最新の観てきた!クチコミ一覧

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撫で撫で

撫で撫で

劇団宝船

座・高円寺1(東京都)

2013/01/30 (水) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★

無題609(13-034)
14:30の回(晴)。14:00開場(指定席)、本日はペヤンヌマキさん演出なのでみにきました、こちらは初めて。先週の毛皮族の公演もそうでしたが今日も横いっぱいの舞台。マンションの1階(上手)と7階(下手、中央)。間取は左右反対、7階にはベランダ(下手)があり、テーブルと椅子、タバコはここで吸うようです。みている間、楽しい…という感じではなく、それは嫌だなぁ、いやいや変じゃないの、そういうものかな、などと頭の中で渦巻いたのは、かなりよかったからだと思います。

開演前、舞台に近づき、廊下の奥の方などみたら、客席からだとよほど端じゃないとみえないところまで造り込んでありました。

1階、上手の部屋は散らかし放題(だけど、やけに清潔っぽい)、服(下着含む)、ペットボトル、使っていないアナログTV、床面はほとんどみえない。引き戸の向こうは寝室。本棚には雑誌やCD、(隠した)エロDVD。反して、7階の夫婦は綺麗好きなのか掃除が行き届いていて洒落た家具に観葉植物、壁のカレンダーは(たぶん)6月。

最初、暗くて気がつきませんでしたが、2階部分があって、そこはモザイクをかける会社の屋上。

14:28前説(ちょっと聞き取り難かったです)、14:35開演〜16:41終演。

ネタバレBOX

結婚、出産。職もなく頼りない男、排卵に合わせるしかない男(ゆえに風俗へ)、熟女と歳が離れた若い男、そして若い女。皆、自分中心のようにみえるが、どこかに「シアワセ」はあったのだろうか。

「排卵検査薬」、検索すると結構出てくるし、妊娠を切望しているのに結果を誤認するものなのかと思ったり、それはすぐ周りも気がついたことだし…と、そこは、掃除機でテーブル、布巾でゴミ箱とはちょっと違うような気がしました。

部屋を片付けるシーン、早回し風で面白かった。

結局、みんなすれ違いなんだろう。婚姻届を額に入れ壁にかける…か…それじゃ、子供の頃に貰った表彰状と同じ…なんて思いました。

セツナコウロは港行き

セツナコウロは港行き

GAIA_crew

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/01/31 (木) ~ 2013/02/04 (月)公演終了

満足度★★★★

ドタバタ人情コメディ
きっとコメディだったのでしょうけれど、それほど笑いのツボは感じられませんでした。それよりも旅館を舞台にした群像劇のような感覚でした。登場人物たちはそれなりに訳ありの人たちばかりで、終盤で自殺未遂をはかった先生をみんなで励ますパターンは、人情劇の王道でした。

観客に笑い屋みたいな高齢者がいらして、まったく面白くない場面でも無理に笑ってるような感じでした。むしろ、これにヒイテ、たまたま笑えなかったのかも知れません。

私の嘘、僕の嘘

私の嘘、僕の嘘

Z団jr.

千本桜ホール(東京都)

2013/01/30 (水) ~ 2013/02/04 (月)公演終了

満足度★★★★

本当の復讐
序盤、ただの恋バナかなと思いましたが、終盤になるにつれて、過去に起こった出来事への復讐がテーマ。人間の心の奥に秘められた、自分が一番!の心理をついたような物語でした。二人の女に男が利用されたような幕引きは恐ろしい。キャラクターの立ち上がりがしっかりしていて楽しめました。

IN HER TWENTIES 2013

IN HER TWENTIES 2013

TOKYO PLAYERS COLLECTION

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2013/01/31 (木) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★

女性の10年間を描く♪繊細でくすぐられるお芝居♪
何かくすぐられるお芝居でした♪
さり気なくいい感じの演出が好きですね♪

それぞれの年代が交互に会話してそれぞれに繫がっている様な台詞に
前半はちょっと頭の整理がつかず、
後半になってからじわじわと面白味を感じました♪

20代の女優さんも皆さん落ち着いた自然な演技で魅せてくれます♪

20歳に夢を描いてから今の自分の十年間が走馬灯の様に流れる
仕事、友達、恋愛の事など日常に良くある出来事を描く…
そんな波乱万丈の人生ではなく普通にありそうな話を繊細に表現するあたりは上野さんならではで心地いい♪

年代順並んて座って会話劇を小気味良いテンポで展開されるので最後まで魅入ります♪

前半、私の理解力があってもっと整理出来ていれば
登場人物との関わりなど楽しめたので残念…(^^;;
もう一度、観たらもっと深い味わいが出そうなお芝居!

strange

strange

ニットキャップシアター

ザ・スズナリ(東京都)

2013/02/01 (金) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度

だまされた
説明(あらすじ)を読んでいったので、最初その説明文と舞台でやってることがまったく合致しないことに頭を痛めたが、たとえそれをを読んでいかなくても1部が終わった段階で劇場を去りたくなっただろう。「いったいぜんたい何の話なのだこれは?」1部については観劇終了後もこの思いは残存する。果たしてそこには素朴で豊かな太古のパフォーマンスなんぞ立ち現れなかった。

朝日一家の挑戦状

朝日一家の挑戦状

はらぺこペンギン!

吉祥寺シアター(東京都)

2013/01/31 (木) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★

のりうつりすぎ
そのこと自体もそのシーンも陳腐。それらのシーンは全体的にうけていたようだが私は寧ろ白けた。天上のシーン(両家の先祖が集っていたというおちにはほっこりしたが。)も余計なものではなかったか。確かに目頭熱くなったがこんな芝居で泣いてたまるかという思いの方が強い。

君と世界と僕

君と世界と僕

Oi-SCALE

駅前劇場(東京都)

2013/01/30 (水) ~ 2013/02/04 (月)公演終了

満足度★★★★★


上演時間2時間。現実的なのにどこかファンタジーな世界は好みの作風。次々と広がる印象の波紋がよかった。最前に椅子を増席すると邪魔なので工夫してほしい。

この世界は、そんなに広いのですか

この世界は、そんなに広いのですか

十中連合

京都市東山青少年活動センター(京都府)

2013/02/01 (金) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

この世界は、そんなに広いのですか
芝居を観ている人を観ている感覚、十中の特徴だと思います。私たちは起きていることを傍観するしかない。当事者のふりをするのは恥ずかしい茶番だ。巨大化した女の子に、本人でさえどうにもできないのに、遠くからみている私たちに何ができるか。悲しいけど諦めることだけ。素晴らしい作品です。

IN HER TWENTIES 2013

IN HER TWENTIES 2013

TOKYO PLAYERS COLLECTION

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2013/01/31 (木) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

IN HER TWENTIES 2013
10人のオーケストラが奏でる彼女の二十代シンフォニーでした。無責任な内容のモノローグがいつの間にか彼女を作り上げます。心地よさの中に、時より起きる時空がつながっての転調に彼女の力強さを感じました。時間は流れるものではない。彼女の時間がそこにありました。

ネタバレBOX

髪の長さに注目されると面白いかと思います。
14番目の月

14番目の月

junkiesista×junkiebros.

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2013/01/30 (水) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

本当の美しさ、、

初めての試みである『ビューティー演劇』
ところどころハッとさせられるセリフがあって、私も美のスイッチをいれなきゃ!!という気持ちになりました。

満月でない、完璧でない14番目の月というテーマはこの作品にもぴったりだと思い、若手をしっかりとひっぱて行く新納さんの姿が印象的でした。

沢山のお土産も頂けて大満足でした!!

14番目の月

14番目の月

junkiesista×junkiebros.

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2013/01/30 (水) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★

ICONIQ共演!
主演かな?歌唱力はむろん抜群だが、抜群すぎてイケメンとのデュエットの時に声量を抑えていたように聞こえたのは気のせいか?せっかく歌唱力のある人が出てるのに全体に同じような曲調の歌が続いてつまらない。他の方も指摘している通り、化粧品のCMにも出ている美人のICONIQが最後にきれいな衣装を着てでてきてもインパクトがない。途中で段々と変化していくところを丁寧に見せてほしかった。スペシャリスト達もそれらしいことをしている場面もなかったし。あれ?もしかして「変化」の目玉は、イケメン達の女装の方だったの?なるほど・・・

阿修羅のごとく

阿修羅のごとく

Quaras

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2013/01/11 (金) ~ 2013/01/29 (火)公演終了

満足度★★★

劇場サイズではなかったかな
千秋楽、楽しみにしていきました

劇場自体は1度観劇に行ったことがあり、
座席のすわり心地の悪さは覚悟の上

しかし、残念なことに、すわり心地が気にならなくなるくらいに
引き込まれるということはありませんでした

キャストの方々一人一人の技量の深さや、
経験の豊富さは見て取れましたし、
向田さんの作品の持つ人間の細やかな機微などは、
もちろん伝わってはきました

ただ、この大きな劇場でやるだけのサイズにはなっていなかったように感じました

さらに、家族という独特な空気感のようなものとか、
男女の距離感といったものが伝わらなかった気がします


ドラマ、映画で見たほうが面白いのかもしれません

ヤバレー、虫の息だぜ

ヤバレー、虫の息だぜ

毛皮族

座・高円寺1(東京都)

2013/01/23 (水) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★

ぽかん(笑)
毛皮族の本公演は今回が初。

前回観た番外公演も、全員ニップレスになったりしてびっくりしたのだけれど、まさかそれが基本装備だとは思わなかった!笑
ぽかんとしてしまったけれど、楽しめた。

でも、とっても残念だったのがダンスがばらんばらんだったこと。
明らかにフリを間違えるのが多すぎる。。。
初日だったせい?

ウェルズロード12番地

ウェルズロード12番地

公益社団法人日本劇団協議会

青年座劇場(東京都)

2013/01/25 (金) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★

土田さんの作品
土田さんの作品は、なんでもない会話が続く。
それがとっても面白くて好き。
今回も、本も役者さんもとっても良かった。

ただ、初日だったせいかちょっぴり堅さのようなものが感じられた。

ネタバレBOX

ラストの写真を撮る、シーンはどこか深い・・・。
じーんときた。
朝日一家の挑戦状

朝日一家の挑戦状

はらぺこペンギン!

吉祥寺シアター(東京都)

2013/01/31 (木) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★

じん、と。
ゆっくりと、どたばたのリズムのからみあいがとても面白かったです。

ネタバレBOX

知的障害者という、いろんな意味が難しい役どころ。
本当にそのひとに見えた。素敵でした。

歌をうたうシーンで号泣しました・・・。
観られて良かった!!
strange

strange

ニットキャップシアター

ザ・スズナリ(東京都)

2013/02/01 (金) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★

夢の中のような
無機質さとおちゃらけさの混在した自分探しの旅。

ネタバレBOX

キャッツのような、ビールのCMの大人エレベーターのようなシーンもある良く分からない不思議な世界でしたが、漠然と家庭生活に充実感が持てなかった男が、大震災をきっかけにボランティアをすることで自分が変えられると考えて家を出たものの、なぜかふらふらと福井方面に行くなど自分探しの旅をしながら自問自答した結果、結局は劇的な変化が起こるわけでも無いことに思いが至り、普段の生活の中にこそ幸せがあることに気付き帰還する話…、ってとこなのかなあ。

自分を変えるには相応の活性化エネルギーが必要で、そう簡単なことではありませんね。

多重人格物は嫌いですが、色々な考えをする自分がいるというのはその通りだと思いました。

武生、福井、東尋坊の地名が出てきましたが、武生という地名はJRの駅名としては残っていますが、平成の大合併で武生市という名前自体は消えてしまいましたね。残念です。

ボアンボアンと音のする楽器がいい感じで、高音の綺麗な歌声も素敵でした。
ひとりごとターミナル

ひとりごとターミナル

劇団フルタ丸

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2013/02/02 (土) ~ 2013/03/16 (土)公演終了

満足度★★★★

初見
面白い!コンパクトにまとまっていて、壮大(?)な物語が凝縮されている。なかなか見事だ。

ボン・ヴォヤージュ

ボン・ヴォヤージュ

アカネジレンマ

BAR COREDO(東京都)

2013/02/02 (土) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★

てっちゃん
男性3人芝居で、寝台特急あかつきが廃止になる日に起こった、少し情熱的な思い出、みたいな話。1時間。

ネタバレBOX

登場人物は、健全で爽やかな鉄道マニア主人公(撮り鉄)、紛い物の松茸を売る会社のサラリーマン、ネズミ講の仕事をしてるけど意中の人と結婚することを選ぼうとする、主人公幼なじみ。

野心家の幼なじみは、結婚のために当選宝くじを盗む算段を立て、主人公と山分けする約束をします。サラリーマンも実は幼なじみの彼女の兄で、計画を知ってる様子。それぞれちょっと裏取引や腹に一物ある感じで、とぼけあったり意気投合したりします。

サラリーマンも幼なじみも、完全な悪人ではなく情けなさを抱えた描写で、人生観について語ったり、あかつきとの思い出を語ったりするのが挟まっているので、田舎設定と相まって、のどかな感じです。主人公があかつきや友人に対して、純粋な、ぶれない思いやりがあって、後味が悪くありませんでした。
さっぱりした気分になれました。

アフターパンフレットに、あかつき号の停車駅が路線図になっていて、ワクワクしました。結構行ったことある地名が登場して嬉しかったりも。
鉄道マニアの分類の説明は、ジャンルがあまりにたくさん有りすぎて笑えました。撮り鉄と乗り鉄と時刻表鉄だけ覚えました。

COREDOのbarの机と椅子を悠々と独占して部屋中央を眺めるは思ったよりずっと快適でした。ついでにホームページで公演開始時間が分かりにくかったのは、勿体無いと思いました。ここCOREDOは立地的にも、通りすがりで分からないので、広報がんばった方が良いと思います。

strange

strange

ニットキャップシアター

ザ・スズナリ(東京都)

2013/02/01 (金) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★

理解不能を楽しむ
名前の通ったごまのはえさんらしく、「表現を追求するぞ!」という若手の気概を感じる、シュールなお芝居でした。

ネタバレBOX

民族的な、打楽器の音色やチューブ音が好きでした。
床に線を描いたり、壁に絵を描いたり、マイクで囁いたり、仮面を使ったりと、小劇場ならではの世界観、抽象的な小空間を表現していました。
残念なことに全体的に支離滅裂を楽しむというか、話の意味が分からなかったのですが、役者のやる気と実力を感じました。

第一部の垂直移動編が、とても好きです。
仮面を効果的に使い、ヘソのない少年の冒険を追います。科学施設とか猫社会とか王だとか悪霊のような老婆の過去とか、夢の世界のようなワクワクする単語と演出がたくさん出できました。
あの男と老婆の今後が気になります。

第二部の平面移動編が不快でした。
元劇団員Lの話ということで、劇団の打ち上げとか、「2011年3月12日」とかの日付の連呼とか、メタな内容です。
震災日付まで読み上げて3月11日以降のLの行動を追うのですが、あまり震災問題を調べた感じしないし、テレビが震災の話題ばっかりだったとかLの友人から劇団に電話があったとかあくまで徒然とした日常で、だから何が言いたいか、というメッセージ部分が弱かったです。

赤裸々に言えば、関西震災をネタにした自慰を見せられた気分で、(Lがボランティアに行かなかったからではなく)脚本を書いた人にとって、震災は終わったこと、他人事な事件なんだなぁと透けて見えて哀しくなっていきました。関西だと皆そういう感覚なのかなぁと気持ちが少し重くなりました。

第三部の直角交差点は、自分の内面を多重人口化したような、内面世界観。
大自分怪獣の「ほっとけや」と、「ご本人様」いうネーミングが良いなと思いました。

それぞれの自我の目的が、明快に別れていると、感情移入できそうです。
もっと自我の戦いを続けて見たいと思いました。

ヒト偶蹄目

ヒト偶蹄目

Holiday Junction

北池袋 新生館シアター(東京都)

2013/02/02 (土) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★

もったいない気が…。
作品の狙いは面白いし、独特の”シュール(クール?)な世界観"も割と好み。

ただ「ヒト霊長目」と「ヒト偶蹄目」が共存する社会という”物語の世界観”を伝え切るには70分では足りなかったと思う。

加えて演出的にも、もっと”魅せるための工夫”が欲しかった。

プロット自体はとても面白いので、再構築して新たに作り直してみても良いのでは?

ネタバレBOX

「ヒト偶蹄目」という存在は何か具体的なモチーフでもあるのかな?

「少数vs多数」「ほとんど見分けがつかない」「逆差別」「演劇という表現で自らの存在を訴える」etc…。

「少数=弱者ではない」。着々と忍び寄る”世の中の変化”を暗示しているようにも感じる。

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