最新の観てきた!クチコミ一覧

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極彩色 vol.2

極彩色 vol.2

劇団虚幻癖

荻窪小劇場(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/13 (月)公演終了

満足度★★★

様々なストーリー
6つのオムニバスだったので、色々なストーリーがあり、それぞれにオチがあり楽しめました。が、身内向け(?)の舞台のように感じ、何となく余興というイメージでした。客席も一緒になって楽しもうという気持ちは感じましたが・・。裏公演との事なので、本公演になると違ってくるのかもしれないな?と思いました。

Short Act Battle Vol.2 決勝ラウンド

Short Act Battle Vol.2 決勝ラウンド

演劇集団ザ・ブロードキャストショウ(SABカンパニー)

Live Space B.SQUARE(大阪府)

2013/10/03 (木) ~ 2013/10/05 (土)公演終了

満足度★★★★

次々と
観ては採点して、観ては採点してが短いスパンで繰り返されて初めての経験は楽しかったです。
短い時間でもそれぞれオチがあって目を引くシーンがあって、勝ち残ってきたんだなーと感じました。

ある程度の教育【フリーカンパ制につき無料公演】

ある程度の教育【フリーカンパ制につき無料公演】

ポーラは嘘をついた―Paralyzed Paula―

B201 [早稲田大学学生会館](東京都)

2014/01/09 (木) ~ 2014/01/12 (日)公演終了

満足度★★★★

才能の輝き
 モノとの適切な距離感が、硬質で透き通った言語強度を生み出しており、モノローグの部分は、演劇シナリオというより詩である。パパとの会話になった時に、詩の呪縛は解かれるが、会話部分に詩的硬度を持ち込んだら、めくるめく作品になるだろう。それができるポテンシャルを秘めた作家なのではあるまいか? 今回は、其処まで、凝っていないので、星は4つにしたが、今後、大いに楽しみな才能である。

ネタバレBOX

人口抑制が急務である現在に近い近未来、子宮内では臍の緒で繋がった胎児が、言語学習、一般常識等を学んでいるが、彼女も実は16歳である。而も、未だ外界には出られないのだ。老子を目指しているわけではない。唯、許しが下りないのだ。とはいえ以上のようなことを言い得る程に外界とのコンタクトは取れており、彼女はパパを認識することもパパと交信することも可能である。そのパパから生まれ出る許可が、まだ下りないのである。
 通常10月10日で産まれるハズの胎児が、何故、16年間も子宮内に留まっているのか? パパが言うには、未だ早いのだという。だが、何故未だ早いのかは中々教えてくれない。良い子にしていれば産まれることができる、とも言うが、良い子にするとはどういうことか、良い子とはどんな子かは、考えると混乱をきたす。問答をしているうちに、パパは、少女がロボットなのだという。そしてロボットが問題なく外界に接触出来る為には、外界の総ての機器が、ロボットの構成機器とキチンとシンクロしなければならないのだと言う。そうでなければ、壊れてしまうのだと。だから出す訳に行かないのだと。こんな話を聴く前迄は、少女もパパを産まれるぞ! と脅かすこともできたのだが、この件を指摘されてからは、問題は自分の現実存在を破戒、即ち身体の死と考えるレベルで自由を選択することの重さが加わった。結果、自由とは、身動きならぬものであるというテーゼが現れてしまった。
 ファーストシーン、いきなり暗転した中でモノと触れあうだけで結晶化する認識と言語が、その結晶化に相応しい硬質な暗闇の中の水晶のような硬度を以て語られるのだが、その知育程度に於いて般化され、孤立の余り透き通ってしまったかのような胎児の目が見えるようである。
野良猫の首輪

野良猫の首輪

sons wo:

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2014/01/11 (土) ~ 2014/01/13 (月)公演終了

sons wo:「野良猫の首輪」
sons wo:を初めて拝見しました。

ネタバレBOX

友人2名はとても気に入っていたが、私の好みでは無い作品でした。

でも、
サイモン&ガーファンクルの「Bridge Over Troubled Water (邦題:明日に架ける橋)」を、こんなに美しく聞いたのは初めてだ。

この先、どんな作品を生み出していくのか、気になります。
スーホの白い馬みたいに。

スーホの白い馬みたいに。

劇団しようよ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/01/11 (土) ~ 2014/01/13 (月)公演終了

満足度★★★★

千年の都
 京の伝統と現在。

ネタバレBOX

 犬、ピーチの死に目に会えなかった少女は、ピーチが焼かれ、埋葬された後にも、中学校を抜けだして犬を探しまわる振りをする。それは、単に彼女が、犬の死を受け入れたくないという幼児性のためなのだが、兎に角、彼女はこの奇矯な行動を繰り返すことによって、界隈では噂の塵邸住人、コラピスおじさん(公園に出向いては子供相手に紙芝居を打ちコーラとカルピスの混ざったような色の液体を振るまってくれる所からついた仇名)の邸に入り込むことにもなった。結果、誰にも知られることのなかったおじさんの暮らしを知る。その生活とは、とうの昔に亡くなった奥さんの遺体と共に、暮らしている姿であった。
 一方、恋愛感情に走ると、完全に我を失い、嫉妬に狂って浮気をした相手を殺しかねない母を持つ少女は、故郷を離れ、都市に出た後、ストリートミュージシャン、たかしに恋心を抱く。が、その後ルームをシェアしたあかねと彼は恋仲になる。彼が2人の住む部屋を訊ねると約束していた日、到着が随分遅れ、あかねは不在であった。彼はあかねと結婚するつもりであることを女に告げる。その為に、音楽も止めるとも。
 これを知った彼女は、母親と同じように、好きな男を襲う。結果、たかしは失踪、行方は杳として知れぬ。26歳になっていた彼女は、その後行方を晦まし、実家玄関まで辿りつくが、恐らく其処で自殺を図った。
 ところで、コラピスおじさんの塵邸は火災で焼けてしまったのだが、この家、塵の臭気、虫、風による飛散等々で近所中の迷惑であった。この為、放火されてもおかしくない状況はあったのだが、火事のあった日、偶々、近くの河原で大学生達が、酒を飲み、花火をしていた。その為、火が引火したのではないかと疑われた。つまはじき者のことが問題になったのは、コラピスおじさんを地域住民として認め、復帰させようとしていた人が居たからである。
 然し、出火原因は異なった。近くの中学で生徒会長をしている誠がパシリに使っている石原が、体育祭に使う横断幕のデザインを申しつけられたが、焼け跡の灰から生まれ出るフェニックスを描く為に、大きな炎を実見しないと描けなかった為、放火したことが示唆されるのである。
 これらの物語が、殺人を犯す少女の話をメインに展開するのだが、同一の役者が何役かをこなしフラッシュバックの仕方が多少ランダムで、而もサブストリームは、中学生の話を中心に展開しながら、こちらも同一の役者があちこちにフラッシュバックしながら、様々な時を行き来するので、フラッシュバックの構造を見切るのに若干苦労を要する。が、話自体はかなり面白く、如何にも京都の学生らしいたゆたいを感じさせる。
 というのもミュージシャンが生演奏をしている一角を除いて、3方が客席になっているので、真ん中が演技スペースになるのだが、その中央に据えられた洗濯機は、少女が呪われた血を浄化する象徴でもある。彼女は、一度、汚れた血を浄化する為に、漂白剤を飲んで自殺を図ったことがある。そのような汚れと浄化を中心に置いて、周囲では、始まりと終わりに同じ歌詞の歌で手踊りが踊られ、それは恰も地域のルーティンと化した行事のように舞われるのだ。(ルーティンを表す意味で途中、何度かこの手踊りは挿入されている)
 これら日本の踊りのパターンである手踊りを伝統的ルーティンとしつつ、特権階級である学生が漂うように暮らしている雰囲気が、如何にも京都の学生生活らしいのである。

授業

授業

ハチス企画

アトリエ春風舎(東京都)

2014/01/11 (土) ~ 2014/01/13 (月)公演終了

満足度★★★

家畜
面白い。75分。

ネタバレBOX

以前観た「授業」はより会話劇なスタイルだったけど、こっちは動物的な女生徒(植浦菜保子)の妙な奇声が特徴的な作品だった。

四つんばいで猛禽類的な鳴き声を時折出す女生徒へものを教える教授(石川彰子)が、次第にヒートアップしてナイフで殺すという展開。教える側と教えられる側という上下関係の中で、まどろんでいく理性と人間性というような印象。
そもそも同等ではこの関係が生まれにくいため、当然上下のポジションになる。そこで、(記憶力はいいけど)アホな女生徒の苦痛を聞き入れずに、自分にのめり込む教授が非常に人間的に思えた。残酷という意味で。
夢も希望もなく。

夢も希望もなく。

月刊「根本宗子」

駅前劇場(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動しました
油断して軽い気持ちで観に来ましたが、観終わって頭をガツンとやられました。ラストは鳥肌立ちました。凄い。根本宗子は確実に進化している。これは見逃してはいけないやつです。一言だけ具体的な事を言うなら、大竹沙絵子さんがとてもいい。

夢も希望もなく。

夢も希望もなく。

月刊「根本宗子」

駅前劇場(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった!!
根本さんの作品は初めての観劇!
リアルな人間が描かれていて良い意味で『うわっ、ひどっ!』って想える部分が多々あるなか、劇団の座長さん役の方や、隣人さんとかのコミカルなキャクターに爆笑してしまった笑
舞台上にいる役者さんが魅力的な役を演じてたのでとても素敵でした!
あと長井さんのお芝居が好きだった笑

売春捜査官〜ギャランドゥ〜/熱海殺人事件〜友よ今君は風に吹かれて〜

売春捜査官〜ギャランドゥ〜/熱海殺人事件〜友よ今君は風に吹かれて〜

JJプロモーション

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2014/01/07 (火) ~ 2014/01/12 (日)公演終了

両方見ました♪
2014年の観劇はじめに、良いものが見られました♪

ネタバレBOX

「売春捜査官」
出だしからグイグイ引き込まれてワクワクしながら見ていました。
役者さんと演出さんの魅力が合わさって、桜田さんのオリジナル作品になっていたように思います。
ラストの爆音の演出は賛否分かれるかもしれませんが、私はすごく好きでした。
あの一瞬の表情が忘れられません。
個人的には三浦さんを久しぶりに見られて嬉かったです♪


「友よ、いま君は風に吹かれて」
「なんか、もうわかんなくなっちゃった…」は、オリジナル演出でしょうか。すっと入ってきました。
全体的に若いメンバーを、部長が支えている感じがしました。

それにしても、渡辺トオルとか市村正親と安達祐実足して2で割った顔とか、納得してツボでした(笑)
幻夜

幻夜

観覧舎

OFF・OFFシアター(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/13 (月)公演終了

満足度★★★

自由って
登場人物の姿や時代がばらばらなので理解がむずかしい。

アフタートークが理解の助け船となりました。

会場時から、とあるキャストがなにかやってます。

ネタバレBOX

現実シーンは最初のほうのほんの少しであとは妄想があちこちとっちらかった断片で構成されている。

中野あきのふみはずーと幼少期だそうなのでそこを意識すると何か見えてくるのだろうか?

夢も希望もなく。

夢も希望もなく。

月刊「根本宗子」

駅前劇場(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

女子たちに明日はない?
 この舞台、強引だが一言で表すと「だめんずに
振り回された女性たちへの応援歌」だと思った。
 テレビ番組「マツコ&有吉怒り新党」風に言えば、
原作・演出をやってのけた根本宗子氏は、この舞台で
「新3大・だめんずにてんてこ舞いする女性を描かせたら
ピカイチな作家」の1人になったと言っても過言では
ない。ちなみに、他の2人は西原理恵子と倉田真由美。
 根本氏の実体験が反映されているのかいないのか
定かではない。チラシには「私の想像を絶するような
悪い人にも人生で数人会いました」と彼女のコメントが
書かれていた。その数人の中にだめんずがいて、
この舞台の肥やしになってるんじゃないかと強く想像
してしまうほど、リアリティを感じた。

 拙者が根本氏の作品を好きな理由は凄く「リアリティ」を
感じるからだ。先に述べただめんずの描写、そして
何と言っても、リアリティ溢れる女性たちの台詞。
 40年近く生きてきて、いまだに女心の何1つ
分かっていない拙者だが、ファストフード店で聞こえてくる
10代から30代程の女子同士の会話が、舞台の上でそのまま
再現されているような感覚にさせてくれる。
ほんの些細な話題でも途切れる事のない女子トーク。
会話が噛みあっていなくても延々と続き、喜びや怒りや泣きや
笑いが起きて共感し合っている不思議なおしゃべり。おじさんで
さえも「こんな会話よく聞く」と納得してしまう。その台詞の
1つ1つに今の若い女性の感性やら習慣やらも表されて
いるのだと信じさせられる。現実的過ぎると逆に見る層が
限られ視聴率がとれないので型にはまった台詞しか
聞こえてこないテレビドラマには絶対に出せない味だ。

 この舞台は、現在と10年前のお話が同時に進んでいく
面白い仕掛けだ。
 主人公・ちひろは10年前(福永マリカ)は女優を目指す
20歳の劇団員だった。オーディションの最終選考まで
残るほどの才能の持ち主。恋人で作家の卵である優一
(水澤賢人)と同居している。が、女優としての才能を
優一に妬まれた事から、彼への愛情を貫くため、幼馴染の
橋本絵津子(根本宗子)の制止も聞かず夢を諦めてしまう。
絵津子は優一のだめんずさを見抜き、ちひろは幸せに
なれないと確信していたのだ。
 それから時が経ち、現在。いまだに夢に固執しているが
努力を全くしていない優一(郷本直也)。
彼のためにOLになり生活費を稼いでいるが、
焦燥感を募らせるちひろ(大竹沙絵子)。
いつか彼が幸せにしてくれると思いながらここまで
きたが、一向にその気配はない。
まさに彼女たちの今や未来に「夢も希望もな」い。
いつしか2人の心の間には大きな溝が出来ていた。

 この優一という男、絵に書いたようなだめんずだ。
自分勝手で彼女の事は全く考えず、困った事があると
必ずちひろが助けてくれると思っている。自らの
怠慢を責められると論理破綻している言い訳ばかり。
自分のために尽くしてくれる彼女の行為を「重い」と
言ってのけてしまう。だめんずだという自覚が全くない。
10年という歳月は彼のだめんず度をパワーアップさせた
だけだった。残念ながら、現実社会でも、いるなあ
こういう男。
 拙者自身もだめんずだが、自覚があるだけ優一よりは
ましだ。そう信じたい。
こういうの五十歩百歩というのかもしれない。

 つくづく女性は強いと感心させられる。好きな人の
ためなら夢さえも捨てられる。男性ならそうはいかない。
 その強さがちひろにとって仇となってしまった。
優一のだめんず度が上がるたびに、彼女が捨てた夢や
失ったものの大きさに観客は気付かされ、
切なさが増幅する。

 こうストーリーを淡々と書いただけでは救いようがないが、
至るところに笑いが散りばめられている。根本氏の笑いは、
受けを狙うために仕掛けられた笑いだけでなく、「こういうの
あるある、こういう人いるいる」と思わせてくれる笑いが
非常に多い。笑いにもリアリティが満載なのだ。
誇張し過ぎ、という部分ももちろんあるけど。

果たして、ちひろと優一には大逆転の幸せな結末が
待っているのか?
「応援歌」って書いてあったからハッピーエンドだろ?と
突っ込まれたあなた。それは見てのお楽しみ。西原作品の
ように、暗闇の中で傷口に更に塩を塗って、さあ前に進め!っ
ていう応援歌もありますぞ。ただ、前に進んだからこそ
暗闇のその先に、その隣に、光が見えてくるのかもしれない。
今まで見た事もない光が。

 客席の反応を見て、やはり共感できたからか、ほとんどの
女性のお客さんは満足した顔をしていた。男性のお客さん
にも好評のようだ。ただ、その中にはだめんずなのに
その自覚がない人も混じっているかもしれない。
そう想像すると、また心の内でクスクス笑えるのであった。

【公演終了】ステロタイプテスト/パス

【公演終了】ステロタイプテスト/パス

The end of company ジエン社

d-倉庫(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/14 (火)公演終了

満足度★★

魅せたいものがなんなのか?
他のみなさんが言うとおり、何が言いたいのか?みたいなモノは正直私にもわかりませんでした。ただ、割りと最近よく見かけられるような多重会話の積み重ねという手法でどういう効果を見せたかったのかが私にはわかりませんでした。

ネタバレBOX

特に今回はとてもリズムが心地よく、逆に役者さんはとても振付けのような、歌のような台詞になってしまい、自然な会話などを求めたのでしょうがとても不自然に見えました。全員が人形のような。だからそこに心がなく、見ていて、舞台上にいる人がそこにいるのではなくそこにいる役者個人に見えてしまい残念。

ストーリー、メッセージなどは別に無くてもいいとは思います。が、ねらいはあった方がいいのではないでしょうか?

震災を匂わすような表現がありましたが、モチーフとしては必要ないように感じました。最近多いですねこういうのが。震災の影響が大きい芝居内容でないのであれば、ただの雰囲気芝居になってしまうのが残念です。ただ意味深なだけ。

ビジュアルに洗練がない。特に衣裳。同じ人を数人で演じるイメージとしては衣裳のチョットした違い、またはちょっとした被り(同じところ)のバランスが悪い、というか多分考えられていないだけだと思いました。ちょっとは気にした方がいいと思います。
人魚の夜

人魚の夜

青☆組

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

本当にすばらしい舞台!!
HIKAさんに心から同感です。
加えて、音楽は吉田小夏の作詞作曲によるという
校歌のみなのに、観る者を舞台に引きつけて
離さない。吉田小夏の言葉の力のすごさだろう。
随所に新しい試みも感じられ、ますますこれからも
楽しみだ。
はまり役の渋谷はるかは、その魅力に女の私でさえ
惚れ惚れする。男性にはたまらないのでは… 

  P.S. うさぎライターさんのネタバレBOXがすばらしい!舞台を思い出して、ふたたび感動!

人魚の夜

人魚の夜

青☆組

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/20 (月)公演終了

満足度★★★★

名言
美しく儚い設定で語られる、これは受容と再生の物語に見える。
受け入れ難いことを受け入れるとは、わかっているのにこんなにも難しい。
陸に上がる魚たちは、その思いの強さから荒っぽい方法を取るが
人間は曖昧な表情で途方にくれている。
シュールな展開もあるが安定した構成、
藤川修二さんの熱演と荒井志郎さんの繊細なたたずまいが魅せる。

ネタバレBOX

5度の大きい戦争のあと、男しか生まれなくなって
男たちは魚を嫁にした時期があった…という昔話が語られる。
魚の嫁たちは雨が降ると陸に上がって男のもとに通った。
逢いたい気持ちがつのると、魚たちは雨が降るように祈り、それは時に強い台風となる。
だからこの町は雨の日が多いのだ、と言い伝えられる地方が舞台。

2年前台風の日に行方不明になった冬子(小瀧万梨子)の靴が発見され
夫の孝博(荒井志郎)の手により、役所で正式に死亡届の手続きがされようとしている。
冬子の父で元教師の正彦は、その孝博と二人で暮らしていた。
少年時代の正彦が慕った合唱部顧問の先生(渋谷はるか)や
冬子の妹春江(大西玲子)、ある事件から家に出入りしなくなった夏雄(井上裕朗)ら
正彦をめぐる過去と現在が行きつ戻りつしながら葬儀の日を迎え、別れの日が訪れる…。

ある日突然理由もわからないまま誰かを喪うという喪失感を共有する人々。
夫も、父も、兄妹も、みなそれぞれが互いを思いやって暮らしている。

無理強いをせず、誰かの気持ちが動くのを待つタイプの進展がむしろ新鮮で
けじめをつけてこの家を出ていこうとする孝博の静かな動きや
その孝博を慕って世話を焼く春江のかいがいしさ、
言葉にならない心情が静かな立ち居振る舞いと何気ない日常の会話に溢れている。
こんなにも豊かな表現を、日頃私たちはきちんと見ているだろうかと思う。
言語化されたことのみを取り沙汰し、その他の表現をないがしろにしていないだろうか。

少年期と老年期(この間が全くない)を行き来する正彦役の藤川修二さんが熱演。
この父はこの後も淡々と生きて行くのだろうが、その寂しさが胸に迫る。
取り残された夫を演じた新井志郎さんの繊細な台詞とたたずまいが魅力的。
理由探しと思い出の反芻に明け暮れる夫の日々が思われて切ない。
「お父さんはこれからどうするんですか?」と尋ねながら涙がにじんでいたシーン、
再び取り残される父親を思いやる切実な問いかけにもらい泣きしてしまった。

溌剌とした合唱部の顧問として指導する反面
「あの先生は魚だ」と噂される小波先生を演じた渋谷はるかさん、
キレの良い台詞と凛とした姿勢が素晴らしく、不意に見せる妖艶な表情との
落差がインパクト大。

夏雄が、死んだ冬子と交わした手紙が良かった。
率直に結婚の幸せをつづる手紙に対して、葬儀の時にやっと返事をしたためる兄。
平易な言葉で語られていて、演じる井上裕朗さんの朗読が泣かせる。
登場人物の言葉の中で、この2通の手紙が最も素直だ。

少々パターン化してきた感もあるが、青☆組のこの安定感と上品さは貴重だと思う。
お膳に並んだ湯気の上がる味噌汁や、何度となく淹れられるお茶などが
シュールな設定の中で日常を際立たせる。
ちょっときれいにまとまり過ぎな人間関係も、
“わたおに”みたいな丸出し会話に辟易する私としては心地よく聴ける。

それにしてもこの上品な作品の中で、ひときわ光る台詞を書く吉田小夏さん、
「女は魚と同じ、釣ったり買ったり拾ったりするものだ」というこの言葉は
女を男に入れ替えても、けっこう名言だと思う。



野良猫の首輪

野良猫の首輪

sons wo:

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2014/01/11 (土) ~ 2014/01/13 (月)公演終了

満足度★★★★

sons wo:「野良猫の首輪」観ました
 カゲヤマ気象台さん、パズル星団「短篇集 サランツェツェグ」で共演した芋さん(静岡・浜松市出身)の後輩だそうです(驚)
 京都造形芸術大で杉原邦生クラス「転校生」を観た後、京阪本線で移動。芸術創造館の最寄り駅へほぼ直通♪


 好きか嫌いか聞かれたら「好き」だけど、面白いか否かを問われたら言葉に詰まる。。。

 人形劇かゲームのNPCのような、強い意志を感じさせない動き。
 脳内電流のような、即物的で修飾されない台詞・発語・やり取り。


 チェルフィッチュを連想するも、よりプリミティブで抽象的な印象。
 子供の落書きのような風景。
 脳内世界(夢、白昼夢、妄想、既視感)の不気味な手触りを全身を使って掻き分けるような、不安な感覚。


 「転校生」もそうだったけど、こちらも、本来の舞台と逆転して演技スペースになった階段客席が、私たちの物理と一線を引いた別世界として当然のように存在。

 舞台上の観客席周辺に展示された、現代美術作家の作品も、コンセプトが哲学的で興味深い(芝居で使われなかったのが残念)



 じつはいまだに、何だかよく分からないけれど、世界を探る様々な手法の可能性を感じさせる、観た意義のある作品でした。

さらば我が愛しのワナビ舎

さらば我が愛しのワナビ舎

劇団犬鍋ネットワーク

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2014/01/12 (日) ~ 2014/01/13 (月)公演終了

満足度★★★★

二度目の犬鍋さん
夢をめぐる物語でした。今回もキャラがはっきりわかって見やすかったです。

人魚の夜

人魚の夜

青☆組

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

繊細で自然
世界観の造り方が、半端なく上品
時代が行ったりきたりするのに全く違和感なく入ってくるし
台詞のない芝居でも心の声が聴こえてくるような
間の使い方が上手い。

100分の上演なのに2時間半の公演を観たような感じ

綺麗なのに残酷で、それでいて後味が悪くならない
とにかく 衝撃を受けた。


次の公演も行きたい!

檻の中にいるのはお前の方/机の上ではこちらが有利/随分と線引きの甘い地図

檻の中にいるのはお前の方/机の上ではこちらが有利/随分と線引きの甘い地図

電動夏子安置システム

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★

大きい赤。
→つづく

ネタバレBOX

3ツめ最後の大きい劇場にて
全体図が繋がる
3ツ観れて良かった
檻の中にいるのはお前の方/机の上ではこちらが有利/随分と線引きの甘い地図

檻の中にいるのはお前の方/机の上ではこちらが有利/随分と線引きの甘い地図

電動夏子安置システム

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★

小H
『檻』
→つづく

ネタバレBOX

昨夜の『机』と繋がった!
檻の中にいるのはお前の方/机の上ではこちらが有利/随分と線引きの甘い地図

檻の中にいるのはお前の方/机の上ではこちらが有利/随分と線引きの甘い地図

電動夏子安置システム

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★

(祝)初日
先ずは中H黄色で『机』から始めてみる
→つづく

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