最新の観てきた!クチコミ一覧

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BLUE~龍宮ものがたり~

BLUE~龍宮ものがたり~

teamオムレット

ザムザ阿佐谷(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

テンポのよい笑い◎
まず感想です。

全体的にとても面白かったです。

役者の集中力や感情がバシバシ伝わってきました。

浦島太郎がベースの脚本だったので

誰にでも親しみやすい内容だと思います。

あと、teamオムレットさんの定番ですが

主演の方がかなりグロテスクなドリンクを毎回飲んでいます。

イケメンが飲んでいるからこそ面白いのだと思います。


全般から、かなりハイスピードで聞き取れない部分もありましたが…

かなり笑いのある舞台でした。

これはリピーターになること間違いなしです。

また観に行きます。





福喜多さんちの三兄弟5-ポインセチアの頃-

福喜多さんちの三兄弟5-ポインセチアの頃-

劇団925

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2012/12/08 (土) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★

穏やかな心温まるホームコメディ♪
このシリーズは毎回お客さん(ゲスト)が
訪れて来るという設定はなのでしょうか⁈

兄弟は甘えん坊の三男と几帳面な次男で今回長男はビデオでの出演!

そこに家族の家に現れる怪しいお客さん山浦徹さん(化石オートバイ)
客演ではホントよくお見かけするなぁ♪
その山浦さんの歌がなんとも危ない歌詞の怪しい歌♪

お客さんを警戒する兄弟の姿や犬の鳴き声が聞こえるかの検証で風呂場から鳴くシーンなど笑いを誘います(^^)

そこは何気ない日常の会話があり、穏やかな雰囲気に包まれます♪
925さんらしい心温まるホームコメディ♪

こんなアットホームな兄弟いるのかと思うぐらいいい人ばかり♪
それがドラマの中の世界の様に感じる

終わりがあっさりだったので私にはちょっと物足りなかったかなぁ~(^^;;

優しく温かいお芝居が好きな人は癒されるかも知れないですね♪

「クララ・ジェスフィールド公園で」

「クララ・ジェスフィールド公園で」

メメントC

pit北/区域(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★

劇団初見!
室伏クララを知らない。知らないけど約2時間見応えあった。
日本の支配下にあった南京、暗黒の上海と渡り中国文学を訳した人。
病弱で気まぐれで恋に自由だった人と言う印象。
今の中国との関係や日本の在り様など等、理解し合える事の難しさ。どう胸襟を開けば良いのかなど本編を観ながら考えていた。
丁寧な作風に好印象。

ベジャールの「くるみ割り人形」

ベジャールの「くるみ割り人形」

公益財団法人日本舞台芸術振興会

東京文化会館 大ホール(東京都)

2012/12/15 (土) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

ベジャールの傑作
上演時間2時間15分、休憩20分。東京バレエバージョンはベジャールが不慣れな日本語でしゃべるのでヒアリングに集中力を要するが、肉声なのが嬉しい。ベジャール独特の生死の描き方で、大幅に変えてあるのに原典のファンタジーを損なわない作品。前回よりもダンサーがこなれてきた感じ。なお、今回はグランパはフェリックスではなく王子が踊った。

ラブサードホテル

ラブサードホテル

ゲイシャフジヤマNo.1

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/15 (土)公演終了

満足度★★★★

みてきました
全体に面白かった。1個目のくだらなさがよかった。松下さんの豹変ぶりもおもしろかった。

『サンタクロース会議』『サンタクロース会議 アダルト編』

『サンタクロース会議』『サンタクロース会議 アダルト編』

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

子ども参加型鑑賞
上演時間50分、大入り。舞台と座席の間に桟敷台を設置し、子供はそこで鑑賞。ときどきプレゼントやサンタに関する質問を子供に投げかけ、特定の役の人が応対する場面があり、役者が何とかしのぐさまが面白かった。子供も大人も十分に楽しめる作品。

The Library of Life まとめ * 図書館的人生(上)

The Library of Life まとめ * 図書館的人生(上)

イキウメ

ABCホール (大阪府)

2012/12/07 (金) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

静謐で贅沢な舞台
張り詰めたように静謐な図書館の空気感と、その中で展開されるいくつもの不思議な物語が見事にシンクロしていき、最後まで目の離せない素晴らしい作品でした。
集められた短編はどれも明確な境目がなく、余韻を残したまま次の物語に引き継がれていくので、気を抜くと少し混乱するかもしれませんが、複数の物語を一度に楽しめることができ、とても贅沢な舞台でした。
今回の「上巻」に続き、来年は「下巻」の上演もあるとのこと。こちらも今から楽しみです。

泳ぐ機関車

泳ぐ機関車

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2012/12/13 (木) ~ 2012/12/25 (火)公演終了

満足度★★★★★

生きろ! 生きろ! 生きろ!
機関車のように力強く、向日葵のように明るく。
ユーモレスクに導かれながら。


『泥花』『オバケの太陽』に続く炭鉱三部作の最終章。

ネタバレBOX

桟敷童子の良さがたっぷり詰まった作品。
一番好きな作品かもしれない。

ハジメは、母の死と引き替えにこの世に生を受けた。
ハジメたち3姉弟は、「神様」と呼ばれ炭鉱夫たちにも慕われている炭鉱主を父(辰介)に持っている。
父の義母は、町の有力者であり、炭鉱夫たちと仲良くしている辰介のやり方を気に入らない。

ハジメは自分の殻に閉じこもりがちな少年で、家にある祠が恐いと感じていた。
あるときその祠に願掛けをしていると、手作りの段ボール機関車に乗った少年が現れる。ハジメはこの孤児の少年を「神様」だと思い込む。

父の炭鉱で落盤事故があり、さらにエネルギー政策が石炭から石油へと転換していくことにより、炭鉱主の父は追い詰められ、家を出てしまう。

そんなハジメとその家族の物語。

前の2つの作品(『泥花』『オバケの太陽』)に対して、一番最初のエピソードになる、ハジメたち親子が温かい環境の下ですごしていた時代のストーリー。

ハジメの父は、「人は悲しみの上で生きている」、そして「炭鉱からわいてくる地下水が冷たいのは、炭鉱夫たちの涙だからだ」と言う。
父はハジメに、だから、その地下にある冷たい海を温かくするような男になれと言う。

ハジメは出会った神様(孤児の少年)と一緒に、泳ぐ機関車で海を温かくしようと思うのだ。
「悲しみをぽかぽかにする」(温かい悲しみ)と。

この設定自体が泣ける。

悲しみ自体は受け入れても、そこに「温かさ」を少し足してあげることで、人は楽になるということなのだ。
悲しみを直接癒すことはできないかもしれないが、温めてあげて、「そばにいる」「私がいる」ということを伝える。それは悲しみを背負った人に対してとても優しい態度であり、悲しみを和らげることができるだろう。

「悲しみをぽかぽかにする」は、『オバケの太陽』で大人になったハジメが、同じような境遇の少年と出会い、自分のことを思い出してくるところのシーンと静かに共鳴してくる美しい台詞だ。

しかし、ハジメには父との辛い別れがあり、唯一の友だちだった「神様」とも別れなくてはならなくなる。

でも「生きろ!」と、ハジメの背中を強く押す声が非常にポジティブでいい。
ストレートだけど、これがいい。
ハジメには確実に届いている。
そして、その声はハジメを通して『オバケの太陽』で出会った少年にも届くのだ。

炭鉱・石炭と機関車、そしてハジメの母が好きだった向日葵、向日葵のように明るく笑う。

ラストのシーンは、すでに想像の中にあるとおりだったが、それでも感動的であり、気持ちのいい余韻を強く残す。

今回は、作・演の東さんも出演していた。単なるカメオ出演ではなく非常に意味のある位置づけだったと思う。
彼は、3姉弟を引き取ることになる遠縁を演じている。

彼が舞台に現れたときから醸し出された雰囲気から「いい人のところに行くんだ」という印象を受ける。ただし、それでも上っ面だけの可能性もまだある。しかし、倒産した鉱山の社員たちが社長宅(ハジメたちの自宅)に押しかけたときに、「いいか、人の浅ましさを見ておけ」と言う台詞から、この人(遠縁の男)は、そっち側の人ではないのだ、と確認でき、安心したのだ。
この遠縁が現れ、いい人のようだと思ったときから、泣けてきてしまったのは、それぐらい感情移入していたからだろう。

そういう意味で、この役は大切であり、それまで舞台の上ではどちらかと言えば、痩せてギスギスしていた人ばかりの中で、少し太った(笑)遠縁の男の登場は場の雰囲気も和らげてくれたように思う。

役者は、三部作の他の作品では姉を演じていた板垣桃子さんが、ハジメのお祖母さんを演じていたが、台詞に気迫がこもり、カリスマ性のある女性を見事に演じきっていた。

ハジメの父・辰介を演じた池下重大さんは、実はうっかりすればポキッと折れそうな弱さを秘めながら、ハジメに対しての父の威厳や人の良さ真面目さを好演していた。
親族のダメ男を演じた原口健太郎さんは、そんな人に見えてきて、その妻でぐいぐいと押してくる、もりちえさんとのいつもの悪い(笑)黄金コンビを見せてくれた。

また、登場シーンは少ないが、ハジメの母を演じた椎名りおさんには、妄想野球シーンで、ハジメに対する母性を感じるようだった。

辰介の右腕・能嶋を演じた中野英樹さんは、辰介の自宅を漁りに来たあとのラストの表情の見せ方がとても良かった。

かつてハジメを演じていた外山博美さんは、久々の子役復帰で、神様を演じていた。穢れを知らない真っ直ぐな子だけど、哀しさを背負っているように見え、とてもよかった。

ハジメの姉たちも、中井理恵さん演じる長女は、美しくきりっとした長女で、徳留香織さんの次女は苦労を知らない次女という感じでそれぞれがいい味を出していたと思う。

そして、ハジメを演じた大手忍さんは、これだけ大勢の濃いキャラの中で、ハジメを見事中心に立てていた。

本当に良かった。

今回も、劇団員が作るセットが素晴らしい。セットの展開、ラストのスペクタクルな感じも。
草花が「墨」風になっているこだわりとか。

また、毎回のことだが、客入れから客出しまで劇団員が総出で行うところも、好感度が高いのだ。

次回は来年5月ということだが、今から楽しみだ。
嘘と秘密のテセレーション After all, how little we know.

嘘と秘密のテセレーション After all, how little we know.

まごころ18番勝負

北池袋 新生館シアター(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

キュンキュン
恋愛物だったのですが、まごころ18番勝負らしく、
甘酸っぱい感じにキュンキュンしつつも
やはり一筋縄ではいかない内容でした。

劇中に伏線ないか探していたのですが
今回もあっさりと騙されてしまいました。

いつも終演後にいろいろ考えるのが楽しいですが、
台本の販売があったので、より詳しく思い出すことができて、
より一層楽しめている気がしています。

今回は、新人公演ということで、稲村さん以外は
皆さん新人の方だったのですが、
新人ということを途中で忘れてしまうような演技だったと思います。

次回の公演でまた新人(もう新人じゃないか)
の皆さんの演技を見るのがとても楽しみです。

ネタバレBOX

自分は3段目辺りにいたのですが、最初の男子3人の会話のシーン、
最前列の方々の頭で表情がほとんど見えなかったのが残念でした。
最前列は、低い椅子か、座布団などにした方が良かったかもしれません。

個人的には、木村亜衣さんのついつい嘘をついちゃったり
好きな人をつい悪く言っちゃったりするところにキュンキュンしました。
初舞台ということを終演後の挨拶まで忘れていました。
次回公演でもまた演技を拝見したいです。

台本を見ながら、あちこちにちりばめられた伏線に気づきました。
また、ミスリーディングや観客の思い込みが上手く使われていて、
見事だなと感じました。

来年、作・演出の待山氏は、
漫画の原作をされるそうなのでそちらも楽しみにしております。
人狼 ザ・ライブプレイングシアター

人狼 ザ・ライブプレイングシアター

タンバリンステージ

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/12/11 (火) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

百聞は・・
一見にしかず、と思いました。観る前は、どんな舞台なのか想像がつかなかったのですが、観てみて初めて「こういう舞台なんだ」と理解しました。演劇とは違うかなと思いましたが、私はとても楽しめました。役者さんと一緒に、客席の人も楽しめる舞台でした。ただ、こういう舞台は、好き嫌いというか、合う人と合わない人がいるかも・・と思いました。

泳ぐ機関車

泳ぐ機関車

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2012/12/13 (木) ~ 2012/12/25 (火)公演終了

満足度★★★★

引き込まれました
淡々と進む物語。戦後の復興と炭坑街。
キャラが立っていて「こういう人いるよなー」と脳内で身近な人にあたはめながら見ていて途中と最後で泣かされました。うるっときたな。
熱いのと青いのが私のツボにはまります。よかった。

ネタバレBOX

なんとなく「このキャラはこうなるのかな」というとおりに進んでいたのですが、それが逆にスポッと気持ちにはまりました。欲しいところに球がくるみたいな快感が見ていてあるので、私は、こちらの劇団さんの青さ熱さ泥くささが好きなんだろうなと思います。
途中で「いい加減、誰かハジメのバッティングのフォームの訂正してやれよ」「いや、むしろこれは訂正しないことでなにかを表しているの? ハジメが周囲からはおぼっちゃまとしてなんでもかんでもチヤホヤされていて、父はハジメのことはないがしろにしていることの表現?」などと思ったんですが、どうなんでしょうかね。
ハジメのバット、途中で年月とともに薄汚れたものになってました? それは気のせい??
ハジメが最初は斜視気味だったのがラストでまっすぐになってました?


ラストで機関車くるのかなーと思ってたら「来た」ので、見たとき笑っちゃいました。ひまわりと機関車。あの大がかりさは、変な笑いが出てきました。

やっぱり好きです。
淡々と積み上げていくものがラストで気持ちよく崩壊する。でも崩壊しすぎないみたいなこの感じ。

また次も見にいきます。
The Night of Christmouse 2012

The Night of Christmouse 2012

ドラマデザイン社

新宿シアターモリエール(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

Christmouse
クリスマスを絡めたハートフルなストーリー、演技力に若干ばらつきはありましたが、みなさん熱演されていて良かったです。
タイトルの意味も納得です。

ネタバレBOX

バーのシーンがもう少し異空間の雰囲気を小道具や照明などで出せれば、もっと良かったように感じました。
すべての夜は朝へと向かう

すべての夜は朝へと向かう

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★

よかったです
2日連続観劇しました。久しぶりのストレートな恋愛群像劇。やっぱり競泳水着はこれでなくっちゃね。この分野での進化を希望。

TST クラシックス

TST クラシックス

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/12/13 (木) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

「MUKAIYAMAザ・トラブルマスターズ」観ました
確かにこれはダマされる!ドメスティックな人情サスペンス・コメディ、堪能させていただきました。

傭兵ども!砂漠を走れ! -サバンナ&オアシス-

傭兵ども!砂漠を走れ! -サバンナ&オアシス-

劇団6番シード

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/11/14 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

オアシス編 面白かった。
とにかく面白かった。
2回、見てしまった。
伍長さん、極妻さん、カッコイイ。
主人公も可愛い。

DVD発売が楽しみです。
できれば再演も!

人狼 ザ・ライブプレイングシアター

人狼 ザ・ライブプレイングシアター

タンバリンステージ

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/12/11 (火) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

役者の力量
この舞台、役者の力量がよくわかる怖い舞台だと思う。観ている側には面白いが、舞台上のメンバーには“何か言わないと”“正体をわからせない為には?”“誰が人狼?”考えながらのキツイ演技が要求される。客観視している客席で、わかることが舞台上では見えなくなっているように見える。さすがに熟練組は冷静な判断をする方もいたが、若手には難しい舞台だ。こういう肝試しも若手くんたちにはイイ勉強ではないかと思う。

ブルーストッキングの女たち

ブルーストッキングの女たち

新国立劇場演劇研修所

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

「養成」の限界・・・
※評価不能(するなら -5★)

一言でいえば・・・・・・

「オメェーら、2年間も何やってたんだっ!バカ野郎!!」

ですな。

第一期生の『リハーサルルーム』には、ほんとに感動させられた(いま思えば、この時から「牙の抜けた感じ」はあったけど)。
でも、年々、小粒になってて「ヤバいな・・・」とは思っていました。
で、とうとう・・・って感じですな。もう、がっかり・・・。
2回分のチケットを買いましたが、1回で「もうたくさん」。
勿体無かったけど、近場にあげる人もいなかったので棄てました。

一期生からみてきて言えることは、養成機関がしてあげられる事には限界があるということ。
はっきり言って、新国の演劇研修所は日本一だと思います。
毎月6万円の給付金もらって、国内トップレベルの講師陣たちの授業を受けられる環境って無いでしょ。普通は、バイトして赤貧に苦しみながらも「自分は、好きなことやってんだから」って頑張ってるのが殆んどです。
つまり、それだけ恵まれた環境で養成されても、その人に素質が無ければ育たないってことです。

もっと選考について真剣に考えるべきだと思う。
「どういう人を採るのか」ってことを考えなきゃダメだ!
新国の子たちって、皆お面でもつけたみたいに同じ感じがするんだよね。
「没個性的で言われたことをきちんと守る大人しい優等生」タイプなんて、公務員としては優秀でも「俳優」としては使いものになりません。

この期に関して言えば、
『抱擁家族』を観たときに、こちら(観客)側へ訴えるエネルギーが極端に弱い子たちだなと思いました。ま、ストーリーも単調で、しかも暗い内容だったので不完全燃焼なのかな・・・と都合よく解釈。
『ハーメルンの死の舞踏』あたりから、「あれぇ~、ハズレかなぁ~」みたいな嫌な予感が・・・。

そして今回。ブチ切れちゃいました。

The Night of Christmouse 2012

The Night of Christmouse 2012

ドラマデザイン社

新宿シアターモリエール(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★

ファミリーミュージカル
そうはっきり表示されていたわけではないが、内容はそのもの。悪くは無いが、どうもキャストの半分以上がまだ実力を振り絞りきっていないような気がする。もう少しミュージカルとしての面白さを出して欲しい。うたもダンスももう少しレベル上げて、劇中出てくる話をもう少し絡めて、出来ればもう少しステージの広いところで伸び伸び演じて欲しいかなと・・・・・また場面の変化が乏しい。照明で、もう少し変化を付けられないものかと思う。

Hokuto No Ken

Hokuto No Ken

散歩道楽

OFF OFFシアター(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★

最終公演観劇
謳い文句通りに、熱くて・雑で・くだらない芝居でありました・・・。
でも熱量が多かったのが好印象(^^)

気軽に大笑いしたい方にはお薦めです

-1時間15分-

ネタバレBOX

最終回だからか?
マドンナは二名でしたー(^^)
1歳のマドンナが可愛くて大うけでした!
う~ん、子供と動物は鉄板という放送業界格言は本当だったんだと再認識。

タイトル通りにケンシロウ出てきますし、
BGMもあります(携帯の着信という設定です)

男くさいミュージカルのようでした、振付に唄に頑張っていました。
台本いろいろ試せば、
いろんなカラーが出せそうな底力ありそうな劇団でした。

生きてるうちが華なのよ。

生きてるうちが華なのよ。

グワィニャオン

萬劇場(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

ゾンビだらけ
場内案内やパンフ渡し、トイレの案内までゾンビ尽くしで楽しめました。私は勇気がなくて席案内を頼めなかったのですが、他の方のご案内を楽しく拝見しました。休憩もストップモーションで楽しませるなど、サービス精神旺盛な作品でした。ただ、3団体合同のためか、とにかく人が多い、話が長い、と質より量みたいな感じが否めませんでした。ゾンビの案内も、捉えようによっては不親切です。隣に普通のスタッフをつければ、遊びも出来るし、親切だったと思います。休憩のストップモーションは面白かったです。

ネタバレBOX

脚本は、ゾンビ愛は届きましたが、色々とツメが甘い気がしました。最も気になったのは、頭を撃てばゾンビ化しないという設定が守られない点です。自衛官が自決の覚悟までしていたのに、娘に頭を撃たせた父親が立ち上がった瞬間、涙が引きました。娘も「歯を抜いてください!」って、爪で引っかかれてもダメなのに…東京電力の手袋、先にさせとけばいいのに…殉職した自衛官も、トラックに乗せたら処理が大変だろうに…と疑問だらけになりました。

離婚夫婦の妻は、なぜ戻ったのか?喫茶店の面々だけが、理性(記憶?)を維持できたのは何故か?親が子を食べるほどの狂気をもたらすウイルスに対抗できるほど、行き着けや経営する喫茶店に執着するのは、現実味に欠けます。ウイルス感染後、発症までの時差も根拠がなく、ちぐはぐでした。エピソードを削って、純粋にルール抜きのパニックものにした方が良かった気がします。

話は、離婚夫婦、夫と子を亡くした女、逃げてきた親子、葬儀屋とチンピラ、喫茶店、自衛隊に大別できるようですが、喫茶店の場面がゾンビメイクだったのは、違和感がありました。女が急にゾンビに食べられに行くのも唐突な感があります。自衛官が仲が悪いのも必然性に欠けますし、ひとつひとつは悪くないものの、関連が薄く、冗長な感が否めません。エピソードの順番が違えば、違った見方ができたかもしれません。細かい笑いや展開は良いのですが、軸が甘く、小手先に頼った感じが残ります。

良かったのは、人数が多い分、迫力があったことです。特に、アクションで宙返りをする所は、見応えがありました。カーテンの開閉で、街の様子と室内の様子がはっきりわかる点も良かったです。特に喫茶店のくだりで、外で襲われる女性と店内の様子が好対照でした。チンピラと連れの女のくだりは、ありがちで楽しめました。ロッカーからゾンビが出てくる所は、本当に驚きました。自衛隊の隊長が頼りない所は、面白かったです。歯医者や出会い系は良い伏線でした。着ぶくれモコモコ隊も良かったです。個々の演技は優れているのですが、活かしきれていない気がします。

最後に、個人の意見は様々ですが、今日の世論を見ていれば、東京電力を英雄視するのは、いただけません。社員の大半に非がないこと、緊急時には頼らざるを得ないことなど理解はします。ただ、活躍が目につきますので、架空の電力会社にするか街の電気屋の方が良かったと思います。本作を福島から非難している人、その家族、友人に見せられますか?ガスや水道も軽視されているし、一般的な配慮不足を感じ、残念です。

大人数でやるには、舞台が狭すぎた気がします。沢山登場するシーンを増やしたり、映像でパニックを見せれば、もっと迫力ある舞台になったと思います。ただ、今回は初めての企画とのことで、これからの健闘を祈ります。

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