最新の観てきた!クチコミ一覧

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通底器

通底器

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

pit北/区域(東京都)

2014/03/26 (水) ~ 2014/03/31 (月)公演終了

満足度★★

海賊さんの原点とも云える作品だそうで
う~ん 自分には合わなかったなぁ・・・ すまんです

公開ゲネということでしたが、役者さんがカンだりもせず。
前説さんがカンペ読んでたくらい?

特に合点のいかないところは無く普通に作品を観れたのですが、
(眠気は少々生じましたが)
オチも多分こうなんだろうと推測しやすかった約2時間。

ネタバレBOX

言葉で紡いだアングラ系の芝居と感じてしまったデス
・・・少々苦手な分野でもありホント超個人的に好みでなかったと・・・

白と黒の風子とか動画の投影とか、見せ方とかも面白いとは思ったが。
劇場入り口から舞台までの道のりの方が、
もっと面白かったとか思ったりして(^^)。

人間の経験や意識時間を取り除くという手技があり、
そうして除かれた人という器の底にある人類共通の意識をむき出しにするのがタイトルの通底器という話で。(コップに入った砂と空にしたコップの説明が理解し易かったです)その底には不思議の国のアリス=青い服を着た少女がいて会話もできるが、その底に到達した者にしか見えない。底に達した者には必ずアリスが現れるという設定です。その方法を思いついた学者も被験者も銃で撃たれたり撃ったりしてしまうという怖い話・・・。

過去話と今の話が交互に語られていくところとか、ちょっとわかりにくいかなぁと感じました。

ちなみに「スプリガン」とゆー漫画のエピソードのひとつに、超古代文明の精神兵器で人の心を白紙に戻すというのがありました。それでリセットされた人々を一つの宗教色に染めて爆発的に勢力を延ばしたというのが似てますかねぇ・・・。まぁこの漫画ではアクションも楽しめましたが。
HIDEYOSHI

HIDEYOSHI

はっぴぃはっぴぃどりーみんぐ

ワーサルシアター(東京都)

2014/03/25 (火) ~ 2014/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

■変幻自在なる時空間を駆け巡る疾走感と人情
■現在と過去と未来が交錯しながら「今」を真摯に生きる人間の可能性を示してくれる物語の展開が興味深い。

 それぞれの役者の素質を活かす絶妙なキャスティングも成功している。役者たちは、それぞれの技量を活かしながらも、常に相手の動きを理解してチームとして見事に立ち回る。殺陣の疾走感と男性役者たちの人情味あふれるふるまいが爽快でかっこよい。女性役者たちの芯のつよさと洗練されたたたずまいも見事で、かっこよい。

 音楽も美術も小道具も照明もバランスがよく、全体の流れがうまく統一されていた。今回の演劇作品は、総合的に見事な構成によって大成功している。あらゆる要素を美しく整えてまとめあげるという意味で、すぐれた脚本の力によるところが大きい。 板張りの背景は最小限度の装飾だけで、結局は役者ひとりひとりの演技力が観客の想像力をかきたてていることで無限の世界が広がるように工夫されている。

 観客の気持ちをあたためて幕が閉じる。人間の可能性を信じることのよろこびを実感させる舞台である。役者さんそれぞれの「いちずさ」が魅力的であった。うらおもてがまったくない、まっすぐな人間性が、この劇団の特長なのだとおもう。今後も期待している!

ヒネミの商人

ヒネミの商人

遊園地再生事業団

座・高円寺1(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/30 (日)公演終了

満足度★★★

再演だけど初見。
初演が21年前の作品、の割りには感覚が今に通じてる部分が多かったような。具体的にその感覚が何か、と問われば上手く言えないんだけど。
お金の価値と何気ない日常会話だらけの生活と、ほんのちょっとの出来心を淡々で、ふわふわ見せられた感じ。
黒電話と、会話している時にたまに聞こえる効果音のような低い音楽が印象に残った。
自分の理解度が低いため、宮沢さんの作品は好みが分かれるけど、今作は好き。
約110分。

ネタバレBOX

道に迷い続ける女性、何かの示唆のように急に重くなる石と徐々に狂っていく渡辺、自我が強そうな叔母さんとか。
「ウルトラ」って、表沙汰には出来ない物なんだろうなー、なんかそれも不気味でした。
1bitの深呼吸

1bitの深呼吸

劇団銀石

ギャラリーLE DECO(東京都)

2013/12/10 (火) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

一見恋愛ドラマ風ながらしっかり哲学系SF
シリーズ第1、2弾とはうって変わって一見フジテレビの恋愛ドラマ(「恋ノチカラ」とか)風ながら、哲学系SFもしっかり含まれ、なおかつ「あるトリック」でアタマが心地好く混乱する快感もアリ。
さらに「最後の曲」を知っているだけにイントロで(心の中で)大笑い。面白かったぁ♪

昭和歌謡コメディ~築地 ソバ屋 笑福寺~

昭和歌謡コメディ~築地 ソバ屋 笑福寺~

昭和歌謡コメディ事務局

ブディストホール(東京都)

2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★

昭和のお芝居
お芝居はまさに昭和の作り方で、懐かしく拝見しました。
歌謡ショーはトークも交え楽しい雰囲気だったのですが、少し時代が違うため、歌った曲を全く知らなかったのが残念でした。

痒み

痒み

On7

シアター711(東京都)

2014/03/25 (火) ~ 2014/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

野生化のススメ
プロローグからものすごいインパクトを持ってスタート。
ぐいぐいステージに引き込まれる。
いったいなんなんだ、これっ。
冷静沈着に観ているのに、動揺がとまらんっ!

というのも女優7人の集中力と魅力度の高さが際立つ。さらには脚本の緻密さ、発想の豊かさ。ダブルショックはラストまで。観終えたあと、しばらく動けなかった・・・(涙)
これはかなりイケます。
音楽効果も手伝って、今夜は興奮のあまり眠れません。
飛ばしていくよ!(by矢野顕子)の心境・・・

音楽劇「Brother Moon」

音楽劇「Brother Moon」

ミュージカルグループMono-Musica

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

言葉では言い表せない美しさ
期待通りの・・・いえ、想像をはるかに上回る美しさでした。1シーン1シーンが、まるで切り取られた一枚の絵のよう。それが織り重ねられて、物語を紡いでいるという印象です。シンプルながらも丁寧に作られた世界観のクオリティの高さ、衣装・装置・照明・出演者、すべての表現による視覚的な美だけでなく、音に対するこだわりも強く感じられます。音響のバランスが素晴らしく、観客は自然に物語の世界にいざなわれます。
登場人物達の人間性と感性と個性、各々の優しさと哀しさと強さ、それをひけらかすことなく、むしろ秘めることでかもし出す、その絶妙なバランスが何とも言えず、観る者の心を惹きつける。
彼らがそれぞれが背負う罪に共感しこそすれ、誰しも咎める気にはならないでしょう。少年たちの心がどこまでも純粋であるが故に、残酷な現実や罪すらも、これほどまでに美しい物語として昇華させることができるのかもしれません。おそらく、これが少女達の話となると、また違ってくるんでしょうね。

組曲『演習』

組曲『演習』

ENBUゼミナール

シアター風姿花伝(東京都)

2014/03/25 (火) ~ 2014/03/26 (水)公演終了

満足度★★★

これから!
短編集でしたが、面白いと感じたストーリーもあったし、そうでないものもありました。一番良かったのは、天使のお話で、演者の演技も良かったし心が温まりました。皆の一生懸命さを感じ、これからどんどん活躍出来るよう頑張ってほしいと思いました。

どっかこっか

どっかこっか

さるしばい

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い!
2本の公演を交互に観ているような違和感があり、なぜと言う疑問符がまとわりついた。しかし、終盤での以外な展開でその思いは氷解する。本当に見事な結末で感動した。プロットは地元の幼馴染による青春ストーリーかと…。基本的にはそうだが、最後はキュンとさせられ、見事な裏切られかたが心地よい。
また、登場人物のキャラクター設定が上手く、役者が見事に演じていた。
ただ、旅行中の若い女性(青春ストーリでない方の重要人物)の心情描写に不満が残った。女性の生い立ちにもう少し切実・緊迫感のある状況説明が必要ではないか。単なるセリフでの説明では感情移入ができなかった。その点だけが残念だ。
舞台設営は見事で、地方の小都市における駅舎(廃線)をうまく作り出していた。音楽等の効果もすばらしく、本当に好公演であった。

学校の催眠室

学校の催眠室

enji

OFF OFFシアター(東京都)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白い!
2時間近い公演だが、面白く見応えがあった。タイトル「学校の催眠室」とは違う舞台美術だ。それは観てのお楽しみだが、結構凝っている。
脚本は当初のものを捨て…、本公演内容へ変更したとか。脚本・演出は面白いが、役者の演技が良かった。登場人物のキャラ設定が十分伝わる演技で、見入ってしまった。当時の斜陽産業の実情、社会状況から、人間の内面(本音)を抉る描写まで、全てにおいて魅せられた。
公演全体はコミック仕立てだが、その底にある問題提起は鋭い。本当に堪能しました。

痒み

痒み

On7

シアター711(東京都)

2014/03/25 (火) ~ 2014/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★

ああ ラフレシア
真ん中に奈落のような穴を見せたそれを見たとき 私は アマゾンの奥地に咲くという巨大なラフレシアの花を連想しました

最初の女優さんのシャウトから 不穏な嵐を感じさせる舞台
若く魅力的女優さん7人競演とあって男性観客の割合が多かった気もしますが 女同士の毒満ちた会話に ドカンドカン笑ってたのはやはり女性、、もちろん私も!

女の嫌らしさ、毒々しさ、ずぶとさ、ずるさ

よく描けてるなあ!


新劇女優 のかたたちですが こんなアナーキーな暴れかたするんだ いや、正統を踏まえてるからこそできる破調、見掛けはお嬢さんなのに雄々しいほど小気味いい暴れっぷりです

渋谷はるかさん こんなコミカルな役も!

ファンになりました

ネタバレBOX

7人が、ばーさんになってからの 程よく毒ぬけてふっきれた感じが楽しかった。

あんなふうに自分のことを笑い飛ばせるばーさんになってみせるぞ
部屋の中

部屋の中

梅パン

遊空間がざびぃ(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

役割とは…
 セリフにもあるが、人は何らかの「役割」を持って生きていると・・・。さて、人命救助に貢献したが、不倫の秘密があり、それを隠蔽するドタバタ騒動が描かれている。人命救助によって「ヒーロー」になるが、それが「役割」なんだろうか?ここでは、職務上の立場による活躍(当たり前の行動だが)と「役割」が混同している気がする。立場が無くなるから奔走する、そんな姿ではないだろうか。「役割」というテーマというか言葉にとらわれ過ぎた感じを受けた。
 しかし、ストーリーは面白く、テンポも良かった。何よりも役者の演技(熱演)が印象的だ。今後の公演が楽しみである。

痒み

痒み

On7

シアター711(東京都)

2014/03/25 (火) ~ 2014/03/30 (日)公演終了

満足度★★★

異空間
開場したら目に入る舞台美術にわくわくさせられます。
いきなり痒がるプロローグは最高に笑えます。すばらしい演技力!
女子会トークも、こんなんだよな~ってメンドクセーになります。ここも面白い。
演出はユニークでよかったんだけどプロローグ後がつながらなかった感じ。
怖い「女」は僕にはいまいち伝わらなかった。それ以上にコメディ色が強かったから。それともやっぱり僕は鈍感なのかな。
それでも全編においてコネタの使い方は面白かった。衣装も・・・ひみつ♪
美人さんが7人もそろっているので舞台に華があります!
僕の好みは、ベッキー(みたいな感じ)と涙ほくろ。
みんなきれいなのに体張ってるよーーー。
劇場にフライヤーのきれいな写真が貼られてるので、そちらもチェックしてみてください。とてもステキですよ。

刀と天秤

刀と天秤

JACROW

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

JACROWらしい闇と愛
これまでにも、
社会の闇やひずみの中で必死に生きる人間像を
斬新、独特なタッチで描き出す
JACROWさんの作品とあって、かけつけました。

「ジャクロウ、ナンバーセブンティーンハーフ」
のユニゾンが劇場に響き渡った瞬間、
心がにわかに動き出し、心地よい緊張が高まりました。

「侍」をテーマに三つの劇団が作品を競う
それぞれの40分。

観劇後に感じたのは、
これは三つ合わせて一つの主張を完結させた、
オムニバス作品だということ。

現代日本人の心の闇に棲む
「侍」という幻影を蘇らせる斬新な試み。

その中で、JACROWの『刀と天秤』は
異彩を放つ秀作だったと思います。

東電OL殺害事件。
未だ解決を見ない闇の迷宮に挑んだ舞台。

ノンフィクションの悲惨な事件を
克明に描き出した舞台を観るのは初めてだったので、
覚悟して観ました。

でもなぜ「侍」とOL?・・・と疑問に感じていたら、
幕末の志士、土方歳三と
職場で「副長」と呼ばれていたOLが重なりました。

自らが思い描く明日に相応しくない者は、
容赦なく刀を振りかざし、その時代に独自裁判を下した
新撰組副長、土方歳三。

父親との偏愛に結論を見い出せず、
死に別れてしまった、虚無感や怒り、哀しみを、
自分の母親や、ただ性欲に溺れる男達にぶつけるようにして、
ひたすら自傷行為を繰り返すOL。

一晩に4人、と自らに課したノルマは
4人を「斬る」ということ。

なんと自虐的で、むなしく儚い怒りと哀しみの慟哭であることか!


終始、能面のような表情の母親の心の闇に潜む
悪魔の存在に気づいてしまった後半、
現実の審判の下される恐ろしさを感じてしまいました。

劇作家による解説は
この作品にとっては、唯一の救いだと思いました。

主演女優と青年の舞台上における着替えのシーンは、
この作品の生々しさと、肌を通して交わされる体温を
客席に伝えるためには、必要な場面だと感じました。

決死の舞台に、侍魂を魅せて頂きました。







農業系Rockミュージカル「いただきます!~歌舞伎町伝説~ 」

農業系Rockミュージカル「いただきます!~歌舞伎町伝説~ 」

dramatic department

新宿FACE(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★

食育
歌舞伎町で作業着にゴム長靴のダンス!!意外性が楽しい。出演者のレベルも高い。出来れば大人より子供達に見せたい舞台。食べ物の価値、食べ物を作る努力、食べることの喜び、とてもよく伝わる内容だったと思います。

3番目の恋人(終了しました)

3番目の恋人(終了しました)

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/04/02 (水)公演終了

満足度★★★★★

男心VS.女心・・・甘くてほろ苦いカクテルのよう
エビス駅前バーの、小粋でハイセンスなあの空間に
ピッタリの、素敵なラブコメディー♪

二人のささやきが心地よく響き、
揺れ動く二人の恋心も手に取るように感じられて、

大人なら、かつて誰もが経験した、
甘酸っぱくて、ほろ苦い
あの日々に迷い込む、濃密なひと時☆

登場人物、一人ひとりがとっても魅力的!

みんな、みんな、上手く行きますように!
そう祈りながら見守っていたんです!

島田店長!恋の占い、
これからもずっと続けてくださいね☆

「願い」と「現実」の狭間に迷う者達にとって、
お店の名前と店長は、
救世主なのかも知れないのですから☆

ヒネミの商人

ヒネミの商人

遊園地再生事業団

座・高円寺1(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

あれやこれや
なんですよ。背中に何か…、こういの何て言うんだっけ…、そう!感想もこういうの何て言うんだっけと思わせる…好き。色々なことを試してくれる遊園地再生事業団だから、宮沢章夫でなければできない公演だと感じました。満足。

「夕焼けの唄」

「夕焼けの唄」

カワグチプロヂュース

ART THEATER かもめ座(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

王道ホームコメディ+α
長男夫妻と下肢に障害を持つ長女、高校生の次男、さらに次女夫妻も押しかけて来ている家に起こる騒動…な王道の昭和ど真ん中ホームコメディ。
…でありながらも、不妊・避妊に関する部分や長女の障害などは現代的。
そんな部分がただ笑えるだけの甘い作品にしない佳きスパイスとなっていたと言えよう。

ネタバレBOX

なお、終盤で「あの長女も将来デヴィ夫人のようになったりしないだろうか?」と危惧したが、エピローグでそれが杞憂とワカり安心。(笑)
monodrama -モノドラマ-

monodrama -モノドラマ-

彗星マジック

LIVE&CAFE BAR PLACEBO(大阪府)

2014/03/22 (土) ~ 2014/03/22 (土)公演終了

満足度★★★★★

体当たりをされているように、面白い
米山真理さんの二つの一人芝居を観て 体当たりをされているように感じた。 彼女の動きは、舞台の大きさと、その中で自分がどの位置にいるか、きっちりと把握して動いています。 普通は縦横に動くのが多く見ますが、彼女は、舞台を斜めにも動いて走って 回って 踊って、その分 他ではない躍動感が生まれます。 おそらく本人は、特別には、感じていないでしょう。  この距離で、この物語で 体当たりをされているようでした、 完成された最高に面白いお芝居でした。

組曲『演習』

組曲『演習』

ENBUゼミナール

シアター風姿花伝(東京都)

2014/03/25 (火) ~ 2014/03/26 (水)公演終了

満足度★★★★

やはり演習か
卒業生のためには長編をやり遂げさせてあげた方が良かったのではないかと思いました。

ネタバレBOX

当日パンフレットによると、準備体操のようなシーンも入れての12編の短編集。

良く言えばほさかようさんのエッセンスが詰まったものとも言えますが、悪く言えば過去の作品から小品を寄せ集めてきただけのようで、新鮮さや、今回のために、卒業生のためにという熱意は感じられませんでした。

男女間の嫉妬を描いた話かと思ったら幼児に対する母親の感情を表現したものだったというヘンゼルとグレーテルを元にした話は記憶が曖昧ですが、女社長と秘書の話は鮮明に覚えています。

メールの語尾の「ね」などを愛情と考え、プロポーズされたように思い込む女性の話とか、浮気の兆候通りの行動を取る彼女の話、先ず身近なものを書いてみるといった話も記憶にあります。最後まで行くと悲しいので途中までを延々と繰り返すロミジュリは、まさに『深海のカンパネルラ』と同じです。

皆さん、受講生から役者あるいは作家・演出家へ進まれるということですが、演技力は備わっていたと思います。

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