公演情報
ハグハグ共和国「『青の鳥 レテの森』『レテの霧 蒼の檻』」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、お薦め。【青の鳥 レテの森】観劇
ハグハグ共和国の独特の世界観を堪能。表層的にはダークファンタジーといった雰囲気だが、その内容は骨太で滋味に溢れるもの。物語の展開に惹かれ、段々と前のめりになる。森に立ち込める濃い霧 それが少しずつ晴れ 見渡せるようになる、そんな神秘性を醸し出す。良い意味での中毒性から ハグハグ公演から抜け出(観逃)せない。
物語は 撮影という劇中劇のようにも思えたが、その枠構造よりも そこで描かれている「生きる」「繋がる」といった人の「思(想)い」が強く感じられる。劇中の台詞にもあるが「思い」を「繋ぐ」ことによって、段々それが重くなる。そこに生きているという実感が込み上げてくる。今年は戦後80年、この公演も反戦劇の1つだろう。
(上演時間1時間45分 休憩なし)㊟ネタバレ