最新の観てきた!クチコミ一覧

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バーシブル

バーシブル

はちみつシアター

花やしき座 (花やしき内・多目的スペース)(東京都)

2014/08/28 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★

やっぱりエンターテイメント♪
改めて、はちみつの魅力はダンスだなぁと思います。
アイドル女優の親衛隊には、ちょっと引きました。

赤と黒=RED&BLACK

赤と黒=RED&BLACK

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2014/08/22 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★

エンターティメント
初観劇でしたが、歌、踊りが随所に入り、エンターティメント性が強い舞台でした。ストーリーは、「満州」、「赤と黒」、「サロメ」を混ぜた芸術性の高いもので、魅力的な女優さんも多かったです。
ただ、女優さんを魅せる舞台でしたので、観劇後は歌や踊りの部分しかあまり残らなかったですね(笑)

台所の女たちへ

台所の女たちへ

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2014/08/21 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

二つの世代から浮かぶ女性が生きる質感
強かな仕掛けをもった戯曲だと思います。

また、それを空間に広げる役者さんたちの、それぞれの力量にも惚れ惚れ。
女性が歩む時間を内と外から眺める立体感があって、ガッツリと魅入りました。

ネタバレBOX

二つの世代の女性たちの物語。舞台の枠組みをタイトに作らず、観る側をすっとお通夜の夜に導くと、台所の、多分久しぶりに顔を合わせたであろう親戚やその家にかかわりのある女性たちの会話や所作がとてもナチュラルに観る側に積み上がっていく。最初は登場人物の関係も良く分からないのですが、むしろそのことが葬式の肌触りを醸し出したりもして、急ぐことなく、ところどころに笑いが差し入れられつつ、一歩ずつ舞台にその家の物語が解かれていく。
親の世代の姉妹関係がまず示され、そこに交わる会話から親子の関係が訪れ、その家に関わる人物たちのことも解けていく。座敷から時折聞こえてくる弔問客たちの笑い声を聞きながら、台所でもちょっとした昔話が始まる。一方で従姉妹たちの会話などもあり、親の世代が歩んできた過去や、従姉妹たちがそれぞれが抱える今もそれらの中にさりげなく差し入れられて。
やがて登場する妾的な女性とその娘も含めて親子の風貌や性格のリンクがとても上手く作られていて、必ずしも一心同体という感じでもないし親子の間での確執や反発なども当然のことくにあるのだけれど、でも言葉や所作などから垣間見える性格の端々に血のつながりを感じさせる仕掛けがが絶妙に織り入れられていて、観る側にロールの印象がきちんと繋がりとして残る。そのことが、思い出話が回想シーンへと歩みを進め、娘のロールを担っていた役者達がそれぞれの親を演じる時、観る側に刻み込まれたその重なりが女性たちの生きる感触への常ならぬ広がりへと変わっていきます。

下手に設えられた葬式の案内がくるりと廻り、親たちを演じていた役者達が舞台の両脇に控えるなか、娘を演じていた役者達によって先代の葬式の日の記憶が解かれていく。姉妹間のトイレの順番に始まって前半に紡ぎいれられた幾つものエピソードが伏線として鮮やかに機能する。冒頭の時間を生きる女性たちを肌触りをそのままに、同じようなビビッドな時間が生まれ、さらには、舞台周りの、そこから時を歩んだ女性たちの自らの時間への回顧や感慨なども差し入れられる。

圧巻だったのは、跡継ぎの男子ができなかった正妻と子供を作る様に頼まれた女性が話し合うシーン。舞台上の修羅場の密度に息を呑み、そこにあるキャラクターが醸し出す色に見入ってしまうのですが、周りの女性たちの視座がそこに重なると、そこに女性たちの歩みの感覚が生まれて。舞台上の今に塗りこめられたことも時を隔てて解かれて、そこには
女性たちが歩む今とその先への視座と歩んだ先から彼女たちのその日々を眺める視座の織りなす俯瞰が訪れる。世代を超えて、女性たちが人生の歩むこと中での普遍が物語の顛末にその肌触りとして編まれて、登場人物が抱く今がその普遍と共に観る側に歩み入り置かれていくのです。

観終わって、青年座の女優達が精緻に編むキャラクターが本当にしなやかに舞台を支えていたことに思い当たって。登場人物のどの個性もその感触が滅失することなくくっきりと残っているし、加えて血のつながりを単なるミミックではなく根底にあるキャラクターの色や性格の端々を様々な深さで合わせていく力にも驚嘆。それも、役者達がロールの折り合いをつけているというのではなく、そのありようを研ぎ攻める中で束ねられていくような感じがあって心捉われる。

ただ一人登場する男には女性たちとは異なるトーンでの存在感がとても良く作り込まれていて。そのありように、男って所詮女性が抱く強さには勝てないよなぁという、感慨までがのこったことでした。
HAPPY END

HAPPY END

劇団ORIGINAL COLOR

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2014/08/28 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

奥が深い
私たちもどの階層に存在しているのか考えてしまいます。

ネタバレBOX

ビッグバンから始まった宇宙、パソコンの中でビッグバンを起こせば現在のような宇宙にまで進化して私たちが生きているような社会も成立するということを確かめるべく、壮大なシミュレーションゲームを楽しむお金持ちの女の人の話。

人間の中にはコンピュータ内に理想の宇宙を作り出そうとする人もいますが、その私たちも誰かによって作られたコンピュータ内の存在だったとしたら、リセットされたり電源を切られたりしたらジ・エンドです。

ゲームの対象として追いかける人間を間違えたからでしょうか、何度ゲームをしてもハッピーエンドにはならないようで、また新しいゲームを開発してもらってビッグバンからやり直しです。

水槽の中の宇宙を覗き込む星新一さんのショートショートを思い出しましたが、かつては水槽、今やコンピュータ、奥の深い話でした。
私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。

私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。

月刊「根本宗子」

テアトルBONBON(東京都)

2014/08/22 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

内面の暴露
5月のスズナリ、7月のバ-公演に続き、3回目の月刊「根本宗子」の観劇。
通路にお客さんを座らせる位の満席。 客層も狙い通りか?女性客が多かった。さて、本編の方であるが結果から言うと、非常に楽しめた。正確には、楽しめたというより、観て良かった。
以下、まだ公演中なのでネタバレで。

ネタバレBOX

舞台を上下に使い、下をメインのカラオケルーム、上を役名そのままの根本宗子さんの部屋という設定。メインのカラオケルームだが、人気バンドボーカルとの合コン、女性5名に対し男性2名。カラオケ店員やバンドの狂信的なファン等も加わり、この女性達の心情、駆け引きが物語を進めていく。
この会話や仕草が実に細かく練られており、笑いを誘う。役者さん達の演技力の高さと誰もが経験したことがあるような情景だからであろう。
だが、最初は笑いながら観ていたが、途中から心の内面をさらけ出すようなセリフが続き、途端に苦しくなった。嫌いな女とあるが、男女問わず各登場人物の誰かに近い部分があるのではとも思う。
そして、合コンが終わり、今度はそれから3ケ月後の上の根本さんの部屋にメインが移る。この時の彼氏と会話が実に秀逸で惹き込まれる。作・演出のイメージが強い根本さんの役者としての技量の高さを改めて感じました。
この後、衝撃のラストにつながるのですが、このラストシーンには賛否両論あるかと思う。個人的には、心情的には分かる部分と、やりすぎではと思う部分もあるので。
(結依子さんも連帯責任?あ、やっと仲間入りか(笑))
いずれにせよ、感情移入して観られたので、私にとって大変観て良かった舞台でした!

公演後の根本さんの啖呵も、色々波紋があるかと思いますが、上を目指している人だから言える言葉だと思いますし、これだけの脚本を書ける人が、その影響を考えない訳がないかとも思います。
誰もが納得する、次の根本宗子さんの最高傑作が早く観たいです!





夏空の光

夏空の光

劇団大人塾

吉祥寺櫂スタジオ(東京都)

2014/08/30 (土) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★

Bチーム観劇
ちょっと緩めのファンタジーでしたが、嶋垣くららさんの魅力全開の舞台でしたね。
…ちょっぴり、ホロり。

ネタバレBOX

駅長さんとホモっぽい次郎さんとの絡みをもっと観たかったです。
シットアウト

シットアウト

tubbing

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

シットアウト
三人芝居を間近で見れる素敵な会場。
そして三人がとてもかわいくてせつなくて
、ちょいちょいおもしろかった(笑)
初めてみる大沼さんの迫力に涙してしまいました!
びっくりだった、知らない大沼さんがいました!
予定じゃなかったけど、今日もう一度、
そんな大沼さんや美しくて抜群のおもしろさを放つ小玉さんや
抱きしめたいくらいにかわいい末原さんを観たくて、
スケジュール調整中です。

シットアウト

シットアウト

tubbing

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

とびきりの演技
演出も脚本も素晴らしいということは、皆さんが仰っているとおり、間違いありません。加えるなら……演じるということを心底愛している、お芝居だけのために生きている、そんな3人の役者さん達の本気の演技が目の前で観られます…いきなり心つかまれます!もう~わしづかみ!です!演技力に圧倒され魅せられ、お芝居を観る、観劇するということの楽しさをあらためて教えて頂きました!本当に素敵な3人の役者さん。。。今日も幸せな時間を過ごしに、千秋楽伺います!3人に逢いに行きます!

UNKNOWN HOSPITAL

UNKNOWN HOSPITAL

壱劇屋

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2014/08/30 (土) ~ 2014/09/02 (火)公演終了

満足度★★★★

癖になりそうな
音楽が印象的でした。

ネタバレBOX

事故に遭って骨折とかしたたはずなのに痛くない。不思議な病院、不思議な患者たち。優秀な女医は自分で手術したって本当?どういうこと。結局は、事故で運ばれてきた瀕死の人たちや死んだ人たちの中から、病院長が一人の女医の命を助けるべく他の人たちの健全な部位を女医に移植したということでしょうか。

死体袋を運んだり、精神を病んだような医者や患者たちがいて病院の日常が繰り返されたり、死者たちの嘆きがあったりのパフォーマンスがありましたが、そういったときに流れた音楽はテンポが良く癖になりそうでした。

何人もの生きた人、死んだ人の部位を移植されて生きながらえた女医の精神的苦痛がもっと描かれていれば良かったと思います。

オカマの看護師みたいな格好でいきなり登場してびっくりしましたが、作演で俳優のちょっとにやけた大熊隆太郎さんあっての劇団という感じでした。
シディ・ラルビ・シェルカウイ + ダミアン・ジャレ「バベル BABEL(words) 」

シディ・ラルビ・シェルカウイ + ダミアン・ジャレ「バベル BABEL(words) 」

PROMAX

東急シアターオーブ(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

値段は高いけど・・・・・
というのが、たいていのダンスパフォーマンス公演の感想ではあるのだが。
言語が様々(13種類の人種・言語と舞台で述べてたっす)な分、ダンス・ゼスチャーといったものを主体にした舞台表現であり。面白く観れました(^^)

→ですが後列のオ兄ーサンは退屈だったらしく、ご親切に何度も座席の背を蹴飛ばしててくれました=開演前にスタッフはケータイの電源OFFとか私語とかはしないようにと説明してたけど、前の座席の背もたれは蹴るなとは言わなかったからかなぁ(-_-;)→結局後半出て行きましたが、もっと早く出て行くか。大人しく身じろぎ・イビキかかずに寝てて欲しかった。

だいたい1時間50分ぐらいでした

ネタバレBOX

大きなジェラルミン製かな?の銀の角材で作られた大きさの異なる5つの立方体を入れ子にしたり並べたりして舞台を作り上げ。舞台セットの後ろ一面は紗幕にして各国楽器の生演奏を舞台表現に合わせてました。(中国の二胡とか日本の尺八とかも使用していた多様性には驚かされたが、まぁタイトルから考えると当然とも云えますね。)
ちゃんとタイトルに合わせて、先の長方形で作り上げたバベルの塔が崩壊して言語が分かれて人々が混乱するというシーンも入れたです。
アジア系の方が2名ほどいまして、うち一人はバリバリの関西弁で舞台説明するシーンもあり、舞台理解に役立ちました。(ドツキ漫才風にもしてた)
客層はバラバラで、やや高齢者が目立ったかな。もちろん外国の方なんかもいらしておりました。
時々差し込むモノローグには基本後幕に日本語での字幕投影とかしてました。その話は言語に関することとかさまざまでした。
動きの面白い女性演者をロボット(マヨンちゃん(^^)に見立ててのパフォーマンスは、その動きが奇妙でコミカルで楽しめました。(空気人形のふりして膨れたりしぼんだり(^^)
入国ゲートの金属探知小芝居とかもあるんだが、一貫したテーマの言語という以外は少々分かりにくいところもあり、連れはいまひとつ~と言っていました。(総勢20人ほどの舞台演者と重ねてのバックの生演奏していた方が5名でした)
男性(アジアン系)上半身裸さんに同じく上半身裸の女性が男性の身体を軸にポールダンスよろしく動き回るパフォーマンスは凄かった=地に足が着いてるのが男性のみなんですよっ!

【最終日 18:30開演に変更】『regeneration(リジェネレーション)・誕生』

【最終日 18:30開演に変更】『regeneration(リジェネレーション)・誕生』

南阿豆

テルプシコール(TERPSICHORE)(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1221(14-269)
19:30の回(曇)。19:02受付、開場。白い床、3面を暗幕(緑色?)で囲まれた舞台。19:35前説~20:34終演。4作目、前作「骨とひまわり(2013/12@RFT)」から8ケ月。

かすかに、舞台後方からボレロのメロディ..少しずつ大きくなるとオルゴールの音色だとわかる、舞台やや下手に両手を挙げたオルゴール人形がゆっくりと回っている...暗転、背中を向けうずくまっているのはこの「人形」なのだろうと終演後に思い至る。

無音、人形はおぼつかない、小刻みに震える足取りで光に向かって両腕をのばし近づいてゆく、床を転げまわる..ここらのシーンで「2001年宇宙の旅」序章(THE DAWN OF MAN)に近いものを想う、電子音的SE、南さんの作品は観ていていつも「物語」を感じる。

頭上グリーンの照明が床にグリーンの影を描く、もうひとつ点いた照明はピンクの影を、白い床に「色」が生まれている、背中に汗が輝くも震える指先は産まれる苦痛を現しているようにみえる、迫りくるノイズのなかのメロディ、両手で受け取っているのは何のだろう。

繰り返される柔らかなピアノの音色、過激なパーカッション、歩みは再びぎこちないものに戻り...暗転後現れたグリーンの衣装をまとった「人形」は、ちょっとはにかみながらも軽やかに舞う...聴こえている曲は(歌詞はわからないけど)誕生(再生あるいは新生)を謳っているように聴こえる。

夏空の光

夏空の光

劇団時乃旅人

STAGE+PLUS(大阪府)

2014/08/30 (土) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

感動しました
演技が無茶苦茶上手いとは決して言えませんが、皆さんの一生懸命さとともに、ファンタジーの世界に引き込まれました。
台本(原作?)のストーリー展開もしっかりしており、最後、涙してしまいました。
この手のお話大好きです。
旗揚げ公演でしたが、今後もチェックしたいです。

シットアウト

シットアウト

tubbing

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

とても愛しい物語
小部屋の中の濃密な三人芝居。会話劇。登場人物達の関係性がまた濃密。その濃密な三人を演じる役者は個性派揃いで、とても初めての座組とは思えないほど緊密にそれぞれの感情をぶつけ合う。

まぁ、よくできたお話だなぁと思いましたよ。
台詞のひとつひとつ、それぞれの登場人物の気持ちが、いちいち「うん、わかるよ!」なのです。矛盾も疑問もなく。そして全編通じて笑わせてくれるし。
細かな表情も豊かな役者さん方の魅力も相まって、ずーっと笑顔のまま、心は揺さぶられっぱなしで涙がにじんだまんま。
最後は一応の結論をみて嫌な気分なくすっきり。
愛すべき人達をとっても愛しく思える、そんな素敵な物語でした。
これがもう二度と見られない、映像に残らないなんて残念でなりません。

『アマツキツネ』

『アマツキツネ』

劇団夢幻

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2014/08/27 (水) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

願い
 生き物は、結局、何を願えば、最もよく共存できるのであろうか? を真摯に問う作品。シナリオは、基本的にストレートだが、この問いをキチンと押さえているので、勘所にブレはない。

ネタバレBOX

 現在のこの世は鬼と人とが繋がってできた世界だとの規定なのだが、このコンセプトでは、鬼の末裔と元々の人間(アプリオリに存在したのであれば)との差、鬼と人間と、狐の関係がはっきり見えてこない。人間の出発点に鬼と狐の交合があって人間が出来たのならば、鬼の血を引く祈一家に対する村八分は、矢張り不自然だ。単に、他所者という理由と弟の真が、恐らく村人には訳の分からない病であるという理由だけからでは、演劇的に抽象度が高すぎると思えるのだ。そこに、宗教的な因果応報の概念等が無ければ矢張り弱いと感じるのである。
 アマツキツネ伝説の変容する主体に関しても、伝説だから、敢えて、その主体を曖昧に描いているなら兎も角、リーフレットの説明を読む限りに於いて、論理的なコンセプトの構築力は、もう少し鍛える必要が在るように思う。
 一方、年1作というテンポで丁寧に作り込んだ表現には、好感を持った。各キャラクターの心の動きや気持ちの熱さ、各々の真摯な願いには、感動を覚えた。今後も、他人の心や魂に敏感に、更にそれらの心・魂が置かれている場や状況との関係を鋭く見つめ、表現できるようになって欲しい。
幕末

幕末

アサナリ

d-倉庫(東京都)

2014/08/28 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

大衆
 二幕物。「新撰組顛末記」を著した元松前藩士、長倉 新八が、狂言回しとして、自著を読み上げる形式を採る。

ネタバレBOX

一幕では、主として新撰組の拝名から、油小路の変で伊藤らが新撰組を脱退するあたり迄が主眼である。思えば、新撰組が、良くも悪しくも輝いたのは、壬生浪士隊として京に入ってから、近藤 勇の切腹迄、僅か数年の出来事である。1853年に黒船が来航してから、僅か15年で幕府は滅び、明治を迎える訳だが、そのうち、新撰組がその名で活躍したのは1863年に新撰組を拝名してから、伊藤らが離脱する迄と見て良い。ということは、最大限、1867年迄である。実際には、伊藤が離脱したことで分かるように、この時点では完全にイデオロギーは破綻している。入隊して直ぐに参謀として遇された伊藤が、隊規をネグレクトしてどうなるかが見切れなかったハズは無い。従って、伊藤一派が抜けたということは、新撰組が組織として最早立ち行かなくなったということである。副長の土方こそ、五稜郭迄、生きて戦い抜くが、無論、近藤や土方程度の持つ情報で、世界の中の日本が分かった訳でも無ければ、時代の趨勢が読めていた訳でも無い。その点は押さえておくべきである。従って、新撰組が歴史に名を残したのは、その時代錯誤の認識によってなのであり、凡庸以下の情報収集能力で、決意性を一般化して酔い、時代錯誤を埋めようとした、日本の大衆の鏡であるからである。
 二幕は2014年、つまり現在、我々が生きる時代である。然し乍ら、現代に迷い込んで来た近藤や高杉 晋作、長倉 新八らは、かつての朋輩、沖田、藤堂、土方、そして小松らの魂の転生した人々と再会するのであるが、ここで“ええじゃないか”がブラック企業への自主連帯デモのように働くことを以て、日本の大衆の相変わらずの体たらくを描いていると解釈した。おまけに、そのようなムーブメントが何故起こり、そのようなことが起こらない世の中にするにはどうすればよいか? という基本的過ぎる問題が立ち上がらないで、またも、メンタリティーを肥大化し、一所懸命にやったから、結果は伴わなくて良い、と判断する馬鹿げた「カタルシス」が呈示されるのである。自分は、これをアイロニーと取りたい。作家は、恐らく、日本の在り様を在り様として呈示しただけであろうが。
 幕末と現在を繋ぐ視点に“ええじゃないか”のような捉えどころのない歴史事象を持ってきた視点がユニークだ。舞台作りにも、独自の工夫が凝らされ、スタッフの対応も頗るつきで良い。導入部、やや、硬い感じがあったが、物語が進むにつれて、硬さも取れた。自分とは、世間の見方が異なるものの、その心の描き方、時代に翻弄される人々の悔しさ、無念は、痛い程に伝わってきた。演劇的には成功である。
少女探偵あやか 〜アマゾンの大王魚 ピラルク〜

少女探偵あやか 〜アマゾンの大王魚 ピラルク〜

VLogic

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2014/08/16 (土) ~ 2014/08/18 (月)公演終了

満足度★★★★

自由な芝居 面白かった 子供たちがいいです 
自由な芝居 面白かった 子供たちがいいです 楽しいお芝居 チラシからの即興も面白かった。

ネタバレBOX

ぼぼぼ ぼん ぼん ぼんぼぼぼ 看板何 混ぜるな危険 あんこ ウンコ あん子はアマゾン語得意 あん子のウンコ長い 私のウンコで、もめないで 掴もう大きな夢 アマゾン奥地で道に迷う 校長先生の挨拶 度肝ぬく様な事せんと、// 依頼 ビラルクが逃げた  パピコピコ村 黄金のピラルク 怪盗ホワイト 願いを叶える黄金のピラルク、 ミルク しらす うどん、 ホワイト怪盗団 ピラニアン号 うどん式バズーガ、 どんなん 客席に 銃口が、 太い、 青果市場で弾見つけた あやかは、イチゴと何処かで会った 大会以前 // 狭い ピラニアン号 浮上 歌 そばに居るよ 君は一人じゃ無い // ミルクさまチューしていい?、 ジャンケン 寝てて下さい フフフ。
// ワンピースの声優 // ウナギ 電気ウナギだったねねー ビリビリ // ポキンちゃん 天国へ // バズーガ トマトで死ぬとは 寝てる この辺に黄金のピラルクは何処 怪盗団 いい人 ピラニアン号 // チラシ一枚選んで 即興芝居 一万年後 君は 世界で一番美しい しらすチーム うどんチーム ・・・ // 黄金のピラルク ここだけの秘密 家のそばに スポーツクラブ作って 子役の自由な動き 大人の優しさが ほのぼの

自由な芝居 面白かった 子供たちがいいです 楽しいお芝居 チラシからの即興も面白かった。
シットアウト

シットアウト

tubbing

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

とても濃い75分!
75分とは思えない、濃い空間です!
テンポが良いのと、誰もが味わったことのある色々な嫉妬、複雑な感情が詰まっているからかも知れません。
科白がとても面白く、かけ合いの間が本当に楽しいです!
そして、細かい表情の変化が素晴らしいです。目線の動かし方とか…目が輝く瞬間まではっきりわかったり。
薄闇暗転の時でも、ライト当たってる人以外の人の演技も細かくしっかりしているので、観るところたくさんあります! それがまた面白い。
お話も、観れば観るほど味わいが増します。
照明の感じも、お話のラストも、何もかも心地好く楽しい舞台でした!

覇道ナクシテ、泰平ヲミル

覇道ナクシテ、泰平ヲミル

劇団ZTON

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2014/08/28 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

殺陣がきまってる。
若い方が中心なので、年齢とのギャップというか、着てる感がありましたが、殺陣になると、音楽も相まって、魅せてくれました。
場面の切り替えが、台詞ひとつで、変わったり、後半はテンポよく、おもしろくなってきました。
そんなどんでん返しが、
そして、えっ、そこまで・・・続きが気になりました。

ネタバレBOX

舞台のことではありませんが、携帯をずっといじってられて、その画面が目障りで、舞台に集中できませんでした。
おひとりだけかと思ったら、最後の最後に、画面を見られてる方も。
折角の舞台なのに、残念でした。
アムステルダムの朝は早い

アムステルダムの朝は早い

劇団半開き

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/08/27 (水) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★

よかった
社会派ドラマだった。演出がよかった。

酔筆 奇術偏狂記

酔筆 奇術偏狂記

劇団レトルト内閣

HEP HALL(大阪府)

2014/08/29 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★

主役の方も、脇役の方々も良かったです。
今回、主役の方も良かったですが、脇役の方々が大変良かったです。

辰枝(佐々木)さんは、清楚でいながら芯が有って、戦時の激動を生きぬき日本を支えた女性のように見えました。お綺麗で、目がいって仕方がなかったです。

ユキ(Q本)さんと絹子(魅優)さんも人の目を引きつけていたように…。

えっ、(HPを見て驚き)マツ(たはら)さんは18才!あの色気、びっくりです!

他、脇役、主役の皆様、良かったです。面白かったです。

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