
ドリル魂2024
公益社団法人日本劇団協議会
すみだパークシアター倉(東京都)
2024/09/07 (土) ~ 2024/09/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ドリルで魂を撃ち抜かれ心に役者の魂が轟く、そんな熱い作品。
ストーリーはベタなのに想いがしっかり乗っているからか自然と涙が出てきた。
そしてあのエアリアル、物語の心象とのリンクが凄すぎて感動。
育成公演との事だが、歌もダンスも質が高くとても見応えがあった。素晴らしい。

『緑園にて祈るその子が獣』
キ上の空論
本多劇場(東京都)
2024/09/11 (水) ~ 2024/09/16 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
獣三作のなかで一番面白かった。
とは思うが、あまりに自身の価値観とかけ離れすぎて、そして感情が歪すぎて、共感や没入という感覚ではなかった。
三作通して音の演出が印象深い。
結局、ミドリとノコが獣ってこと?そこがやや消化不良。

三ノ輪の三姉妹
かるがも団地
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2024/08/31 (土) ~ 2024/09/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
よくあるホームドラマなんだけど、みやのさん、村上さんの変幻自在の演技と小気味いい場展で飽きさせないドラマに仕上がっていた。
中島さんと村上さんのコンビニシーンが一番すき。

カンキの歌
演劇企画アクタージュ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2024/09/19 (木) ~ 2024/09/23 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
何人か魅力のある役者さんはいました。
所々に入るネタが寒かった。
演技や台詞にリアリティーや説得力がなく、
途中からアニメを見ているような感じがした。
あまり話が頭に入ってこなかった。
長かった。

ベラスケスとルーベンス
やみ・あがりシアター
Paperback Studio(東京都)
2024/09/21 (土) ~ 2024/09/23 (月)公演終了

「父が愛したサイクロン」
DOOR
SPACE9(大阪府)
2024/09/19 (木) ~ 2024/09/23 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ちゃんと向き合って、真摯に相手の話しを傾聴したら人を救うことができるかもしれない。
いや、現在は個の時代やから、こういう気持ちを持って生きて生きたいなあと感じるお芝居
ほんのちょっとしたことなんだけど、お父さんみたいな人が増えればいいなあと思った。
涙10000%やで。
お芝居観られてありがとう。

別役実・原作 「カンガルー」を経て
有機事務所 / 劇団有機座
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2024/09/20 (金) ~ 2024/09/23 (月)公演終了

『ミネムラさん』
劇壇ガルバ
新宿シアタートップス(東京都)
2024/09/13 (金) ~ 2024/09/23 (月)公演終了

三ノ輪の三姉妹
かるがも団地
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2024/08/31 (土) ~ 2024/09/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/09/04 (水) 14:00
タイトル通り三姉妹(特に次女)を中心にその母や周囲の人々が織り成すドラマ。
まずは脚本の構成と舞台空間の構成が巧い。そして「こういう人物ならこういう物言いになるだろうな」なリアリティがある人物表現も巧い。
そこに部屋と少し離れた所にある洗濯機の音を聞かせたり回想場面でわずかに台詞にリバーブをかけたりする音響も加わって、いやぁ、舞台演劇っていいもんですねぇ。洗濯機と言えばコインランドリーの「アレ」には笑ったし毎度おなじみ(?)宮野さんの「演じ分け」も良かった。

とある病室
マイストーリー★KING
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2024/09/21 (土) ~ 2024/09/21 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
淡々と進むお芝居でしたね。初めて舞台に立たれる方もいらっしゃって、緊張と一生懸命、伝わりました。
内容的にはもう少し起伏というか、何かがあってもよかったかもですね。お疲れさまでした

九州戦風カミカゼバイト
劇団ジグザグバイト
インディペンデントシアターOji(東京都)
2024/09/20 (金) ~ 2024/09/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
感想遅くなりました。土曜日夜の部拝見しました。九州からの団体さんで初めて拝見しましたが、とにかくパワフルで元気で、楽しいお芝居でした。一人何役もこなして、ほんと大変そうでしたけど、役者の皆さん楽しそうに演じてましたよね。伝わりました。
内容と言えば懐かしい戦隊もののそれ、九州のネタを入れながらこれはこれでわかるところわからないところ取り混ぜて面白かったです。変身シーンもよかったですね。また機会があれば東京で公演お待ちしています。また違う作品を拝見したいと思いました。

別役実・原作 「カンガルー」を経て
有機事務所 / 劇団有機座
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2024/09/20 (金) ~ 2024/09/23 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
不条理劇とは…始めと終わりにその説明のようなものがあり、例えば 現実における「大東亜戦争」「学生運動」、TV番組の「ゲバゲバ90分」「8時だョ!全員集合」という言葉を並べる。その行為そのものは虚しいものであり、TVに至っては娯楽番組を示しているようだ。
公演は 初演当時の台本で上演とあるが、当初を知らないため その違いは分からない。しかし描かれている内容は、まさしく不条理劇ー別役の世界ーだ。
(2時間25分 休憩なし 転換後 演奏会約30分)

カンキの歌
演劇企画アクタージュ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2024/09/19 (木) ~ 2024/09/23 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
アクタージュを初覗き。こういう舞台を観た記憶があったか・・と言えば無い訳ではないのだろうが、言ってしまえばエゴチックな(ゆえに散漫に見える)舞台の観劇気分(はっきり言えばもう何も起きないと諦め気分)からの終盤の巻き返しの振り幅はちょっと記憶にない体験。
最終的に19名を数える人物たちは押し並べてフザケており、その表層的な側面を絶えず見せられ、一定の理解に着地しない断ち切られる台詞。客席を意識したいい気なおフザケやアピールが混じる・・。この自分的にアウトな空気に(体調とばかりでなく)睡魔が前半襲って来ていたが(ディテイルのリアルを問題視しない感性には平気の平左かもだが)舞台が可視的に動き始めるポイントが中盤にあり、少しずつ目に耳に入って来た。そして散らかり尽した伏線を片付け終えて終了。この回収時点で初めて伏線での意味も分かり、フザケていた(ように見えた)芝居上の理由も分かるという案配。
中盤までのリアルに見えないやり取りを含むこういう脚本を、何に注意しながらどう書くのか、と興味はもたげる。
舞台上で役者が喋り、人間感情を表現し、それ以上にキャラ・アピールしたりするチャンスを準備することを使命として書いているのだろうか・・。断ち切られる台詞は喰い気味の反応で連鎖、入れ替わり立ち替わりの人物の忙しない出ハケは短距離走かつ持久走だが、大団円は訪れる。観客は笑顔になる。変な気分である。
俳優の立ち姿、顔はよーく見える。デフォルメ演技を厭わず繰り出す度量の方を評価すべきか?という思いは、自分の中では背徳的なのだが、終演後に俳優らの半数以上がズラッと並んでのトークでは、役とほぼ変わらない風情の者、真逆の風情の者、初舞台の(とは思えなかった)者、実は音楽畑の者など居て、興味深し。

かげきなデイリープレイス
演劇集団イヌッコロ
ザ・ポケット(東京都)
2024/09/18 (水) ~ 2024/09/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初めから面白くどんどん引き込まれていきました。
初見の劇団ですが残念ながら活動休止とのこと。
来年今回の舞台の続きをやるそうなので楽しみにしています。

別役実・原作 「カンガルー」を経て
有機事務所 / 劇団有機座
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2024/09/20 (金) ~ 2024/09/23 (月)公演終了

奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話
イキウメ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2024/08/09 (金) ~ 2024/09/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
おもしろかった。かつての「散歩する侵略者」のようなSF的異世界とは違う、日本の怪談的不思議世界をたっぷり味わえた。現世の話と思っていると、いつのまにか怪談の向こうの世界に入り込んでいく話の運びは絶品である。
イキウメおなじみの浜田信也(小説家)の異世界的存在感と、安井順平(警官)の現世的存在感の対比を軸に、短期で荒っぽい盛隆二(景観の同僚)と、会談の中のヒロイン役(「破られた約束」の新妻、「お貞の話」の恋人・生まれ変わり、「宿世の恋」のお露)を一手に引き受けた平井珠生がよかった。できればモダンスイマーズの生越千晴にもヒロイン役を割り当ててほしかったが。

ワタシタチはモノガタリ
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2024/09/08 (日) ~ 2024/09/30 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
よかったと思う。基本は横山拓らしいアットホームな会話劇である。多くの場面が1対1の会話でできている。それが主人公の小説がネットでバズり映画化へ!? というサクセスストーリーの上に乗っけられ、面白い「物語」になる。さらに現実のさえない男女が、日記=小説の中の美男美女に置き換えられ、最後には互いにツッコミを入れ合いながら現実と夢がないまぜになって議論をする。
江口のり子のずーッと低体温調子の変わらないボケ的人物。自分がモデルとなった小説が広まって、慌てふためき、少しときめく松尾諭のコミカルぶり。松岡茉優のみごとな美人コメディアンヌぶり。横山作品の常連の橋爪未萠里も、いくつかの訳を楽しそうに演じて、いいわき役だったし、富山えり子の丸い存在が松尾の妻や、ウンピョウのプロデューサーなど、「山の神」的安定感と包み込む雰囲気をよく出していた。
ハートを少したおしたようなL字型の額縁を模した舞台装置、演技スペースを限定するめりはりある照明、俳優の立ち位置の変化などで、広い舞台に空白をつくらない演出がうまかった。

石を洗う
文学座
文学座アトリエ(東京都)
2024/09/07 (土) ~ 2024/09/19 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
ト書きもセリフとして口に出すのが特徴的。いくつかの話がちりばめられたオムニバス的群像劇。白いビニールがっぱを着た黒子たちが、エキストラ的無名の存在として場面をサポートし、それを脱ぐと、その場の登場人物に早変わりする。突然異界が口を開けるような、非現実的出来事が、当たり前のように起きるところが見どころ。突然訪ねてきた若い女が、死んだ妻の生まれ変わりだったとか、時々見かける犬が突然口をきき、あちこちにある丸い石の大事な意味を語るなど。「祈り」がキーワードになるが、見終わってなんとはなしに浄化された気がした。

旅芸人の記録【9/8(日)13時・9/9(月)14時・9/11(水)・12(木)公演中止】
ヒトハダ
ザ・スズナリ(東京都)
2024/09/05 (木) ~ 2024/09/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
本当にこんな大衆演劇の一家が目の前にいるかのよう。各俳優の演技が素晴らしく、細かいところの演出も良い。ストリンドベリの引用が深みを与える。登場人物設定に見事に嵌まっているように見えるが、あれが本当の怪我とは、絶句。よく上演を続けてくれたものだ。

失敗の研究―ノモンハン1939
秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2024/09/13 (金) ~ 2024/09/23 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
何のてらいもなく、真面目に愚直にノモンハン事件の愚かさを、関係者の証言であぶり出していく。辻正信の怪物ぶりがなかなか印象的だ。そういう誇大妄想的好戦家を陸軍が愛したというところに、当時の日本のゆがみが最も表れている。
終演後、青年劇場のFさんが「ど直球ですいません」というので、私は「初心を思い起こさせられました」と答えた。