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息をひそめて―シリア革命の真実―

息をひそめて―シリア革命の真実―

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2013/11/11 (月) ~ 2013/11/17 (日)公演終了

満足度★★★

メッセージ性の強い
メッセージ性の強い芝居。

シリアで起こっている現実に目を向ける意義深い作品。

ネタバレBOX

メッセージの内容には強く共感するが、演劇として面白いと思わなかった。

実験的な側面でも期待したが、普通の芝居だった。

取材に基づき、すべて実際にそこにいた人の、その言葉を基に作品化しても、それは結局フィクションである。それは、ドキュメンタリー映画監督の佐藤真や森達也が「ドキュメンタリーはフィクションである」と言うのと同じだ。撮影の段階で選択が行われ、編集の段階で更に選択が行われるからだ。それは、活字も同様で、取材対象は選択され、脚本化の段階で更なる取捨選択がなされる。
さらに、舞台では、それを役者が再現するというフィクションも加わる。

だから、「本当のことなんてない」と単純に批判したい訳ではない。
だからこそ、その現実を扱うことそれ自体への(自分の行為への)批評性が必要だと言いたいだけだ。

その点への自覚は、まず脚本において、そして演出においても薄かったように思われる。

ただし、悪の正体が茫漠として明確ではない日本や欧米圏と違って、
シリアの現実は、悪の正体がある程度は明白なので、
悪を断罪する批判としての作品の意義は充分にあったと思う。

それでも、社会主義リアリズム作品やプロパガンダ作品と同じで、作品として面白くなかった。

終始ひとつのメッセージが反復される形だった。

現実に基づこうが、フィクションなのだから、もっと物語化するか、
又は、逆に、すべてをより断片化するなど物語化に抗う脚本や演出をすべきだったと思う。

この芝居で面白かったのは、物語のはじめに暴力ではない形での革命を目指していた者が、家族や友人を虐殺されたことによって、政府軍やその協力者(密告者)を殺してやると言いはじめた部分だ。
これは、まさしくドラマである。実際に起こったことを繋げたにしても物語(フィクション)である。

結局、この芝居も、上に書いた場面がラスト(の一つ前なのだが、ほぼラスト)であり、物語化によって強度を付けているのだから、もっともっと作者の構成力によって作品の強度を高めるべきだったと思う。
その構成も、個人的には物語化の方向ではなく、物語化に抗う方向の作品が観たかったのだが、、、。
今作品はどっちつかずの印象。

と色々書いたが、
作品のメッセージには強く共感している。
酷いシリアの状況がなんとか良い方向に向いてほしいと願っている。
具体的に私には何もできないけれど、そのような現実があるということを先ずは知るということは極めて重要なことだと思う。
晩餐

晩餐

タクフェス

キャナルシティ劇場(福岡県)

2013/11/09 (土) ~ 2013/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★

盛りだくさん。
開演前のサイン会、写真撮影、飲食可というサービス。
作品も笑いあり、涙あり、そしてラストはみんなで踊ります。

ネタバレBOX

上演中は、柴田理恵さんと宅間さんの掛け合いや中村梅雀さんらの宇宙人の演技など大爆笑です。
反対に、ストーカー被害から、加害者への過剰防衛、病気により子供を産むには死というリスクがある若い頃の母と父、など泣かせるシーンも連続です。
そして、上演中にも撮影会。
カーテンコールでは、観客も含めてみんなで踊ります。
ナイス・コントロール

ナイス・コントロール

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

ぽんプラザホール(福岡県)

2013/11/06 (水) ~ 2013/11/17 (日)公演終了

満足度★★★

騒々しいけども。
装置もしっかり造ってあって、アイデアも盛りだくさんで、安心して観られる舞台です。

素顔同盟【全日程終了!ありがとうございました】

素顔同盟【全日程終了!ありがとうございました】

劇団東京ペンギン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/11/06 (水) ~ 2013/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★

仮面と顔と素顔
ほぼ全編、どの役者も仮面を付けての芝居、やはり顔や表情が見えないのはつまらなく感じ、まさに原作もそれを表現したかったではないかと思いました。 ただ、仮面を付けない顔=素顔、ではないと思うので、表面上の顔と本心の対比もアレンジで入っていたらもっと面白くなったように思いました。

唐版 滝の白糸

唐版 滝の白糸

劇団唐ゼミ☆

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2013/11/09 (土) ~ 2013/11/17 (日)公演終了

満足度★★

唐ゼミの演出法とは?
唐ゼミの【唐版・滝の白糸】を観劇。

唐ゼミとは、唐十郎が横浜国大で教えていた時の生徒が立ち上げた劇団で、唐十郎の戯曲だけを青テントで公演を行っている。ちょうど同時期に【蜷川版・滝の白糸】の公演があったのだが、あえてこちらの選んだのだが・・・・。

特権的肉体論を前面に押し出してくる戯曲、一言一言が詩のような台詞の数々、物語らしい展開もない矛盾だらけの戯曲をストレートプレイばりの演出法では、あの大久保鷹が出演していてもやはり歯が立たなかったようだ。
蜷川幸雄はスペクタクルで、第七病棟の石橋蓮司は環境で、そして唐十郎自身も目まぐるしい舞台展開で攻めてくるので、それを正統派で描こうとしても無理なのである。以前に観た【下谷万年町物語】もその様な趣があったが、今作も変わらずという感じだ。
まぁ、ただこのような感想を述べてしまうのは、過去に観た唐十郎の芝居があまりにも衝撃的だったので、その興奮を超えさせてくれるのは、全く違う方法論で唐十郎の戯曲に挑まないかぎり不可能に思える。
ただこの劇団は、あくまでも唐十郎の世界観を忠実に再現するという事に挑んでいるので、何れは紅テントの興奮を得られる日が来るのであろう。

僕と彼の人妻

僕と彼の人妻

青ひげマシーン

ギャラリーSite(東京都)

2012/09/06 (木) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

初めての観劇
知り合いに連れて行っていただいて、はじめての観劇をした舞台です。シーンの転回が面白かったです。

売春捜査官

売春捜査官

carne

OFF OFFシアター(東京都)

2013/11/05 (火) ~ 2013/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★

さらにパワーアップした野口さん
以前、熱帯ラボにて野口さんの伝兵衛を観て、こりゃタダモンではないと思ったが、やはりこの人は凄すぎる。
共演のなだぎ武にも期待していたが、正確に役を演じてはいたが、なだぎ本来の持ち味を活かした演技とは言えなかったのではと思った。なだぎ武ならではの熊田が観たかった。はたまた野口の毒には太刀打ちできなかったのか。残念でした。

Parallel /パラレル

Parallel /パラレル

劇団フルタ丸

「劇」小劇場(東京都)

2013/11/07 (木) ~ 2013/11/11 (月)公演終了

満足度★★★★★


チャレンジって?状態で初観劇。稽古すれば、あんな事ができるのかっ!すごい!面白い!

Parallel /パラレル

Parallel /パラレル

劇団フルタ丸

「劇」小劇場(東京都)

2013/11/07 (木) ~ 2013/11/11 (月)公演終了

満足度★★★★

舞台上の見た目の美しさ…★★★★★
セット、役者の丁寧な演技、そして演出。
舞台上の見た目の美しさは圧巻でした。
実はそんなに新しいことをしているわけではなく、よく見る設定だし、パラレルはありきたりですが、ただ、演出の構想があって書いた脚本は、「舞台を見せるための脚本」という感じ、見ごたえがありました。
面白かったです。

ネタバレBOX

ただ、正直に言ってしまうと、「見た目の美しさ」が全てで、実はありきたりなことしかやってないなあと後から思ってしまいました。
二つの世界の「もし」は、もっと破綻していてもいいんじゃないかと思います。
舞台でSFをやるなら、もっとぶっ飛んでほしかった気がします。
うまいことまとまってしまった、という感じがしてしまいました。
なんか惜しい!みたいな。
匿名家族の時のような丁寧に積み上げた脚本のほうが、満足感が高かったも。
『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)

『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★★★

初アマヤドリ
初アマヤドリ
初吉祥寺シアターでした。

やはり一色洋平さん、良かった。
世界観は面白かったです。
衣装◎

Parallel /パラレル

Parallel /パラレル

劇団フルタ丸

「劇」小劇場(東京都)

2013/11/07 (木) ~ 2013/11/11 (月)公演終了

満足度★★★★

面白かった!
シンクロする台詞や演技が面白く、とても楽しく観ました。こういう世界がある事は本で読んだことがありますが、結果は大同小異だとか。また、たまに違うワールドに行っちゃうこともあるとかで、そんな不思議感もとてもよく出ていた。微妙にずれてくる人生や生活が興味深かったですが、始めの設定として、あの小さな営業所で佐々木さんって何している人なのかな~とずっと疑問が残りました(笑)苦しいところでしょうが、やはり何かそれなりの仕事を設定しておいたほうが落ち着いて見られたような気がします。

月光カノン

月光カノン

劇団ジャブジャブサーキット

ザ・スズナリ(東京都)

2013/10/24 (木) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

初スズナリ
初スズナリ、
初ジャブジャブサーキットさんでした。

面白かったです。
ショートケーキシーンの一瞬時空を飛び越える「遊び」と、
お団子のシーンの母の「優しさ」がすごく好きでした。
いないけど居て、でも触れない、けど気にかける

停電のシーンも見えないからどんどん見たくなって気になって、
チラチラ見せる感じがとても惹きつけられました。
次回も楽しみです。


ビールのおじさん

ビールのおじさん

cineman

ワーサルシアター(東京都)

2013/11/06 (水) ~ 2013/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★

J・鶴田。。
最後の仲直りの言葉には胸がつまる思いがしました。世界最強タッグのチャンピオンは仲のいい夫婦がふさわしいという事でしょうか。。非常に好感の持てる舞台でしたが、まだ役になりきれていない役者さんも見受けられましたのでそこは残念でした。

君がいく先に 光がさすように

君がいく先に 光がさすように

演劇企画ハッピー圏外

TACCS1179(東京都)

2013/11/07 (木) ~ 2013/11/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

良作!
重くもならず、感動の押しつけもなく題名の如くライトで誠実な良作に仕上がったのは濃いギャグと誇張のない食料事情の説明がスパイスとしてよく効いていたからだと思います。余裕さえ見せる小さな未来の大女優にはこれこそ「よかったですよ」と言ってあげたいですね。

君がいく先に 光がさすように

君がいく先に 光がさすように

演劇企画ハッピー圏外

TACCS1179(東京都)

2013/11/07 (木) ~ 2013/11/11 (月)公演終了

満足度★★★★

感涙
市井の女性の一代記、グッときましたね。何度も泣きそうになるのをガマンしてました。しかしこういう話にも、いつものハイテンションギャグは健在なのですね。

Cinema de STAR☆JACKS

Cinema de STAR☆JACKS

STAR☆JACKS

劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)

2013/11/07 (木) ~ 2013/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

STAR☆JACKS初参戦
舞台は生が一番!と思っていましたが、映像の迫力。小劇場としては異例の8台のカメラを入れての撮影。カメラワークやカット割りが見事で、リアルに劇場で観ている、いや、ある意味、それ以上の迫力、面白さでした。次はぜひ、劇場で、生で体感したいと思いました。

森の別の場所

森の別の場所

時間堂

シアター風姿花伝(東京都)

2013/11/01 (金) ~ 2013/11/11 (月)公演終了

満足度★★★★

無題886(13-325)
18:00の回(曇)。17:15受付、17:30開場、T字型の舞台(最近、多い)、濃いグリーンの床、入口に向かう階段部分もグリーン、木製のテーブルと椅子、天井から6つの電球、シンプルな設定。17:55前説(黒澤さん)、18:00階段部分のシートを撤去、18:03チューニング音、暗転〜18:51、休憩、19:02〜21:02終演。予想通り、外国のお話しはダメでしたが、お芝居はとびきり面白かったです。

小説(自分のペースで読み進めることができる)や映画(いろんな手を使って面白くしている)とは違って、日本人が外国の登場人物を演じることに違和感を持ってしまうのではないかと思っています。先日みた英語劇はみなさん外国の方で、これは大丈夫でした。

骨肉のあらそい、これを「家族」と呼んでいいのかと思うものの、どこにでもこんな関係はあったのでしょう。いい大人が大人の争いに終始するお話。

今年、時間堂は「テヘランで〜」、「劇作家女子会!」。このほかに、ヒザイさんは「癒し刑(2013/8)」、菅野さんは「カルデッド(2013/7)」、長瀬さんは「猪突タッチアップ(2013/4)」「はじめまして 誰か。(2013/7)」、阿波屋さんは「消失・from メガロポリ子(2013/3)」。どの作品もよかったです。

吉田光希(映画監督)×河西裕介(演出家)『ハアトフル』

吉田光希(映画監督)×河西裕介(演出家)『ハアトフル』

浮間ベースプロジェクト

浮間ベース(東京都)

2013/11/04 (月) ~ 2013/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★

1本にも2本にも3本にも感じる公演
この新しい施設は、様々な可能性を秘めた空間だと感じた。

それぞれのフロアからやってくる作品の色に加えて、公演全体の構成も、施設全体を使ってなされていました

ネタバレBOX

場所的には、浮間舟渡駅からけっこう歩くのですが、
ホームページの地図がわかりやすくて
迷うことなくたどり着けました。
ただ、時間的には余裕をもって行った方がよいかも。

作品は1本の作品にも、2本の作品にも、3本の作品にも感じられた。
1Fでの作品が、そのまま2Fと3Fの作品に繫がっていく構造になっていて、
一つずつの作品の世界観に加えて、観終わってそれを俯瞰する感覚がありました。

・1F
入場すると1Fの客席に招きいれられます。

板張りの広い舞台、素舞台としていろんな表現ができそうな十分な広さを持ったそっけない空間。
長机と3客のパイプ椅子が置かれ、やがてチアリーダーのような衣装を着た3人の女性が現れる。

会話から、場所の設定が彼女たちが何者なのかがなかなか明かされず、一方で彼女たちの生活の断片が次第に場に晒されていきます。
駄弁でもあるのですが、その設定が知りたくて彼女たちの会話をずっと聞き続けてしまう。
気が付けば、次第にその場が彼女たちが都会に暮らす時間の断片となって観る側に積もっていて。
終盤に、彼女たちが、ショッピングセンター的なところの子供むけショーのお姉さんであることがわかって。1曲まるっと歌い踊らせることの負荷が、彼女たちの時間なる質感を与えるのもうまい。
また、2Fの物語のブリッジになるシーンの挿入もしたたかだなぁと、あとになって舌を巻きました。

・2F 河西裕介Ver.

作り手らしい物語への導入。冒頭はシンプルな男女の愛憎劇なのですが、すこし場が解けてくると、1Fで踊っていた女性の一人の日々の暮らしの別の一面がしなやかに浮かび上がってくる。

分かれる男、ハウスシェアをしてる女と男、さらには1Fの世界から繫がってその家に入り込んでくる男・・・
主役の女性には、その無表情に自らの想いの移ろいを観る側に流し込む刹那があってぞくっときたのですが、彼女の力はそこに留まらず役者たちが描き出すロールたちの個性を、自らの色に映えさせ浮かび上がらせ、その力に更に驚く。
他の役者達にもロールを一重の印象に留めない、幾層ものキャラクターの描き出しがあって。女性と別れるハンバーグ好きの男から垣間見えるさりげなく大人になりきれない部分も、ハウスシェアをしている女性の、一見他と距離を置く感じの奥にある温度や強さ、もう一人の同居人のつまらなさの奥には彼の視座での部屋のありようがしっかりと垣間見えるし、そこに入り込んでくる男の
チャラさの先に無意識に抱く悪意にも、しなやかな実存感が裏打ちされていて。

そうして、全くあざとさなく舞台上の手駒の在り様が晒されているから、結末が、滑稽さを持ちつつ、ちゃんと物語として収まる。
河西作劇ならではの人物描写の冴えに心奪われつつ、その顛末にはこれまでとはまた一味違った新たなセンスのふくよかさを感じたことでした。

・3F 吉田光希Ver.

1Fで踊ったの残りの二人の姿が上手と下手の二つの空間を互い使って描かれていきます。

一つずつの刹那は切っ先をもって良く作りこまれていました。下手の自室の女性がドラックにおぼれていく姿も、上手の女性が風俗の現場で客の理不尽な求めに応じていくなかで次第に溢れていくものにも、観る側を惹きつける力がある。

ただ、それらのパーツが最後に撚りあい風景に至るという作劇の意図は感じることができるのですが、初日ということもあってか、そのふくらみが個々の印象を超えて交わる感じがしない。
なんだろ、交互に流れる時間の片方が動き出すとき、もう片方の時間が場にミザンスとして留まってはいても密度が滅失してしまっていて、同じ時間の他のシーンを支え映えさせるように機能していかないのです。
証明もシーンを切り分けてはいるのですが、昼間の公演で外からの光にその効果が大きく減じられてしまってもいて・・・。夜に観ればまた異なる世界が広がることは想像できましたが、少なくとも私が観た回では実感として二人の女性を重ね合わせて俯瞰に至らしめる別の視座が明確に立ち上ってこない。
役者達がそれぞれの場で編む時間には観る側を引き込む力があって見入りましたが、そうして女性たちが切り出していくものが、彼女たちが陥る日常として昇華するための階段が一段足りず、ふたりを観る側に撚り合わせるダンスもどこか平板で突出したものに思えてしまいました。

*** ***

1観終わって、帰ろうとすると外は激しい雨でした。で、2Fのスペースでドリンクを注文して少し雨宿りをさせていただく。この場所、コミュニケーションスペースとしてもしっかり機能することを実感。

この施設、おもしろいよなぁ。一つずつのスペースに個性があり、作り手がいろんな印象を編むための可能性を感じる。
また、今回のように施設全体を使っての表現だからこそ伝わってくるものあり、それぞれのフロアでの異なる公演のハシゴなんていうのも魅力的。

公演自体からも、施設のお披露目としても、沢山のものをもらうことができました。
マジシャンの憂鬱

マジシャンの憂鬱

お茶の水女子大学ミュージカルカンパニーMMG

お茶の水女子大学徽音堂(東京都)

2013/11/09 (土) ~ 2013/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★

無題885(13-324)
16:00の回(曇)。15:35会場着(当日朝まで「御茶の水」と思っていました…)、ちょっと周りを眺めて(第64回徽音祭)、講堂へ入ると結構な列(入口右横、手前<左右>)当パンをいただきます。15:45開場、15:56前説(アナウンス)、16:03開演〜18:00終演。大学のミュージカルは玉川大学(「Oh,My Girl!」2013/2)を、こちらの大学では「第40回記念創作舞踏公演(2013/4@なかのZERO)」をみました。ミュージカルはみない(ずっと昔はみていました)のですが、玉川はその前にダンス公演をみに行っていてダンスがよければミュージカルもと思ったのでした。

で、本作は…ちょうどこの時間帯が空いたことと、娘が宝塚好き(SKY STAGEには入っているし、宝塚GRAPHは毎号買わされるし、ベツばらプリンも注文したし)なので。私も1度だけですがみたことがあります(雪組:平みちさん)。帰ってから本作を知っているか訊くと「知ってる…組の…さん」と言ってましたが、もちろん知らない方です…

フラットな客席、幅広、高い舞台、緞帳(公演タイトル)、懐かしい「講堂の」雰囲気。

ワイヤレスマイク(ヘッドセット)で声をとらえているのに役者さんによっては生の声のよう(?)、また、音楽とセリフとで音のクリアさに随分差があるように聴こえました(セリフ、音質が劣る。機材の関係でそうなっていたのでしょうか)、劇中、映像が乱れたのはオペレーションミス?

と、いろいろありましたが、華があって、とてもよく(堂々たる演技)できていて感心しました。

アンケートに代えて。

楽屋 -流れ去るものはやがてなつかしき-

楽屋 -流れ去るものはやがてなつかしき-

Dreamユニット・アンサンブル

Cafe Slow Osaka(大阪府)

2013/11/01 (金) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かったです。
綺麗に纏まってますね。

ただ、「かもめ」を知らないと分かりにくい所があるかもしれませんね。

カフェ公演の割に照明に力を入れてますね。
特にラスト、綺麗です。

ただ、ロングランの為、お客さんは拡散しているのかな?というイメージです。

立地は悪くないです。

-★1の理由はネタバレ欄に。

ネタバレBOX

女優Cと女優Dの年齢が離れすぎかな。
20歳くらい離れてる2人が同じ役を取り合うのは現実味がなかったです。

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