心は孤独なアトム
OSAKA“STRAYDOG”
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2013/10/24 (木) ~ 2013/10/27 (日)公演終了
満足度★★
若い
3つのストーリーが並行して、はじめはそのうちの2つが架空の話で1つが主軸となる現実の話だと思って観てました。だけど進むにつれてそれが一つに集約されて、最後のシーンで納得というか話がオチがつくのはすっきりしました。
ネタバレBOX
ストーリーの一つにいじめが題材の話があって、観ていていじめられている子が可哀そうという感情とは別に観ていて辛かったんです。今この感想を書くにあたって思い返していたら、何が辛かったのかぼんやりと理解しました。いじめっ子たちが有名漫画&アニメのキャラを模してたからだと。
片鱗
イキウメ
青山円形劇場(東京都)
2013/11/08 (金) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★
やや新味に欠けるかも
イキウメのホラー作品。閑静な住宅街に起こったある異変、
それが引き起こす疑念が徐々に大きくなって、やがて崩壊を
招く、という物語。
青山円形劇場をああいう形で使う、というのはなかなかない
感じで、すごい、と思いました。ただ、台本が…最後は多分
こうなるかな、と思ってた着地点に落ち着いたのが残念。
ネタバレBOX
物語自体は、昔の「Jホラー」にいくらでも題を見つけられそうな
話です。男親とその娘が越してきて以来、近隣住民の住む家の
芝生は枯れるわ、住民は一人づつ、「絶対に許さない」という言葉を
残して、常軌を逸していくわ…。
どうやら、親娘に宿った「過去からの呪い」が原因じゃないか、という
事までは観ていて分かるんですが、詳細は不明です。最後は近所に
住む一家の男の子と娘が情を通じてしまい、結果、妊娠。
娘は女の子を出産後、親と一緒に蒸発し、残された男の子が娘と共に、
やがては同じ道をたどっていくのではないかという含みを持たせて
物語は終わります。
私は熱心な読者ではないですが、鈴木光司氏の作品に同じ内容の
作品があるかも知れないですね。詳細の説明が無い、という意味では、
平山夢明氏の不条理系ホラーが好きな人にもお勧めできると思います。
呪いのかかった人が舞台に残す大量の水。私は、あれ、「羊水」を暗示
しているんじゃないかと解釈したんですけど、果たしてどうなんだろう。
自分を妊娠させて、挙句捨てた男の一族への、女の呪いとか?
あと、この劇、ラスト周辺の台詞の恐ろしさが秀逸過ぎると思います。
「こんなに可愛い子が…絶対に有り得ません!」
でも、その子も生理が始まる頃には、周囲への呪いが発動して
破滅を引き起こしていく可能性が非常に高いわけで…。
それだけに、ありがちな終わり方だけど、背筋凍りました。
MIWA
NODA・MAP
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2013/10/04 (金) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
日本語私辞典
オイスターズ
JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)
2013/11/15 (金) ~ 2013/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★
言葉ゆえに何かを失ふということ
面白かったです。
言葉の大切さを感じましたぁ。
言葉を失ふこと。
身の回りのものを失ふこと。
記憶を失ふこと。
家族を失ふこと。
友人を失ふこと。
愛を失ふこと。
愛する人を失ふこと‥‥etc。
あるひとつの大切なものを失ふことは、
ただそれだけを失ふことでは無いのでしょうね‥。
もっと、もっと、良い作品に出合えそうなので、満足度はまだ4.
言葉ゆえに、何かを失ふ事。
ネタバレBOX
か‥‥川上珠来さんが可愛かったという、
身も蓋もないネタばれ。
「みつことコンビニ、大臀筋。」
北九州芸術劇場
J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)
2013/11/16 (土) ~ 2013/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★
シアターデモ2013版が気になります!
面白かったです。
いきなり、おもちゃ箱をひっくりかえしたような感じで始まり、
物語の流れを無視したかのような音楽と台詞をかき消すかのような音量とで、最初は観るのに集中出来ませんでしたが、その微妙にズレた雑で荒れた感じに、ある瞬間から嵌まっていきました‥。
泣き笑いしてる奥にときどき見え隠れする、うっすらと殺伐とした雰囲気の中で、一生懸命当てはめようともがいてるジグソーパズルのワンピース達。
そんな彼らの物語だったのかなぁ。
アフタートークでシアターデモ2013版と演出が違う…って聞いて、
どんな感じだったのか凄く気になりました…。
演出家と作者の意図が微妙に違う‥っていうのもなんか面白いですね。
これを観たら
ブルーエゴナクさんとショーデン隊さんの舞台を観たくなりました‥。
まだまだ、もっと面白い舞台を期待したいので、ここは満足度4。
ネタバレBOX
少し置いていかれた感のある”みつこ”が愛おしくてしかたなかったです‥。
尾崎の弾けすぎて微妙に浮いた感じが良かったかなぁ。
SPACE一休
カプセル兵団
ワーサルシアター(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
何もない舞台上に壮大なスペースオペラを描き出す
「SPACE一休」、
一休さんでおなじみのキャラ達が織りなす壮大なスペースオペラ、
まさにその謳い文句に恥じない、
映画スターウォーズに匹敵するほどの
スペースオペラを音と視覚と、自分の想像力を駆使して
堪能させていただきました。
ネタバレBOX
スペースオペラという事で今回は「動」のカプセル兵団、
自分はダストシューターズで初めて体験した、
1人でなく群衆で織り直すパントマイム表現
(名前忘れてググりましたが「パワーマイム」でいいんですかね?)、
今回は劇場が笹塚ファクトリーではなく
「男たちの会話劇」を演じたワーサルシアター八幡山という事で、
スペースの広さや通路構成など劇場の作りの関係から
「あの表現技法は使えないのではないか?」
「何か少し抑えた表現方法を使ってくるのか?」
と、少し残念な想像をしながらの観劇開始でしたが
見事に今回もやってくれました。
しょっぱなの一休とよしみつとの一騎打ちでの壁蹴りを
使ってのダイナミックさ、奥行きの表現など今回は
ワーサルシアター八幡山に合わせた形での表現方法や
パフォーマーのダンスなどを使って、また新しい
(?自分が知らないだけでいつもやってるかも知れませんが)
形での表現にチャレンジされていた気がします。
【お話内容概略】
─────────────────────────
宇宙の戦争を終わらせる為に作られた戦闘兵器バイオロイドの
一休とよしみつ、見事宇宙の戦争を終わらせる事が出来たので、
用の済んだバイオロイドは凍結させよう、と決めた人類に対して
それに納得した一休と納得できなかったよしみつとの戦いにより、
宇宙中へ散らばってしまった宇宙船の魔晄炉(エンジン的なもの?)の残骸
(これだとFF単語ですが合ってますかね)、
そして魔晄を浴びてしまった人たちは
病気やなんらかの特殊な能力を持ってしまい、
人類から迫害される存在になってしまった、という世界。
一休はなんとか魔晄を浴びてしまった人々を救う方法を探しながらも
魔晄を浴びた事で力を持ち逆に自分たちを迫害した人間に対して
悪をなすようになった魔物たちを倒してまわる、
という償いの旅を続けていました。
そこへ宇宙に一大帝国を築いたよしみつから逃げる
「失われた高度な文明を蘇らせる為の鍵」を持った女性
(やや姫でしたっけ?)を助けた事から、
再びよしみつ、そして宇宙の平和を賭けた壮大な争いに
巻き込まれていく。
─────────────────────────
【特に感じた事】
・ 1人何役(パントマイム含む)こなしているのだろうか?
という凄さ。
先日、一人芝居を観て「1人で何役もこなすことの難しさ」
を(自分なりに)知りました。
しかし、カプセル兵団のSPACE一休では、
各役者が敵の雑魚(モブキャラ)からメインヒロインまで
ありとあらゆる配役を、とても早い(テンポの良い)
場面転換の度に役を切り替えてこなしていきます。
これがまずすごい。
一休がいきなり次のシーンでは(服装その他何も変わらないのに)
魔物の一団の雑魚になっていたり、
姫が次のシーンでは悪者の配下の雑魚になっていたり、
また宇宙船の一部だったりミサイルだったり
「ここにあった壁が一撃で壊れされた」という説明係だったりを
こなしていくのを、
「いやいやあんた前の瞬間まで主人公だったでしょ!」と
笑いのネタとして突っ込む事もできるのでしょうが、
場面転換時の空気感の切り替えの美味さもあって、
そのまま自分の心の中で「今この人は悪者の配下の1人」
「今この人は主人公の一休」など全く迷う事なく
ちゃんと識別/判別して観る事ができました。
・ 音響およびパワーマイム表現により、ありとあらゆる場面を
観劇者にイメージさせる演技のすごさ。
普通、舞台というと物語に登場する各シーンに合わせた
いくつかの場面セット/大道具などを用意しておき、
それらを切り替えて数カ所の場面を表現したりするのが
一般的かと思いますが、
SPACE一休では「舞台上には何もない!」。
音響とパワーマイム、更には演者の説明セリフなどを使って
今がどこでどういう状況なのかをまるでコントのように
観劇者に示してきます。
多分この表現方法のどれが欠けても観る側にとっては
演者の単なる滑稽な姿にしか見えなくなってしまうと思うのですが、
これらが見事に合わさると
「ここは砂漠の惑星」
「今は夜で焚き火を炊いて会話している」
「超巨大な宇宙船が空からつっこんできた」
「知らない惑星に辿り着いた」
など、ありえないほど多くの場面が実際観ているものだけでなく、
観劇者の想像力の方を刺激して、
その物語の世界観をイメージさせてくれました。
もしかして、カプセル兵団のこの技法は、
「必要な情報は与えた、あとはお前の想像力/イマジネーション力だ!」
と観劇者の心の力量を試しているのではないか、
という気すらしました。
・ 場面転換の方法が独特。
今まで観てきた舞台では、
1.舞台上にいくつかのシーンを演じるべき演者さんを
既に配置しておいて、それらをスポットライトその他を使って
観劇者の視点を切り替え、今は「この人の話」「今はまた違う場面」の
ように切り替えていく形で場面転換をテンポ良く行っているもの
2.物語の区切り単位で登場人物の入れ替え、セット自体にも手を入れ、
別の場面である事を表現するもの
(テンポは悪くなってしまう)
などが多かったです。
※ お金にものを言わせる大劇団は、必要な全てのセットを
大舞台上に作っちゃったりしてましたが、
自分的にはそういう舞台に限って、演者と観客の距離(物理的、心理的)
が離れすぎてしまい、何も共感できない/集中できない、
というものが多かったです。
カプセル兵団の本舞台は、2.に近いといえば近いのですが、
舞台上に何も置いていない(演者が全てのセットも演じている)、
演者自体が色々な役を場面ごとに切り替えて演じている、
などの関係から、
独自の「ギュルルルルルルルルルン」という効果音と共に
舞台上から人が去り、そして現れ、あるいはそのまま別の役に入り、
というかなりのテンポの良さで
いくつもの場面をTVやアニメ、映画のように1舞台上に1場面、
という形で表現していました。
これがまた観ていて気持ちの良いものでした。
(折角お話に集中してきた時に下手に間を作られて、
集中が切れる、という事が全くない。)
後半のバトルパートなど、それぞれの仲間たちの緊迫した場面を
1カット1カットテンポ良く切り替えていく部分は、
観劇している自分のドキドキ感をかなり煽ってくれました。
・ 今回は「カプセル兵団」オンリーでの挑戦!との事。
今までカプセル兵団で観せていただいたお芝居では、
ゲストキャスト(有名声優さんその他)を組み込む事で、
・ 集客的な期待(ゲストキャスト目当てで観劇に来る人も多いかと、
かつては自分もその1人でした)
・ ゲストキャスト人気による笑い取り
(やはり、有名人がやる行為は何かと観客を惹きつけるものがあるかと)
なども、お芝居の一部として入っていたのですが、
それにはメリットと同時にデメリット的なものも感じていました。
(ゲストキャストが忙しい、などで完全にお芝居の流れに組み込めない場合、
ゲストキャストの登場シーンだけ「コーナー」的なノリになってしまい、
今までのお話の流れ/空気感が壊れてしまう、など。)
しかし、今回は「カプセル兵団」オンリーで仕上げた舞台、との事。
「今のカプセル兵団自身の力量の全てを見せる」という意味合い、
意思表示的なものを感じました。
そしてやはりカプセル兵団のパワーマイムその他を使った独自表現の素晴らしさ、
他劇団との違いに、
「カプセル兵団のこの方面の演劇/表現技法は演劇界でも突出しているな」
と思わされました。
※ 自分はお芝居/劇団の知識が少ない為、
他に同様をやっている所が
存在するのかどうかは知りませんが、
少なくとも自分にとっては
「カプセル兵団はオンリーワン!」
と思っています。
・ パワーマイムなどに気を取られがちですが、
殺陣自体もすごくうまい、
そして公演チラシに記載されていた自ら編み出された
各表現方法について、改めて観劇すると
確かに他の劇団では観る事のできない、
「すごい」の一言では片付けられない、
とてもおもしろい演技技術が沢山つまっている事を
改めて知りました。
【ちょっと気になった点】
・ 序盤だけでしたが、いつもの説明セリフがちょっと聴きづらかったです。
(劇場の大きさその他や自分の集中度合いの関係かとは思いますが)
・ 笑いのネタの功罪
ジャンプその他から来た笑いのネタが、
多分30代、40代にドストライクのものが多かったかと思います。
(自分はツボ過ぎて笑いが止まりませんでした。)
しかし、若い人や老齢の方などからすると、
完全に置いていってしまっていたかも知れません。
この辺、他劇団でもワンピースなど今の若い人なら誰でも知ってるネタを
使ったりしていて、しかし老齢の方からすれば
「今の笑いは何故起きた?」
とポカーンとさせてしまい、せっかく物語に集中できていた
気持ちを途切れさせてしまう(ものと思われる)部分もあり、
取り扱いが難しい部分かと思います。
ある世代にターゲットを絞った笑いネタの
多用は避けた方がよいのかも知れません。
PS.基本笑いとバトルのスペースオペラでしたが、
後半の魔晄を浴びてしまった人たちの暮らす星の
お話では涙腺が緩んでしまいました。
結局、よしみつ軍団にみんな殺されてしまいましたが
あの辺もっと掘り下げると泣けるカプセル兵団も
観れるかなあ、という気がしました。
あと、これ言っちゃっていいんですかね。
kala●inaとガンダ●ユニコー●の曲、自分は両方大好きで
「ぜひka●afinaはミュージカルで、
ガン●ムユニ●ーンは舞台で使ってくれないかな」
といつも思っていたので、今回の選曲はベストフィットしていたと思います。
ただ、どこからかかぎつけてくる怖いJAS●ACは大丈夫ですか?
French Toast的、失踪
劇団appleApple
調布市せんがわ劇場(東京都)
2013/11/15 (金) ~ 2013/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
真っ白なルービックキューブ
バーチャルな世界でのちょっとしたあるあるに、かなり共感しました。細かい所までセンスが良いです。
ホンキィ・トンク騎士(KNIGHT)
無頼組合
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2013/11/22 (金) ~ 2013/11/25 (月)公演終了
満足度★★★★
泣かされました〜(T ^ T)
今回のエピソード、良かったわー。
依頼者しかり、紅ちゃんしかり。
風吹ちゃんの台詞も、心にグッとくる名言多し!
人生に疲れたあなた、これ見て元気だして!
モモノパノラマ
マームとジプシー
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2013/11/21 (木) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★
ネタばれ
ネタばれ
ネタバレBOX
マームとジプシーの【モモノパノラマ】を観劇。
今年で既に4本目の新作公演だ。
内容は、一匹の子猫を飼い始めた姉妹が成長していく話。
最近の尖がった作風から一転して、初期の作風に近いセンチメンタルな内容だ。
前作のひめゆり学徒隊の悲惨な話から、また原点に戻ったのか?と思いきや、演出家の精神そのものが、前作から同じ様に続いているようで、思わず続編かと?思ってしまった。それは現代社会で少女達が生きていく中で、社会の血なまぐさい事件や友人の自殺などを背景に同じ過程を辿っている点だ。以前の様な作風だと思って観ていたので、大目玉をくらってしまうようだ。 作・演出の藤田貴大の表現方法は相変わらずだが、明らかに変わっていっているのが手に取るように分かる新作だ。
そして今作では、野田秀樹超え?と思えるほど小道具の使い方は巧みだった。
今作も必見である。
ヴォイツェク
ttu【2017年5月末解散】
酒井理髪店 2F スペース(東京都)
2013/11/22 (金) ~ 2013/11/25 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題908(13-337)
19:30の回(晴)。焼き鳥屋(いい匂いが…)の隣、入口前で待ちます。19:13受付、19:15開場、狭い階段を上がり、案内された奥の席に座ります…「物件」の図面でいうと、右上。内部は「バートルビー」の時のようなつくりで…何もないただの部屋、窓を暗幕で覆うわけでもなく、窓の外はむき出しの街、階下から話し声が聞こえます。階段上がった左側にテーブル、ラジカセ、Mac、ハンドベル、E.ギター、アンプ。床の真ん中に白線のヒト型、3辺の壁際に客席、チラシでみると、右から時計回りで左側、中央の柱まで。「Vol.4」とありますがイベント参加作品を含め5作目です。
5月の福岡公演は行けなかったものの、今夜は出演された木村さんも客席に(ちょっとお話)、木村さんはダンサーで2011/5(@デイ・プラッツ)から、6〜7回みに行ってます。Vol.1〜3に出ていらした岩崎さんもダンサー、5月にpit北/区域の公演へ行きました。
公演前にいただいたメールに寒い可能性…とありましたが、一部のシーンで(演出上)そう感じることがありましたが概ね良好でした。
19:31前説(70分)、19:35開演〜20:53終演。「ヴォイツェク」は未読、本公演、ますます異色。
気になったので帰ってから確認すると、小川さん、shelf(2013/6@d-倉庫)でみていました。
ネタバレBOX
双方向の「会話」ではなく、意思疎通のための「身体言語」でもなく、状況を補完するための「音」や「光」でもないもので満ちた48.55㎡。
白線にあわせ重なるカラダ、広がる6本の腕..6本の腕の持ち主は三面六臂の阿修羅像...ゆえに、此処は修羅場なのでしょう。
付きまとうノイズ、繰り返すこと、従うことによってのみ過ごすことができる日常。
消えては現れる個体、此処は何だったのでしょう。視界に異質を持ち込もうとしているのか、「階段」の先は地獄ではないかと思えてくる。引きずりこもうとする俗世間の声、ノイズ。
不思議、混乱、異形...そして刺激的な空間と時間でした。
一人芝居&女形舞踊ショー
青山郁彦
ク・ビレ邸(大阪府)
2013/11/13 (水) ~ 2013/11/13 (水)公演終了
満足度★★★★★
最高 面白いエンタメ
最高 面白かった。
第一部 一人芝居
つかみは、たますだれ 輪くぐり すごいです。 絶対素人にはできません。
しっかりと掴まれました。
「幕末の京都」でのお話。
祇園祭で使う山車の車輪大工を目指す三吉、
「さんちき」日本の童話です。 教材にもなっているのかな?
学校公演でもいいのではないでしょうか、いい物語でした。
第2部 女形舞踊ショー
踊ります 舞います。
ネタバレBOX
最高 面白かった。
第一部 一人芝居
つかみは、たますだれ さて さて さては南京たますでれ・・・
輪を作ります 中心が、1m50cmぐらいの高さ 輪くぐり ク・ビレ邸の広さ3m位 床はコンクリート 着地したとき “ぴたん!!” すごいです。 絶対素人にはできません。武道だけでも無理でしょう、役者の演技が、昇華した結果でしょう。
しっかりと掴まれました。
「幕末の京都」でのお話。
祇園祭で使う山車の車輪大工を目指す三吉、
昔のこと 親方に 叱られ 殴られ 覚えていきます。
ある日 親方から 今の仕事 山鉾の車輪 100年に一度 一生に一度あるかの仕事、お前もひとつの部品を作れ!! いいんですか!! 懸命に作った。
組み立てられ出来た車輪に、そっと自分の名前を入ようと、夜中に、起き出す 夜中まで起きていると親方は怒る、殴られる。 親方に見つかる 親方は、表に書いてどうする、裏に目立たないところに入れるもんや 表に、しかも ”さんちき”間違えてるやないか!!笑う 100年後どんな職人が作った、見るだろう 親方も名を入れる。
物語は、幕末の京都 新選組が京都で斬りまくる。
親方が夜ふかしで怒っていたのは、危険だから。
玄関先で物音 武士が切られてた ふたたび締める。
物音 開ける 居ない 武士は連れて行かれた。
三吉 おれらは、ものを残す
三吉 武士でなかってよかったな。
「さんちき」日本の童話です。 教材にもなっているのかな?
学校公演でもいいのではないでしょうか、いい物語でした。
第2部 女形舞踊ショー
踊ります 舞います。
~複製技術の演劇~パサージュ3
あごうさとし
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/11/22 (金) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
すごい体験をした、40分
出演者がいなく、すべて展示物と映像、音で構成。こういうのは初めて見て、人がいなくてもできて、観客が参加をし、展示物を見るという体験は、貴重な時間でしたし、次回にも期待。
エドワード二世
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2013/10/08 (火) ~ 2013/10/27 (日)公演終了
満足度★★★★
劇92『リチャード二世』新国立劇場小劇場(B2-18)2013年10月27日(日)13時千秋楽 豪華キャストの中でも異彩を放つ柄本佑が光り、歌手でなく女優として存在した中村中
最初、新国立劇場の中劇場の方だろうと思い込んでいた
豪華キャストの群像劇。
その中でもひときわ異彩を放っていた柄本佑の
何とも言えない、ダレた?つかみどころのないような演技が
実に強烈だった。
そして、これまでも舞台経験はあれど、そのどれもが
あくまでも「歌手としての役割」があった中村中が
そのポジションから解放されて、あくまでも女優、
しかも紅一点として存在した。
ネタバレBOX
まるでイタリアン・マフィアのような男優たちの
衣装も実にマッチしていて良かった。
そして、大量の「黒い」紙吹雪!初めて見たがカッコイイ!
他にも様々な趣向が凝らされていて、素晴らしかった。
マザー
劇団5454
劇場HOPE(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
良質・・・
笑っちゃうくらい良質なお芝居でした。改めて仕事で前回公演見れなったのを後悔。。約2時間無駄なシーン、演出がない。眠気MAXで開演を迎えたが眠くなるどころか目が覚めた。キャラのバランスもいいですね。ありえなくないようでありえない、いやでも起こりうるかもしれないその微妙な世界観、設定、そして説得力のある脚本。2日目を観ましたが女性verも見たいですね。経済もからめながらそしていつしか母親という普遍的なテーマに物語は色を変えていく。そのさまがみててとても心地よくまた共感することでより世界観に入り込めました。お気に入りの劇団となりました。森島縁さんの演技が特によかった。
『タガタリススムの、的、な。』
舞台芸術集団 地下空港
ギャラリーSite(東京都)
2013/11/14 (木) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
リピしました
2回見ました。
一度目はチケットプレゼントで。少し遅刻してしまったこともあってよく分からなくて。でも理解したくてその日のうちに予約して。Wキャストでもないのに。
こんなことは初めてです。
初めて見る舞台装置。あれは本当に計算された造りでした。
ブラインドの使い方も実に効果的。
役者が袖に下がるように、舞台下部に隠れ、夜の森をその声で表現する所もすごい。
役者と客の距離がとても近いので、熱が伝わってくる。あの客との距離でも、役者は全力疾走し、立ち回りもあの近さでするなんて…
脚本はやや難解。理解力の乏しい私は2回でやっと、という感じです。
でも分からなくても、また見に来たいと思わせるこの吸引力。
そして言葉は悪いが、足を引っ張っている役者がいない。
白とジッパーで統一された衣装も素敵。
秘密保護法案が話題になっている今この時期にこの公演を行うということも、評価します。
私と同じように、重ねて考える観客はいるのではないでしょうか。
SOU - 双・相・想 -
演劇ユニット ランニング
ザムザ阿佐谷(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
ネホリーとハホリー☆
(^0^)/
面白かったです。
『パンジーな乙女達』は、極上の短編推理サスペンス小説のような味わいの舞台☆
『終末の天気。』は、映画【アルマゲドン】的なテーマの壮大さと、身近すぎる学園生活をからめたSFコメディ!
役者さんたちも魅力的です♪
観劇日記をブログに書きました。
秋のソナタ
ぴあ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2013/10/25 (金) ~ 2013/11/03 (日)公演終了
満足度★★★
今注目の大好きな女優さんの一人、満島ひかりさんとベテラン佐藤オリエさんの二人芝居!
母娘二人、室内、次第に狂気に満ちていく濃密な芝居。
普通の会話が展開していくうちに、過去の話に至り、
激高した言葉のぶつかり合いから修復出来ない溝を
明らかにする。
お二人の演技でもう十分なところに、安物のB級ホラー映画
のような過剰な叫び声に少し興ざめ。
そういえば満島さんも「怒鳴るけれども上滑りしている」
ように感じるところもあった。
息をひそめて―シリア革命の真実―
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2013/11/11 (月) ~ 2013/11/17 (日)公演終了
満足度★★★
お芝居を
やる意味や意義は感じましたがお芝居としては面白いとは感じませんでした。
それではそれこそ無関心な人を取り込んだり周知していくのは難しいと思います。観劇というより大学に勉強しにいった感じです。
『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了
満足度★★★
感想抜けてました
すみません。うれしい悲鳴。
アマヤドリはもう少し小さい箱で観たいなと思いました。
内容が声を張り上げる芝居とはマッチしてないと感じました。
お芝居の内容は嫌いじゃなかったんですが主人公の女性の演技があまり好きになれなかった。
ギャラクティカ・めんどくさい。
劇団鋼鉄村松
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2013/11/01 (金) ~ 2013/11/04 (月)公演終了
満足度★★★★
壮大な宇宙戦争
壮大な話で、とても面白かったです。
水着のシーンが出てきて、とてもびっくりしました。
演技のテンポがよく、とても集中して観れました。