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NIGHT JASMINE 2

NIGHT JASMINE 2

DANCETERIA-ANNEX

横浜市泉区民文化センター テアトルフォンテ(神奈川県)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/04 (金)公演終了

満足度★★★★

耽美の予感
音楽劇というものを初めて鑑賞した。歌が台詞のようになっているミュージカルとは違い、台詞と歌がそれぞれ独立している。必然的に主役=歌手(本作ではGOH IRIS WATANABE)の歌が際立って観客の耳と心に届く。GOH IRIS はむろんプロの歌手で、その美しい歌声と歌唱力には定評がある。かつとても美しい人なので、チャイナ服を着たり女性歌手に扮して黒いイブニングドレスで登場する姿を見ることができるだけでも眼福。周りを固める役者たちは、それほど芝居の経験はない人たちがほとんどと聞いていたが、舞台に賭ける情熱は並大抵のものではなく、それぞれが良い味を出して力演していた。脚本家は耽美なボーイズラブ系を得意とする人と伺っているが、残念ながら今回はその耽美が強く打ち出されていないように思えた。おそらくそれは演出を抑えたというよりは、まだ若い役者たちの青さによるものなのだろう。今回のメンバーで回を重ねていけば、ユニークで美しい耽美なBL系音楽劇に成長していけるかもしれない。

オシラス

オシラス

電動夏子安置システム

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/07/08 (火) ~ 2014/07/15 (火)公演終了

満足度★★★★

好きですね
笑ってよいのかどうなのか、序盤物語に入り切れていない観客がいたような気がするというのが正直な感想。役者の力量がある。が、後半に少しダレたような気がしたのは、単に僕の気のせいか、もしくは・・・。
作品全体としての完成度、満足度は高い。好きですね、こういうの。

アクアリウム

アクアリウム

DULL-COLORED POP

シアター風姿花伝(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/31 (火)公演終了

満足度★★★★★

うわあああそうだったのか!
感想が随分遅くなってしまい申し訳ありません。同じ日に2回観させていただきましたが、観れば観るほど見つかるものがあって面白くなる舞台だったと思います。そして役者さんがみんな素敵で。最初嫌だった人もみんな好きになってしまいました。(逆もあったかな?)
私の回のゲストは山崎彬さん。色気と不気味さと迫力。素敵でした。他のゲストも観たかったなぁ。

ネタバレBOX

1回目の観劇時、私はセリフの聞き逃しが多いので、今回はとにかく集中してセリフを聴いていました。面白かったけれどなんだかモヤモヤした終わり方に物足りなさを感じてました。2回目は最前列で。暗闇の中で何が行われていたか。テーブルの上のワニとトリのぬいぐるみ。大変な見落としをしていたことに気づき、うわああああと声を出しそうになりました。すみはワニを連れて行ってその後どうしたのか?そしてアクアリウムの住人達はどうなったのか?
終わった後の展開をお客さんに投げるパターンはあまり好きではないのですが、これは考えるのが本当に楽しくて!半年以上たった今も、ふと考えてしまうことがあります。ぐちゃぐちゃになった水槽も時間がたてば形をかえつつ平衡をたもつもの。自分の身の回りに置き換えて考えてみるのがまた楽しい。
夏といえば! に捧げる演劇儀式 〜愛と絶望の夢幻煉獄〜(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

夏といえば! に捧げる演劇儀式 〜愛と絶望の夢幻煉獄〜(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

宗教劇団ピャー! !

pit北/区域(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

隠し球
効果的でした!

ネタバレBOX

ベートーヴェン交響曲第九番に載せて80分の演技ということでしたから、合唱がないなとは思いました。そこに登場した男性がちょっとキューピーっぽい感じだったので役者さんによるパロディかと思いましたが、ちゃんとした男女の声楽家の人たちで、隠し球は効果的でした。

一限目の、新興宗教がああいう日課を繰り返させ、余計なことを考えさせないようにするのだなと感心しましたが、キュウリはしばらく食べたくなくなりました。

神様、仏様の願いが死にたいというのも面白かったです。地球滅亡の時に人間はロケットに乗せて一緒に連れて行くんだろうなと、像という意味ではなく脳内に載せてという意味ですが、彼らの意図に反して宇宙進出を果たさせるんだろうなと思いました。
愛ヲ避ケル

愛ヲ避ケル

桃尻犬

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★

ヌメヌメ
一気過ぎて勿体無い限りでした。

ネタバレBOX

愛のあるセックスをすると感染発病する牛タン病。牛タン病に罹ると要するにバカになるらしいのですが、そんな可哀想な牛タン病の作業員が組み立てた段ボール箱を一箱8,000円で売っている工場の話。

阿漕な商売ですが、詐欺にならないように作業工程は律儀に行っていて、意外に真面目でした。

ワカメを口から出したり、食べ物をぶつけあったりしていましたが、かつて見るに耐えなくなって帰りたくなった『乳首鎹』ほどの嫌悪感はありませんでした。

千秋楽ではありましたが、次の回までに食べ物拾って、バケツ一杯分のヌメヌメローションが広がった床を拭いて乾かして、役者さんもシャワー浴びて、洗濯して乾かしてで、後始末が大変でしょうね。

20歳の国『保健体育』以来でしたが、外国人風で、のっぺりしていて、歌も上手いし、ぶっ飛んだこともできる、長井短さんっていいですね。
はなの台ふき/おなかごしのリリ

はなの台ふき/おなかごしのリリ

コトリ会議

AI・HALL(兵庫県)

2014/05/30 (金) ~ 2014/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★

うーーん この感じ。大好きです。
ううーーん どう言えばいいんだろ
観劇後の このもやもやは  私は大好きですよ、この感じ。
2幕ですが それぞれが本公演レベルでしょう 面白かった。

ネタバレBOX

はなの台ふき
 開場 ラジオ放送 霊媒 自宅催眠 霊体と通信 霊で火星に行ける エレーンー 異星人と話す 歌 毛虫には シッポがないぞ テーブルに着く うつ病みたいなもの 難しい病名 正義さん お姉ちゃんなら 浮き沈み お父さん 後一年で定年 ともちゃん 辛いね ごめんなさいね ごめんなさいね 私大丈夫 コスモスシンホニー // お父さん電車乗れなくなった 走って帰ってきた
タークエネルギーは寛大 茶柱はスカスカなお茶 縁起が悪い キツネさん・・・ / パニック障害 息しない まずめ君 働いた方が良い // カモミールの花付けて // ピンポン これ 十万円 26 36 万 返品して // 食事一緒に 気まずい 死んで欲しい ダメの言葉 力ある 茶柱ごめん 今日は一日ここにいて 父がアルバム見せる ともこは、寝る 3時・・・彼氏が怒る この家臭いよ // 姉の彼氏 父に結婚申し込む 仕事・・・ // 家族 宇宙の意思です 母のざれ事 姉が出版 三百万 あなた達 金じゃない テーブルに縛られた彼氏せいじ 分かれる 言ったら 黒い男が 台ふき 口に入れて 権力 指示しなくても 思い通りに回りが動く 母はローマ法皇と食事 // ともこ 光合成って良いよね みんなで光合成 // ブー ウーー ウーー せいぎ君 // 出て行っていいのよ でてって 出れる 門から出て言って ブー ううー // 母さんから手紙 今チベット 私は もっと 遠くに行く様です 私はたくさんのコードに繋がれて また会う日まで トルルル はい 何です あの・・・母が飛行機ごと 消えた 母はお言葉を言って回っていた UFOに・・・ この人が一番おかしい ピー~ 姉と ともこが話す 思い出 合法クレジット 使いなさい ともこちゃん子供をみんなしんで・・・// 今を きっちり受け止めて 私が迎えに行く 母はすぐ戻る 行ってらっしゃーい 


おなかごしのリリ
精神科医が話す 二重人格 放送が流れる 頭に三角の布 セットの上端に座る 5人 1人だけ 普通の男 6人自殺 山奥の山小屋の惨劇 その後 // リンゴ ごま マグマ マンドリン あっ 続けましょう 水上くん 鈴木さん 佐藤さん みんな最高 私は? 最高 みんな死んで 良かった 甘栗 ポテトの集い 高橋さん三角関係なんでしょ// しりとろう 次 田中くん 黙ってる チマチョゴリ リャマ チンチン で ・・・ ふっくらしてる 大きい 使わない // ジリリリ・・・ みんな何処へ行ったの 夜の山は危ないよ 銀行強盗 悪霊に成る 掃除機や壺に閉じ込められる 死後 この世界が良く見える 田中くん 机の下手 携帯電話してる? 田中くん 1人逃げようとしてた // 透き通った気持 // みんなで 宇宙へ行かない 温泉行こう //
死んでないでしょう 3人でいたいんだろう // この鞭でシバくとカスタマイズ // 宇宙へ行こう 僕は生きている //りりー 初めてまして 母さんですよ 出ておいで 少しだけ産声出して 安心するから

ううーーん どう言えばいいんだろ
観劇後の このもやもやは  私は大好きですよ、この感じ。
2幕ですが それぞれが本公演レベルでしょう 面白かった。
鎌塚氏、振り下ろす

鎌塚氏、振り下ろす

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

ともさかりえさん
コメディー、お得意な方たちが名前を並べる中、“ともさかりえ”ドラマでしか観ない女優さんで、わたし的には舞台にイメージがない。今回その考えが完璧に覆りました。メイド姿、清楚で可憐、そしてキュートなコメディアンヌ!!何気に起こすあれこれ、こんなにも間合いのいい女優だったとは・・・。もちろん三宅さんの動きの良さ、ベンガルさんのボケっぷり、見所いっぱい。演出も回転するステージのテンポにせりふが絡む辺り、上手い!!上質のコメディーでした。

Peach Boys

Peach Boys

ぱるエンタープライズ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/14 (月)公演終了

満足度★★★

特徴なし
話の展開はよくあるタイプ、目新しさは無い。芝居はステージの広さを十分に使い切らず、あちこちに隙間を感じた。若手出演者の熱意は感じるが、それが充満するのではなく、拡散してしまう状態。登場人物のバックボーンがはっきりせず、上っ面だけで話が終わってしまっている。時間を長くしても登場実物ひとりひとりに食い込んだ部分があれば、もう少し観る側に理解させることの出来るものになるのではないかと思う。殺陣をほめている方もいるようだが、私からすれば、全体的に軽すぎ、形だけの殺陣が目立つ。確り身についた出演者もいないではないが、相手がこの状態では活かせずというところだろうか。

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

おぼんろ

王子MON★STAR(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

大人のための童話
『おぼんろ』のパフォーマンスは大人のための童話である。
 彼らのinnocentな瞳は洞察的である。彼らの無邪気な語り口は、世界に染まってしまった我々をはっとさせると同時に、世界に愛を取り戻すことができるという望みを感じさせる。当人たちにはそんな思惑はないのかもしれない。しかし子どもの意図せぬ言動が時として大人の常識に揺さぶりをかける、そんな感動が『おぼんろ』の公演にはいつも、ある。
 今回の作品もそんな期待に反しない、洞察的だが愉快なパフォーマンスであった。
 世界は上からよりも、下から見た方が良く見通せる。路上のゴミで創った舞台装置や、地面から生えてきたような脚本は、強さと愛おしさ、私たちが簡単に投げ捨ててしまうもののかけがえのなさに、優しくスポットライトを当てている。

「廃墟の鯨」

「廃墟の鯨」

椿組

花園神社(東京都)

2014/07/12 (土) ~ 2014/07/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

思想の劇作術化:群像劇の可能性
東憲司氏の思想(視線)が、椿組の群像劇の手法と混じり合い、
あらたな劇作術が生まれている。見事なコラボ。

物語演劇にも、このような可能性があるのだなと感じた。

作品自体の満足度は☆4ですが、この劇作術に✩5。

詳しくはネタバレで。

ネタバレBOX

物語を牽引している人物は数人いるのだが、
その人物たちが、ヒロイン・ヒーローとして機能することはない。
観客にカタルシスは与えないのだ。

中心人物たちは、希望を掴むこともなく、無残に死んでいく。
それも仰々しく死ぬというよりも、割と簡単に死んでいく。

では、この物語の主人公は誰かというと、それは、その他大勢の人々。
つまり、一般庶民、、、無名の民、、、群、、、、である。

東憲司氏は、以前から、庶民に対しての視点を強く持っていたが、
その視線が劇作術にまで反映されたことは、
私の見た限りでは無かった。
今作では、そんな劇作術が生まれている。

物語演劇にこのような反転のさせ方があるのだなということに驚いた。
物語構造を反転させていると共に、権力構造を反転させている。
力を持った強い者が主人公なのではなく、
力のない匿名の民が主人公であるという。

ラストシーン近くでは、かつての築地小劇場などのプロレタリア演劇は、こういう感じだったのかなと思いながら見ていた。

作品の類似という意味では全くなく、その思想の劇化というような部分で。
また、それを観客が共有するというような意味でも。

ある意味では、これこそまさにプロレタリア演劇!
(主義主張のあるプロパガンダという意味では全くなく、権力構造を根本的に反転させている劇作術だという意味で。)







「廃墟の鯨」

「廃墟の鯨」

椿組

花園神社(東京都)

2014/07/12 (土) ~ 2014/07/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

期待通り
椿組、夏の花園に、作演出、桟敷童子の東さんは、ピッタリだと思ったが、やはり素晴らしかった。
現実の重圧に、押し潰されながらも、明日の輝きを信じられる、素敵な作品でした。
総勢40人と大人数ならではの、迫力ある演出が、良かったです。

ネタバレBOX

ストップモーションのような演出も、良かった。

野外ならではの、水を使った演出も、良かった。

外の雑踏も、あの時代の廃墟らしく感じました。

ラストは、圧巻でしたが、7・11のネオンだけが、邪魔でした。
サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】

サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】

劇団チョコレートケーキ

駅前劇場(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかった
歴史の一端を垣間見ながらも、濃厚な空間は饒舌で、語りきれない想いが、沸き上がる名作でした。

過去の史実を題材にしてますが、現代未来への警鐘のようにも感じました。

シンプルだが、雰囲気のある美術、音響、照明も、素敵でした。

ネタバレBOX

全役者さん、力量のある魅力的な方ばかりでした。

ポポヴィッチ(西尾友樹さん)とチュブリロヴィッチ(岡本篤さん)の老人と青年時代の切り替えも解りやすく、明確で、流石の演技力でした。

名前が覚えきれず、すみません。
青年ボスニア三人も、顔色が悪く、体調悪そうに見えた。貧困と、覚悟を決めた決意から?と思ったが、後に明かされる病に、納得でした。

タンコシッチ少佐(浅井伸治さん)、アピス大佐(佐瀬弘幸さん)も、印象的でした。

ラストも素敵でした。
Peach Boys

Peach Boys

ぱるエンタープライズ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/14 (月)公演終了

満足度★★★

【桃】観劇
良かったですよ。確かに,ストーリーはよくあるっちゃぁよくあるもんで,新鮮味はないけど,無難ではあり,深く考えずに,安心して観ていられた。主人公は美紗子+タイトル通りピーチボーイズだと思って観ていたので,何の物足りなさも感じなかった^^;

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

駅前劇場(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

最初から最後まで
舞台の魅力!というものが詰まってました。
開場したその時から楽しませてくれ、本編もただ重いだけでなく、でも軽んじて捉えているわけでもなく。
最後のシーンはハッピーエンドとは言えないけれど、こんな終わり方もありかと。
楽しませていただきました!

フランダースの負け犬

フランダースの負け犬

なかやざき

シアターサンモール(東京都)

2014/07/10 (木) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

人間とは
結局汚れた生き物なのだと。
それでも、人のもつ"なにか"が変わるキッカケは
人との関わりの中でしか生まれないのだと思いました。

内容的に好き嫌い別れる作品でしょうが、わたしは好きな作品です。
ただ、何度も観たい、となる作品では無いかな…
人に勧めるのも、その人の好みによりますが、
考える作品なので色んな方に観ていただいて色んな意見が聞けるかと。

ネタバレBOX

前半は軍事訓練生たちの「友情ごっこ」的な上辺の関係で、関係を保つかのように笑いが多く、
後半は戦争シーンに突入しシリアスなムード、忙しい作品だと思いました。

最後は主人公が「本当の友達」に気付くけど、時既に遅し、という報われない結末。
すすり泣く方がいらっしゃいましたが、確かに切ないけど個人的には涙よりは内臓持ってかれそうな、重く響く、といった印象でした。

これからの時代を担う若手俳優たち。
若いだけに、下衆さが物足りなく感じもしましたが、
これぐらいでいいのかな、とも思いました。
あまりやりすぎると、人間嫌いになりそうですし。
神の左手

神の左手

キコ qui-co.

Ito・M・Studio(東京都)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★

非常に面白かったです
若い人の素晴らしいエネルギーが伝わってきました。物語から、役者から、生物としての生命力を感じました。眩しいような感動がありました。

come back school

come back school

劇団東京以外

ひつじ座(東京都)

2014/07/11 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★

学園の怪談…
劇団東京以外が送る”アフタースクール ミステリーコメディ”との銘であるが、その雰囲気は弱い。
演出がバタついていたと思う。もう少しミステリーな雰囲気を醸し出し、ストーリーを牽引させてほしかった。序盤がモタモタしていたので、中盤・後半になるにしたがい面白くなるが時間が足りないようだ。話のオチはなんとなく想像がつくが、サスペンスホラーとコメディを融合させたような公演を期待していただけに残念である。

ネタバレBOX

昔から言い伝えられてきた文化祭前夜の不思議な出来事。学校に泊り込んで学園祭の準備をした経験があるから分かるが、殺風景な教室、肌寒さ、消灯・暗闇など不安感が生まれる。そうした状況にスルッと入ってくる恐怖をコメディタッチに描いた方が…。
本公演は、大袈裟な動作で笑いを誘っているが、その場面が多くほど、ミステリーと乖離する。
また、演技はもう少し稽古をしないと感情移入が出来ない。総じて若い役者の方なので伸びしろがあると思う。
さて、伝承元は教頭先生だという。数十年前の同級生を偲び怪談めいた話を作ったそうだ。その心情は分かるがそんなに長く言い伝えられるだろうか?
今後の公演を楽しみにしております。
Peach Boys

Peach Boys

ぱるエンタープライズ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/14 (月)公演終了

満足度★★★★

殺陣が素晴らしい
ストーリーは、よくあるシチュエーションだが、”見応えのある殺陣”というのが第一印象である。
東京芸術劇場シアターウエストという広い舞台を縦横無尽に使い、切返しも一度だけではなく、二度三度と行い迫力を増す。
脚本、演出は見慣れた感じがし、新鮮味がないと思う。逆に、それだけ多く上演される手法だから手堅い公演にはなっているが…。
説明文「 これは夢か現実か・・・」へ誘う動機に深み(社会性)を持たせると、もっと印象に残る公演になったと思う。

ネタバレBOX

農業を営んでいた父が突然に亡くなる。 父は弟に「あの土地を頼む。」と言ってこの世を去った。 弟は農業を手伝ったこともなく、急な父の死にどうすればいいのか悩んでいた。姉・美紗子はそんな悩みも他人事に聞いていた。そして葬式も終わり、疲れ果てた美紗子は眠りについてしまった。 気がつくと美紗子は見たこともない場所にいた・・・。
時は幕末の文政の時代の備前の国へ…。そこには年貢とは別に農作物を収奪する悪の集団がいた。まぁ、備前(今の岡山県か)だから、桃太郎の鬼退治が想像できる。ここからは、典型的な時代劇の様相で、勧善懲悪という展開になる。タイムスリップした美紗子は桃太郎達と行動をともにするが…。さて、農民の一人が自分の先祖という奇遇、ご都合的な面もあるが、この邂逅を膨らませて、もう少し深みのある訴えができていれば、と思う。物語が表層的(セリフだけで「命」の重みは伝えきれない)にならず、印象深い公演にできていればと思うと、残念でならない。
今後の公演を楽しみにしております。
梵天ヤモリ

梵天ヤモリ

ひげ太夫

テアトルBONBON(東京都)

2014/07/08 (火) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

身体表現の素晴らしさ
組体操が芝居を構成している。間違ってはいけない…芝居の一部に組体操が入っているのではない。例えば、フライヤーにも記載されていたが、”風”という表現は、普通であれば音響技術に頼るところだが、それを身体表現で成し得る、というもの。自分は初めて観るので珍しかった。

ネタバレBOX

物語は現代という設定であるが、何故か時代劇風(江戸時代か)に感じた。冒頭、「橋」を表現する組体操があったが、その形「太鼓橋」が、時代劇によく見かける「日本橋」をイメージしたこと、さらに役者の衣装が独特で現代を想像し難いことが挙げられる。状況設定とイメージのアンマッチがストーリーをぼやかしたと思う。公演のビジュアル面(役者のメイクも含め)は印象に残ったが、ストーリーは…どうか?
脚本と演出がマッチしていたのか疑問が残った。せっかく組体操という強力な演出手法があるので、しっかりと印象に残る脚本があればと、残念でならない。
今後も素晴らしい公演を期待しております。
うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

駅前劇場(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動をありがとう!
本当に楽しかったです。初日スタート前からドキドキワクワクして待ち焦がれ
9日目マチソワと千穐楽を観てきました。
あまりに観たかった為、違った意味で感動してしまって(笑)
主演の増田赤カブトさんが歌っているだけで号泣していたという。。。。

衝撃の始まりからジェットコースターのような展開の早さ。
戦中戦後の話を扱っているので人が殺されるシーンが多いんだけど
それでも多すぎ。かと言って、決して死を軽く扱っている訳でもなく。
とにかく重いテーマもライトに笑いで包んで硬軟メリハリ
はっきりしてて分かりやすかったと思います。
ミラクルに溢れる感動のストーリー。

ネタバレBOX

動物実験、人体実験などの731部隊の史実を交えつつ
満州からスタートし、ありえない空中戦を繰り広げて
横浜に舞台を移した後は、戦後のドサクサの中のキャバレーが舞台。

そこには動物実験から解放されたゴルバチョフ、コケコ、スネ松。
そしてマッサージチェア。
動物の存在が人を癒し、ささくれた空気を柔らかくしてくれていた。
可愛い。
そしてシヅ子の厳しい現実が徐々に明らかになり苦悩するゴルバチョフ。

いきなり舞台は731部隊に戻る。全部が計算された未来だったと分かり
錯乱するゴルバチョフ。しかし同じ境遇の四肢をもがれた男から
自分を殺せと頼まれる。
500年先の未来までを計算する男は、死にたくなるのは想像に難くない。
そしてラストに向かうゴルバチョフの行動が、この物語のテーマ
理想の死にざまなのだった。
感動の涙を誘う、謳い文句通りのヒドイ話なのに
胸が震えるのはなぜだろう。
シヅ子の歌とダンスのせいかもしれない。
そしてゴルバチョフの表情が、なんとも言えない晴れやかさ。
余白を残したエンディングへ。
最後のゴルバチョフのワン!の響きが心に残るのでした。
どこに行ったのか。それともこの世を去ったのか。
それは誰にも分からない。
がきっとどこかに生きているような気がして仕方ない。

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