
6月26日/生きてみれば
FUTURE EMOTION
キーノートシアター(東京都)
2025/10/03 (金) ~ 2025/10/04 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、お薦め。
FUTURE EMOTIONの公演は、期待を裏切らない。
物語のテーマ性が明確で訴えたいことが 犇々と伝わる。「『異邦人だったが美しかった人々』をテーマに日本と韓国の作家が保有する作品を交換して発表する演劇交流プロジェクト」。上演は「生きてみれば」(韓国チーム) 「6月26日」(日本チーム)の順で観たが、自分の捉え方が違っていなければ、その世界観は共通している。
両作品は、「人間」と「国家」の在り方をどう捉え、どう生きるかを問うている。そこに<生>への根源的な思いが描かれている。シンプルな舞台装置 というか ほぼ素舞台だが、そこに自分という存在と国家を通してのアイデンティティ(自分は何者かという自己認識)を突き付ける。しかも戦争という最悪の不条理を通して見つめるもの。
演劇的には、韓国チームは女優2人による心/記憶の彷徨、日本チームは男優2人の極限状態における濃密な会話で紡ぐ。至近距離での演技は、その臨場感に圧倒される。
(上演時間2時間5分 途中休憩15分)

ドント・ルック・バック・イン・マイ・ボイス
公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2025/10/03 (金) ~ 2025/10/13 (月)公演終了

「ニュー御釜怪奇譚」(にゅーおかまかいきたん)
レティクル座
萬劇場(東京都)
2025/10/01 (水) ~ 2025/10/05 (日)公演終了

狐と南吉
劇団東京ヴォードヴィルショー
シアターサンモール(東京都)
2025/10/01 (水) ~ 2025/10/09 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
行って良かった下半期ベスト5(今のところたぶん)。
座長も触れていた通り今までとは路線の違う公演で迷ったが、笑いもちゃんと押さえてしっかり泣かされました。大好きな新美南吉の作品も織り混ぜた彼の一生、日本のアンデルセンを目指したのに納得。
劇団員さんオンパレードにゲスト出演の方々もいい味を加えてくださって、良いものを観ました。B作さん、新美南吉を演じてくれてありがとう!!

6月26日/生きてみれば
FUTURE EMOTION
キーノートシアター(東京都)
2025/10/03 (金) ~ 2025/10/04 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「生きてみれば」「6月26日」2作品を上演、途中15分の休憩を挟み、尺は2時間から2時間5分。(追記後送)

いえないアメイジングファミリー【2,000円席有】
sitcomLab
ザ・ポケット(東京都)
2025/10/01 (水) ~ 2025/10/12 (日)公演終了

MY TYPE~OL早乙女琴子の場合
東京夜間飛行
下北沢ハーフムーンホール(東京都)
2025/10/02 (木) ~ 2025/10/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
原真善美さんの人気一人芝居シリーズ、7年ぶりの観劇。やっぱりツボにハマりまくりますね。今回は一人3役で、どのキャラも実にいい。ピアノとヴァイオリンの生演奏も名アシスト。

「ニュー御釜怪奇譚」(にゅーおかまかいきたん)
レティクル座
萬劇場(東京都)
2025/10/01 (水) ~ 2025/10/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
いや~これは面白い。なんでもかんでも詰め込んだホラーコメディ、ちょいちょいディテールが気になるけど、力業で圧倒されますね。

Sky Dora
Ad-Colors
上野ストアハウス(東京都)
2025/10/01 (水) ~ 2025/10/05 (日)公演終了

静寂のゼノグロシー
POCCOPUBRE/BOOT
シアターブラッツ(東京都)
2025/10/01 (水) ~ 2025/10/05 (日)公演終了
実演鑑賞
鑑賞日2025/10/01 (水) 19:00
価格5,000円
Aチーム初日を観劇。
医療系の話ということで、それなりの医療用語がふんだんに出てくる。
言葉をテーマにしたお話

草創記「金鶏 一番花」
あやめ十八番
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2025/09/20 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
彗星と満月の両方の初回を観てきました。
同じ日に同じ話を続けて観たのに面白すぎて、別日のチケットを予約してました。
前作と繋がってる話だったので、前作を観ていたことでより楽しめました。

匠乱史 -shoranshi-
株式会社GOSAI
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2025/10/03 (金) ~ 2025/10/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
東京支部さん、久しぶりのワードレス殺陣芝居。
シンプルな舞台、最近のなかじゃミニマルな劇場。
新しく入ってきたメンバーを中心に構成された出演者。
大作ヴィアインザッツと最終章バベルの間の、お手軽公演的な感じがしてたんだけど。
そんなこと無かった。全力だ。
やっぱり東京支部さんのワードレス殺陣芝居は、唯一無二の、最高の演劇だ。
セリフが無いことを心配するのは不要で。
観客の想像力を信じて尊重して舞台に出現する物語に没入するだけなのです。
ワードレス芝居のなかじゃ、物語重視かな。
(とは言え、溢れる運動量とアイデアは、こちらならでは)
東京支部さんは、色々と挑戦的なことを続けていくみたいなので。
なかなかワードレスを浴びる機会も少なくなってきてるので、ぜひ、この機会を見逃さないで欲しい。

I, Daniel Blake ―わたしは、ダニエル・ブレイク
秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場
紀伊國屋ホール(東京都)
2025/09/26 (金) ~ 2025/10/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/10/03 (金) 19:00
シリアスな戯曲を丁寧に演じて緊張感のある舞台となっているが、翻訳劇特有の問題もありそう。(2分押し)68分(15分休み)57分。
ケン・ローチ監督の2016年の映画(観てない)を、主演を務めたデイブ・ジョーンズが2023年に舞台化した作品を翻訳して本邦で初演。心臓発作を起こした大工ダニエルは、給付金の手続きに訪れた福祉施設でシングルマザー親子のケイティとデイジーに出会うが、官僚的な福祉制度は彼らを救わないのだが…、という物語。とてもタイトでシリアスな展開で、観ていて心折れる場面も少なくないし、イギリスの物語ながら日本でも似た話はありそうで、嫌な気分にもなろうかという舞台。救いは娘のデイジーの存在だが、それも最終的には救いになっていないあたりが辛い。ただ翻訳劇なので、イギリスの福祉制度の詳細や階級制に関する知識があると、もっと理解がしやすい物語だとも思い、翻訳劇ならではの問題点も感じた舞台だった。軸になる3人、葛西和雄・中山万紀・竹森琴美を初めとする役者陣の演技は見応えがあったし、照明が美しかったと思う。

D.S.T.P (Don`t stop the play) 〜芝居を止めないで〜
A.R.P
小劇場B1(東京都)
2025/10/01 (水) ~ 2025/10/08 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
舞台は喫茶店のオープンテラスで
綺麗に作られた舞台美術でした
喫茶店オーナーがツテで頼られて
芝居オーディション場を提供するのだが
いろいろとイレギュラーが発生する
シチュエーションコメディ 90分です
まーリアリティが軽めで
お芝居上の嘘テイストが多めだったなぁと

いえないアメイジングファミリー【2,000円席有】
sitcomLab
ザ・ポケット(東京都)
2025/10/01 (水) ~ 2025/10/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
【Red Devils】さん観劇
開演前にはデビルスレイヤーなる
ダーツゲームを1セット3本の矢で
購入挑戦でき刺さった部位にて
各種プレゼントが当選するそうです
昨日今日と缶バッジが当たらんなー
とホスト役の悪魔さん二人が嘆いて
おられましたなぁ
舞台セットは古風な感じの洋館内居間を再現
基本色調は淡いブルーでした
全席指定の90分に
本編舞台裏の話が15分
1000円で観劇できると
衣装はベルベット等が用いられてて
よい作品雰囲気醸してました
楽しみましょう
楽しませますよー♫
という雰囲気が心地よかった舞台空間でした

門番の秋
劇団ノックステージ
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
街の何処かにある
舞台は階段というので
基本素舞台なセットに3段ほどの
白い段が置かれて舞台角には枯葉を模した
布が散りばめられてました
偶然階段で出会った男女4人の会話劇
特にドウという事も起こらず
淡々とした時間が流れる感じの
60分の作品
あまし自分には向かなかったかなぁと

Jeanne d’Arc -ジャンヌ・ダルク-
劇団ミュ
ウッディシアター中目黒(東京都)
2025/10/02 (木) ~ 2025/10/13 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
小劇場とは思えない上質な舞台で
近いからこその迫力があって
涙が止まらなかった😭
キャストさんみんな良かったけど
特に 大天使ミカエル役の田中海咲ちゃんの歌が
めちゃくちゃ胸に刺さった✨

脈〜MYAKU〜
劇団フィータル
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2025/10/03 (金) ~ 2025/10/03 (金)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
奇妙な葬式から開幕。アングラ仏教の式典。母親が事故死して独り取り残された中学生の息子(浦嶋建太氏)。親族は誰も手を差し伸べない。独り施設送り。
時は経ち、新人新聞記者になった主人公。小さな町、海まち市の地方新聞社・海洋新聞。同棲している恋人(小峰千采〈ちうね〉さん)は大学院生でネットで書いた詩が評判を呼んで出版された。彼女を見付けた出版社の渡邉理衣さん。中学の廃部寸前の演劇部では空木彩(うつぎさい)さんがその詩を演劇化して演出、部員は栗原菜瑠さん、片瀬尋さん、香取八重子さん。臨時顧問代理として滝本美成(みな)さん。
主人公の取材先の菊農家と花屋の夫婦(梅﨑信一氏、小川友子さん)。
時折、挿し込まれる奇妙なコンテンポラリーダンスや擬音の行進が印象的。呼吸。奇妙なセンス。テイストがホラーなんだよな。無機質な集団の群舞が作家の武器だと思う。
前説の(ジェシカ)さんが秀逸。忘れないようにボールペンで両腕にメモを書き込んでおり、更には脚にまで。

事実は小説よりも奇なり
Unit NA
新宿眼科画廊(東京都)
2025/10/03 (金) ~ 2025/10/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
最高でした。また推しの劇団が1つ増えました。基礎がちゃんとできた俳優さんだなと思いました。正統派の俳優というか実力派の俳優だなと思いました。たぶん、数年もすると化けますね。東京でかなり有名な劇団になるのではないでしょうか。俳優さんの演技はもちろん、声がいいですね。トーンが最高で滑舌も最高です。期待大の劇団です。ほんと素晴らしい舞台でした。素敵な時間をありがとうございます。

すきだった、うた
空晴
OFF OFFシアター(東京都)
2025/09/19 (金) ~ 2025/09/23 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/09/22 (月) 14:00
とある町の公民館の一角、「うた会」サークルのメンバーたちの会話劇。
で、最初は「え、どういう状況?」「この人たちの関係は?」「口を開けばすぐ否定されるあの人は誰?」など観客に疑問を持たせておいてその後の会話の中からそれらを解きほぐしてゆく構成がいつもながら巧み。
そうして語られるのは出演者たちの年齢相応なコミカルだがペーソス(?)も漂う「等身大の物語」。
そんな味わいは空晴ならではのものかもなぁ。