最新の観てきた!クチコミ一覧

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ジュリアス・シーザー

ジュリアス・シーザー

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2014/10/07 (火) ~ 2014/10/25 (土)公演終了

満足度★★★

ブルータス夫婦の年齢差がよくわからんw
阿部ちゃんがまんま古代ローマ人だし、横田さんはこれまで見た事なかったような陰影さが独特で力強て迫力あった。鋼太郎さんは可愛くも凶暴で剛毅。そんなマダムキラーばかりの中に入ると自然にアイライン濃いめ(に見えた)の硬派なアントニーも周囲にまったく引けを取らない凄みぷり。もう、このまま引き継いでクレオパトラにダメにされるとこまでやってほしいw、が、釣り合う女優さんが思い浮かばない。
ブルータスとキャシアスの口論がまるで痴話喧嘩のようでもあり、お茶目だったり。殺陣シーンより台詞=劇的な会話が多く聞かれた王達の心理状態MAXの熱気舞台でした。眼福。

ネタバレBOX

ブルータス夫婦が並ぶとなぜか姉さん女房に見えてしまったw。
肝の部分のスピーチ、確かにいい事言ってるけど文節「〜‼︎」の「‼︎」までが弱く人心を掴む程の説得力は感じなかったけど、その後のアントニーのスピーチとの対比であの感じにしたのかな?ブルータスのモノローグのシーンも膨大な台詞量だったけど、そちらの方が語りかけの部分ではよりよかった感じかな。うーむ、蜷川メソッドめ。
 See you Again!

See you Again!

劇団 浪漫狂

シアターサンモール(東京都)

2014/10/23 (木) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★

白浪漫組拝見
 若手漫才日本一を決める日、突っ込みが、ぼけをかました。呆けは、それが、わざとだと気付いていたが、自分と妹のことを思ってだと分かっていたので黙っていた。これが、もとで、3年前の決勝には、敗れた。その因縁の対決が3年後に為される、という設定自体おかしい。ホントウに登竜門なら、勝った側は既に売れっ子になっているハズではないか?

ネタバレBOX


 劇中、演じられる漫才が全然面白くない。漫才が大事な作品なのだから、本物の面白さが観たい。話が表層的で、わざとらしく感じられた。
上手いと感じたのは、タケシ役。他の笑いが、笑いを取りに来るのがミエミエだったり、笑い自体が陳腐だったのに比べ、キチンと桁を外す笑いだから、腹の底からカラッとした笑いが込み揚げてくる。元の弔いに来たタケシが「アゲインのファンだ」という科白や「他人の為にシャカリキになって何かできるってのは、いいね」なんて科白が泣かせる。
未開の議場

未開の議場

カムヰヤッセン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/10/22 (水) ~ 2014/10/27 (月)公演終了

満足度★★★★

初観劇
とても観やすい客席の作り方でした。まさに覗き見という言葉が正しいかと。会話中心のお芝居で、動きが少ない分役者の力量が図られるような舞台でした。東京大学出身のお固い劇団だと勝手ながらにおもっていましたが、ある意味計算し尽くされた会話たちには頭の良さが伺えました。制作さんの客に対する配慮も素敵でした。

Re・BIRTH-南総里見八犬伝異聞-

Re・BIRTH-南総里見八犬伝異聞-

super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船

ブディストホール(東京都)

2014/10/19 (日) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

宝珠観劇 注目の劇団!
この劇団初見なのだが、まず驚いたのが
玉梓、犬塚信乃役の金村美波と丶大法師役の
清水勝生の芝居のクオリティーの高さである。
失礼な言い方かもしれないが、この劇場の規模で
お目にかかれるレベルではない。
この芝居の全編を通して2人の演技の完成度の高さ
緊張感がこの芝居を支えている。

犬飼現八役、犬川壮助役の若い役者2人も
清水、金村の芝居に追いつこうとする姿が好感を持てる。
それと、うまく言語化できないのだが
犬山道節を演じていた役者にも惹きつけられる魅力を感じた。

とにかく今後とも活躍が気になる劇団だ。
今迄観ていなかったのが少し悔やまれる。

ストーリーは八犬伝を忠実に再現しながら
ドラマチックな展開をうまくピックアップしていて
3時間という時間を全く感じさせない。
むしろよくぞこの時間でまとめてくれたと
思う。
殺陣、アクションも動き、緊張感ともに申し分なく
舞台が初めてという方にも観やすい構成になっている。

次回後編が来年の5月に上演と聞く。
何時間やってくれても良い。
とても楽しみだ。





扉座イカサマ歴史劇シリーズ第1弾 『おんな武将NAOTORA』

扉座イカサマ歴史劇シリーズ第1弾 『おんな武将NAOTORA』

劇団扉座

座・高円寺1(東京都)

2014/10/23 (木) ~ 2014/11/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

扉座さんの傑作歴史劇の登場
つか版忠臣蔵に続く、扉座横内謙介氏の傑作舞台の登場。井伊家の相次ぐ不幸とその存亡の危機を救う為、井伊家の主君に就くの直虎(蓮)の誕生までの歴史劇。主演有森さんと扉座の抜群のチームワークに驚き、舞台中央扉の後方で劇的な死や場面展開、左右の音響の演出も小気味よい、登場人物達の滔滔たるせりふに聞きほれる舞台でした。

未開の議場

未開の議場

カムヰヤッセン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/10/22 (水) ~ 2014/10/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかったです
詳細は
ネタバレに後日

ネタバレBOX

2時間の長さを感じさせない良質な会話劇
会議劇ではなく会話劇
会議ものによくある少数派による逆転劇やロジックの揚げ足とりではなくて面白かった 会議というのは表面上のテーマで描かれたのは日本人についつて。それがよかった。いろんな立場性格容姿の方をわかりやすくキャラ付けし演じきる演技力もある素晴らしい劇団でした。最後白黒つけない感じも日本人がテーマだけあってよかったかな。
未開の議場

未開の議場

カムヰヤッセン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/10/22 (水) ~ 2014/10/27 (月)公演終了

満足度★★★★

見やすかったです(^-^)
客席の作りがまず良くて☆凄く見やすい急傾斜…でも、ちょっとコワカッタ?かもです。中央だけでなく左右にも、階段が、せめて開場中はもう少し増えてれば、女子としては嬉しかったかなー?なんて。

勝手にカタい劇団さんというイメージありましたが(なんでだろう…スミマセン)、初めて拝見させていただいた本作、とっても見やすかったです。
いわゆる会議モノ!一幕会話劇!ということで、13人の各役者さんそれぞれに見せ場があり、最初は全然解らなかったそれぞれの個性(職業含)も、いつの間にかスムーズに頭に入ってきてました。これは多分、作演の北川さんの上手さかな、と。流石、でございました。

制作さんにも好印象です(^人^)ありがとうございました。

ネタバレBOX

アフターイベントの料理対決、めっちゃ笑いました~
メイジドウのパン?次に王子に行った時は絶対買います←ガチ

でも…料理対決無くても、お腹が減ります!ね!!!!((((;ω;))))腹ごしらえをしておくべきでした…と開場中から後悔。
Re・BIRTH-南総里見八犬伝異聞-

Re・BIRTH-南総里見八犬伝異聞-

super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船

ブディストホール(東京都)

2014/10/19 (日) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

確かな演技力であっという間の3時間!
〔チーム宝珠〕を観劇。
前半、後半合わせて3時間という上演時間が必要なのか?
という懸念することは、全くなかったですね!

“清水勝生”さん、“金村美波”さん、お二人の確かな演技力にどんどん引き込まれ、後半は、「えっ!もう終わり?!」と、いった感じでした。

特に、一人二役の“金村美波”さんの演技はファンタスティック!

作品の良さも然ることながら、“金村美波”さんの演技は必見です!

後編が楽しみです!

Re・BIRTH-南総里見八犬伝異聞-

Re・BIRTH-南総里見八犬伝異聞-

super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船

ブディストホール(東京都)

2014/10/19 (日) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

宝珠チーム
休憩入れて3時間でしたが、全く長く感じなくてもう終わったの?という感じでした。
殺陣やアクションも迫力たっぷりでカッコいいです!
ストーリーやアクション、各キャラクターがとても素敵と見どころ満載です。
信乃のツンツンの中に垣間見える優しさにキュンキュンできるのも見どころです!
宝珠チームしか観に行けませんでしたが、白竜チームも見たかったです!
そして続きが今から楽しみです。

その揺れでふれる手

その揺れでふれる手

カミグセ

王子スタジオ1(東京都)

2014/10/23 (木) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

母子家庭崩壊物語か、
少女成長譚か、ロリコン男の妄想話か。つうか、ロリコンで思い出したけど、この劇団、過去に観てるわ!徐々に壊れていく母が色っぽかったなぁ。

未開の議場

未開の議場

カムヰヤッセン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/10/22 (水) ~ 2014/10/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

各々存在が際立つ
若手の演技が火花を散らす、それでいて全編を通して温かみも感じられる良質な舞台。

ネタバレBOX

客席には、一○洋平さん、劇団5454の工藤佑樹○さん、ロデオ★座★ヘヴンの澤口○さん他、個性派俳優の姿が、・・・・。
DOWMA~二人の女優による『ドグラ・マグラ』~

DOWMA~二人の女優による『ドグラ・マグラ』~

空の驛舎

AI・HALL(兵庫県)

2014/10/10 (金) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★

 とても面白くて、とてもしんどいお芝居
こんなお芝居は初めて、演劇論をちりばめて 人間の狂気と正常と千年の因果 双生児の片方が発症すればもう片方の発症率は50% 遺伝子の記憶 そして今の記憶が消える 6号室 13号室  とても上手い役者この二人でないと観せる所まで作れなかったかも、 とても面白くて、とてもしんどいお芝居。

ネタバレBOX

こんなお芝居は初めて、演劇論をちりばめて 人間の狂気と正常と千年の因果 双生児の片方が発症すればもう片方の発症率は50% 遺伝子の記憶 そして今の記憶が消える 6号室 13号室 とても上手い役者この二人でないと観せる所まで作れなかったかも、 とても面白くて、とてもしんどいお芝居。

ウーン ウーン カンカン ウーン 何か見えますか 畑 菜園 病院かな 貴方はいつから ちょっと前から 主治医の若林 病気もう少し 思い出せない 法医学部教授 若林 中庭で殺人 鍬で耕している時に暴れた 名前わからない 記憶ない あせらずに ゆっくりでいいんですのよ // 看護士が場転 // ここは第二資料室 患者の手記 ドクラマグラ DOMA それは小説 正木先生は亡くなられた 事故 撲殺 犯人は、(指を指す)・・・です。 // 場転 (看護士が場転) お兄様 お兄様 もう一度今の声を聞かせてお兄様 誰なんだ 聞いてくれ僕には記憶がない 私です 私です お兄様 お兄様 なぜ返事をしてくれないのですか モヨコ何も聞こえない 妹 いいなずけ 殺された 中庭で殺人 僕の記憶は // 眠れなかった でしょうね、女性の叫ぶ声を聴いた モヨコ
僕に殺されて生きている 6号室 因縁がある・・・ 、脳髄論 // 劇 その真実 //正木先生の研究の接点は、女の声は夢を見ている 千年前の夢 フロイト夢の記憶 夢見る際には眠っている 寝ている時と現実の中間 胎児の夢 6号室の夢 モヨコさんは千年前の出来事を 夢を見ている 双子として生を受けたトモコ 僕かトモコさんを殺した // ドンドン 誰です 思ったより元気そう // 誰 若林先生ではないんですね あたし 正木 どっこい生きてる 死んだのは嘘 可能性 現実 必然性 労働の対象化 価値 現実性 観客は生産物 観客は芝居を見る 心で観る // 13号室へ戻る 正木先生 えっ クレ一郎さん 若林レイコ 昨日あった 私は初めてですよ 前人未踏の殺人計画 自身の研究をする為に、あなたが選ばれた 正木先生あなたの様な人殺しを作っただけ 中庭に出て良いですか 思い出すかも知れませ
んね 鍬を持つ キーーン 見ててあげる 正木ケイコ 双子 片方が統合失調症、片方の発症は50% 若林 どちらか狂っている どちらも 私は私の体で実験 お前を産んだ 皆狂ってる 悪い事でない 自然に生存をかけて狂ってるんだからね 食べよう 美味しいかい 美味しいです 一寸の狂気にも五分の魂あり クレ一郎 ブーーン カーン カーン ウーン ウーン // ・・・ 睡眠 狂気 記憶 因縁 演劇論 物語は・・・
Re・BIRTH-南総里見八犬伝異聞-

Re・BIRTH-南総里見八犬伝異聞-

super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船

ブディストホール(東京都)

2014/10/19 (日) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

最恐の玉梓
色々な八犬伝がありますが、今まで観た中で最恐の玉梓でした。
冒頭からゾクゾクしました。
殺陣も迫力があって、中でも現八役がかっこよかったです!
最後まさかの展開で終演…。続きが気になります。
次回との間が長くて待ち遠しいですが、後編を楽しみにしています。

ウィキッド

ウィキッド

劇団四季

電通四季劇場[海](東京都)

2013/08/03 (土) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

大人の童話!
絶対オズの魔法使い観てから(読んでから)行ったほうがいいです。

オズの魔法使いは子供向けストーリーだけど、これは大人向け。
愛と友情、そして感動です。

もちろん劇団四季ミュージカルの見せ場、歌と踊りに魅せられます。
何度でも行きたい舞台です。

名もなく貧しくもなく美しくもなく 2014年改訂版

名もなく貧しくもなく美しくもなく 2014年改訂版

WAHAHA本舗

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2014/10/21 (火) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

ハンデは感じなかったです。
ろう者と聴者の演劇、ってどんなものかと少し構えて観に行きましたが、まったく問題なかったです。

本当にろうの方と聴者の日常生活を垣間見ている錯覚に陥りました。
大笑いすることはないけれど、いろんなことを考えたり、感じたりできる舞台。

手話にすごく興味を持ったし、手話が少し出来るようになったらまた観てみたい。もし、学校なんかで公演されれば、手話に興味をもつ子がすごく増えるのは間違いないと思います。

ただ、一つだけ背景に映し出される文字と前の演者を同時に見るのはちょっと疲れました。

ネタバレBOX

たくさんの映画が紹介されて、知っているものには共感したし、知らなかった映画は観てみようと思いました。

また、ろうの方の乾杯の仕方などが知れてよかったです。
これから、花火や雷、工事現場の見方が変わりそうです。

正直、話の落ち、というか日記を実は取材で書いてて、それは恋愛がらみというとこらへんはなんかもったりしてて重要なのか、ただ会社を辞めることにつなげるだけなのかよくわからなかったのは、気持ちを伝えるシーンがあまりなかったからでしょうか。

でも、ろう者と聴者の日常っていいな、と思える舞台でした。
そして、私は周りにろうの方はいないけど、もっと関わっていけれる社会っていいな、と思いました。
その揺れでふれる手

その揺れでふれる手

カミグセ

王子スタジオ1(東京都)

2014/10/23 (木) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1280(14-329)
19:30の回(曇)19:00受付、開場(靴は脱ぎます)。

入って右に客席、桟敷席1列+パイプ椅子席4列。舞台上手から、使い終わったダンボール、ダンボール製の(一人用)小屋、衣装の小山、テーブル、座蒲団、小さな鏡台、下手にはたくさんのカクテルと酒瓶...正面のガラス...カーテンがあるものの外がみえます、いろんな色に包まれた部屋、という印象。

「うみがめくれる(2014/8@プロト)」で久しぶりに嵯峨さんのお芝居を観て、本作も観に来ました。確認したら「平原演劇祭 2014 第三部(2014/10」にも出ていらしたのですね。私は、8月の@新しい村(東武等物公園)での公演は観たのですが、こちらは気がつきませんでした。

19:22前説(85分)、19:33回開演の挨拶~20:56終演。3人芝居、終演後、物販があったので台本を購入。

気になって帰宅後、検索してみると、中村さん「モンテ・クリスト伯(2012/3@APOC)」を観ていました。次の11月「りんごりらっぱんつ(@浮間)」...競泳水着版は観ています...は時間があえば。有吉さんは初めて。

母と娘、そして男。劇中、嵯峨さんはユニークな絵を書くんだと思いましたが、そもそも宣伝美術もしていらっしゃいました。

淡々とした進み具合ですが、お母さん役の中村さんが好演、下手でのアルバイトと上手でのアルバイトで疲れ切ってしまう役どころ。

桜美林の方でダンサーは何人か観たことがありますが、役者さんは嵯峨さんが初めて。お聞きすると中村さんつくにさんも同じだそうです.

山崎方代の歌物語

山崎方代の歌物語

劇団黒テント

タイニイアリス(東京都)

2014/10/18 (土) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

良い意味で、伝統
黒テントは、様々な著作でかつての活動については知っていたし、
『ショウボート昭和』というレコードでかつての公演の音楽は聞ていたが、
実際の舞台を観たのは初めて。
(佐藤信氏の鴎座は何度か拝見しているのだが)

黒テント特有の演技・演出がとても魅力的だった。
アングラ世代の一傾向として、
良い意味で「洗練されていない俳優の生身の良さ」というのがあると思うが、
それがとてもよく伝わってきた。

私は、本来、ミュージカル的なものは苦手なのだが(観ていて恥ずかしくなるから)、
この公演はその洗練されていない雑然とした風味により、
恥ずかしい感じはせずに楽しめた。

作品自体の満足度は☆4。
他の評者が皆✩5で絶賛しているので、厳しいことも書くけれど、
全体を通して平均的にとても面白かったが、
とびぬけてこの点に圧倒されたという部分は無かった。

ただ、黒テントの伝統(60~70年代の演劇が持っていた魅力)がきちんと継承されているということが感じられたので、その点に敬意を払い✩5。

嘆きのベイルート

嘆きのベイルート

ピープルシアター

シアターX(東京都)

2014/10/22 (水) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★

正攻法
脚本・演出・演技、すべて正攻法の芝居。
私には古典的過ぎる作風のため、あまり惹かれるものがなかったけれど、
正攻法で骨太の作品が好きな人には良いのだと思います。

テレビなどでも拝見する伊東知香さんは存在感があった。

火宅の後

火宅の後

猫の会

「劇」小劇場(東京都)

2014/10/22 (水) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

無頼でなければ面白くない
作家檀一雄をモデルにした“昭和無頼派評伝劇”とのことだが、まさにそれだった。
自分を切り売りするような作品しか書けない作家の苦しみ、
彼を取り巻く編集者や家族の思いと葛藤が鮮やかに描き出される。
時空を超えたかのような謎の男を狂言回しのようにも使った演出も面白い。
斜めに傾いた丸い居間、そこに敷き詰められた白い砂の感触が
観ている私の足裏にさらさらと伝わってくる不思議。
作家役、謎の狂言回し役、太宰治役の3人が強烈な印象を残す。
作品も人生も、“無頼でなければ面白くない”と思わせる説得力が素晴らしい。

ネタバレBOX

舞台中央に作られた居間は円形、手前に向かって傾斜しているのは目の錯覚?
と思ってよく見るとやはり傾斜している。
開演後まもなく、絨毯のように見えた床が
実はさらさらとした砂のようなものらしいことが判る。
歩くと足跡がつき、縁側に見立てた淵から立ち上がればそこから砂がこぼれる。
この不思議な空間で、女と別れて戻ってきた作家、その妻、息子、作家志望の書生、
編集者たちが、ある時は攻防を繰り広げ、ある時は理解し受け入れ合う。

作家の死後、編集者が残された妻に思い出話を聞きに通っている、という設定で始まり
過去に遡って当時を再現、再び現在に戻って冒頭と同じ会話を交わして終わる。
同じ台詞が、最初と最後ではまるで違ったニュアンスに聞こえる…。
“遠くて近い妻”が見てきた作家が浮かび上がる、この構成が効いている。

無頼派の作家篠井五郎を演じる高田裕司さんが素晴らしい。
悪びれもせず放蕩を繰り返しながら平然とまた帰ってくる男、息子には良き父親で、
時には料理をふるまって編集者をも魅了し、人の才能をいち早く見出してはそれを怖れ、
自分の人生を切り売りしながら血の出るような作品を書く男。
すっきりとした立ち振る舞いや豪放磊落な物言いが、
無頼派らしく枯れない中年を感じさせる。
お行儀よく、他人の思惑と空気を読むことに汲々としている
昨今の草食系とは対照的で、非常に魅力的である。

まるで不審者のように登場して、作家や編集者の深層心理を暴き波風を立てる、
謎の“ファン”積木を演じる贈人(ギフト)さんの存在が大変面白い。
「あなたは将来命と引き換えにこの小説を書き上げて
読売文学賞を取るんです!」なんて言い切ったりする。
戯曲を書いた北村耕司さんの分身であろうこの男は、作家の一番の理解者であり
彼の作品を評価する後世の代表者である。
少々強引でシュールなこの展開がリアルな説得力を持つのは、
演じる贈人さんの台詞の素晴らしさだろう。
編集者としての在り方や、作家自身が気づかないスランプの理由を
ズバリ指摘する場面、あの熱のこもった台詞は、
北村さんの檀一雄とその作品に真摯に寄り添った末の声だ。
贈人さんは身のこなしも軽やかにその声を見事に体現している。

作家に自分の作品を見せるため津軽から出てきた青年(後の太宰)
を演じる牧野達哉さん、
登場してすぐ、観客も共演者も聞き取れないような声でしゃべるところが可笑しかった。
女中の久美子(徳元直子)が津軽弁で叱咤するのも可笑しくて、
とても巧いシーンだと思う。
この聞き取れないような声でしゃべる青年が後年自死した後、
作家の元を訪れて語る場面が秀逸。
この時は、出てきた時から“太宰治”以外の何者でもない風貌にまず驚き、
打って変わってクールで明快な語り口に驚いた。
才能を見出した篠井五郎自身が、最も怖れ嫉妬した作家だけあって、
短いシーンながら観る者の心を一発でわしづかみにする。

編集者原役の保倉大朔さんはじめ、周囲を固める役者陣の充実が素晴らしく
作家の我儘に振り回され、私生活を詮索されることに激しく反発しながらも、
その作品によって生活している人々の忸怩たる思いがじわりと伝わってくる。
こんな風にアプローチされた檀一雄という作家の幸せを思わせる舞台だった。
猫の会、次の作品が待ち遠しい。




きとうのときうた

きとうのときうた

宴友企画

d-倉庫(東京都)

2014/10/22 (水) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

よかった。
初めての劇団さんです。とてもいい時間でした。演出、構成いいですね~。最初の場面から張り込んでいけました。人と言うのは悲しいかな欲が深いですね。そんなことを感じながら見ていました。

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