最新の観てきた!クチコミ一覧

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DOLLY ~Faure:Dolly,op.56~

DOLLY ~Faure:Dolly,op.56~

年年有魚

RAFT(東京都)

2013/04/12 (金) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★

んー、
なるほど、、そういうことですか。。笑。 昨今世間一般においてかまびすしく喧伝されているところの女子会なるものの風景系かと思いきや、意外にもトリッキーなというか間違い探し?とでもいうか。。ハハ。。 やっぱりどうしてもほぼ一致だと単調に感じてしまうので多少なりともバージョンごとに内容を変えた方がいいんじゃないかな、と。。スイマセン。。 ミュージッククリップというか音楽のショーケースみたいに思えばいいのかな。もちろんピアノはとてもよかったので。


少し静かに

少し静かに

ブルドッキングヘッドロック

ザ・スズナリ(東京都)

2013/04/03 (水) ~ 2013/04/10 (水)公演終了

満足度★★★★

吼えたかった。
音。言葉。共鳴。響く。響き合う。劇場にいて、「伝わる」ものが確かにありました。欲を言えば、最後は客席からも音を出したかったですね。意味もなく叫んでやろうかと、ちょっとだけ思いました(笑)

「そんな奇跡は起きなかった」たくさんのご来場ありがとうございました!!

「そんな奇跡は起きなかった」たくさんのご来場ありがとうございました!!

The Stone Age ブライアント

サンモールスタジオ(東京都)

2013/04/09 (火) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かったです!
よく分らない点は数々あれど、何だか面白いテイストだなぁ、と思いながら見てました。鬼がいい味出してる。衣装やメイクがイメージ通りだ。この、死後の世界観のどうしようも無さ、救われなさは、よりよく死ぬためにはどうやって生きたらいいのか、と自然に考えさせられてしまう。鬼にもヒエラルヒーがあったり、死者にもグループがあったりと、現世の執着をそのまま引きずっているのが妙にリアルで、様々な矛盾点もなんとなく飲み込めてしまう。でも、ちょっと盛り上がりに欠けたかな?女性の鬼が出てきて、もうちょっと何か新しい展開が欲しかったところ。

おのれナポレオン

おのれナポレオン

東京芸術劇場

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2013/04/06 (土) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

満足度★★★★

後半で観たかったかも
初日から日が経っていないからか、多少こなれてないところが目に付いたのが残念でした。
特に天海さん(ファンです私)、コメディエンヌとして頑張ろうとして力入りすぎに見えました。
野田ナポレオンが、とある場面で「観ている人緊張させちゃいけないよね」と言ったのが、まさに!という感じ。
たぶん、後半に観たらもっと楽しめたと思います。
そんな中で、舞台を自由自在に泳ぎ回っている野田さんはさすが。
野田さんのナポレオンを見られただけで、個人的には大満足です。

あと、パンフレットがとても充実していました。写真もきれいだし、全部のページ(欄外下部)にナポオン豆知識がある(笑)
これで1000円なんて、お買い得です。

席は2階の正面でしたが、見やすくてよかったです。
映像にハッとさせられる場面がありました。

ネタバレBOX

最後の種明かしで「それにしちゃあのときの役者の演技が?」と一瞬、違和感を覚えました。というか、観ている最中にもいろいろ違和感ありました。
が!よく考えたら、あの芝居は全て「誰かの回想」なんですよね。

だから、誰がしゃべっている話かというところで、登場人物が違うイメージになるのは当たり前。
記憶なんてあてにならないから、というよりこれはナポレオンの死因に不審を抱いているという学生に語っているのだから、むしろ自分に都合よく書き換えられているのも当然と言えます。

回想での人物が、顔も衣装もところどころ白くなっていたのも、そういうことなのでしょうね。記憶の中の人。

もう一度見る機会があったら、これは誰がしゃべっている回想の場面かというところに注意して観たいと思います。
猫町

猫町

ピタパタ

北品川フリースペース楽間(東京都)

2013/04/03 (水) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめました
劇団初見。この会場も初めて。奥行きの広いスペースですね。レトロ感覚で、現実と虚構が混ざり合った、ちょっと妖しげな話はなんとも愉快です。会場の外も使った演出は面白い。通行人達がこっちを不思議そうに見ていましたね。

ペテン師と詐欺師

ペテン師と詐欺師

The Dusty Walls

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/04/06 (土) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめました
ダマしダマされて大逆転!楽しいステージでしたね。生バンドの演奏もよかったし。

ゴドーは待たれながら

ゴドーは待たれながら

ナイロン100℃

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2013/04/06 (土) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

本の力
初演がみたかったと思わされた。
ゴドーを題材にした作品は多数あるがいずれも魅力的に感じられるのは
ゴドーという作品の底力か。
KERAさんらしくないと感じたが、もっとこういう作品に取り組んで行ってもらいたいと思った。

新訳 群盗

新訳 群盗

雷ストレンジャーズ

テアトルBONBON(東京都)

2013/04/10 (水) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★

惜しい!
これは画期的な試みだと思う。古典を小劇場で、そして新しい解釈をくわえて上演する。欧米で演劇をみているような気持ちになった。日本の観客にどこまで哲学的テーマや解釈や新しい試みが伝わるのかは甚だ疑問だが、深く戯曲研究をした結果であろう。理解される率が低い事もわかった上での上演と思うと途方もない事をやっていると感じる。ただし、

ネタバレBOX

演じている俳優達もわかっていないのではと感じさせる場面が多く惜しい。それでは観客に届けるのは更に難しいだろう。もっと理解の深い俳優達で上演するべき内容ではないか。シラーという作家の魅力を再発見している点も評価されるべきであろう。
長い墓標の列

長い墓標の列

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2013/03/07 (木) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

ほんと、観てよかった!深く重い、知的な討論。
観て良かった!
深く、重い内容。

戦争をめぐり、軍部と対立し、命を賭けて自分の信念を貫き、戦うのか。
自分の家族を犠牲にしても。

それとも、生きるため、家族と生活を守るためには、信念を捨てるか。

人の弱さを認めるのか、容認するのか。
「弱いから人間なのだ。」という弟子の言葉。

「人間の努力は無限大だよ。」という教授の言葉。
弱きを非難し、無限の力を信じて戦うのか。

村田雄浩さんは、テレビドラマでは気弱な役ばかりだけれど、
ここでは信念の人を演じ、教授役がはまっている。

対峙する、その弟子は、『関数ドミノ』で強烈な印象を残し、
虚構の劇団公演の後、役柄の幅を広げていった古河耕史さん。

最後まで繰り広げられる二人の討論、ぶつかり合う主張、
その演技が見事でした。

新国立劇場のシリーズ3本まとめて購入の、
特典10%割引券によるチケット購入でした。

この機会がなければ自分から観劇に選んでいたかわからない、
こんな機会がなければ観ていなかったかもしれない。

ほんと、観てよかった!

ツアー演劇「コノハナ・アドベンチャー2」

ツアー演劇「コノハナ・アドベンチャー2」

劇団子供鉅人

此花区梅香(大阪府)

2013/03/22 (金) ~ 2013/04/01 (月)公演終了

満足度★★★★★

最高~~!!!ヽ(^o^)丿
こんなにワクワクしながら特に何も無い下町を歩いた事なんて無いと思う。ツアー演劇って何て斬新なんだろう!!とにかく最高に楽しかったので思わず制作さんに追加予約を その場でお願いしてしまった。こんな事も珍しい事・・・ 小劇場に通い始めて 基本 1人で観劇するので それ自体は全然 苦痛じゃないけど、今回に限っては終わってから一緒に このツアーの話をする人が欲しかった^_^; 本公演もイイけれど、個人的には こちらの方が好きかな。

社会的な彼女

社会的な彼女

オリゴ党

TORII HALL(大阪府)

2013/03/29 (金) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★

不思議空間・・・
結成21年と言うのに、今回 初めて観せて頂きました。昭和の香りが漂う舞台・・・と言う感じがしました。舞台を左右2分割し 現実と非現実を表現していて 無理を感じさせず人物設定も決して悪くないと思ったのですが、残念な事に1番 伝えたかったであろう事が私には響かず終わってしまいました。舞台って本当に相性や 観る側のその日の体調によっても変わってしまうので、もう1度 また観る事が有れば感想も変わってくるかと思います。

遠慮がちな殺人鬼

遠慮がちな殺人鬼

企画演劇集団ボクラ団義

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/04/03 (水) ~ 2013/04/08 (月)公演終了

満足度★★★★

う~ん(・。・;
友のオススメでの観劇・・・ ただ3時間を越えるとは思っていなかったのが本音^_^; スタイリッシュなダンスや あの決して広いとは言えない空間で廻り舞台の様なセットを使っての転換等 とてもセンスの良さを感じた舞台。ただ前半はガッツリの会話劇で多少 疲れた脳が着いて行けず・・・ 休憩をはさんでの後半からLASTにかけての展開は素晴らしくワクワクするものだっただけに もう少し時間を縮め このドキドキワクワク感が最初から継続されると最高に素敵な舞台になるのでは・・・また観てみたい劇団さんです。

ロイヤルホストクラブ2013 ご観劇ありがとうございました♪

ロイヤルホストクラブ2013 ご観劇ありがとうございました♪

ミュージカル座

THEATRE1010(東京都)

2013/04/11 (木) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

ミュージカル!!
たっぷり堪能です!!ミュージカルってこうでなきゃ!!みたいな、そういう楽しみいっぱいの舞台でした。その世界のきつさ・怖さもしっかり見せ付けて、それでも重くならず、華やかな舞台。疲れの溜まっているお嬢様方、お姉さま方に特にお勧めです。

ブラック・サバンナ

ブラック・サバンナ

世田谷シルク

アトリエ春風舎(東京都)

2013/04/03 (水) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★

小気味いい
この頃、先が見えてしまったり、想像通りの展開のものが多い中?????
がたっぷり浮かんでくる。構成も面白い。 痛いところをついてくる台詞が多く小気味いい。少々難解な部分もあるけど、最終的に上手く着地していく計算の行き届いた舞台でした。世田谷シルク、以前観た作品はあまりに重い雰囲気で勘弁!!と思ったけど、今回のような舞台ならまた観てみたいと思います。






ブラック・サバンナ

ブラック・サバンナ

世田谷シルク

アトリエ春風舎(東京都)

2013/04/03 (水) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

満足度★★★

動物の命の価値
人間を含めた、動物の命の価値について考えさせるSF的物語を様々な演劇的手法を用いて描いた作品でした。

隕石の落下によって人類のほとんどが死んでしまった中、残された人々が生き延びて行くにあたって、人間/動物、ペット/家畜、絶滅寸前の稀少種/そうでないもの、といった価値判断に関わるエピソードがスピーディーに展開し、シニカルな結末を迎える物語でした。
英語の諺がシーンタイトルに用いられていたり、衣装に共通に取り入れた要素を1人だけ身に付けていなかったりといった要素がラストに向か繋がって行くのが気持良かったです。

スローモーションや高速動作、群舞といった身体表現が多く用いられていて、ダイナミックで楽しかったです。家具的なオブジェと凝った照明効果が組み合わさって各シーンがスムーズに描かれていて、春風舎の空間構造を巧みに用いていたのも印象に残りました。
色々な手法を用いて軽やかな雰囲気でシリアスなテーマを描いていましたが、軽さがそのまま浅さに繋がっているように感じられ、ガチャガチャとした印象を受けました。軽い中にも深い質感が欲しかったです。

切羽詰まった状況を描いた作品なので、大声になる場面が多くなるのは理解出来ますが、快適に台詞を聞き取るには空間の大きさに対して声量が大き過ぎると思いました。ある場面で用いられていた音楽にリズムを合わせた台詞回しは格好悪く感じました。

作品とは直接関係ありませんが、冷房が寒くて集中しにくかったです。

ラスト

ラスト

WAHAHA本舗

赤坂ACTシアター(東京都)

2013/04/06 (土) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

こんなんだワハハって
見終わった感想は、お腹いっぱい!飽きた!
全員でのダンスがそこかしこにあり、そのたび一曲まるまるやるけど動きはスローなので見ていて楽しくない。
久本、柴田、梅ちゃんは流石。
一度は観たいと思っていたから行けて良かった。
来年5月に創立メンバーのみの公演をやるそうです。

ネタバレBOX

第1部「ダンスショー」

梅ちゃんのサントワマミーが聞けて感激!
前方や通路側男性客は水をかけられる恐れあり。
ろくでなしやって欲しかった〜!
久本柴田コンビの遊び。
ヅラ芸能人はきみまろ、キダタロー、ムッシュとバレバレの人選で際どくもなく。
噂の裸タイツが見れてよかった。笑
正司歌江師匠がワハハに入っていたとは知らずビックリ。
足腰がお悪いようで無理に出なくていいんじゃないかなむしろ出ない方がいいんじゃないかなトチったり忘れたりが本気すぎて笑えなかったわよ。
久本の恋人探しは1部か2部かド忘れ。
これがとっても盛り上がる盛り上がる。
男性客をたたせ条件を上げて合わない人は座らせていくが最終的に誰も残らない仕組み。うまいな〜
下ネタありありで自称巨根のシバマタさんがいじられまくってました。笑
男性客限定のとあるものが入り口で手渡され、このコーナーで開封し呼ばれた人は壇上に。
昨日はイケメンいたのに今日はいねー!と、残念な結果に。笑

泣きオカマ、おしんのドミノネタがわからず…
コンテンポラリーダンスで純文学を表現。
ダッチワイフやふんどしなどなど。
でっかいサクマ式ドロップとフランダースは帰りロビーに展示してありました。
フランダース、口から泡というか何かが出ていて気持ち悪くてそこがまたイイ!

第2部「歌謡ショー」

太鼓と柴田の村田英雄で幕が上がる。
この歌知らないよ。どうにも年齢層が高いため多々あり。
佐藤さんの日本舞踊は笑いなし。
梅ちゃんが編みタイツのみで歌い上げる六本木心中。全身タイツの黒子たちが頑張ってました。
久本のパーン芸、役割を全うする芸人根性に頭が下がる思いです。

ポカスカジャンのソロコーナー
省吾さんの三味線よかったです。
座長の老犬はなんだかな。音程外れるし歌詞が陳腐あれじゃ泣けない。

殺陣師がAKBを歌いながら斬りまくるあたりから飽きはじめ…気付いたら周りのお客さんたちがいなかったり。
何度か来ているのか1部を観て帰る人が多いようです。わかる気がする。

ゲストに猫ひろしと山本リンダ
猫ひろしは滑りまくってた。笑
山本リンダのサイボーグぶりったら!生きてるうちに見れてよかったありがたや〜
どうにも止まらないと狙い撃ちやってくれました。

和と洋のコラボでは民謡をクラブサウンドにのせて。
入り口で配られたものを片手にスタンディング。
最後は稽古着で自己紹介。
最後の最後は客席を通り帰る。
サービス精神に溢れた舞台でした。
ファンが観るのと私のような初心者が観るのとではかなり違ってくると思うので採点は無しで。
西瓜割の棒、あなたたちの春に、桜の下ではじめる準備を

西瓜割の棒、あなたたちの春に、桜の下ではじめる準備を

シティボーイズ

世田谷パブリックシアター(東京都)

2013/04/02 (火) ~ 2013/04/13 (土)公演終了

満足度★★★★★

面白かった!
自分の中でここんトコご無沙汰していたシティボーイズ/ラジカルの舞台、練って捻って計算されてないようでされた大人のお遊び不条理感が満載+堪能!
楽曲も映像も格好いい、紅一点の笠木さんがかわいく狂ってる。戌井さんも輪をかけて面白い。
自然体過ぎるアフタートークと素敵なオジさま達に痺れまくりの約2時間。

ネタバレBOX

そういえば西瓜割の棒が立派だったな‥、夏の西瓜割は木刀じゃダメなんだねw
木の上の軍隊

木の上の軍隊

こまつ座

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2013/04/05 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

観ました
太平洋戦争時の沖縄戦、縋って憎んで信じてぐちゃぐちゃになった新兵と上官の姿に訳もなく涙が溢れそうになり、どんな言葉で伝えていいのか堂々巡りの余韻が続いている。
時代は移り変わっても、ヤマトの上官と島の新兵、井上さん、3人がいる沖縄は平成ではなく未だ昭和88年なのかもしれない。
井上ひさしさんの宿題を蓬莱さんはちゃんと答えにして見せてくれたんだ、と思う。
約2時間。

ネタバレBOX

照明の色加減によって、季節変化がわかりやすい。2年くらい時間経過してる割に髪や髭が伸びないけど、敵軍からの配給ゴミの中にカミソリでもあったんだろうか?ま、そこはあまり深く考えてはいけない事か。でも、刃物なんぞ入れてあったら、当時の日本男児なら自害の道を選ぶんだろうな、と思ったり。

ガジュマルの木の下には戦友の死体、アメリカ軍の戦闘は増し、2人の食料は底を尽き、ヤマトの上官と島の新兵の上下関係や信頼も薄れていく。
国から使い捨ての様に扱われる島、どこか現在の日本の構造も透けて見える。
帰りたくとも帰れない故郷、極限に追い込まれ日本人としての威厳や誇りなど、葛藤を越えた後の上官の絶叫が胸に突き刺さる。
これまでも山西さんは上手な俳優さんと思っていたが、今回の山西さんはこれまで以上に凄かった。あのセットなら多分足はキズだらけなんじゃないだろうか。傷薬と共になんか賞あげてもいいじゃないか。→あくまで個人の意見ですよw。

ガジュマルの精霊の語り手、片平さん。きれいな声で真っ直ぐな役柄。井上さんが書いた場合、この語り手さんは方言や沖縄の三線がかなり多用されそうな役だと思った。
新兵の藤原さん、朴訥さのある表情から憎悪や苦悩、瞬時の感情変化に目が離せなかった。
The Last Waltz

The Last Waltz

素人会議

明治大学和泉キャンパス・第一校舎005教室(東京都)

2013/04/11 (木) ~ 2013/04/13 (土)公演終了

満足度★★★

可能性
学生劇団だから、と言っては失礼かもしれないが、
完成度や演技力など、未成熟な部分がたくさんある。

だが、この作品の中には、既存のプロ劇団にはない面白い可能性が色々な形で内包されていると思った。

ネタバレBOX

特に印象的だったのは、「間」のとり方。変な「間」が多かった。

そして、よくわからない分断や切断など。

総じて、何が何だかよくわからないのだ。
その点がとても面白かった。

おそらく作者自身も、よくわからずに作っている部分も大きいのだろうが、ぼやっとしたものであれ、作者が描こうとしているテーマは明確にある。

その点は、単に奇を衒っている訳ではないというのがよくわかるので、反面ではとても好印象ではある。論理的な言葉によって説明できないものを形象化するために、そのような一見奇抜な演出がなされているのだろう。

だが、もしそうならば、もっとむちゃくちゃでよかったのだろうと個人的には思う。もっと意味がわからない演出で。

そして、説明的な言葉もあれほどいらなかったのだと思う。要所要所で、台詞によってテーマが補填され、その台詞を頭の中で繋ぎあわせることで、観客は作者の言わんとしていることを想像する。だが、脚本の力で作品を構成できている作品ではないので、ヘタに説明しようとすると、せっかくの面白い・意味のわからない演出が、安易な「意味」「解釈」に落ちていってしまうのだ。とてももったいないと思った。

もっともっと、解釈できないものを演出して欲しかった。

おそらく作者自身が、テーマにしている問題を、うまく言語化しきれずにいるのだろう。そこから出てきた作品だと思う。
それは、一面から言えば、掘り下げが足りないなどの批判もできるが、
個人的には、むしろその「わからなさ」をわからないまま突き詰めようともがいて欲しかった。言語にたよらずに、舞台化して欲しかった。

もっともっと、むちゃくちゃでいい。


主演の渡部彩萌さんもよかった。
作・演出の 若林潤さんも役者としても面白いものがあった。

美術もシンプルなのに、責めていた。作品のテーマである日常の時間の中にある違和やズレの感覚をうまく演出できていると感じました。

今後の活動にも期待しています!
平田オリザ・演劇展vol.3

平田オリザ・演劇展vol.3

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/04/10 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★

この生は受け入れがたし
寄生虫についての知識が浅かったので何もかもが新鮮でした。どっちが寄生しているのか、しみじみ考えさせられました。自然すぎるくらい自然に装われた演技も、微細にこだわった舞台美術も美しいなぁと思いました。

ネタバレBOX

アフタートークで目黒寄生虫館の小川館長の話が面白かった。やっぱり、寄生虫好きなんだなぁとか。実際の日本では寄生虫研究者はああいう風に解剖したり検便調査は、もうほとんどしてないんだとか。行ってみたいな、寄生虫館。

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