最新の観てきた!クチコミ一覧

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No Sing, No End!

No Sing, No End!

メトロンズ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/09/10 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

川上友里さんが初客演された梨の話
11日までユーチューブで無料配信中
お薦め

ペドロ・パラモ

ペドロ・パラモ

人形劇団ひとみ座

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2026/03/04 (水) ~ 2026/03/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

1955年、メキシコのフアン・ルルフォが書いた『ペドロ・パラモ』はマジックリアリズム(魔術的リアリズム)の元祖的作品の一つ。60年代、世界的にラテンアメリカ文学ブームを起こしたガブリエル・ガルシア=マルケスは1961年にこの本と出会い人生が変わったと言う。感触としてはアレハンドロ・ホドロフスキーの『エル・トポ』やアンドレイ・タルコフスキーの『ノスタルジア』の感覚。ジム・ジャームッシュの『デッドマン』とか ロビン・ハーディの『ウィッカーマン』も思い出す。円環構造の中を生者と死者とが彷徨い続ける。母の遺言で滅びた町に父に会いに来た主人公。父はもう死んでいた。町の住人から父の話を聞く。少しずつ謎が明らかにされていくようで主人公は更に霧の奥深くささめきの中に迷い込んでいく。好きな人には堪らない作風。

頭部と上衣だけの人形。それを背後から操る人形遣い達はスター・ウォーズのジャワ族のような出で立ちで忌まわしい。人形美術を担当した浦部裕光氏がMVP。味のある一人ひとりの顔の造形の文学性は物語を奥深く精緻な物とし、のめり込んで観るに値する。あらかじめ録音された声に合わせて人形を動かすスタイル。客席通路を歩く時は実際に喋っているように聴こえた。

母親のドロレスが死んだ。遺言を受けて、息子のフアン・プレシアドは会ったこともない父親ペドロ・パラモの住むコマラの街へと旅に出る。途中、ロバ追いのアブンディオと行き合う。アブンディオはペドロ・パラモはもう死んでいること、自分も彼の息子であることを告げる。コマラはゴースト・タウンと化していた。娼婦宿の酒場で母親の親友だったエドゥビヘスに会う。エドゥビヘスはドロレスから息子が来ることを知らされたと言う。フアン・プレシアドは母が既に死んでいることを告げると「ああ、だから声が掠れてたんだ」と返す。

『ゴッドファーザー PART II』を思わせる構成で現在と過去とが同時進行していく。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』の隠し味も。

ペドロ・パラモの父親、ルーカス・パラモが知人の結婚式に立ち会った折に巻き込まれて殺される。後を継いだペドロ・パラモは父の手下だったフルゴルから家の置かれた状況を聞く。借金まみれでどうしようもない。まず一番借金の額が多いメディア・ルナ地方の大地主プレシアード家の主となったドロレスと結婚して借金をチャラにしようと企む。そして次々に債権者を罠に嵌めて消していく。

かなり面白い。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

スサナとの凧揚げのシーンが印象的。

惜しむらくは音楽が違う。メヒコの大地の匂いのする民族音楽を奏でないと。マリアッチ等を巧く挿入して欲しかった。ニーノ・ロータやエンニオ・モリコーネ調の感傷的な伝統音楽も欲しい。解説役である喋る石のピエドラのラップも分かるんだが。何故かいとうせいこう氏が声を入れている。

もっと凄い作品になる可能性を秘めている。更にヴァージョン・アップして再演すべき。もっともっと深い所にまで辿り着ける。原作を超えないと。
ナイト・オブ・ザ・ミミキングパンダ【東京公演】

ナイト・オブ・ザ・ミミキングパンダ【東京公演】

yhs

インディペンデントシアターOji(東京都)

2026/03/04 (水) ~ 2026/03/08 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

われらの血がしょうたい

われらの血がしょうたい

範宙遊泳

シアタートラム(東京都)

2026/02/21 (土) ~ 2026/03/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/02/26 (木) 14:00

範宙遊泳『われらの血がしょうたい』(作/映像 山本卓卓、演出/音楽 額田大志)

この内容を 11年前にお書きになられたことへの驚き。この内容の戯曲に沿う演出、音楽を組み合わせ上演作品に仕立てる額田大志さん、戯曲との親和性。額田さんを起用された山本卓卓さんの慧眼。

好みの演技をされる井神沙恵さんと端 栞里さんのお二人が出演。井神さんの変幻さ、端 栞里さんの熱量と表現の細やかさと変化、堪能させてもらえました。

あの舞台手前の吊るした枠組みの潔さ、更に手前の床の枠組みの意匠、そして奥のスクリーンを使った演出(出捌け口も含め)、舞台の隅から隅までを使って/使えて、その辺りも凄く良かった。

メヤグダ

メヤグダ

ホエイ

シアター風姿花伝(東京都)

2026/02/19 (木) ~ 2026/02/25 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/02/25 (水) 13:00

もはや津軽弁が懐かしく思えるぐらいホエイを拝見して来た。が今回は津軽弁だけど舞台は青森ではなく、都内での津軽弁。さしずめ「ふるさとは遠きにありて思ふもの」「ふるさとの訛なつかし停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく」的な、つがるふるさと県人会事務所での出来事。

久し振りに泣きながら笑った。

圧倒的な津軽弁から、こちらに居る我々に向こうがくっきりと切り取られ、紅い夕陽が海に落ちる故郷が渡される。我々非津軽弁民も青森を思う心が生まれる仕組みだった。そしてそこに人を思う姿が重なって来る。懐かしい故郷を暖かく思い出し泣いて笑う。

やっぱり山田百次は良い!素晴らしい!

吊るされた金魚ねぷたは中泊町に落ちる夕陽の紅さなのだろうか?

退屈忍者

退屈忍者

MONO

吉祥寺シアター(東京都)

2026/02/27 (金) ~ 2026/03/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

3/4夜、観劇
ホームじゃない(関西の劇団さん)だからか70%位の客入りでしたが、テンポ良く、間も良く、セリフが無い所や舞台に誰も居ないシーンなども安心して見ていられる実力ある劇団さんのように思いました
ストーリーも分かりやすく、関西ならでは?!の笑いのセンスも良く、次回公演もチェックしたいです
年齢、性別問わず気軽に楽しめる作品でした

ネタバレBOX

冒頭の告白(ラブシーン)にやられた!
一気に物語の世界に引き込まれました
歩かなくても棒に当たる

歩かなくても棒に当たる

劇団アンパサンド

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2026/02/20 (金) ~ 2026/02/25 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/02/22 (日) 18:30

大柄な川上友里さんがより大きな怪物のような存在なるサナエ役。面白さを通り越している。迫力満点。鄭亜美さんの小声、事故でなくなったサナエさんを弔う行為。そこにはある秘密があった。静と動がうまくかみあい、楽しく観劇する。

ネタバレBOX

サナエさんの死後、再びゴミ出しがルーズなった住人たち。ゴミ収集車がもう行ってしまったのかと話をしながらもゴミ置場にゴミを捨てる。突然現れたサナエさんが大暴れし、住人たちをゴミ置場に放りこみ血だらけにする。忽然とサナエさんが消えた後、ゴミ収集車が来ないとさとり、それぞれの思いを残し何事もなかったかのように各住人が置いておこうしていたゴミを持ち帰る。その時の住人は怪我のない日常の姿で帰っていく。サナエの存在は、各住人がサナエを恐れた各々の罪悪感の妄想だとみえる。サナエ(川上友里)が、夫と不倫した杠(鄭亜味)を追い詰めるシーンは圧巻。杠の罪の深さを感じる。
私立探偵 濱マイク

私立探偵 濱マイク

舞台『私立探偵 濱マイク』製作委員会

サンシャイン劇場(東京都)

2026/02/28 (土) ~ 2026/03/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

と言うわけ(ネタバレBOX)で、悩んだ末の観てきた!満足度なのでした。

西田さんの演出はすごく好きな時と、なんで?と思う時があって、今回は混在していたのでした・・・
なかなかのスリルとサスペンスでハラハラドキドキのシーンがあるかと思えば、そのギャグだかなんだかいらないから!笑っている方も結構いましたが、くどすぎて私はしらけてしまいました。
それとですね・・・

ネタバレBOX

見ていてわからなかった事がいくつかありました。
1:茜ちゃんはどこであの香水を手に入れたのか。
2:百合子さんが「マイクとミッキーが似ている」と言っていましたが、どこが似ているのかと言う説明はなかった気がするのですが。アフタートークで「実は映画版ではマイク役の永瀬さんが一人二役やっていた」と言う話があって、それなら単純に似ているはずですが、映画では似ているなんて言ってなかったような。←そうです、私は気になって気になって帰宅後U-NEXTで映画を見たのでした。映画は画面が暗くて、リビングの電気を消さなければならないくらいでした。そして1996年(平成8年)の映画ですが昭和感濃厚です。
3:また、百合子さんは聴覚障害があるようでしたが、よく分かりませんでした。最初の方で牧師さんに「手話でお願いします」と伝えていて、牧師さんも手話で答えていたと思います。そしてマイクとは口話を読み取る事で話しているように見えたのでしたが、途中から「あれ?聞こえてる?」と言う感じになり、映画で見たところやはり話せないけど聞こえてはいるようでした。映画では「いいえ」と「はい」の意思を手を叩く回数で知らせるシーンがあっての電話口を叩くことにつながるのですが、舞台ではそこを「いいえ」で手を×の形にしていたので伝わり難かったと思います。聞こえているなら手話でなくて筆談の方が良いのでは?と思ってしまう私でした。
4:映画の牧師さんは大したことはやっていなかった(すみません、そう見えました)ようですが、舞台では影男でもありました。役者さんが足りなかったからでしょうか?
5:誘拐される百合子さんを別の役者さんが演じたのは、単に着替える時間がなかったからなのか?
といろいろ疑問があって、終演後ロビーで説明できるスタッフさんを探しましたが残念ながらいらっしゃらなくて、いっそ西田さんにお聞きしたかったです。
以上ですが、どなたかご覧になった方で分かる方がいらっしゃいましたら教えてください。
今回の舞台は「えんぶShop」で半額になっていたチケットを見つけて行きました。ここは時々利用しますが「キャラメルボックス」で半額になってから購入すると、大抵最後列の思い切り上手席だったりしますが、今回は19列だったので良かったです。
満足度は難しいですがこれだけ惑わされて映画も見る羽目になって・・・
土曜日の過ごしかた

土曜日の過ごしかた

ニットキャップシアター

座・高円寺1(東京都)

2026/02/27 (金) ~ 2026/03/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「カレーと村民」からの、本作でニットキャップ3度目となる。一度目は10年前、座高円寺で、パステル色な衣裳で玩具っぽい装置、道具、確か楽器も使っていた。舞台も遊戯的で表現主義(主張より伝え方、風情が主眼)に寄ってて、面白いが「前のめりに観に行く」部類でないな、と。活動歴は1990年代末からと長いが、活動十数年を経た当時のニットキャップは演出が勝っており、芸達者なメンバーも印象的であった。
が・・何年か前にアゴラで観た「カレーと村民」ではがっつり戯曲芝居になっていた。しかも題材は日露戦争後の世相、戦後賠償交渉で「戦利金無し」に国民のブーイング(これを既に発達していた新聞メディアが伝えて「世論」なるものが形成されたあの頃だ)が起きたのは有名だが、その背後に家族(若い男)を戦争に取られた多くの遺族の存在があった事に気付かされるといった真正面な社会派。
同じ現代日本史に題材を採った今作の舞台は戦争体制への移行期、京都で短期間民間人の手で発行された「土曜日」を軸に、次第に息苦しくなって行く世相の変遷を描き出す。1930年代後半。
座高円寺では若干声量が届かず、追いにくい部分はあったが、スタッフ、俳優のレベルは高く、更に今回は演出力を感じさせた。(後で気付いたが今回は作:ごまのはえ、演出は橋本匡史という新進演出家であったようである。)
国民が軍拡路線を望み、やがて彼ら自身が真綿で締め付けられる時代、「押し黙らせられる」時代の空気感をうまく描き出していた。
今の世相は、当時の世相の最良の参照事項である。お上が実力行使に出ずとも民が進んで「お上の手先」となり監視者となり、異質を排除しつつ己は多数派、というか「国そのもの」に同化して安心する「究極のヘタレ」(と私は名付けてしまうが)まで、あと一歩である。

果てしない部屋

果てしない部屋

神奈川県立青少年センター

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2026/02/20 (金) ~ 2026/02/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

笠木氏の作、稲葉賀恵とのタッグ、という事で未知なるものへの不安と期待をもって久々にHIKARIを訪れた。演出・趣向に重きが置かれた企画と思しく笠木氏はこれにテキストを提供した恰好。
取り囲まれた舞台と客席のフラットな関係を錯視させる開演前の様相、役者がステージを出入りする関係者(最初は一般客かと)に話しかけたり、芝居の開始前と後もどことなくフラットで何時の間にか開演後の時間になっている。演奏者二名の演奏エリアの境界も無いが如くでそのエリアで言葉を発したり、エリアを離れたり芝居に噛んだりする。
言葉が歌になり、憂いを帯びる。詩的な造形のせいか抽象画のギャラリーを巡る茫洋とした感覚の中、喪失への疼きが場の通奏低音であるらしいと仄かに見えて来る。抽象の中に劇的瞬間はあったが、ただ死や離別も広くは日々の中に含み得る、要は「普通の」時間としての今であるならば、心情説明(哀しみとか深刻さとか)の表現の混入を一部たりとも許さなくても良かった気がした。普通の時間を刻む事で、観客はその背後に横たわるものを想像する・・芝居を見慣れた者の欲求かも知れないが、そんな願望を観劇中催していた記憶。
久々のスタジオHIKARIで舞台の時間を生み出す熱い場を体感した喜びに浸りつつ、帰路についた。稲葉賀恵の狙おうとした何か、は不明であったが「次」の答え合せの機会をぜひ。

心を歩ませて。

心を歩ませて。

劇団 東京芸術座

シアターX(東京都)

2026/01/28 (水) ~ 2026/02/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

著書になった実話をベースに書かれた芝居で、原作「さばの缶づめ、宇宙へいく」の「さば缶」とは宇宙食のこと。実際に福井県の小浜水産高校で「宇宙食」として認定されるための開発を課題として一年という単位でなくまた三年でもなく年々受け継いで来た訳でもなく、この課題に関心のある生徒が在校した年に、先代が探求した成果を記したノートを開きながら、断続的に開発が受け継がれて行った結果、ある年さば缶は宇宙食として認定されるに至った・・その断続的歩みを、この芝居では「市民劇」という枠組を用いて叙述していた。
ネタが実話である事と、地域の市民参加劇の「あるある」という実際に存在するものとの取り合わせで、両者に等しく比重が置かれた描き方がなされていた。場としての市民劇要素が、さば缶宇宙というネタの強さに感化されるという展開はなく、淡々と描いていたのが巧い距離感と思えた。ただ、市民劇参加者の群像を描く余地はやはり「さば缶」にも場面を割かねばならぬ関係でさらっと触れるに止まり、観る側としてはもう一歩人物の深みを味わいたく思った。この劇の構造では、しかと描き取りたいのは市民劇参加者。そして彼らはさば缶のエピソードに敬意を払う事となる者たちであり、彼らが照射する事で、さば缶エピソードが輝く。
従って市民たちのリアルで切実な生き様が造形される程に、両者が高まって行く関係にある、と自分は見立てているが、芝居にも尺というものがある..と思えば「あとは己が想像を羽ばたかせよ」、という事かな..とも。
いずれにせよ今作は東京芸術座の新断面と見え、今後劇団がどう歩みを模索していくか、漠然とながら楽しみである。

奇跡かな

奇跡かな

劇団かもめんたる

本多劇場(東京都)

2025/12/25 (木) ~ 2025/12/29 (月)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

配信で初劇団かもめんたる観劇の機会にありついた。コンビのかもめんたるのネタも未見だが岩﨑う大氏の露出場面の断片にそのセンスの片鱗を垣間見ており、本作はそれを裏付けていた事と、ストーリーがきっちり書けているが展開の橋渡し的位置に微妙、辛辣、非情なる笑いを置いていたりしてそこが際物的でハマる。腹の中でヒクヒクと笑っている自分がいた。

三大劇作家の世界大冒険

三大劇作家の世界大冒険

工藤俊作プロデュース プロジェクトKUTO-10

ウイングフィールド(大阪府)

2026/03/03 (火) ~ 2026/03/09 (月)上演中

実演鑑賞

満足度★★★★★

観たらわかります
オモロ過ぎ

いきなり本読み!2DAYS

いきなり本読み!2DAYS

CoRich舞台芸術!プロデュース

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2026/02/26 (木) ~ 2026/02/27 (金)公演終了

実演鑑賞

とても楽しめました

土曜日の過ごしかた

土曜日の過ごしかた

ニットキャップシアター

座・高円寺1(東京都)

2026/02/27 (金) ~ 2026/03/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/02/28 (土) 14:00

 普通、戦前から戦後までを取り扱った作品だと、特に演劇で描く場合は、戦後の登場人物たちのその後はあんまりハッキリと描かないことが多いが、今回の劇では、喫茶店の看板娘でもある白瀬キミと幼馴染で喫茶店の常連客の青年のその後を描いていた。
 常連客の青年は南京戦線に招集され、戦後になり、日本に戻ってくるが、以前の青年時と違い中国の南京での過酷にして非情、凄惨、残虐極まる現地の戦争を現場の1日本兵として経験し、心身ともにやられ、トラウマから立ち直れず、折角幼馴染の白瀬キミと夫婦になり、子どもと言うか、赤ちゃんまでいるのに、相当な酒浸りになり、仲間の多くが戦死や病死したりしていった中で自分だけ生きて帰り、病気や怪我もなく無事なことに耐えられず、自分をいつまでも責め続け、現実逃避の為酒浸りになり、赤ちゃんが泣いてるのに対して怒鳴ったりと、DV気質なところもしっかりと描かれており、戦争による影響によって人の性格や態度まで大きく変わってしまう弊害もしっかりと描かれており、戦争が終わったら、人々が民主主義と平和を享受して謳歌すると言ったような描くのではなく、ちゃんと都合の悪い部分と言うか、歴史に葬り去られがちな戦争によるトラウマによって人が変わり、家族や子ども等に暴力的に振る舞うDVといった部分も、丁寧に描いているところに共感出来た。
 戦後の、戦中とは大きく変わった日本社会について行けきれない人たちも描いていて、そう簡単には変わり切れない部分、でも戸惑いながらも現実に向き合っていこうとする複雑な心境にリアルを感じた。

 太平洋戦争前、日中戦争中から特高の下っ端の役職にいて、喫茶店の常連客だった中年男だった人の弱みに漬込み、自分の出世の為なら手段も選ばないような非情な男だったが、戦後は何にもかにも、噛み付き、批判し倒し、以前と丸っきり態度やスタンスが変わっているように描かれており、こうまで人って変わるものなのかと呆れた。
 また、元特高で自分がかつてしたことは反省せず、自分の上司を批判したり、世の中が戦争に向かって突き進んでいく最中に、日本のエリートや知識人、日本のメディアが日本の軍部や政府の方針を明確に批判しなかったから、暴走していき、空襲や原爆をアメリカが落とすことになるんだと言うような無責任極まりない発言をする露骨に下卑て厭らしい、何処か媚びた感じに簡単に転向してしまう風にその元特高の下っ端男を描いており、人ってこうまで居直れるものかと、現代日本における自民議員の裏金議員が選挙で大勝して国民を舐め腐り、開き直る光景と何処か重なって見え、過去の人たちのこととしてだけで片付けられない問題だと感じ、考えさせられてしまった。
 
 自分も、知らぬ間に思考停止していないか、無意識に諦めたりしていないか、この劇を見て、自分の普段の行動や言動を見つめ直す機会となって良かった。

いきなり本読み!2DAYS

いきなり本読み!2DAYS

CoRich舞台芸術!プロデュース

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2026/02/26 (木) ~ 2026/02/27 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

田村芽実さんの即興での歌が圧巻!屋良朝幸さんを久しぶりに舞台で拝見でき、またご本人も「また舞台をやりたくなった」と言っていらしたのがうれしかったです。

レミング/Song of Chaos

レミング/Song of Chaos

Monochrome Circus

京都府立文化芸術会館(京都府)

2026/02/21 (土) ~ 2026/02/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

すごいです。体全体での、表現力、素晴らしかったです。

羽止場(はとば)、きみのなみ、だ

羽止場(はとば)、きみのなみ、だ

自由バンド

ウイングフィールド(大阪府)

2026/02/27 (金) ~ 2026/03/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

遅くなりました。お芝居が始まり、前半は、うーんどうしようかと思いましたが、後半上手くまとめた感じです。勝手な解釈としては、次世代を担う若者がんばれという感じです納得してます。
皆さん楽しそうに演技していて、見てても楽しかったです。ありがとうございました

朗読劇『父と暮せば』

朗読劇『父と暮せば』

市民の為の読み合わせの会

SUITA×ART(吹田市文化会館メイシアター内)(大阪府)

2026/03/01 (日) ~ 2026/03/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

よかったです。お芝居は何度も拝見したことのある名作。朗読といえ、迫力のある語り、とってもよかったです。次回は未定とのことでしたが、また頑張ってください。

つじつまあわせ

つじつまあわせ

関西俳優協議会

大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)ホール(大阪府)

2026/02/27 (金) ~ 2026/02/28 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても面白かったです。とても良くできた作品と言う、印象です。役者の皆さんの演技も良かったですね。劇中奥さんの旦那が死んで自由になる下り、喪主の挨拶は、旦那側としてどっきりしました
楽しい時間でした。ありがとうございます。

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