。

バルブル

バルブル

げんこつ団

駅前劇場(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

NKH(日本気配放送
出てくる人間は一見変人が多いけど、
よくよく見ていると「分かるな」ということが多い気がする。

あんまりキャラ設定とかは出てこないケド、
ひとりひとり、特に男性キャラを見ていると、
「あんまり一般的な演劇作品には出てこなさそうだけど、世間には時折見かけそうな」キャラクターが
そこここに紛れ込んでいたりする気もするので、
自分としては男性の(特に俳優に)じっくり見て欲しい気もしたり・・。



ネタバレBOX

最後の方に、唯一の肉親である母親が死んでずっと引きこもってる(でも本人はあんまり気にしていない感じの
男性が出てくるが、
この人はNHKではなく、NKH(日本気配放送)に受信料を払っている。

そうすると、家のあちこちに何らかの気配を感じ、
心配してやって来たバイトの先輩(魚をさばいているのでみんな魚臭いらしい)
を含め、頻繁に気配を感じて一斉に振り向く。

心配してやって来てるのに、みんな生臭くって、
主人公も生臭いのが嫌だとバイト行くのを嫌がって、
でもそのうちでは気配があちこちにあって、みんな気配がするたびに一斉に振り向く!

・・・意味が分からないけど、
男たち(中身は女性)が振り向くたび、
自分とお袋が、オヤジが死んでから、
(ふたりとも霊感チックなものもないし、たぶん父親もニコニコして死んだから化けて出ることもないせいか)
「ぜんぜん出てこないね」
「お盆とかって出てこないもんなのかね?」
「ちょっとでも気配がすれば戻ってきたって気もするのにね」
とか、しょんぼりして話したりしていることを思い出して、
「気配」とかって、他人にとっては意味不明でも、
親族にとっては確かに受信料払ってもみたいものなのかもしんないな、
などとおもったりして、
表向きにはその引きこもりの男性に共感する余地は無いのだけれど(感情があまり表には出てこないし、目つきも変(苦笑
なんか色々想像してみるとそいつらのシュールなやり取りの中に
作者の意図みたいなものが見え隠れする気がしたりして
(この人、ひょっとして本当に「NKHあるからお袋死んでも平気だよ~」とでも思ってるんじゃないか、と思ってしまうあたりがまた凄い(これを女性陣で作っているから余計ブラックなのかも
まぁ、面白いなと思ったりもしてみたり。

運命の理不尽さに抗う為には、
不条理で行くしかない、とでも見えるような・・。

気のせいか1年ぶりのせいか、いつになく挑発的な雰囲気にも
見える気がして、そこがなかなか良いな、と言う気もしたり(笑
肉のラブレター

肉のラブレター

MCR

駅前劇場(東京都)

2012/12/19 (水) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★

生(せい)のエネルギー
12/22。劇団競泳水着を堪能した後、参宮橋のマクドナルドで読書。ここのマックにはダブルクォーターパウンダーが無いのだ!どういう事だ!!!そのまま下北沢駅前劇場へ向かい、「貧乏が顔に出る。」以来のMCR。

んー。やはりMCR、好きだな。重めのテーマをペーソス溢れる演出で書き出すところは櫻井智也さんの成せる技だ。チャップリンですよ、チャップリン。

堀靖明さんと百花亜希さんが人間の"生(せい)"の部分を全面に押し出す事で、ポシティブさ全開の作品になっていた。生きている!というエナジー全開。北島広貴さんの役は病気になる前から負の空気満載なのだが、金沢涼恵さん&堀さん&百花さんによって見事に中和されていて、落ちていくのではなく空に上がっていって死に向かっていった様な、明るい終末を迎えたのではないだろうか。強引な「ダンス」という"生"の表現も、なんだか納得させられてしまう今作。金沢さんのキャスティングが完璧だったと思う。

櫻井さん脚本のNHKドラマ「ただいま母さん」が、2/24に放映されるらしい。

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