
小田原みなとものがたり
演劇プロデュース『螺旋階段』
小田原三の丸ホール・小ホール(神奈川県)
2023/12/01 (金) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

待宵に夢
鵺の宴
萬劇場(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
夢想(無意識)の中で朧気に立ち上がる物語、それを現実の恋愛とリンクさせた独特の世界観。主人公 白輪地柚月(井関友香サン)は、幼い頃から何度も同じ夢を見る、が 目覚めれば曖昧なだけで他人に話しても分かってもらえない もどかしさ。しかし 何故か気になってしょうがない。非現実(夢幻)に悩まされ、現実の恋愛に支障をきたすことを恐れている。そんな彼女を悪態をつきながらも優しく見守る幼馴染の須田浩成(村田直樹サン)。彼の純情が少し切ない。
一方、柚月を取り巻く人々の心配を通して淡い恋模様をも描いている。舞台美術によって夢想と現実といった異なった世界観を分かり易く観せる。少しネタバレするが、夢想の世界は着物を着た時代劇、それを俯瞰するように眺める現代 といった見た目でも区別できる。
物語は夢に込められた人の想い、朧=淡いといった比喩であろうか。
(上演時間2時間 途中休憩なし)

演劇制作体V-NETプロデュース公演 ~信号ズ特別公演『終わりで始まり』/ 演劇制作体V-NET短編集『いつかの己を超えて行け!』~
演劇制作体V-NET
TACCS1179(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
演劇制作体V-NET短編集「いつかの己を超えて行け!」…演劇2本立て、小金丸大和 氏の短編「ダブル・ブッキング」と「胸に月を抱いて」を観劇(上演順)。
どうしてこの演目・内容を選んだのか、そこには或る意味が込められており、その気概というか決意に感じ入る。当日パンフの前段に「2023年は、V-NETにとって大きな変革の年となりました。20年慣れ親しんだ稽古場を離れた事をきっかけに、多くのメンバーが離脱」とある。その苦境・困難を2本の短編(内容)に見立てているようだ。そして後段では「いつかの己を超えて行く事で、劇団のこれからの10年を模索」とある。
「ダブル・ブッキング」は、全盛期には何社もの同時連載をこなしていた漫画家がスランプに陥り、何とか再起しようと足掻く。取り敢えず2社の仕事を同時に引き受けたが…。
「胸に月を抱いて」は、彼女が事故によって記憶を失い、自分は松井須磨子と言い出す。そして恩師であり愛人である島村抱月に会いたいと…。この2編に共通するのは、劇作家の苦悩、これからの創作へ思いを馳せること。
2編のうち、「胸に月を抱いて」は観たことがあるが、演出を変えて分かり易くしているといった印象だ。「ダブル・ブッキング」は初めてで新鮮。2編を観ると その共通した思いの強さが伝わる。
卑小であるが、演技力に差があるように思えたのが惜しいところ。星(★)は、今後への期待を込めて敢えて4つ、これからも応援している。
(上演時間2時間 各1時間、途中休憩兼転換時間10分) 12.10追記

令和版 仕方ないから働くか
試験管ベビー
千種文化小劇場(愛知県)
2023/11/30 (木) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/12/02 (土) 18:00
今回は普通の観客参加型だけでなく、プラスαがあった。
でもそれは結構大変で、さらに有料⁉
参加するのに意義があるとでもいうのだろうか?
私的にはさらに参加してくれた人には、ガチャガチャができる券をあげたりした方がって感じ?
高校生の進路で、今回はいろんな仕事がある中、大学に行った方がいいとか、手に職を付けた方がいいとか、今話題のBIG〇〇や、闇バイトなんかもあったりして、つい最近の話題も組み込んで面白かった。

令和版 仕方ないから働くか
試験管ベビー
千種文化小劇場(愛知県)
2023/11/30 (木) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/12/02 (土) 18:00
みんながみんな好きな仕事をやっている人ばかりではなく、好きな仕事をやっている人は少ないわけで..........。
いろんな仕事の大変さをコミカルに紹介してくれて面白かった。
今どき話題になった仕事も紹介して、いろいろ調べたね~ぇと!
観客参加型も頑張りました。

令和版 仕方ないから働くか
試験管ベビー
千種文化小劇場(愛知県)
2023/11/30 (木) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
久々の観客参加型!
今回はプラスαもあったりして..................。
ま~ぁ、いつもながらエネルギッシュな舞台に感動しました。

gagap
ENG
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/11/22 (水) ~ 2023/11/26 (日)公演終了
映像鑑賞
まだ見始めたばかりなのですが、前説の佐藤氏の声が聞き取りにくく音量を上げたら、急に大きな声で話したりするので聞きにくくて仕方ありません。配信は大丈夫なところ(同じ頃に購入したシアタークリエの配信は良かった)もありますが、大抵映像は良くても音声がいまいちいまにだったりします。本編が心配です・・・

艦隊は動かず
LIB POSSE entertainment LLC
シアターX(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/12/01 (金) 14:00
知られざる歴史の1ページ的な作品でした。原作も読んでみます。ベトナムの小さな漁村を舞台にしながらも、120年前の列強がぶつかり合うさまがビビッドに感じられました。

50は(未完)
劇団片羽蝶
ウイングフィールド(大阪府)
2023/12/02 (土) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
満足度★★★
巷で流行っているタイムリープもん
50話完結もんを作っていた映画研究部の代表(安井さん)が通り魔に殺され、ヒーロー約ミラクルマンヤ、安井さんを好きな部員の話、構成部員の不満や安井さんへの思い等々が重なりあってタイムリープをお越しながら、有るべき形を探っていく…
設定は混乱していたが、以外に楽しめる‼️

空ヲ喰ラウ
劇団桟敷童子
すみだパークシアター倉(東京都)
2023/11/28 (火) ~ 2023/12/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
いつもこの作家が創り出す独特の世界と物語に魅せられる。それを具現する舞台美術と俳優たちの演技の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。

嫌われ松子の一生
“STRAYDOG”
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/12/01 (金) 14:00
松子の一生を辿るストーリーでとても面白かったです。アフタートークショーで八神蓮さんが原作の英語版のタイトルについて訳すると「松子の思い出」になると触れていましたが、松子の出会った恋人や友人などいろいろな人々との苦しい時や楽しい時、つらいことなど様々な思い出が詰まった作品です。
お芝居を通じて松子という一人の人間のままならない一生を見ていくことができてとても濃厚な時間でした!

『わたしを、褒めて』『DESK』
東宝
シアタークリエ(東京都)
2023/11/22 (水) ~ 2023/11/23 (木)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
2作品とも物作り、クリエイティブを仕事にする人たちのお話でした。
理想と現実の狭間で戦っているのはきっと皆さん同じなのでしょう。
短い作品でしたが面白かったです。
しかし、日ごろミュージカルはあまり見ない私(だって歌うんですもん)からしたら「DESK」はまだしも「わたしを、褒めて」は、これって歌わないといけないの?と言う感じがしました。セリフとして語って十分なのではないでしょうか。わざわざ歌って聞き取りにくくしなくてもいいのでは?と思ってしまいました。

待宵に夢
鵺の宴
萬劇場(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても面白かったです。
人の縁について考えさせられ、考えれば考えるほど不思議な感覚になりました。
人を思う気持ちや切なさ、嬉しさ悲しさ、もどかしさ等、様々な思いが伝わってきました。
役者さん達は、それぞれのキャラクターを好演していて、とても良かったです。
そして、美男美女が多く目の保養にも良い舞台でした。
人の優しさや愛が詰まった舞台で、大満足でした。

扉座版 二代目はクリスチャン―ALL YOU NEED IS PASSION 2023―
劇団扉座
紀伊國屋ホール(東京都)
2023/11/28 (火) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2023/12/02 (土) 13:00
座席1階
扉座の「幻冬舎プレゼンツ」による芝居を初めて見た。何で幻冬舎なのかということは、パンフレットに書いてあった。主宰の横内謙介は高校時代、まさに本日の紀伊国屋ホールへつか公演を見るために通い、そこで幻冬舎の社長見城徹(当時は月刊カドカワ編集長)に出会う。そして後に、公演会場の紀伊国屋ホールを何とか埋めようと、見城に告知を頼み込んだのだという。それ以来の関係だとか。
なるほど、そういうことで今作「二代目はクリスチャン」につながるのか。幻冬舎プレゼンツではつか作品を上演し続けているという。
だが、明らかにいつもの扉座とは雰囲気が違う。笑いのポイントは扉座版と言えばそうかもしれないが、何となくぎこちなくいつもの切れ味がない。ネタには福島第一原発事故とかいろいろ入っているのだが、滑ったところも目立つ。
9プロジェクトとか、東京都北区のつか劇団の流れをくむつかこうへいの舞台に親しんでいるせいか、これだけ大きな劇場でやるつか作品に何となく居心地の悪さを感じていたのかもしれない。セットもろくにない、平場で俳優たちがぶつかり合って汗やつばを飛ばしあうというイメージだったからだ。今作、冒頭に出てくる舞台美術は刑務所の大きな門。それが厳かに開き、二代目となる主役の女性(死んだ組長の妻)が登場する。ここではおーすごいと思ったのだが、舞台が進むにつれて違和感が強くなる。
不幸なことにラストシーンの兄弟盃の場面には閉口した。垂れ幕の大きな文字にスポンサーの見城徹の名前が。これはいくら何でもやりすぎではないのか。
こうした違和感を除いては、役者たちの熱演はいつものように好感が持てた。ただ、二代目役の伴美奈子はベテランなのにせりふが滞る場面があり、殺陣も迫力を欠いている。もっと若い俳優を抜擢するという手はなかったのだろうか。
カーテンコールではスタンディングオベーションをしている人も目立ち、ファンには受け入れられていることを実感した。自分のような感想を持つ人は少ないのかもしれないが、とにかくいつもの扉座とは違うということを理解して劇場に向かった方がいいと思う。

サラバ演劇世界
スズキプロジェクトバージョンファイブ
サンモールスタジオ(東京都)
2023/11/24 (金) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ハチャメチャです。最初から笑ってしまうくらい面白いです。でも、意外とまとまってたりするので、そこは、単なるお笑いとは、違うところ。舞台を見ている人が……テーマにしてるので、シンクロして見ている方も、なんだか不思議な気分になります。

待宵に夢
鵺の宴
萬劇場(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

なにがたりない
演劇企画 どうにもならない毎日に光を。
北池袋 新生館シアター(東京都)
2023/12/01 (金) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
青春のほろ苦い1ページを綴った物語。どこにでもありそうな光景を淡々と そして瑞々しく描いている。それは 同世代には共感をもって、その時期を過ぎてしまった年代には懐古が感じられるのではないか。
時間は流れすぐに消えてしまうが、写真はその瞬間を切り取ってあった事(事実)を残すことが出来る。好きでなくてもいいから、居てよかったと言ってもらえたら嬉しい、そんな切ない心情を繊細に描く。キャストは総じて若く等身大の男女カップルを演じているようだ。
描かれているのは、外見的なコトの善悪といったものではなく、表現し難い内面的(心情)なことー好きだからこそ 信じられなくなったら苦しい思いが加速するーなんとも切ない純情。その理屈では説明できない恋愛物語を上手く表現している。
(上演時間1時間30分)

おかしな二人~女性版~
2223project
小劇場 楽園(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

『オフィーリアの部屋』『苦悶・煩悶・クローディアス』
明治大学シェイクスピアプロジェクト
明治大学駿河台キャンパス リバティタワー1階リバティホール / グローバルフロント1階 グローバルホール(東京都)
2023/12/01 (金) ~ 2023/12/09 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
明治大学で2004年から始まった明治大学シェイクスピアプロジェクト(MSP)は、毎年秋に公演を開催してきたが、今回はその20回目。今回、20回メイン公演として上演されたのは「ハムレット」であったが節目の20回を記念した「明治大学シェイクスピアプロジェクト 20年の軌跡」展が同大博物館で開催されてもいる。その関連イベントという形で20回本公演の「ハムレット」に登場する人物たちにスポットを当て初のミュージカル作品として上演されるのがオフィ-リアに焦点を当てた『オフィーリアの部屋』及び志賀直哉の「クローディアスの日記」に基づき自由翻案で創られた『苦悶・煩悶・クローディアス』の2本である。

薄羽集魚灯 (うすばねしゅうぎょとう )
等々力帝國劇場
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2023/11/23 (木) ~ 2023/11/26 (日)公演終了