最新の観てきた!クチコミ一覧

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フィクショナル香港IBM

フィクショナル香港IBM

やみ・あがりシアター

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2024/05/01 (水) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

不満な点がない訳ではないが、それでも☆5つをあげたくなる刺激的な舞台。もう1回観たくなったが、このGW、残りの日もみな予定を入れてしまっていて残念。もう少し早く観にくるべきだった。

妖花迷宮

妖花迷宮

ヅカ★ガール

レンタルスペース+カフェ 兎亭(東京都)

2024/04/13 (土) ~ 2024/04/21 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

雪の章を配信鑑賞…。
朗読劇・「りんこうひめ」こそ、一種の「舞踊朗読劇」として、妖しげな中に華美さをも兼ね備えた美しさのある内容だったが、この章の本編の、「ウスラビの鏡」を見ていて、ウスラビ様の一挙手一投足(生き様)を見ていて、「妖花(あやかし)の呪い」を通り越して、「萌え」の反応さえも感じ取れる内容にも思えた。

ネタバレBOX

雪の章の『ウスラビの鏡』を見て一言。
岩永琴子さんの演ずるウスラビ様の顔付きや衣裳、或いは仕種等を観ていて、まるで「呪いに取り憑かれて、思わずお互いに抱き合いたくもなりそう」な位の、「呪い」を通り越しての「萌え」の反応も、強烈に感じてしまい、其の辺で、ウスラビ様に「見とれて」しまい、見応えが大いに有り、インパクトが残った。
(鑑賞してくれた方への「真心」すらをも、劇中で痛烈に感じる内容の一作。)
なかなか失われない30年

なかなか失われない30年

Aga-risk Entertainment

新宿シアタートップス(東京都)

2024/04/27 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

めちゃ笑ったし、めちゃ懐かしい!
新宿のカオスな匂いがするあの場所は、そんなことがあっても不思議に思わないかも。

フィクショナル香港IBM

フィクショナル香港IBM

やみ・あがりシアター

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2024/05/01 (水) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

改めて笠浦さんの鬼才ぶりをみせつけられた作品。観劇後にみるとフライヤーに色々と情報が詰まっているが、予想のはるか上を行っておりました。

ネタバレBOX

二つの大きな物語が別々に進行しているように始まるが、当初からの違和感が徐々に分かってくる感覚がとても楽しい。主人公の二人の関係性もとても素敵に感じました。ただ、少し登場人物が多い為か(入れ替わり等も見どころなので人数は必要かとも思いますが)、同劇団にしてはそれぞれのバックボーンがやや希薄に感じてしまいました。
風と共に去りめ

風と共に去りめ

かーんず企画

シアター711(東京都)

2024/05/02 (木) ~ 2024/05/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初日を拝見。ちょっとわかりずらかったかなあ というのが印象ですね。わかる人にはわかるのかもですが‥ 演者さんの演技はよかったと思います。意挑戦的な企画として拝見しました。ちょっぴり不思議な時間過ごせました。

ネタバレBOX

演者さんは限られたスペースでうまく演じていたとおもいますが、ひとつの世界の時他の人あまり関係ないなら、もう少し舞台を広く使ってもいいのかなとは思いましたね。ちょっとたくさん入れすぎて一つ一つのエピソードが薄めになった印象もありました。
結局ラスト、女の子はなんだったのかな?地球にはいない?とか思ってみてました。
医者夫婦の世界の設定で、深いお話を見てみたいかなと思いました。じかいもがんばってください。
なかなか失われない30年

なかなか失われない30年

Aga-risk Entertainment

新宿シアタートップス(東京都)

2024/04/27 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

流石アガリスクさんというワンシチュエーションコメディ。10年ごとの各時代が交差する設定で、各時代の設定も奇抜ではあるが、得意の理屈?屁理屈?を並べて一気に魅せてくれ、その会話等がたまらなく面白い。

ネタバレBOX

時代を超えているので、未来の情報量にも差異があり、この30年で色々あったなと思い出されるのも楽しい。各人のその後も知りたいような知りたくないような気持ちですが、皆それぞれたくましく生きているんだろうなと思う人達でした。
なかなか失われない30年

なかなか失われない30年

Aga-risk Entertainment

新宿シアタートップス(東京都)

2024/04/27 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/05/02 (木) 14:00

面白いワンシチュエーションコメディでした。
耳に残る台詞も多くあり楽しめました。
アフタートークがあると知らなかったので嬉しいサプライズだった。

フィクショナル香港IBM

フィクショナル香港IBM

やみ・あがりシアター

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2024/05/01 (水) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

『濫吹』効果なのか?熱気ムンムン超満員。超人気劇団になっていた。浴衣姿の平体まひろさんが観劇に来られていたが、違っていたらごめんなさい。

作家・笠浦静花さんの見ている先がヤバイ。早急に何かしらの賞を捧げないと世間的には不味いだろう。演劇だ小説だ音楽だ映画だジャンルを分けて与太っている場合じゃない。人に何かを伝えようとする行為の話だ。人々は相変わらず金稼ぎにしか価値を見い出せないだろうが、もうそんな悠長な時代でもないんだ。終わりは近い。

ヒロイン、加藤睦望さんが可愛かった。下着姿までサービス。自分は普通に彼女のファンであることを自覚した。
彼氏の森田亘氏、ハナコの秋山寛貴っぽくもある能天気な善人。聞かれるとすぐに何でもベラベラ反射的に答えてしまう。思慮深さゼロが良くも悪くもある。

1988年5月に公開された映画、『フィクショナル香港IBM』、初デートで観に行く二人。下見がてら先に一回観て来た森田亘氏は、冒頭から展開からオチまで加藤睦望さんに事細かく説明してしまう。「凄い面白いですよ。」「何でそれを言うの?」
能天気な男にキレて何度も別れを告げることに。

その映画のストーリーは、2088年の未来、仮想空間に再現されたかつての香港が舞台。脳に電極を刺し、それにログインした作家(奥山樹生氏)は管理責任者(小林義典氏)から宣伝用ルポルタージュの執筆を依頼される。その街をぶらついていると、饅頭を配る綺麗な女(梶川七海さん)に一目惚れ。彼女こそ自分の作品の主人公にふさわしいと追い掛ける。

口をパクパクさせ唾を吐く赤ん坊、さんなぎさんが魅力的。役者の調理法が抜群。
小林義典氏は八嶋智人や浅越ゴエっぽくて漫画キャラのよう。

これぞ演劇の恐ろしさ、代替不可能な世界。キャラが次々に入れ替わっていくスピードは押井守や今敏の作風。筒井康隆的躁病患者の疾走。
上演台本をXで完全ネタバレ公開中!狂っている。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

中盤まで今年最高の作品、ウォン・カーウァイの『楽園の瑕』を観ていた時の気分。とんでもないものを体験している興奮。だが中盤のヤマダ(二宮正晃氏)登場辺りから徐々に沈滞ムード。(スローな喋りネタが退屈でもう少し捻った方が···)。後半の丁寧な作品説明は誠実だが蛇足気味。何か勿体ない。とは言え、もう一度観たい作品で日程を確認したがどうしても無理だった。前半の感覚は完璧、こんな気分を味わえるなんて。天才の仕事に心からリスペクト。まだ観れる人が羨ましい。仮想空間でずっとループし続ける『恋する惑星』を体験させられている気分。
風と共に去りめ

風と共に去りめ

かーんず企画

シアター711(東京都)

2024/05/02 (木) ~ 2024/05/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2024/05/02 (木) 19:00

価格3,500円

初日公演:シアター711で観劇させて頂きました。
独特なセンスの笑いがツボに刺さる人は結構いるようで、全体的に暖かい雰囲気で見守っていらっしゃる客層だったのかなと。初見の団体でしたが、今回はスカーレット・オハラの出てくる某作品とは全く異なるもので、どちらかと言うと新海監督の「君の名は」から、インスピレーションを受けているのかな?位に感じました。以下、忌憚のない意見を書きます。

ネタバレBOX

ひとつの舞台上に各々4つの世界が作り出されていて、
そこにキーマンとなる主人公が物語の共通点となり、彼の通ってきた人生がパラレルワールドのように交差する…ここで鍵となるのは、どの世界に於いても「2025年に隕石が降り注ぐ」という事実。作り手の考えはワードからまとめても伝わるのですが…いかんせん内容が面白くない。
所々にシュールな小ボケが入るのは良いとして、この4つの物語の中身が薄い感じがします。1時間20分ほどの舞台だったので何とか集中しましたが、2時間このふわっとした内容が続くようだと、お客さまは飽きると思います。もっと色んな要素を詰めて、尖った演出があると良いのに…と言うのが正直なところ。クライマックスに舞台から出て、叫びながら一周回って帰ってくる…あの自暴自棄で病んだ感じを出すなら、他にも色々遊べたんじゃないかなって感じます。
なかなか失われない30年

なかなか失われない30年

Aga-risk Entertainment

新宿シアタートップス(東京都)

2024/04/27 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです!!!
チケプレに外れたのですが、どうしても見たかったので「大貧民席」で予約しました。
夫には「観客を大貧民呼ばわりとはどういうことだ」と非難されましたが、多分冗談です。昨日ツイッターで#舞台が見えなすぎる客席選手権がいっときトレンドになっていましたが、シアタートップスは最前列でもない限り座高が低い私にはどこが前の人ガチャ席になるか分からないので、大貧民席なら値段で諦めがつくかもという判断でした。
さて、初めての大貧民席はこんなところに客席があったんだっけ?というようなところの最後列でした。やはり前の席の人がいる部分は舞台が見えませんでしたが、もう後ろに人はいないので、首を左右に動かしながら(それでも見えない部分は仕方ないとする)なんとか見ることができました。
面白かったです!!!
細かいところはわからなかったり(尻尾は気づけませんでした)、楽屋モニターが聞こえなくて一緒に笑えないところもありましたが、それでも十分面白かったです!!!

ネタバレBOX

前に時空が変わるときの暗転が長くて、仕方ないよね〜と思ったことがありましたが、今回は必然の暗転?なのがうまいと思いました。最後の種明かしの転換?は見事、そうだったのかーと感動さえ覚えました。
あらすじから、いろんな時代の同室の人たちが鉢合わせするのは最後なのかと思っていたら、どんどん溜まって行くのがおかしくて笑えました。
ヤクザの親分?のバタフライエフェクトをはじめとする発言も面白かったですし、広瀬、何があったんだ?と聞いてみたいです。
鈴木さんのアフタートークがあると知らなかったので、素敵なおまけでした。
邂逅

邂逅

早稲田大学演劇研究会

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2024/05/02 (木) ~ 2024/05/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2024/05/02 (木) 19:00

140分。休憩なし。

デカローグ1~4

デカローグ1~4

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2024/04/13 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/05/02 (木) 18:30

B(2・4)を観た。Aと同じく淡々と人生を描くが、ちょっとだけ激しい場面がある。50分(20分休み)56分。
 2「ある選択に関する物語」は重病の夫を持つ妻と、内科医の会話をベースにするが、ある種の奇跡が起こり…、の物語。極めて淡々とした物語だが、前田亜季がそう見えなかったことに驚いた。益岡徹の渋さがとてもよい。
 4「ある父と娘に関する物語」は、父と娘の物語。今まで観た4話の中でも、ちょっとした事件が起こるのだが、それでも終わり方は落ち着いたものになる。娘役の夏子は何回か観てるはずだが、その中でも鮮烈なイメージ。
 原作が映像作品だったのだと思うと、極めて納得できる。どうして舞台化することを決めたんだろう。

なかなか失われない30年

なかなか失われない30年

Aga-risk Entertainment

新宿シアタートップス(東京都)

2024/04/27 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

アガリスク、スピードが速すぎ、情報量が多すぎだよ。ちょっと取り残された感があったのがつらい。

いつもの1シチュエーションコメディだが、今回はタイムスリップ物である。4つの時代がそれぞれ問題を抱えながら一つの場所に集まる。そこをしっかりと交通整理して進行させる、いつもの匠の技がさえる。

強いて主役を上げれば伊藤圭太さんと淺越岳人さんなのだろう。その中でも淺越さんの不思議な魅力が全編に行きわたっている。CoRich舞台芸術まつり!2023春 演技賞(『令和5年の廃刀令』)受賞は言われてみれば確かにという不意打ち感があったが、今作は受賞記念的なこともあって台本でも特別扱いがされているのだろう。堂々の存在感である。CoRichの審査委員さすがの慧眼。

山下雷舞さんもようやくアガリスクの仲間と認められたのだろう。主役級の大役を与えられて全力で応えていた。

クールビューティー鹿島ゆきこさんは今回は見せ場なし。榎並夕起さんは他の舞台とか映画とかの役作りなのか、激やせに見えてちょっと心配。江益凛ちゃんは全編元気で普通で私は不完全燃焼。おっさん目線ではどこか不安定で守ってあげたいと思わせてほしいのだ。そして今回の推しは雛形羽衣さん。ちょっと軽目のキャラだが将来の目標は国連難民高等弁務官であるという。この国連難民高等弁務官というリズムの良い言葉で3割うまい(何が?)。

アフタートークに登場した鈴木保奈美さん、去年の「セールスマンの死」ではどうもしっくりこなかったのだが、このフリートークでは頭の回転の速さが分かってさすがだなあと感心しきりだった。適切な話を反応よく繰り出してきてよどみがない。中田顕史郎さんによるとシアタートップスのトップスはあのチョコレートケーキのトップスなのだそうだ。昔は1階に店があったという。

なかなか失われない30年

なかなか失われない30年

Aga-risk Entertainment

新宿シアタートップス(東京都)

2024/04/27 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

最高のエンタメだった!
周りにお薦めしまくってる!

なかなか失われない30年

なかなか失われない30年

Aga-risk Entertainment

新宿シアタートップス(東京都)

2024/04/27 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白い劇団と聞いてはいましたが、本当に面白かったです。
入れ子細工のような設定も違和感なく、楽しませていただきました。

ラ・バヤデール

ラ・バヤデール

新国立劇場バレエ団

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2024/04/27 (土) ~ 2024/05/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

現在上演中の新国立劇場バレエ団の『ラ・バヤデール』4公演目を観た。
主要な配役の内重要な4役を挙げると、ニキヤを柴山紗帆、ソロルを速水渉悟、ガムザッティを木村優里、大僧正を中島駿野が演じていたが、個人的には久しぶりに観る木村優里のファンである。
バヤデールというのは寺院の舞姫を意味し、主役はそのバヤデールの中でも美貌の持ち主・ニキヤ。このニキヤに恋した高潔の戦士ソロルの悲劇を描いたのがこの作品で、悲劇を作り出したのはニキヤに横恋慕する大僧正とソロを愛するガムザッティの愛憎劇。結局、ガムザッティの侍女の渡した花かごから現れた毒蛇によってニキヤや絶命し、ニキヤへの愛を貫こうとしたソロルは大寺院崩壊の下敷きになって絶命する。いや、元々は絶命するものの、2人は天上で結ばれるというのがこの作品の原作で4幕ものであったのを、初演後に近年一時4幕目をカットして上演していたものを、4幕目の内容を3幕内に取り込んで上演するようになっていたのだ。ただ、新国立劇場で採用している牧阿佐美版は天上で2人が結ばれるというハッピーエンドで終わらせず、ソロルは寺院崩壊で死に、ニキヤは天上へ向かうという演出となっている。『白鳥の湖』の結末のように、ハッピーエンドで終わらせていないのが、観客に訴えかける何かがある。
そう言えば、この作品は『白鳥の湖』と並んで「ホワイトバレエ」の代表作の1つに数えられているそうだが、3幕冒頭のコール・ド・バレエのシーンでアラベスクを繰り返してジグザグに山をおりてくるところがホワイトの印象が強かったが、その他の場面ではむしろエキゾチックな場面が多いように思われた。
音楽はミンスク作曲。バレエのファンで無くてはミンスクという作曲家の名前を知る者はおそらく多くはおるまい。チャイコフスキーほど洗練されてはいないが、ダンサーにとっては踊りやすい音楽だろう。
さて、ソロル役の速水はこの役でのデビューとの事だったが、無難に乗り切った感じ。ニキヤとガムザッティに対する対応に、もう少し差があっても良いのでは無かったろうか。
柴山は、まぁ無難なところ。ソロルに対する表情が豊かであってほしかった気はする。
ガムザッティの木村、こう言う気の強い女性もしっかり踊れるのには感心した。こうなると、小野や米沢のニキヤを観てみたくなった。

フィクショナル香港IBM

フィクショナル香港IBM

やみ・あがりシアター

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2024/05/01 (水) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2024/05/02 (木) 14:00

125分。休憩なし。

どつぼ

どつぼ

ナイスコンプレックス

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2024/04/26 (金) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

なかなか面白かったし楽しかったです。
街歩きで新郎のことを少しだけ分かった気になり、劇場での前半はそれまでの経緯を単純に笑い(「ゾンビ禍」というのも突拍子もない設定では無くて)、後半は参列者の気分で楽しみました。

フィクショナル香港IBM

フィクショナル香港IBM

やみ・あがりシアター

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2024/05/01 (水) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/05/01 (水) 19:00

頭オカシイとしか思えない(褒めています)傑作。観るべし!観るべし!!観るべし!!!120分。
 何を書いてもネタバレになるのだが、「IBMが作ったフィクショナルな香港の話」くらいなら書いてもいいかな、の感じ。とにかくスゴイ。見事。繰り返しや断片的なシーンの連絡が最後にまとまると泣く。

なかなか失われない30年

なかなか失われない30年

Aga-risk Entertainment

新宿シアタートップス(東京都)

2024/04/27 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

去年惜しまれつつ閉館した小劇場シアター・ミラクルがあったのは新宿歌舞伎町のカイダ第3ジャストビル4階。今作はそこをカワダビル4階と変えた。2024年4月30日、ビルを相続した男(伊藤圭太氏)が売却の手続きをする為、不動産屋を待っている。数十年、このビルの電気設備管理を担当してきた淺越岳人(あさこしたけと)氏が点検に来る。一度ブレーカーを落としたところ、部屋が暗転と共に時空間の混線に巻き込まれ、過去のその部屋の時空と重なり合ってしまうハプニングが。全く訳が判らないまま、伊藤圭太氏と淺越岳人氏はこのSF的難問にどうにか対処しなければならない。果たして不動産屋が来る2時間後までにこのトラブルを解決できるのか?

MVPは北川竜二氏。この人のキャラ設定、台詞が最高。
雛形羽衣(うい)さんも可愛かった。
榎並夕起さんの長い美脚、鹿島ゆきこさん、兼行凜さんと脚でキャスティングしてるのか?と勘ぐる程。
江益凛(えますりん)さんは相変わらず華がある。

次の冨坂友作品は2024年7月三越劇場の『逃奔政走-嘘つきは政治家のはじまり?-』。主演鈴木保奈美さんでチケットは一万円と強気。しかも今から手配しないと即完売っぽい雰囲気。
どちらも是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

時間SFの最高峰は広瀬正であり、『マイナス・ゼロ』である。ロバート・A・ハインラインの『時の門』と『輪廻の蛇』も勿論リスペクトした上で。

今作は『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』を意識している感じ。北川竜二氏演ずるヤクザの親分がアーサー・C・クラークを敬愛し、SFというジャンルに心から敬意を抱いていることがとても嬉しい。

ヤクザと風俗嬢はこの手の話の鉄板として、まさに手札であろう小劇場劇団ネタが弱かった。ここはもっとドギツく掘って爆笑させるべきポイント。自虐と自嘲でここにしかない笑いが作れた筈。

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