最新の観てきた!クチコミ一覧

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キサムシ

キサムシ

木佐貫邦子

神楽坂セッションハウス(東京都)

2013/03/22 (金) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★

キサムシ
上演時間60分、大入り。他の誰でもない、まさにキサムシ。

この扉の向こうへ

この扉の向こうへ

劇団CHAN’T

アトリエファンファーレ東池袋(東京都)

2013/03/22 (金) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★

初見
上演時間80分とちょうどよく、これ以上長いと混乱しそう。出演者がいさぎよかった。

ハーメルンの記憶

ハーメルンの記憶

バンタムクラスステージ

世界館(大阪府)

2013/03/22 (金) ~ 2013/03/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

近未来
現実におきそうな話。実際に今、目の前であることが、過去として語られ、それが原因となり、難病となる小児病が発見される。親子愛。子供の為ならどんな犠牲も厭わない。だが、それにより、その張本人である子供はどう感じているか、重荷と感じてはいないか。いつ何時そうなってもおかしく無い、今の世の中。バンタムの作品としてはまだわかりやすいなかと思う作品。ただ、いろんな伏線があり、それをつなげるのが大変でしたが(苦笑)相変わらず拳銃がでてきますが、少年少女兵士役のの皆さんの姿勢がとてもいいなと。どれだけレクチャーを受けて稽古したかが窺い知れる。拠点を東京へ移しても、変わらず攻撃的なバンタムクラスステージの作品を楽しみにしたいと思う。とりあえず、お疲れ様でしたm(_ _)m

こんにちは、母さん

こんにちは、母さん

studio D2

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2013/03/22 (金) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

ザ・下町
親子のお話であり、ご近所同士のお話であり、ほんわかしつつも、息子の母親に対するどこか一線をおいていた態度には子供心に悲しいできごとがあって、大人はそれを忘れる。情けないけど、ほんとにそうだと思う。わだかまりが溶けたら楽になるんだろうけど、そうなるまでには時間がかかる。もう一回観たらもう少し理解できたかな、、、

『白痴』 『コーカサスの白墨の輪』 

『白痴』 『コーカサスの白墨の輪』 

TOKYO NOVYI・ART

シアターX(東京都)

2013/03/22 (金) ~ 2014/06/07 (土)公演終了

満足度★★★

「コーカサスの白墨の輪」観ました
去年見逃したこの作品が1,000円で見られるというので、喜んで行きました。前日、去年の公演を見た友人が「なんと言うか・・・・面白くないことは無いんだけれど、長い!とにかく長いのよ~!」と言っていたので、体調を整えていったのですが・・・・・。友人が長いといってた理由が分った。休憩を挟んで3時間の公演はこの劇団では普通。これ、時間の問題ではなく、とにかくナレーションと三味線がテンポを引き伸ばしている。去年ぐらいから演出のアニシモフ氏は三味線がお気に入りらしく、やたら三味線を舞台に出してくるが、別にナレーションが必要なような複雑なストーリーでもないのに、人形浄瑠璃ばりの声を張り上げるナレーションが入り、またそれが長い。これに三味線が重なり、ますます長くなる。彼らがやる、金属板を使った効果音や子供の可愛い声などは見事だったが、なんというか、演出疲れするような舞台でした。グルジアという民族色を出すための方言を駆使した台詞も聞き取りにくく、イライラする。また、シャンソンのような台詞もあったりで、ちょっとさまざまな演出を詰め込みすぎた感じだ。舞台の演出はいったい誰のためのものだろう。演出家が色々やりたい気持ちは分るが、観客に受け入れられなくては何にもならない。この劇、劇団関係者や演劇人の間では評判だったらしいが、去年の公演では、コリッチの「観て来た」に一人の感想も寄せられてはいなかった。一般観客のこの薄い反応を劇団側はどう捉えているのだろう。

ネタバレBOX

三味線の音が良くない。空気を切るような小気味いい音が出ておらず、「ぶおん、ぶおん」と棹と糸のバランスが悪いような音だった。衣装とライティングは相変わらず見事。また、前半と後半のバランスがちょっと悪い気がする。後半は完全に小役人の裁判官の話になってしまっており、白墨の輪のお話は付け足しみたいな感じ。ブレヒトの原作がそうなのかな?もうちょっとアツダクの話をコンパクトにまとめたらバランスが良くなったと思う。この役者さんの演技はそれは見事でしたが・・・。あと、名前が聞き取りにくく、分るまでにだいぶ時間がかかった。これもイライラの要因。また台詞の噛みも目立った。この劇団には珍しい。月一の公演だと難しいのかな?でも、全体のレベルは高いので、もっと完成度の高い舞台をもう一度見たい。
黒猫ビビの幸福論

黒猫ビビの幸福論

office HOMME / team Genius bibi

Geki地下Liberty(東京都)

2013/03/19 (火) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★

イザベルにしては。
(*゚▽゚)ノ居酒屋ベースボールの妹劇団。書いてる人は同じそうですが、いつもとテイストが違う気が。野郎多めのいつもの荒っぽい感じが薄くなって、良い雰囲気のお話に。落ち着きと貫禄を感じる、凄腕揃いなのか。或いはオープニンガーのオオトモケイコの空気だろうか?意外と噛んではいるのだが動じた様子が無いからかな。楽しめました、また機会がありましたら宜しく。

菜の花白書~飛龍伝より~

菜の花白書~飛龍伝より~

ThreeQuarter

池袋GEKIBA(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★

熱演
雛チームを観劇しました。学生運動のストーリーで、少し難しいかな?と思っていましたが、役者さん達の熱演で集中して観る事が出来ました。最初は、相反する者達が何でこんなに仲良しなんだろう?と不思議な気もしましたが、みんな心の拠り所を必要としているんだな・・と感じました。皆さん、熱演でしたが、一平役の役者さんの演技が光っていたと思います。他のチームと見比べてみたかったです!

『恋人たちの短い夜』

『恋人たちの短い夜』

東京ロックンパラダイス

シアターブラッツ(東京都)

2013/03/22 (金) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

舞台ってイイかも・・・。
舞台ってイイかもって思った経験でした。ちょっと説明が難しいんだけど、役者のオーラが直に伝わって来ました。元々脚本家が書いた作品だから、セリフと会話の面白さや展開ぶりは特筆もので、『可笑しくもせつないハートフルコメディ』という宣伝文句も嘘ではないです。

それから、ラストの方で流れていた音楽は何ていう曲でしょうか?ものすごく知りたいです。ストーリー展開とあいまって、ストリングっぽいあのサウンドにすごく心を引き立てられました。

ニートミーツガール

ニートミーツガール

麻生夢想

北池袋 新生館シアター(東京都)

2013/03/20 (水) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★

「切ねぇ・・・」
二次元の恋愛ゲームに没頭する引きこもりの青年・・・
なんか、日光にあたってないなぁ~ 筋肉も脳みそも、ある時期から成長してないなぁ~って感じ
でも、ちゃんと三次元の少女に恋していたんだね・・・
二人の不器用なやり取りが、とても良かったです
後ろの席に座っていた高校生くらいの男の子が
「切ねぇ・・・」とつぶやいたのが、私にはツボでした

ネタバレBOX

宇宙人と戦ってしまうというものすごいスケールを感じるシーンで
「俺は、学校に行くんだぁ~~~~!」
って・・・ なんか、言ってることはとっても小さなことで・・・
でも、何年も学校に行く勇気を持てなかった彼には、それくらい本当に大きな決心なワケですね

装置の関係上、はしょったということは重々承知のうえで・・・
やっぱり、靴を履いたままで部屋にあがるのは、ちょっと気になりました
そして、窓越しの彼女とのシーン
やっぱり、窓越しというのを大切にしたかったなぁ~
菜の花白書~飛龍伝より~

菜の花白書~飛龍伝より~

ThreeQuarter

池袋GEKIBA(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★

5人の飛龍伝
この劇団とは追憶のベロニカで初めて出会い、その後つかこうへい作品がある度、観に行っている。飛龍伝はベロニカ、ダンデライオンについで三度目であるが、役者の数が毎年一人ずつ減っている。視点を勝利にしたりネズミにしたりして設定を変えているため、人数がかわっているのであろう。そのうち神林と山崎の二人芝居になつてしまうかもしれないが、それはそれで面白いかもしれない。
前回は鶏、ひよこ、卵と一日三公演を観劇したが、今回は前回主演で共演し私としては最も良かったと思われた斉名、涼木ベアの出ている鶏だけをみることとした。神林達が劇団所属と言うのは、少し無理があるような気がしたが、少ない配役で飛龍伝を演じるための工夫がなされていたと思う。涼木さんの役はオリジナルの役であるが、なかなか個性的な役であり、印象に残った。虎象との関係も面白く設定されていたと思う。

夢のつづき

夢のつづき

(有)キィーワード

笹塚ファクトリー(東京都)

2013/03/19 (火) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★

無題643(13-068)
13:00の回(曇)。階段手前に案内板、左、精算済み、右、当日精算。12:15受付(整理券あり)、わかりやすくスタッフの方の誘導も丁寧。12:30開場ということだったので5分ほど前に戻ると黄色い整理券を持った方々が左列に並んでいる…私のは「白」、聞いてみると階段下に別の列、そこで待つ(黄と白の違いはわからず)、12:30開場。予定してはいませんでしたが馬渕さん(リジッター企画)が出ていらっしゃるのでみにきました。馬渕さんを客演でみるのは「思い出パレット」以来なのですが、その時の様子、あまり覚えてなくて…(真嶋さんも)。
出演していらっしゃる役者さん、たぶんみなさん初めて。TVや映画に出ている方のお芝居はまずみないのですが、本作、違和感等ありませんでした。

当パンによると、全7場、マンションのリビング/写真家のスタジオ。ちょっとした工夫で違いを出していました。下手、棚に陶器(オフィスの時には雑誌を置くラック)、2段上がってリビングの床、上手、大きな窓、桜の枝と蕾、テーブルとソファ(黒と白)、チェスト(白)、上に電話。客席左に撮影用カメラ(DVDになるそうです)。

12:44前説(場内アナウンス)、12:50スタッフの方による前説。13:04、ピアノ曲が流れ暗転、電車の音、〜14:49終演。

ネタバレBOX

亡くなった友人の作品を上演するがその願いは叶うことなく…と思っていたら最後の最後で。確かに、開演前、舞台と最前列との間で演技するのでご注意下さい、という説明がありましたが、途中、それらしい場面があったので忘れていました。ちょっと「ヤラレタ!」と思ったものの、演劇らしい終わり方。大人の「女性」の恋、人生…わからないところもあり、「男性」はこれでイイノカ、とも思うのでした。

帰り際、馬渕さんに声をおかけする、7月の公演、いきます。
音楽家のベートーベン

音楽家のベートーベン

ダックスープ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/03/14 (木) ~ 2013/03/26 (火)公演終了

満足度★★★★

大人の悪ふざけを堪能
ナンセンス。大人の悪ふざけを堪能。一撃の大爆笑ではなく、くだらない笑いがダラダラと続いていくのが面白い。ちょっとスジを追いそうになるのだけど、結果としてスジを追った自分のバカらしさまでが面白くなる。

ネタバレBOX

池谷のぶえのあり得ない事をリアルに、普通の事をスペシャルに扱うギャップを創り出す独特の演技と雰囲気がブルー&スカイのナンセンスな着想と相まって只々下らない。という面白さ。

村上寿子の声は相変らず印象的。よく透るあの声がいい。結構シリアスな部分(結果シリアスではないが。。。)で母親役とか少年役とか幅広くこなせるのも魅力的。

田村 健太郎もよかった。ナンセンスながらも全編を貫く縦軸の役柄を担っていて、ある意味唯一正常っぽさを持ち続けていなくてはいけないという難しい役柄を好演。笑いを際立たせていた。
連続おともだち事件

連続おともだち事件

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2013/03/06 (水) ~ 2013/03/20 (水)公演終了

満足度★★★★

全部分かったらつまらない
脚本、音響、照明、衣装、演者どれをとっても高いレベルで融合されている。揺ぎ無く一気に押し寄せてきた。楽しかった。オチについてはカオスで相変らず理解が追いつかない。でも全部分かったらつまらない。

ネタバレBOX

衣装の配色意図がうっすらとストーリーの中で把握しかかっている状態から、ラストの衣装チェンジでガツンと心に刺さってくる。「連続」の意図するところも同じく。この展開は心揺さぶるものがあった。

オープニングから森下亮が凄すぎ。あまりに上手くて展開を追いながらも、どんどん個のキャラクターに引き込まれていくことを感じられる。役者として格好良過ぎると感心してしまった。

金沢涼恵も出てきた瞬間に吃驚。奇抜な衣装チョイスがバッチリはまってる。ヨーヨーとかシャボン玉とかが妙に似合う愛らしい雰囲気も好き。リアルにヨーヨーが下手くそなのも笑えた。

全劇団員凄いのだが、久保貫太郎と板倉チヒロの掛け合いは強烈で面白かった。葛木英が同じシーンを武子太郎とリフレインする場面で、マジで噴き出しているとしか思えないほど追い込まれてたのが印象的。

その他印象的に残っているのは、赤い食パンマン、シーモンスの歌、ヌンチャク自爆など細かいネタ。笑わせてもらった。シーモンスとか完全に世代ネタだし。
Replica Velonica ※公演終演、ありがとうございました!

Replica Velonica ※公演終演、ありがとうございました!

劇団前方公演墳

小劇場 楽園(東京都)

2013/03/20 (水) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★

そ、そうだったのか!
美人戦士に釘付け。そして、驚愕の事実。

ネタバレBOX

スカイツリーにうんこビルまであって、正に実写版でした。

そして、女子高生戦士はなんと1,000メートルの背丈があって、地球を守るために危機が起こる都度ある星から派遣されていたとは全く驚きの真実でした!ずーっと別の星の話だったなんて信じられませんでした。

受けても受けなくてもめげずに最後までギャグを押し通す心意気が素晴らしかったです。特にダリア先輩のゆるキャラ風芸人魂が良かったです。

ただ、劇団員の登場機会を増やすために無理に立たせているというような楽屋オチは少々不快でした。
黒猫ビビの幸福論

黒猫ビビの幸福論

office HOMME / team Genius bibi

Geki地下Liberty(東京都)

2013/03/19 (火) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★

黒猫
チケットプレゼントにて鑑賞。面白い。

ネタバレBOX

結婚相談所bibiに相談に来る客と従業員の人間模様。

武富希(オオトモケイコ)…社長。Jean Renoが好み。以前黒猫を飼ってた。
石上サクラ(花田千紘)…新人従業員。母・花子(馬場琴美)との母子家庭にて育つ。
柿沼照継(浅野貴士)…イケメン従業員。メンドイ客の平沼(橘知里)に対応する。
西村エリ(町田歩美)…従業員。客の本川(深華)から名前を覚えてもらえない。
秋山桃(世良香生里)…フレンドリーな従業員。寿退社した。
トム(宮下貴浩)…ビューティアドバイザー。大庭(本田秀和)と梶(梶原拓人)と起業するも決別。
大庭哲太郎…有名会社の社長。サクラの父。起業の件で花子とすれ違い、梶の策略でサクラと会わないという約束でもってカネを工面する。
相岡健(島本修彰)…秋山が担当する純朴な客。バツイチの子持ち。
平沼かおり…わがままな客。相岡との交際を前向きに検討する。
宮家麻友(相川貴大)…客。行動力も備わったイケメン。優木(大河原生純)とできちゃった婚にいたる。
宮家かな(植木仁美)…麻友の母。麻友を制限するが、最終的に理解を示す。
優木舞衣…大庭の秘書。ひとりでも麻友の子を生むと宣言する。
本川結季…女優。武富への恩返しのため(自分の幸福のため)bibiへの就職を希望する。黒猫。

大庭を演じた本田が抜群に機能してた。Jean Renoとかの笑いとか、トムらとの確執とか、サクラとの親子関係とか、いい仕事してた。サクラを演じた花田は、大庭への想いとか、母子家庭に育った人間の想いをぶつけるシーンがやや弱く感じた。見せ場だけに胸にくるものが欲しかった。

特徴的でわかりやすいキャラクターで観やすい舞台。人数多めだけど、複雑にするでもなく、それでいて色々と関係を持たせた台本が上手い。幸福論ってものを全面的に押し出さず、人間模様の中からそれを滲ませる手法が良かった。笑える箇所もあっていい作品。

カネとか男女関係(結婚含む)とか社会的地位とか項目は色々あれど、人間的な幸福は誰かのためにって関係性にいきつくという、一つのテーマを、ラストの黒猫シーンでキレイにまとめてシンプルに提示してくれたのが良かった。安易にもとれるけど、実際ではそれが難しいわけだし。
国道、業火、背高泡立草

国道、業火、背高泡立草

烏丸ストロークロック

AI・HALL(兵庫県)

2013/03/22 (金) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

地方の劇団といっても、首都圏の舞台より先鋭的かもしれない
久々に観たら予想以上に凄かった(笑




ネタバレBOX

こんな観客席の配置が出来るのはアイホールならではないのかなァ。

先日みた「ルル」のように、
おそらくは役者・物語と観客の視線の交差するさまを分析しながら、
題材から結びついたその結論は、
まさに真逆となるのが面白い(笑

地方の荒れ果てた農村と、
その向こうのヒルズめいた大阪の都島(主人公が成功して億ションを手に入れる場所とされる。実際のほとんどの都島はそんなことはないけれど、発音してみると随分と綺羅びやかなイメージだ(笑
の風景が響きあって、
息子が成功して働かなくても良い筈なのに、
立派なマンション(多分部屋から河や普通の家屋を遥か下に見下ろす部屋なんだろう)を出て、新幹線の清掃を続けて
(昔の人は働きものなので、別に働かなくても食べていけても清掃とか汚れ仕事を喜んでやる人は意外と多い。若い人は見かけで人を判断しないようにしよう(笑
最期は癌になって死ぬ母親の行くあてのない人生が寂しい。

想像だけど、
母親は、息子に億ションを買って欲しかったのではないと思う。

死ぬ前に息子が母親が今までしてきた清掃の仕事
(人は嫌がるかもしれないけど当たり前だけど必要不可欠。大昔のロンドンや江戸なんかではこんな人が大勢いいたのでリサイクルが進んだ
を素晴らしいと思ってくれて、
たとえ少しでも一緒に働いてくれたら、それで十分幸せだったのではないかと思う。

個人的には、ハッキリポレシュを意識した作品ではないかと思ったりもした。

マネーゲームの狂奔みたいなのを描いた作品では、
ミナモザで以前短編をみた気もするが、
こちらの作品のほうが、生音もあるし(笑
完成度という面でも図抜けている(まぁ、短編はあくまでたたき台なんだろうけど
このような資本主義の行き着く先のような物を描くには、
首都圏や大阪ではなく地方を題材にするほうがはるかに適していると思う。

このような作品は、普通首都圏の公共の劇場は嫌がるような気もするので
(平気で実名の企業とか出てくるし。直接は関係しないけど
そういう意味でもアイホールは他の首都圏の公共の劇場とは趣が違うようにも思う。

交通の便がもう少し良ければなぁ・・
昼に京都行ってからだとメッチャきつい。8時開演とかにならないかな・・。

個人的には、この烏丸と(一見そうは見えないかもしれないけど)原宿の劇評を確実に取り入れた感のある子供鋸人は、
関西での上演だけれど
ハッキリ現時点で首都圏の劇団より先鋭的と言っていいかもしれないと思った春の休日(笑
枝光本町商店街

枝光本町商店街

のこされ劇場≡

枝光本町商店街アイアンシアター(福岡県)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/30 (土)公演終了

満足度★★★★

まちを演劇にするという試み。
劇場を飛び出し街中で演じられる芝居はたくさんあるが、この作品は街が持つドラマを観せてくれるというところが斬新。

街の中にはドラマがあり、街の中には名優がいる。それを演出家がピックアップして、われわれに体験させてくれる。壮大で心優しくしかも感動的だった。その感動を作為的なものにしない絶妙のバランス感覚も感じた。



ネタバレBOX

単に商店街の芸達者や、名物的人材を紹介するというのではなく、商店街で働く人たちを通じて、ひとつのまちが持つドラマを垣間見せてくれた。

案内してくれた女優の方々の目が澄んでいたのが特に印象的だった。

隅田川二題 ~オペラ「カーリュー・リヴァー」/舞踊「清元 隅田川」~

隅田川二題 ~オペラ「カーリュー・リヴァー」/舞踊「清元 隅田川」~

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2013/03/22 (金) ~ 2013/03/23 (土)公演終了

満足度★★★★

敷居は高いような感じでした
能「隅田川」から生まれた英国オペラと、
日本舞踊を同時上演というお得感の強い舞台であります。

 「隅田川」は観世元雅(1400?~32年)の作品で、誘拐された息子を探し、都から下った女がわが子の死を知り悲しむ物語。

 オペラは、今年生誕100周年の英作曲家ベンジャミン・ブリテン(1913~76年)による「カーリュー・リヴァー」→「隅田川」をキリスト教の寓話に置き換えた歌劇を、日本舞踊花柳流宗家、花柳壽輔(81)がオペラ初演出。
 一つの役柄を、歌はオペラ歌手、所作は舞踊家と役割分担して演じる形式で、日本舞踊家でもある俳優、篠井英介(54)らが出演です。

19時から21時半までの予定でしたが、なか30分の休憩は長かったー。


ネタバレBOX

「カーリュー・リヴァー」は日本語の歌詞であり・・・
かえって判り難かったかな?(英語歌詞の字幕の方が良かった気がする)
着物にクルスかけた姿はインパクトあったが、
けっこう眠気に勝てなかった・・・・。
バックスクリーンに川や十字架の投影などは賛美に値する照明でありました。

「隅田川」は船も出してきて二人しか出ない登場人物の周辺を、
黒子さんなどが片付けたりして判りやすく楽しめたかな。
でも眠気は出たけど・・・。

ちと高尚過ぎたかな・・自分には・・・と思ったデス

・・今時にポマード臭の強い白髪頭の方とか、
高そうな着物の御婦人達がけっこう見られました。
馬のリンゴ 【3月15、16日 アフタートーク決定】

馬のリンゴ 【3月15、16日 アフタートーク決定】

ワワフラミンゴ

神楽坂フラスコ(東京都)

2013/03/15 (金) ~ 2013/03/20 (水)公演終了

満足度★★★★

無題642(13-067)
14:00の回(晴)。13:30受付、開場。ここは2回目、入って右側が客席、奥がこあがりのようになっていて(以前はここで演じていました)、靴を脱いで座るようになっています。反対側が舞台となり木のベンチ、カウンターにロッカーなど。
13:57前説、14:00~14:56終演。15:00~15:20アフタートーク。ダンスはダンサーの方...とは違いますが、雰囲気がよくでていたと思います。弱気で人見知りしそうなヴァンパイアは日中でも戸外へ行く、しばらくわからなかった「Thriller」、陽気のよさに少しウトウトしていたときにぼんやり眺めたような、そうではなかったような不思議な時間でした。

イノリガミ -浮世絵札の夢現-

イノリガミ -浮世絵札の夢現-

劇団 夢神楽

テアトルBONBON(東京都)

2013/03/13 (水) ~ 2013/03/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

いろんな意味で見応えが....
良く出来たストーリー、とても面白かったです。
上演時間の長さも、殺陣を若干短めにするくらいしか削れそうなところがなかったように感じたので、しょうがないところでしょうか!?

ネタバレBOX

敵役が悪役のままで終わらなかったところも良かったです。

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