十周年記念コンサート「Thanksgiving!!」
ミュージカルグループMono-Musica
Studio K(東京都)
2014/07/26 (土) ~ 2014/07/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
至福の時間♪
「夜明けの風」からのファンなので、「砂漠の花」など観ていない公演を感じる事が出来て幸せでした。
ネタバレBOX
伊綱と志郎の場面はドキドキ♪事前に教えて欲しかった。フィナーレで過去作品の衣装で並ぶみんなを見たときは良く頑張って来たねって、応援してきて良かったと思いました!!!
0号 -2014-
ゲキバカ
ABCホール (大阪府)
2014/07/25 (金) ~ 2014/07/28 (月)公演終了
満足度★★★★★
大満足の作品です!!
先ほど、夜の部を観覧し、帰ってきたとこでろです。誰かに、幸せな気持ちを伝えたくて投稿しました^^。笑いあり、ダンスあり、涙あり、盛りだくさんの作品です。中盤までは、比較的テンポよくメリハリのある展開です。それ以降は、考えさせられる部分、しくしくと胸にしみるような言葉やシーンが多く、しっとりとした展開です。2時間半と少し長めですが、時間を感じない舞台でした。個人的には、本年上期に観覧したなかで、強く印象に残った作品です。
夏の夜の夢
劇団 豆狸
千本桜ホール(東京都)
2014/07/25 (金) ~ 2014/07/27 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しかった
キャスト紹介の映像を白布に投影しているんだけど、ピントがボケてて惜しかった。パックが秀逸だった。身に付けているアクセサリーがシャラシャラと音を立て、それがほんとに妖精っぽかった。ハーミアの女優が好き。あと10キロ痩せたら、小劇場の女王になれると思う。是非痩せて天下を取って欲しい。ボトム役の人には興味がある。次の公演も観てみたい。旗揚げ公演というのは、当たり外れが大きいけど、ちゃんと出来てた。古典だけじゃなく、現代劇も見てみたい。
鈍色の、ブルウ。ありがとうございました!
matsucarpone
風みどり(東京都)
2014/07/25 (金) ~ 2014/07/28 (月)公演終了
20歳の女性の生き様
20歳の女性が一人で企画、脚本、出演、演出、受付から前説まで全てこなす。この気概、気持ちは素晴らしい。自分が20歳の時にそんなことが出来たかと聞かれたら正直に言うと『無理』の一言だと思う。
芝居の出来は正直面白いとは言えない。ただ、一人でここまでやったその気概を買おうよ。自分なら無理でしょ。自分にできないことをやっている人間は両手放しで素晴らしいものだ。
ただ、あえて言うならば、演出だけは誰かに任せても良かったかもしれない。そうすれば、きっとこの本のバックボーンや演技に奥行がついてもっと素晴らしい舞台になったかもしれない。
ただ、多分この公演は最後までやりきることに意義があると思うので、そんなことはどうでも良いのかもしれない。なので、芝居としての評価は無星にしました。千秋楽まで体調を崩さずに頑張ってもらいたいです。
マボロシ兄妹
悪い芝居
青山円形劇場(東京都)
2014/07/18 (金) ~ 2014/07/21 (月)公演終了
満足度★★★★
わけがわからないけど
この様な舞台は初めてだったので正直自分でもどれだけ理解できているかというと全然わかっていないと思うのですが(脚本やネタバレレポを読んでなるほどそうだったのか!というような状況ですから)、ぼんやりした中でも鋭いメッセージは受け取ったと思います。青山円形劇場でこのお芝居が観られて本当に良かった。初めて味わった世界。この世界観にもっと浸かりたいなぁ。もう一回観たいなぁ!
衣装も音楽も役者さんたちの動きも素敵でした。やっぱりりょうさんと彬さんは目で追ってしまいます。
0号 -2014-
ゲキバカ
ABCホール (大阪府)
2014/07/25 (金) ~ 2014/07/28 (月)公演終了
もっかい観たい!!
すごく良かった!キャストさんそれぞれの個性が素敵でした。ダンサーの方々も可愛かったです(*´∨`)石黒さんの役が好き。最初から最後まで笑ったり泣いたり…もっかい観たいなあ!
神の左手
キコ qui-co.
Ito・M・Studio(東京都)
2014/07/03 (木) ~ 2014/07/06 (日)公演終了
満足度★★★★
グロなのにピュア
最初登場人物がゴチャゴチャガチャガチャしていて感情移入が難しかったけれど個々のエピソードに進むにつれぐちゃぐちゃに絡まった糸や紐がするするとほどけて行く様でした。特に第一印象が悪かった男性陣のそれぞれのピュアな愛にぐいぐい引き込まれました(グロテスクなシーンが多かったのに!)。ハッピーばかりじゃないけれど観た後温かい気持ちになりました。
窓に映るエレジー
ジョンソン&ジャクソン
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2014/07/24 (木) ~ 2014/08/06 (水)公演終了
満足度★★★★
ジョンソン&ジャクソンで
やりたかったことってこれだったんだ!
シュールでナンセンス、あり得ないのにちょっとキュんと来る感じ。
いい、何て言って褒めたらいいのかわからないけど、いい。
私も一緒にふざけて戯れたいぁーい!
帰還の虹
タカハ劇団
駅前劇場(東京都)
2014/07/23 (水) ~ 2014/07/28 (月)公演終了
満足度★★★★
戦争モノを語るには時間が必要と思っていたと・・
脚本・演出の高羽氏が語っていた思いが凝縮していた2時間20分(予定)
戦争の是非ではなく、勝敗でもなく、
戦争は巨悪であるという感じが色濃く出ていたと思いました。
熱量は良かったが細かさにやや欠けるきらいがあり、
星はひとつ削ってしまったであります。
ネタバレBOX
よくある「この戦争は日本が負ける」という台詞が少なく。敗戦理由も日本軍が禁止していた短波放送の受信による米軍からの真実の戦況日本語放送に、軍需品の株価が下がって民需品の株価上昇から推測という理由が今まで自分が見ていた戦争ものの中では初めて聞く理由であり、新鮮で説得力が強かった。またそれを聞いても周囲の画家たちの反応が、基本自分達の生活と絵と周囲の人間の動向にしか向かなかったところも好印象でありました。
舞台は黒を基調に額のみ飾ってあるアトリエを模したセットで、左右に画材やイーゼル。中央にアトリエを内外と区別する壁を模した可動式組み柱の大道具がユニークに配されてました。
(となりのOFFOFFが若い女性客が目立ってたけど、当公演はそんな感じはしなかった。けど2/3は女性客っした。 んでちょい空調が効き過ぎていたので冷えを気にする方は何か保温用材を持ち込むこと推奨します)
さて結構すっぱりネタバレしますので未見の方は読まないでくださいねっ!
「戦意高揚画」を描き、日本画壇の寵児となっていた男=藤澤のところに画家仲間の内山が自分の受け持つ画学生に光る才の持ち主=貞本(この戦時中に油絵の具が豊富に置いてあるアトリエに感動してました)がいるので手元に置いてやってくれと願うところから物語が始まります。
自分では貞本君を徴兵から守れない(今は18歳で19になると徴用年齢となる)ので軍部に顔の聞く藤澤の書生または弟子なら徴用は無いだろうからとの配慮です。(が実は内山氏は共産主義者(当時の言い方で”アカ”)であり上記、日本敗戦の言を述べる人物なのでその心配もあったんですなぁ・・・。)藤澤は嫌がるのですが、癇癪もちの細君=キヨ子が夫の関心を引き出したく自分の預かりとするのでした。軍の受けの良い藤澤亭には物資不足の中、芋や人参・今では貴重な白米まで持ち込まれてます。女中として近所のちづさんも家の事をしてもらっております(贅沢といわれています)
軍部の望む絵を描くことで日々の糧=とにかく絵を描き続けるという純粋な画家としての望みを叶えてる藤澤でしたが(絵に加えて人の望みを見抜き絵にするという才能が強いと描写してました)軍報道担当の近藤中佐の戦地体験を聞いて惨たらしい大きな戦争絵(普段は布をかけて隠しています)を描いてました。
話が進むと、藤澤家で置いてあった食料や奥様お気に入りだったメリヤスの生地などが無くなったりするという話が出てきて・・・。手伝いのちづの弟孝則(戦地に行っていたが手の怪我で帰還できた)が再び召集されることになり=赤紙が来て=実はいままで無くなった物は「自分が盗みました、返しますから藤澤先生の力で召集を無かったコトに。」と取り乱し泣きつきます。ついには貞本君に代わりに行って欲しいとまで言い出します。(このシーンは心揺さぶられました) 結局藤澤もただの軍のお気に入りという立場であり、軍部にものが言えることはないと話して宥めます。
”アカ”として内山が憲兵に暴行を受け捕まり、無力な藤澤を器の小さい同業の画家である熊本(演じる山口氏は上手で、小心者らしさを器用に出してくれてました。)が詰り。戦局の悪化に伴い徴用年齢が19歳から17歳に引き下げられ、故郷の熊本で貞本君は徴用検査を受ける事になり明日には出発しますと藤澤に告げ、藤沢は貞本に例の戦争画に加筆することを許可し。貞本は悲壮な戦地絵に笑いあう兵士や寝転ぶネコ・キヨ子夫人まで書き足し。空にはタイトルに応じた虹を描き故郷に向かうのでした。
プロローグで語ったキヨ子夫人が、同じようにエピローグでその後の登場人物たちの人生を語り終演となります。
仲間も全て捕らえられた内山氏は投獄・処刑とはされず、筑豊の炭鉱送りになり行方不明・・・。戦後大量の人骨が炭鉱から見つかったと。
熊本は藤澤を糾弾し続け、日本画壇から見事藤澤を追い出し自分が中心に収まると。
ちづは弟の孝則を戦地で失うも夫が無事帰還し静かに余生を過ごせたと。
近藤中佐は軍報道を勤め上げ退役、藤澤以外に戦地での体験を話す事無く墓場まで持っていったと。
藤澤と妻キヨ子は10年前にいたパリに戻り二度と日本に戻る事は無く、自分の描いた戦争画の公開も許可はしなかったと。
貞本については語られませんでした・・・・・・・・・・・・
ちなみにアトリエのある村は疎開先でもあるのだが、
そこでも食糧不足などは深刻な状態だと暗に示唆するのも上手でした。
戦争の勝ち負けを論ぜず、あるものとしての巨悪(とも作中では語ってはいないです)の受け止め方が人様々で、話が展開するユニークさは気に入りました。
<で~下北沢の全ラーメン屋制覇が成された日でもありました>
鈍色の、ブルウ。ありがとうございました!
matsucarpone
風みどり(東京都)
2014/07/25 (金) ~ 2014/07/28 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題1185(14-233)
15:00の回(晴、猛暑)。14:40受付、開場。
奥に水色のビニールシート、画用紙、小さな水色のバケツ、グラス。ミニ椅子が半円に囲み、後ろにも椅子席。その奥はキッチンらしくて此処は元なんだったのでしょう。
15:00表のドアが閉じられ前説(上演中、水分の補給可)…もちろんご本人、全部お一人でやっていらしゃるようで、会場の外の告知も、洒落たチケットの裏には直筆で名前、手書き文字の当パン、開演〜15:43終演。
開場時間になってドアを開けた時、ホントに女子高生かと思ってしまいました。
それは、きっと、松岡さんの前向きでまっすぐなところが出ていたからかなと思うのでした。一人語り、画用紙、人差し指に直接絵の具を乗せ描いています。最初、何か抽象画かと思っていましたが、途中から何となく気づきました。物語の展開とよくあっていました。
「今後の予定」に「朗読劇 秘密の花園」@東武動物公園近く…とあり、フジタタイセイさんも出演されるようで、日程厳しそうな時期(8/16)ですが、都合がつけば。
★5は(サンデーモーニング風に)「あっぱれ」ということで。
小劇場!中高生!大往生!2
花まる学習会王子小劇場
インディペンデントシアターOji(東京都)
2014/07/25 (金) ~ 2014/07/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
自分はこれに★5を付ける
と言う事は普段観る芝居ってなんなんだろうなぁ。
面白かった。
普段、面白いと思う芝居と比べても遜色ないくらい面白かった。
ちなみに内容については即興芝居だったという事に驚愕。
本当にびっくりだ。
中高生15名、とても良い座組みになっていると思う。
それこそ学校のクラスの様にたまたま集まったメンバーだけど、みんな個性的なんだ。
全員、と言うわけにはいかないだろうけれど、同じメンバーで集まった芝居をまた観てみたいと思えた。
うーん、15名なんだよなー。
例えばこれが普通のどこかの芝居だったとして、それだけ人数いると埋もれてしまう役が出てきたりとかありがちだけど。。
ちなみに観ている大人たちは「キラキラしている」という印象をやはり受ける様で、その通りなんだけど、自分は敢えてその表現は避けたい。
それは何かちょっと余裕のある表現だと思うのです。
中高生とか関係なく、単に芝居を観に行って、面白い芝居が観れた。
他の芝居を観に行くのと変わらなかったですよ。
明日、最終日。
また別物が観れるのでしょう。
スケジュールきついかなと思っていましたが、何とかなりそうなのでもう一度行っちゃえヽ('ー`)ノ
そういう風にリピートしたいと思う客もいるんだぜ、と言うのを伝えたい。
ネタバレBOX
演じていない時には役者は観客になって観ているんだけど、それもまた良い。
終始にこにこ観ているコとか、クールに観ている様で表情が崩れて印象的に笑うコがいたり、手を繋いで観ていたり...etc
客の観えるところで待機しているという芝居は他でも観た事があるけれど、意味があまり無いと思ってしまった事とかあるけれど、これはとても効果的だったと思う。
何がどう、と言われると困るけど「場の空気感」かな?
演じるモノによって上手い下手はあったと思う。
ただ学生であったり、面白先生であったり、普段身近にあるだろモノの芝居は、大人の役者がイメージで演じるモノより下手すると面白いんじゃないかという現象が。
中高生にとって、一番遠いイメージになるのが20〜30代の大人になるのだな、というのが感じれて面白かった。
また全力で自分を表現しようとすると恋愛の感情が出てくるのだなあ。
帰還の虹
タカハ劇団
駅前劇場(東京都)
2014/07/23 (水) ~ 2014/07/28 (月)公演終了
満足度★★★★★
ずっしりと
わかりやすい内容でしたが、とても重い、ずっしりと観ごたえがある作品でした。戦時下で、優遇はされていても、自分の思い通りの絵を描く事が出来ない画家たちの苦悩、また、周りの人々の想いが、演じる役者さん達の熱演で、ヒシヒシと伝わってきました。また、実際の絵を見ることが出来ないので、セリフから想像を膨らませて脳内再生しながら観てました。この時期、忘れてはいけないその時代を改めて考える良い機会を与えて頂きました。
ぬちょぉ…
きもけん(気持ち悪い研究会)
新宿眼科画廊(東京都)
2014/07/26 (土) ~ 2014/07/30 (水)公演終了
満足度★★★★
無題1184(14-232)
17:30の回(晴、猛暑)。16:50受付(会場は地階。予約返信メールには整理券…という記載がありますが、実際にはありませんでした)、階段を上がろうと見上げると、千の眼。
17:00開場、薄暗い中を見渡すと、客席以外全面妖界装飾、雰囲気抜群。17:22/17:29、正面のスクリーンにアニメ、ヘンな生き物が前説!17:32開演〜17:57終演。
どのような劇団かわからないままフラッと寄ってみました。なんとはなく(普段は見ないのですが)座席にあったチラシを眺めていると「多摩美術大学」の文字…多摩美は観たことないなぁと思いつつ、調べてみると…セッションハウス「シアター21フェス96"春編"(2014/5)」に「妖精大図鑑」、永野さん、有川さん、飯塚さんのお名前…意外にも観ていました。
「第6研究所」というのは6作目ということですね。
いやいやよく造ったものです、オドロオドロした会場、フジツボみたいなのが張り付き、臓物、目玉、足跡…ひと気がなくなった花園神社でやったらビビるかも…いやいや、結構キュートなのでそうはならないか。個性的な妖怪たちの一夜でした。
エンドロールで配(妖怪)役が紹介されましたが、事前に当パンに記載(妖怪のキャラクター紹介を兼ねて)あるとありがたいです。
もっと妖怪同志の絡みがあってもいいなと思いました(30分じゃもったいない)。
高橋さん、9月に「キッド・アイラック〜」で公演があるのですね。都合がつけば観に行きましょう。
河童
DULL-COLORED POP
吉祥寺シアター(東京都)
2014/07/18 (金) ~ 2014/07/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
二度目に観たとき、「「「ガツン」」」と・・・
正直一回目観たときは、面白かったけどあんましピンと来ないかなあ・・・くらいだったんですよ。
でもまあなんか心に引っかかるモンがあるなあ、ってな感じで思い切ってリピート。
・・・これ一回目に観たのと同じ芝居なのか?ってくらいグサグサ刺さってくる。苦しい。
現代社会を軽く皮肉ってる作品、かのようなツラして、観客の人生を(さらっと)皮膚ごとえぐってくるようなエグい芝居。
特に終盤のナンバー「Ways to Die」で「A氏」のもとに「S」が歩み寄る中での歌とダンスには、耐え切れず涙がボロッボロ。
ダルカラの芝居はいつも観ていて「苦しい」んだけど、その苦しさとも違う苦しさ。見ごたえありでした。
役者陣。「A氏」を演じた一色さん筆頭にみんな素敵だったんだけど、特に百花さんのTHE「河童」具合(←としか言いようが)と小角さんのマジカルな(とでもいうような)透明感が印象的。
一回目は山崎彬さん、二回目はコロさんと、隙にやってたように見えるゲストゾーンもおもしろい。
照明、音響、美術、音楽と、各セクションもほんとにいい仕事してて、感覚的にずっぽり引きずり込まれるような不思議さ。
最後。
ちょっと思ったんだけどS席A席の区分はあれでよかったのかな、と。
二回目観てた席とか、昨日ギリギリに予約したA席だったのに、中央ブロック後方のど真ん中。
乱舞ってるシーンとかは迫力も感じつつ全体像も見渡せたし、作品を楽しむには前方ブロックのS席よりちょうどよかったんじゃないかなあ。
東京Candy
劇団 伝赤
北池袋 新生館シアター(東京都)
2014/07/18 (金) ~ 2014/07/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
観劇•感激!
千秋楽に伺いました。
『アクションありのサスペンス!』
その触れ込みに偽りの無い素晴らしい舞台でした。
あの限られたスペースでのあのアクションに先の読めない構成。
そして何と言っても旗揚げ公演から更に増した団員諸氏の高い演技力。
今から次回公演が楽しみです。
グッドモーニング、アイスパーソン
天才劇団バカバッカ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2014/07/24 (木) ~ 2014/07/27 (日)公演終了
満足度★★★★
尻上がりに見応えありました
幕開き当初は、観客とタイミングがあい難く、お芝居が勝手に進行している傾向があったが、徐々に掴みがうまくいったようなお芝居でした。熱気が暖まったような感じを受けました。幕切れの30分前から展開が激しくなり、それにつれて面白みも倍加したように思えました。大所帯でキャラの重複も見受けられますが、そこを国際色豊かな配役が補っているように思います。目が離せない劇団です。次回作にも期待しています。
鈍色の、ブルウ。ありがとうございました!
matsucarpone
風みどり(東京都)
2014/07/25 (金) ~ 2014/07/28 (月)公演終了
満足度★★★★
荒削りだが成長が期待
普段は雑貨などを売っている場所を劇場に見立てているらしい。
作・演出・装置・衣装(?)・出演すべて一人で行った初公演わ新人の荒削りさが目立つが努力作でこれからの成長に期待が持てる。
40分と短い時間に集約した演出がとても面白い。
またちいさいスペースでもよいので何度も行って欲しい。
吾輩はウツである
劇団朋友
俳優座劇場(東京都)
2014/07/24 (木) ~ 2014/07/29 (火)公演終了
満足度★★★★★
観客の高年齢にちょっと驚いた
白&灰色の頭が多かった。そして階段昇降が大変そうでした&2名1幕と2幕に1回づつ着信音を響かせてくれました・・・・。使いこなせない、ハイテクは持つこと考えて欲しいなぁ・・・(-_-;)
劇団20周年記念講演だけあって出来が素晴しかった全2幕
(15分休みありの2時間40分であります)
<役者さんの力量に隙の無い舞台づくりに脱帽です>
ネタバレBOX
作家・夏目漱石誕生の話です(^^)
明治に生きる日本人(千駄木限定(笑)の血肉の乗った台詞で語り表現される生活感が本当に肌で感じられた舞台でありました。
ちょっと難点が子猫の擬人化がトウが立ってた(失礼)感があったです
帝大で英文学を教えていた小泉八雲氏の後任で夏目金之助が入る事を知り、小泉カムバックとシュプレヒコールをあげる学生演説からのスタートです。
舞台セットは夏目の家で。上手は本が乱雑に積み上げられ散らかってる書斎で、下手が居間です。舞台最前は庭という設定で縁側があります。壁は所々無く、書斎梁の上に黒猫(ぬいぐるみかな)が寝そべってます。家のセットの奥上には星空の光や月が映し出されまして、芸が細かく出来も良いです。
学生との衝突やら菅先生の家や家財の手配。大塚氏の資金援助に、夏目姉の金の無心。夏目の出自にと当時の金之助を中心とした人間関係=文壇との関係などがすんなり頭に入る程の登場人物に成り切った役者さんに脱帽です。
我輩猫が家に迷い込んでくるのですが、猫は擬人化した=猫耳つけた役者さんです。(キャラメルボックスの「ノーチラス」や「夏への扉」思い出します(^^)
普通に猫と会話を成立させる金之助は不思議と思うが、いろいろ会話を楽しむようになっていきます。(勝手に家に入り込んだ猫を妻のおきょうと金之助は嫌がるのですが、お手伝いさんが「爪まで真っ黒なのは”福ネコ”です」「世話も自分がします」からと言い寄られ折れたのでした。
金之助の甘い物好きに、男尊女卑の発言。
それにまっこうから食って掛かる強い妻(^^)。
キャラが立ってます!
(南京豆(ピーナッツ?)に砂糖まぶしたり、ひと月でジャム8瓶なめたり。水あめとっておいたり、差し入れの甘味モノ独り占めしたり人間性が・・・。な文豪さん)
基本服薬時の水や飲み会、”ねこまんま”までリアルに食事出します。
当時は(猫の)捕まえたネズミを交番へ持ってくと1匹につき5銭貰えたそうです。
近所の車屋夫婦の喧嘩の音や風鈴・蝉の声などBGNや効果音も手抜き無く流します。
当時の服装もきちんとらしく再現し、ちゃんと季節に合わせて着替えるし。
すごい懲りようです(^^)
右手の無い学生や男爵の娘との交際が終わって自殺する学生など、金之助を取り巻く状況の中。遂に教職を辞しかんしゃくをぶつけるようになる夏目に、周囲はその精神エネルギーを何とか昇華させるようにと相談し。長文作成=小説を書かせるようにと仕向けます。正岡子規とのつながりも良くわかりました。
話に絡んでくるネコは、近所のネコなどを我輩が連れてきて。いろんな話をいたします。シロの子供の話や我輩の気に入った風鈴の話など素敵なエピソードが出てきたです。
1幕は学生が自殺したと聞くまでです。15分の休憩の間、ネコとスタッフさんがパンフレット¥500を売り歩いてきました。
舞台暗転してセットの片づけをする時は、動画投影幕を下ろしてネコの動画などを流し、舞台上の時間経過を「数日後」とか写してました。
初めは帝大生に反発された金之助でしたが、今では授業は大評判となりシェークスピアの講義は早稲田の坪内逍遥の授業と並ぶほどと学長にも褒められます。ですが癇癪=神経衰弱が悪化してしまいます。
倫敦から正岡子規にあてた夏目の手紙が面白いからと勝手に俳句雑誌「ほととぎす」に掲載した高岡氏に依頼させた原稿=「我輩はネコである」が雑誌掲載の可否を朗読し決めると聞き、ネコ(我輩たち)の朗読で観客に追体験させてくれたのは嬉しかったです。岩波文庫の創設者が夏目の生徒だったり。原稿料が6円50銭だったりと知識欲も擽られました。
オチは漫画「ワイルドハーフ」同様に、
しゃべれなくなったネコと静かに年を重ねてゆくだろうと物語りは閉じてゆきます。
ネコが喋らない=神経衰弱が治ったんだと夏目は悟るのでした
元気な妻のおきょうさんや夏目の周囲の文壇、学校の関係者。
垣間見た明治日本の夏目金之助の生活が、
面白いミュージカル「キャッツ」のような猫たちと語られる様は楽しかった♪
小説書くのに苦労してる夏目に猫たちが氷砂糖の差し入れやら、
団扇で扇いで涼を提供したりと気遣う様などユニークで面白かった(^^)。
relife
LOVE&FAT FACTORY
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2014/07/23 (水) ~ 2014/07/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
「犯人は誰だ!」的ドキドキミステリ
パンフに書かれたあらすじから
「死刑囚としての過去・消された記憶の行方」と
「真実の愛の形」的なものを組み合わせた物語になるのかなあ、
と想像してましたが、
(想像は当たっていながらも)
ある連続殺人事件の「犯人は誰だ!」的なミステリをうまく絡めていた為、
一癖も二癖もある登場人物について、
「この人は違うな?」
「この人の行動怪しくないか?」
と終盤までずっと自分なりに推理しつつ物語を楽しむ事が出来ました。
ネタバレBOX
(パッと見売れてなさそうな)アイドル3人組の前説から、
いきなり部屋で寝ている男とその隣にいる妻(恋人?)とおぼしき人物、
「記憶がない(昨日の、ではなく今までの)」という男に対して、
「昨日ベロンベロンに酔って帰ってきたのよ」、
と自分達が夫婦(恋人?)である事などを
それとなく納得させての物語スタート、と思ったら、
場面転じてゲスい敏腕プロデューサーに
先のアイドル3人組(パストラミ)の
プロデュースをお願いするマネージャーと、
ゲスいが故に3人それぞれの身体を要求するプロデューサー、
更には一番年下の未成年ながら自ら「アイドルになる為に」と
身体を差し出すリーダーなど、
案内パンフにあった人間関係構成図が段々と紹介されていきますが、
いきなりそこになかったはずの線が登場し始め
(妻と敏腕プロデューサーの関係など)、
ニュースで流れていた「顔面ミンチ殺人事件」を
追う刑事達の登場から更に物語が動き始めます。
・ 場面転換のテンポが(全部が全部ではないですが)
基本的に良かったです。
物語中(鑑識の人が愚痴ってましたが( ´ー`))、
必要な小道具である椅子や机を自ら持ち込み
場面を演じた上で小道具を片付けつつハケる役者と
次の場面に入る別の役者達、
シアターKASSAIは大道具、小道具をクルクルと
入れ替えするのが難しい為、
下手な?お芝居では場面転換ごとに暗転して
いちいち総入れ替えを行ったりとする所を、
前述のようにサクサク進行してくれた為、
物語への集中が全く妨げられずに済みました。
・ 刑事が追っている以上、登場人物の誰かが関わっている(犯人?)であろう、
「顔面ミンチ殺人事件」、
通り魔的犯行かつ顔面をナイフでめった刺しにするという
この恐怖の事件について、
本劇の登場人物それぞれがそれぞれ一癖も二癖もあった為、
「この人が犯人でもおかしくない!?」
「この人はあいのりしての模倣犯になろうとしてるので違う?」
「普通の人かと思ったら実はコイツも悪い奴?怪しくなってきたぞ!?」
など、(今では珍しくなった)犯人が誰か分からない状態での
ミステリ小説的な物語展開に、
舞台観劇と同時に推理ゲームを楽しむ事が出来ました。
・ 「脳の記憶は消したが身体の記憶は残っている」という言葉に始まり、
主人公が段々と元殺人鬼にして死刑囚「松本」であった事を
断片的に思い出していく場面、
(元殺人犯が今回も犯人、では普通すぎる物語になってしまう、と)
「主人公は犯人ではない」とは思いつつ、
最終的にこの主人公はどうなってしまうのか?
序盤での「普通の人」としてのリサイクル人生(relife)を
生きられるのか、
あるいは殺人犯「松本」の復活になってしまうのか、
物語の流れが非常に興味深かったです。
・ 殺人犯「松本」については、
当時通り魔的犯行で被害者に致命傷を与えながらも、
「自分が一番大切だと思う人に電話をかけ、その人が来たら助けてやろう」
(致命傷なのでどちらにしろ助からないのですが)、
というゲームを楽しんでいた、という過去から
「愛情」が分からずにいたサイコパスな殺人犯、としての過去と
終盤の妻とのやりとり、「松本」化してしまいながらも
「(ナイフで刺して、愛を)試してもいいか?」と妻に問いつつ
実際には自分を刺して自分自身の気持ちを確かめる、
伏線からエンディングにかけて
「うまくつなげてきたな」と思わせられました。
・ そもそも今回はボクラ団義中村さんの客演を観に行ったのですが、
ボクラ団義での「善のおじいちゃん」や
「悪役中高年(志士や悪徳政治家)」役とは大きく違う、
本物語の中で「こいつが一番悪いんじゃないのか?
(物語が悪い方向へ進む全ての引き金になっている)」
ある意味主役すら食いかねない、
エネルギッシュさとゲスさと弱い心も持った、
敏腕悪徳プロデューサーを見事に演じてました。
パストラミ3人が大接近してのアピールなどに対して、
まったく表情を崩さず「くだらないね」と流す演技など、
やはり演劇経験の長さ/深さが色々な面で生きてるんだなあ、
と改めて感心しました。
・ 本物語の導入の更に前にあたるプロローグ
(殺人犯「松本」改め人畜無害になった主人公が
ヒロイン(妻)の家に来るまで)を
無声芝居で演じられていたのが良かったと思います。
家族といえる人を全て失った元アイドルが「金の力で」とはいえ、
再び「家族」を得ようとする行為部分、
下手に普通のお芝居で描いてしまうより、
無声芝居で演じられる事で、実際表現されている内容以上に
「きっとあんな事こんな事があったのだろうなあ」と
想像力を膨らませるきっかけになりました。
自分としてはひさびさのドキドキ「推理劇」を組み込んだ
物語展開に本劇を心から楽しめた、と思います。
ただ、数点気になった所
・ パストラミのリーダーにして、
「顔面ミンチ連続殺人事件」の犯人について、
今回のプロデューサー殺人未遂の理由はともかく
・ どうして連続殺人を行うようになったのか?
・ なぜ、パストラミの缶バッジを毎回犯行現場に残したのか?
などの部分について、出来れば物語中で描いて欲しかったなあ、と。
本筋は「ここではない」っていう意味で
蛇足にならないように削ったのかも知れないけど
同様に
・ 元刑事で殺人犯「松本」の検挙を機に鑑識へ転属した
(実際の刑事/警察機構でそんな異動が出来るのかはともかく)
その理由(わけ)も知りたかったですねえ。
その辺、ラスト前、あるいはラスト後のエピローグ的に語られたら
(自分としては)更に良かったかなあ( ´ー`)
と、「この部分もっと深く観せて欲しかった」という部分はありましたが、
観劇中ずっとドキドキさせられたミステリ要素などが非常に
面白かったので★5つ、とさせていただきます。
PS.感想書き終えてご飯食べてて気付きましたが、
「顔面ミンチ殺人事件」、最後の被害者はプロダクション社長だったような?
となると、
・ リーダーは無差別殺人ではなく「パストラミ」の障害になる
人物を殺していった?
・ しかし、分かりやすい繋がりが見つかれば
すぐに犯人にたどり着いてしまうのでは?
など、ちょっと振り返り考察も楽しめるのがいいですね。
小玉久仁子一人芝居
ホチキス
こった創作空間(東京都)
2014/07/24 (木) ~ 2014/07/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
月刊初見!
改めて小玉さんの上手さ、凄さに魅了された。「手紙」 観客はシーンとして魅入っていた。私はオキメグが好きです。