
パール食堂のマリア
青☆組
吉祥寺シアター(東京都)
2026/07/17 (金) ~ 2026/07/20 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
懐かしさにあふれる昭和の世界の話。パール食堂の家族とそこに出入りする人々達が支え合って生きている。そんな懐かしさと温かさに触れることができた作品でした。

点描の絆
東京ストーリーテラー
スペースBANRAI(東京都)
2026/07/16 (木) ~ 2026/07/26 (日)上演中
予約受付中実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/07/16 (木)
途中休憩を挟む長編だが、冒頭の若主人と建築家の会話から早々に引き込まれ、飄々とした老刑事の登場、日本画の巨匠とその家政婦と弟子入り少年のふれあい、そして少年に起こる様々な出来事が九州弁を交えて展開され、前半はあっという間に時間が過ぎた印象。ストーリーテラーの名の通り、全編に渡る台詞の数々が秀逸で、それを形にする役者陣もまた素晴らしい。特に巨匠が少年に語りかける言葉がとても優しく、心に残るものがあった。【A班鑑賞】

フランケンシュタイン対地底童子(クラボッコ)
劇団 枕返し
小劇場 楽園(東京都)
2026/07/16 (木) ~ 2026/07/20 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/07/17 (金) 13:00
東西の妖怪/怪物対決というよりは共存。錬金術、妖怪学、生物学、医学、似非科学、哲学のごった煮状態の面白ステージ。人間の悲しい性や狂気、作られたものの哀愁、さまざまなものがバランスよく詰め込まれた傑作です。
湿度が超高かった外から会場内に入ると、怪しい涼しさ。2度ほど夕立の雷鳴が聞こえたかな。雰囲気バッチリ。しかし、暗くて当日パンフが読めない。終演後も、明るいのは一瞬だったので、アンケート用紙に記入するのが難しかった。(暗いままでいいんじゃないかと思います。)
最後の挨拶で、私の目の前に立ったフランケンの怪物がデカくて超怖かった。

20の物語 -週末を、劇場で-
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2026/07/16 (木) ~ 2026/08/02 (日)上演中
実演鑑賞
満足度★★★
リーディング公演 『マクベス』
【作】ウィリアム・シェイクスピア
【翻訳】小田島雄志
【構成】小田島創志
【演出】鵜山 仁
あるのは四脚の丸椅子のみ。展開に合わせ、中央天井から吊り下げられたジョーゼット幕がドレープをくねらせて上下に舞い踊る演出。
岡本健一氏、中嶋朋子さんとビッグネームが並び、リーディングとはいえ今企画の看板のような作品。
『マクベス』はロマン・ポランスキー・ヴァージョンが一番印象的。後はやはり『蜘蛛巣城』か。平蜘蛛で手を洗う山田五十鈴の妖気。
マクベス岡本健一氏とバンクォー木下浩之氏が荒野で魔女・一柳(ひとつやなぎ)みるさんと邂逅するシーンからのスタート。手紙で予言を知るマクベス夫人・中嶋朋子さん、城に逗留する国王ダンカン木下浩之氏。客席通路を大きく使う。
やっぱり『マクベス』は面白い。リーディングを逆手に取ったシーンもあり、65分でも味わえる。
是非観に行って頂きたい。

パール食堂のマリア
青☆組
吉祥寺シアター(東京都)
2026/07/17 (金) ~ 2026/07/20 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
70年代の横浜の群像劇とのことですが、実質女性たちの群像劇といった感じですね。女性はとくに人生塞翁が馬的なところがありますよね、とくに男絡みでは。そのあたりが姉妹を通していい感じで描かれていたかなと思いました。あと、グローバルなキャスティングで令和ぽさというか2020年代ぽさを感じました。それと舞台というかステージの完成度というか精度、はんぱないですね。いい時間を過ごさせていただきました。

隕石
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2026/06/11 (木) ~ 2026/06/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2026/06/14 (日) 14:00
隕石の落下により陸の孤島化した町の駅とある家庭で交わされる会話劇。
出だしこそ極端な設定が笑いを誘うが、それ以降は過疎化や人の生死/運命論的なものにふれて哲学的?みたいな。
長堀脚本×秋葉演出の相乗効果ありあり。

フランケンシュタイン対地底童子(クラボッコ)
劇団 枕返し
小劇場 楽園(東京都)
2026/07/16 (木) ~ 2026/07/20 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初め:もう面白そう 中盤:ちょっと話が変わってきた 終盤:えっ?えっ?という感じで感情が持っていかれる演出が面白かったです。
フランケンシュタインがいい人で、座敷童が可愛いそんな不思議でちょっと切ないお話でした。

じべた
椿組
小劇場B1(東京都)
2026/05/25 (月) ~ 2026/05/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/05/26 (火) 19:00
この地球は地続きであった。そして海ができ、川が出来、島国もうまれた。そしてそのじべたの境界をめぐり争いが起こった。・・・・今も続いている。谷川俊太郎・黒田征太郎の絵本「じべた」から触発された戯曲ということで、しかも、泥臭くて、人間臭い濃密な群像劇を得意とする椿組による公演ということで、観る前から、どんな化学反応が起こるのか、期待しかなかった。
じべたの上では自分の土地を守るため、また土地を広げるための戦争が絶えず続いている。
そこに住む人々。
武器工場を営む家族。家族の三女は絵本作家になりたかった、しかし、家族からの反対をうけ、工場で働き始める。その工事では、様々な事情を抱えている人たちが働いてる。
出征した夫の帰りを待つ、妻と子どもの二人だけの家族。
戦争に疑問を持ち、協力者を求める戦争帰りの男。戦争から帰還した者。戦争を受け入れる者。この土地では、戦争に加担する事が仕事であるという話を軸にした、主に3つの家族と工場、個性豊かな工場勤務の人たちに焦点を当てた群像劇だった。
劇中、この土地で生きることは、この土地での仕事を受け入れることと言うような台詞があり、そういった在り方に大山夜子は内心反発するが、仕事をしないわけにもいかないと、じぶんが勤める工場が殺傷能力の高い武器の製造をしていることを知りつつ、黙々と仕事をこなし、何かにつけて弟の大山大地が工場主任の大山朝子に食ってかかり、喧嘩して、自分は戦争に加担する武器工場に勤めるぐらいなら働かないと言い切る弟をどこか羨ましく感じていたり等、劇全体としては、第3次世界大戦でも始まったかのようなもしもの世界を舞台にしつつ、不穏さと暗さが付き纏う劇なのに、人間同士のぶつかり合い等、緻密に、きめ細かく、それぞれの人間ドラマに重きを置いていて、共感しやすかった。
劇中、谷川俊太郎の絵本「じべた」に出てくる言葉が劇場の壁に投影されたりして、役者が独白のような形で絵本の言葉を言ったりして、絵本「じべた」へのオマージュもしっかりなされていて、良かった。
劇中、工場勤務の男で、戦争帰りで、敵の銃弾が頭に命中して、奇跡的に助かったが、話すことが出来なくなった男が出てくるが、その代わりに実は相手の脳に直接語りかけるテレパシーのような能力があることが分かり、その能力を巡るちょっとした騒動がコミカルで大いに笑えた。
劇中、部品を造る工場が、実は、戦争の為の武器製造をする工場になっていたことが分かったり、似たような工場が政府奨励のもと、次々に建てられていくといった在り方は、単なるディストピアと言って一蹴できるような状況ではなく、今の日本が防衛関連法等を次々に将来的に制定しようとしたりするなか、実際、殺傷能力のある武器を国外輸出を可能にする運用にいつの間にかなっていたりと、戦争への1歩を確実に踏み出し始めていると言ってもそう大袈裟ではないような今の日本社会を考えるに、この劇で描かれるような、普通の部品製造工場がいつの間にか殺傷能力の高い武器製造工場になって、幾つも似たような工場が建てられていくと言った在り方がナンセンスとは言い切れない、むしろ現実味をかなり帯びている状況に、す~と背筋が凍りついた。
そして、どんな事があっても、政府の聞こえの良い言葉に、簡単に騙されないように、おかしいと思ったことが言える社会である為にも、政治家の言葉の真意を常に探り、常に新聞などに目を通し、無関心でいないように心がけようと強く感じた。(今までも、私は無関心ではなかったが)
この劇のようにいつの間にか、戦争が始まり、しかも何が原因で始まった戦争なのかも、敵がどんな感じなのかも分からないまま、健康な男は徴兵され、他にこれといった産業がなく、街にあった工場が、武器製造工場にいつの間にか変わってから、他に仕事もないというので、大量にその工場で働く人がいて、街が潤い、結果的に国が戦争をする為の資金が潤うと言った在り方が1番怖いと思った。
こう言った在り方で行くと、誰も責任を取らず、地元住民にだけ負担がのしかかる構図が、日本の原発増産の論理とも似通って見えて、常に疑う感覚を身に着けなければと感じた。
戦争に関連する事故で奥さんを亡くした大山家の認知症のお父さん大山敏郎、砂塚家の戦争帰りの息子で、戦争は私たちが勝つかのように豪語するが、実際には、余りの惨状を目にして、トラウマを抱えているが、お母さんや工場の仲間を心配させまいと何事も無かったかのように空元気を振りまいたり、伊東家のお父さんが急にこっそり戻ってきて、戦争に行って、すぐ逃げ出して帰ってきた、しかも、実はかつて不倫相手がいたりとなかなか複雑な要素が織り込まれていたりと、実際に戦争が起こると、一般庶民は良いことなんて1つもないことをつぶさに教えてくれるエピソードに、悲劇しか生まない戦争に、絶対に戦争なんて始めてはいけないし、それがどんなにもっともらしい理由を付けようとも、戦争をして良いことにはならない、平和がいかに大切かを強く感じさせられた。

フランケンシュタイン対地底童子(クラボッコ)
劇団 枕返し
小劇場 楽園(東京都)
2026/07/16 (木) ~ 2026/07/20 (月)公演終了

フランケンシュタイン対地底童子(クラボッコ)
劇団 枕返し
小劇場 楽園(東京都)
2026/07/16 (木) ~ 2026/07/20 (月)公演終了

だから言ったんだよ。
皇帝ロックホッパー
サンモールスタジオ(東京都)
2026/07/15 (水) ~ 2026/07/20 (月)公演終了

フランケンシュタイン対地底童子(クラボッコ)
劇団 枕返し
小劇場 楽園(東京都)
2026/07/16 (木) ~ 2026/07/20 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
休憩無し(予定より長い)2時間弱、とある医院の地下室でフランケンとザシキワラシが対決!かと思いきや、怪物や妖怪は出てくるけれどやや複雑で幻惑感のあるストーリーでした。

フランケンシュタイン対地底童子(クラボッコ)
劇団 枕返し
小劇場 楽園(東京都)
2026/07/16 (木) ~ 2026/07/20 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
フランケンシュタインと座敷わらしが共存する世界観
人間も含めての「哀しみ」や「優しさ」「狂気」など様々な旨味が絡み合い、おどろおどろしいレトロな雰囲気も相まって唯一無二に面白かったです
上演時間90分の予定が表現したい内容が膨らみ110分になってしまいました。という前説に笑ってしまいましたが実際には120分でした(笑)
何というかストーリーの筆が乗りに乗っての結果。という印象
ストーリーはうねりながらも登場人物(妖怪、怪物を含む)の輪郭がハッキリしているおかげで、とても分かりやすく楽しめました
その輪郭自体も変化していくのだけれど、それも含めて
地下劇場「楽園」を怪しげな病院の地下室に、独特な構造の劇場を存分に活かした演出
まさに劇場にもあてがき
納涼公演としても、●●周年記念公演であってもおかしくないほどの大作でした

20の物語 -週末を、劇場で-
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2026/07/16 (木) ~ 2026/08/02 (日)上演中
実演鑑賞
満足度★★★
『水のほとりの女』
作 田中澄江
演出 小林七緒
凄く成瀬巳喜男を感じたが、やはり彼と組んでいだ脚本家の作品だった。1955年(昭和30年)、NHKのTVドラマとして単発放送された作品。演出の小林七緒さんは流山児☆事務所!台本を持って女優が現れ、ト書きを読み上げ、役を演じ始めてのスタート。
戦後の未亡人漫才のようなテイスト。戦死したとされる旦那を未だに待ち続ける貞淑な妻(町田マリーさん)とさっさと死んだ旦那なんか忘れてダンサーとしてさばさば生きる鹿野真央さん。対照的な学生時代からの友人の会話劇。「主人が、主人が、」と繰り返す町田マリーさんに痛烈なツッコミを入れる鹿野真央さんで観客がどっと笑う。
町田マリーさんは初めて観たと思うが鄭亜美さんっぽく感じた。
鹿野真央さんは『無頼の女房』で観た。さばさばして非常に魅力的。
ワンシーン登場の笹野美由紀さんの喋りは市川崑の『あなたと私の合言葉/さようなら、今日は』を思い出した。早口ざーます言葉の応酬が卓球の高速ラリーのように延々続き観客が酔っていく作品。
2回しか演らないのは勿体無い。
45分。
是非観に行って頂きたい。

20の物語 -週末を、劇場で-
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2026/07/16 (木) ~ 2026/08/02 (日)上演中
実演鑑賞
満足度★★★
『ラッツォクの灯』
熊谷達也の連作短編集『希望の海 仙河海叙景』を再構成
脚本・演出 赤澤ムック
宮城県気仙沼市をモデルとした架空の仙河海(せんがうみ)市が舞台。気仙沼では麻の茎(オガラ)に硫黄を塗ったもの=ラッツォクをお盆に焚いて海からやって来る霊を迎える風習がある。
実家暮らしの永嶋柊吾氏はある日会社に行けなくなり、今ではコンビニのバイトで日々をやり過ごしている。彼を気遣う中学時代からの恋人、那須凜さん。家を出ている妹の小林未来(みく)さんは近く結婚するとの報告。
永嶋柊吾氏の一人語りに味があって惹き込まれる。
那須凜さんみたいな彼女がいれば楽しいだろうな。
客は入っているが空席もある。役者や養成所の人が多い感じ。65分。1時間位の芝居を気軽に観れる感覚が良い。演じたい役者、演出したい演出家、観たい観客がぶらっと集う空間。名画座みたいな雰囲気。
是非観に行って頂きたい。
SION 「早く帰ろう」
そう言えば10年前、朝のラッシュに我慢出来ずに
せっかく決まった会社の書類をゴミ箱に投げ捨てて
どっかへ行っちまったあいつは一体どうしてるだろ?
もしかしたら隣の車両で黙って目を瞑ってるかも知れない

空の下の約束
劇団龍門
シアターシャイン(東京都)
2026/06/24 (水) ~ 2026/06/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
演者もストーリーも良い。舞台美術も良かった。さすがです。コメント遅くなってすみません。良い時間が過ごせました。ありがとうございました。

マクガフィンを待ちながら
ゴセキカク
水性(東京都)
2026/06/30 (火) ~ 2026/07/05 (日)公演終了

おいしいディストピアの作り方
MEMELT
すみだパークシアター倉(東京都)
2026/07/08 (水) ~ 2026/07/12 (日)公演終了

迷妄曲論
藍澤慶子一人芝居
東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)
2026/07/07 (火) ~ 2026/07/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
以前他のステージで拝見して、きれいな方だなーと思ってて。天然な感じも可愛いと思ってたら、びっくりするほどの芸達者。すごすぎる!

ディアマイドクター
演劇ユニット「暇つぶしチェルトン」
萬劇場(東京都)
2026/07/01 (水) ~ 2026/07/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
Bチームを拝見しました。
当時の医療事情を女性目線で丁寧に描写した良作でした。
どのシーンもドラマ性に富んで見応えがあり、
他者貢献の高潔な精神が一貫して作品の根底にありました。
モデルとなった実在の女性医師について知りたくて、
色々調べまして、さらに感銘を受けました。
素晴らしい女性たちが勝ち取ったものの上に我々が生かされていることを、
舞台を通して観客に伝えられていることが本当に素晴らしい。
「からたちの花」の歌を効果的に使っているのも、とてもよかったです。