
頭痛肩こり樋口一葉
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2013/07/11 (木) ~ 2013/08/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
やっと、見ました
ずっと前から見たかったけど、見る機会がなかったこの作品。
やっと見られました。
若村麻由美が見たかったのだけど、6人の女優さんがみんな適材適所で、いい芝居になっていました。

宝塚BOYS
東宝
シアタークリエ(東京都)
2013/07/23 (火) ~ 2013/08/11 (日)公演終了
満足度★★★★
やっぱり、良いです。
もう、何度も観たのですが、また行ってしまいました。
再演・三演と見てきたのですが、今回は今回のボーイズたちでした。
夢をあきらめないって難しいけど、大切なことだなと思いました。

二都物語
東宝
帝国劇場(東京都)
2013/07/18 (木) ~ 2013/08/26 (月)公演終了
満足度★★★★
感動!
すごく丁寧に作ってあったと思います。
井上君は貫録だし、浦井君は爽やかだし。
岡さんは本当にいやな貴族になりきってました。
そのほかベテラン組は安定・安心。
最後は泣いてしまいました。

カタルシツ『地下室の手記』
イキウメ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2013/07/25 (木) ~ 2013/08/05 (月)公演終了
満足度★★★★
ドストエフスキー『地下室の手記』を読んで
ドストエフスキー『地下室の手記』を読んで
俺は病んでいる。ねじけた根性の男だ。人好きがしない男だ。・・・自分のどこが悪いのかもおそらくわかっちゃいない。・・・今は,四十だ。昔は役所勤めをしていたが,もうそれもやめた。・・・「賢い人間ならおよそ,まともな何者かになれるはずがない。何者かになりうるのは愚か者だけだ。」・・・退職して,この穴蔵のごとき部屋に引き籠ったのだ。・・・俺も,自分自身について話すことにする。
そもそも俺は周りの誰よりも賢い。・・・どうせ,俺は誰にも復讐できやしまい。・・・自分を人間でなくネズミだと,真面目に考えたりする。・・・・激しく動揺したかと思うと永遠に揺ぎない決心をし,その一分後には再び後悔の念に苛まれる。・・・闘うべき敵の姿は見えないのに,痛みはある,という意識。・・・自分は,ただいたずらに己も他人も苦しめていらいらさせているだけだ。・・・
ドストエフスキー『地下室の手記』を学生時代以来,再読した。これには,地下室の部分と,ぼた雪に寄せて,の二編が収録されていた。ナボコフによれば,『地下室の手記』は,ドストエフスキーの主題,方法,語り口を,もっともよく描き出した一枚の絵だという。自意識過剰で,猜疑心が強い,誰かを愛することはしないで,それでいて,嫉妬心は強烈。哲学的考察ばかりする割りに,日常にあって,不器用で,寂しがり屋である。ネガティブきわまりない作品。
1996年の12月14日から,私は,ブログ活動を開始した。当時,大学などでのみWWWは発信できる状態だった。そこで,半年遅れて,Niftyのブログに挑戦した。あれから,随分たち,今でも私は,その時ファンになってくれた女子大生が作ってくれた二つのロゴを大切に使用している。
インターネットは,双方向性がある。そのために,地下室で多くの本を読み,過去にあった同窓会での苦い経験とか,風俗店での失敗などをドストエフスキーの原作は,少し異質の世界である。インターネットでつながる世界は,不完全だが,もはや,そこで一人で呟く中年男の苦悩は,容易に笑いのタネになる。自分で,ブログや,動画サイトで,不特定多数とおしゃべりをしているからだ。
演劇『地下室の手記』は,原作のイメージとちがって,おしゃれな出来上がりとなっていた。それは,売春婦として登場した女の子が,結構光っていたからだ。『地下室の手記』は,イカレタおじさんのたわごとではある。しかし,結構多くの人間がこういった傾向を少しは持っているものだ。とりわけ,妻がいて,子どもがいるような人は,ここまで落ちることはないと思う。独身で,高い年齢までいくと,そこには,仏教の悟りのような世界で,つまり菩薩にでもなった精神に向かうしかない。地下室に出口はないと思う。
参考文献:『地下室の手記』ドストエフスキー,光文社

なかのサイド物語
なかのエンジョイ♪えんた〜て〜めんと
テアトルBONBON(東京都)
2013/08/01 (木) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

飛龍伝
COTA-rs
シアターサンモール(東京都)
2013/08/01 (木) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
ぼくには,別役さんに見えないものが見える。
演劇人で,小説家であった,つかこうへいが,2010.7.に,62歳で亡くなっている。知名度が高いものは,『熱海殺人事件』(戯曲)である。つかは,演出家としての活動が有名である。映画『鎌田行進曲』は,つかによる脚本である。1982.深作欣二監督で一世を風靡した。彼は日本生まれの韓国人であるが,その事実はあまり知られていなかった。つかの作品では,『戦争で死ねなかったお父さんのために』は,熱海とはかなり性格のちがうものだ。
『統一日報』の記事で,母親と初めて祖国の地を踏んだことが掲載された。朝日新聞にも,同様の内容が出ている。小説『鎌田行進曲』で,直木賞を受賞した頃の話である。熱海は,日本的なギャグの集積といえる。これを,韓国で上演することになる。原作をそのまま出すべきか,否か。『広島に原爆を落とす日』は,旧日本軍が,朝鮮の国王を殺害,妻と子どもを日本に強制移住させる話だ。つかは,非常に強い民族的気概を持った作家だ。
『戦争で死ねなかったお父さんのために』は,戦後30年経って,召集令状が岡山の許に届く。すべてはっきりしない幻想性。日本人の精神構造をからかったものか。人気のある作品が,作品的に文芸的価値から遠いことが,つかの場合ある。逆に,目だったものでなく文芸的に質の高い作品群が別にあるということになる。熱海などは,人を笑わせようとするギャグがくどい。事実究明もそっちのけ。つかの観客の笑いは,ナンセンスといえるのか,いや,そうではないのか。
『ロマンス』は,『いつも心に太陽を』として上演された。二人の競泳選手は,幼馴染で,国体で再会するが,片一方はそのことに気づいていない。平易だが,強い印象で書き出し,深い陰影を醸し出す作品である。小説作品が,高度に開花したのは,演劇『鎌田行進曲』の台本を小説化し,直木賞を受賞した時期である。演劇人は,舞台用の明瞭な台詞を第一に考える。そのために,小説,純文学に求められる,言語的な幅の広さが乏しくなる。また,他人と共有できるやさしい言葉で,新しい感覚を出すことを狙った。
つかは,作品そのものが面白くなければ話にならないと考えた。演出重視の姿勢である。その場合,主題は,いつも明瞭に意識されるとは限らない。つまり,作品のテーマより,まず,演出が第一なのである。これは,小説創作の引きこもり状態より,濃厚な人間関係がある演劇活動を愛した。初期の未熟な作品は,演劇活動をとおして,改作される。見事に昇華された。『初級革命講座 飛龍伝』が典型的な例である。ちなみに,評論という行為一般をとらえると,それは,純文学の世界のしろものであり,大衆文学にあっては,評論はさほど重視されないといえる。
熱海は,70年代演劇界に衝撃を与えた。笑いの要素を前面に押し出し,新風を吹き込んだ。富山県警から,捜査一課への転任する刑事。取調べは,ひどくでたらめ,でっちあげが起こる。容疑者は,長崎出身だ。つかの作品では,笑いの中に,いつも悲哀があった。つか全体では,熱海以外の作品では,くどいまでのギャグは姿を消していく。熱海と,飛龍が,改変につぐ改変であったのに比べ,『鎌田行進曲』には続編が出たものの,本編における改変はほとんどなく,基本構造は一貫している。『鎌田行進曲』の出来に,つか自身満足していたことによる。
一般的には,時代に合った新しいものに変えるのが,つか流である。原型を留めないほどの改変もある。飛龍はとくにその傾向が強い。左翼的運動で負傷した人々の悲哀。登場人物のあだ名の複雑性。場面転換の多さ。状況の進捗が見えにくい難解小説的である。神林美智子が,敵方に近付くストーリーが,途中で獲得される。熱海に比べ,飛龍の改変は,時代に合ったものという点では動機不十分である。現代史を作品に盛り込むことは,学生運動に対する共感があったものだろう。機動隊と全共闘委員長の禁断の恋。それしか,つかには,作品をうまく表現できなかったのだ。中卒の機動隊が,実は,社会的弱者でありながら,権力の,体制側の手先として消耗されていくのが,納得いかなかったのだろう。
在日コリアンとしての,作風を研究すべきか,否か。ある時期あった,つかの毒は何だったのか。つかの演劇では,あったはずの毒がなくなっていく。どぎつさ,猥雑さも薄くなっていく。ただ,つか現象が時代のものであったので,笑いの感覚の変化とともに,消えていったものもある。笑いから少し距離を置いて,弱い立場の人のことを多く考える。つか作品の人物は,なべて饒舌だ。自分の意見をとことん表明する。遠慮して立ち去るようなやわな存在はいない。ののしり,罵倒し,ヒステリックになりながら,言うべきときは,最後まではっきり言うのだ。
相手の本性を見るには,敬語を使え。突然,相手が敬語を使わなくなる。その時,何かが見える。つかの作品は,人間関係が安定している。運動家の木下は,神林美智子との出会いでは,ため口をきく。同棲し,やがて,神林美智子は,委員長になる。そこで,木下は口調を変える。
「ぼくには,別役さんに見えないものが見える」とつかは言う。この日本で,在日コリアンはどう生きるべきなのか。外国籍のまま公務員になれる国だって,世界にはある。「私には他の劇作家が見えないことも見えるのだ」。『広島に原爆を落とす日』の主人公は,日本軍に殺害された朝鮮国王の息子である。犬子恨一郎は,天皇を崇拝する。御前会議には召集されなかった。かわりに,真珠湾攻撃を命令される。うまく利用されたのだ。韓国に住みたい。しかし,自分は,うまく住めない。韓国の生活に関心はある。自身のことは,在任とはいわず,韓国人と言っている。
参考文献:つかこうへい 笑いと毒の彼方へ(元徳喜)

イエロー・フィーバー
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2000/09/20 (水) ~ 2000/09/26 (火)公演終了
満足度★★★★
タイトル聞いただけでは
※実際の公演期間は1995年9月20日(水)〜26日(火)です。こりっちさんでは1999年以前の公演情報は登録できないので現在できる一番古い日付にしました。

『わが闇』(再演)
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2013/06/22 (土) ~ 2013/07/15 (月)公演終了
満足度★★★★★
本筋も凄いが、大倉さんの笑いサイコウ!パンフレットまで最高!
東京千秋楽、遅くなりましたが書きます。
もう初演から6年も経ってしまったのですか・・・。
映像の斬新な使い方が、6年経った今でもその斬新さは際立ったまま!
登場人物たちの描き込みが深くて。
親子夫婦の葛藤。
誤解されて、わかってもらえなくて。
それでもみんな生きていく。
それにしても、大倉さんのコメディパートは本当に受ける!
おっかしくてしょうがない。
それと相変わらずパンフレットの凝りよう充実ぶりがハンパ無い!
さすが印刷物フェチのケラさんです。
1,500円でこんなにできるのでしょうか?
登場キャラクターの舞台上で描かれなかった表情や
エピソードのスナップ写真があって、実にほのぼのします。

エルサイズのばら
神保町花月
神保町花月(東京都)
2013/07/31 (水) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★
バスティーユに白旗が…!
千穐楽観劇。
御茶ノ水男子さんのファンなのか、中学生くらいの女の子たちがとても楽しそうにしていて、こちらまで幸せになるような客席でした。
歌やダンスのほか、ギャグやコントが盛りだくさん。お芝居として見るよりも、芸人さんたちの長いコントとして捉えた方が適切かな、と認識を改めました。
お目当ての花組芝居の谷山知宏さんは、伸びやかなお芝居。ダンスのキレも抜群で、ターンで飛び散る汗のきらめきに、眩暈がするようでした。かっこいい!

飛龍伝
COTA-rs
シアターサンモール(東京都)
2013/08/01 (木) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★
初演版が気になる
つか自身が原発問題を書き加えたか、別の問題を書き換えたのかは、最初の版を見ていないのでなんとも言えないが、効果的な改変には見えず、あの全共闘という今のところどこにも置き換えられない時代はそのままにしておいてほしかった。変更が常であったらしいので、しかたないか。初演版が見たくなる。前半のコミカルな感じに比べると後半の女が強くなっていくところが面白い。主役の男性2人の滑舌が悪い。

新熱海殺人事件
劇団白芸
東洋大学(白山キャンパス)(東京都)
2013/08/03 (土) ~ 2013/08/05 (月)公演終了
満足度★★★★
カ、
カオス。。笑。 ただ、秩序あるカオスというか、壮大なコントというか。 すごく面白かったです! 全体はともかくも、また、誇張や戯画化されているとはいえ、ディテールにリアリティを感じました。 組織内の人間関係とか、権力の怖さとか、男女間のやりとりとか。 それに、昨今喧しく伝えられるところのブラックな組織の中身なんてまさにこんな感じじゃないですかー(棒)みたいなところも。笑。 そして、役者の方々の演技には荒削りなところもありながらも、ものすごい熱演に圧倒されました。 素晴らしかったです! とてもレベルの高い公演だと思いました。

舞台「銀河英雄伝説」 初陣 もうひとつの敵
舞台「銀河英雄伝説」実行委員会
【閉館】日本青年館・大ホール(東京都)
2013/08/01 (木) ~ 2013/08/06 (火)公演終了
満足度★★★★
正直、面白かった
銀英伝は原作未読なのですが輝く星〜から3作続けて観ていて今回が一番面白いと感じた。上手くまとまっている気がするし、何よりキャラクターの個性がきちんと出ていて楽しい。
主演の間宮くん目当てだったけれど今回の橋本くんのキルヒアイスがとても素敵だなと思った。そして双璧の2人のやりとりがなんとも楽しい。
広田レオナさんの演技は圧巻だった。哀しく美しく堕ちてゆくベーネミュンデの悲劇が素晴らしく胸に刺さった。
主演の間宮くんは各世代のラインハルトを器用に演じ分けられていて若干二十歳にして堂々とした威厳さえ感じられる。今後も彼のラインハルトが観たいと思った。

COMIX!!!!!
斬撃☆ニトロ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2013/08/02 (金) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

ゲッコウテラス【満員御礼!】
劇団ゴールデンタイム!
明石スタジオ(東京都)
2013/08/01 (木) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★
面白かった。
8月3日の昼間の公演を観てきました。
登場人物の関係が少々複雑で、
なんとなくはわかったものの…という感じでした。
殺陣が多く、それに関して見ごたえがありましたが
一瞬、うまくかみ合っていない?という場面も。
ですが、大きく魅せる方もいたので、その方がいると、
とてもきれいに見えました。
キャスト表をみると、別チームでは別の役をされているので
物語の雰囲気がどのように変わるのか、それを想像すると楽しいです。
ダブルキャストの魅力ってやつですね。

変則短篇集 組曲『空想』
空想組曲
シアター風姿花伝(東京都)
2013/07/06 (土) ~ 2013/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★
遅れましたが、
観劇させていただきました。あの空間で変化していく設定に無理がなくあの少ない小道具でうまく作っていると思いました。演出技法は素晴らしく飽きさせない工夫がたくさん入れ込まれ演出の力を感じました。面白いし笑えるが、良い話で終わっていくのが無理がないのだけれど何か違和感を感じる。最後の話が繋がったところは同じ人物の過程を切り取った話とはどうしても思えないほどキャラが飛びすぎていて、軸となっている人間の本質が見えず、手法だけに誤魔化されいるような気持ち悪さが残る。生きていけば人間の考え方や根源も変化していくのは当たり前だが、それでもその変化の過程を想像し結び付けられないほど、違う人に感じる。
しかし、舞台空間をフルに使った作り方は非常に素晴らしいと思う。
ステキな舞台でした

おしまいと、その続き
ハチビットプラネット
シアター711(東京都)
2013/07/31 (水) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

雲の影
スポンジ
サンモールスタジオ(東京都)
2013/07/24 (水) ~ 2013/07/31 (水)公演終了
満足度★★★★
嫌な感じがたまらない
開演前から心がザワザワするような嫌な感じのBGMの中、観客は「スポンジ」の世界の入口に立つ。きっと「何かが起こる」と感じながら。
高校時代の同級生である男2人が共同経営する整体院が舞台となり、2人がテレビ取材を受けているところから物語は始まる。しばらくはその日常風景が描かれ何事もなく物語は進行する。ただこの男2人がすでに胡散臭い、嫌な雰囲気を身に纏っている。
その何かが「いつ起こるんだ」と思いながらこちらが油断したところにドーンとショッキングな出来事が起こる。最もまっとうで小市民的雰囲気を漂わせていた女性従業員の神田がランドセル爆弾で話題の新興宗教の教育係だったことが判明する。(彼女の誕生日パーティーで、額縁や大きな壺など、ちょっと変わったプレゼントが渡されるへんてこなシーンの後だったので、こちらは余計油断していてちょっとショックだった。)
その後、経営者の一人、遠藤が昔、ひき逃げ事件を起こした事が判明したり、相方の野村と激しくケンカ別れする過程を描く、など後半になってどんどん悪い方向へ話が進んでいき、重苦しい嫌な雰囲気に包まれていく。従業員の矢吹だけが(彼も十分胡散臭い雰囲気だったが)誠実でまっとうな人間として描かれていていいアクセントになっている。
三人姉妹のシーンの件は、必要だったかどうかは別にして、仕切られたカーテンの向こうで演じられたせいか、さして違和感は感じなかった。
最終的に、出ていったはずの野村がいつの間にか店に戻ってきて遠藤となごやかに話していいる。ラストは仕事をさぼりがちだった野村がやる気を出して役者時代の後輩の肩をもむシーンで終わる。私の好みとしては最後まで重苦しいまま、誰も救われないまま終わると見せかけて、一筋の光明が見えるか見えないかのギリギリのところで余韻を残して幕、となるのがベストかな、という気がする。
独自の世界を表現力豊かに描き上げる「スポンジ」の世界を堪能できる作品だった。

婿取りの変
Stage SS zakkadann
中津芸術文化村ピエロハーバー(大阪府)
2013/07/27 (土) ~ 2013/07/30 (火)公演終了
満足度★★★
人の人生を1年で駆け抜けるかぐや姫
かぐや姫 とても乱暴者 手に負えない やくざ者も 負ける
タヌキダンサーズ 歌 月へ帰ってしまったかぐや姫 皆はなぜか 悲しい気持ち さびしい 竹やぶの中に光る竹が、かぐや姫が戻って来た。 人の人生を1年で駆け抜けるかぐや姫、手に負えないのは何十倍も早く生きるからでしょうか。

桜の園
時間堂
日本基督教団 巣鴨教会(東京都)
2013/08/04 (日) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
演出的に破綻している
女の子たちが桜の園ごっこをしているようなレベルの芝居。役者はだらしない日常的な動きを繰り返し、台詞はこちらまで来ない。一体なにがやりたいのか分からない。演出的に破綻していると思った。女優3人だけで演じるため、相手の台詞があったものとしてリアクションで見せているのだが「桜の園」を知っている人は分かるかもしれないが、知らない人は何がなんだか分からないのではないか。

つきのないよる
トリコ・Aプロデュース
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2013/07/26 (金) ~ 2013/07/30 (火)公演終了
満足度★★★★★
欲望のまま どこか一人へ集まった時
結婚詐欺 男に迫られて逃げられなくなると、何か飲ませて、、別の空間へ閉じ込める(殺してしまう) 義理の叔父と付き合う 殺そうとする 実は父親が殺そうとした 殺人になるから 娘が殺そうとした事にする 義理の叔父も分かっている そうした方が一緒に暮らせる 人の心の言いわけ。 違う男 違う男と付き合う 貢がせる 別の男に貢ぐ コントラバス とアコーディオンの生演奏 殺人の記憶があって これ位 何もなければ、もっとひどい事をする。まともなようだが、皆ずれている、自分を守る 欲望のまま どこか一人へ集まった時 追い込んでいく そんな気がした。 面白かった。</